JPH06278011A - 研磨用フィラメントを有するホーニング工具、およびホーニング工具の製造方法ならびにホーニング方法 - Google Patents
研磨用フィラメントを有するホーニング工具、およびホーニング工具の製造方法ならびにホーニング方法Info
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- JPH06278011A JPH06278011A JP6891493A JP6891493A JPH06278011A JP H06278011 A JPH06278011 A JP H06278011A JP 6891493 A JP6891493 A JP 6891493A JP 6891493 A JP6891493 A JP 6891493A JP H06278011 A JPH06278011 A JP H06278011A
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- filament
- honing tool
- honing
- filaments
- abrasive
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- Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ホーニングされる素材の穴部内に残される切り
くずを容易に除去し得、また優れた表面仕上げを行い得
るホーニング工具を提供する。 【構成】ホルダー44と一体形成された、底壁部45を
有する受け部42に、密に束ねられ通常は平行の切断フ
ィラメントの束40の一方の端部の実質的に全てのフィ
ラメントを、受け部42の底壁部45に注入された瞬間
接着剤46により固定する。
くずを容易に除去し得、また優れた表面仕上げを行い得
るホーニング工具を提供する。 【構成】ホルダー44と一体形成された、底壁部45を
有する受け部42に、密に束ねられ通常は平行の切断フ
ィラメントの束40の一方の端部の実質的に全てのフィ
ラメントを、受け部42の底壁部45に注入された瞬間
接着剤46により固定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、研磨用フィラメントを
有するホーニング工具、およびこれを製造する方法なら
びにこれを使用したホーニング方法に関する。詳しく
は、切断フィラメントの束を備え、これにより、切りく
ずが容易に除去され得、また優れた表面仕上げが得られ
るホーニング工具に関する。
有するホーニング工具、およびこれを製造する方法なら
びにこれを使用したホーニング方法に関する。詳しく
は、切断フィラメントの束を備え、これにより、切りく
ずが容易に除去され得、また優れた表面仕上げが得られ
るホーニング工具に関する。
【0002】
【従来の技術】ホーニング盤は通常は素材に開けられた
穴部の仕上げを行うために使用される。中ぐり盤でシリ
ンダーなどの素材に穴を開けるとき、シリンダーの壁表
面にレコード盤の溝のようなV形状の溝が形成される。
このような溝形状の突起部を除去して平坦にするために
穴部のホーニング仕上げを行う。通常のホーニング盤は
本体部の周面に間隔を開けて配置された一組のホーニン
グ工具を備え、本体部が素材内部で回転し、また素材に
沿って往復運動するとき、これらホーニング工具は、素
材の、通常は円筒状の内壁に連続的に接触する。このよ
うにして各ホーニング工具の作業面は選択されたホーニ
ング圧で壁面を押圧し、これにより壁面の研磨および仕
上げを行う。
穴部の仕上げを行うために使用される。中ぐり盤でシリ
ンダーなどの素材に穴を開けるとき、シリンダーの壁表
面にレコード盤の溝のようなV形状の溝が形成される。
このような溝形状の突起部を除去して平坦にするために
穴部のホーニング仕上げを行う。通常のホーニング盤は
本体部の周面に間隔を開けて配置された一組のホーニン
グ工具を備え、本体部が素材内部で回転し、また素材に
沿って往復運動するとき、これらホーニング工具は、素
材の、通常は円筒状の内壁に連続的に接触する。このよ
うにして各ホーニング工具の作業面は選択されたホーニ
ング圧で壁面を押圧し、これにより壁面の研磨および仕
上げを行う。
【0003】ホーニング工具は通常は、ホルダーに固定
されたホーニングエレメントを含む。このホーニングエ
レメントは、通常は単一のエレメントからなり「ホーニ
ング砥石」と呼ばれる。このようなホーニングエレメン
トについては、米国特許第3,829,299号、第2,980,524
号、第3,352,067号、第3,154,893号、第3,132,451号、
第4,528,776号、第4,555,875号、第3,972,161号、第3,9
18,218号に開示されている。上記のうち最後の2つの特
許で開示されているホーニングエレメントは、複数の切
断フィラメントがマトリックス状に埋め込まれたもので
あるが、得られるホーニングエレメントは比較的硬質の
単一のエレメントである。
されたホーニングエレメントを含む。このホーニングエ
レメントは、通常は単一のエレメントからなり「ホーニ
ング砥石」と呼ばれる。このようなホーニングエレメン
トについては、米国特許第3,829,299号、第2,980,524
号、第3,352,067号、第3,154,893号、第3,132,451号、
第4,528,776号、第4,555,875号、第3,972,161号、第3,9
18,218号に開示されている。上記のうち最後の2つの特
許で開示されているホーニングエレメントは、複数の切
断フィラメントがマトリックス状に埋め込まれたもので
あるが、得られるホーニングエレメントは比較的硬質の
単一のエレメントである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ホーニング工程では、
切りくずまたはばりが剥されてシリンダーから離れる。
ほとんどのホーニングエレメントは単一の連続構造であ
るため、壁部とホーニングエレメントの作業面との間に
隙間が存在しない。このため、切りくずがホーニングエ
レメントの作業面と壁部との間に詰め込まれる結果とな
る。通常はホーニング中に穴部に液体を供給するが、こ
れによっても切りくずの詰まりはほとんど解消しない。
この結果、壁部またはホーニングエレメントのいずれか
が圧力に抗し切れず、ホーニングエレメント、つまり砥
石が破損および/またはシリンダーの穴部が損傷する。
切りくずまたはばりが剥されてシリンダーから離れる。
ほとんどのホーニングエレメントは単一の連続構造であ
るため、壁部とホーニングエレメントの作業面との間に
隙間が存在しない。このため、切りくずがホーニングエ
レメントの作業面と壁部との間に詰め込まれる結果とな
る。通常はホーニング中に穴部に液体を供給するが、こ
れによっても切りくずの詰まりはほとんど解消しない。
この結果、壁部またはホーニングエレメントのいずれか
が圧力に抗し切れず、ホーニングエレメント、つまり砥
石が破損および/またはシリンダーの穴部が損傷する。
【0005】また、エンジンの穴部など多くの穴部が横
方向のポートを有する。従来のホーニング砥石では、こ
のようなポートの縁部に丸みを与える仕上げを行うこと
ができない。従って、本発明の目的は、上記の問題を解
決し得る、表面仕上げのより優れたホーニング工具を提
供することである。
方向のポートを有する。従来のホーニング砥石では、こ
のようなポートの縁部に丸みを与える仕上げを行うこと
ができない。従って、本発明の目的は、上記の問題を解
決し得る、表面仕上げのより優れたホーニング工具を提
供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のホーニング工具
の製造方法は、均一に密な状態で束ねられた、不織の通
常は平行な切断フィラメントから一定のサイズのフィラ
メント束を形成する工程と、底面を有する受け部を保持
する工程と、該受け部内に測定量の瞬間接着剤を注入し
て、該接着剤の層が該受け部の底面を完全に覆うように
する注入工程と、該フィラメント束を該受け部に素早く
挿入して、該接着剤が硬化する前に該フィラメント束の
一方の端部のフィラメントすべてを接着剤に接着させる
挿入工程と、該接着剤を硬化させて、フィラメント束の
該端部を該受け部の底面に固定させる硬化工程とを包含
することを特徴とする。
の製造方法は、均一に密な状態で束ねられた、不織の通
常は平行な切断フィラメントから一定のサイズのフィラ
メント束を形成する工程と、底面を有する受け部を保持
する工程と、該受け部内に測定量の瞬間接着剤を注入し
て、該接着剤の層が該受け部の底面を完全に覆うように
する注入工程と、該フィラメント束を該受け部に素早く
挿入して、該接着剤が硬化する前に該フィラメント束の
一方の端部のフィラメントすべてを接着剤に接着させる
挿入工程と、該接着剤を硬化させて、フィラメント束の
該端部を該受け部の底面に固定させる硬化工程とを包含
することを特徴とする。
【0007】好ましくは、前記受け部として、2つの平
坦な面と、該平坦な面に接続する2つの湾曲した面とを
有し、該平坦な面と該湾曲した面とにより楕円形状の開
口部が形成されたものが用いられる。
坦な面と、該平坦な面に接続する2つの湾曲した面とを
有し、該平坦な面と該湾曲した面とにより楕円形状の開
口部が形成されたものが用いられる。
【0008】好ましくは、前記受け部として、ほぼ方形
の断面を有し、長さが幅の少なくとも2倍であるホルダ
ーと一体形成されたものが用いられる。
の断面を有し、長さが幅の少なくとも2倍であるホルダ
ーと一体形成されたものが用いられる。
【0009】好ましくは、前記ホルダーは、前記楕円形
状の開口部と連通するスロットを有し、前記注入工程
は、前記接着剤を該スロットを通して注入する工程を含
む。
状の開口部と連通するスロットを有し、前記注入工程
は、前記接着剤を該スロットを通して注入する工程を含
む。
【0010】好ましくは、前記挿入工程は、凹形状の作
業表面を有する押し板を該フィラメント束に隣接して配
置し、これにより工具の作業面に丸みが与えられる。
業表面を有する押し板を該フィラメント束に隣接して配
置し、これにより工具の作業面に丸みが与えられる。
【0011】好ましくは、前記受け部とほぼ同じ輪郭の
中央空洞部を有するダイスを通して前記フィラメント束
を挿入する工程をさらに包含する。
中央空洞部を有するダイスを通して前記フィラメント束
を挿入する工程をさらに包含する。
【0012】好ましくは、前記硬化工程の後、前記フィ
ラメント束をトリミングする工程をさらに包含する。
ラメント束をトリミングする工程をさらに包含する。
【0013】好ましくは、前記接着剤はシアノアクリレ
ートである。
ートである。
【0014】好ましくは、前記フィラメントは研磨剤を
含有したナイロンである。
含有したナイロンである。
【0015】好ましくは、前記フィラメントは方形の横
断面を有する。
断面を有する。
【0016】好ましくは、前記フィラメントは約45重
量%の研磨用鉱物を含有する。
量%の研磨用鉱物を含有する。
【0017】好ましくは、前記フィラメント束は、各々
同じ長さに切断された複数のフィラメントにより形成さ
れる。
同じ長さに切断された複数のフィラメントにより形成さ
れる。
【0018】好ましくは、前記フィラメントは、ナイロ
ン、ポリプロピレン、アラミド、およびポリエステルよ
りなるグループから選択されるプラスチックにより製造
される。
ン、ポリプロピレン、アラミド、およびポリエステルよ
りなるグループから選択されるプラスチックにより製造
される。
【0019】本発明の研磨用フィラメントを有するホー
ニング工具は、内部底面を有する受け部と、該受け部の
該内部底面に注入された瞬間接着剤の薄層と、密に束ね
られた通常は平行の切断フィラメントよりなるフィラメ
ント束であって、一方の端部の実質的に全てのフィラメ
ントが該薄層により該受け部に固定されたフィラメント
束とを有することを特徴とする。
ニング工具は、内部底面を有する受け部と、該受け部の
該内部底面に注入された瞬間接着剤の薄層と、密に束ね
られた通常は平行の切断フィラメントよりなるフィラメ
ント束であって、一方の端部の実質的に全てのフィラメ
ントが該薄層により該受け部に固定されたフィラメント
束とを有することを特徴とする。
【0020】好ましくは、前記受け部は2つの平坦な面
と、該平坦な面に接続する2つの湾曲した面とを有し、
該平坦な面と該湾曲した面とにより楕円形状の開口部が
形成される。
と、該平坦な面に接続する2つの湾曲した面とを有し、
該平坦な面と該湾曲した面とにより楕円形状の開口部が
形成される。
【0021】好ましくは、前記受け部は、ほぼ方形の断
面を有し長さが幅の少なくとも2倍であるホルダーと一
体形成される。
面を有し長さが幅の少なくとも2倍であるホルダーと一
体形成される。
【0022】好ましくは、前記ホルダーは前記楕円形状
の開口部と連通するスロットを有し、これにより前記接
着剤が前記スロットを通して注入され得る。
の開口部と連通するスロットを有し、これにより前記接
着剤が前記スロットを通して注入され得る。
【0023】好ましくは、前記フィラメント束は他方端
に作業端部を有し、該作業端部で前記フィラメントが凹
状作業表面を形成する。
に作業端部を有し、該作業端部で前記フィラメントが凹
状作業表面を形成する。
【0024】好ましくは、前記接着剤はシアノアクリレ
ートである。
ートである。
【0025】好ましくは、前記フィラメント束は均一の
長さのフィラメントよりなる。
長さのフィラメントよりなる。
【0026】好ましくは、前記フィラメントは、ナイロ
ン、ポリプロピレン、アラミド、およびポリエステルよ
りなるグループから選択されるプラスチックにより製造
される。
ン、ポリプロピレン、アラミド、およびポリエステルよ
りなるグループから選択されるプラスチックにより製造
される。
【0027】好ましくは、前記フィラメントは方形の横
断面を有する。
断面を有する。
【0028】好ましくは、前記フィラメントは約45重
量%の研磨用鉱物を含有する。
量%の研磨用鉱物を含有する。
【0029】好ましくは、前記フィラメント束は、前記
受け部内で均一な密度および同じ方向で整列している。
受け部内で均一な密度および同じ方向で整列している。
【0030】好ましくは、前記フィラメントは少なくと
も約30重量%の研磨用鉱物を含有する。
も約30重量%の研磨用鉱物を含有する。
【0031】本発明のホーニング方法は、内壁部に囲ま
れる穴部を有する素材をホーニングする方法であって、
内部底面を有する受け部と、該受け部の該内部底面に注
入された瞬間接着剤の薄層と、密に束ねられた通常は平
行の切断フィラメントよりなるフィラメント束であっ
て、一方の端部の実質的に全てのフィラメントが該薄層
により該受け部に固定されたフィラメント束とを有する
ホーニング器具を、ホーニング盤に固定させる工程と、
該ホーニング盤を該穴部に挿入する工程と、選択された
ホーニング圧で該ホーニング工具を該壁部と連続的に接
触させる工程と、該ホーニング盤を回転させ、これによ
り該ホーニング工具が該壁部の研磨および仕上げを行う
工程とを包含することを特徴とする。
れる穴部を有する素材をホーニングする方法であって、
内部底面を有する受け部と、該受け部の該内部底面に注
入された瞬間接着剤の薄層と、密に束ねられた通常は平
行の切断フィラメントよりなるフィラメント束であっ
て、一方の端部の実質的に全てのフィラメントが該薄層
により該受け部に固定されたフィラメント束とを有する
ホーニング器具を、ホーニング盤に固定させる工程と、
該ホーニング盤を該穴部に挿入する工程と、選択された
ホーニング圧で該ホーニング工具を該壁部と連続的に接
触させる工程と、該ホーニング盤を回転させ、これによ
り該ホーニング工具が該壁部の研磨および仕上げを行う
工程とを包含することを特徴とする。
【0032】好ましくは、前記ホーニング盤を前記穴部
の軸方向の長さに沿って往復運動させる工程をさらに包
含する。
の軸方向の長さに沿って往復運動させる工程をさらに包
含する。
【0033】
【作用】本発明の1つの好適な実施態様においては、フ
ィラメントの長さを比較的短く切断してフィラメント束
を形成した後で、このフィラメント束をホルダーに挿入
し接着剤と接着させる。また別の実施態様においては、
比較的長さの長いフィラメント束を、整形ダイスを通し
てホルダーに挿入し接着剤と接着させた後で、適切な長
さに切断する。これにより、単純な形状で容易に製造可
能な、研磨用フィラメントを有するホーニング工具が作
製される。
ィラメントの長さを比較的短く切断してフィラメント束
を形成した後で、このフィラメント束をホルダーに挿入
し接着剤と接着させる。また別の実施態様においては、
比較的長さの長いフィラメント束を、整形ダイスを通し
てホルダーに挿入し接着剤と接着させた後で、適切な長
さに切断する。これにより、単純な形状で容易に製造可
能な、研磨用フィラメントを有するホーニング工具が作
製される。
【0034】
【実施例】次に図面を参照して本発明のホーニング工具
を以下の実施例に基づいて説明する。
を以下の実施例に基づいて説明する。
【0035】図1は、本発明のホーニング工具20を通
常のホーニング盤22に取り付けた状態を示している。
ホーニング盤22は一組のホーニング工具20を備え
る。ホーニング工具20は本体部24の周面に間隔を開
けて配置され、素材30の穴部28の、通常は円筒状の
内壁26に連続的に接触する。本体部24は円錐部3
2、およびホーニング工具20の各々の従動部33を備
える。ホーニング工具および従動部33は上下のガータ
ーばね34により本体部24に取り付けられている。操
作時には、本体部24が穴部28内を矢印35で示す軸
方向に移動する。円錐部32は矢印36で示す方向に往
復運動することによりその径寸法が変動し、これに接続
する従動部33の変形により、ホーニング工具20が半
径方向に拡張および伸縮する。これにより、各ホーニン
グ工具20の外部作業面が選択されたホーニング圧の下
で壁部26と接触し維持される。同時に、矢印37で示
すように、本体部24は穴部28内で回転し、これによ
り壁部26の研磨および仕上げが行われる。
常のホーニング盤22に取り付けた状態を示している。
ホーニング盤22は一組のホーニング工具20を備え
る。ホーニング工具20は本体部24の周面に間隔を開
けて配置され、素材30の穴部28の、通常は円筒状の
内壁26に連続的に接触する。本体部24は円錐部3
2、およびホーニング工具20の各々の従動部33を備
える。ホーニング工具および従動部33は上下のガータ
ーばね34により本体部24に取り付けられている。操
作時には、本体部24が穴部28内を矢印35で示す軸
方向に移動する。円錐部32は矢印36で示す方向に往
復運動することによりその径寸法が変動し、これに接続
する従動部33の変形により、ホーニング工具20が半
径方向に拡張および伸縮する。これにより、各ホーニン
グ工具20の外部作業面が選択されたホーニング圧の下
で壁部26と接触し維持される。同時に、矢印37で示
すように、本体部24は穴部28内で回転し、これによ
り壁部26の研磨および仕上げが行われる。
【0036】次にさらに図2〜図6を参照してホーニン
グ工具20について詳述する。ホーニング工具20は、
研磨剤を含有するプラスチック製のフィラメントよりな
る比較的長さの短いフィラメント束40と、ホルダー4
4と一体形成された方形の受け部42とを有する。フィ
ラメント束40は46で示す液状の瞬間接着剤により受
け部42の底壁部45に接着される。
グ工具20について詳述する。ホーニング工具20は、
研磨剤を含有するプラスチック製のフィラメントよりな
る比較的長さの短いフィラメント束40と、ホルダー4
4と一体形成された方形の受け部42とを有する。フィ
ラメント束40は46で示す液状の瞬間接着剤により受
け部42の底壁部45に接着される。
【0037】ホルダー44は断面形状がほぼ方形で、長
さが幅の少くとも2倍である。材質は金属またはナイロ
ンなど非脆性のプラスチックであり得る。ホルダー44
は平坦な底壁部50、2つの側壁部52、2つの端壁部
54、および上壁部56を備える。側壁部52は通常は
平坦な面であり、上壁部56と底壁部50とを接続す
る。端壁部54は湾曲しており、内方向に下降する傾斜
部62と、傾斜部62に隣接する外部平坦部60と、傾
斜部62の反対側に隣接する内部平坦部64とを有す
る。傾斜部62と内部平坦部64とで内部隅部66を形
成し、この内部隅部により図1に示すガーターばね34
のようなばねが保持される。
さが幅の少くとも2倍である。材質は金属またはナイロ
ンなど非脆性のプラスチックであり得る。ホルダー44
は平坦な底壁部50、2つの側壁部52、2つの端壁部
54、および上壁部56を備える。側壁部52は通常は
平坦な面であり、上壁部56と底壁部50とを接続す
る。端壁部54は湾曲しており、内方向に下降する傾斜
部62と、傾斜部62に隣接する外部平坦部60と、傾
斜部62の反対側に隣接する内部平坦部64とを有す
る。傾斜部62と内部平坦部64とで内部隅部66を形
成し、この内部隅部により図1に示すガーターばね34
のようなばねが保持される。
【0038】上壁部56は底壁部50と幅は同じである
が長さは短い。上述のように、受け部42がホルダー4
4と一体形成されている。詳しくは、図4に示すよう
に、受け部42は上壁部56から下向きに、底壁部50
に到達する少し手前まで延び、ホルダー44の高さとほ
ぼ同じ深さを有する。受け部42は2つの平坦な側部7
0と、これら側部70を接続する2つの湾曲部72とを
有し、これら側部70および湾曲部72により楕円形の
開口部73が形成される。ホルダー44の側壁部52の
一方には2つのスペーサー76が形成される。他方の側
壁部52は、図3に示すように、ゲル状の瞬間接着剤を
注入するためのスロット78を有し得る。
が長さは短い。上述のように、受け部42がホルダー4
4と一体形成されている。詳しくは、図4に示すよう
に、受け部42は上壁部56から下向きに、底壁部50
に到達する少し手前まで延び、ホルダー44の高さとほ
ぼ同じ深さを有する。受け部42は2つの平坦な側部7
0と、これら側部70を接続する2つの湾曲部72とを
有し、これら側部70および湾曲部72により楕円形の
開口部73が形成される。ホルダー44の側壁部52の
一方には2つのスペーサー76が形成される。他方の側
壁部52は、図3に示すように、ゲル状の瞬間接着剤を
注入するためのスロット78を有し得る。
【0039】フィラメント束40は、図4に示すような
方形の横断面を有する、研磨剤を含有するプラスチック
製のフィラメントまたはフィラメント80を含み得る。
図7にフィラメントの横断面の拡大図を示す。図示する
ように、各フィラメントは幅82および厚さ84を有す
る。
方形の横断面を有する、研磨剤を含有するプラスチック
製のフィラメントまたはフィラメント80を含み得る。
図7にフィラメントの横断面の拡大図を示す。図示する
ように、各フィラメントは幅82および厚さ84を有す
る。
【0040】通常は、方形のフィラメント80の主要平
坦面での幅は約0.090インチ、厚さは約0.045
インチである。主要平坦面での幅が厚さの3倍から4倍
までのさらに幅広い方形のフラメントも使用し得る。フ
ィラメントの幅は、好ましくは厚さの4倍を超えない、
より好ましくは厚さの3倍を超えない、さらにより好ま
しくは厚さの約2倍を超えないものとする。ホルダー4
4から突出する部分のフィラメントの長さは、幅の少く
とも10倍、より好ましくは幅の少くとも20倍であ
る。しかし、ホルダー44から突出する部分のフィラメ
ントの長さは比較的短くされる。
坦面での幅は約0.090インチ、厚さは約0.045
インチである。主要平坦面での幅が厚さの3倍から4倍
までのさらに幅広い方形のフラメントも使用し得る。フ
ィラメントの幅は、好ましくは厚さの4倍を超えない、
より好ましくは厚さの3倍を超えない、さらにより好ま
しくは厚さの約2倍を超えないものとする。ホルダー4
4から突出する部分のフィラメントの長さは、幅の少く
とも10倍、より好ましくは幅の少くとも20倍であ
る。しかし、ホルダー44から突出する部分のフィラメ
ントの長さは比較的短くされる。
【0041】フィラメント80は、酸化アルミニウムま
たは炭化珪素などの研磨用鉱物を均一にしみ込ませたプ
ラスチックを押し出し成形したものである。研磨用鉱物
としては、他に多結晶ダイヤモンド等のさらに希有な物
質も容易に使用し得る。また、研磨剤の粒径は、目の粗
いものから、作業部分に特別に繊細な研磨効果を与える
目の細かいものまで様々に変更し得る。
たは炭化珪素などの研磨用鉱物を均一にしみ込ませたプ
ラスチックを押し出し成形したものである。研磨用鉱物
としては、他に多結晶ダイヤモンド等のさらに希有な物
質も容易に使用し得る。また、研磨剤の粒径は、目の粗
いものから、作業部分に特別に繊細な研磨効果を与える
目の細かいものまで様々に変更し得る。
【0042】プラスチック材料は、好ましくは106p
siで0.10より大きい、またより好ましくは106
psiで0.40より大きいヤング率を有する。ヤング
率は、物質にある力を負荷した後これを除去したとき物
質に永久的な変形を与えない力の量として定義される。
これは弾性、またはひずみに対する応力の関係の測定単
位である。
siで0.10より大きい、またより好ましくは106
psiで0.40より大きいヤング率を有する。ヤング
率は、物質にある力を負荷した後これを除去したとき物
質に永久的な変形を与えない力の量として定義される。
これは弾性、またはひずみに対する応力の関係の測定単
位である。
【0043】押し出し成形されるフィラメントの材料と
しての好適なプラスチックはナイロンである。好適なナ
イロンは6/12ナイロンである。ナイロンとは、長鎖
の、部分的に結晶した合成ポリマーアミド(ポリアミ
ド)である。ポリアミドは主にジアミンと、二塩基酸ま
たは酸およびアミンの機能を共に有する物質との縮合反
応により形成される。
しての好適なプラスチックはナイロンである。好適なナ
イロンは6/12ナイロンである。ナイロンとは、長鎖
の、部分的に結晶した合成ポリマーアミド(ポリアミ
ド)である。ポリアミドは主にジアミンと、二塩基酸ま
たは酸およびアミンの機能を共に有する物質との縮合反
応により形成される。
【0044】ナイロンは溶媒および基剤中で油および油
脂に対して優れた耐性を有する。ナイロンは衝撃、摩
耗、および疲労の繰り返しに対して優れた性能を有す
る。他に、摩擦係数が低い、引っ張り強さおよび靱性が
大きいなどの物理特性を有する。耐力、剛性、靱性など
のナイロンの機械的特性は本発明において有用である。
一般に、アミド結合の量が多くなると、剛性が増し、引
っ張り強さが大きくなり、また融点が高くなる。利用し
得るナイロンのいくつかの種類が市販されている。これ
れには次のものが含まれる。
脂に対して優れた耐性を有する。ナイロンは衝撃、摩
耗、および疲労の繰り返しに対して優れた性能を有す
る。他に、摩擦係数が低い、引っ張り強さおよび靱性が
大きいなどの物理特性を有する。耐力、剛性、靱性など
のナイロンの機械的特性は本発明において有用である。
一般に、アミド結合の量が多くなると、剛性が増し、引
っ張り強さが大きくなり、また融点が高くなる。利用し
得るナイロンのいくつかの種類が市販されている。これ
れには次のものが含まれる。
【0045】A.ヘキサメチレンジアミン(HMD)お
よびアジピン酸から合成されるナイロン6/6 B.HMDおよびアゼライン酸から合成されるナイロン
6/9 C.HMDおよびセバシン酸から合成されるナイロン6
/10 D.HMDおよびドデカン二酸から合成されるナイロン
6/12 E.ポリカプロラクタムから合成されるナイロン6 F.11−アミノウンデカン酸から合成されるナイロン
11 G.ポリオーロラクタムから合成されるナイロン12。
よびアジピン酸から合成されるナイロン6/6 B.HMDおよびアゼライン酸から合成されるナイロン
6/9 C.HMDおよびセバシン酸から合成されるナイロン6
/10 D.HMDおよびドデカン二酸から合成されるナイロン
6/12 E.ポリカプロラクタムから合成されるナイロン6 F.11−アミノウンデカン酸から合成されるナイロン
11 G.ポリオーロラクタムから合成されるナイロン12。
【0046】本発明に使用され得るナイロンのヤング率
は、0.05より大きい、好ましくは0.1より大き
い、またより好ましくは0.2より大きい。
は、0.05より大きい、好ましくは0.1より大き
い、またより好ましくは0.2より大きい。
【0047】好適なナイロンはナイロン6/12であ
る。ナイロン6/12の物理特性は、融点が212℃、
103psiでの乾燥降伏強さが8.8(50%RHで
7.4)、乾燥曲げ係数が295(50%RHで18
0)である。ナイロンのヤング率(106psiで0.
40)はゴムのヤング率(106psiで0.01)よ
り大きい。従って、ナイロンの剛性は、例えばゴムなど
のエラストマーより大きい。例えば、数フィートの長さ
の本発明の作業エレメントの一方の端部を室温条件下で
平行に保持すると、他方の自由端部でたわみはほとんど
ないかまたは極めて小さい。
る。ナイロン6/12の物理特性は、融点が212℃、
103psiでの乾燥降伏強さが8.8(50%RHで
7.4)、乾燥曲げ係数が295(50%RHで18
0)である。ナイロンのヤング率(106psiで0.
40)はゴムのヤング率(106psiで0.01)よ
り大きい。従って、ナイロンの剛性は、例えばゴムなど
のエラストマーより大きい。例えば、数フィートの長さ
の本発明の作業エレメントの一方の端部を室温条件下で
平行に保持すると、他方の自由端部でたわみはほとんど
ないかまたは極めて小さい。
【0048】ナイロンは部分的に結晶である。従って、
変形中にゴム状に曲がる領域はほとんどまたは全くな
い。剛性および降伏点は結晶度により決まる。結晶度が
低下すると剛性および降伏応力が低下する。一方、ゴム
は非晶質ポリマーであるため、分子の並びがまっすぐに
なると弾性係数が下がる。
変形中にゴム状に曲がる領域はほとんどまたは全くな
い。剛性および降伏点は結晶度により決まる。結晶度が
低下すると剛性および降伏応力が低下する。一方、ゴム
は非晶質ポリマーであるため、分子の並びがまっすぐに
なると弾性係数が下がる。
【0049】ナイロンは8000psiを超える引っ張
り強さを持つが、ゴムの引っ張り強さは300psiで
ある。ナイロンは引っ張りに対して250%の伸びで破
断を示すが、ゴムの破断は1200%である。ナイロン
は耐湿に優れるが、ゴムは大量の水分を吸収する。ナイ
ロンは油および油脂ならびに他の有機溶媒に対して優れ
た耐性を有するが、ゴムの耐性は極めて低い。ナイロン
は−75°〜230°F(−24〜110℃)の温度範
囲で特性を維持し得るが、ゴムの温度範囲は室温を中心
とした狭い範囲に限られる。このようにナイロンは優れ
た耐力、湿度および溶媒への耐性を有し、また利用可能
な温度範囲が広いため、本発明のフィラメントに対する
好適な材料である。
り強さを持つが、ゴムの引っ張り強さは300psiで
ある。ナイロンは引っ張りに対して250%の伸びで破
断を示すが、ゴムの破断は1200%である。ナイロン
は耐湿に優れるが、ゴムは大量の水分を吸収する。ナイ
ロンは油および油脂ならびに他の有機溶媒に対して優れ
た耐性を有するが、ゴムの耐性は極めて低い。ナイロン
は−75°〜230°F(−24〜110℃)の温度範
囲で特性を維持し得るが、ゴムの温度範囲は室温を中心
とした狭い範囲に限られる。このようにナイロンは優れ
た耐力、湿度および溶媒への耐性を有し、また利用可能
な温度範囲が広いため、本発明のフィラメントに対する
好適な材料である。
【0050】本発明に使用され得る他の種類のポリアミ
ドとしては、アラミドなどのポリマー鎖に沿ってアミド
基が繰り返される他の縮合物を含む。アラミドは、アミ
ド(−C(O)−N(H)−)結合の少くとも85%が
2つの芳香族炭化水素環に直接接合する形状を有する合
成繊維である。これは、2つの芳香族環に直接接合する
アミド結合が85%より少ないナイロンとは区別され
る。
ドとしては、アラミドなどのポリマー鎖に沿ってアミド
基が繰り返される他の縮合物を含む。アラミドは、アミ
ド(−C(O)−N(H)−)結合の少くとも85%が
2つの芳香族炭化水素環に直接接合する形状を有する合
成繊維である。これは、2つの芳香族環に直接接合する
アミド結合が85%より少ないナイロンとは区別され
る。
【0051】プラスチック材料はまた、優れた引っ張り
強さおよび高い弾性係数を特長とするアラミド繊維であ
り得る。本発明で使用され得る2つのアラミドとして
は、p−フェニレンジアミンと塩化テレフタロイルとの
ポリマー化により形成される繊維、およびm−フェニレ
ンジアミンと塩化イソフタロイルとのポリマー化により
形成される剛性のより低いポリマーがある。
強さおよび高い弾性係数を特長とするアラミド繊維であ
り得る。本発明で使用され得る2つのアラミドとして
は、p−フェニレンジアミンと塩化テレフタロイルとの
ポリマー化により形成される繊維、およびm−フェニレ
ンジアミンと塩化イソフタロイルとのポリマー化により
形成される剛性のより低いポリマーがある。
【0052】アラミドは溶媒に対して非常に強い耐性を
示す。アラミドは250℃で、室温で織物用繊維が示す
引っ張り強さを示す。
示す。アラミドは250℃で、室温で織物用繊維が示す
引っ張り強さを示す。
【0053】また、いくつかの熱硬化性ポリマーも使用
され得る。例えば、ポリエステル、あるいは二価アルコ
ールエステル(HOROH)およびテレフタル酸(p−
HOOCC6H4COOH)の少くとも85%を有する長
鎖合成ポリマーが使用され得る。ポリエステル繊維は結
晶性および非結晶性領域の両方を含む。ポリエステルは
溶媒に対して耐性があり、また引っ張りに対して19〜
40%の伸びで破断を示す。
され得る。例えば、ポリエステル、あるいは二価アルコ
ールエステル(HOROH)およびテレフタル酸(p−
HOOCC6H4COOH)の少くとも85%を有する長
鎖合成ポリマーが使用され得る。ポリエステル繊維は結
晶性および非結晶性領域の両方を含む。ポリエステルは
溶媒に対して耐性があり、また引っ張りに対して19〜
40%の伸びで破断を示す。
【0054】ポリイミドはCONHCOを含有するポリ
マーであり、同様に本発明にて使用され得る。ポリイミ
ドは高温安定性(700°F(約370℃)まで安定)
を有し、また高い引っ張り強さ(13500psi)を
有するため、砥石車の結合剤として利用し得る。
マーであり、同様に本発明にて使用され得る。ポリイミ
ドは高温安定性(700°F(約370℃)まで安定)
を有し、また高い引っ張り強さ(13500psi)を
有するため、砥石車の結合剤として利用し得る。
【0055】変形例として、フィラメント束40は、図
5に示すように横断面が円形のフィラメント86を有し
得る。図8にこのフィラメント86の横断面の拡大図を
示す。ホルダーから突出した部分のフィラメント86の
長さは、断面の直径の少くとも10倍、より好ましくは
直径の少くとも20倍である。この場合も、フィラメン
ト86の突出部の長さは比較的短くされる。フィラメン
ト86はフィラメント80に関して上記に述べたものと
同じ材料により形成され得る。
5に示すように横断面が円形のフィラメント86を有し
得る。図8にこのフィラメント86の横断面の拡大図を
示す。ホルダーから突出した部分のフィラメント86の
長さは、断面の直径の少くとも10倍、より好ましくは
直径の少くとも20倍である。この場合も、フィラメン
ト86の突出部の長さは比較的短くされる。フィラメン
ト86はフィラメント80に関して上記に述べたものと
同じ材料により形成され得る。
【0056】次に図9〜図13を参照して、ホーニング
工具20を製造する方法について述べる。ここでは断面
が方形のフィラメント80を使用する場合について述べ
るが、断面が円形のフィラメント86および他の形状の
フィラメントについても同様の方法が使用され得る。ホ
ーニング工具の製造において、先ず、比較的短い長さの
同じサイズに切断した複数の切断フィラメント80を束
ね、弾性またはゴム状のバンド92でまとめて円筒状の
フィラメント束90とする(図9参照)。ホルダー44
を固定治具94で支持する。固定治具94はほぼ対称の
2つの部分96および98を有する。これら部分96お
よび98が合体することにより、ホルダー44を包囲す
る方形のチャンバー100が形成される。詳しくは、チ
ャンバー100は、ホルダー44の底壁部50および側
壁部52、ならびに上壁部56の外縁部を包囲する。し
かし、上壁部56の受け部42が形成されている部分は
露出させる。部分96はスペーサー76を収容するため
の空間を有する。部分96および98はまたチャンバー
100の上方に漏斗部102を形成する(図12参
照)。
工具20を製造する方法について述べる。ここでは断面
が方形のフィラメント80を使用する場合について述べ
るが、断面が円形のフィラメント86および他の形状の
フィラメントについても同様の方法が使用され得る。ホ
ーニング工具の製造において、先ず、比較的短い長さの
同じサイズに切断した複数の切断フィラメント80を束
ね、弾性またはゴム状のバンド92でまとめて円筒状の
フィラメント束90とする(図9参照)。ホルダー44
を固定治具94で支持する。固定治具94はほぼ対称の
2つの部分96および98を有する。これら部分96お
よび98が合体することにより、ホルダー44を包囲す
る方形のチャンバー100が形成される。詳しくは、チ
ャンバー100は、ホルダー44の底壁部50および側
壁部52、ならびに上壁部56の外縁部を包囲する。し
かし、上壁部56の受け部42が形成されている部分は
露出させる。部分96はスペーサー76を収容するため
の空間を有する。部分96および98はまたチャンバー
100の上方に漏斗部102を形成する(図12参
照)。
【0057】次に測定量の液状接着剤46を受け部42
の底壁部45に注入する。接着剤46は受け部42の上
部から注入され得る。あるいは、図3のホルダーを使用
する場合は、スロット78を通して注入し得る。液状瞬
間接着剤としては、低い粘度または高い流動率を有する
シアノアクリレートを使用するのが好適である。接着剤
46を受け部42の底壁部45に塗布するときは、底壁
部45が接着剤46で均一に覆われることが重要であ
る。
の底壁部45に注入する。接着剤46は受け部42の上
部から注入され得る。あるいは、図3のホルダーを使用
する場合は、スロット78を通して注入し得る。液状瞬
間接着剤としては、低い粘度または高い流動率を有する
シアノアクリレートを使用するのが好適である。接着剤
46を受け部42の底壁部45に塗布するときは、底壁
部45が接着剤46で均一に覆われることが重要であ
る。
【0058】本発明で使用される液状接着剤としては、
次の式を有するアルキルシアノアクリレートが使用され
得る。
次の式を有するアルキルシアノアクリレートが使用され
得る。
【0059】
【化1】
【0060】好適なシアノアクリレート接着剤は、次の
式を有するアルコキシアルキルシアノアクリレートであ
る。
式を有するアルコキシアルキルシアノアクリレートであ
る。
【0061】
【化2】
【0062】適切な接着剤としては、ロックタイト社
(Loctite Corporation, Newington,Connecticut)の市
販する商標名SUPERBONDERR495、表面非
感応性(insensitive)454ゲル、または商標名BL
ACK MAXがある。
(Loctite Corporation, Newington,Connecticut)の市
販する商標名SUPERBONDERR495、表面非
感応性(insensitive)454ゲル、または商標名BL
ACK MAXがある。
【0063】円筒状フィラメント束90は、手作業でま
たは他の手段で、受け部42の輪郭にほぼ適合する楕円
形状に変更し得る(図10参照)。バンド92は弾性体
またはゴムであるため、このように形状を変更しても束
の状態は維持される。次に、図12に示すように、フィ
ラメント80の楕円形のフィラメント束90を漏斗部1
02内に挿入し、図示しない適切なリニアアクチュエー
ターにより矢印110で示す方向に駆動される押し板1
06により押し下げる。このようにして、フィラメント
束90の各フィラメント80の端面112を液状接着剤
46に接着させ、これにより各フィラメント80を受け
部42の底壁部45に素早く接合させる。接着剤46は
低粘度であるため、一部はフィラメント80の端面11
2間に侵入し、各フィラメントの内端部を隣接するフィ
ラメントに接合させる。この結果、フィラメント束90
の反対側の端面114が作業面となり、後で端面114
のトリミングを行う必要がない。押し板106の平坦な
作業表面116によりホーニング工具20の作業面が平
坦化される。
たは他の手段で、受け部42の輪郭にほぼ適合する楕円
形状に変更し得る(図10参照)。バンド92は弾性体
またはゴムであるため、このように形状を変更しても束
の状態は維持される。次に、図12に示すように、フィ
ラメント80の楕円形のフィラメント束90を漏斗部1
02内に挿入し、図示しない適切なリニアアクチュエー
ターにより矢印110で示す方向に駆動される押し板1
06により押し下げる。このようにして、フィラメント
束90の各フィラメント80の端面112を液状接着剤
46に接着させ、これにより各フィラメント80を受け
部42の底壁部45に素早く接合させる。接着剤46は
低粘度であるため、一部はフィラメント80の端面11
2間に侵入し、各フィラメントの内端部を隣接するフィ
ラメントに接合させる。この結果、フィラメント束90
の反対側の端面114が作業面となり、後で端面114
のトリミングを行う必要がない。押し板106の平坦な
作業表面116によりホーニング工具20の作業面が平
坦化される。
【0064】適切に加圧を停止することにより、押し板
106を退却させる。完成したホーニング工具20を固
定治具94から取り出して、例えばホーニング盤22に
取り付ける。
106を退却させる。完成したホーニング工具20を固
定治具94から取り出して、例えばホーニング盤22に
取り付ける。
【0065】平坦な作業表面を有する押し板106の代
わりに、図15に示すように凹状作業面122を有する
押し板120を使用し得る。押し板120を使用してフ
ィラメント束90を液状接着剤46に接着させる場合
は、得られるホーニング工具の作業面124はホーニン
グされる穴部のまるみに対応し得るまるみを有する。こ
の場合も、フィラメント束90の各フィラメント80の
長さは同じであるため、湾曲した作業面124は受け部
42の底壁部45に接着するフィラメント80の形状の
結果として得られる。
わりに、図15に示すように凹状作業面122を有する
押し板120を使用し得る。押し板120を使用してフ
ィラメント束90を液状接着剤46に接着させる場合
は、得られるホーニング工具の作業面124はホーニン
グされる穴部のまるみに対応し得るまるみを有する。こ
の場合も、フィラメント束90の各フィラメント80の
長さは同じであるため、湾曲した作業面124は受け部
42の底壁部45に接着するフィラメント80の形状の
結果として得られる。
【0066】上述の製造方法により、コストのかかるト
リミングを行わずに仕上げ面を完成し得るホーニング工
具20を形成することが可能となる。多結晶ダイヤモン
ドなどの希有な研磨材料を使用するほど、トリミングの
コストは高くなる。トリミングを行う必要なければ、こ
のようなコストの高い充填材料を無駄使いすることもな
くなる。本発明によれば、材料は一度に切断され受け部
に挿入される。不揃いな場合でも受け部内で整頓され、
瞬間接着剤により確実に固定される。
リミングを行わずに仕上げ面を完成し得るホーニング工
具20を形成することが可能となる。多結晶ダイヤモン
ドなどの希有な研磨材料を使用するほど、トリミングの
コストは高くなる。トリミングを行う必要なければ、こ
のようなコストの高い充填材料を無駄使いすることもな
くなる。本発明によれば、材料は一度に切断され受け部
に挿入される。不揃いな場合でも受け部内で整頓され、
瞬間接着剤により確実に固定される。
【0067】本発明によるホーニング工具を製造する別
の方法を図13および図14を参照して示す。本方法に
おいては、フィラメント132の束130を先ず形成す
る。フィラメント132の各々は好ましくは、同じ長さ
を有し、実質的には前述の方法で使用したフィラメント
80より長くされる。例えば、1インチほどの刈り込み
を有するホーニング工具を製造するためには、数フィー
トの長さのフィラメントを使用し得る。ホルダー44は
治具134に支持される。治具134は、固定されてい
ることを除けば治具94と同じである。治具134は、
図示しない適切なリニアアクチュエーターにより矢印1
36で示す方向に往復運動し得る。
の方法を図13および図14を参照して示す。本方法に
おいては、フィラメント132の束130を先ず形成す
る。フィラメント132の各々は好ましくは、同じ長さ
を有し、実質的には前述の方法で使用したフィラメント
80より長くされる。例えば、1インチほどの刈り込み
を有するホーニング工具を製造するためには、数フィー
トの長さのフィラメントを使用し得る。ホルダー44は
治具134に支持される。治具134は、固定されてい
ることを除けば治具94と同じである。治具134は、
図示しない適切なリニアアクチュエーターにより矢印1
36で示す方向に往復運動し得る。
【0068】フィラメント束130の中央部をダイス1
40に挿入する。ダイス140は、受け部42に適合す
る輪郭を持つ中央空洞部142を有する。これにより、
フィラメント132を密に揃った状態で整列させ得る。
次にフィラメント束130を、端面144が受け部42
と整合するように配置する。
40に挿入する。ダイス140は、受け部42に適合す
る輪郭を持つ中央空洞部142を有する。これにより、
フィラメント132を密に揃った状態で整列させ得る。
次にフィラメント束130を、端面144が受け部42
と整合するように配置する。
【0069】次に、測定量の液状接着剤46を、上部開
口部または側部のスロット78を通して受け部42の底
壁部に注入する。治具134を上方向に移動させ固定す
る。これとほぼ同時に、図示しない適切なリニアアクチ
ュエーターにより矢印150で示す方向に押し板146
を下方向に押す。液状接着剤46はフィラメント束13
0の端面144を受け部42の底壁部に瞬時に接着させ
る。次にフィラメント束130を、図13のダイス14
0に隣接した切断ブレード152により示される高さで
切断する。この切断面がホーニング工具の作業面とな
る。
口部または側部のスロット78を通して受け部42の底
壁部に注入する。治具134を上方向に移動させ固定す
る。これとほぼ同時に、図示しない適切なリニアアクチ
ュエーターにより矢印150で示す方向に押し板146
を下方向に押す。液状接着剤46はフィラメント束13
0の端面144を受け部42の底壁部に瞬時に接着させ
る。次にフィラメント束130を、図13のダイス14
0に隣接した切断ブレード152により示される高さで
切断する。この切断面がホーニング工具の作業面とな
る。
【0070】
【発明の効果】上述のように、本発明のホーニング工具
の製造方法によれば、単純な形状で容易に製造可能な、
研磨用フィラメントを有するホーニング工具が実現され
る。また、本発明のホーニング工具は切断フィラメント
により構成されるため、切りくずが容易に除去され得、
また優れた表面仕上げが実現される。さらに、本発明の
ホーニング方法によれば、素材の表面仕上げを良好に行
うことができる。
の製造方法によれば、単純な形状で容易に製造可能な、
研磨用フィラメントを有するホーニング工具が実現され
る。また、本発明のホーニング工具は切断フィラメント
により構成されるため、切りくずが容易に除去され得、
また優れた表面仕上げが実現される。さらに、本発明の
ホーニング方法によれば、素材の表面仕上げを良好に行
うことができる。
【図1】本発明の研磨用フィラメントを有するホーニン
グ工具がホーニング盤に取り付けられた状態を示す部分
側面図であり、ホーニング盤および素材の一部を断面で
示す。
グ工具がホーニング盤に取り付けられた状態を示す部分
側面図であり、ホーニング盤および素材の一部を断面で
示す。
【図2】方形の横断面を有するフィラメントを使用する
ホーニング工具の正面図である。
ホーニング工具の正面図である。
【図3】図2のホーニング工具の、ホルダーがスロット
を有する場合の背面図である。
を有する場合の背面図である。
【図4】図2のホーニング工具の平面図である。
【図5】円形の横断面を有するフィラメントを使用する
ホーニング工具の平面図である。
ホーニング工具の平面図である。
【図6】図5のホーニング工具の正面図である。
【図7】方形フィラメントの拡大横断面図である。
【図8】円形フィラメントの拡大横断面図である。
【図9】円筒状フィラメント束の平面図である。
【図10】楕円形状に変形された、フィラメント束の平
面図である。
面図である。
【図11】本発明のホーニング工具を製造するために使
用される固定治具の正面図である。
用される固定治具の正面図である。
【図12】図11の固定治具および押し板の側面図であ
る。
る。
【図13】本発明のホーニング工具を製造する、ダイス
を使用する他の方法を示す図である。
を使用する他の方法を示す図である。
【図14】図13のダイスの14−14線に沿った図で
ある。
ある。
【図15】図12と同様の側面図であり、工具の作業面
にまるみを与える押し板を使用する場合を示す。
にまるみを与える押し板を使用する場合を示す。
20 ホーニング工具 22 ホーニング盤 24 本体部 28 穴部 40、90、130 フィラメント束 42 受け部 44 ホルダー 46 接着剤 80、86、132 フィラメント 94、134 治具 106、120 押し板 140 ダイス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アール. ブラウン ワーナー アメリカ合衆国 オハイオ 44115,ウェ ストレイク,ヒリアード ブールバード 28200
Claims (27)
- 【請求項1】均一に密な状態で束ねられた、不織の通常
は平行な切断フィラメントから一定のサイズのフィラメ
ント束を形成する工程と、 底面を有する受け部を保持する工程と、 該受け部内に測定量の瞬間接着剤を注入して、該接着剤
の層が該受け部の底面を完全に覆うようにする、注入工
程と、 該フィラメント束を該受け部に素早く挿入して、該接着
剤が硬化する前に該フィラメント束の一方の端部のフィ
ラメントすべてを接着剤に接着させる、挿入工程と、 該接着剤を硬化させて、フィラメント束の該端部を該受
け部の底面に固定させる、硬化工程と、を包含するホー
ニング工具の製造方法。 - 【請求項2】前記受け部として、2つの平坦な面と、該
平坦な面に接続する2つの湾曲した面とを有し、該平坦
な面と該湾曲した面とにより楕円形状の開口部が形成さ
れたものを用いる、請求項1に記載のホーニング工具の
製造方法。 - 【請求項3】前記受け部として、ほぼ方形の断面を有
し、長さが幅の少なくとも2倍であるホルダーと一体形
成されたものを用いる、請求項2に記載のホーニング工
具の製造方法。 - 【請求項4】前記ホルダーが、前記楕円形状の開口部と
連通するスロットを有し、前記注入工程が、前記接着剤
を該スロットを通して注入する工程を含む、請求項3に
記載のホーニング工具の製造方法。 - 【請求項5】前記挿入工程が、凹形状の作業表面を有す
る押し板を該フィラメント束に隣接して配置し、これに
より工具の作業面に丸みを与える、請求項1に記載のホ
ーニング工具の製造方法。 - 【請求項6】前記受け部とほぼ同じ輪郭の中央空洞部を
有するダイスを通して前記フィラメント束を挿入する工
程をさらに包含する、請求項1に記載のホーニング工具
の製造方法。 - 【請求項7】前記硬化工程の後、前記フィラメント束を
トリミングする工程をさらに包含する、請求項6に記載
のホーニング工具の製造方法。 - 【請求項8】前記接着剤がシアノアクリレートである、
請求項1に記載のホーニング工具の製造方法。 - 【請求項9】前記フィラメントが研磨剤を含有したナイ
ロンである、請求項1に記載のホーニング工具の製造方
法。 - 【請求項10】前記フィラメントが方形の横断面を有す
る、請求項1に記載のホーニング工具の製造方法。 - 【請求項11】前記フィラメントが、約45重量%の研
磨用鉱物を含有する、請求項9に記載のホーニング工具
の製造方法。 - 【請求項12】前記フィラメント束が、各々同じ長さに
切断された複数のフィラメントにより形成される、請求
項1に記載のホーニング工具の製造方法。 - 【請求項13】前記フィラメントが、ナイロン、ポリプ
ロピレン、アラミド、およびポリエステルよりなるグル
ープから選択されるプラスチックにより製造される、請
求項1に記載のホーニング工具の製造方法。 - 【請求項14】内部底面を有する受け部と、 該受け部の該内部底面に注入された瞬間接着剤の薄層
と、 密に束ねられた通常は平行の切断フィラメントよりなる
フィラメント束であって、一方の端部の実質的に全ての
フィラメントが該薄層により該受け部に固定されたフィ
ラメント束と、を備える、研磨用フィラメントを有する
ホーニング工具。 - 【請求項15】前記受け部が、2つの平坦な面と、該平
坦な面に接続する2つの湾曲した面とを有し、該平坦な
面と該湾曲した面とにより楕円形状の開口部が形成され
る、請求項14に記載の研磨用フィラメントを有するホ
ーニング工具。 - 【請求項16】前記受け部が、ほぼ方形の断面を有し長
さが幅の少なくとも2倍であるホルダーと一体形成され
る、請求項14に記載の研磨用フィラメントを有するホ
ーニング工具。 - 【請求項17】前記ホルダーが、前記楕円形状の開口部
と連通するスロットを有し、これにより前記接着剤が前
記スロットを通して注入され得る、請求項16に記載の
研磨用フィラメントを有するホーニング工具。 - 【請求項18】前記フィラメント束が他方端に作業端部
を有し、該作業端部で前記フィラメントが凸状作業表面
を形成する、請求項14に記載の研磨用フィラメントを
有するホーニング工具。 - 【請求項19】前記接着剤がシアノアクリレートであ
る、請求項14に記載の研磨用フィラメントを有するホ
ーニング工具。 - 【請求項20】前記フィラメント束が、均一の長さのフ
ィラメントよりなる、請求項14に記載の研磨用フィラ
メントを有するホーニング工具。 - 【請求項21】前記フィラメントが、ナイロン、ポリプ
ロピレン、アラミド、およびポリエステルよりなるグル
ープから選択されるプラスチックにより製造される、請
求項14に記載の研磨用フィラメントを有するホーニン
グ工具。 - 【請求項22】前記フィラメントが方形の横断面を有す
る、請求項14に記載の研磨用フィラメントを有するホ
ーニング工具。 - 【請求項23】前記フィラメントが、約45重量%の研
磨用鉱物を含有する、請求項14に記載の研磨用フィラ
メントを有するホーニング工具。 - 【請求項24】前記フィラメント束が、前記受け部内で
均一な密度および同じ方向で整列している、請求項14
に記載の研磨用フィラメントを有するホーニング工具。 - 【請求項25】前記フィラメントが、少なくとも約30
重量%の研磨用鉱物を含有する、請求項14に記載の研
磨用フィラメントを有するホーニング工具。 - 【請求項26】内壁部に囲まれる穴部を有する素材をホ
ーニングする方法であって、 内部底面を有する受け部と、該受け部の該内部底面に注
入された瞬間接着剤の薄層と、密に束ねられた通常は平
行の切断フィラメントよりなるフィラメント束であっ
て、一方の端部の実質的に全てのフィラメントが該薄層
により該受け部に固定されたフィラメント束とを備える
ホーニング工具を、ホーニング盤に固定させる工程と、 該ホーニング盤を該穴部に挿入する工程と、 選択されたホーニング圧で該ホーニング工具を該壁部と
連続的に接触させる工程と、 該ホーニング盤を回転させ、これにより該ホーニング工
具が該壁部の研磨および仕上げを行う工程と、を包含す
るホーニング方法。 - 【請求項27】前記ホーニング盤を前記穴部の軸方向の
長さに沿って往復運動させる工程をさらに包含する、請
求項26に記載のホーニング方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6891493A JPH06278011A (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | 研磨用フィラメントを有するホーニング工具、およびホーニング工具の製造方法ならびにホーニング方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6891493A JPH06278011A (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | 研磨用フィラメントを有するホーニング工具、およびホーニング工具の製造方法ならびにホーニング方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06278011A true JPH06278011A (ja) | 1994-10-04 |
Family
ID=13387402
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6891493A Withdrawn JPH06278011A (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | 研磨用フィラメントを有するホーニング工具、およびホーニング工具の製造方法ならびにホーニング方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06278011A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011005572A (ja) * | 2009-06-24 | 2011-01-13 | Jatco Ltd | バリ取り装置 |
-
1993
- 1993-03-26 JP JP6891493A patent/JPH06278011A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011005572A (ja) * | 2009-06-24 | 2011-01-13 | Jatco Ltd | バリ取り装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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