JPH0627120U - チューブ押出し用ヘッド - Google Patents

チューブ押出し用ヘッド

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Publication number
JPH0627120U
JPH0627120U JP065161U JP6516192U JPH0627120U JP H0627120 U JPH0627120 U JP H0627120U JP 065161 U JP065161 U JP 065161U JP 6516192 U JP6516192 U JP 6516192U JP H0627120 U JPH0627120 U JP H0627120U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
spider
tube
nipple
die
Prior art date
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Pending
Application number
JP065161U
Other languages
English (en)
Inventor
哲朗 老後
斌 李
Original Assignee
昭和電線電纜株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 昭和電線電纜株式会社 filed Critical 昭和電線電纜株式会社
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Publication of JPH0627120U publication Critical patent/JPH0627120U/ja
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  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ヘッド内における樹脂の吐出抵抗を増大させ
たり、樹脂圧を高くしたり、更には、吐出量の低下を来
すことがなく、スパイダーマーク(融着線)の発生をな
くし、生産性良く高品質のチューブを製造することので
きるチューブ押出し用ヘッドを提供する。 【構成】 チューブ押出し用ヘッド1は、ダイス2と、
その中に配置されたニップル4と、スパイダー6とを有
する。ダイス2とニップル4の間には環状とされる樹脂
流動通路8が形成され、この環状の樹脂流動通路8は、
スパイダー6からの樹脂の流れを乱すための撹乱部8b
と、この撹乱された樹脂の流れを整流するための樹脂溜
り部8cと、更に、製造されるチューブの内径及び外径
を規定するためのランド部(クリアランス部)8dとを
有する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、チューブ押出成形に使用されるチューブ押出し用ヘッドに関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
合成樹脂製チューブを製造するためのチューブ押出成形機において、図4に示 すように、スクリュー式押出機100にて溶融、混練された溶融樹脂は、ブレー カープレート101を介してチューブ押出し用ヘッド1へと押出される。
【0003】 チューブ押出し用ヘッド1は、ダイス2と、その中に配置されたニップル4と にて構成される。ニップル4は、その周方向に複数個配置されたスパイダー6に よってダイス2に保持されており、ダイス2とニップル4との間に所定の間隙が 形成され、樹脂流動通路8が画成される。
【0004】 従って、チューブ押出し用ヘッド1へと導入された樹脂は、ヘッド内を流れる 過程において、上記スパイダー6で不可避的に複数に分割されるので、成形され たチューブTには、所謂、スパイダーマーク(融着線)がチューブ表面に残され る。これは、後に、主としてチューブの割れの原因となる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
このようなスパイダーマークは、ダイス2内に絞りリング10を形成したり、 ニップルランド部12の長さを長くすることにより、或る程度、解消することは できるが、これら絞りリング10を形成したり、ニップルランド部12の長さを 大とすることは、ヘッド内における樹脂の吐出抵抗を増大させ、樹脂圧が高くな り、吐出量の低下を招き、生産性を低減する恐れがある。
【0006】 従って、本考案の目的は、ヘッド内における樹脂の吐出抵抗を増大させたり、 樹脂圧を高くしたり、更には、吐出量の低下を来すことがなく、スパイダーマー ク(融着線)の発生をなくし、生産性良く高品質のチューブを製造することので きるチューブ押出し用ヘッドを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的は本考案に係るチューブ押出し用ヘッドによって達成される。要約す れば、本考案は、スパイダーと、このスパイダーに一体に取り付けられた、ダイ ス及びニップルとを備え、前記ダイスとニップルの間に形成された環状の樹脂流 動通路は、前記ダイスの内表面及び前記ニップルの外表面に螺旋溝を形成するこ とにより構成された撹乱部と、この撹乱された樹脂の流れを一時的に遅くするた めの樹脂溜り部と、更に、製造されるチューブの内径及び外径を規定するための ランド部とを有することを特徴とするチューブ押出し用ヘッドである。
【0008】
【実施例】
以下、本考案に係るチューブ押出し用ヘッドを図面に則して更に詳しく説明す る。
【0009】 図1に本考案に係るチューブ押出し用ヘッドの一実施例を示す。この実施例に おいて、チューブ押出し用ヘッド1は、ダイス2と、その中に配置されたニップ ル4と、スパイダー6とを有する。スパイダー6は、図2をも参照すると理解さ れるように、本実施例では概略円板状の部材とされ、その中心にニップル4の一 端が螺合して取り付けられている。又、スパイダー6には、同中心にて、ダイス 2がボルト(図示せず)などにて一体に固着されており、ダイス2とニップル4 の間には環状とされる樹脂流動通路8が形成される。更に、スパイダー6には、 この環状の樹脂流動通路8と一致するようにして、円周方向に均等に複数個の、 本実施例では3個の樹脂流動孔6aが穿設されている。更に又、スパイダー6に は、半径方向に、空気導入孔6bが形成され、この空気導入孔6bは、ニップル 4の中心に穿設された空気孔4aに連通している。
【0010】 一方、スパイダー6の、前記ダイス2及びニップル4が取り付けられた側とは 反対の側、即ち、チューブ押出し用ヘッド1の入口側には、スクリュー式押出機 100及びブレーカープレート101を介して導入される溶融された樹脂をスパ イダー6の前記樹脂流動孔6aに案内するための案内部材16がボルト(図示せ ず)などにて一体に取り付けられている。
【0011】 従って、スクリュー式押出機100及びブレーカープレート101からの溶融 樹脂は案内部材16を介してスパイダー6の前記樹脂流動孔6aに導入され、更 に、ダイス2とニップル4の間に形成された環状の樹脂流動通路8へと案内され る。
【0012】 本考案に従えば、環状の樹脂流動通路8には、スパイダー6の前記樹脂流動孔 6aに連通した樹脂導入部8aと、樹脂の流れを乱すための撹乱部8bと、この 撹乱された樹脂の流れを整流するための樹脂溜り部8cと、更に、製造されるチ ューブの内径及び外径を規定するためのランド部(クリアランス部)8dとが形 成される。
【0013】 環状の樹脂流動通路の撹乱部8bは、図3に明瞭に図示されるように、ダイス 2の内表面及びニップル4の外表面に螺旋溝18、20を形成することにより達 成される。両螺旋溝18、20は、図示するようにその捩れ方向が互いに反対方 向とされるのが好ましいが、これに限定されるものではない。撹乱部8bにおけ る樹脂流動通路8の間隙は、使用される樹脂の種類、粘度、押出し圧力、速度な どにより適宜選択される。又、両螺旋溝18、20は、本実施例では2条とされ るが、口数はこれに限定されるものではなく、更に螺旋溝18、20の、ピッチ 、捩れ角度も所望に応じて任意に設定することができる。
【0014】 又、環状の樹脂流動通路8の樹脂溜り部8cは、前記撹乱部8bより下流側で 、ランド部8dより上流側に形成され、ランド部8dの通路の断面積より大きな 断面積を有するように、ニップル4の外表面の直径を縮径するか、或はダイス2 の内径を拡径するかによって達成される。
【0015】 このように構成される本考案のヘッドにて、スクリュー式押出機100及びブ レーカープレート101からの溶融樹脂は案内部材16を介してスパイダー6の 樹脂流動孔6aに導入され、そして環状の樹脂流動通路8へと供給されるが、溶 融樹脂は、スパイダー6を通過する際に、複数に分割される。しかしながら、本 考案によれば、スパイダー6からの樹脂流は、撹乱部8bの働きで乱流状態とさ れ、スパイダーマークを実質的に完全に解消することができる。更に、溶融樹脂 は、樹脂溜り部8cに導かれることにより、乱流状態の樹脂は整流され、ランド 部8dを経て、所要の直径、肉厚のチューブTに成形される。
【0016】
【考案の効果】
本考案に係るチューブ押出し用ヘッドは、以上詳述したように、スパイダーを 介してダイス内に導入された樹脂は、ダイスとニップルとにて形成される環状の 樹脂流動通路に設けられた撹乱部の働きで乱流状態とされ、これによってスパイ ダーマークを完全に解消することができ、更に、溶融樹脂は、樹脂溜り部に導か れることにより整流されて、ランド部を経て、所要の直径、肉厚のチューブに成 形されるので、ヘッド内における樹脂の吐出抵抗を増大させたり、樹脂圧を高く したり、更には、吐出量の低下を来すことがなく、スパイダーマークの発生をな くし、生産性良く高品質のチューブを製造することができ、実用上極めて有益で ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るチューブ押出し用ヘッドの一実施
例を示す断面図である。
【図2】図1の線II−IIに取った断面図である。
【図3】本考案に係るチューブ押出し用ヘッドを構成す
るニップル(図3(A))と、ダイス(図3(B))を
示しており、図3(A)は正面図であり、図3(B)は
断面図である。
【図4】従来のチューブ押出し用ヘッドの断面図であ
る。
【符号の説明】
1 チューブ押出し用ヘッド 2 ダイス 4 ニップル 6 スパイダー 8 環状樹脂流動通路 8a 導入部 8b 撹乱部 8c 樹脂溜り部 8d ランド部 18、20 螺旋溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スパイダーと、このスパイダーに一体に
    取り付けられた、ダイス及びニップルとを備え、前記ダ
    イスとニップルの間に形成された環状の樹脂流動通路
    は、前記ダイスの内表面及び前記ニップルの外表面に螺
    旋溝を形成することにより構成された撹乱部と、この撹
    乱された樹脂の流れを一時的に遅くするための樹脂溜り
    部と、更に、製造されるチューブの内径及び外径を規定
    するためのランド部とを有することを特徴とするチュー
    ブ押出し用ヘッド。
JP065161U 1992-09-18 1992-09-18 チューブ押出し用ヘッド Pending JPH0627120U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP065161U JPH0627120U (ja) 1992-09-18 1992-09-18 チューブ押出し用ヘッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP065161U JPH0627120U (ja) 1992-09-18 1992-09-18 チューブ押出し用ヘッド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0627120U true JPH0627120U (ja) 1994-04-12

Family

ID=13278887

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP065161U Pending JPH0627120U (ja) 1992-09-18 1992-09-18 チューブ押出し用ヘッド

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