JPH06274666A - バーコードスキャナ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 固定式のバーコードスキャナを利用するチェ
ックアウトカウンタなどでバーコードの読取作業の能率
を向上させる。 【構成】 位置不動な大型の不動ハウジング３０に移動
自在な小型の可動ハウジング３２を着脱自在に装着し、
不動ハウジング３０の内部に少なくともデコーダと二値
化回路とを配置し、可動ハウジング３２の外面に透光窓
３３を形成して内部にレーザ光源と光偏向器と受光素子
とを配置した。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、レーザ光源の出射光を
光偏向器で偏向走査するバーコードスキャナに関するも
のである。

【０００２】

【従来の技術】バーコードを光学的に読取走査する固定
式のバーコードスキャナは、半導体レーザ等のレーザ光
源の出射光路上に回転自在なポリゴンミラー等の光偏向
器が配置されており、この光偏向器で偏向走査された出
射光路上に装置本体の透光窓が位置している。そして、
このようなバーコードスキャナでは、透光窓を透過した
出射光路上にバーコードが配置される読取位置を設定し
ており、この読取位置のバーコードで反射されて前記装
置本体の透光窓に帰還し、前記光偏向器で反射される入
射光路上には、凸レンズ等の結像光学系を介して受光素
子が配置されている。

【０００３】そこで、このようなバーコードスキャナで
は、レーザ光源から出射されたレーザ光が光偏向器で偏
向走査されて装置本体の透光窓から読取位置に出射され
るので、この読取位置で走査光に向けてバーコードを配
置すると、このバーコードで反射されたレーザ光が装置
本体の透光窓に帰還し、光偏向器で反射されてから結像
光学系で受光素子に集光される。そして、この受光素子
が光電変換した検知出力を電気的に解析することで、バ
ーコードの記録情報を読取ることができる。

【０００４】そこで、上述のような固定式のバーコード
スキャナの一従来例を図５に基づいて以下に説明する。
まず、このバーコードスキャナ１では、Ｈｅ−Ｎｅガス
を封入したレーザ光源であるレーザ管２の出射光路上
に、凹レンズ３、ＮＤ(NeutralDensity）フィルタ４、
反射ミラー５、凸レンズ６、反射ミラー７、部分透光鏡
である穴開きミラー８の貫通孔９、駆動モータ１０で回
転自在に軸支されたポリゴンミラー１１等が順次位置し
ており、これら駆動モータ１０とポリゴンミラー１１と
からなる光偏向器で偏向走査された出射光路上には、多
数の反射ミラーを所定角度に連設したミラーアレイ１２
を介して本体ハウジング１３の透光窓１４が位置してい
る。

【０００５】そこで、このバーコードスキャナ１では、
前記本体ハウジング１３の透光窓１４を透過した出射光
路上に、バーコード（図示せず）が配置される読取位置
１５を設定しており、この読取位置１５のバーコードで
反射されて前記本体ハウジング１３の透光窓１４に帰還
し、前記ポリゴンミラー１１と前記穴開きミラー８とで
順次反射される入射光路上には、大型の結像光学系であ
る結像レンズ１６を介して受光素子であるフォトトラン
ジスタ１７が配置されている。

【０００６】さらに、このバーコードスキャナ１では、
前記フォトトランジスタ１７の出力端子に二値化回路を
介してデコーダ（共に図示せず）が接続されており、こ
のデコーダと前記二値化回路と前記レーザ管２と前記駆
動モータ１０とに駆動電源（図示せず）が接続されてい
る。そして、このバーコードスキャナ１では、前記透光
窓１４が外面に形成された扁平なボックス状の前記本体
ハウジング１３の内部に、前記レーザ管２、前記凹レン
ズ３、前記ＮＤフィルタ４、前記反射ミラー５、前記凸
レンズ６、前記反射ミラー７、前記穴開きミラー８、前
記ポリゴンミラー１１、前記ミラーアレイ１２、前記結
像レンズ１６、前記フォトトランジスタ１７、前記二値
化回路、前記デコーダ、前記駆動電源等が配置されてい
る。

【０００７】このような構成において、このバーコード
スキャナ１では、レーザ管２から出射されたレーザ光が
各レンズ３，６で成形されると共に反射ミラー５，７で
偏向されて穴開きミラー８の貫通孔９を透過し、ポリゴ
ンミラー１１で偏向走査されると共にミラーアレイ１２
で多方向に分散されて本体ハウジング１３の透光窓１４
から読取位置１５に出射される。

【０００８】そして、この読取位置１５に手作業などで
バーコードを配置すると、このバーコードで反射された
レーザ光が本体ハウジング１３の透光窓１４に帰還し、
ミラーアレイ１２とポリゴンミラー１１と穴開きミラー
８とで順次反射されてから結像レンズ１６でフォトトラ
ンジスタ１７に集光されるので、このフォトトランジス
タ１７のアナログ出力を二値化回路でデジタル値に変換
してからデコーダでデコードすることで、バーコードの
記録内容を解析することができる。

【０００９】さらに、このようなバーコードスキャナ１
を利用したチェックアウトカウンタ１８の一従来例を図
６に基づいて以下に説明する。まず、このチェックアウ
トカウンタ１８では、サッカー台１９の上面の中央部の
前方に突設した立設部２０の後面にキーボード２１とデ
ィスプレイ２２とバーコードスキャナ１とを一体に組込
み、このようなサッカー台１９の末端部の近傍に電子キ
ャッシュレジスタ２３を配置した構造となっている。

【００１０】そして、この電子キャッシュレジスタ２３
は、その本体ハウジング２４に、各種データを表示出力
するディスプレイ２５、各種データが操作入力されるキ
ーボード２６、各種データを印字出力するＲ／Ｊ(Recei
pt／Journal)プリンタ２７、金銭（図示せず）を格納す
るドロワ２８等を一体に設けた構造となっている。そし
て、このような構造の前記電子キャッシュレジスタ２３
は、ここでは前記サッカー台１９の内部に挿通された通
信ケーブル（図示せず）で前記バーコードスキャナ１と
前記キーボード２１と前記ディスプレイ２２とに接続さ
れている。

【００１１】なお、このチェックアウトカウンタ１８で
は、前記サッカー台１９は顧客（図示せず）の移動方向
と平行に細長く形成されており、その前方に顧客が位置
して後方に店員（図示せず）が位置するようになってい
る。また、このチェックアウトカウンタ１８では、前記
バーコードスキャナ１は前記透光窓１４が垂直面となる
ように配置されており、この透光窓１４から斜め下方に
前記読取位置１５が位置するようになっている。

【００１２】このような構成において、このチェックア
ウトカウンタ１８では、バーコードスキャナ１と電子キ
ャッシュレジスタ２３との両方を一人の店員が操作する
一人制の販売業務と、バーコードスキャナ１と電子キャ
ッシュレジスタ２３との各々を専任の店員が操作する二
人制の販売業務との両方に対応できるようになってい
る。

【００１３】例えば、このチェックアウトカウンタ１８
で一人制の販売業務を実行する場合、店員は予め空の買
物カゴ（図示せず）をサッカー台１９の末端部の近傍に
載置してバーコードスキャナ１に隣接させておく。そこ
で、購入する商品を格納した買物カゴ（図示せず）を顧
客がサッカー台１９の先端部の近傍に載置してバーコー
ドスキャナ１に隣接させると、一人の店員は買物カゴか
ら商品（図示せず）を取出してバーコードスキャナ１の
光学走査かキーボード２１の手動操作で商品情報の登録
処理を行ない、このような商品情報の登録処理が完了し
た商品をサッカー台１９の末端部の近傍の買物カゴ内に
投入する。

【００１４】この時、上述のようにしてバーコードスキ
ャナ１で入力された商品情報は電子キャッシュレジスタ
２３に順次伝送されて登録処理されているので、全ての
商品に対して登録処理と移送とを完了した店員は、バー
コードスキャナ１に対向する位置から電子キャッシュレ
ジスタ２３に対向する位置まで移動してキーボード２６
やドロワ２８等で会計処理を実行することになる。

【００１５】なお、このチェックアウトカウンタ１８で
二人制の販売業務を実行する場合は、バーコードスキャ
ナ１に対向する位置と電子キャッシュレジスタ２３に対
向する位置とに専任の店員を配置しておき、これらの店
員がバーコードスキャナ１による登録処理と電子キャッ
シュレジスタ２３による会計処理とを各々行なうことに
なる。

【００１６】

【発明が解決しようとする課題】上述のようなチェック
アウトカウンタ１８では、商品の登録処理をバーコード
スキャナ１で行なって会計処理を電子キャッシュレジス
タ２３で行なうので、一人制や二人制の販売業務の作業
能率が共に良好である。

【００１７】ここで、上述したチェックアウトカウンタ
１８では、細長いサッカー台１９の中央部と末端部とに
バーコードスキャナ１と電子キャッシュレジスタ２３と
を分散配置しているので、一人制の販売業務を実行する
場合には、店員がバーコードスキャナ１の近傍と電子キ
ャッシュレジスタ２３の近傍とを往復することになって
作業負担が増大している。

【００１８】例えば、このような課題を解決する手段と
しては、一人制の販売業務を実行する場合には電子キャ
ッシュレジスタ２３を移動させてバーコードスキャナ１
の近傍に配置することが想定される。しかし、上述のよ
うなチェックアウトカウンタ１８は、実際にはサッカー
台１９の後方は店員の作業用の各種機器（図示せず）が
配置されるなどして電子キャッシュレジスタ２３の移設
が困難な場合が一般的であり、さらに、電子キャッシュ
レジスタ２３にはサッカー台１９に挿通された通信ケー
ブルや床面に配置された電源ケーブル（図示せず）など
が接続されているので、これを移動させることは作業が
極めて煩雑で実際的でない。

【００１９】また、このようなチェックアウトカウンタ
１８では、例えば、極めて大きい商品や重い商品などは
サッカー台１９上に積載できないことがあるが、このよ
うな商品のバーコードはサッカー台１９に固定されたバ
ーコードスキャナ１で読取ることができないので、販売
業務の作業能率が低下している。

【００２０】

【課題を解決するための手段】レーザ光源の出射光路上
に光偏向器を配置し、この光偏向器で偏向走査された出
射光路上にバーコードが対向配置される透光窓を位置さ
せ、前記バーコードで反射されて前記透光窓を透過して
から前記光偏向器で反射される入射光路上に受光素子を
配置し、この受光素子の出力端子に二値化回路とデコー
ダとを順次接続し、このデコーダと前記二値化回路と前
記レーザ光源と前記光偏向器とに駆動電源を接続したバ
ーコードスキャナにおいて、位置不動な大型の不動ハウ
ジングに移動自在な小型の可動ハウジングを着脱自在に
装着し、前記不動ハウジングの内部に少なくとも前記デ
コーダと前記二値化回路とを配置し、前記可動ハウジン
グの外面に前記透光窓を形成して内部に前記レーザ光源
と前記光偏向器と前記受光素子とを配置した。

【００２１】

【作用】デコーダや二値化回路が内部に配置された位置
不動な不動ハウジングに対し、レーザ光源と光偏向器と
受光素子とが内部に配置されて外面に透光窓が形成され
た可動ハウジングが着脱自在なので、例えば、このバー
コードスキャナをサッカー台の中央部に一体に組込み、
このサッカー台の末端部に電子キャッシュレジスタを配
置したような場合、分散配置したバーコードスキャナと
電子キャッシュレジスタとで二人制の販売業務を良好な
作業能率で実行することができ、しかも、所望によりサ
ッカー台の中央部の不動ハウジングから取外した可動ハ
ウジングを電子キャッシュレジスタの近傍に移動させる
ことで、集中配置したバーコードスキャナの可動ハウジ
ングと電子キャッシュレジスタとで一人制の販売業務を
良好な作業能率で実行することもでき、さらに、所望に
よりサッカー台の中央部の不動ハウジングから取外した
可動ハウジングをサッカー台上に積載できない大きい商
品や重い商品などに手作業で対向配置することで、サッ
カー台に載置不能な商品のバーコードを簡易に読取るこ
ともできる。

【００２２】

【実施例】本発明の一実施例を図１ないし図４に基づい
て説明する。なお、本実施例で例示するバーコードスキ
ャナ２９においては、一従来例として前述したバーコー
ドスキャナ１と同一の部分は同一の名称と符号とを流用
して詳細な説明は省略する。

【００２３】まず、本実施例のバーコードスキャナ２９
では、図１に例示するように、扁平なボックス状の大型
の不動ハウジング３０の上面中央に矩形の凹部３１が形
成されており、この凹部３１に扁平なボックス状の小型
の可動ハウジング３２が着脱自在に装着されるようにな
っている。そして、このバーコードスキャナ２９では、
同図及び図２に例示するように、透光窓３３が外面に形
成された前記可動ハウジング３２の内部に、レーザ光源
であるレーザダイオード３４と、駆動モータ３５でポリ
ゴンミラー３６を回転自在に軸支した光偏向器３７と、
受光素子であるフォトトランジスタ３８とが配置されて
おり、前記不動ハウジング３０の内部には、二値化回路
３９と、デコーダであるＣＰＵ(Central Processing Un
it）４０と、Ｉ／Ｆ(Inter／Face）４１とが配置されて
いる。さらに、このバーコードスキャナ２９では、前記
不動ハウジング３０のＩ／Ｆ４１に通信ケーブル４２と
電源ケーブル４３とが直結されており、この電源ケーブ
ル４３には前記不動ハウジング３０とは別体の駆動電源
４４が直結されている。

【００２４】そして、このバーコードスキャナ２９で
は、二個の前記ハウジング３０，３２を直結した接続ケ
ーブル４５により、前記可動ハウジング３２内の前記フ
ォトトランジスタ３８が前記不動ハウジング３０内の前
記二値化回路３９に接続されると共に、前記可動ハウジ
ング３２内の前記レーザダイオード３４と前記駆動モー
タ３５と前記フォトトランジスタ３８とが前記不動ハウ
ジング３０の前記電源ケーブル４３に接続されている。
なお、このバーコードスキャナ２９の前記可動ハウジン
グ３２の内部における前記レーザダイオード３４や前記
光偏向器３７等の配置は、一従来例として前述したバー
コードスキャナ１と同様になっている。

【００２５】そして、このバーコードスキャナ２９を一
部とするチェックアウトカウンタ４６では、図３及び図
４に例示するように、サッカー台１９の上面の中央部の
前方に突設した立設部２０の後面にキーボード２１とデ
ィスプレイ２２とバーコードスキャナ２９とを一体に組
込み、このようなサッカー台１９の末端部の近傍に電子
キャッシュレジスタ２３を配置した構造となっている。

【００２６】そして、この電子キャッシュレジスタ２３
は、その本体ハウジング２４にディスプレイ２５とキー
ボード２６とＲ／Ｊプリンタ２７及びドロワ２８等を一
体に設けた構造となっており、ここでは前記サッカー台
１９の内部を挿通した前記通信ケーブル４２等で前記バ
ーコードスキャナ２９と前記キーボード２１と前記ディ
スプレイ２２とに接続されている。

【００２７】また、このチェックアウトカウンタ４６で
は、図３に例示したように、前記バーコードスキャナ２
９の前記不動ハウジング３０の凹部３１内に前記可動ハ
ウジング３２を装着した状態で前記透光窓１４が垂直面
となるように配置されており、この透光窓１４から斜め
下方に前記読取位置１５が位置するようになっている。
さらに、このチェックアウトカウンタ４６では、図４に
例示したように、前記バーコードスキャナ２９の前記不
動ハウジング３０の凹部３１から取外した前記可動ハウ
ジング３２は前記接続ケーブル４５の全長の範囲で移動
自在となっているので、例えば、この移動自在な前記可
動ハウジング３２を前記サッカー台１９上に平坦に載置
した状態では、前記透光窓１４が水平面となって前記読
取位置１５が後方に傾斜した上方に位置することにな
る。

【００２８】このような構成において、このバーコード
スキャナ２９では、レーザダイオード３４から出射され
たレーザ光がポリゴンミラー１１で偏向走査されて本体
ハウジング１３の透光窓１４から読取位置１５に出射さ
れる。そして、この読取位置１５に手作業などでバーコ
ード（図示せず）を配置すると、このバーコードで反射
されたレーザ光が本体ハウジング１３の透光窓１４に帰
還してフォトトランジスタ１７で受光されるので、この
フォトトランジスタ１７のアナログ出力を二値化回路で
デジタル値に変換してからデコーダでデコードすること
で、バーコードの記録内容を解析することができる。

【００２９】そして、このようなバーコードスキャナ２
９を利用したチェックアウトカウンタ４６は、バーコー
ドスキャナ２９と電子キャッシュレジスタ２３との両方
を一人の店員が操作する一人制の販売業務と、バーコー
ドスキャナ２９と電子キャッシュレジスタ２３との各々
を専任の店員が操作する二人制の販売業務との両方に対
応できるようになっている。

【００３０】例えば、このチェックアウトカウンタ４６
で二人制の販売業務を実行する場合には、図３に例示し
たように、基本的にバーコードスキャナ２９の不動ハウ
ジング３０に可動ハウジング３２を装着した状態で、従
来と同様にバーコードスキャナ２９に対向する位置と電
子キャッシュレジスタ２３に対向する位置とに専任の店
員を配置して登録処理と会計処理とを分担することにな
る。

【００３１】一方、このチェックアウトカウンタ４６で
一人制の販売業務を実行する場合には、図４に例示した
ように、バーコードスキャナ２９の不動ハウジング３０
から可動ハウジング３２を取外して電子キャッシュレジ
スタ２３の側方などに配置し、この電子キャッシュレジ
スタ２３の後方で一人の店員が登録処理と会計処理とを
兼任することになる。

【００３２】このようにすることで、このチェックアウ
トカウンタ４６では、細長いサッカー台１９の中央部と
末端部とにバーコードスキャナ２９と電子キャッシュレ
ジスタ２３とを分散配置しているので、従来と同様に二
人制の販売業務を良好な作業能率で実行することがで
き、しかも、所望によりバーコードスキャナ２９の可動
ハウジング３２を電子キャッシュレジスタ２３の近傍に
移動させることもできるので、極めて簡易な操作で一人
制の販売業務の作業能率を向上させることができる。

【００３３】なお、本実施例のバーコードスキャナ２９
では、そのレーザ光源としてレーザダイオード３４を採
用することで、移動自在な可動ハウジング３２の小型軽
量化を実現している。

【００３４】また、本実施例のチェックアウトカウンタ
４６では、上述のようにバーコードスキャナ２９の可動
ハウジング３２を不動ハウジング３０から取外して移動
させることで一人制の販売業務の作業能率を向上させる
ことを例示したが、本発明は上記実施例に限定されるも
のではない。例えば、二人制の販売業務の実行時などで
も、極めて大きい商品や重い商品などはサッカー台１９
上に積載できないことがあるので、このような場合にバ
ーコードスキャナ２９の可動ハウジング３２を不動ハウ
ジング３０から取外して商品のバーコード上に手作業で
配置することで、サッカー台１９に載置不能な商品のバ
ーコードを簡易に読取って販売業務の作業能率の向上に
寄与することができる。

【００３５】

【発明の効果】本発明は上述のように、位置不動な大型
の不動ハウジングに移動自在な小型の可動ハウジングを
着脱自在に装着し、不動ハウジングの内部に少なくとも
デコーダと二値化回路とを配置し、可動ハウジングの外
面に透光窓を形成して内部にレーザ光源と光偏向器と受
光素子とを配置したことにより、例えば、このバーコー
ドスキャナをサッカー台の中央部に一体に組込み、この
サッカー台の末端部に電子キャッシュレジスタを配置し
たような場合、分散配置したバーコードスキャナと電子
キャッシュレジスタとで二人制の販売業務を良好な作業
能率で実行することができ、しかも、所望によりサッカ
ー台の中央部の不動ハウジングから取外した可動ハウジ
ングを電子キャッシュレジスタの近傍に移動させること
で、集中配置したバーコードスキャナの可動ハウジング
と電子キャッシュレジスタとで一人制の販売業務を良好
な作業能率で実行することもでき、さらに、所望により
サッカー台の中央部の不動ハウジングから取外した可動
ハウジングをサッカー台上に積載できない大きい商品や
重い商品などに手作業で対向配置することで、サッカー
台に載置不能な商品のバーコードを簡易に読取ることも
でき、各種状況においてバーコードの読取作業の能率向
上に寄与することができる等の効果を有するものであ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例のバーコードスキャナの外観
を例示し、（ａ）は不動ハウジングに可動ハウジングを
装着した状態を例示する斜視図、（ｂ）は不動ハウジン
グから可動ハウジングを取外した状態を例示する斜視図
である。

【図２】バーコードスキャナの回路構造を例示するブロ
ック図である。

【図３】バーコードスキャナを一部とするチェックアウ
トカウンタで不動ハウジングに可動ハウジングを装着し
た状態の外観を例示する斜視図である。

【図４】バーコードスキャナを一部とするチェックアウ
トカウンタで不動ハウジングから可動ハウジングを取外
した状態の外観を例示する斜視図である。

【図５】一従来例のバーコードスキャナの機械構造を例
示する斜視図である。

【図６】バーコードスキャナを一部とするチェックアウ
トカウンタの外観を例示する斜視図である。

【符号の説明】

２９ バーコードスキャナ ３０ 不動ハウジング ３２ 可動ハウジング ３３ 透光窓 ３４ レーザ光源 ３７ 光偏向器 ３８ 受光素子 ３９ 二値化回路 ４０ デコーダ ４４ 駆動電源

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 レーザ光源の出射光路上に光偏向器を配
   置し、この光偏向器で偏向走査された出射光路上にバー
   コードが対向配置される透光窓を位置させ、前記バーコ
   ードで反射されて前記透光窓を透過してから前記光偏向
   器で反射される入射光路上に受光素子を配置し、この受
   光素子の出力端子に二値化回路とデコーダとを順次接続
   し、このデコーダと前記二値化回路と前記レーザ光源と
   前記光偏向器とに駆動電源を接続したバーコードスキャ
   ナにおいて、位置不動な大型の不動ハウジングに移動自
   在な小型の可動ハウジングを着脱自在に装着し、前記不
   動ハウジングの内部に少なくとも前記デコーダと前記二
   値化回路とを配置し、前記可動ハウジングの外面に前記
   透光窓を形成して内部に前記レーザ光源と前記光偏向器
   と前記受光素子とを配置したことを特徴とするバーコー
   ドスキャナ。