JPH06276169A - ディジタル情報伝送方式、ディジタル情報送信装置およびディジタル情報受信装置 - Google Patents

ディジタル情報伝送方式、ディジタル情報送信装置およびディジタル情報受信装置

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JPH06276169A
JPH06276169A JP6518393A JP6518393A JPH06276169A JP H06276169 A JPH06276169 A JP H06276169A JP 6518393 A JP6518393 A JP 6518393A JP 6518393 A JP6518393 A JP 6518393A JP H06276169 A JPH06276169 A JP H06276169A
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Hiroshi Osaki
公士 大崎
Seiichi Nanba
誠一 難波
Akira Otani
明 大谷
Naoki Kawai
直樹 河合
Takeshi Kimura
武史 木村
Hiroyuki Hamada
浩行 浜田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 映像データなどの様々な情報を統合的に伝送
するとき、伝送対象となる情報を任意のスロットに多重
化して伝送するとともに、受信側における誤り訂正やヘ
ッダ識別等の信号処理に必要な時間を確保し、これによ
り低速の受信機でも、受信処理を行ない得るようにす
る。 【構成】 送信装置2によって送信対象となる情報を取
り込んでパケット化した後、予め設定されているスロッ
ト情報など基づいて各パケットデータを各サービス毎の
スロットに多重化して伝送信号を生成し、受信装置4側
において、前記伝送信号を取り込んだ後、各スロットに
多重化されている各パケットデータを抽出するととも
に、前記スロット情報に基づいて受信対象となるパケッ
トデータが含まれているスロットを限定して処理し、指
定された情報のみを再生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、映像・音声・データ等
のディジタル情報を伝送するディジタル情報伝送方式お
よびその送信装置と受信装置に関するものである。
【0002】[発明の概要]本発明は映像・音声・デー
タ等の様々なディジタル情報を統合的に伝送するISD
B(統合化ディジタル放送)における伝送方式および送
信装置と受信装置に関するもので、送信側でディジタル
情報を伝送スロットに多重して伝送し、受信側では、送
信側から伝送した伝送スロットの位置情報を利用、また
は受信側だけで伝送スロットを順次判定することによ
り、受信するスロットを限定し、ディジタル情報を容易
に取り出すことができるようにしたものである。
【0003】
【従来の技術】ディジタル情報を伝送する従来の技術と
しては、ストラクチャー方式とパケット方式とがある。
【0004】ストラクチャー方式は、伝送路の中でサー
ビスの情報の時間的な多重位置を固定して伝送する方式
である。ストラクチャー方式の例としては、衛星テレビ
ジョン放送のディジタル領域で伝送されている音声の伝
送方式があり、一度伝送方式が決定すると、新しいサー
ビスを追加したり、伝送上のパラメータを変更すること
は困難である。
【0005】それに対して、パケット方式は、伝送路の
中の多重位置を固定せずに、ヘッダとデータからなるパ
ケットの形式で多重化して伝送する方式である。パケッ
ト方式の例としては、衛星テレビジョン放送のディジタ
ル領域で伝送するデータ伝送方式がある。この方式では
サービスをパケット形式で伝送するので、新しいサービ
スの追加にも柔軟に対応できる。
【0006】このため将来のディジタル伝送システムで
は、パケット形式で伝送することが考えられており、こ
のパケット伝送におけるサービスの識別は、従来からパ
ケットのヘッダを用いて行われている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、映像
・音声だけでなく、静止画・文字・ファクシミリ・ソフ
トウエアなど多種多様なデータサービスを統合化して放
送するISDB(統合化ディジタル放送)が考えられて
いる。
【0008】そして、ISDBでは、データ量、データ
速度が異なる個々のサービスをパケット方式で、高速に
伝送することが考えられている。
【0009】ISDBにより伝送されたサービスを受信
する場合、伝送速度が高くなると、受信機は全てのパケ
ットについて誤り訂正、ヘッダ識別等の信号処理を高速
に行わなければならない。
【0010】しかしこの方式では、データサービスのよ
うなデータ量、データ速度が小さく、低速の信号処理で
良いサービスに対しても高速の信号処理を行わなければ
ならず、パケット方式の概念だけでは受信機コストの上
昇を招く。
【0011】本発明は上記の事情に鑑み、映像データや
音声データ、その他のデータなどの様々な情報を統合的
に伝送するISDBにおいて、伝送するディジタル情報
を伝送スロットに多重化して伝送し、受信側でそのスロ
ットの位置情報を用いることにより、データサービス等
のデータ量やデータ速度の小さいサービスのみを受信す
る受信機の誤り訂正やヘッダ識別等の信号処理を十分に
低速化することができ、これによって受信機側のコスト
を大幅に低減させることができるディジタル情報伝送方
式およびその送信装置と受信装置を提供することを目的
としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明に係るディジタル情報伝送方式およびその送
信装置と受信装置は、ディジタル情報を伝送する伝送路
を複数の伝送スロットに分割し、映像・音声・データ等
のディジタル情報をパケットの形式として伝送するにあ
たり、同一のサービスに属するディジタル情報で構成さ
れたパケットを、前記伝送路における1または複数の特
定の伝送スロットのみに多重して伝送することを特徴と
している。
【0013】
【作用】上記の構成において、ディジタル情報を伝送す
る伝送路を複数の伝送スロットに分割し、映像・音声・
データ等のディジタル情報をパケットの形式として伝送
するにあたり、同一のサービスに属するディジタル情報
で構成されたパケットを、前記伝送路における1または
複数の特定の伝送スロットのみに多重して伝送すること
により、映像データや音声データ、その他のデータなど
の様々な情報を統合的に伝送するISDB(統合化ディ
ジタル放送)において、伝送するディジタル情報を伝送
スロットに多重化して伝送し、受信側でそのスロットの
位置情報を用いることにより、データサービス等のデー
タ量やデータ速度の小さいサービスのみを受信する受信
機の誤り訂正やヘッダ識別等の信号処理を十分に低速化
させ、これによって受信機側のコストを大幅に低減させ
る。
【0014】
【実施例】まず、本発明に係るディジタル情報伝送方式
の詳細な説明に先だって、本発明のディジタル情報伝送
方式の基本原理を説明する。
【0015】今、上述した従来の問題点を解決するた
め、ディジタル信号の伝送路を時分割して複数のスロッ
トを構成するとともに、それぞれのサービスを特定のス
ロットに多重化して伝送し、受信側では受信するサービ
スが多重された特定のスロットのみを抽出して処理す
る。これにより、誤り訂正やヘッダ識別等の信号処理を
行なうのに必要な時間を確保して、低速の受信機でも、
受信処理を行ない得るようにして受信機のコストを低減
させる。
【0016】このとき、従来から知られているストラク
チャー方式では、伝送対象となるサービスの時間的な多
重位置を固定化しているが、本発明では、伝送対象とな
るサービスの時間的な多重位置を固定化しておらず、1
つのスロットに複数のサービスをパケット形式で混在さ
せることができる。そして、サービスを多重化したスロ
ット位置を示す情報(スロット情報)を送信側から受信
側に伝送したり、受信機自身で探索させて、受信処理対
象となるスロットに多重化されているパケットを抽出し
て処理させる。
【0017】図1は上述した基本原理を適用した本発明
に係るディジタル情報伝送方式の第1実施例を適用した
送受信システムの一例を示すブロック図である。
【0018】この図に示す送受信システム1は送信対象
となる映像データや音声データ、他のデータを取り込ん
で複数のスロットを有するパケット形式の伝送信号を生
成し、これをディジタル情報伝送路3上に送出する送信
装置2と、このディジタル情報伝送路3上に送出された
伝送信号を取り込んでデコードして複数のパケットデー
タを再生する受信装置4とを備えており、送信対象とな
る映像データや音声データ、他のデータをサービスエン
コーダ(図示は省略する)から取り込んでパケット化し
た後、予め設定され、または外部から入力されるスロッ
ト情報(各サービスに属するディジタル情報を伝送する
1または複数の伝送スロットを示す情報)に基づいて前
記各パケットデータを各サービス毎に割り当てられてい
る各スロットに多重化して伝送信号を生成するととも
に、これをディジタル情報伝送路3上に送出し、受信装
置4側において、ディジタル情報伝送路3上に送出され
た伝送信号を取り込み、各スロットに多重化されている
各パケットデータを抽出するとともに、予め設定されて
いるスロット情報や外部から入力されるスロット情報に
基づいて受信対象となるサービスが含まれているスロッ
トに属するパケットデータを限定して処理して再生し、
これをサービスデコーダ(図示は省略する)に出力す
る。
【0019】送信装置2は誤り訂正エンコーダ回路5
と、スロットエンコーダ回路6と、フレームエンコーダ
回路7と、変調回路8とを備えており、送信対象となる
映像データや音声データ、他のデータをサービスエンコ
ーダ(図示は省略する)から取り込んで誤り訂正検査ビ
ットを付加してパケット化するとともに、予め設定され
ているスロット情報や外部から入力されるスロット情報
に基づいて前記各パケットデータを各サービス毎に対応
するスロットに割り当てて多重化した後、フレーム同期
信号を付加して伝送信号を生成し、これをディジタル情
報伝送路3上に送出する。
【0020】誤り訂正エンコーダ回路5は送信対象とな
る映像データや音声データ、他のデータをサービスエン
コーダから取り込むとともに、図2(a)に示す如く各
データ毎に誤り訂正検査ビットを付加してパケットデー
タを生成し、これらをスロットエンコーダ回路6に供給
する。
【0021】スロットエンコーダ回路6は予め設定され
ているスロット情報や外部から入力されるスロット情報
に基づいて誤り訂正エンコーダ回路5から出力される各
パケットデータを各サービス毎に対応するスロットに割
り当てて多重化し、これをフレームエンコーダ回路7に
供給する。
【0022】この場合、例えば、図2(b)に示す如く
映像データTV1が第1スロットと、第3スロットとに
多重化され、映像データTV2が第4スロットと、第6
スロットとに多重化され、他の第1データ、第2データ
が第7スロットに多重化されてフレームエンコーダ回路
7に供給される。
【0023】フレームエンコーダ回路7はスロットエン
コーダ回路6から出力される各スロット毎のパケットデ
ータを取り込み、図3に示す如く各パケットデータにフ
レーム同期用のフレーム同期信号を付加した後、第1ス
ロット〜第8スロットの各データを順次、サイクリック
に選択して、この例の場合8ビットのインタリーブ効果
を与えて変調回路8に供給する。
【0024】変調回路8はフレームエンコーダ回路7か
ら順次、出力されるフレームデータを取り込むととも
に、予め設定されている変調方式でディジタル変調を行
なって伝送信号を生成し、これをディジタル情報伝送路
3上に送出して受信装置4に伝送する。
【0025】受信装置4は復調回路9と、フレームデコ
ーダ回路10と、スロットデコーダ回路11と、誤り訂
正デコーダ回路12とを備えており、ディジタル情報伝
送路3上に送出された伝送信号を取り込み、各スロット
に多重化されている各パケットデータを抽出するととも
に、予め設定されているスロット情報や外部から入力さ
れるスロット情報に基づいて受信対象となるサービスが
含まれているスロットに属するパケットデータを限定し
て誤り訂正処理して再生し、これをサービスデコーダ
(図示は省略する)に出力する。
【0026】復調回路9はディジタル情報伝送路3上の
伝送信号を取り込むとともに、予め設定されている復調
方式でディジタル復調して受信データを再生し、これを
フレームデコーダ回路10に供給する。
【0027】フレームデコーダ回路10は復調回路9か
ら出力される受信データを取り込んでフレーム同期信号
を捕捉するとともに、この捕捉結果に基づいて前記受信
データを分離して各スロット毎のパケットデータを再生
し、これをスロットデコーダ回路11に供給する。
【0028】スロットデコーダ回路11はフレームデコ
ーダ回路10から順次、出力される各スロット毎のパケ
ットデータを取り込んで、予め設定されているスロット
情報や外部から入力されるスロット情報に基づいて前記
パケットデータのうち、受信対象となっているパケット
データが含まれているスロットを限定してパケットデー
タを選択し、この選択処理によって得られたパケットデ
ータを誤り訂正デコーダ回路12に供給する。
【0029】この場合、受信装置4において、映像デー
タTV1が受信対象に指定されていれば、第1スロット
と、第3スロットとに多重化されているパケットデータ
が選択され、また映像データTV2が受信対象と指定さ
れていれば、第4スロットと、第6スロットとに多重化
されているパケットデータが選択され、また他の第1デ
ータ、第2データが受信対象に指定されていれば、第7
スロットに多重化されているパケットデータが選択さ
れ、この選択動作によって得られたパケットデータが誤
り訂正デコーダ回路12に供給される。
【0030】誤り訂正デコーダ回路12はスロットデコ
ーダ回路11から出力されるパケットデータを取り込む
とともに、このパケットデータに含まれる誤り訂正検査
ビットに基づいてデータの誤りを訂正した後、誤り訂正
済みのパケットデータをサービスデコーダに出力し、こ
のサービスデコーダにパケットデータのヘッダを識別さ
せてデータの処理を行なわせる。
【0031】このようにこの実施例においては、送信装
置2によって送信対象となる映像データや音声データ、
他のデータを取り込んでパケット化した後、予め設定さ
れているスロット情報や外部から入力されるスロット情
報に基づいて前記各パケットデータを各サービス毎に割
り当てられている各スロットに多重化して伝送信号を生
成するとともに、これをディジタル情報伝送路3上に送
出し、受信装置4側において、ディジタル情報伝送路3
上に送出された伝送信号を取り込み、各スロットに多重
化されている各パケットデータを抽出するとともに、前
記スロット情報に基づいて受信対象となるサービスが含
まれているスロットに属するパケットデータを限定して
処理して再生し、これをサービスデコーダに出力するよ
うにしたので、映像データや音声データ、その他のデー
タなどの様々な情報を統合的に伝送するISDBに適用
したとき、伝送対象となるディジタル情報を任意のスロ
ットに多重化して伝送することができるとともに、受信
側における誤り訂正やヘッダ識別等の信号処理に必要な
時間を確保することができ、これによって低速の受信機
でも、受信処理を行ない得るようにして受信機のコスト
を低減させることができる。
【0032】図4は本発明に係るディジタル情報伝送方
式の第2実施例を適用した送受信システムの一例を示す
ブロック図である。なお、この図において、図1の各部
と同じ部分には同じ符号が付してある。
【0033】この図に示す送受信システム1bが図1に
示すシステム1と異なる点は、送信装置2b側にパケッ
トエンコーダ回路15を付加するとともに、受信装置4
b側にパケットデコーダ回路16を付加し、送信装置2
b側で使用するスロット情報をパケット化して受信装置
4b側に伝送し、これによって受信装置4b側にスロッ
ト情報を供給するようにしたことである。
【0034】送信装置2b側に設けられるパケットエン
コーダ回路15は外部からのスロット情報に基づいてス
ロットエンコーダ回路6を制御して各サービス毎のパケ
ットデータを各スロットに割り当てるように設定されて
いるとき、前記スロット情報を取り込んで、これをパケ
ット化した後、誤り訂正エンコーダ回路5に入力し、ス
ロットエンコーダ回路6、フレームエンコーダ回路7、
変調回路8を介して前記ディジタル情報と同一のディジ
タル情報伝送路3で伝送させる。
【0035】また、受信装置4b側に設けられるパケッ
トデコーダ回路16は復調回路9、フレームデコーダ回
路10を経て各スロット毎に分離されたパケットデータ
がスロットデコーダ回路11に入力されているとき、ま
ず、スロットデコーダ回路11を制御して、スロット情
報が伝送されているスロットに多重化されているパケッ
トデータを選択させるとともに、このパケットデータを
誤り訂正デコーダ回路12に入力させて誤り訂正させた
後、このこの誤り訂正デコーダ回路12から出力される
パケットデータを取り込んでスロット情報を再生し、以
後このスロット情報に基づいてスロットデコーダ回路1
1を制御して受信する伝送スロットを特定させる。
【0036】このようにこの実施例においては、上述し
た第1実施例と同様に、送信装置2bによって送信対象
となる映像データや音声データ、他のデータを取り込ん
でパケット化するとともに、外部から入力されるスロッ
ト情報に基づいて前記各パケットデータを各サービス毎
に対応するスロットに割り当てて多重化し、受信装置4
b側によって各スロットに多重化されている各パケット
データを抽出するとともに、受信対象となるサービスが
含まれているスロットに属するパケットデータを限定し
て処理して再生するようにしたので、映像データや音声
データ、その他のデータなどの様々な情報を統合的に伝
送するISDBに適用したとき、伝送対象となるディジ
タル情報を任意のスロットに多重化して伝送することが
できるとともに、受信側における誤り訂正やヘッダ識別
等の信号処理に必要な時間を確保することができ、これ
によって低速の受信機でも、受信処理を行ない得るよう
にして受信機のコストを低減させることができる。
【0037】さらに、この実施例においては、送信装置
2b側にパケットエンコーダ回路15を付加するととも
に、受信装置4b側にパケットデコーダ回路16を付加
し、送信装置2b側で使用されるスロット情報をパケッ
ト化して受信装置4b側に伝送し、これによって受信装
置4b側にスロット情報を供給するようにしているの
で、各スロットに多重化されている各サービスの内容を
変更する場合でも、送信装置2b側のスロット情報を変
更するだけで、受信装置4b側のスロット情報を変更す
ることができる。
【0038】図5は本発明に係るディジタル情報伝送方
式の第3実施例を適用した送受信システムの一例を示す
ブロック図である。なお、この図において、図1の各部
と同じ部分には同じ符号が付してある。
【0039】この図に示す送受信システム1cが図1に
示すシステム1と異なる点は、送信装置2c側にスロッ
ト情報送信装置18を付加するとともに、受信装置4c
側にスロット情報受信装置19を付加し、送信装置2c
側から受信装置4c側に対し、ディジタル情報伝送路3
と異なるスロット情報伝送路20を介して送信装置2c
側で使用しているスロット情報を伝送し、これによって
受信装置4c側にスロット情報を供給するようにしたこ
とである。
【0040】送信装置2c側に設けられるスロット情報
送信装置18は外部からのスロット情報に基づいてスロ
ットエンコーダ回路6を制御して各サービス毎のパケッ
トデータを各スロットに割り当てるように設定されてい
るとき、前記スロット情報を取り込むとともに、スロッ
ト情報伝送路20上に送出して受信装置4c側に伝送す
る。
【0041】また、受信装置4c側に設けられるスロッ
ト情報受信装置19はスロット情報伝送路20を介して
前記スロット情報を受信して再生し、このスロット情報
に基づいてスロットデコーダ回路11を制御して受信対
象となるスロットを選択させる。
【0042】このようにこの実施例においては、上述し
た第1実施例、第2実施例と同様に、送信装置2cによ
って送信対象となる映像データや音声データ、他のデー
タを取り込んでパケット化するとともに、外部から入力
されるスロット情報に基づいて前記各パケットデータを
各サービス毎に対応するスロットに割り当てて多重化
し、受信装置4c側によって各スロットに多重化されて
いる各パケットデータを抽出するとともに、受信対象と
なるサービスが含まれているスロットに属するパケット
データを限定して処理して再生するようにしたので、映
像データや音声データ、その他のデータなどの様々な情
報を統合的に伝送するISDBに適用したとき、伝送対
象となるディジタル情報を任意のスロットに多重化して
伝送することができるとともに、受信側における誤り訂
正やヘッダ識別等の信号処理に必要な時間を確保するこ
とができ、これによって低速の受信機でも、受信処理を
行ない得るようにして受信機のコストを低減させること
ができる。
【0043】さらに、この実施例においては、受信装置
4c側にスロット情報受信装置19を付加し、送信装置
2c側から受信装置4c側に対し、ディジタル情報伝送
路3と異なるスロット情報伝送路20を介して送信装置
2c側で使用しているスロット情報を伝送し、これによ
って受信装置4c側にスロット情報を供給するようにし
たので、各スロットに多重化されている各サービスの内
容を変更する場合でも、ディジタル情報伝送路3の負担
を軽くしながら、送信装置2c側のスロット情報を変更
するだけで、受信装置4c側のスロット情報を変更する
ことができる。
【0044】図6は本発明に係るディジタル情報伝送方
式の第4実施例を適用した送受信システムの一例を示す
ブロック図である。なお、この図において、図1の各部
と同じ部分には同じ符号が付してある。
【0045】この図に示す送受信システム1dが図1に
示すシステム1と異なる点は、送信装置2d側にスロッ
ト情報記録装置21を付加するとともに、受信装置4d
側にスロット情報再生装置23を付加し、送信装置2d
側において、スロット情報を磁気カードやICカードな
どの外部記録媒体22に記録して、これを受信装置4d
側に渡し、この受信装置4dにおいて、外部記録媒体2
2に記録されているスロット情報を再生して受信処理す
るスロットを決めるようにしたことである。
【0046】送信装置2d側に設けられるスロット情報
記録装置21は、外部からのスロット情報に基づいてス
ロットエンコーダ回路6を制御して各サービス毎のパケ
ットデータを各スロットに割り当てるように設定されて
いるとき、前記スロット情報を取り込んで、磁気カード
やICカード、フロッピーディスクなどの外部記録媒体
22に記録し、これを受信装置4d側に渡す。
【0047】また、受信装置4d側に設けられるスロッ
ト情報再生装置23は送信装置2d側から渡された外部
記録媒体22を読み出してスロット情報を再生し、この
スロット情報に基づいてスロットデコーダ回路11を制
御して受信対象となるスロットを決定させる。
【0048】このようにこの実施例においては、上述し
た第1実施例〜第3実施例と同様に、送信装置2dによ
って送信対象となる映像データや音声データ、他のデー
タを取り込んでパケット化するとともに、外部から入力
されるスロット情報に基づいて前記各パケットデータを
各サービス毎に対応するスロットに割り当てて多重化
し、受信装置4d側によって各スロットに多重化されて
いる各パケットデータを抽出するとともに、受信対象と
なるサービスが含まれているスロットに属するパケット
データを限定して処理して再生するようにしたので、映
像データや音声データ、その他のデータなどの様々な情
報を統合的に伝送するISDBに適用したとき、伝送対
象となるディジタル情報を任意のスロットに多重化して
伝送することができるとともに、受信側における誤り訂
正やヘッダ識別等の信号処理に必要な時間を確保するこ
とができ、これによって低速の受信機でも、受信処理を
行ない得るようにして受信機のコストを低減させること
ができる。
【0049】さらに、この実施例においては、送信装置
2d側にスロット情報記録装置21を付加するととも
に、受信装置4d側にスロット情報再生装置23を付加
し、送信装置2d側において、スロット情報を磁気カー
ドやICカードなどの外部記録媒体22に記録して、こ
れを受信装置4d側に渡し、この受信装置4dにおい
て、外部記録媒体22に記録されているスロット情報を
再生して受信処理するスロットを決めるようにしたの
で、各スロットに多重化されている各サービスの内容を
変更する場合でも、送信装置2d側から受信装置4d側
に外部記録媒体22を渡すだけで、サービス対象となっ
ているパケットデータが含まれているスロットを選択
し、処理することができる。
【0050】これによって、磁気カードやICカードを
利用してサービス内容を特定した有料放送などを効率良
く行なうことができる。
【0051】図7は本発明に係るディジタル情報伝送方
式の第5実施例を適用した送受信システムの一例を示す
ブロック図である。なお、この図において、図1の各部
と同じ部分には同じ符号が付してある。
【0052】この図に示す送受信システム1eが図1に
示すシステム1と異なる点は、受信装置4e内にヘッダ
識別回路25を設け、このヘッダ識別回路25を使用し
て受信装置4e側のみで、伝送スロットの内容を検出
し、この検出結果に基づいて受信する伝送スロットを限
定するようにしたことである。
【0053】受信装置4e側に設けられるヘッダ識別回
路25は最初、スロットデコーダ回路11を制御して、
復調回路9、フレームデコーダ回路10を経てスロット
毎に分離されたパケットデータを全てのスロットについ
て順次選択させて受信させるとともに、誤り訂正回路1
2から出力されるパケットデータのヘッダを識別して受
信対象となっているサービスのパケットデータが割り当
てられている伝送スロットを検出する処理を数回程度繰
り返して、受信対象となっているサービスのパケットデ
ータが割り当てられている伝送スロットを示すスロット
情報を作成し、以後このスロット情報に基づいてスロッ
トデコーダ回路11を制御し、受信対象となっているス
ロットに多重化されているパケットデータを選択させ
る。
【0054】これによって、例えばフレームデコーダ回
路10に入力される受信データが図8に示すスロット関
係になっているとき、受信装置4e側において特定のサ
ービス、例えばサービス2を受信するように指定されて
いれば、ヘッダ識別回路25によって各スロットに多重
化されているパケットデータのヘッダの識別処理が終了
した後、この識別結果に基づいてスロット情報が作成さ
れるとともに、このスロット情報に基づいてスロットデ
コーダ回路11が制御されて図9に示す如くサービス2
のパケットデータが多重化されている第2、第4、第6
スロットのみが選択され、これが誤り訂正デコーダ回路
12によって処理される。
【0055】このようにこの実施例においては、上述し
た第1実施例〜第4実施例と同様に、送信装置2によっ
て送信対象となる映像データや音声データ、他のデータ
を取り込んでパケット化するとともに、予め設定されて
いるスロット情報や外部から入力されるスロット情報に
基づいて前記各パケットデータを各サービス毎に対応す
るスロットに割り当てて多重化し、受信装置4e側によ
って各スロットに多重化されている各パケットデータを
抽出するとともに、受信対象となるサービスが含まれて
いるスロットに属するパケットデータを限定して処理し
て再生するようにしたので、映像データや音声データ、
その他のデータなどの様々な情報を統合的に伝送するI
SDBに適用したとき、伝送対象となるディジタル情報
を任意のスロットに多重化して伝送することができると
ともに、受信側における誤り訂正やヘッダ識別等の信号
処理に必要な時間を確保することができ、これによって
低速の受信機でも、受信処理を行ない得るようにして受
信機のコストを低減させることができる。
【0056】さらに、この実施例においては、受信装置
4e側にヘッダ識別回路25を設け、このヘッダ識別回
路25を使用して受信装置4e側のみで、伝送スロット
の内容を検出し、この検出結果に基づいて伝送スロット
を限定するようにしたので、送信装置2側において、1
つのサービスに属するパケットデータを複数のスロット
に分散させて多重化しても、受信装置4e側でこれを検
出してサービス対象となっているスロットを決定するこ
とができ、これによって送信装置2側で1つのサービス
に属するパケットデータを任意のスロットに多重化して
も、受信装置4e側でサービス対象となっているパケッ
トデータが含まれているスロットのみを受信処理するこ
とができる。
【0057】図10は本発明に係るディジタル情報伝送
方式の第6実施例を適用した送受信システムの一例を示
すブロック図である。なお、この図において、図1の各
部と同じ部分には同じ符号が付してある。
【0058】この図に示す送受信システム1fが図1に
示すシステム1と異なる点は、受信装置4f内にヘッダ
識別回路26と連続性判定回路27とを設け、送信装置
2側、またはサービスエンコーダ(図示は省略する)側
でパケットのヘッダに同一のサービスに属するディジタ
ル情報の連続性を示す情報を付加するとともに、受信装
置4f側に設けられたヘッダ識別回路26および連続性
判定回路27によって受信装置4f側のみで、伝送スロ
ットの内容の連続性を検出し、この検出結果に基づいて
伝送スロットを限定して同一のサービスに属する連続し
たディジタル情報を受信処理するようにしたことであ
る。
【0059】受信装置4f側に設けられるヘッダ識別回
路26は復調回路9、フレームデコーダ回路10を経て
スロットデコーダ回路11に入力され、このスロットデ
コーダ回路11によってスロット毎に分離された後、誤
り訂正デコーダ回路12によって誤り訂正された各パケ
ットデータのヘッダを識別して受信対象となっているサ
ービスのパケットデータかどうかを判定し、受信対象と
なっているサービスのパケットデータが検出される毎
に、このパケットデータに付加されている連続性を示す
情報を連続性判定回路27に供給する。
【0060】連続性判定回路27は、先ず、予め設定さ
れている規則に基づいてスロットデコーダ回路11に各
スロットのパケットデータを選択させながら、ヘッダ識
別回路26から出力される連続性を示す情報を取り込ん
でこれを取り込んで保持するとともに、この保持内容に
基づいて受信対象となっているパケットデータの連続性
を判定し、この判定結果に基づいて受信対象となってい
るサービスのパケットデータが多重化されている1また
は複数のスロットを限定するスロット情報を作成し、以
後このスロット情報に基づいてスロットデコーダ回路1
1を制御して限定したスロットのみを選択受信させる。
【0061】次に、図11〜図16に示す模式図を参照
しながら、この実施例の動作を説明する。
【0062】この場合、第1スロットから第8スロット
まで全てのサービスを受信する受信装置は、1周回受信
の間に第1スロットから第8スロットまでの8パケット
を処理する必要があるが、この実施例では、1周回受信
の間に最大4パケットの処理能力を持つ低速の受信装置
を例にとって、受信装置4fの動作について説明する。
また、連続性判定回路27は2周回分の連続性を示す情
報を保持するものとする。
【0063】なお以下の説明では、受信装置4f側でサ
ービス2を受信するものと仮定し、パケットデータに付
加された数字、例えば“2−1”はサービス2のパケッ
トデータを意味し、連続性を示す情報が“1”であるこ
とを意味するものとする。
【0064】《1周回目》まず、送信装置2側、または
サービスエンコーダ側でパケットのヘッダに同一のサー
ビスに属するディジタル情報の連続性を示す情報が図1
1に示す連続関係となるように付加され、1周回目の伝
送信号がディジタル情報伝送路3上に送出されると、受
信装置4f側の復調回路9によってこれが受信されて1
周回目の受信データが出力されるとともに、フレームデ
コーダ回路10によって、各スロット毎のパケットデー
タとされる。
【0065】次いで、スロットデコーダ回路11によっ
て受信装置4f側の処理速度に応じて予め設定されてい
る1周回目の処理対象スロット、例えば図12の網掛け
部分で示す如く第2スロット、第3スロット、第5スロ
ット、第7スロットのパケットデータが選択された後、
誤り訂正デコーダ回路12によって前記各パケットデー
タの誤り訂正が行われるとともに、ヘッダ識別回路26
によってヘッダの内容が識別され、受信対象となってい
るサービス2のパケットデータが第2スロットに多重化
されていると判定され、このパケットデータの連続性を
示す値“1”が連続性判定回路27に供給される。
【0066】これによって、連続性判定回路27はこの
パケットデータの連続性を示す“1”を取り込んで保持
するとともに、このパケットデータが多重化されていた
第2スロットを選択受信スロットとし、今回の処理で受
信対象となっているサービスが検出されなかった第3ス
ロットおよび第5スロット、第7スロット以外のスロッ
である、例えば第1スロットおよび第6スロット、第8
スロットを次回の選択受信スロットとするスロット情報
を作成してスロットデコーダ回路11を制御する。
【0067】《2周回目》この後、送信装置2側から2
周回目の伝送信号がディジタル情報伝送路3上に送出さ
れると、受信装置4f側の復調回路9によってこれが受
信されて2周回目の受信データが出力されるとともに、
フレームデコーダ回路10によってこれが取り込まれ
て、各スロット毎のパケットデータにされる。
【0068】次いで、スロットデコーダ回路11によっ
て1周回目の受信処理で作成されたスロット情報に基づ
いて図13の網掛け部分で示す如く第1スロット、第2
スロット、第6スロット、第8スロットのパケットデー
タが選択された後、誤り訂正デコーダ回路12によって
前記各パケットデータの誤り訂正が行われるとともに、
ヘッダ識別回路26によってヘッダの内容が識別され、
受信対象となっているサービス2のパケットデータが第
2スロットと、第6スロットとに多重化されていると判
定され、このパケットデータの連続性を示す値“3”、
“4”が連続性判定回路27に供給される。
【0069】これによって、連続性判定回路27はこの
パケットデータの連続性を示す“3”および“4”を取
り込んで、前回の値“1”とともに保持するとともに、
これらの値が“1”、“3”、“4”と不連続になって
いるので、更に周回受信を行なう必要があると判定す
る。
【0070】このとき、連続性判定回路27はサービス
2のパケットデータが多重化されていた第2スロットを
選択受信スロットとし、今回の処理で受信対象となって
いるサービスが検出されなかった第1スロットおよび第
8スロット以外のスロットである、例えば第3スロット
および第4スロット、第7スロットを次回の選択受信ス
ロットとするスロット情報を作成してスロットデコーダ
回路11を制御する。
【0071】《3周回目》この後、送信装置2側から3
周回目の伝送信号がディジタル情報伝送路3上に送出さ
れると、受信装置4f側の復調回路9によってこれが受
信されて3周回目の受信データが出力され、フレームデ
コーダ回路10によってこれが取り込まれて、各スロッ
ト毎のパケットデータにされる。
【0072】次いで、スロットデコーダ回路11によっ
て2周回目の受信処理で作成されたスロット情報に基づ
いて図14の網掛け部分で示す如く第2スロット、第3
スロット、第4スロット、第7スロットのパケットデー
タが選択された後、誤り訂正デコーダ回路12によって
前記各パケットデータの誤り訂正が行われるとともに、
ヘッダ識別回路26によってヘッダの内容が識別され、
受信対象となっているサービス2のパケットデータが第
2スロットと、第4スロットとに多重化されていると判
定され、このパケットデータの連続性を示す値“5”、
“6”が連続性判定回路27に供給される。
【0073】これによって、連続性判定回路27はこの
パケットデータの連続性を示す“5”および“6”を取
り込んで、前回までの値“1”、“3”、“4”のう
ち、連続となる値“3”と、値“4”とともに保持する
とともに、これらの値が“3”、“4”、“5”、
“6”と連続した値になるので、受信するスロットを第
2スロット、第4スロット、第6スロットと限定するス
ロット情報を作成してスロットデコーダ回路11を制御
する。
【0074】《4周回目》次いで、送信装置2側から4
周回目の伝送信号がディジタル情報伝送路3上に送出さ
れると、受信装置4f側の復調回路9によってこれが受
信されて4周回目の受信データが出力され、フレームデ
コーダ回路10によってこれが取り込まれて、各スロッ
ト毎のパケットデータにされる。
【0075】この後、スロットデコーダ回路11によっ
て3周回目の受信処理で作成されたスロット情報に基づ
いて図15の網掛け部分で示す如く第2スロット、第4
スロット、第6スロットのパケットデータが選択された
後、誤り訂正デコーダ回路12によって前記各パケット
データの誤り訂正が行われるとともに、ヘッダ識別回路
26によってヘッダの内容が識別され、受信対象となっ
ているサービス2のパケットデータが第4スロットと、
第6スロットとに多重化されていると判定され、このパ
ケットデータの連続性を示す値“7”、“8”が連続性
判定回路27に供給される。
【0076】これによって、連続性判定回路27はこの
パケットデータの連続性を示す“7”および“8”を取
り込んで、前回までの値“3”、“4”、“5”、
“6”のうち、連続となる値“5”と、値“6”ととも
に保持するとともに、これらの値が“5”、“6”、
“7”、“8”と連続した値になるので、受信するスロ
ットを第2スロット、第4スロット、第6スロットと限
定するスロット情報を保持してスロットデコーダ回路1
1を制御する。
【0077】《5周回目》そして、送信装置2側から5
周回目の伝送信号がディジタル情報伝送路3上に送出さ
れると、受信装置4f側の復調回路9によってこれが受
信されて5周回目のフレームデータが出力され、フレー
ムデコーダ回路10によってこれが取り込まれてフレー
ムデータに分離されるとともに、スロットデコーダ回路
11によって3周回目の受信処理で作成されたスロット
情報に基づいて図16の網掛け部分で示す如く第2スロ
ット、第4スロット、第6スロットのパケットデータが
選択された後、誤り訂正デコーダ回路12によって前記
各パケットデータの誤り訂正が行われるとともに、ヘッ
ダ識別回路26によってヘッダの内容が識別され、受信
対象となっているサービス2のパケットデータが第2ス
ロット、第4スロットと、第6スロットとに多重化され
ていると判定され、このパケットデータの連続性を示す
値“9”、“10”、“11”が連続性判定回路27に
供給される。
【0078】これによって、連続性判定回路27はこの
パケットデータの連続性を示す“9”および“10”、
“11”を取り込んで、前回までの値“5”、“6”、
“7”、“8”のうち、連続となる値“7”と、値
“8”とともに保持するとともに、これらの値が
“7”、“8”、“9”、“10”、“11”と連続し
た値になるので、受信するスロットを第2スロット、第
4スロット、第6スロットと限定するスロット情報を保
持してスロットデコーダ回路11を制御する。
【0079】《5周回目以降》以後、上述した動作が繰
り返されて第2スロット、第4スロット、第6スロット
が選択され、この選択動作によって抽出されたサービス
2に属するパケットデータの処理が行われる。
【0080】そして、連続性判定回路27によって値に
不連続が生じたとき、上述した1周回目の処理から再
度、受信スロットの検査処理が行われる。
【0081】このようにこの実施例においては、上述し
た第1実施例〜第5実施例と同様に、送信装置2によっ
て送信対象となる映像データや音声データ、他のデータ
を取り込んでパケット化するとともに、予め設定されて
いるスロット情報や外部から入力されるスロット情報に
基づいて前記各パケットデータを各サービス毎に対応す
るスロットに割り当てて多重化し、受信装置4f側によ
って各スロットに多重化されている各パケットデータを
抽出するとともに、受信対象となるサービスが含まれる
スロットに属するパケットデータを限定して処理して再
生するようにしたので、映像データや音声データ、その
他のデータなどの様々な情報を統合的に伝送するISD
Bに適用したとき、伝送対象となるディジタル情報を任
意のスロットに多重化して伝送することができるととも
に、受信側における誤り訂正やヘッダ識別等の信号処理
に必要な時間を確保することができ、これによって低速
の受信機でも、受信処理を行ない得るようにして受信機
のコストを低減させることができる。
【0082】さらに、この実施例においては、受信装置
4f内にヘッダ識別回路26と連続性判定回路27とを
設け、送信装置2側、またはサービスエンコーダ側でパ
ケットのヘッダに同一のサービスに属するディジタル情
報の連続性を示す情報を付加するとともに、受信装置4
f側に設けられたヘッダ識別回路26および連続性判定
回路27によって受信装置4f側のみで、伝送スロット
の内容の連続性を検出し、この検出結果に基づいて伝送
スロットを限定して同一のサービスに属する連続したデ
ィジタル情報を受信処理するようにしたので、送信装置
2側において、各サービスのパケットデータを複数のス
ロットに分散させて多重化しても、受信装置4f側でこ
れを検出してサービス対象となっているスロットを決定
することができ、これによって送信装置2側で各サービ
スに属するパケットデータを任意のスロットに多重化し
ても、受信装置4f側でこれを検知してサービス対象と
なっているパケットデータが含まれているスロットのみ
を受信処理することができる。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、映
像データや音声データ、その他のデータなどの様々な情
報を統合的に伝送するISDB(統合化ディジタル放
送)において、伝送するディジタル情報を伝送スロット
に多重化して伝送し、受信側でそのスロットの位置情報
を用いること、または受信側だけで伝送スロットを順次
判定することにより、データサービス等のデータ量やデ
ータ速度の小さいサービスのみを受信する受信機の誤り
訂正やヘッダ識別等の信号処理を十分に低速化すること
ができ、これによって受信機側のコストを大幅に低減さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディジタル情報伝送方式の第1実
施例を適用した送受信システムの一例を示すブロック図
である。
【図2】図1に示す送信装置のスロット割り当て動作例
を示す模式図である。
【図3】図1に示す送信装置の送出手順例を示す模式図
である。
【図4】本発明に係るディジタル情報伝送方式の第2実
施例を適用した送受信システムの一例を示すブロック図
である。
【図5】本発明に係るディジタル情報伝送方式の第3実
施例を適用した送受信システムの一例を示すブロック図
である。
【図6】本発明に係るディジタル情報伝送方式の第4実
施例を適用した送受信システムの一例を示すブロック図
である。
【図7】本発明に係るディジタル情報伝送方式の第5実
施例を適用した送受信システムの一例を示すブロック図
である。
【図8】図7に示す送信装置のスロット割り当て動作例
を示す模式図である。
【図9】図7に示す受信装置で受信処理されるスロット
の一例を示す模式図である。
【図10】本発明に係るディジタル情報伝送方式の第6
実施例を適用した送受信システムの一例を示すブロック
図である。
【図11】図10に示す送信装置のスロット割り当て動
作例を示す模式図である。
【図12】図10に示す受信装置で受信処理される1周
回目のスロット例を示す模式図である。
【図13】図10に示す受信装置で受信処理される2周
回目のスロット例を示す模式図である。
【図14】図10に示す受信装置で受信処理される3周
回目のスロット例を示す模式図である。
【図15】図10に示す受信装置で受信処理される4周
回目のスロット例を示す模式図である。
【図16】図10に示す受信装置で受信処理される5周
回目のスロット例を示す模式図である。
【符号の説明】
1〜1f 送受信システム 2〜2d 送信装置 3 ディジタル情報伝送路 4〜4f 受信装置 5 誤り訂正エンコーダ回路 6 スロットエンコーダ回路 7 フレームエンコーダ回路 8 変調回路 9 復調回路 10 フレームデコーダ回路 11 スロットデコーダ回路 12 誤り訂正デコーダ回路 15 パケットエンコーダ回路 16 パケットデコーダ回路 18 スロット情報送信装置 19 スロット情報受信装置 20 スロット情報伝送路 21 スロット情報記録装置 22 外部記録媒体 23 スロット情報再生装置 25、26 ヘッダ識別回路 27 連続性判定回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河合 直樹 東京都世田谷区砧一丁目10番11号 日本放 送協会放送技術研究所内 (72)発明者 木村 武史 東京都世田谷区砧一丁目10番11号 日本放 送協会放送技術研究所内 (72)発明者 浜田 浩行 東京都世田谷区砧一丁目10番11号 日本放 送協会放送技術研究所内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル情報を伝送する伝送路を複数
    の伝送スロットに分割し、映像・音声・データ等のディ
    ジタル情報をパケットの形式として伝送するにあたり、
    同一のサービスに属するディジタル情報で構成されたパ
    ケットを、前記伝送路における1または複数の特定の伝
    送スロットのみに多重して伝送することを特徴とするデ
    ィジタル情報伝送方式。
  2. 【請求項2】 各サービスに属するディジタル情報を伝
    送する前記1または複数の伝送スロットを示す情報を、
    当該ディジタル情報を伝送する伝送路と同一の伝送路で
    伝送することを特徴とする請求項1記載のディジタル情
    報伝送方式。
  3. 【請求項3】 各サービスに属するディジタル情報を伝
    送する前記1または複数の伝送スロットを示す情報を、
    当該ディジタル情報を伝送する伝送路とは異なる伝送路
    あるいは外部記録媒体で伝送することを特徴とする請求
    項1記載のディジタル情報伝送方式。
  4. 【請求項4】 ディジタル情報を伝送する伝送路を複数
    の伝送スロットに分割し、映像・音声・データ等のディ
    ジタル情報をパケットの形式として伝送するにあたり、
    同一のサービスに属するディジタル情報で構成されたパ
    ケットを、前記伝送路における1または複数の特定の伝
    送スロットのみに多重して伝送するように制御すること
    を特徴とするディジタル情報伝送方式。
  5. 【請求項5】 各サービスに属するディジタル情報を伝
    送する前記1または複数の伝送スロットを示す情報を、
    当該ディジタル情報を伝送する伝送路と同一の伝送路で
    伝送することを特徴とする請求項4記載のディジタル情
    報伝送方式。
  6. 【請求項6】 各サービスに属するディジタル情報を伝
    送する前記1または複数の伝送スロットを示す情報を、
    当該ディジタル情報を伝送する伝送路とは異なる伝送路
    で伝送する、あるいは外部記録媒体に記録することを特
    徴とする請求項4記載のディジタル情報伝送方式。
  7. 【請求項7】 ディジタル情報を伝送する伝送路を複数
    の伝送スロットに分割し、映像・音声・データ等のディ
    ジタル情報をパケットの形式として伝送するにあたり、
    同一のサービスに属するディジタル情報で構成されたパ
    ケットを、前記伝送路における1または複数の特定の伝
    送スロットのみに多重して伝送するディジタル情報伝送
    方式において、 各サービスに属するディジタル情報を伝送する前記1ま
    たは複数の伝送スロットを示す情報を検出し、その情報
    に基づいて当該ディジタル情報のパケットを受信する伝
    送スロットを限定するように制御を行うことを特徴とす
    るディジタル情報受信装置。
  8. 【請求項8】 各サービスに属するディジタル情報を伝
    送する前記1または複数の伝送スロットを示す情報を、
    当該ディジタル情報を伝送する伝送路から検出すること
    を特徴とする、請求項7に記載のディジタル情報受信装
    置。
  9. 【請求項9】 各サービスに属するディジタル情報を伝
    送する前記1または複数の伝送スロットを示す情報を、
    当該ディジタル情報を伝送する伝送路とは異なる伝送路
    あるいは外部記録媒体から検出することを特徴とする請
    求項7記載のディジタル情報受信装置。
  10. 【請求項10】 ディジタル情報を伝送する伝送路を複
    数の伝送スロットに分割し、映像・音声・データ等のデ
    ィジタル情報をパケットの形式として伝送するにあた
    り、同一のサービスに属するディジタル情報で構成され
    たパケットを、前記伝送路における1または複数の特定
    の伝送スロットのみに多重して伝送するディジタル情報
    伝送方式において、 受信側で前記分割された伝送スロットの各々に各サービ
    スに属するディジタル情報のパケットが伝送されている
    か否かを、スロット毎にパケットヘッダを調べることに
    より順次判定し、その判定結果に基づいて当該ディジタ
    ル情報のパケットを受信する伝送スロットを限定するよ
    うに制御を行うことを特徴とするディジタル情報受信装
    置。
  11. 【請求項11】 同一のサービスに属するディジタル情
    報で構成されたパケットに当該パケットの連続性を示す
    情報を付加した上で、前記伝送回路における1または複
    数の特定の伝送スロットのみに多重して伝送し、受信側
    において、前記分割された伝送スロットの各々に各サー
    ビスに属するディジタル情報のパケットが伝送されてい
    るか否かを順次判定し、受信されたパケットの連続性を
    示す情報が連続して受信された時点で、当該ディジタル
    情報のパケットを受信する伝送スロットをそれまでに受
    信された伝送スロットに限定するように制御を行うこと
    を特徴とするディジタル情報受信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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