JPH0626605Y2 - 自動排気装置付水洗便器 - Google Patents

自動排気装置付水洗便器

Info

Publication number
JPH0626605Y2
JPH0626605Y2 JP1990041198U JP4119890U JPH0626605Y2 JP H0626605 Y2 JPH0626605 Y2 JP H0626605Y2 JP 1990041198 U JP1990041198 U JP 1990041198U JP 4119890 U JP4119890 U JP 4119890U JP H0626605 Y2 JPH0626605 Y2 JP H0626605Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toilet
exhaust
flush toilet
user
detecting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990041198U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH041278U (ja
Inventor
紀代光 黒瀧
Original Assignee
紀代光 黒瀧
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 紀代光 黒瀧 filed Critical 紀代光 黒瀧
Priority to JP1990041198U priority Critical patent/JPH0626605Y2/ja
Publication of JPH041278U publication Critical patent/JPH041278U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0626605Y2 publication Critical patent/JPH0626605Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、便所の臭気を除去する排気装置に係り、一般
家庭の便所に用いることも勿論可能であるが、特に店
舗、事務所、劇場等、多数の人々が使用する便所に用い
て有用であり、極めて好適な臭気除去効果を発揮するこ
とができる排気装置を備えてなる水洗便器に関する。
[従来の技術] 従来、便所の使用に伴う臭気を除去する方法としては、
化学剤による消臭手段の他に、住居にあっては便室内に
窓を設けて自然換気を行う方法、また外部に面してない
便所や店舗、事務所、劇場等の大型の建物内の便所にあ
っては便室の天井に吸気口を設け、排気ファンによりダ
クトを介して便室内の臭気を含んだ空気を外部へ排出す
る方法が用いられている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、前述した従来の便所の排気方法にあって
は、隣家との距離が接近した住宅等の場合には排出した
臭気によって隣家に迷惑をかける虞れがあり、また便室
内の臭気を完全に除去するためには、臭気が拡散した便
室内の空気を全て排気しなければならず、それには長時
間を要するのに加え、排気ファンを長時間運転するため
不経済であった。
特に、店舗等の多数の人々が使用する便所にあっては、
一般家庭の便所と比較して極めて使用頻度が高いことか
ら、前述したごとく便室内の空気の排気に長い時間を掛
けることができず、そのため排気ファンを大型なものと
している。しかし、通常建物においては換気のために強
制排気はするものの、吸気は自然吸気とすることが一般
的であることから、建物内部は外部よりも常に負圧状態
となっている。このように元来負圧状態であるところの
建物内部において、便室内の空気を排気ファンで強制排
気することは、便室内を建物内部よりも更に負圧状態に
することとなり、このため前記した大型な排気ファンを
用いても排気ファンの作動音がうるさくなるばかりで、
換気能力はあまり向上することはなかった。更に、排気
ファンを天井に設置した場合には、作動音がうるさいば
かりでなく、排気ファンの羽根に付着した塵埃を排気フ
ァンの設置場所付近に飛散させて美観を損ねていた。ま
た、排気ファンを大型にすると、空気の流通速度が速く
なることで、便所利用者の体感温度が下がり、利用者が
不快に感じるものである。
そこで本考案にあっては、前述した問題点を解決し、便
所内の臭気の排出によって隣家に迷惑をかけることがな
く、更に店舗、事務所、劇場等における多数の人々が使
用する便所に用いても極めて効率よく臭気を除去するこ
とが可能で経済的な排気装置付水洗便器を提供すること
を目的とする。
[課題を解決するための手段] 前述した目的を達成するために本考案では、水洗便器の
利用者を検出する検出手段、一端吸気口を前記水洗便器
の便座内方に開口するとともに、他端排気口を水洗便器
の排水管に接続してなる排気管、該排気管の中途部分に
配設され前記検出手段が利用者を検出することにより作
動する排気ファン、該排気ファンと前記排水管との間の
排気管内に配設された弁座と可動蓋と該弁座と可動蓋の
間に水洗便器の水タンクから供給される水を介在させた
トラップ構造からなる気密弁とからなり、前記検出手段
が利用者を検出することにより前記気密弁が開口し便座
近傍の空気を排水管に排出することを特徴とする自動排
気装置付水洗便器を提案するものである。
更に、利用者を検出する検出手段として、便座に人が座
ると信号を発する圧力センサーを用いると好適である。
また、検出手段が利用者を検出しなくなってから一定時
間、排気ファンと気密弁とを駆動するタイマー手段を備
えてもよい。
[作用] 本考案に係る自動排気装置付水洗便器は、利用者を検出
する検出手段によって排気ファンと気密弁とを駆動させ
るので、利用者が操作することなく自動的に排気させる
ことができる。
そして、排気管の一端を吸気口として水洗便器の便座内
方に開口させ、他端を排気口として水洗便器の排水管に
接続するとともに、この排気管の中途部分に排気ファン
と、弁座と可動蓋とこの弁座と可動蓋の間に水洗便器の
水タンクから供給される水を介在させたトラップ構造か
らなる気密弁を配設したことにより、便所の使用に伴う
臭気を便室内に拡散させることなく、臭気発生個所に最
も近い便座部分で効率よく吸引することが可能となり、
また排水管内の臭気を便室内に洩らすことなく完全に密
封し、更に便室の天井から外部に至るダクトが不要とな
るとともに、臭気を外部に直接排出して近隣に迷惑をか
けることもない。
また、圧力センサーから成る検出手段を便座に配設すれ
ば、臭気の発生時のみ排気装置を駆動させることができ
る。
更に、排気ファンと気密弁の駆動停止にタイマー手段を
用いれば、臭気を残留させることなく確実に除去するこ
とが可能となる。
[実施例] 以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
第1図は本考案の自動排気装置付水洗便器を示す部分側
断面図、第2図は本考案の便座を立てた状態を示す部分
正面図、第3図は本考案の一実施例を示す要部側断面
図、第4図は本考案の水タンクを示す要部断面図、第5
図は本考案の他の実施例を示す要部側断面図である。図
中1は、本考案の自動排気装置付水洗便器であり、この
水洗便器1は、便器本体2の上面に便座3を回転自在に
その一端を軸承し、便器本体2の後方には洗浄水を溜め
る水タンク4を配設するとともに、排水管5を便器本体
2に接続している。
前記便座3の裏面には、第2図に示すごとく、その内方
に沿って合成樹脂材もしくは合成ゴム材等から成る一端
を略U字形状とした排気管6を配設し、この排気管6の
略U字形状部分における便座3の内方には一定間隔を隔
てて吸気孔6a,6b,6c,6dが両側に穿設され、
それぞれの孔の開口面積を中央部分からの距離に比例さ
せることにより、それぞれの吸気孔6a,6b,6c,
6dは単位時間あたり略等量の空気を吸引するものであ
る。
この排気管6のU字形状部分は、便座3に対して取付け
取外し自在とすることで、汚れた場合には取外して洗浄
することができるものとする。
そして、排気管6のU字形状部分からの排出部分には小
型の排気ファン7を配設し、この排気ファン7により排
出される空気は、排気管6の中途部分に配設された気密
弁8へと導かれる。
この気密弁8は、排気管6における径方向の略中央部分
を空気流通経路とすべく筒体を固設してなる弁座8a
と、この弁座8aの上端を自在に覆うことができ下方に
輪縁を延設した可動蓋8bと、この可動蓋8bの輪縁と
弁座8aとの間に溜めてなる水とによってトラップ構造
を成し、これによって排水管5からの臭気の逆流を確実
に防ぐものである。そして、前記可動蓋8bの上端は、
排気管6に固設された電磁プランジャー9に接続され、
通電されることにより電磁プランジャー9は可動蓋8b
を上方に持ち上げて、吸気孔6a〜6dから吸引した空
気を気密弁8の下方に排出する。この気密弁8を通過し
た空気は、排気管6の他端を排気口として排水管5に接
続することで、排水管5から外部へと排出される。
前記気密弁8に用いる水は、第4図に示すごとく、水タ
ンク4への給水管10をフロートスイッチ11の後で内
径5mm程度に狭窄して滴下管12と成し、これを水タン
ク4における給水管10を導入した面と対向する面に予
め穿設されている孔部から外部に出し、この滴下管12
を前記気密弁8上方の排気管6に接続することにより、
フロートスイッチ11が開成している間だけ少しずつ水
を供給する。
また、便座3の裏面に立設してなる便器本体2の上面と
当接する支柱の一端には、利用者の検出手段として圧力
を電気信号に変換する圧力センサー13を設け、便座3
に人が座ると圧力センサー13が信号を発し、これによ
り排気ファン7と気密弁8における電磁プランジャー9
とが駆動して、便座3近傍の空気を吸気孔6a〜6dか
ら吸引して排水管5へと排出する。
尚、利用者が便座3から立ち上がると同時に排気装置の
駆動を止めることとすると、臭気が残留することが考え
られるので、圧力センサー13が利用者を検出しなくな
ってから暫くの間排気装置が駆動し続けるべく、3分間
程度の時定数を有するタイマー手段(図示せず)を排気
装置に設けてもよい。
また、前述した気密弁8における可動蓋8bは、電磁プ
ランジャー9の可動距離(概ね数cm)と同距離上下に移
動するだけであるので、排出すべき空気の流路は可動蓋
8b自体の直径寸法に依存し、可動蓋8bの直径を大き
くすると空気の流れが悪くなる。そこで、第5図に示す
如く、可動蓋8bの一端を排気管6内部に軸支し、電磁
プランジャー9の一端を可動蓋8bの固定端寄りに固定
することで、てこの原理により電磁プランジャー9のわ
ずかな上動であっても可動蓋8bを大きく開放させるこ
とができ、これにより、臭気を含んだ空気をより排出し
易くするものである。
尚、本実施例にあっては、利用者を検出する検出手段と
して便座3に設けた圧力センサー13を用いたが、勿論
これに限定されることはなく、便室のドアの開閉により
作動するスイッチや、最近多用されている赤外線センサ
ーを検出手段として用いてもよいものである。
[考案の効果] 以上詳述したごとく、本考案の自動排気装置付水洗便器
によれば、トイレ利用者が自ら操作せずとも、検出手段
により自動的に臭気除去機能が発揮され、しかも臭気発
生個所に最も近い便座部分で臭気を吸引排気するので、
臭気を便室内に拡散させることなく必要最小限の空気量
だけを吸引すればよく、したがって便所の臭気を極めて
効率よく除去することができるものである。
これにより、従来の排気方法における臭気除去に時間が
かかり不経済な点、排気ファンの作動音がうるさい点、
排気ファンの近傍に塵埃を飛散して美観を損ねる点、排
気ファンによる空気の流通により利用者の体感温度が下
がり不快となる点等のあらゆる問題点を解決することが
可能となり、一般家庭用としては勿論のこと、店舗、事
務所、劇場等の多数の人々が使用する便所に用いるのに
極めて好適な自動排気装置付水洗便器を提供できるもの
である。
更に、臭気を水洗便器の排水管へ排出することで、従来
の排気方法にあって必要不可欠であった排気ダクトが不
要となるため、排気装置を設置するのに費用もかからず
経済的なものとなる。また、トラップ構造の気密弁によ
り排水管内の臭気を便室内に洩らすことなく完全に密封
するとともに、便所の臭気を外部に直接排出しないの
で、隣家に迷惑をかけることもないものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の自動排気装置付水洗便器を示す部分側
断面図、第2図は本考案の便座を立てた状態を示す部分
正面図、第3図は本考案の一実施例を示す要部側断面
図、第4図は本考案の水タンクを示す要部断面図、第5
図は本考案の他の実施例を示す要部側断面図である。 1…自動排気装置付水洗便器、3…便座 4…水タンク、5…排水管、6…排気管 6a,6b,6c,6d…吸気孔 7…排気ファン、8…気密弁、8a…弁座 8b…可動蓋、13…圧力センサー

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】水洗便器の利用者を検出する検出手段、一
    端吸気口を前記水洗便器の便座内方に開口するととも
    に、他端排気口を水洗便器の排水管に接続してなる排気
    管、該排気管の中途部分に配設され前記検出手段が利用
    者を検出することにより作動する排気ファン、該排気フ
    ァンと前記排水管との間の排気管内に配設された弁座と
    可動蓋と該弁座と可動蓋の間に水洗便器の水タンクから
    供給される水を介在させたトラップ構造からなる気密弁
    とからなり、前記検出手段が利用者を検出することによ
    り前記気密弁が開口し便座近傍の空気を排水管に排出す
    ることを特徴とする自動排気装置付水洗便器。
  2. 【請求項2】水洗便器の利用者を検出する検出手段は、
    便座に人が座ると信号を発する圧力センサーから成るこ
    とを特徴とする請求項1記載の自動排気装置付水洗便
    器。
  3. 【請求項3】検出手段が利用者を検出しなくなったとき
    から一定時間排気ファンと気密弁とを駆動するタイマー
    手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の自
    動排気装置付水洗便器。
JP1990041198U 1990-04-18 1990-04-18 自動排気装置付水洗便器 Expired - Lifetime JPH0626605Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990041198U JPH0626605Y2 (ja) 1990-04-18 1990-04-18 自動排気装置付水洗便器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990041198U JPH0626605Y2 (ja) 1990-04-18 1990-04-18 自動排気装置付水洗便器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH041278U JPH041278U (ja) 1992-01-08
JPH0626605Y2 true JPH0626605Y2 (ja) 1994-07-20

Family

ID=31551663

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990041198U Expired - Lifetime JPH0626605Y2 (ja) 1990-04-18 1990-04-18 自動排気装置付水洗便器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0626605Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0135737Y2 (ja) * 1986-06-30 1989-10-31
JPS63198671U (ja) * 1987-06-12 1988-12-21

Also Published As

Publication number Publication date
JPH041278U (ja) 1992-01-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5906009A (en) Toilet bowl noxious fume and mist evacuation
US6678900B2 (en) Bowl ventilation apparatus with proximity sensor
US20090307831A1 (en) Odor-free toilet
US20130263366A1 (en) Toilet odor removal system
US20090235441A1 (en) Automatic Control and Battery Power Supply
US5079782A (en) Toilet assembly
US6804837B1 (en) Odor transporter system for a toilet bowl
US6701538B2 (en) Ventilating and deodorizing toilet and toilet bowl ventilating and deodorizing apparatus
US20080301865A1 (en) Toilet ventilation system and associated method
US4989276A (en) Ventilated toilet
US8037553B2 (en) Tankless ventilated toilet with bidet
KR200432717Y1 (ko) 악취제거변기
JPH0626605Y2 (ja) 自動排気装置付水洗便器
US20060085898A1 (en) Toilet ventilation system
KR200442285Y1 (ko) 좌변기용 악취제거장치
US6370702B1 (en) Toilet enclosure with ventilation system
KR20060102839A (ko) 벽걸이형 위생 소변기
CA2539657A1 (en) Ventilated toilet seat
CA2347273C (en) System for directly venting odour air from toilet bowl
US5351344A (en) Fluid evacuation system
WO1988006661A1 (en) Improved ventilating toilet
JP2007138399A (ja) 男子用床置型小便器における床面の乾燥・消臭装置
WO2000077312A1 (en) Toilet supplied with a fecal gas extractor
AU698377B2 (en) Cleanair - toilet seat
JPH063898Y2 (ja) 便器の脱臭装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20050112

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A711 Notification of change in applicant

Effective date: 20050221

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20050221

A977 Report on retrieval

Effective date: 20070720

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20070731

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080115