JPH06273446A - 計量器のデータ保護装置及び回路保護装置 - Google Patents

計量器のデータ保護装置及び回路保護装置

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JPH06273446A
JPH06273446A JP5855893A JP5855893A JPH06273446A JP H06273446 A JPH06273446 A JP H06273446A JP 5855893 A JP5855893 A JP 5855893A JP 5855893 A JP5855893 A JP 5855893A JP H06273446 A JPH06273446 A JP H06273446A
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JP
Japan
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data
center
measuring instrument
transmission line
lightning
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Application number
JP5855893A
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English (en)
Inventor
Yumi Sato
由美 佐藤
Naoko Nagai
尚子 永井
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 計量器とセンタとを伝送路でつなぐシステム
にあって、雷により生ずるデータの消滅や雷や外乱によ
る回路破壊を防止する表示データ保護及び回路保護装置
を得る。 【構成】 雷の検出により計量器1内の表示データを雷
が影響しないセンタ2やE2 PROMに一旦格納してお
き、また、雷サージや外乱の侵入を早期に検出してリレ
ー31,43を開放したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電力量計、水道メー
タ、ガスメータなどの計量器の蓄積データの伝送システ
ムに係り、計量器のデータ保護装置及び回路保護装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、需要家では、電力量計、水道メ
ータ、ガスメータ等の計量器が設置され、供給元では電
力、水道、ガスの各使用量を積算値から算定して需要家
に使用料金を請求する。この場合、今までは計量器の表
示を検針員が定期的に読み取って需要家に料金を請求す
るものであった。
【0003】最近ではこの検針員の労力を省くために、
計量器に通信機能を持たせてセンタからの発呼により計
量データをセンタに伝送するシステムが開発されてきて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この伝送システムは、
公衆電話回線などを利用してデータをセンタに送るもの
であるが、電気伝送路を利用することから雷の影響を受
けやすいという問題がある。
【0005】この雷の影響を軽減する手段として、ウォ
ッチドッグタイマなどにて通信回路のCPUにリセット
をかけるようにしておけば落雷や誘導があっても再び動
作が可能ではあるが、CPUが暴走している間にメモリ
内のデータがでたらめに書き替えられてしまうと、動作
の再開に当ってデータをゼロクリアしなければならず、
今まで蓄積された表示データが失われるという事態にな
る。
【0006】また、この事態は自家の電力使用量をチェ
ックしている需要家にとっても是非排除しなければなら
ない問題である。更に、雷の発生は表示データの消滅の
みならず、ハードウェア上通信回路自体にも悪影響を及
ぼし、回路の破壊を生ぜしめる。このため従来では、通
信回路に雷サージが侵入した場合には、バリスタを用い
て回路を短絡したり大地に逃がすといった対策が採られ
ている。
【0007】しかし、バリスタ自体サージに対する応答
が遅くバリスタによる応答前にフォトカプラとかトラン
ジスタなどの通信回路部品が破損されるというのが現状
である。
【0008】本発明は、上述の問題に鑑み、計量器に蓄
積される表示データを保存すると共に回路の破壊を回避
するようにした計量器のデータ保護装置及び回路保護装
置の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成する本
発明は、雷雲の発生をセンタより管内の計量器に知らせ
る手段と、該当する計量器のデータをセンタへ回収する
手段と、雷の通過による該当する計量器のデータクリア
により当該計量器に上記データを戻す手段と、を有する
ことを要旨とする。
【0010】また、本発明は、雷雲の発生をセンタより
管内の計量器に知らせる手段と、該当する計量器のデー
タを内蔵のE2 PROMに回避させる手段と、雷の通過
によりデータのクリアが生じた場合上記E2 PROMの
内容を読み出す手段と、を有することを要旨とする。
【0011】さらに、本発明は、計量器に伝送路から侵
入する雷サージを検出する手段と、この雷サージの検出
にて計量器内の主回路や伝送機器と上記伝送路とを少な
くとも一定時間切り離す手段と、を有することを要旨と
する。
【0012】また、本発明は、計量器内にて異常キャラ
クタを連続して読み取った場合を外乱の発生と判断する
手段と、この外乱の発生検出にて少なくとも一定時間伝
送路と計量器とを切り離す手段と、を有することを要旨
とする。
【0013】また、本発明は、上位局又はセンタから伝
送路を介して計量器しゃ断指令を検出する手段と、この
しゃ断指令にて少なくとも一定時間計量器内の伝送機器
をしゃ断する手段と、を有することを要旨とする。
【0014】
【作用】雷雲を検出するシステムを利用して雷雲の発生
に伴って該当する計量器のデータを緊急にセンタに回収
し、その後センタからデータを計量器に戻すことにより
表示データを回復させており、雷の影響は全く除くこと
ができる。このことは、雷回避手段としてE2 PROM
へのデータの一時格納によっても同様の効果が得られ
る。
【0015】また、高応答雷サージあるいは外乱検出手
段を備えることにより侵入と同時に伝送路を切り離すよ
うにしたことから、回路破壊も防止することができる。
このことは、センタや上位局からのしゃ断指令にて回路
しゃ断を行なうことによっても回路破壊を防止できる。
【0016】
【実施例】ここで、図1〜図6を参照して本発明の実施
例を説明する。図1は、実施例の概略構成を示してい
る。図1において、1は各需要家に設置される計量器、
2はセンタ、3は雷雲レーダ、4は公衆電話回線などの
伝送路である。ここでは、雷雲レーダ3には積乱雲(雷
雲)を検出するとそれをセンタ2に送信する手段が備え
られ、センタ2には雷発生を計量器1に送信する手段が
備えられ、更に計量器からの表示データを収集する手段
が備えられる。雷の通過を雷雲レーダ3にて検出した場
合、センタ2には、図2に示すように計量器1のデータ
を回収する指令を計量器1に出力する手段、計量器1の
データクリアを検出した場合収集したデータを計量器1
に送信する手段が更に備えられる。
【0017】そして、センタ2と計量器1との送受信
は、それぞれCPUを有する通信回路により伝送路を介
して行なわれる。図3は一実施例として計量器1を電力
量計としたブロック図である。同図において、21は電
流を検出し電流値に比例した信号を出力するCT(カレ
ントトランス)、22は電圧を検出し電圧値に比例する
信号を出力するPT(ポテンシャルトランス)、23は
CT21およびPT22からの信号を乗算し乗算値に比
例したパルス数に変換するW/Fコンバータ(電力・周
波数変換器)、24は周波数をカウントしたり、伝文を
作成したり、センタからの伝文を解析するなど、計量器
1の制御を行うCPU、25は計量値を記憶する記憶
部、26はセンタから雷発生などの伝文の受信を行った
り、送信を行う伝送部、27は記憶部25に格納されて
いる計量値を表示する表示部である。
【0018】この電力量計では、センタからの雷発生信
号を受信すると伝送部26を介してCPU24は記憶部
25内の表示データをセンタに向けて送信する。その
後、センタにて雷雲が通過したことを検知すると、セン
タから伝送部26を介してCPU24に現在の表示デー
タの送信が指令され、CPU24では記憶部25内の表
示データの送信がセンタに向けて行なわれる。ここで、
CPU24が暴走してデータのクリアがされている場合
にはセンタより予め回収した雷通過前の表示データが伝
送部26へ送信され、その内容はCPU24により記憶
部25に再度書き込まれる。
【0019】以上のように本実施例では、雷が発生しそ
うな時、データを一時的に回避することにより、リセッ
ト前の表示データを保全することができ、自家の電力使
用量をチェックする需要家にとって有益なものとなり、
計量器の大切な機能を維持できる。
【0020】図4は他の実施例である。これはE2 PR
OMを内蔵している電力量計を示すブロックであり、図
3の構成に加えて、電源が切れてもデータを保持できる
2PROM28を更に備えたものである。
【0021】この例では、センタから雷検出の伝文を受
けたら、センタにデータを回避するのではなく、電力量
計に内蔵のE2 PROM28にデータを回避する。リセ
ットが発生してもE2 PROM28にはデータが残って
いるので、雷がおさまった後、再びデータを読み出せ
ば、リセット前のデータを表示することができる。
【0022】E2 PROM28はデータの書換え回数に
制約があるが、雷が発生したときだけに使用すれば電力
量計の寿命を考えてもE2 PROM28の寿命は何ら問
題はない。
【0023】今までの説明は、CPU24の暴走による
表示データの消滅防止というソフトウェアの保全を意図
したものであるが、雷等による回路破壊防止というハー
ドウェアの保護を意図して図5、図6に示す回路が設け
られた。
【0024】図5は計量器1の内部構成を示しており、
伝送路4は雷サージ保護のためバリスタ30にて線間が
短絡されていると共にバリスタ30を介して接地が行な
われている。この伝送路4には切離しのためのリレー3
1が介在され、更に分圧抵抗器32及びパルストランス
33を介して雷サージ検出回路34が接続されている。
この場合、雷サージ検出回路34は、雷サージの発生を
検出する回路である。伝送路4で使用する電圧は数〜数
10Vなので、雷サージで誘起される数100〜数10
00V以上の電圧とは容易に区別できる。この回路を使
えば遠方の落雷も検出することができる。
【0025】雷サージ検出回路34にて雷サージの発生
が検出されると、CPU24では即座にリレー31を開
放し伝送路4と計量器1とを一定時間切り離す。なお、
雷は長くても数時間でおさまるので、数時間後にリレー
31を閉成して復旧する。
【0026】図5では雷サージの保護が主目的であった
が、強力なノイズの如き外乱に対しても図6の如き回路
破壊を防止することができる。図5において、伝送路4
に接続された変復調回路40、通信用LSI41では信
号の変復調とパラレル−シリアル変換が行なわれる。こ
の場合、通信用LSI41にはパリティチェックなどの
エラー検出回路42を有する。したがって、異常キャラ
クタを連続して読み取った場合、CPU24が伝送路4
の異常を判断しリレー43によって伝送路4を切り離す
ことができる。こうして、強力なノイズのような外乱に
対しても、同様に回路破壊を防ぐことが可能であり、図
6のノイズ検出回路において、伝送誤りに対するパリテ
ィチェックを行い、常にノイズの発生を検知しているの
で、この時異常キャラクタが連続して読み込まれた場
合、CPU24は強力な外乱の発生と判断することがで
きる。そして、雷発生と同様に伝送回路をリレー43に
て一定時間切り離し、回路破壊を防ぐ。
【0027】またこれまでの例では、雷サージなど外乱
の発生を機器内部で検出するようにしていたが、このよ
うな伝送機能を有している機器では、外部から雷発生を
検知することもできる。
【0028】電力会社などでは気象観測用のレーダ網を
持っているので、雷を観測した時、対象地域の端末にこ
の伝送路からしゃ断する旨の指令を出すことにより、前
述の雷サージ検出機能を実現できる。
【0029】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明において
は雷の発生を感知し、センタから計量器に知らせること
ができる。また、雷の影響を受けないところに一時的に
データを回避することにより、落雷があっても、データ
を損失することもなく、リセット前の表示データを継続
して表示することができるので、表示データから自家の
電力使用量をチェックする需要家にも、データがクリア
されて、電力使用量がわからなくなってしまうというこ
とはない。
【0030】また、別の本発明によれば、落雷や強力な
外乱の発生を検知し、回路破壊を未然に防ぐことができ
るため、信頼性の高い伝送機器を実現することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の概略構成図である。
【図2】センタと計量器との伝送手順を示す図である。
【図3】電力量計の一例のブロック図である。
【図4】電力量計の他の例のブロック図である。
【図5】雷サージの検出のための計量器のブロック図で
ある。
【図6】パリティエラー検出のための計量器のブロック
図である。
【符号の説明】
1 計量器 2 センタ 3 雷雲レーダ 4 伝送路 24 CPU 25 記憶部 26 伝送部 27 表示部 28 E2 PROM 31,43 リレー 34 検出回路 42 エラー検出回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雷雲の発生をセンタより管内の計量器に
    知らせる手段と、該当する計量器のデータをセンタへ回
    収する手段と、雷の通過による該当する計量器のデータ
    クリアにより当該計量器に上記データを戻す手段と、を
    有する計量器のデータ保護装置。
  2. 【請求項2】 雷雲の発生をセンタより管内の計量器に
    知らせる手段と、該当する計量器のデータを内蔵のE2
    PROMに回避させる手段と、雷の通過によりデータの
    クリアが生じた場合上記E2 PROMの内容を読み出す
    手段と、を有する計量器のデータ保護装置。
  3. 【請求項3】 計量器に伝送路から侵入する雷サージを
    検出する手段と、この雷サージの検出にて計量器内の主
    回路や伝送機器と上記伝送路とを少なくとも一定時間切
    り離す手段と、を有する計量器の回路保護装置。
  4. 【請求項4】 計量器内にて異常キャラクタを連続して
    読み取った場合を外乱の発生と判断する手段と、この外
    乱の発生検出にて少なくとも一定時間伝送路と計量器と
    を切り離す手段と、を有する計量器の回路保護装置。
  5. 【請求項5】 上位局又はセンタから伝送路を介して計
    量器しゃ断指令を検出する手段と、このしゃ断指令にて
    少なくとも一定時間計量器内の伝送機器をしゃ断する手
    段と、を有する計量器の回路保護装置。
JP5855893A 1993-03-18 1993-03-18 計量器のデータ保護装置及び回路保護装置 Pending JPH06273446A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010054285A (ja) * 2008-08-27 2010-03-11 Toshiba Corp 電力量計
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