JPH06267414A - ブラウン管螢光面パターン形成用補正レンズ及びその金型 - Google Patents
ブラウン管螢光面パターン形成用補正レンズ及びその金型Info
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- JPH06267414A JPH06267414A JP5371293A JP5371293A JPH06267414A JP H06267414 A JPH06267414 A JP H06267414A JP 5371293 A JP5371293 A JP 5371293A JP 5371293 A JP5371293 A JP 5371293A JP H06267414 A JPH06267414 A JP H06267414A
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- Japan
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- correction lens
- mold
- forming
- flat
- curved
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- Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明の目的は高解像度のブラウン管を得るた
めの螢光膜を高精度に形成することのできる安価な補正
レンズ、この補正レンズ成形に好適な成形用金型、成形
用金型の製作方法を提供することにある。 【構成】基準面に対し、傾きが異なる複数個の平面、あ
るいは曲面で構成されるブラウン管螢光面パターン形成
用補正レンズにおいて、該複数個の平面あるいは曲面が
同一個の金型材料表面に形成され、その平面、あるいは
曲面の基準線を傾斜面の最低端と一致していることを特
徴とした金型を用いて、成形したブラウン管螢光面パタ
ーン形成用補正レンズ。
めの螢光膜を高精度に形成することのできる安価な補正
レンズ、この補正レンズ成形に好適な成形用金型、成形
用金型の製作方法を提供することにある。 【構成】基準面に対し、傾きが異なる複数個の平面、あ
るいは曲面で構成されるブラウン管螢光面パターン形成
用補正レンズにおいて、該複数個の平面あるいは曲面が
同一個の金型材料表面に形成され、その平面、あるいは
曲面の基準線を傾斜面の最低端と一致していることを特
徴とした金型を用いて、成形したブラウン管螢光面パタ
ーン形成用補正レンズ。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラーブラウン管螢光
面を露光及び現像により形成する場合の露光工程におい
て用いられる補正レンズに関するものである。
面を露光及び現像により形成する場合の露光工程におい
て用いられる補正レンズに関するものである。
【0002】
【従来の技術】カラーブラウン管の高精細化が要求され
るに従い、螢光面を露光及び現像により形成する場合の
露光工程に要求される精度も高まっている。
るに従い、螢光面を露光及び現像により形成する場合の
露光工程に要求される精度も高まっている。
【0003】ブラックマトリックス形式のカラーブラウ
ン管の螢光面形成においては、多数のストライプ状また
はドット状のホールを残して黒色体が形成され、該ホー
ルにストライプ状またはドット状の螢光膜を形成する。
このため、該ホール及び前記螢光体膜の位置が一致する
ことになるが、両者を電子ビームの射突位置に正確に位
置させることが重要となる。
ン管の螢光面形成においては、多数のストライプ状また
はドット状のホールを残して黒色体が形成され、該ホー
ルにストライプ状またはドット状の螢光膜を形成する。
このため、該ホール及び前記螢光体膜の位置が一致する
ことになるが、両者を電子ビームの射突位置に正確に位
置させることが重要となる。
【0004】上記位置合わせ(レジストレーション補
正)を行うために種々の補正レンズが使用されている
が、連続曲面を有するものと不連続の曲面を有するもの
があり、両者共露光用光線を屈折させて実際の電子ビー
ム軌道に近似させる目的のものであることから、非常に
複雑な面形状を呈している。
正)を行うために種々の補正レンズが使用されている
が、連続曲面を有するものと不連続の曲面を有するもの
があり、両者共露光用光線を屈折させて実際の電子ビー
ム軌道に近似させる目的のものであることから、非常に
複雑な面形状を呈している。
【0005】前記ストライプ状の螢光膜を有するカラー
ブラウン管では、螢光膜が垂直方向に長い帯状になるた
め、これを発光させるために投写させる電子ビームとが
垂直方向に位置ずれを起こしても色ずれを起こすことが
ない。したがって、水平方向へのビームずれのみを補正
すればよいことから補正レンズの設計面での自由度は高
い。しかし、該螢光面は高密度で配列できないため、高
い解像度は得られない。このため、高解像度が要求され
るコンピュータ端末用カラーブラウン管では、ドット状
の螢光膜を形成している。
ブラウン管では、螢光膜が垂直方向に長い帯状になるた
め、これを発光させるために投写させる電子ビームとが
垂直方向に位置ずれを起こしても色ずれを起こすことが
ない。したがって、水平方向へのビームずれのみを補正
すればよいことから補正レンズの設計面での自由度は高
い。しかし、該螢光面は高密度で配列できないため、高
い解像度は得られない。このため、高解像度が要求され
るコンピュータ端末用カラーブラウン管では、ドット状
の螢光膜を形成している。
【0006】上記ドット状の螢光膜を形成したカラーブ
ラウン管の螢光膜形成にあたっては、水平方向及び垂直
方向の補正を同時に行わなければならず、最適補正量が
得られる用に種々の補正レンズが用いられている。
ラウン管の螢光膜形成にあたっては、水平方向及び垂直
方向の補正を同時に行わなければならず、最適補正量が
得られる用に種々の補正レンズが用いられている。
【0007】例えば、特公昭47−40983号公報に
開示されているような不連続補正レンズを組み込んだ露
光台について図面を用いて説明する。
開示されているような不連続補正レンズを組み込んだ露
光台について図面を用いて説明する。
【0008】図4は露光台の構成を示したものであり、
光源1及びLCレンズ7及び補正レンズ2を内蔵した露
光台3上にシャドウマスク4を装着したフェースパネル
5が設置される。補正レンズ2は図5(a)〜(c)に
示したように平面形状及び水平方向(x)、垂直方向
(y)に傾きを有する断面形状を有し、各方向に正方形
あるいは長方形の複数個のブロックに分割されている。
光源1から出射された露光用光線はLCレンズ7を通過
し、補正レンズ2で屈折した後シャドウマスク4のアパ
ーチを介してフェースパネル5の内面に達し、感光性膜
6を露光するが、補正レンズ2の不連続境界面の格子状
のパターンが感光性膜6に露光されるのを防ぐために、
露光処理中に補正レンズ2をx、y2方向に揺動させて
いる。
光源1及びLCレンズ7及び補正レンズ2を内蔵した露
光台3上にシャドウマスク4を装着したフェースパネル
5が設置される。補正レンズ2は図5(a)〜(c)に
示したように平面形状及び水平方向(x)、垂直方向
(y)に傾きを有する断面形状を有し、各方向に正方形
あるいは長方形の複数個のブロックに分割されている。
光源1から出射された露光用光線はLCレンズ7を通過
し、補正レンズ2で屈折した後シャドウマスク4のアパ
ーチを介してフェースパネル5の内面に達し、感光性膜
6を露光するが、補正レンズ2の不連続境界面の格子状
のパターンが感光性膜6に露光されるのを防ぐために、
露光処理中に補正レンズ2をx、y2方向に揺動させて
いる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、補
正レンズの不連続境界面の格子状のパターンが感光性膜
に露光されないために、露光時の補正レンズの揺動を改
善策として用いられている。ブラウン管の高精細化のニ
ーズに対して、上記従来技術では、不十分である。この
問題点について以下説明する。
正レンズの不連続境界面の格子状のパターンが感光性膜
に露光されないために、露光時の補正レンズの揺動を改
善策として用いられている。ブラウン管の高精細化のニ
ーズに対して、上記従来技術では、不十分である。この
問題点について以下説明する。
【0010】図6は従来の補正レンズの金型の斜視図で
あるが、平面境界部の段差により、成形したレンズに光
を通し、感光性膜に露光すると、感光性膜に格子状の明
/暗線が生じ、ドットのバリツキが悪化する。このた
め、高精細化に要求されているブラウン管の実現が困難
となる。
あるが、平面境界部の段差により、成形したレンズに光
を通し、感光性膜に露光すると、感光性膜に格子状の明
/暗線が生じ、ドットのバリツキが悪化する。このた
め、高精細化に要求されているブラウン管の実現が困難
となる。
【0011】したがって、本発明の目的は上記従来技術
の問題点を解消することにあり、その第1の目的は高解
像度のブラウン管を得るための螢光膜を高精度に形成す
ることのできる安価な補正レンズを、第2の目的は高解
像度のブラウン管を得るための螢光膜を高精度に形成す
ることのできる安価な補正レンズの成形に好適な成形用
金型を、第3の目的はその補正レンズ成形用金型の製作
方法を、第4の目的はその補正レンズの成形方法を、第
5の目的はこの補正レンズを用いて螢光膜を構成したブ
ラウン管を、そして第6の目的はこの補正レンズを用い
て螢光膜を構成したブラウン管を適応したテレビセット
を、それぞれ提供することにある。
の問題点を解消することにあり、その第1の目的は高解
像度のブラウン管を得るための螢光膜を高精度に形成す
ることのできる安価な補正レンズを、第2の目的は高解
像度のブラウン管を得るための螢光膜を高精度に形成す
ることのできる安価な補正レンズの成形に好適な成形用
金型を、第3の目的はその補正レンズ成形用金型の製作
方法を、第4の目的はその補正レンズの成形方法を、第
5の目的はこの補正レンズを用いて螢光膜を構成したブ
ラウン管を、そして第6の目的はこの補正レンズを用い
て螢光膜を構成したブラウン管を適応したテレビセット
を、それぞれ提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的は(1)
基準面に対し、傾きが異なる複数個の平面、あるいは曲
面で構成されるブラウン管螢光面パターン形成用補正レ
ンズにおいて、該複数個の平面あるいは曲面が同一個の
金型材料表面に形成された金型に、その平面、あるいは
曲面の基準線を傾斜面の最低端と一致していることを特
徴とするブラウン管螢光面パターン形成用補正レンズに
より、(2)基準面に対し、傾きが異なる複数個の平
面、あるいは曲面で構成されるブラウン管螢光面パター
ン形成用補正レンズにおいて、傾斜面を連続的に変化し
た加工面を集合体で構成され、該複数個の平面あるいは
曲面が同一個の金型材料表面に形成された金型に、所望
の傾斜角を有する平面あるいは曲面が該隣接した境界部
に段差が存在していないことを特徴とするブラウン管螢
光面パターン形成用補正レンズにより、そして(3)基
準面に対し、傾きが異なる複数個の平面、あるいは曲面
で構成されるブラウン管螢光面パターン形成用補正レン
ズにおいて、裏面が表の傾斜面と平行した連続的に変化
した加工面を集合体で構成され、該複数個の平面あるい
は曲面が同一個の金型材料表面に形成された金型に、所
望の傾斜角を有する平面あるいは曲面が該隣接した境界
部に段差が存在していないことを特徴とするブラウン管
螢光面パターン形成用補正レンズにより、達成される。
基準面に対し、傾きが異なる複数個の平面、あるいは曲
面で構成されるブラウン管螢光面パターン形成用補正レ
ンズにおいて、該複数個の平面あるいは曲面が同一個の
金型材料表面に形成された金型に、その平面、あるいは
曲面の基準線を傾斜面の最低端と一致していることを特
徴とするブラウン管螢光面パターン形成用補正レンズに
より、(2)基準面に対し、傾きが異なる複数個の平
面、あるいは曲面で構成されるブラウン管螢光面パター
ン形成用補正レンズにおいて、傾斜面を連続的に変化し
た加工面を集合体で構成され、該複数個の平面あるいは
曲面が同一個の金型材料表面に形成された金型に、所望
の傾斜角を有する平面あるいは曲面が該隣接した境界部
に段差が存在していないことを特徴とするブラウン管螢
光面パターン形成用補正レンズにより、そして(3)基
準面に対し、傾きが異なる複数個の平面、あるいは曲面
で構成されるブラウン管螢光面パターン形成用補正レン
ズにおいて、裏面が表の傾斜面と平行した連続的に変化
した加工面を集合体で構成され、該複数個の平面あるい
は曲面が同一個の金型材料表面に形成された金型に、所
望の傾斜角を有する平面あるいは曲面が該隣接した境界
部に段差が存在していないことを特徴とするブラウン管
螢光面パターン形成用補正レンズにより、達成される。
【0013】上記第2の目的は、(4)基準面に対し、
傾きが異なる複数個の平面、あるいは曲面で構成される
ブラウン管螢光面パターン形成用補正レンズの金型にお
いて、該単一平面あるいは曲面の転写面を有するパンチ
を用い、金型材料に対してパンチを所望の傾きになるよ
う位置決めし、金型材料表面に押しつけて複数個の平面
あるいは曲面を同一個の金型材料表面に形成し、その平
面、あるいは曲面の基準線を傾斜面の最低端と一致して
いることを特徴とするブラウン管螢光面パターン形成用
補正レンズの金型により、そして(5)基準面に対し、
傾きが異なる複数個の平面、あるいは曲面で構成される
ブラウン管螢光面パターン形成用補正レンズの金型にお
いて、一方向あるいは多方向の傾き成分を有する複数個
の平面あるいは曲面を連続的に一本の帯状に同一個の金
型材料表面に形成したこと、及びその平面、あるいは曲
面の基準線を傾斜面の最低端と一致していることを特徴
とするブラウン管螢光面パターン形成用補正レンズの金
型により、達成される。
傾きが異なる複数個の平面、あるいは曲面で構成される
ブラウン管螢光面パターン形成用補正レンズの金型にお
いて、該単一平面あるいは曲面の転写面を有するパンチ
を用い、金型材料に対してパンチを所望の傾きになるよ
う位置決めし、金型材料表面に押しつけて複数個の平面
あるいは曲面を同一個の金型材料表面に形成し、その平
面、あるいは曲面の基準線を傾斜面の最低端と一致して
いることを特徴とするブラウン管螢光面パターン形成用
補正レンズの金型により、そして(5)基準面に対し、
傾きが異なる複数個の平面、あるいは曲面で構成される
ブラウン管螢光面パターン形成用補正レンズの金型にお
いて、一方向あるいは多方向の傾き成分を有する複数個
の平面あるいは曲面を連続的に一本の帯状に同一個の金
型材料表面に形成したこと、及びその平面、あるいは曲
面の基準線を傾斜面の最低端と一致していることを特徴
とするブラウン管螢光面パターン形成用補正レンズの金
型により、達成される。
【0014】上記第3の目的は(6)基準面に対し、傾
きが異なる複数個の平面、あるいは曲面で構成されるブ
ラウン管螢光面パターン形成用補正レンズの金型におい
て、該単一平面あるいは曲面の転写面を有するパンチを
用い、金型材料に対してパンチを所望の傾きになるよう
位置決めし、金型材料表面に押しつけて複数個の平面あ
るいは曲面を同一個の金型材料表面に形成し、その平
面、あるいは曲面の基準線を傾斜面の最低端と一致して
いることを特徴とするブラウン管螢光面パターン形成用
補正レンズの金型製作方法及び加工装置により、そして
(7)基準面に対し、傾きが異なる複数個の平面、ある
いは曲面で構成されるブラウン管螢光面パターン形成用
補正レンズの金型において、一方向あるいは多方向の傾
き成分を有する複数個の平面あるいは曲面をダイヤモン
ドバイト等の切削工具による切削加工によって連続的に
帯状に同一個の金型材料表面に形成し、その平面、ある
いは曲面の基準線を傾斜面の最低端と一致していること
を特徴とするブラウン管螢光面パターン形成用補正レン
ズの金型の製作方法及び加工装置により、達成される。
きが異なる複数個の平面、あるいは曲面で構成されるブ
ラウン管螢光面パターン形成用補正レンズの金型におい
て、該単一平面あるいは曲面の転写面を有するパンチを
用い、金型材料に対してパンチを所望の傾きになるよう
位置決めし、金型材料表面に押しつけて複数個の平面あ
るいは曲面を同一個の金型材料表面に形成し、その平
面、あるいは曲面の基準線を傾斜面の最低端と一致して
いることを特徴とするブラウン管螢光面パターン形成用
補正レンズの金型製作方法及び加工装置により、そして
(7)基準面に対し、傾きが異なる複数個の平面、ある
いは曲面で構成されるブラウン管螢光面パターン形成用
補正レンズの金型において、一方向あるいは多方向の傾
き成分を有する複数個の平面あるいは曲面をダイヤモン
ドバイト等の切削工具による切削加工によって連続的に
帯状に同一個の金型材料表面に形成し、その平面、ある
いは曲面の基準線を傾斜面の最低端と一致していること
を特徴とするブラウン管螢光面パターン形成用補正レン
ズの金型の製作方法及び加工装置により、達成される。
【0015】上記第4の目的は(8)基準面に対し、傾
きが異なる複数個の平面、あるいは曲面で構成されるブ
ラウン管螢光面パターン形成用補正レンズの金型におい
て、該単一平面あるいは曲面の転写面を有するパンチを
用い、金型材料に対してパンチを所望の傾きになるよう
位置決めし、金型材料表面に押しつけて複数個の平面あ
るいは曲面を同一個の金型材料表面に形成し、その平
面、あるいは曲面の基準線を傾斜面の最低端と一致して
いることを特徴とするブラウン管螢光面パターン形成用
補正レンズの金型にポリメチルメタアクリレート、熱硬
化樹脂、光硬化樹脂等の光学プラスチックあるいはガラ
ス材を加熱圧縮あるいは紫外線照射などにして成形する
ブラウン管螢光面パターン形成用補正レンズの成形方法
により、そして(9)基準面に対し、傾きが異なる複数
個の平面、あるいは曲面で構成されるブラウン管螢光面
パターン形成用補正レンズの金型において、一方向、あ
るいは多方向の傾き成分を有する複数個の平面あるいは
曲面を連続的に一本の帯状に同一個の金型材料表面に形
成し、その平面、あるいは曲面の基準線を傾斜面の最低
端と一致していることを特徴とするブラウン管螢光面パ
ターン形成用補正レンズの金型に、ポリメチルメタアク
リレート、光硬化樹脂、熱硬化樹脂等の光学プラスチッ
ク、あるいはガラス材を加熱圧縮、あるいは紫外線照射
にして成形するブラウン管螢光面パターン形成用補正レ
ンズの成形方法により、達成される。
きが異なる複数個の平面、あるいは曲面で構成されるブ
ラウン管螢光面パターン形成用補正レンズの金型におい
て、該単一平面あるいは曲面の転写面を有するパンチを
用い、金型材料に対してパンチを所望の傾きになるよう
位置決めし、金型材料表面に押しつけて複数個の平面あ
るいは曲面を同一個の金型材料表面に形成し、その平
面、あるいは曲面の基準線を傾斜面の最低端と一致して
いることを特徴とするブラウン管螢光面パターン形成用
補正レンズの金型にポリメチルメタアクリレート、熱硬
化樹脂、光硬化樹脂等の光学プラスチックあるいはガラ
ス材を加熱圧縮あるいは紫外線照射などにして成形する
ブラウン管螢光面パターン形成用補正レンズの成形方法
により、そして(9)基準面に対し、傾きが異なる複数
個の平面、あるいは曲面で構成されるブラウン管螢光面
パターン形成用補正レンズの金型において、一方向、あ
るいは多方向の傾き成分を有する複数個の平面あるいは
曲面を連続的に一本の帯状に同一個の金型材料表面に形
成し、その平面、あるいは曲面の基準線を傾斜面の最低
端と一致していることを特徴とするブラウン管螢光面パ
ターン形成用補正レンズの金型に、ポリメチルメタアク
リレート、光硬化樹脂、熱硬化樹脂等の光学プラスチッ
ク、あるいはガラス材を加熱圧縮、あるいは紫外線照射
にして成形するブラウン管螢光面パターン形成用補正レ
ンズの成形方法により、達成される。
【0016】上記第5の目的は、(10)上記補正レン
ズを用いて露光形成した螢光膜を有するラウン管によ
り、達成される。
ズを用いて露光形成した螢光膜を有するラウン管によ
り、達成される。
【0017】上記第6の目的は、(11)上記のブラウ
ン管を適用したテレビセット、コンピュータ端末用モニ
ターにより、達成される。
ン管を適用したテレビセット、コンピュータ端末用モニ
ターにより、達成される。
【0018】
【作用】基準面に対し、傾きが異なる複数個の平面、あ
るいは曲面で構成されるブラウン管螢光面パターン形成
用補正レンズにおいて、該複数個の平面あるいは曲面が
同一個の金型材料表面に形成された金型を用いて、成形
し、その平面、あるいは曲面の基準線を傾斜面の最低端
と一致していることを特徴とするブラウン管螢光面パタ
ーン形成用補正レンズでは、従来の平面あるいは曲面の
基準線は傾斜面の中心、あるいは最低端ではない箇所と
設定したレンズではないため、不連続面境界部の形状に
より、光を屈折した時、互いに干渉範囲が小さくなるた
め、ドット形成のための露光効果を悪化する不連続境界
部の格子状の明/暗線の幅が小さくなり、露光効果を大
きく上げれる。その上、金型自体が同一個の金属材料で
構成されるため、平面あるいは曲面で構成される1ブロ
ックの大きさに制限を受けることがないため、螢光面パ
ターンに要求される精度に応じた補正レンズの製作が低
コストで可能となり、螢光面パターンの高精度が達成で
きることから、高精細なブラウン管を得ることができ
る。
るいは曲面で構成されるブラウン管螢光面パターン形成
用補正レンズにおいて、該複数個の平面あるいは曲面が
同一個の金型材料表面に形成された金型を用いて、成形
し、その平面、あるいは曲面の基準線を傾斜面の最低端
と一致していることを特徴とするブラウン管螢光面パタ
ーン形成用補正レンズでは、従来の平面あるいは曲面の
基準線は傾斜面の中心、あるいは最低端ではない箇所と
設定したレンズではないため、不連続面境界部の形状に
より、光を屈折した時、互いに干渉範囲が小さくなるた
め、ドット形成のための露光効果を悪化する不連続境界
部の格子状の明/暗線の幅が小さくなり、露光効果を大
きく上げれる。その上、金型自体が同一個の金属材料で
構成されるため、平面あるいは曲面で構成される1ブロ
ックの大きさに制限を受けることがないため、螢光面パ
ターンに要求される精度に応じた補正レンズの製作が低
コストで可能となり、螢光面パターンの高精度が達成で
きることから、高精細なブラウン管を得ることができ
る。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面にしたがって説
明する。
明する。
【0020】実施例1.図1は、本発明の一実施例に係
る補正レンズの外観を示す斜視図である。図2はレンズ
の断面図である。
る補正レンズの外観を示す斜視図である。図2はレンズ
の断面図である。
【0021】補正レンズ2を構成する材料としては光の
透過度が高いポリメチルメタアクリレート等の光学プラ
スチックで構成され、基準面2cに対してx、y方向の
傾きが異なる複数個の平面、あるいは曲面2bの集合で
形成されている。
透過度が高いポリメチルメタアクリレート等の光学プラ
スチックで構成され、基準面2cに対してx、y方向の
傾きが異なる複数個の平面、あるいは曲面2bの集合で
形成されている。
【0022】この図1は、従来技術で製作された補正レ
ンズと同様の形状を有しているが、基準面2cに対して
x、y方向の傾きが異なる複数個の平面、あるいは曲面
2bの一辺の長さに制約を受けないこと及びその平面、
あるいは曲面の基準線を傾斜面の最低端と一致している
ことが大きな特徴である。本発明では、図1に示した補
正レンズの成形に用いる金型は、該複数個の平面あるい
は曲面が同一個の金型材料表面に形成された金型を用い
て成形するものであるため、複数個の平面、あるいは曲
面2bの一辺の長さに制約を受けることがないため、高
精度な補正レンズを得ること及び該複数個の平面、ある
いは曲面の基準線を傾斜面の最低端と一致していること
により、ドット成形するための露光効果を大きく影響す
る不連続境界部の格子状の明/暗線のハバが小さくなる
ため、高精細なブラウン管螢光面を成形できる高精度補
正レンズを得ることができる。
ンズと同様の形状を有しているが、基準面2cに対して
x、y方向の傾きが異なる複数個の平面、あるいは曲面
2bの一辺の長さに制約を受けないこと及びその平面、
あるいは曲面の基準線を傾斜面の最低端と一致している
ことが大きな特徴である。本発明では、図1に示した補
正レンズの成形に用いる金型は、該複数個の平面あるい
は曲面が同一個の金型材料表面に形成された金型を用い
て成形するものであるため、複数個の平面、あるいは曲
面2bの一辺の長さに制約を受けることがないため、高
精度な補正レンズを得ること及び該複数個の平面、ある
いは曲面の基準線を傾斜面の最低端と一致していること
により、ドット成形するための露光効果を大きく影響す
る不連続境界部の格子状の明/暗線のハバが小さくなる
ため、高精細なブラウン管螢光面を成形できる高精度補
正レンズを得ることができる。
【0023】次に、図1に示した本発明の補正レンズの
成形に用いる金型について説明する。
成形に用いる金型について説明する。
【0024】図3は図1に示した本発明の一実施例に係
る補正レンズの成形に用いられる金型の外観を示す斜視
図である。金型11の材料としては後述する加工性の観
点から非鉄軟質金属、例えばアルミニウム合金、真鍮、
あるいは銅などが適している。基準底面11cに対し傾
きが異なる複数個の平面、あるいは曲面11aの基準線
が傾斜面の最上端と一致している特徴とした金型1の表
面が図1に示した補正レンズの転写面に相当して形成さ
れているものである。次にこの金型の加工法について説
明する。
る補正レンズの成形に用いられる金型の外観を示す斜視
図である。金型11の材料としては後述する加工性の観
点から非鉄軟質金属、例えばアルミニウム合金、真鍮、
あるいは銅などが適している。基準底面11cに対し傾
きが異なる複数個の平面、あるいは曲面11aの基準線
が傾斜面の最上端と一致している特徴とした金型1の表
面が図1に示した補正レンズの転写面に相当して形成さ
れているものである。次にこの金型の加工法について説
明する。
【0025】図7は本発明の補正レンズ用成形金型の塑
性加工装置を示した図である。金型11はxテーブル、
及びyテーブルで直行2軸方向に移動可能に保持された
位置決めテーブル19上に保持される。この金型表面上
に基準底面11cに対し傾きが異なる複数個の平面、あ
るいは曲面11aを形成するためのパンチ18が該パン
チの加工面を中心として回転可能にゴニオステージ1
4、15にて保持され、該ゴニオステージは垂直方向に
移動可能なz軸16下端部に取り付けられている。尚、
パンチ18の加工面への押力を制御、管理するための力
センサーなどを含めた制御装置30もこのz軸16の下
端に取付けられている。このz軸16はコラム17にて
保持されている。
性加工装置を示した図である。金型11はxテーブル、
及びyテーブルで直行2軸方向に移動可能に保持された
位置決めテーブル19上に保持される。この金型表面上
に基準底面11cに対し傾きが異なる複数個の平面、あ
るいは曲面11aを形成するためのパンチ18が該パン
チの加工面を中心として回転可能にゴニオステージ1
4、15にて保持され、該ゴニオステージは垂直方向に
移動可能なz軸16下端部に取り付けられている。尚、
パンチ18の加工面への押力を制御、管理するための力
センサーなどを含めた制御装置30もこのz軸16の下
端に取付けられている。このz軸16はコラム17にて
保持されている。
【0026】次に本装置を用いた補正レンズ用成形金型
の加工プロセスについて説明する。パンチ18の材質と
しては、ダイヤモンド、CBNあるいは超硬などの高硬
度材料が適しており、下端部の加工に関与する面の形状
は所望の平面、あるいは曲面11aの表面形状の転写面
に加工しておく。該パンチの金型11に対する姿勢を被
加工面に要求される基準底面11cに対するx、y方向
の傾きに一致するようにx方向のゴニオステージ14、
およびy方向のゴニオステージ15をそれぞれパルスモ
ータ等の駆動源で位置決めを行う。また該パンチと金型
11のx−y面内での相対位置決めはxテーブル、yテ
ーブルを駆動して行う。この相対位置決めを行った後、
パンチ18を保持しているz軸16を下降させ金型11
表面を押し付け、力センサーなどを含めた装置30が押
力を制御、管理し、所望の平面、あるいは曲面11aの
基準線が傾斜面の最上端と一致している特徴とした金型
を形成するものである。このサイクルを順次繰り返し、
金型を加工する。
の加工プロセスについて説明する。パンチ18の材質と
しては、ダイヤモンド、CBNあるいは超硬などの高硬
度材料が適しており、下端部の加工に関与する面の形状
は所望の平面、あるいは曲面11aの表面形状の転写面
に加工しておく。該パンチの金型11に対する姿勢を被
加工面に要求される基準底面11cに対するx、y方向
の傾きに一致するようにx方向のゴニオステージ14、
およびy方向のゴニオステージ15をそれぞれパルスモ
ータ等の駆動源で位置決めを行う。また該パンチと金型
11のx−y面内での相対位置決めはxテーブル、yテ
ーブルを駆動して行う。この相対位置決めを行った後、
パンチ18を保持しているz軸16を下降させ金型11
表面を押し付け、力センサーなどを含めた装置30が押
力を制御、管理し、所望の平面、あるいは曲面11aの
基準線が傾斜面の最上端と一致している特徴とした金型
を形成するものである。このサイクルを順次繰り返し、
金型を加工する。
【0027】上記の加工方式は、塑性加工方式を用い
て、本発明の補正レンズの金型を成形するものである。
これ以外にも、本発明の補正レンズの金型を成形するた
めの加工方式は、切削加工方式、放電加工方式などが挙
げられる。次に、切削加工方式について説明する。
て、本発明の補正レンズの金型を成形するものである。
これ以外にも、本発明の補正レンズの金型を成形するた
めの加工方式は、切削加工方式、放電加工方式などが挙
げられる。次に、切削加工方式について説明する。
【0028】図8は本発明の補正レンズ用成形金型の切
削加工装置を示した図である。金型11はZテーブルで
のピッチ方向の位置決めテーブル22上に保持される。
この金型表面上に上述した補正レンズ表面形状の転写面
を、ダイヤモンドバイトなどの切削工具を用いて切削加
工を行うものである。ダイヤモンドバイト20はロータ
リテーブル21に切れ刃先端中心部が回転中心として、
回転可能に保持され、金型11に対してY方向のテーブ
ル19の移動によって切込みが与えられ、x方向にテー
ブル19を連続的に移動させて切削送りをかけるもので
ある。この切削送りの位置に応じ、1個の平面あるいは
曲面11cの切削を終了するたびに、Zテーブル22の
ピッチ送りを行い、次に切削を行う平面あるいは曲面1
1cの所望のy方向の傾斜角にダイヤモンドバイト20
の姿勢をロータリテーブル21によって切削中に順次変
化させていく加工方式である。なお、ダイヤモンドバイ
ト20の切削方向xに直行する方向の切れ刃長さは、所
望の1個の平面あるいは曲面11cの一辺の長さにより
若干長く形成しておけばよい。
削加工装置を示した図である。金型11はZテーブルで
のピッチ方向の位置決めテーブル22上に保持される。
この金型表面上に上述した補正レンズ表面形状の転写面
を、ダイヤモンドバイトなどの切削工具を用いて切削加
工を行うものである。ダイヤモンドバイト20はロータ
リテーブル21に切れ刃先端中心部が回転中心として、
回転可能に保持され、金型11に対してY方向のテーブ
ル19の移動によって切込みが与えられ、x方向にテー
ブル19を連続的に移動させて切削送りをかけるもので
ある。この切削送りの位置に応じ、1個の平面あるいは
曲面11cの切削を終了するたびに、Zテーブル22の
ピッチ送りを行い、次に切削を行う平面あるいは曲面1
1cの所望のy方向の傾斜角にダイヤモンドバイト20
の姿勢をロータリテーブル21によって切削中に順次変
化させていく加工方式である。なお、ダイヤモンドバイ
ト20の切削方向xに直行する方向の切れ刃長さは、所
望の1個の平面あるいは曲面11cの一辺の長さにより
若干長く形成しておけばよい。
【0029】上述した塑性加工方式と切削加工方式のい
ずれを用いて金型加工終了したのち、金型表面に上述し
た光の透過度が高いポリメチルメタアクリレート等の光
学プラスチックあるいは熱硬化樹脂を加熱圧縮して補正
レンズを成形する。なお、紫外線硬化型樹脂を金型表面
に流し込み、紫外線を照射して成形することもできる。
ずれを用いて金型加工終了したのち、金型表面に上述し
た光の透過度が高いポリメチルメタアクリレート等の光
学プラスチックあるいは熱硬化樹脂を加熱圧縮して補正
レンズを成形する。なお、紫外線硬化型樹脂を金型表面
に流し込み、紫外線を照射して成形することもできる。
【0030】上述した塑性加工方式及び切削加工方式の
2種類加工プロセスで製作した金型では所望の平面、あ
るいは曲面11aの大きさ及び金型表面形状を自由に設
計できるため、高精度な補正レンズを製作することが可
能となり、螢光膜のパターン精度が向上するため、高精
細ブラウン管を露光することができる。
2種類加工プロセスで製作した金型では所望の平面、あ
るいは曲面11aの大きさ及び金型表面形状を自由に設
計できるため、高精度な補正レンズを製作することが可
能となり、螢光膜のパターン精度が向上するため、高精
細ブラウン管を露光することができる。
【0031】実施例2.さらに同様の効果を得ることの
できる他の実施例について説明する。
できる他の実施例について説明する。
【0032】図9は本発明の他の実施例である補正レン
ズの斜視図を示したものである。
ズの斜視図を示したものである。
【0033】補正レンズ2を構成する材料としては光の
透過度が高いポリメチルメタアクリレート等の光学プラ
スチックあるいはガラスで構成され、基準面2cに対し
て所望の傾斜角を有する平面あるいは曲面が該隣接した
境界部の段差を消却するため、図9に示したように、傾
斜面を連続的に変化した加工面を集合体で1表面が構成
され、裏面が表の傾斜面と平行した連続的に変化した加
工面を集合体で構成されているものである。
透過度が高いポリメチルメタアクリレート等の光学プラ
スチックあるいはガラスで構成され、基準面2cに対し
て所望の傾斜角を有する平面あるいは曲面が該隣接した
境界部の段差を消却するため、図9に示したように、傾
斜面を連続的に変化した加工面を集合体で1表面が構成
され、裏面が表の傾斜面と平行した連続的に変化した加
工面を集合体で構成されているものである。
【0034】上記補正レンズの成形用金型は実施例1に
記載したと同様に、金型の表面には、図9に示した補正
レンズ表面の転写面に相当した形状に加工されているも
のである。
記載したと同様に、金型の表面には、図9に示した補正
レンズ表面の転写面に相当した形状に加工されているも
のである。
【0035】実施例1に記載した塑性加工と切削加工な
どの加工プロセスを用いることにより、傾斜角を有する
平面あるいは曲面が該傾斜面を連続的に変化した加工面
を集合体で構成された補正レンズの表の面の金型と、一
方、表の面と平行した傾斜角を有する平面あるいは曲面
が該傾斜角を連続的に変化した加工面を集合体で構成さ
れた補正レンズの裏の面の金型とを得ることができる。
どの加工プロセスを用いることにより、傾斜角を有する
平面あるいは曲面が該傾斜面を連続的に変化した加工面
を集合体で構成された補正レンズの表の面の金型と、一
方、表の面と平行した傾斜角を有する平面あるいは曲面
が該傾斜角を連続的に変化した加工面を集合体で構成さ
れた補正レンズの裏の面の金型とを得ることができる。
【0036】以上のようにして加工した1対の金型を相
対向して設置し、光の透過度が高いポリメチルメタアク
リレート等の光学プラスチックや硝子あるいは熱硬化樹
脂を加熱圧縮して図9に示した本発明の補正レンズを成
形するものである。この補正レンズを用いて螢光膜を露
光しても実施例1と同様の効果が得られた。
対向して設置し、光の透過度が高いポリメチルメタアク
リレート等の光学プラスチックや硝子あるいは熱硬化樹
脂を加熱圧縮して図9に示した本発明の補正レンズを成
形するものである。この補正レンズを用いて螢光膜を露
光しても実施例1と同様の効果が得られた。
【0037】実施例3.上記実施例1.2.で得られた
補正レンズの使用例について述べる。
補正レンズの使用例について述べる。
【0038】レンズ面を構成する平面あるいは曲面の一
辺の長さを1〜3mmとした補正レンズを用いたことに
より、露光効果を悪化する格子状の明/暗線の幅が小さ
くなり、露光効果を大きく上げられるため、螢光膜のパ
ターンの精度が向上し、高精細のカラーブラウン管を得
ることができた。
辺の長さを1〜3mmとした補正レンズを用いたことに
より、露光効果を悪化する格子状の明/暗線の幅が小さ
くなり、露光効果を大きく上げられるため、螢光膜のパ
ターンの精度が向上し、高精細のカラーブラウン管を得
ることができた。
【0039】また上記カラーブラウン管を設置した高精
細テレビセット、および端末用モニターを得ることがで
きた。
細テレビセット、および端末用モニターを得ることがで
きた。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、上述のとおり、補正レ
ンズ面を構成する平面あるいは曲面の一辺の長さに制約
を受けないことと露光効果を大きく上げられるため、微
細形状の高精度補正レンズを、また、この補正レンズの
成形に好適な成形用金型を、また、この金型を加工する
ための加工方法及び加工装置を、また、この金型から優
れた補正レンズの成形方法を、また、この補正レンズを
用いて螢光膜のパターン精度を向上した高精細カラーブ
ラウン管を、また、このカラーブラウン管を設置した高
精細テレビセット、および端末用モニターを得ることが
できるようになった。
ンズ面を構成する平面あるいは曲面の一辺の長さに制約
を受けないことと露光効果を大きく上げられるため、微
細形状の高精度補正レンズを、また、この補正レンズの
成形に好適な成形用金型を、また、この金型を加工する
ための加工方法及び加工装置を、また、この金型から優
れた補正レンズの成形方法を、また、この補正レンズを
用いて螢光膜のパターン精度を向上した高精細カラーブ
ラウン管を、また、このカラーブラウン管を設置した高
精細テレビセット、および端末用モニターを得ることが
できるようになった。
【図1】本発明の1実施例に係る補正レンズの外観を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図2】本発明の1実施例に係る補正レンズの断面図で
ある。
ある。
【図3】本発明の一実施例に係る補正レンズの成形用金
型の外観を示す斜視図である。
型の外観を示す斜視図である。
【図4】露光台の構成を示す断面図である。
【図5】従来の補正レンズの平面図及び断面図である。
【図6】従来の補正レンズの金型の斜視図である。
【図7】本発明の補正レンズ用成形金型の塑性加工装置
を示す図である。
を示す図である。
【図8】本発明の補正レンズ用成形金型の切削加工装置
を示す図である。
を示す図である。
【図9】本発明の1実施例である補正レンズのx方向断
面図である。
面図である。
2…補正レンズ、 11…補正レンズ用金型、 18…パンチ、 14、15…ゴニオステージ、 19…ダイヤモンドバイト、 21…ロータリテーブル。
Claims (11)
- 【請求項1】基準面に対し、傾きが異なる複数個の平
面、あるいは曲面で構成されるブラウン管螢光面パター
ン形成用補正レンズにおいて、該複数個の平面あるいは
曲面が同一個の金型材料表面に形成された金型にその平
面、あるいは曲面の基準線を傾斜面の最低端と一致して
いることを特徴とするブラウン管螢光面パターン形成用
補正レンズ。 - 【請求項2】基準面に対し、傾きが異なる複数個の平
面、あるいは曲面で構成されるブラウン管螢光面パター
ン形成用補正レンズにおいて、傾斜面を連続的に変化し
た加工面を集合体で構成され、該複数個の平面あるいは
曲面が同一個の金型材料表面に形成された金型に、所望
の傾斜角を有する平面あるいは曲面が該隣接した境界部
に段差が存在していないことを特徴とするブラウン管螢
光面パターン形成用補正レンズ。 - 【請求項3】基準面に対し、傾きが異なる複数個の平
面、あるいは曲面で構成されるブラウン管螢光面パター
ン形成用補正レンズにおいて、裏面が表の傾斜面と平行
した連続的に変化した加工面を集合体で構成され、該複
数個の平面あるいは曲面が同一個の金型材料表面に形成
された金型に、所望の傾斜角を有する平面あるいは曲面
が該隣接した境界部に段差が存在していないことを特徴
とするブラウン管螢光面パターン形成用補正レンズ。 - 【請求項4】基準面に対し、傾きが異なる複数個の平
面、あるいは曲面で構成されるブラウン管螢光面パター
ン形成用補正レンズの金型において、該単一平面あるい
は曲面の転写面を有するパンチを用い、金型材料に対し
てパンチを所望の傾きになるよう位置決めし、金型材料
表面に押しつけて複数個の平面あるいは曲面を同一個の
金型材料表面に形成し、その平面、あるいは曲面の基準
線を傾斜面の最低端と一致していることを特徴としたブ
ラウン管螢光面パターン形成用補正レンズの金型。 - 【請求項5】基準面に対し、傾きが異なる複数個の平
面、あるいは曲面で構成されるブラウン管螢光面パター
ン形成用補正レンズの金型において、一方向あるいは多
方向の傾き成分を有する複数個の平面あるいは曲面を連
続的に一本の帯状に同一個の金型材料表面に形成したこ
とを特徴とするブラウン管螢光面パターン形成用補正レ
ンズの金型。 - 【請求項6】基準面に対し、傾きが異なる複数個の平
面、あるいは曲面で構成されるブラウン管螢光面パター
ン形成用補正レンズの金型において、該単一平面あるい
は曲面の転写面を有するパンチを用い、金型材料に対し
てパンチを所望の傾きになるよう位置決めし、金型材料
表面に押しつけて複数個の平面あるいは曲面を同一個の
金型材料表面に形成し、その平面、あるいは曲面の基準
線を傾斜面の最低端と一致していることを特徴とするブ
ラウン管螢光面パターン形成用補正レンズの金型製作方
法。 - 【請求項7】基準面に対し、傾きが異なる複数個の平
面、あるいは曲面で構成されるブラウン管螢光面パター
ン形成用補正レンズの金型において、一方向あるいは多
方向の傾き成分を有する複数個の平面あるいは曲面をダ
イヤモンドバイト等の切削工具による切削加工によって
連続的に帯状に同一個の金型材料表面に形成し、その平
面、あるいは曲面の基準線を傾斜面の最低端と一致して
いることを特徴としたブラウン管螢光面パターン形成用
補正レンズの金型製作方法。 - 【請求項8】基準面に対し、傾きが異なる複数個の平
面、あるいは曲面で構成されるブラウン管螢光面パター
ン形成用補正レンズの金型において、該単一平面あるい
は曲面の転写面を有するパンチを用い、金型材料に対し
てパンチを所望の傾きになるよう位置決めし、金型材料
表面に押しつけて複数個の平面あるいは曲面を同一個の
金型材料表面に形成したブラウン管螢光面パターン形成
用補正レンズの金型にポリメチルメタアクリレート、熱
硬化樹脂、光硬化樹脂等の光学プラスチックあるいはガ
ラス材を加熱圧縮あるいは紫外線照射などにして成形す
ることを特徴とするブラウン管螢光面パターン形成用補
正レンズの成形方法。 - 【請求項9】基準面に対し、傾きが異なる複数個の平
面、あるいは曲面で構成されるブラウン管螢光面パター
ン形成用補正レンズの金型において、一方向あるいは多
方向の傾き成分を有する複数個の平面あるいは曲面を連
続的に一本の帯状に同一個の金型材料表面に形成し、そ
の平面、あるいは曲面の基準線を傾斜面の最低端と一致
していることを特徴とするブラウン管螢光面パターン形
成用補正レンズの金型に、ポリメチルメタアクリレー
ト、光硬化樹脂、熱硬化樹脂等の光学プラスチック、あ
るいはガラス材を加熱圧縮、または紫外線照射にして成
形することを特徴とするブラウン管螢光面パターン形成
用補正レンズの成形方法。 - 【請求項10】請求項1記載のブラウン管螢光面パター
ン形成用補正レンズを用いて螢光膜を形成したことを特
徴とするブラウン管。 - 【請求項11】請求項10記載のブラウン管を適用した
ことを特徴とするテレビセット、コンピュータ端末用モ
ニター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5371293A JPH06267414A (ja) | 1993-03-15 | 1993-03-15 | ブラウン管螢光面パターン形成用補正レンズ及びその金型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5371293A JPH06267414A (ja) | 1993-03-15 | 1993-03-15 | ブラウン管螢光面パターン形成用補正レンズ及びその金型 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06267414A true JPH06267414A (ja) | 1994-09-22 |
Family
ID=12950450
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5371293A Pending JPH06267414A (ja) | 1993-03-15 | 1993-03-15 | ブラウン管螢光面パターン形成用補正レンズ及びその金型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06267414A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1064479C (zh) * | 1995-12-21 | 2001-04-11 | 三星电管株式会社 | 阴极射线管曝光装置的校正透镜系统及其制作方法 |
KR20040020695A (ko) * | 2002-08-31 | 2004-03-09 | 주식회사 솔빛텔레콤 | 도광판 제작방법 |
-
1993
- 1993-03-15 JP JP5371293A patent/JPH06267414A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1064479C (zh) * | 1995-12-21 | 2001-04-11 | 三星电管株式会社 | 阴极射线管曝光装置的校正透镜系统及其制作方法 |
KR20040020695A (ko) * | 2002-08-31 | 2004-03-09 | 주식회사 솔빛텔레콤 | 도광판 제작방법 |
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