JPH0627125Y2 - 心電図のr波検出回路 - Google Patents

心電図のr波検出回路

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JPH0627125Y2
JPH0627125Y2 JP1988142241U JP14224188U JPH0627125Y2 JP H0627125 Y2 JPH0627125 Y2 JP H0627125Y2 JP 1988142241 U JP1988142241 U JP 1988142241U JP 14224188 U JP14224188 U JP 14224188U JP H0627125 Y2 JPH0627125 Y2 JP H0627125Y2
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wave
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electrocardiogram
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Shimadzu Corp
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、超音波診断装置における心臓の時相設定等
に用いられる心電図のR波検出回路に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
一般に、超音波診断装置は探触子と呼ばれる超音波振動
子から超音波を人体等の生体に当て、この生体内からの
反射エコーを分析することにより、生体の内部組織構造
等を診断するものである。このうちMモード超音波診断
装置は、縦軸に生体の表面からの深さを、横軸に時間を
とって、生体内部の各部位の運動の様子をCRT等の表
示装置上に表示するものである。
このようなMモード超音波診断装置における表示波形
は、Mモード心エコー図として心機能の診断観察に用い
られるが、CRT上には、心エコー図とともに、これと
時間位相を同期させて心電図(以下ECGと記す)等が
表示される。
前記心エコー図を観察する場合、例えはスチル画像を得
る場合においては、心室の拡張,収縮のタイミングが非
常に重要な情報となる。このタイミングは、ECG信号
の波形において急峻に立ち上がるR波と所定の関係にあ
ることが知られている。そこで、ECG信号におけるR
波を確実に検出することが必要となる。
前記R波を検出する場合、通常R波の尖頭値がECG信
号のピーク値を示すことから、ECG信号を一定の基準
値と比較し、この基準値を越えるものをR波として検出
するようにしている。また、前述のように、R波が急峻
な立ち上がりを示すことから、ECG信号をハイパスフ
ィルタに通し、このハイパスフィルタの出力を一定の基
準値と比較して検出する方法が考えられる。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、ECG信号の波形は個人差があり、R波にお
いても大きさや、波形が種々異なっているだけでなく、
R波の極性が逆になっている場合もある。したがって従
来方式のように、ECG信号を固定された一定の基準値
と比較したり、また単にハイパスフィルタを通しただけ
では、R波を確実に検出することができないという問題
がある。
この考案の目的は、ECGの個人差に影響を受けず、R
波のみを確実に検出することのできる心電図のR波検出
回路を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案にかかる心電図のR波検出回路は、R波抽出手段
と、信号作成手段と、比較基準信号作成手段と、比較手
段とを設けたものである。
前記R波抽出手段は、ECGからR波部分を周波数的に
区別して選択的に抽出するものであり、前記信号作成手
段は、各R波のピーク値に応じたピーク電圧を有する信
号を作成するものである。また、前記比較基準信号作成
手段は、前記信号を基準にして、そのピーク値が前記信
号のピーク値より低くなるような比較基準信号を作成す
るものであり、前記比較手段は、前記信号と比較基準信
号とを比較してR波を検出するものである。
〔作用〕
この考案においては、ECG波形からR波部分を周波数
的に区別して選択的に抽出する。
そして本考案の回路では、前記抽出結果を信号処理す
る。この信号処理により作成された信号は、各周期ごと
のR波のピーク値に応じたピーク電圧を有している。一
方、前記信号を基準にして、そのピーク電圧が前記信号
のそれよりも低くなるような比較基準信号を作成する。
そして、前記信号と比較基準信号とを比較してR波を検
出する。
このように、ECG波形から得られるR波の大きさ,波
形に応じて信号及び比較基準信号を作成し、これらを比
較してR波を検出するので、個人差によるR波の違いが
あっても、また同じECG波形の中の各R波に相違があ
っても、確実にR波が検出される。
〔実施例〕
第1の実施例の説明 第1図は、第1考案の第1実施例によるR波検出回路の
回路図である。図において、1はECG信号のR波を対
象としたバンドパスフィルタであり、これはECG信号
からR波を周波数的に区別して抽出するものである。バ
ンドパスフィルタ1は、オペアンプM1を有しており、
その反転入力端子には、抵抗R1及びコンデンサC1を
介してECG信号が入力され、またその出力端子と反転
入力端子との間には、コンデンサC2と抵抗R2とが並
列に接続されている。2は検波器であり、前記バンドパ
スフィルタ1によって抽出されたR波の極性を、単一極
性化するものである。この検波器2はオペアンプM2を
有し、その各入力端子にはダイオードD1,D2がそれ
ぞれ順方向に接続されている。また、反転入力端子に
は、入力抵抗R3及び帰還抵抗R4が接続されている。
3は前記検波出力の各R波部分をピークホールドするピ
ークホールド回路である。このピークホールド回路3
は、オペアンプM3a,M3b,ダイオードD3,及び
コンデンサC3で構成される一般的なピークホールド回
路に対して、ダイオード3に直列に抵抗rを接続し、ま
た放電抵抗R5を付加したものである。
また、M4は前記ピークホールド回路3のダイオードD
3と抵抗rとの間の電圧値が入力されるバッファとして
のオペアンプ、M5は前記ピークホールド回路3の出力
と、前記バッファM4の出力とを比較するためのコンパ
レータである。
次に動作について説明する。
第2図(a)は、バンドパスフィルタ1に入力されるEC
G波形eを示している。この図に示すような信号e
が入力されると、この信号eはバンドパスフィルタ1
にて実質的に微分され、その出力には同図(b)に示すよ
うな信号eが得られる。このバンドパスフィルタ1を
通すことにより、急峻なR波と、その前のP波とが周波
数的に明確に区別され、R波部分が選択的に抽出され
る。次に前記バンドパスフィルタ1によって得られた信
号eに対して、検波器2により両波整流が行われ、第
2図(c)に示すような信号eが得られる。この検波回
路2を通す目的は、ECG波形のR波が、人によっては
逆極性で現れることがあるからである。
このようにして得られた信号eは、ピークホールド回
路3に入力される。ピークホールド回路3では、通常の
ピークホールド動作が行われる。即ち、信号eのピー
ク近傍(R波相当部分)でコンデンサC3が充電され、
この値が保持される。このとき、オペアンプM3a,M
3bのフィールドバック作用のため、ピークホールド出
力は入力信号eのピークに追従し、第2図(e)に示す
ような信号eが得られる。なお、信号eのピーク部
分がピークホールドされた後は、放電抵抗R5からの放
電により、徐々に電圧値は下降し、次のR波部分のピー
ク検出に備える。
前記ピークホールドの動作時において、信号eが信号
に対して追従しようとするため、コンデンサC3に
対して急速な充電がなされる。この急速充電がなされる
とき、本実施例ではダイオードD3とコンデンサC3と
の間に抵抗rが挿入されているので、抵抗rの両端で電
圧降下が生じ、ダイオードD3の出力端の電圧e′、
即ちバッファM4の出力信号eには、第2図(d)に示
すように大きなスパイクが生ずる。
そして、前記信号eをコンパレータM5の非反転入力
端子に、またピークホールド回路3の出力信号eを反
転入力端子に入力し、両者を比較することにより、前記
信号eのスパイク点において第2図(f)に示す信号e
が得られる。この信号eの現れるタイミングが即ち
R波のタイミングであり、この信号eを基に、各種の
時相設定が行われる。
他の実施例 第3図に本考案の第2の実施例を示す。この第3図の実
施例では、バンドパスフィルタ1及び検波器2の構成は
前記第1図の実施例と同様である。検波器2の後段には
前記実施例同様にピークホールド回路4が接続されてい
る。このピークホールド回路4の構成は、前記第1図の
実施例における抵抗rが省略されているだけで、他の構
成は同様である。前記ピークホールド回路4の出力に
は、抵抗R6及びコンデンサC4からなる時定数回路が
接続されている。また、M5はコンパレータであり、そ
の反転入力端子には前記時定数回路の出力が、また非反
転入力端子には検波器2の出力が接続されている。
次に第3図の実施例の動作を説明する。
検波器2の出力までの動作は前記と同様であり、検波器
2の出力には信号eが得られる。この信号eは、コ
ンパレータM5の非反転入力端子に入力されるととも
に、ピークホールド回路4に入力される。ピークホール
ド回路4では、前記同様の動作により、その出力には信
号eが得られる。この信号eは、第4図(b)の破線
で示される波形となる。そしてこの信号eは、時定数
回路により、同図の実線で示すようにその傾きが緩やか
な信号eとなる。コンパレータM5では、前記検波器
2の出力信号eと、信号eとを比較して信号e
出力し、R波を検出する。
〔考案の効果〕
以上のように、本考案によれば、ECG信号のR波の大
きさ,波形に応じて信号及び比較基準信号を作成し、こ
れらを比較してR波を検出するようにしたので、個人差
の影響を受けることなく、また同じECG波形の中の各
R波に相違があっても、確実にR波を検出できる。
また、実施例で示したようにECG信号から周波数的に
R波を区別して抽出し、この抽出信号を単一極性化して
信号を作成し、これを比較基準信号と比較するようにす
ることで、R波の極性が通常の逆であっても確実にR波
を検出できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例によるR波検出回路の回路
構成図、第2図はその動作を説明するための信号波形
図、第3図は本考案の第2実施例を示す図、第4図はそ
の動作を説明するための信号波形図である。 1……バンドパスフィルタ、2……検波器、3,4……
ピークホールド回路、M5……コンパレータ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】心電図波形からR波部分を周波数的に区別
    して選択抽出するR波抽出手段と、 このR波抽出手段の出力を信号処理し、各周期毎に、R
    波のピーク値に応じたピーク電圧を有する信号を作成す
    る信号作成手段と、 この信号作成手段で得られる信号を基準にして、そのピ
    ーク値が前記信号作成手段で得られる信号のピーク値よ
    り低い比較信号を作成する比較基準信号作成手段と、 前記信号作成手段の出力と比較信号作成手段の出力とを
    比較してR波を検出する比較手段と、を備えた心電図の
    R波検出回路。
JP1988142241U 1988-10-31 1988-10-31 心電図のr波検出回路 Expired - Lifetime JPH0627125Y2 (ja)

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JPS5192589A (en) * 1975-02-10 1976-08-13 Shindenzu r hakenshutsuho
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