JPH062788U - ノイズ吸収装置 - Google Patents

ノイズ吸収装置

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JPH062788U
JPH062788U JP4200792U JP4200792U JPH062788U JP H062788 U JPH062788 U JP H062788U JP 4200792 U JP4200792 U JP 4200792U JP 4200792 U JP4200792 U JP 4200792U JP H062788 U JPH062788 U JP H062788U
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noise absorbing
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秀樹 松沢
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案の目的は、経済的な面における非効率
の問題を伴うことなくノイズ吸収装置を得るに必要最小
限の長さの磁性体チューブからなるノイズ吸収装置を提
供することである。 【構成】 丸形チューブ9の外周面上に、任意のピッチ
で折り溝11が設けられた構造となっている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電子機器等の入出力ケーブルに装着して使用するノイズ吸収装置に 関する。
【0002】
【従来の技術】
計測器等の電子機器においては、入出力ケーブルを介してノイズが侵入しある いは機器から入出力ケーブルを介してノイズが外部へ放射するという不都合が多 々あった。この不都合を解消するために、図5(a) ,図6(a) に示すように電子 機器の入出力ケーブル3,5にそれぞれフェライト等の磁性体で構成されたチュ ーブ状のノイズ吸収装置4または6を装着していた。
【0003】 図5(a) のノイズ吸収装置4は、図5(b) に示すように磁性フェライトの円形 チューブ4であって、該チューブ4の貫通孔に入出力ケーブル3を挿通し、ケー ブル3上に装着されている。
【0004】 図6(a) のノイズ吸収装置6は、図6(b) に示すような磁性フェライトの角型 チューブ6を、図6(c) に示すように、入出力ケーブル5への装着性を考慮して チューブ6を2分割した一対の分割片7−1,7−2からなるもので、前記一対 の分割片7−1,7−2でケーブル5(図6(a) )を挟んだ後、締め具8(図6 (c) )を分割片7−1,7−2を両端部に装着して互いに接合させ、保持すると いう構造になっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、電子機器のノイズが発生する部位や、外部から侵入するノイズの影響 を受けやすい部位の主なものとして、ケーブル引き回し部が挙げられる。このよ うな部位でのノイズの発生レベルおよびノイズに対する耐性のレベルは最初の設 計時点では判らない場合が多く、ほとんどの場合、実際電子機器について、各種 のノイズ試験を行った結果に基づいて、ノイズ除去対策処置を行うことが多い。
【0006】 その場合、ノイズのレベルに応じたインピーダンス−周波数特性を有する前述 のようなノイズ吸収装置を選定し、ケーブルに装着することになる。ノイズ吸収 装置としてフェライト磁性体を用いた場合、周波数帯域を決める因子は、フェラ イトの透磁率μ及び複素透磁率μ´の周波数特性であるが、インピーダンスのレ ベルは、ノイズ吸収装置の磁路の断面積及びケーブルが貫通する長さ即ちフェラ イトチューブの長さによって決まる。
【0007】 図5および図6に示す従来のノイズ吸収装置は、適当な長さで形成された磁性 体チューブあるいは、その長手方向に2分割されたものを締め具で結合した構造 の装置であるため、個々の装置は、一定のインピーダンスを有するものである。
【0008】 もし1個の吸収装置の使用でノイズを十分に吸収できない場合は、2個、3個 と追加装着しなければならない。この場合、装着した装置全体のフェライトチュ ーブの全長が十分なノイズ吸収効果を得るのに必要なフェライトチューブの長さ よりも長くなることが多々ある。その場合には、実際には、ノイズ吸収に不要な フェライトチューブの部分がケーブルに装着されていることになり、その分の重 量をケーブルが負担しなければならないという問題が生ずる。このような問題を 解決するため、長さの異なる各種フェライトチューブをあらかじめ用意し、十分 なノイズ吸収効果が得られる長さに組み合わせてケーブルに装着することも考え られる。
【0009】 しかし、長さの異なる各種フェライトチューブを準備しておくことは、経済的 な面において非効率である。
【0010】 本考案の課題は、経済的な面における非効率の問題を伴うことなくノイズ吸収 装置を得るに必要最小限の長さの磁性体チューブからなるノイズ吸収装置を提供 することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本考案によれば、チューブ状の磁性体からなり、ケーブルに挿通して取り付け られることによってノイズを吸収するノイズ吸収装置において、該チューブ状フ ェライトの外周部に長手方向に任意のピッチで複数の折り溝を設けたことを特徴 とするノイズ吸収装置が得られる。
【0012】 又、半チューブ状の磁性体からなる一対の半分割片をケーブルを挟んでその長 手方向に密着接合することによってノイズを吸収するためのノイズ吸収装置にお いて、該一対の半チューブの外周部に長手方向に任意のピッチで複数の折り溝を 設けたことを特徴とするノイズ吸収装置が得られる。
【0013】 又、前記折り溝部の一部にスリットを設けたことを特徴とするノイズ吸収装置 が得られる。
【0014】
【作用】
ノイズを吸収するのに最適なインピーダンスに限りなく近いインピーダンスは 、任意のピッチで設けられた複数の折り溝あるいは該折り溝とスリット部を、適 宜選択しながら折り取ることによって、即ちフェライトチューブの長さを変える ことにより得られる。従って、最適なノイズ吸収効果が得られ、また軽量なノイ ズ吸収装置となり、ケーブルに対する機械的な影響も最小限に抑えることができ る。
【0015】
【実施例】
以下、図1〜図4までを参照して、本考案の実施例を説明する。
【0016】 図1(a) は、非分割型丸形チューブ状ノイズ吸収装置の一実施例を示している 。丸形チューブ9の外周面上に、任意のピッチで折り溝11が設けられた構造と なっている。
【0017】 図1(b) は、分割型丸形チューブ状ノイズ吸収装置の一実施例を示している。 半分割状の一対の半円型分割片9−1,9−2からなり、外周面上に任意のピッ チで折り溝11を設けている構造となっている。
【0018】 図2(a) は非分割型角形チューブ状ノイズ吸収装置の一実施例を示している。 角形チューブ10の外周面上に、任意のピッチで折り溝11が設けられた構造と なっている。
【0019】 図2(b) は、分割型角形チューブ状ノイズ吸収装置の一実施例を示している。 半分割状の一対の分割片10−1,10−2からなり、外周面上に任意のピッチ で折り溝11を設けている構造となっている。。
【0020】 図1(a) ,図2(a) の非分割型チューブ状ノイズ吸収装置において、具体的に は、ノイズの発生あるいはノイズの耐性に最適なインピーダンスの値に限りなく 近いインピーダンスの値が得られる長さとなるようにチューブ9,10をその任 意のピッチで設けられた複数の折り溝11を適宜選択しながら折り取ることによ って、このノイズ吸収装置をケーブルに装着することによってノイズを吸収する ことができる。
【0021】 又、図1(b) 、図2(b) の分割型チューブ状ノイズ吸収装置は、具体的には、 一対の分割片9−1,9−2、10−1,10−2をケーブル(図示せず)に密 着接合して使用し、非分割型チューブ状ノイズ吸収装置と同様、ノイズの発生あ るいはノイズの耐性に最適なインピーダンスの値に限りなく近いインピーダンス の値が得られる長さとなるように一対の分割片9−1,9−2、10−1,10 −2をその任意のピッチで設けられた複数の折り溝11を適宜選択しながら折り 取ることによって得られる。
【0022】 尚、実際の使用時には、各々の分割片9−1,9−2、10−1,10−2は 、密着して使用されるが、図1(b) 、図2(b) では、理解しやすくするため分離 して図示してある。又、ケーブル(図示せず)に密着接合時には図6(c) に示さ れているように締め具8を利用して密着接合するが図では省略した。
【0023】 図3は、本考案のチューブ9を任意のピッチの折り溝で切断した状態を示す図 である。チューブ9を十分な吸収効果が得られる位置での折り溝11で折り曲げ て切断し、ノイズ吸収装置として用いるチューブ13を得る。残りのチューブ1 4は、他の機器のノイズ吸収装置に使用することができる。チューブに設ける折 り溝の深さ・形状は該チューブの形状・肉厚等により適宜折り取りとりやすいよ うに変化させる。例えば、チューブの折り溝がV字型の時には幅・切り込み角度 、U字型の時には幅・深さ等を適宜折り取りとりやすいように変えることができ る。
【0024】 図4(a) は,チューブの折り溝部の一部にスリットを設けた状態を示す平面図 で、図4(b) は、図4(a) の正面図である。
【0025】 図4(a) ,図4(b) において、角形チューブ状ノイズ吸収装置10の任意のピ ッチごとの位置で、対抗する2辺にスリット12を設け、他の2辺に折り溝11 を設けている。このように折り溝11とスリット12の組み合わせの構造は、肉 厚の大きい吸収装置の一部を切断する作業において、効果が大きい。
【0026】 又、同一の辺の中に折り溝とスリットが存在しても上記効果は同様に得られる 。
【0027】 尚、本実施例では、フェライト磁性体を例にあげて説明したが、フェライト以 外の材質による磁性体においても同様な効果をあげることができる。
【0028】
【考案の効果】
本考案によれば、磁性体チューブに任意のピッチに折り溝等を設けているため 、十分な吸収効果が得られる適切なインピーダンスの値になるような長さに折り 溝で切断可能となり、製造工程において非常に効率的であり、ケーブルに不要な 長さの磁性体部分を取り付ける必要がなくなり、経済的な面においても優れてい るノイズ吸収装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a) は本考案の非分割型丸形チューブ状ノ
イズ吸収装置の一実施例を示した斜視図であり、図1
(b) は本考案の分割型丸形チューブ状ノイズ吸収装置の
一実施例を示した斜視図である。
【図2】図2(a) は本考案の非分割型角形チューブ状ノ
イズ吸収装置の一実施例を示した斜視図であり、図2
(b) は本考案の分割型角形チューブ状ノイズ吸収装置の
一実施例を示した斜視図である。
【図3】図3は本考案のチューブ9を任意のピッチの折
り溝で切断した状態を示す図である。
【図4】図4(a) は本考案のチューブの折り溝部の一部
にスリットを設けた状態を示す平面図で、図4(b) は図
4(a) の正面図である。
【図5】図5(a) は従来の丸形ノイズ吸収装置をケーブ
ルに装着した状態を示す斜視図であり、図5(b) は従来
の丸形ノイズ吸収装置の拡大斜視図である。
【図6】図6(a) は従来の角型ノイズ吸収装置をケーブ
ルに装着した状態を示す斜視図であり、図6(b) は従来
の角型ノイズ吸収装置の拡大斜視図であり、図6(c) は
図6(b) におけるノイズ吸収装置を2分割した一対の分
割片でケーブルを挟み、締め具を両端部に装着した状態
を示した斜視図である。
【符号の説明】
1 プリント基盤(または機器本体) 2 コネクタ 3,5 リード線ケーブル 4,6,9,10 磁性体チューブ 7−1,7−2,9−1,9−2,10−1,10−2
磁性体チューブの分割片 8 締め具 11 折り溝 12 スリット
フロントページの続き (72)考案者 立谷 秀一 宮城県仙台市太白区太子堂21番1号 株式 会社トーキン内

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チューブ状の磁性体からなり、ケーブル
    に挿通して取り付けられることによってノイズを吸収す
    るノイズ吸収装置において、該チューブ状フェライトの
    外周部に長手方向に任意のピッチで複数の折り溝を設け
    たことを特徴とするノイズ吸収装置。
  2. 【請求項2】 半チューブ状の磁性体からなる一対の半
    分割片をケーブルを挟んでその長手方向に密着接合する
    ことによってノイズを吸収するためのノイズ吸収装置に
    おいて、該一対の半チューブの外周部に長手方向に任意
    のピッチで複数の折り溝を設けたことを特徴とするノイ
    ズ吸収装置。
  3. 【請求項3】 請求項1,2のノイズ吸収装置におい
    て、前記折り溝部の一部にスリットを設けたことを特徴
    とするノイズ吸収装置。
JP1992042007U 1992-06-18 1992-06-18 ノイズ吸収装置 Expired - Lifetime JP2565277Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11238990A (ja) * 1998-02-19 1999-08-31 Murata Mfg Co Ltd 放射ノイズ抑制部品

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60200479A (ja) * 1984-03-23 1985-10-09 株式会社ジユピタ−電通 電磁波シ−ルド用コネクタの製造方法
JPS6176626U (ja) * 1984-10-25 1986-05-23
JPH04139798A (ja) * 1990-09-29 1992-05-13 Okaya Electric Ind Co Ltd ノイズ吸収束線バンド

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