JPH06270887A - スクーバダイビング用タンク取付け装置 - Google Patents

スクーバダイビング用タンク取付け装置

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JPH06270887A
JPH06270887A JP8671093A JP8671093A JPH06270887A JP H06270887 A JPH06270887 A JP H06270887A JP 8671093 A JP8671093 A JP 8671093A JP 8671093 A JP8671093 A JP 8671093A JP H06270887 A JPH06270887 A JP H06270887A
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tank
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harness
side harness
plate
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    • B63C11/00Equipment for dwelling or working underwater; Means for searching for underwater objects
    • B63C11/02Divers' equipment
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ダイバーが常に着用するベストと、タンク側
ハーネスとを分離し、タンクの取付け、取外しを容易に
すると共に、ダイバーの安全性を図る。 【構成】 ベスト1の内側面に配設された背当板2と、
ベスト1の外側面に配設されるベスト側ハーネス3とが
ねじ4により一体に固定されると共に、タンク5を固定
ベルト6を介して固定することができるタンク側ハーネ
ス7が、前記ベスト側ハーネス3に着脱自在なるように
して形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ダイバーが水辺、船
上、水面あるいは水中において、迅速、安全、且つ確実
に呼吸用のタンクの着脱操作ができるようにしたスクー
バダイビング用タンク取付け装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11,図12に示すように、従来一般
に使用されているスクーバダイビング用タンク取付け用
具(以下ハーネスという)51は、ダイバーが素肌、あ
るいは身体に被着した潜水服の上から着用するようにし
たライフジャケット型やショルダーベルト型等の浮力調
整装置(以下ベストという)52の内側面(背中に当接
する面)側に配設された背当て板53と、ベスト52を
貫通したねじ54によりベスト52の外側面に一体に固
定されている。
【0003】そして、前記ハーネス51に呼吸用のタン
ク55を取付ける際には、ベスト52を身体から脱い
で、前記ハーネス51に付属するベルト56を用いてタ
ンク55に巻回して取付けていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のハーネス51では次の問題点を有していた。 タンク55の取付けの際、ベスト52とハーネス51
が一体に固着されているので、ダイバーはベスト52を
脱いで床や地面に敷いてハーネス51にタンク55の固
定をするので、本来救命具でもあるベスト52の空気袋
を傷付ける虞れがある。 タンク55の取付け後のベスト52は背負うのには重
量があり、更にタンク55に付属するレギュレター、オ
クトパス、残圧計、中圧ホースやベスト52に付属する
各種ベルト類等は複雑な形状をなしているので、特に経
験不足のダイバーや年配者には過度の緊張と疲労、更に
はホースやベルトの絡みやよじれによる事故発生の危険
性が大である。 ボートダイビングの際、ベスト52とタンク55を港
から取付けて行くことが多いが(沖で取付ける手間と、
船酔い等防止のため)、前記従来のハーネス51はベス
ト52と分離できないため、ダイバーは救命具でもある
ベスト52を身体から外し、ベスト52にタンク55に
取付けたままボートに積み込みダイビングポイントまで
移動しなければならない。従って、救命具でもあるはず
のベスト52をダイバーは身に付けずに船での移動とな
り、そのため途中で船の事故やダイバーの転落事故が起
きたとすると、ダイバーは救命具なしで海洋をさ迷うこ
とになる虞れがある。 ボートダイビングの際、タンク55を取付けて積み込
まれたベスト52は、揺れる船の上でタンク55や床に
挟まれ振動で空気袋を破損することがある。破損したベ
スト52は水面や水中において重大な事故を招きかねな
い。 ダイビングを終えて船に上がる場合、従来のハーネス
51を分離できないベスト52は、水面で全て脱いでタ
ンク55と同時に船上の仲間に引き上げてもらってい
た。そのためダイバー自身船上に上がるまでは、救命具
でもあるベスト52は身に付けないで水面を漂うことに
なるので、荒れて波立ったり、流れの早い海でのダイビ
ングは危険が伴った。 タンク55が分離できないハーネス51にベルト56
で固く締めつけてあるため、水中で外しにくく、緊急時
事故者の救助に手間どる。 緊急時、事故者のタンク55を外せたとしても、ベス
ト52に固定されたハーネス51からぶらさがったタン
ク固定用のベルト56やバックルが水中で他のものと絡
む虞れがあり、救助を手間どらせる虞れがある。 円柱型のタンク55本体に取っ手がないので運搬時に
扱いにくく、横にしたときやボートに積み込んだとき転
がりやすい。
【0005】本発明は、上記問題点を解決すべくなした
もので、ベスト側ハーネスをベスト外側面に固定すると
共に、タンクを固定したタンク側ハーネスを前記ベスト
側ハーネスに着脱自在とすることにより、前記従来の各
問題点を解決することができるスクーバダイビング用タ
ンク取付け装置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ベストの内側
面に配設された背当板と、ベストの外側面に配設される
ベスト側ハーネスとを一体に固定し、且つタンクを固定
することができるタンク側ハーネスを、前記ベスト側ハ
ーネスに着脱自在とするという手段、または、ベストの
外側面にベスト側ハーネスを一体に固定し、且つタンク
を固定することができるタンク側ハーネスを、前記ベス
ト側ハーネスに着脱自在とするという手段、を採用する
ことにより、上記問題点を解決した。
【0007】
【作用】上記構成より成る本発明によれば、ベストにベ
スト側ハーネスが固定され、且つ該ベスト側ハーネスに
着脱自在なタンクを固定できるタンク側ハーネスが、前
記ベスト側ハーネスとは別部材で分割して形成されてお
り、ダイバーは常にベストの着用が可能である。
【0008】そして、タンクを固定したタンク側ハーネ
スのベスト側ハーネスへの取付けは、タンク側ハーネス
の下方外周縁部をベスト側ハーネスの湾曲掛止部に嵌合
掛止すると共に、離脱防止手段のストッパー板を掛止孔
に嵌合掛止することにより固定される。
【0009】また、タンクを固定したタンク側ハーネス
の取外しは、離脱防止手段のストッパー板を押圧して掛
止孔への嵌合掛止状態を解除して、タンク側ハーネスを
上方へ引上げることにより、ダイバー単独でも可能であ
る。
【0010】
【実施例】本発明は、ベスト1の内側面に配設された背
当板2と、ベスト1の外側面に配設されるベスト側ハー
ネス3とが,ねじ孔4aを貫通したねじ4により一体に
固定されると共に、タンク5を固定ベルト6を介して固
定することができるタンク側ハーネス7が、前記ベスト
側ハーネス3に着脱自在なるようにして形成されてい
る。以下更に本発明を図面に基づいて詳細に説明する。
【0011】前記ベスト側ハーネス3は、両側に三角形
状突出部8と下方に水平な底部9を備えた上下方向に長
い略六角形状の上部基板10と下部基板11とを空洞部
12を設けて接合固定して基板本体13を形成し、且つ
前記基板本体13の上部基板10の下方部外周縁である
前記三角形状突出部8の各下方斜面部8aと底部9に、
タンク側ハーネス7の下方外周縁部を嵌合掛止する湾曲
掛止片14を突設すると共に、前記基板本体13の上方
部にタンク側ハーネス7の離脱を防止する離脱防止手段
15を設けて形成されている。
【0012】図中、16はベスト1の内側面に配設され
た背当板2の両側に設けられたベルト17の挿通孔18
に対するよう前記基板本体13の上,下部基板10,1
1を夫々貫通して設けられた前記ベルト17の挿通孔で
あり、前記ベルト17を各挿通孔16,18に挿通して
身体に固着できるように形成されている。なお、前記挿
通孔16にベルト17を挿通したとき、該ベルト17が
前記上部基板10より突出しないように、前記各挿通孔
16間のベルト挿通部19は凹状に形成する必要があ
る。
【0013】また、タンク側ハーネス7は、前記ベスト
側ハーネス3の基板本体13と同様形状の上下方向に長
い略六角形状のプレート20の中央上下方向に、タンク
5の外周面部に当接する断面半円状のタンク受け板21
を固定すると共に、該タンク受け板21にタンク5の固
定ベルト6の一端を固着し、更に前記タンク受け板21
の両側のプレート20には、タンク5を固定したままタ
ンク側ハーネス7を持運びができるように持ち手用孔2
2が穿設され、且つプレート20の上方部には前記ベス
ト側ハーネス3の離脱防止手段15と一体をなす離脱防
止手段15を設けて形成されている。
【0014】前記離脱防止手段15は、タンク5を固定
したタンク側ハーネス7がベスト側ハーネス3に離脱せ
ず、然も取外し易いような構成であればよく、特に限定
はしないが好ましくは図1〜図9に示すような構成のも
のを採用することが推奨される。
【0015】図1〜図9に示すように、ベスト側ハーネ
ス3の上部基板10の上方部に横長の開口部23を穿設
し、且つ下端部を上部基板10の内側面に固定して上端
部を上部基板10の外方側へ付勢した板ばね24を取付
けると共に、該板ばね24の上端部外方に、水平な上面
25と、該上面25よりは短い水平な下面26を有し、
且つ上面25と下面26の外側端間に斜面部27を設け
た台形状ストッパー板28を突設して、該ストッパー板
28が前記上部基板10に穿設された開口部23より出
没自在なるように形成すると共に、タンク側ハーネス7
には前記ストッパー板28を嵌合掛止する横長の掛止孔
29が穿設されている。
【0016】すなわち、図1はベスト側ハーネス3にタ
ンク側ハーネス7が固定された状態を示す断面図である
が、ストッパー板28が板ばね24に弾発されてタンク
側ハーネス7の掛止孔29内に突出掛止して、タンク側
ハーネス7の上方離脱を防止できるように形成されてい
る。
【0017】而して、ダイバーは常にベスト1を着用し
たまま、ベスト側ハーネス3に、タンク5を固定したタ
ンク側ハーネス7を他人の手を借りて、図7に示すよう
にストッパー板28を板ばね24に抗して空洞部12内
に押圧して、単にタンク側ハーネス7の下方部をベスト
側ハーネス3の湾曲掛止片14に嵌合掛止すると共に、
図1に示すようにストッパー板28を掛止孔29に嵌合
掛止するのみで簡単に取付けることができる。
【0018】そして、ベスト側ハーネス3からタンク側
ハーネス7を取外す場合は、図8に示すようにストッパ
ー板28を板ばね24の弾発力に抗して空洞部12内に
指で押圧して、ストッパー板28の下面26の前記掛止
孔29の下端縁29aへの圧接状態を解除して後、掛止
孔29に手を掛け、または図示していない他の持上げ手
段を取って、図9に示すように上方へタンク側ハーネス
7を持ち上げると、掛止孔29の下端縁29aがストッ
パー板28の斜面部27に沿ってスライドし、ストッパ
ー板28が掛止孔29より離脱してタンク側ハーネス7
をベスト側ハーネス3から簡単に離脱させることができ
る。
【0019】逆に、緊急時等必要な場合は、ダイバー単
独でも水中においてストッパー板28を押圧して掛止孔
29への嵌合掛止状態を解除して、掛止孔29に手を掛
けてタンク側ハーネス7を上方へ引き上げることによ
り、取外すことが可能である。
【0020】図10はベスト側ハーネス3をベスト1に
固定する他の実施例を示す断面図である。この実施例で
はベスト1の内側面には前記図1に示すような背当板2
が全くなく、ベスト1の外側面に直接ベスト側ハーネス
3がねじ4により一体に固定されている。
【0021】
【発明の効果】本発明は上述のようであるから、ダイバ
ーは、陸の上でも揺れる船の上でもあるいは水面、水
中、水辺にいるときでも、ベストを救命具として常時着
用したままでタンクにレギュレーターの取付けが可能と
なり、更にタンク自体にタンク側ハーネスを装着してお
くことができるので、今までよりはるかに迅速に安全に
ホースやベルト類に煩わされることなく、ベストにタン
クを装着することができる。 ベストは着用したまま、
ダイバーの背中のベスト側ハーネスにタンクを固着した
タンク側ハーネスの装着が可能なので、空気袋を痛めな
い。ベストを着用し、立ったままタンクを固着したタン
ク側ハーネスのベスト側ハーネスへの装着が可能なの
で、背負い込むときに腰等に負担を掛けない上に、各ホ
ースやベルト類の絡みを防ぎ、また重さを感じない水中
での着脱が瞬時に可能である。タンクを固着したタンク
側ハーネスのベスト側ハーネスへの装着が沖合船上で瞬
時に可能なので、港ではタンクをタンク側ハーネスに固
定し、ベストは救命具として常時身体に着用しているこ
とができるため、漂流時にも安全に浮力の確保ができ
る。ベストは、タンクと分離して常時着用しているの
で、タンクに挟まれベストを破損することはない。船上
の仲間は、ベストを残してタンクとレギュレーター、ゲ
ージ類等すべてをダイバーの背中から抜き取ることがで
きるので、水面に残ったダイバーは初心者でも、残った
ベストの浮力を利用して船上に上がるまで安全に船の回
りで浮くことができる。ベストから、タンクを固定した
タンク側ハーネスが一体に外れるので、救命具となるベ
ストの側には危険となるタンク固定用のバックルやベル
トが残らない。タンクを固定するタンク側ハーネスには
その両側に持ち手用孔が設けてあるので持ちやすく、か
ばんのように手に提げたり、両側から2人で同時に運ぶ
ことができ、円柱形のタンクが船等で移動中に転がるこ
とを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明スクーバダイビング用タンク取付け装置
の縦断面図である。
【図2】本発明スクーバダイビング用タンク取付け装置
の組立分解斜視図である。
【図3】本発明スクーバダイビング用タンク取付け装置
におけるベスト側ハーネスの正面図である。
【図4】本発明スクーバダイビング用タンク取付け装置
におけるタンク側ハーネスの正面図である。
【図5】図3のA−A線拡大断面図である。
【図6】図4のB−B線拡大断面図である。
【図7】本発明スクーバダイビング用タンク取付け装置
において、タンク側ハーネスをベスト側ハーネスに装着
する状態を示す拡大縦断面図である。
【図8】本発明スクーバダイビング用タンク取付け装置
において、タンク側ハーネスをベスト側ハーネスから取
去るとき、ストッパー板を空洞部内に押圧した状態を示
す拡大縦断面図である。
【図9】本発明スクーバダイビング用タンク取付け装置
において、タンク側ハーネスをベスト側ハーネスから取
去る直前の状態を示す拡大縦断面図である。
【図10】本発明スクーバダイビング用タンク取付け装
置の他の実施例を示す縦断面図である。
【図11】従来のスクーバダイビング用タンク取付け装
置の斜視図である。
【図12】従来のスクーバダイビング用タンク取付け装
置の縦断面図である。
【符号の説明】
1 ベスト、 2 背当板、 3 ベスト側ハーネス、
5 タンク、 6固定ベルト、 7 タンク側ハーネ
ス、 10 上部基板、 11 下部基板、12 空洞
部、 13 基板本体、 14 湾曲掛止片、 15
離脱防止手段、 20 プレート、 21 タンク受け
板、 22 持ち手用孔、 23開口部、 24 板ば
ね、 25 水平な上面、 26 水平な下面、 27
斜面部、 28 ストッパー板、 29 掛止孔。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年6月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のハーネス51では次の問題点を有していた。 タンク55の取付けの際、ベスト52とハーネス51
が一体に固着されているので、ダイバーはベスト52を
脱いで床や地面に敷いてハーネス51にタンク55を固
しなければならず、本来救命具でもあるベスト52の
空気袋を傷付ける虞れがある。 タンク55の取付け後のベスト52は背負うのには重
量があり、更にタンク55に付属するレギュレター、オ
クトパス、残圧計、中圧ホースやベスト52に付属する
各種ベルト類等は複雑な形状をなしているので、特に経
験不足のダイバーや年配者には過度の緊張と疲労、更に
はホースやベルトの絡みやよじれによる事故発生の危険
性が大である。 ボートダイビングの際、ベスト52とタンク55を港
から取付けて行くことが多いが(沖で取付ける手間と、
船酔い等防止のため)、前記従来のハーネス51はベス
ト52と分離できないため、ダイバーは救命具でもある
ベスト52を身体から外し、ベスト52にタンク55に
取付けたままボートに積み込みダイビングポイントまで
移動しなければならない。従って、救命具でもあるはず
のベスト52をダイバーは身に付けずに船での移動とな
り、そのため途中で船の事故やダイバーの転落事故が起
きたとすると、ダイバーは救命具なしで海洋をさ迷うこ
とになる虞れがある。 ボートダイビングの際、タンク55を取付けて積み込
まれたベスト52は、揺れる船の上でタンク55や床に
挟まれ振動で空気袋を破損することがある。破損したベ
スト52は水面や水中において重大な事故を招きかねな
い。 ダイビングを終えて船に上がる場合、従来のハーネス
51を分離できないベスト52は、水面で全て脱いでタ
ンク55と同時に船上の仲間に引き上げてもらってい
た。そのためダイバー自身船上に上がるまでは、救命具
でもあるベスト52は身に付けないで水面を漂うことに
なるので、荒れて波立ったり、流れの早い海でのダイビ
ングは危険が伴った。 タンク55が分離できないハーネス51にベルト56
で固く締めつけてあるため、水中で外しにくく、緊急時
事故者の救助に手間どる。 緊急時、事故者のタンク55を外せたとしても、ベス
ト52に固定されたハーネス51からぶらさがったタン
ク固定用のベルト56やバックルが水中で他のものと絡
む虞れがあり、救助を手間どらせる虞れがある。 円柱型のタンク55本体に取っ手がないので運搬時に
扱いにくく、横にしたときやボートに積み込んだとき転
がりやすい。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】すなわち、図1はベスト側ハーネス3にタ
ンク側ハーネス7が固定された状態を示す断面図である
が、ストッパー板28が板ばね24に弾発されてタンク
側ハーネス7の掛止孔29内に嵌合して、該掛止孔29
の下端縁29aに掛止せしめて、タンク側ハーネス7の
上方離脱を防止できるように形成されている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】而して、ダイバーは常にベスト1を着用し
たまま、ベスト側ハーネス3に、タンク5を固定したタ
ンク側ハーネス7を他人の手を借りて、図7に示すよう
にストッパー板28を板ばね24に抗して空洞部12内
に押圧して、単にタンク側ハーネス7の下方部をベスト
側ハーネス3の湾曲掛止片14に嵌合掛止すると共に、
図1に示すようにストッパー板28を掛止孔29に嵌
して、該掛止孔29の下端縁29aに掛止せしめるの
みで簡単に取付けることができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】そして、ベスト側ハーネス3からタンク側
ハーネス7を取外す場合は、図8に示すように掛止孔2
9に手を掛け、ストッパー板28を板ばね24の弾発力
に抗して空洞部12内に指で押圧して、ストッパー板2
8の下面26の前記掛止孔29の下端縁29aへの圧接
状態を解除して後、または図示していない他の持上げ手
段を取って、図9に示すように上方へタンク側ハーネス
7を持ち上げると、掛止孔29の下端縁29aがストッ
パー板28の斜面部27に沿ってスライドし、ストッパ
ー板28が掛止孔29より離脱してタンク側ハーネス7
をベスト側ハーネス3から簡単に離脱させることができ
る。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】
【発明の効果】本発明は上述のようであるから、次のよ
うな効果を奏することができる。ダイバーは、陸の上で
も揺れる船の上でもあるいは水面、水中、水辺にいると
きでも、ベストを救命具として常時着用したままでタン
クにレギュレーターの取付けが可能となり、更にタンク
自体にタンク側ハーネスを装着しておくことができるの
で、今までよりはるかに迅速に安全にホースやベルト類
に煩わされることなく、ベストにタンクを装着すること
ができる。ストは着用したまま、ダイバーの背中のベ
スト側ハーネスにタンクを固着したタンク側ハーネスの
装着が可能なので、その装着時に空気袋を傷付けること
ない。ベストを着用し、立ったままタンクを固着した
タンク側ハーネスのベスト側ハーネスへの装着が可能な
ので、背負い込むときに腰等に負担を掛けない上に、各
ホースやベルト類の絡みを防ぎ、また重さを感じない水
中での着脱が瞬時に可能である。タンクを固着したタン
ク側ハーネスのベスト側ハーネスへの装着が沖合船上で
瞬時に可能なので、港ではタンクをタンク側ハーネスに
固定し、ベストは救命具として常時身体に着用している
ことができるため、漂流時にも安全に浮力の確保ができ
る。ベストは、タンクと分離して常時着用しているの
で、タンクに挟まれベストを破損することはない。船上
の仲間は、ベストを残してタンクとレギュレーター、ゲ
ージ類等すべてをダイバーの背中から抜き取ることがで
きるので、水面に残ったダイバーは初心者でも、残った
ベストの浮力を利用して船上に上がるまで安全に船の回
りで浮くことができる。ベストから、タンクを固定した
タンク側ハーネスが一体に外れるので、救命具となるベ
ト側には他のものと絡む虞れがあって危険となるタン
ク固定用のバックルやベルトが残らない。タンクを固定
するタンク側ハーネスにはその両側に持ち手用孔が設け
てあるので持ちやすく、かばんのように手に提げたり、
両側から2人で同時に運ぶことができ、タンク側ハーネ
スに取付けられた円柱形のタンクが船等で移動中に転が
ることを防止できる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正10】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正11】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正12】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正13】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
【手続補正14】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】
【手続補正15】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベストの内側面に配設された背当板と、
    ベストの外側面に配設されるベスト側ハーネスとを一体
    に固定し、且つタンクを固定することができるタンク側
    ハーネスを、前記ベスト側ハーネスに着脱自在としたこ
    とを特徴とするスクーバダイビング用タンク取付け装
    置。
  2. 【請求項2】 ベストの外側面にベスト側ハーネスを一
    体に固定し、且つタンクを固定することができるタンク
    側ハーネスを、前記ベスト側ハーネスに着脱自在とした
    ことを特徴とするスクーバダイビング用タンク取付け装
    置。
  3. 【請求項3】 ベストの内側面に配設された背当板と、
    ベストの外側面に配設されるベスト側ハーネスとを一体
    に固定し、且つタンクを固定することができるタンク側
    ハーネスを、前記ベスト側ハーネスに着脱自在とすると
    共に、前記ベスト側ハーネスは、上,下部基板を空洞部
    を設けて接合固定した基板本体の外側面の中央部より下
    方部外周縁にタンク側ハーネスの下方部外周縁部を嵌合
    する湾曲掛止片を突設して形成され、更にタンク側ハー
    ネスは、プレートの中央にタンク受け板を固定すると共
    に、該タンク受け板に固定ベルトを固着し、且つプレー
    トの両側に持ち手用孔を穿設して形成され、前記ベスト
    側ハーネスとタンク側ハーネスに離脱防止手段を夫々設
    けてなることを特徴とするスクーバダイビング用タンク
    取付け装置。
  4. 【請求項4】 ベストの外側面にベスト側ハーネスを一
    体に固定し、且つタンクを固定することができるタンク
    側ハーネスを、前記ベスト側ハーネスに着脱自在とする
    と共に、前記ベスト側ハーネスは、上,下部基板を空洞
    部を設けて接合固定した基板本体の外側面の中央部より
    下方部外周縁にタンク側ハーネスの下方部外周縁部を嵌
    合する湾曲掛止片を突設して形成され、更にタンク側ハ
    ーネスは、プレートの中央にタンク受け板を固定すると
    共に、該タンク受け板に固定ベルトを固着し、且つプレ
    ートの両側に持ち手用孔を穿設して形成され、前記ベス
    ト側ハーネスとタンク側ハーネスに離脱防止手段を夫々
    設けてなることを特徴とするスクーバダイビング用タン
    ク取付け装置。
  5. 【請求項5】 離脱防止手段が、ベスト側ハーネスの
    上,下部基板を空洞部を設けて接合固定した基板本体の
    上部基板の上方部に開口部を穿設し、且つ下端部を上部
    基板の内側面に固定して上端部を外方へ付勢した板ばね
    を取付けると共に、該板ばねの上端部外方に、水平な上
    面と、該上面よりは短い水平な下面を有し、且つ上面と
    下面の外側端間に斜面部を設けたストッパー板を突設し
    て、該ストッパー板が上部基板に穿設した開口部より出
    没自在なるように形成すると共に、タンク側ハーネスに
    前記ストッパー板を嵌合掛止する掛止孔を設けて構成さ
    れたことを特徴とする請求項3または4記載のスクーバ
    ダイビング用タンク取付け装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6857820B2 (en) * 2002-03-01 2005-02-22 Deepoutdoors, Llc Diving back plate

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5543049U (ja) * 1978-09-14 1980-03-19
JPS5544720U (ja) * 1978-09-14 1980-03-24

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