JPH06285783A - 自律運搬装置 - Google Patents

自律運搬装置

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Publication number
JPH06285783A
JPH06285783A JP15491692A JP15491692A JPH06285783A JP H06285783 A JPH06285783 A JP H06285783A JP 15491692 A JP15491692 A JP 15491692A JP 15491692 A JP15491692 A JP 15491692A JP H06285783 A JPH06285783 A JP H06285783A
Authority
JP
Japan
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grasping
hand
orientation
rotation
grasp
Prior art date
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Pending
Application number
JP15491692A
Other languages
English (en)
Inventor
Hajime Terasaki
肇 寺崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH06285783A publication Critical patent/JPH06285783A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 運搬作業を効率的に行う。 【構成】 回転持ち替え把握動作計画手段11は環境の
3次元モデル1のデータから対象物把握位置姿勢算出手
段7が算出した初期状態把握位置姿勢8、目標状態把握
位置姿勢9および対象物把握位置姿勢10からロボット
の対象物把握用の平行2指把握機構5内における対象物
の回転を考慮した回転持ち替え把握動作計画を作成す
る。マニピュレータ4は、計画通りに能動回転機構6を
含む平行2指把握機構5を駆動し、所望の対象物の運搬
動作を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、物体の運搬作業を自律
的に行う自律運搬装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、移動対象物の初期状態および
目標状態を与えることにより、対象物の把握、移動、載
置(ピックアンドプレース)の行動計画を決定し、この
計画に応じて動作する自律ロボット(自律運搬装置)に
ついての研究が行われている。そして、ロボットは、本
質的に人間が作業が行えないような環境においても作業
を行うことができ、また人間が行えないような作業も行
うことができる。従って、ロボットの自律動作能力が上
昇すれば、広い分野において有用である。
【0003】このような自律ロボットにおいては、その
作業計画が重要であり、これについて各種の提案があ
る。例えば、本発明者らは、第8回日本ロボット学会学
術講演会(平成2年11月)において、把握計画の一手
法について提案した。この把握計画法においては、まず
対象物の形状から、予め対象物の把握位置の候補を与え
ておく。そして、この与えられた把握位置の候補につい
て、ロボットのハンドが動作し易いような障害の少ない
空間を選択し、把握計画を決定している。
【0004】さらに、本発明者らは、第9回日本ロボッ
ト学会講演会(平成3年11月)において、さらに改良
された把握計画の手法について提案した。すなわち、上
述の把握計画においては、対象物やハンドの形状、回り
の障害物の状態、ロボットの可動範囲などのために、1
回のピックアンドプレースでは作業が実現できない場合
がある。そこで、この提案の方法では、ピックアンドプ
レースの作業を複数回行い、初期状態から目標状態を得
る計画を効率的に行う手法を提案した。これによって、
任意の初期状態から、任意の目標状態に至る対象物の把
握運搬計画を効率的に行うことができ、得られた計画に
基づいてロボットが自律的に物体の運搬作業を行うこと
ができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
手法では、初期状態から目標状態に一度の運搬作業で移
行できない場合には、把握対象物を一旦把握した後、作
業テーブルなどに置き、持ち替えを行う必要がある。こ
のために、把握対象物の置き場所についての計画や再び
把握するための把握位置姿勢についての計画などを行う
必要があり、計画時間が長くなり、作業効率が悪いとい
う問題点があった。さらに、このような持ち替えの計画
より、ロボットの動作自体が多くなり、作業の実行時間
も長くなってしまうという問題点があった。
【0006】本発明は、上記課題に鑑みなされたもので
あって、ハンドにより、物体を把握した状態において、
物体を回転させ、把握状態を変化させて、効率的な運搬
計画に基づく運搬を行うことができる自律運搬装置を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る自律運搬装
置は 運搬対象となる対象物を把握すると共に、2指を
通る軸を中心に対象物を回転させることができる平行2
指把握機構を有するハンドと、このハンドによる物体の
把握、2指間における把握した対象物の回転、ハンドの
3次元移動を制御する駆動手段と、対象物を初期の位置
姿勢から目標の位置姿勢へ運搬するためのハンドの対象
物把握位置姿勢、2指間における対象物の回転、ハンド
の移動を計画する運搬把握動作計画手段と、を含み、上
記運搬把握動作計画手段によって得られた計画に従い、
上記駆動手段を制御し、対象物を運搬することを特徴と
する。
【0008】また、上記平行2指把握機構は、動力によ
り、把握物体を能動的に回転させることができ、上記運
搬把握動作計画手段は、初期の位置姿勢における対象物
を把握可能なハンドの位置姿勢と、目標の位置姿勢にお
ける対象物を把握可能なハンドの位置姿勢と、回りに障
害物がない状態における対象物を把握可能なハンドの位
置姿勢とを算出する対象物把握位置姿勢算出手段と、こ
の対象物把握位置姿勢算出手段の算出結果に基づき、初
期の把握位置姿勢、対象物の2指間での回転、ハンドの
移動を計画する回転持ち替え動作計画手段とを有するこ
とを特徴とする。
【0009】さらに、上記平行2指把握機構は、重力に
より、把握物体を能動的に回転させることができ、上記
運搬把握動作計画手段は、初期の位置姿勢における対象
物を把握可能なハンドの位置姿勢と、目標の位置姿勢に
おける対象物を把握可能なハンドの位置姿勢と、回りに
障害物がない状態における対象物を把握可能なハンドの
位置姿勢とを算出する対象物把握位置姿勢算出手段と、
この対象物把握位置姿勢算出手段の算出結果に基づき、
初期の把握位置姿勢、対象物の2指間での回転、ハンド
の移動を計画する回転持ち替え動作計画手段とを有し、
かつこの回転持ち替え動作計画手段は、重力により目的
の把握姿勢に遷移するための把握遷移系列を計画する把
握遷移系列計画手段と、得られた把握遷移系列を実現す
るためのハンドの動作を計画する重力回転動作計画手段
とを有することを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明においては、運搬把握動作計画手段にお
いて、ハンドの2指間における対象物の回転も含め、動
作の計画を行う。そこで、実際の運搬動作において、対
象物を把握した後に、適当な角度だけ対象物を回転させ
ることができ、置き替えの必要を減少して、計画および
実際の運搬作業を効率的に行うことができる。
【0011】また、平行2指把握機構が動力によって、
把握物体を能動的に回転させることができる場合には、
対象物把握位置姿勢算出手段が、初期の対象物の把握可
能なハンドの位置姿勢と、目標位置姿勢における対象物
を把握可能なハンドの位置姿勢と、回りに障害のない状
態における物体の把握可能なハンドの位置姿勢の3つの
位置姿勢から、初期の把握位置姿勢及び把握状態におけ
る回転及び最終的な把握位置を算出する。従って、これ
に基づいて物体の運搬を効率的に行うことができる。
【0012】さらに、2指把握機構を重力により把握物
体を回転させるものとした場合には、重力に基づく物体
の2指間での回転の計画を把握遷移系列計画手段によっ
て行う。そこで、物体の回転を重力を利用して効率的に
行うことができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面に基づ
いて説明する。
【0014】実施例1 図1は、実施例1に係る自律運搬装置の全体構成を示す
ブロック図である。環境の3次元モデル1には、把握対
象物の形状、初期状態及び目標状態における対象物の位
置姿勢、周辺の環境の状態(障害物の形状やその位置、
姿勢)、ロボット及びハンドの形状、可動範囲などが記
載されている。運搬把握動作計画手段2は、この環境の
3次元モデル1に記載されている情報を基に、初期位置
姿勢の対象物を目標位置姿勢に運搬するためのロボット
の動作計画(ハンドの対象物把握位置姿勢、ハンドの移
動動作及び対象物のハンド内での回転)を計画する。そ
して、この運搬把握動作計画手段2によって得られた計
画結果に従い、平行2指把握機構5を有するマニピュレ
ータ4が実際の運搬動作を実行する。
【0015】そして、本実施例においては、平行2指把
握機構の指先には、動力により対象物を把握したまま指
先で回転させることができる能動回転機構6を有してい
る。また、運搬把握動作計画手段2内には、能動回転機
構6による持ち替え(対象物の回転)を利用した運搬把
握動作を計画する回転持ち替え運搬把握動作計画手段3
が設けられている。
【0016】次に、図2に基づいて、実施例1に係る自
律運搬装置の動作を説明する。まず、対象物把握位置姿
勢算出手段7は、環境の3次元モデル1から供給される
対象物の初期状態及び目標状態や、これらの状態におけ
る回りの障害物の状態や、対象物の形状、ハンドの形状
などから初期状態把握位置姿勢8、目標状態把握位置姿
勢9及び対象物把握位置姿勢10を算出する(S1)。
ここで、この対象物把握位置姿勢算出手段7における動
作は、既に公知であり、ここでは説明を省略するが、こ
の対象物把握位置姿勢算出手段7において算出された把
握位置の例を図3に示す。ここで、図3(a)は、初期
状態の対象物と回りの環境とを算出した初期状態把握位
置姿勢8、図3(b)は目標状態の対象物と回りの環境
とを算出した目標状態把握位置姿勢9、図3(c)は算
出した対象物把握位置姿勢10を示している。そして、
この図3において、扇型の要の部分が把握位置であり、
この扇の要から弧の部分へ向かう方向が把握姿勢(把握
可能なハンドのZ軸方向の範囲)を示している。
【0017】これらの算出結果から、初期状態把握位置
姿勢8と目標状態把握位置姿勢9の中から回転操作によ
って遷移できる把握位置姿勢をそれぞれ選択すると共
に、初期状態における対象物の把握及び障害物のない空
間における所定の回転及び目標状態に対象物を位置決め
するハンドの動作についての回転持ち替え把握動作を回
転持ち替え把握動作計画手段11が計画する(S2)。
そして、ここで計画された計画に従って、マニピュレー
タ4が能動回転機構6などを動作させて運搬動作を行う
(S3)。
【0018】なお、平行2指把握機構(ハンド)は、平
行な腕の先端に動力により回転する円盤上の把握用の指
が形成されたものであり、この平行2指の間隔を変更し
て、把握、載置等の動作を行う。そして、このハンドは
その平行2指全体が回転可能であると共に、全体として
3次元移動可能となっている次に、図4に、回転持ち替
え把握動作計画手段11における回転持ち替え把握計画
の動作についてのフローチャートを示す。まず、初期状
態把握位置姿勢8と目標状態把握位置姿勢9と対象物把
握位置姿勢10とから、同一の把握位置に対して、それ
ぞれの把握姿勢の範囲を求める。
【0019】そして、初期状態の把握姿勢の範囲をrang
e-initとし、目標状態の把握姿勢の範囲をrange-goalと
し、対象物のみを考慮した把握姿勢の範囲をrange-obj
とする。次に、range-initと、range-goalと、range-ob
j の内、1つでも範囲がない把握値は除外する。すなわ
ち、3つのうち1つでも把握が不可能であれば、計画は
実行できないため、このような把握位置を除外する(S
11)。そして、このような条件を満たす把握位置がな
いかについて判定し(S12)、YESであれば計画は
失敗として終了する(S13)。
【0020】一方、S12において条件を満たす把握位
置があれば、次にそれぞれのrange-initと、range-goal
とが、range-obj の3つを比較し、それぞれの範囲がつ
ながっていない把握位置(重複部分のないもの)を除外
する(S14)。これは、重複する部分がなければ、ra
nge-obj の範囲における対象物の回転によって、初期状
態から目標状態への遷移が不可能であり、計画が実行で
きないからである。そして、つながっている把握位置が
ないかを判定し(S15)、YESであれば計画は失敗
で終了する(S16)。
【0021】一方、つながっている把握位置があった場
合には、この把握位置におけるrange-initと、range-go
alの中から把握姿勢を1つずつ選び、それらをgrasp-in
itとgrasp-goalとする(S17)。これによって、1つ
の把握位置が決定される。そして、この把握位置におけ
るrange-initとrange-obj との重複範囲内のgrasp-init
で対象物の把握を行い、range-obj とrange-goalとの
重複範囲内へハンド内において対象物を回転遷移するこ
とができ、grasp-goalに至ることができる。そこで、こ
の把握状態において、目標状態に対象物を位置決めする
ことができる。そこで、マニピュレータ4は、平行2指
把握機構5により、回転持ち替え運搬把握動作計画手段
11が計画したgrasp-initで対象物をつかみ、十分広い
空間までこれを持ち上げ、能動回転機構6を利用してgr
asp-goalまで対象物を回転移動する。そして、この状態
において目標状態に対象物を置くことができる。
【0022】以上のようにして、本実施例1により、ハ
ンド把握状態における対象物の回転を利用して、運搬作
業を実施することができる。特に、本実施例1において
は、能動回転機構6を有しているため、対象物を把握し
た状態において、この回転ができる。そこで、持ち替え
動作を省略して、対象物を初期状態から目的状態に運搬
することができる。なお、この把握状態における回転動
作を行っても、初期状態から目的状態への遷移が不可能
である場合(例えば、S13、S16のような状態)に
は、先に提案の持ち替え動作についての計画によって、
一旦対象物をテーブル上に載置し、再度把握するような
計画を組み合わせればよい。
【0023】また、能動回転機構としては、各種の構成
が採用可能であるが、例えば一方の指の対象物把握部分
をモータなどにより回転可能とし、他方の対象物把握部
分を従動回転可能とするとよい。
【0024】実施例2 図5は、本実施例に係る自律運搬装置の全体構成を示す
ブロック図である。本実施例2においては、実施例1に
記載した装置に比べ、回転持ち替え把握動作計画手段1
1が把握遷移系列計画手段12と、重力回転動作計画手
段13を有しており、マニピュレータ4の平行2指把握
機構5が重力回転機構14を有している点が異なってい
る。ここで、この重力回転機構14は、平行2指把握機
構5の指先の構成であり、重力により対象物を把握した
ままで回転する機構である。また、この重力回転機構1
4により、対象物を回転させると、対象物は目標の把握
位置を行き過ぎて振り子運動をするため、重力による回
転操作によって目標の把握位置姿勢を実現するために
は、数回に分けて回転操作を行う必要がある。このため
に、回転持ち替え把握動作計画手段11内の把握遷移系
列計画手段12は、このような把握姿勢の系列を求め
る。そして、重力回転動作計画手段13が、この把握遷
移系列計画手段によって求められた把握姿勢の系列を順
次実行するためのハンドの動作を計画する。
【0025】次に、実施例2に係る自律運搬装置の動作
を、図6のフローチャートに基づいて説明する。まず、
対象物把握位置姿勢算出手段7は、初期状態把握位置姿
勢8、目標状態把握位置姿勢9及び対象物把握位置姿勢
10を算出し、これを回転持ち替え把握動作計画手段1
1に供給する(S21)。回転持ち替え把握動作計画手
段11内の把握遷移系列計画手段12は、初期状態把握
位置姿勢8の領域内の把握位置姿勢から、目標状態把握
位置値姿勢9の領域内の把握位置姿勢に回転操作によっ
て遷移するための把握遷移系列を計画する(S22)。
そして、計画した把握遷移系列を実現するための動作を
重力回転動作計画手段13により計画する(S23)。
得られた計画に応じた動作をマニュピレータ4によって
実行する(S24)。
【0026】図7に把握遷移系列計画手段のフローチャ
ートを示す。まず、初期状態把握位置姿勢8と目標状態
把握位置姿勢9と対象物把握位置姿勢10から同一の把
握位置に対してそれぞれの把握姿勢の範囲を求める。こ
の時、対象物の重心から回転軸までの距離が小さい把握
位置は除外する。これは、この距離が小さければ、重力
によって回転しない可能性が高いからである。ここで、
初期状態の把握姿勢の範囲をrange-init、目標状態の把
握姿勢の範囲をrange-goal、対象物のみを考慮した把握
姿勢の範囲をrange-obj とする。また、range-init、ra
nge-goal、range-obj のうちひとつでも把握可能な範囲
がない把握位置は除外する(S31)。そして、除外さ
れない把握位置があるかを判定し(S32)、除外され
ていない把握位置がなければ失敗で終了する(S3
3)。
【0027】除外されない把握位置があれば、次にそれ
ぞれのrange-initとrange-goalがrange-obj によってつ
ながっていない把握位置を除外する(S34)。そし
て、つながっている把握位置があるかを判定し(S3
5)、つながっている把握位置がなければ失敗で終了す
る(S36)。
【0028】つながっている把握位置があれば、次にス
タックret を用意し、range-goalをret に格納すると共
に、range-goalをrange-x に代入する(S37)。次
に、重力による回転操作によって、把握位置姿勢がrang
e-x に収束するang の範囲range=y を求める(S3
8)。このためには、振り子運動の中心がrange-x 内に
あれば良い。この様子を図8に示す。この時の振り子運
動の最大振幅による行き過ぎ角度は、bの方向からrang
e-x 内に収束させる時、行き過ぎ量が最大になるのは、
fに収束させる時で、その最大振幅はangle(a,f)=angle
(f,h) である。同様に、aの方向から収束させる時、行
き過ぎ量が最大になるのは、cに収束させる時で、その
最大振幅は、angle(e,b)=angle(g,e) である。ところ
が、回転を行う初期位置は、range-obj 内になければな
らないから、一回の回転操作で、range-xに収束するang
の範囲range-y は、range(g,e)とrange(a,c)の積(重
複範囲)と、range(f,h)とrange(f,b)の積(重複範囲)
との和である。図8の場合、range-y は、range-(g,e)
とrange-(a,c) の積と、range-(f,h) とrange-(f,b) の
積との和である。ここで、ang がxからyの範囲をrang
e(x,y)、ang のxからyまでの角度をangle(x,y)とす
る。
【0029】次に、range-y とrange-initとの積が存在
するかを判定し(S39)、存在しなければ、range-y
をret に格納し、range-x にrange-y を代入して(S4
0)、S38に戻る。一方、S39において、range-y
とrange-initとの積が存在すれば、それをret に格納す
る(S41)。これによって、range=goalからrange-in
itまでの把握姿勢の範囲の系列がret に記録されるた
め、このret に記録された把握姿勢の範囲を順々に回転
操作によって遷移できるような把握位置姿勢の系列を計
画する(S42)。
【0030】この計画方法は、いろいろあるが、その一
例のフローチャートを図9に示す。まず、スタックret2
を用意し、ret から最初の把握姿勢の範囲を取り出しそ
の範囲の中心の姿勢を選び、ret2に格納する(S5
1)。
【0031】次に、ret から次の把握姿勢の範囲を取り
出すために、ret が空であるかを判定し(S52)、空
であれば、ret2を把握遷移系列として終了する(S5
3)。ret が空でなければ、ここから把握姿勢の範囲を
取り出し(S54)、直前に選んだ把握姿勢から回転操
作で遷移可能な把握姿勢を求め、直前に選んだ把握姿勢
から回転操作で遷移可能把握姿勢の範囲と、ret から取
り出した把握姿勢の範囲との積を求める(S55)。そ
して、求められた積の中心の姿勢を選び、これをret2に
格納し(S56)、S52に戻る。このようにして、re
t が空になるまで、S52〜S56を繰り返す。そこ
で、この処理によって、把握遷移系列がret2に記憶され
る。
【0032】図10に、把握遷移系列計画手段12によ
って計画された把握遷移系列で対象物を初期状態から目
標状態への運搬操作するためのハンドの動作を計画する
重力回転動作計画手段13の動作の一例のフローチャー
トを示す。ここで、簡単のため、対象物の回転は、ハン
ドのy軸が水平で、かつ回りの障害物から十分離れた位
置で行うものとする。
【0033】最初に、回りの障害物から十分離れた位置
に回転中心と水平な回転軸を設定し、把握遷移系列の最
初の把握位置姿勢を取り出しG1とし、このG1で対象物を
把握して、回転させる位置まで移動する動作を計画し、
記録する(S61)。
【0034】次に、計画した把握遷移系列がn個の把握
姿勢の系列であるとすると、最初の把握姿勢からn−1
回の回転操作によって最後の把握姿勢までの遷移を実現
するためのハンドの動作を計画する。
【0035】ここで、ある把握位置姿勢G1から別の把握
位置姿勢G2への遷移を考える。求めるものは、対象物を
回転させる時のハンドの位置姿勢C-handである。C-hand
は、対象物が回転によって重心が最も低くなった時に対
象物座標系に固定された把握位置姿勢G2をworld 座標系
からみた時の位置姿勢であるから、以下のように求めら
れる。
【0036】すなわち、対象物を設定した回転軸回りに
重力により回転させた時、重心が最下点となる対象物の
位置姿勢C-obj を求める(S62)。そして、把握遷移
系列に把握位置姿勢が格納されているかを判定し(S6
3)、格納されている場合には、次の把握位置姿勢を1
つ取り出し、これをG2とし、対象物がC-obj にある時、
C-obj に固定されたG2のワールド座標における位置姿勢
G2-worldを求め、記録する(S64)。このG2-worldが
求めるC-handである。そして、S63に戻り、これを把
握遷移系列に把握位置がなくなるまで繰り返し、把握遷
移系列計画手段12によって計画した把握位置姿勢の遷
移それぞれについてこの操作を行い、回転操作による持
ち替え動作の計画を行う。把握位置がなくなり、S63
でNOとなった場合には、把握遷移系列の最後の把握位
置姿勢で対象物を目標状態に設置する動作を計画し、記
録して、記録した動作を出力する(S65)。このよう
にして、把握遷移系列計画手段12において得られた把
握系列に基づいて重力回転動作についての計画がなされ
る。
【0037】そして、マニピュレータ4が、回転持ち替
え把握動作計画手段11が計画したハンドの動作を実行
し、初期状態から目標状態への対象物の運搬を行う。こ
こで、重力回転機構14の一例を図11に示す。平行2
指把握機構(ハンド)5の一方のハンド50は円形の指
先50aを有している。そして、この指先50aの中心
部には突起14aが内方より進退自在に突出している。
この突起14aはボールベアリング14bを介し台座1
4cに保持され、この台座14cがスプリングばね14
dによって指先50aの凹部52内に収容されている。
【0038】そして、スプリングばね14dは台座14
cを図における上方に付勢するため、平常時には突起1
4aが上方に突出する。しかし、ハンド5による把握力
が強く、スプリングばね14dの力に打ち勝った時には
突起14aは下方に移動し、50a内に沈む。そこで、
ハンド5は、対象物を一対の指先50a間固定保持す
る。一方、把握力を対象物を落とさない程度に緩める
と、指先50aの突起14aが突出し、この突起14a
によって対象物が支持されることになり、対象物は一対
の突起14aを回転軸として回転できるようになる。こ
のため、重心が回転軸とずれていた場合には重力により
対象物を回転できる。
【0039】図12に、本発明による物体の運搬動作例
を示す。図において、(a)が初期状態、が目標状態で
ある。この例では、図3に示した対象物を用いた。この
例は、一回の回転でrange-initからrange-goalに遷移可
能な例である。
【0040】まず、(a)で対象物を把握する。次に
(b)で、回りの環境から十分離れた位置で、かつハン
ドのy軸が水平な位置姿勢に移動する。また、(c)に
おいて、対象物を回転によって持ち替えるためのマニピ
ュレータ4の位置姿勢(Chand)に移動する。さらに、
(d)で、ハンドの把握力を緩め、対象物を回転させ
る。そして、(e)で対象物を目標位置におく。
【0041】このようにして、従来の方法であれば、テ
ーブルに一旦載置し、もう一度把握する持ち替え動作が
必要であった運搬動作について、本実施例によれば、再
把握を行わずに、対象物を目標位置姿勢に運搬すること
ができる。これによって、マニピュレータ4の動作の効
率化を図ることができる。また、作業計画自体も簡略化
される。
【0042】なお、重力回転機構14としては、上述の
例に限らず各種のものが採用可能である。すなわち、対
象物と平行2指把握機構5間の接触部の滑りを利用して
対象物を回転させる例を図13に示す。この例では、ゴ
ム等の材質の指先50aを丸く膨出形成している。この
構成によれば、把握力を強くすれば、指先と対象物との
接触面積が大きくなり、摩擦によりしっかりと保持され
る。把握力を緩めると、接触面が点接触に近付き、対象
物を保持したまま重力により回転することができる。
【0043】また、上述の例においては、重力による対
象物の回転途中において、停止させることは考えなかっ
たが、対象物の位置を例えば光学的に検出し、把握力の
制御を行う、あるいは、回転機構に粘性摩擦を与えるこ
とにより、振り子運動の途中で停止することもできる。
この場合には、振り子運動による行き過ぎは生じない、
あるいは、小さくなるため、把握遷移系列計画手段12
は、そのことを考慮して計画を行う。
【0044】また、対象物の重心を鉛直下方に持ってい
き(把握力を緩めても回転角度が0の位置)、その状態
からハンドを回転軸回りにゆっくりと回転させることに
より、ハンドと対象物の相対位置関係を変化させ、対象
物の重力による回転を行ってもよい。この場合には、把
握遷移系列計画手段12は不必要で、回転持ち替え把握
動作計画手段11においては、実施例1のごとく、gras
p-initとgrasp-goalのみを計画し、前述のようなハンド
を回転軸周りに回転させてgrasp-initからgrasp-goalに
把握位置姿勢を遷移させるハンドの動作計画を行う。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る自律
運搬装置によれば、装置の指先で対象物を回転させて持
ち替えを行うことができる。このため、対象物を一旦テ
ーブル上に載置、持ち替えする作業を行わずに、対象物
の運搬作業を行うことができ、運搬作業を効率化するこ
とができ、また運搬計画自体も簡略化される。そこで、
効率的な運搬装置の自律的作業を達成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1に係る運搬装置の全体構成を示すブロ
ック図。
【図2】実施例1の動作を示す全体フローチャート。
【図3】対象物把握位置姿勢算出手段における算出例を
示す説明図。
【図4】回転持ち替え把握動作計画手段の動作を示すフ
ローチャート。
【図5】実施例2に係る運搬装置の全体構成を示すブロ
ック図。
【図6】実施例2の動作を示すフローチャート。
【図7】把握遷移系列計画手段の動作を示すフローチャ
ート。
【図8】把握遷移系列計画手段における動作を説明する
ための説明図。
【図9】把握遷移系列計画の一部を説明するためのフロ
ーチャート。
【図10】重力回転動作計画手段の動作の一例を示すフ
ローチャート。
【図11】重力回転機構の構成を示す説明図。
【図12】対象物の運搬動作の一例を示す説明図。
【図13】動回転機構の一例を示す説明図。
【符号の説明】
1 環境の3次元モデル 2 運搬把握動作計画手段 3 回転持ち替え運搬把握動作計画手段 4 マニピュレータ 5 平行2指把握機構(ハンド) 6 能動回転機構 7 対象物把握位置姿勢算出手段 8 初期状態把握位置姿勢 9 目標状態把握位置姿勢 10 対象物把握位置姿勢 11 回転持ち替え把握動作計画手段 12 把握遷移系列計画手段 13 重力回転動作計画手段
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年3月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る自律運搬装
置は、運搬対象となる対象物を把握すると共に、2指を
通る軸を中心に対象物を回転させることができる平行2
指把握機構を有するハンドと、このハンドによる物体の
把握、2指間における把握した対象物の回転、ハンドの
3次元移動を制御する駆動手段(マニピュレ−タ)と、
対象物を初期の位置姿勢から目標の位置姿勢へ運搬する
ためのハンドの対象物把握位置姿勢、2指間における対
象物の回転、ハンドの移動を計画する運搬把握動作計画
手段と、を含み、上記運搬把握動作計画手段によって得
られた計画に従い、上記駆動手段(マニピュレ−タ)を
制御し、対象物を運搬することを特徴とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】また、上記平行2指把握機構は、動力によ
り、把握物体を能動的に回転させることができ、上記運
搬把握動作計画手段は、初期の位置姿勢における対象物
を把握可能なハンドの位置姿勢と、目標の位置姿勢にお
ける対象物を把握可能なハンドの位置姿勢と、回りに障
害物がない状態における対象物を把握可能なハンドの位
置姿勢とを算出する対象物把握位置姿勢算出手段と、こ
の対象物把握位置姿勢算出手段の算出結果に基づき、初
期の把握位置姿勢、対象物の2指間での回転、ハンドの
移動を計画する回転持ち替え把握動作計画手段とを有す
ることを特徴とする。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】さらに、上記平行2指把握機構は、重力に
より、把握物体を回転させることができ、上記運搬把握
動作計画手段は、初期の位置姿勢における対象物を把握
可能なハンドの位置姿勢と、目標の位置姿勢における対
象物を把握可能なハンドの位置姿勢と、回りに障害物が
ない状態における対象物を把握可能なハンドの位置姿勢
とを算出する対象物把握位置姿勢算出手段と、この対象
物把握位置姿勢算出手段の算出結果に基づき、初期の把
握位置姿勢、対象物の2指間での回転、ハンドの移動を
計画する回転持ち替え把握動作計画手段とを有し、かつ
この回転持ち替え把握動作計画手段は、重力により目的
の把握姿勢に遷移するための把握遷移系列を計画する把
握遷移系列計画手段と、得られた把握遷移系列を実現す
るためのハンドの動作を計画する重力回転動作計画手段
とを有することを特徴とする。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】運搬対象となる対象物を把握すると共に、
    2指を通る軸を中心に対象物を回転させることができる
    平行2指把握機構を有するハンドと、 このハンドによる物体の把握、2指間における把握した
    対象物の回転、ハンドの3次元移動を制御する駆動手段
    と、 対象物を初期の位置姿勢から目標の位置姿勢へ運搬する
    ためのハンドの対象物把握位置姿勢、2指間における対
    象物の回転、ハンドの移動を計画する運搬把握動作計画
    手段と、 を含み、 上記運搬把握動作計画手段によって得られた計画に従
    い、上記駆動手段を制御し、対象物を運搬することを特
    徴とする自律運搬装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の自律運搬装置において、 上記平行2指把握機構は、動力により、把握物体を能動
    的に回転させることができ、 上記運搬把握動作計画手段は、初期の位置姿勢における
    対象物を把握可能なハンドの位置姿勢と、目標の位置姿
    勢における対象物を把握可能なハンドの位置姿勢と、回
    りに障害物がない状態における対象物を把握可能なハン
    ドの位置姿勢とを算出する対象物把握位置姿勢算出手段
    と、この対象物把握位置姿勢算出手段の算出結果に基づ
    き、初期の把握位置姿勢、対象物の2指間での回転、ハ
    ンドの移動を計画する回転持ち替え動作計画手段とを有
    することを特徴とする自律運搬装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の自律運搬装置において、 上記平行2指把握機構は、重力により、把握物体を能動
    的に回転させることができ、 上記運搬把握動作計画手段は、初期の位置姿勢における
    対象物を把握可能なハンドの位置姿勢と、目標の位置姿
    勢における対象物を把握可能なハンドの位置姿勢と、回
    りに障害物がない状態における対象物を把握可能なハン
    ドの位置姿勢とを算出する対象物把握位置姿勢算出手段
    と、この対象物把握位置姿勢算出手段の算出結果に基づ
    き、初期の把握位置姿勢、対象物の2指間での回転、ハ
    ンドの移動を計画する回転持ち替え動作計画手段とを有
    し、かつこの回転持ち替え動作計画手段は、重力により
    目的の把握姿勢に遷移するための把握遷移系列を計画す
    る把握遷移系列計画手段と、得られた把握遷移系列を実
    現するためのハンドの動作を計画する重力回転動作計画
    手段とを有することを特徴とする自律運搬装置。
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