JPH0627511Y2 - 自転車フレ−ム体の抜止め付接着構造 - Google Patents

自転車フレ−ム体の抜止め付接着構造

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JPH0627511Y2
JPH0627511Y2 JP11034187U JP11034187U JPH0627511Y2 JP H0627511 Y2 JPH0627511 Y2 JP H0627511Y2 JP 11034187 U JP11034187 U JP 11034187U JP 11034187 U JP11034187 U JP 11034187U JP H0627511 Y2 JPH0627511 Y2 JP H0627511Y2
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frame body
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hole
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bicycle
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JP11034187U
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JPS6414590U (ja
Inventor
安弘 丹下
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株式会社丹下鉄工所
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Description

【考案の詳細な説明】 イ考案の目的 a産業上の利用分野 本考案は、例えば軽合金や合成樹脂製の自転車フレーム
体についての接着構造の改良に関するものである。
b従来の技術 近時、自転車も軽量化やファッション性のために、各フ
レーム体をアルミ合金その他の軽合金や、合成樹脂製と
したものが増えつつある。その場合に各フレーム体の接
合部は、溶着が不可能または劣化や変色を招くので、接
着剤による接合手段が用いられている。しかし単なる接
着では、接着力が経年変化や熱によって劣化し、自転車
に加わる振動や衝撃によって接着部が剥がれ、フレーム
体が抜け落ちて事故を招くおそれがある。
そこで従来から、自転車フレーム体の接着を強固にする
ため、種々な考案がなされている。例えば特開昭55−
152678号公報や、実公昭53−20339号公報
に見られる如く、接着面積の増大と差込み時に接着剤が
掻き落されるのを防止するため、両者の接着面に相対す
るテーパ部あるいはネジ状部を形成し、そこに接着剤を
塗布して接着するものがある。さらには実公昭52−2
3775号公報に記載の如く、両者を接着した後に孔を
穿設し、鋲を打込んでかしめるというものもある。
c考案が解決しようとする問題点 上記の如く、自転車フレーム体の接着を強固にするた
め、従来から種々考案がなされているが、接着面をテー
パ部あるいはネジ状部に形成して接着するだけのもの
は、やはり接着力が不充分で、経年変化や熱による接着
剤の劣化で、フレーム体が抜け落ちることがある。他
方、鋲を打込んでかしめるものは、生産性が悪いし、コ
ストも高くなる、等の問題点があった。
本考案は、上記従来の自転車フレーム体の抜止め付接着
構造がもつ問題点を解決しようとするものである。即ち
本考案の目的は、抜止め付きながらシンプルな構成であ
り、生産性の向上が可能であるとともに、コストダウン
も図れるような、自転車フレーム体の抜止め付接着構造
を提供することにある。
ロ考案の構成 a問題点を解決するための手段 本考案は、一方のフレーム体を他方のフレーム体へ差込
み接着固定する自転車フレーム体の接着構造において、
その内側のフレーム体(1)外周の少なくとも一部に凹部
(2)が形成され、外側のフレーム体(3)周部で、前記凹部
(2)と対応する位置に通孔(4)が形成され、接着剤(5)を
塗布して差込まれた内側フレーム体(1)の凹部(2)と、外
側フレーム体(3)の通孔(4)とにまたがるように硬球(6)
が係合され、かつそこに接着剤(5)が充填・固定されて
なるものである。
上記構成において、内側フレーム体(1)と外側フレーム
体(3)との関係は、例えばトップチューブ・ダウンチュ
ーブまたはシートチューブとヘッドラッグ、トップチュ
ーブ・シートチューブまたはシートステイとシートラッ
グ、ダウンチューブ・シートチューブまたはチエンステ
イとハンガラッグ、リヤエンドとチエンステイまたはシ
ートステイ、フロントエンドとフロントホーク等であ
る。いずれも上記の如く、一方のフレーム体を他方のフ
レーム体へ差込んで接着固定する関係にあるもの同士を
いう。
内側フレーム体(1)の凹部(2)は、例えば第2図で示す如
くその外周に凹溝状に形成してもよいが、第4図のよう
にその一部に凹所を形成したものでもよい。その凹部
(2)は、凹溝状のものの場合は内側フレーム体(1)が単独
のうちに形成しておくが、一部の凹所のものでは、両フ
レーム体(1)(3)を差込んで接着後に、外側フレーム体
(3)の通孔(4)を穿孔時に同時に凹所を形成してもよい。
まだ外側フレーム体(3)の通孔(4)は、両フレーム体(1)
(3)を差込んだ際に、上記の如く内側フレーム体(1)の凹
部(2)に対応する位置に穿孔したものであり、一箇所で
もよいが複数箇所に形成してもよいことは勿論である。
硬球(6)は、例えば鋼球を用いるものとし、その大きさ
は内側フレーム体(1)の凹部(2)へ半分が係合し、あとの
半分は通孔(4)内に係合する程度のものとしておく。
接着剤(5)としては、例えばエポキシ系樹脂を用いる
が、それに限るものではない。
図において、(7)はダウンチューブである。
c作用 本考案の自転車フレーム体の抜止め付接着構造を実施す
る場合には、内側フレーム体(1)の凹部(2)が凹溝状のも
のでは、上記のごとく内側フレーム体(1)に予め凹溝状
の凹部(2)を形成し、また外側フレーム体(3)にも通孔
(4)を形成しておく。そして内側フレーム体(1)の内周面
と外側フレーム体(3)の外周面に接着剤(5)を塗布し、内
側フレーム体(1)を外側フレーム体(3)に差込んだ後、外
側フレーム体(3)の通孔(4)から硬球(6)を係合させる。
この場合に硬球(6)は、その半分が内側フレーム体(1)の
凹部(2)に係合し、他の半分は外側フレーム体(3)の通孔
(4)内に係合しているので、そこに接着剤(5)を充填する
ことにより、硬球(6)を埋設すればよい。
また内側フレーム体(1)の凹部(2)が単なる凹所であれ
ば、上記の如く両フレーム体(1)(3)に接着剤(5)を塗布
して差込んだ後で、外側フレーム体(3)に通孔(4)を穿設
する際同時に、内側フレーム体(1)に凹部(2)を形成し、
その後は上記と同じく通孔(4)から硬球(6)を装入すると
ともに、接着剤(5)を充填すればよい。
そして、本考案の自転車フレーム体の抜止め付接着構造
によれば、上記の如く硬球(6)が、内側フレーム体(1)の
凹部(2)と外側フレーム体(3)の通孔(4)の両方に係合し
ており、それを接着剤(5)で固定してあるので、自転車
に加わる振動・衝撃などの外力によっても、内側フレー
ム体(1)が外側フレーム体(3)から抜け落ちることはな
い。
c実施例 第1図および第2図は、内側フレーム体(1)としてのフ
ロントエンドと、外側フレーム体(3)としてのフロント
ホークとの接着構造を示すものである。フロントエンド
の外周に凹溝状の凹部(2)を形成するとともに、フロン
トホークに通孔(4)を形成し、接着剤(5)を塗布して差し
込んだ後に、通孔(4)から硬球(6)を装入し接着剤(5)を
充填したものである。
また第3図および第4図は、内側フレーム体(1)として
のトップチューブと、外側フレーム体(3)としてのヘツ
ドラッグとの接着構造を示すものである。トップチュー
ブの外周の一部に単なる凹所としての凹部(2)を、また
ヘツドラッグに通孔(4)を形成し、通孔(4)から硬球(6)
を装入し接着剤(5)を充填したものである。
ハ考案の効果 以上で明らかな如く、本考案の自転車フレーム体の抜止
め付接着構造は、抜止め付きながらシンプルな構成であ
り、生産性を向上できるとともに、コストダウンを図る
ことができる、という効果を奏するものである。
即ち、従来のこの種のものは例えば接着面をテーパ面に
したり、ネジ状部にしたり、あるいは更に鋲を打込んで
かしめていた。しかしテーパ面やネジ状部にして接着し
ただけでは、やはり接着力が弱く自転車に加わる振動・
衝撃等によって、一方のフレーム体が他方のフレーム体
から抜け落ちることがあった。また鋲を打込んでかしめ
るものは、生産性が悪いしコストも高くついていた。
しかし本考案では、上記の如く内側フレーム体と外側フ
レーム体に接着剤を塗布して差し入れた後、外側フレー
ム体の通孔から内側フレーム体の凹部へ硬球を挿入し、
そこを接着剤で充填するものである。それゆえ、その硬
球によって抜け止めがなされ、抜け落ちによる事故を防
止できることは勿論のこと、構造がシンプルであるた
め、製造が容易で生産性を向上できるとともに、コスト
ダウンを図ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示すものであり、第1図は一部切
欠正面図、第2図は第1図についての一部省略分解正面
図、第3図は他の実施例の一部切欠正面図、第4図は第
3図についての一部省略分解正面図である。 図面符号、(1)……内側フレーム体、(2)……凹部、(3)
……外側フレーム体、(4)……通孔、(5)……接着剤、
(6)……硬球。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方のフレーム体を他方のフレーム体へ差
    込み接着固定する自転車フレーム体の接着構造におい
    て、その内側のフレーム体(1)外周の少なくとも一部に
    凹部(2)が形成され、外側のフレーム体(3)周部で、前記
    凹部(2)と対応する位置に通孔(4)が形成され、接着剤
    (5)を塗布して差込まれた内側フレーム体(1)の凹部(2)
    と、外側フレーム体(3)の通孔(4)とにまたがるように硬
    球(6)が係合され、かつそこに接着剤(5)が充填・固定さ
    れてなる、自転車フレーム体の抜止め付接着構造。
JP11034187U 1987-07-18 1987-07-18 自転車フレ−ム体の抜止め付接着構造 Expired - Lifetime JPH0627511Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS6414590U JPS6414590U (ja) 1989-01-25
JPH0627511Y2 true JPH0627511Y2 (ja) 1994-07-27

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