JPH06270800A - 鉄道車両の内装構造 - Google Patents

鉄道車両の内装構造

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Publication number
JPH06270800A
JPH06270800A JP5056810A JP5681093A JPH06270800A JP H06270800 A JPH06270800 A JP H06270800A JP 5056810 A JP5056810 A JP 5056810A JP 5681093 A JP5681093 A JP 5681093A JP H06270800 A JPH06270800 A JP H06270800A
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JP
Japan
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interior
small holes
base
lining
interior structure
Prior art date
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Pending
Application number
JP5056810A
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English (en)
Inventor
Takashi Tani
尚 谷
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Hitachi Ltd
Hitachi Kasado Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Kasado Engineering Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Hitachi Kasado Engineering Co Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T30/00Transportation of goods or passengers via railways, e.g. energy recovery or reducing air resistance

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、基板の表面にパイル繊維を植
毛し、該基板に小穴を設け裏面を含めた小穴廻りに植毛
を加え、吸音性能を高めた鉄道車両の内装構造を提供す
ることにある。 【構成】鉄道車両の客室内に設けられる内張り例えば鴨
居内張り5を、不燃性部材を基板として構成し、該基板
に小穴12a,12bを設け、該小穴12a,12bに
植毛を廻り込ませて設置するとともに基板表面にパイル
繊維を植毛にて設置した構造である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄道車両の内装構造に
係り、特にソフト感のある軽量な内装材料で車両走行時
の室内騒音を低減するのに好適な鉄道車両の内装構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、植毛を設けた内装材にあっては、
特開昭64−87340号公報記載のように、植毛作業
後押し圧成形して所定の形状を得るもの、特公昭51−
28107号公報記載の例では、植毛面が凹凸であって
も均一に植毛する製造方法を示しているものがある。吸
音仕様の穴付き複合材の例では、自動車用天井パネル材
として特開昭64−63112号,特公昭57−609
44号公報記載のように、前者が表面のフイルム状表皮
に小穴を設け二層目の無機繊維に吸音させるもの、後者
が二層目の穴付き発泡体で吸音させるものがある。ま
た、穴付き石膏ボード板等の内装材料として適用例は、
車両では食堂車,建築では音対策として多くの例がある
が穴明き板に植毛で表面処理された例はない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来植毛技術にあ
っては、板面植毛した素材より押し圧成形加工するも
の、成形品にむらなく植毛するものなどで、素材にパイ
ルを植え込むことの加工技術が主体であり、植毛品の吸
音性能を増加させる工夫がない問題があった。また、吸
音仕様の穴付き複合材では、植毛を取り入れたものでは
なく、植毛パイルの持つ特徴を活かす一例として、吸音
性能を高めるものになっていない欠点がある。
【0004】本発明の目的は、基板の表面にパイル繊維
を植毛し、該基板に小穴を設け裏面を含めた小穴廻りに
植毛を加え、吸音性能を高めた鉄道車両の内装構造を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、鉄道車両客室内構成の側,妻,天井の内装材料に
は、小穴付き基板の表面にパイル繊維を植毛したものを
用い、該内装材料で吸音力を増加させるため、植毛小穴
付き基盤に通気性を有する裏打ち材で前記の穴塞ぎを行
い、構体裏面に設けられた断熱処理材を含め室内騒音を
吸音処理させるものとしている。
【0006】
【作用】車両の床、側から客室内に侵入してきた走行騒
音、または、乗客会話などの騒音は、内装材全面に設け
られた植毛による吸音面と、共鳴吸音させるための植毛
面に小穴、更に吸音力の高めるための側,天井の繊維状
断熱処理材に小穴、空気層を介して音エネルギーを減衰
させるよう吸音材として組合せ適用するものとしている
ので、部屋全体が吸音材で囲まれたものとなり騒音低減
量が大となる。また、特定の周波数を持った転動音は穴
径の変化で共鳴吸音処理が出来るものとなり、静粛な客
室内での旅が出来るものとなる。また、内装材表面の小
穴は、裏打ち材側に植毛させるので内装材としての見栄
えに見劣りはないものとなる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図3により
説明する。同図において、1は側,2は屋根,3は床,
4は腰板張り,5は鴨井内張り,10は穴明き天井板,
9は妻の仕切り内張り,6は荷棚,7は窓,8は腰掛
け,11は天井灯,14は灯具カバー,13は窓廻りと
腰板を含めた側パネルであり、17は構体外板18から
の熱侵入を防ぐことを主体にした断熱材である。図1の
内装側見付けでは、12aは鴨井内張り5に設けた小穴
部,12bは側パネルに設けた小穴部,24は内張りと
断熱材間の空気層である。穴明き天井板10には図示は
しないが幾何学的なパターンで見栄えの良い小穴が明け
られている。本発明の植毛15は、2〜5mm前後小穴
で開口率10%前後のアルミ板基盤22に、化繊パイル
長さ0.6〜1mmのものを基盤接着剤21面に高圧の
電位差を与えて静電植毛させている。16はガラスクロ
スなどの不燃性織布からなる裏打ち材であり、基盤表面
の植毛15,穴こば面の植毛23,裏打ち材植毛19,
基盤裏面植毛20、などで穴廻りの植毛構成となってい
る。裏打ち材16の基盤側取付けは、小穴廻りの接着を
避けたもので穴ブロックの一定部分のみを接着したもの
としている。
【0008】以上の構成において、植毛15を設けた内
張りは基盤表面にパイル層があるため、吸音力が発生
し、その吸音率は単位面積では低い値であるが、客室内
の内張り面積が大きいだけに吸音力も大となる。次に基
盤面に小穴を明けて共鳴吸音機能を付加させるが、鉄道
車両に必要な断熱材17を吸音目的に利用するものであ
るから、内張り表面の小穴と空気層24を通して繊維状
断熱材にて音のエネルギーを吸収さし吸音率を向上させ
るものしている。また、小穴通過時の音のエネルギーを
より低減させるものとして、裏打ち材16の織布の膜振
動を積極化させるため、小穴廻りの基盤裏面にも植毛2
0を設け、織布が振れやすい状態にしてある。鴨井内張
り部5の小穴部12aは、荷棚6に隠れて乗客より見え
ない場所にあることから、灯具カバー部4を含め小穴面
積を増やす他、一般部の天井板10の小穴と違い見栄え
の面の必要がないので、特定周波数の吸音機能が付与で
きる小穴仕様の選定が出来るものである。ちなみに本発
明の内装部材適用での吸音効果の一例を車両長さ25m
クラスの高速車両で示すと、側,天井,妻の内装部材を
植毛面にし、その植毛面の一部分的に小穴部を設け、内
装面積330m2のうち、これら植毛と小穴付き面積を
約22%にすることで平均吸音率は0.26となり、そ
の時の室定数は110となる。従来の車両における客室
内の吸音力は腰掛のみで、この時の室定数は48である
から、1kzでの減音量は、約4dBが得られるものと
なる。
【0009】鉄道車両の内装材は、メラミン樹脂化粧板
から意匠性を向上させた塩化ビニール化粧シートに移行
し、更に植毛適用によるソフト感,高級感の要求があ
る。これら要求に対し植毛に吸音機能を付与して、より
軽くてより高い低騒音車両の実現が図れるものとなる。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば、高速車両の走行時の車
内騒音を低減出来る他、内装デザインを向上させる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による内装構造の一実施例を適用した車
両の図2におけるア−ア断面に相当する断面図である。
【図2】本発明による内装構造の一実施例を適用した車
両の幅方向断面図である。
【図3】図1における小穴付き植毛の構造を示す断面図
である。
【図4】図3の小穴廻りの拡大断面図である。
【符号の説明】
4・・・腰板張り、5・・・鴨井内張り、10・・・穴明き天井
板、12a,12b・・・小穴、15・・・植毛、16・・・裏
打ち材、17・・・断熱材、19・・・裏打ち材植毛、20・・
・基盤裏面植毛、22・・・アルミ基盤、23・・・穴こば面
の植毛。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鉄道車両客室内に側,妻,天井内張の内装
    材料を設けるものにおいて、不燃性部材を基板とし、小
    穴付き基板の表面にパイル繊維を植毛し、小穴こば面に
    植毛を廻り込ませたことを特徴とする鉄道車両の内装構
    造。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の鉄道車両の内装構造にお
    いて、上記小穴付き植毛内装材裏面に、通気性を有する
    裏打ち材で穴塞ぎを行い、該裏打ち材の穴廻りに植毛の
    植え付けを施したことを特徴とする鉄道車両の内装構
    造。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の鉄道車両の内装構造にお
    いて、上記植毛内装材の小穴位置を、構体裏面の断熱処
    理材表面側に開口させて設置したことを特徴とする鉄道
    車両の内装構造。
JP5056810A 1993-03-17 1993-03-17 鉄道車両の内装構造 Pending JPH06270800A (ja)

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JP5056810A JPH06270800A (ja) 1993-03-17 1993-03-17 鉄道車両の内装構造

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JP5056810A JPH06270800A (ja) 1993-03-17 1993-03-17 鉄道車両の内装構造

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JPH06270800A true JPH06270800A (ja) 1994-09-27

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ID=13037739

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JP5056810A Pending JPH06270800A (ja) 1993-03-17 1993-03-17 鉄道車両の内装構造

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JP (1) JPH06270800A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010111318A (ja) * 2008-11-07 2010-05-20 Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd 鉄道車両
JP2019006243A (ja) * 2017-06-23 2019-01-17 東海旅客鉄道株式会社 鉄道車両

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010111318A (ja) * 2008-11-07 2010-05-20 Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd 鉄道車両
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