JPH06265463A - 耐環境試験装置 - Google Patents

耐環境試験装置

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JPH06265463A
JPH06265463A JP35897692A JP35897692A JPH06265463A JP H06265463 A JPH06265463 A JP H06265463A JP 35897692 A JP35897692 A JP 35897692A JP 35897692 A JP35897692 A JP 35897692A JP H06265463 A JPH06265463 A JP H06265463A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高電圧を通電して機器の耐環境試験を安全に
行うことができるようにした機器の提供。 【構成】 絶縁枠体に設けられたコンデンサ室1と、コ
ンデンサ室1と隔離して別の絶縁枠体に配置され高電圧
ケーブルの引込み装置18が設けられた試験室2と、試
験室2と一体に設けられオリフィス23で連通された陽
圧室5と、前記コンデンサ室1と試験室2、陽圧室5と
を絶縁状態で連通する樹脂ダクト32,33と、試験室
内を加湿する噴霧器3、降雨するシャワー装置4と、絶
縁枠体38,39に設けられた水源用タンク7,排水タ
ンク8と、前記各装置の駆動部を光信号によって隔離さ
れた位置から操作する光信号送受信装置43,44とを
備えた構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に高電圧を通電する
機器の耐環境試験を行う装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高電圧を通電する機器、例えば碍
子、高圧ケーブル、航空障害灯等の耐環境試験を行う装
置では、大気中で加湿させたり降雨させることにより行
うようにしたものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
装置では、機器を山岳地帯や山頂のように低気圧の状態
で湿度が多いような条件のもとで試験が行えず、機器に
対し気圧がどの程度悪作用するか判らないという問題が
あった。また、高電圧を通電するので、試験装置の各部
の絶縁が困難であるという問題があった。
【0004】本発明は、かかる従来の問題点を解決する
ためになされたものであって、その目的とするところ
は、山岳地帯や高山の山頂にみられるような気象条件を
人工的に作り出し、その中で安全に高電圧を通電する機
器における耐電圧特性や耐候性等の試験を行うことがで
きるようにした装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の手段として、本発明請求項1記載の耐環境試験装置で
は空調用コンデンサを密閉し絶縁枠体上に設けられたコ
ンデンサ室と;絶縁枠体上に設けられ、かつ密閉可能に
形成されて前記コンデンサ室と絶縁状態で隔離された位
置に配置され該コンデンサ室の一方の流路と絶縁状態で
連通されると共に、高圧受電部が設けられた試験室と;
前記試験室と一体に設けられて該試験室とオリフィスで
連通され前記コンデンサ室の他方の流路と絶縁状態で連
通された陽圧室と;前記試験室内を加湿する噴霧器と;
前記試験室内に降雨させるシャワー装置と;前記コンデ
ンサ室と陽圧室とを連通する流路に連通された真空ポン
プと;絶縁枠体上に設けられ前記噴霧器やシャワー装置
の水源用タンクと;絶縁枠体上に設けられ前記試験室や
コンデンサ室からの排水を貯留する排水タンクと;を備
えた構成とした。
【0006】また、請求項2記載の耐環境試験装置で
は、請求項1記載の耐環境試験装置において、駆動部の
制御と測定データの受信とを無線遠隔操作で行う操作盤
を備えた構成とした。
【0007】また、請求項3記載の耐環境試験装置で
は、請求項2記載の耐環境試験装置において、前記無線
遠隔操作で行う操作盤に代え光ファイバーケーブルによ
る遠隔操作で行う操作盤を備えた構成とした。
【0008】
【作用】請求項1記載の耐環境試験装置では、コンデン
サ室で空気の除湿を行わせる。このコンデンサ室は、試
験室および陽圧室と流路で連通されているので、まず、
試験室から空気を吸引させ、これを除湿した後陽圧室に
圧送させる。陽圧室は試験室とオリフィスで連通されて
いるので、試験室はコンデンサ室の空気吸引量に対し陽
圧室からの空気供給量が少ないため、負圧になった状態
となる。この状態のもとで噴霧器により試験室内の空気
を加湿させることにより、この試験室内を山岳地帯や高
山の山頂にみられるような気象条件に調節して高圧受電
部に高電圧を送電し、試験室内に収納した被験体の耐環
境試験を行うことができる。この場合、コンデンサ室は
試験室、陽圧室と隔離され沿面距離を取った上に絶縁状
態で連通されているので、コンデンサ室側に漏電するの
を防止することができる。
【0009】また、水源用タンクは、絶縁枠体上に設け
られているので、安全に試験水を供給させることができ
る。また、排水タンクを設けているので、排水路から外
部に漏電するのを防止することができる。
【0010】また、真空ポンプで流路から空気を引いた
り、逆に空気を供給することにより試験室内に任意の気
象条件を再現させることができる。
【0011】また、請求項2記載の耐環境試験装置で
は、装置内に設けられたコンデンサ用ポンプ、放熱器用
モータ、吸排気用モータ、シャワー装置用ポンプ、噴霧
器、真空ポンプ、電磁弁等の駆動部の制御や各種センサ
類の測定データの受信が無線で行うことができるので、
高電圧送電中であっても安全に試験をし計測することが
できる。
【0012】また、請求項3記載の耐環境試験装置で
は、駆動部の制御や測定データの送受信を光ファイバー
ケーブルを介して行うため、送受信設備間の電気的絶縁
性を良好に保持し操作盤を操作する者を感電事故から守
ると共に、誤動作のない正確な制御と測定データの送受
信を行わせることができる。
【0013】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。図1は第1実施例の耐環境試験装置を示す一
部切欠側面図、図2は同上の一部切欠平面図、図3は同
上の一部拡大断面図である。本実施例の耐環境試験装置
Aは、コンデンサ室1と、試験室2と、噴霧器3と、シ
ャワー装置4と、陽圧室5と、真空ポンプ6と、水源用
タンク7と、排水タンク8とを主要な構成としている。
【0014】前記コンデンサ室1は、循環空気の除湿や
冷却,暖房等を行わせるためのものであって、絶縁板で
形成され、一方の側壁に吸引側流路9aが2個所開設さ
れ、他方の側壁には排気側流路9bが2個所開設され、
その内部には、コンデンサ9と送風ファン10を絶縁状
態で密封させている。また、その下部にコンプレッサ1
1と放熱器12を配置し全体を絶縁台13上に固定させ
ている。尚、コンデンサ9とコンプレッサ11、放熱器
12等と連結するパイプ類の貫通部は絶縁材で密封され
ている。また、該コンデンサ9の外部環境との連絡には
コネクターを介在させてもよい。該コンデンサ9のファ
ン10およびサーモセンサ等の配線は、該コンデンサ室
1の側壁または上蓋に設けられたメタルコンセントによ
り外部と連絡させてもよい。尚、図示しないが、前記コ
ンデンサ室1またはダクト内には、コンデンサ9に影響
のない位置に空気加熱用のヒータを内設し、送風ファン
10をコンプレッサ11と別に単独に駆動させることに
より、循環空気の温度調節を行うようにしてもよい。
【0015】前記試験室2は、被験体Bを密封した状態
に収納するためのものであって、周壁14が絶縁板で形
成され、少なくとも正面側に耐熱性の透明ガラス14a
がシール材を介して開閉可能に設けられている。そし
て、絶縁板で形成された天板15に貫通口16が2個所
開設され、また、高電圧ケーブル17の引き込み装置1
8が2個貫通した状態に固定されている。
【0016】また、絶縁板で形成された床板19には、
中央部に円筒形のダム部20が設けられ、その中心に被
験体Bの固定台となる碍子21が立設されると共に、そ
のダム部20内の下部床面に陽圧室5と連通するドレン
穴22が開設されている。該ドレン穴22には、排水用
ポンプを接続してもよい。また、ダム部20を避けた位
置にオリフィス23が複数個開設され、該オリフィス2
3には周囲に小穴24を多数開設した防護筒25が嵌着
され、その内部に湿度センサ26が立設されている。
尚、図示しないが、他のオリフィスにも圧力センサや温
度センサ等が同様にして設けられている。また、該床板
19には、センサ類の調整穴等が設けられ常時は蓋で密
閉されている。また、この試験室2には、被験体Bに各
種センサを任意に接近させて測定できるようにマニピュ
レータ(図示せず)を内設させている。
【0017】前記噴霧器3は、試験室2内の湿度を調整
するためのものであって、本実施例では、噴霧器自体を
試験室2内に配置させている。27はこの噴霧器3へ水
を供給するエアーリフトポンプで、噴霧器3内の水位セ
ンサによって水量の不足分が供給される。この噴霧器3
は、スイッチでタイマーリレーを切り換えることによ
り、他の装置と独立して加湿を行う式と連動して行う式
が選定される。
【0018】前記シャワー装置4は、試験室2内の被験
体Bに向け降雨させるものであって、室外に設けたポン
プ28によって作動する。図1のバルブb17は、降雨
実験用ポンプ28が有する送水部に停留した不純物を含
有する水等の液体を一定時間排出するためのものであっ
て、排水用タンク8に接続してもよい。
【0019】前記陽圧室5は、試験室2内の気圧の調整
とセンサ類の配線引込み部となるものであって、前記試
験室2の下部に絶縁板で一体に設けられている。その一
方の側壁には貫通口29が2個所開設され、他方の側壁
にはリーク口や気圧計用配管引出口等が開設され、ま
た、両端部において外部と遮断した状態で配線を導入す
ることができるセンサ類の配線引き込み装置30が取付
けられている。このセンサ類(例えば図示した湿度セン
サ26)は、この陽圧室5からオリフィス23を介して
防護筒25内に立設される。このようにすることによ
り、各センサ類をできるだけ乾燥空気に晒すように設定
している。また、前記リーク口は別途エアドライアの取
付けが可能となっている。図中31は排水口である。
【0020】そして、前記コンデンサ室1の吸引側流路
9aと試験室2の貫通口16とが絶縁性が高く吸湿量の
小さな樹脂ダクト32で連通され、同様にコンデンサ室
1の排気側流路9bと陽圧室5の貫通口29とが樹脂ダ
クト33で連通されている。この陽圧室5と連通するダ
クト33には途中に押込み用の軸流ファン34がそれぞ
れ設けられている。このダクト33と前記ダクト32と
でコンデンサ室1と試験室2とが連通され空気の循環路
が形成される。
【0021】前記真空ポンプ6は、試験室2の気圧を自
在に調整するものであって、吸引路35と排気路36と
がそれぞれ切換えバルブb1,b2を介しダクト33に
連通されている。
【0022】前記水源用タンク7は、試験中に外部水源
と接続することなく噴霧器3とシャワー装置4とに水を
供給できるようにしたものであって、内部に加熱用ヒー
タ37を設けている。尚、塩害等の試験時には、この水
源用タンク7に薬液を投入するが、薬液専用のタンクを
別途設けてもよい。
【0023】前記排水タンク8は、試験中に外部排水路
と接続しなくてもよいように排水を一時留めておくもの
である。
【0024】そして、本実施例では、前記コンデンサ室
1と真空ポンプ6,水源用タンク7,排水タンク8とが
絶縁枠体38に一体に組込まれ、前記試験室2(陽圧室
5を含む)とエアリフトポンプ27,ポンプ28等が前
記絶縁枠体38とは別体に設けられた絶縁枠体39に一
体に組込まれている。図中40は絶縁用碍子である。図
中p1はコンデンサ室1の排水管、p2は排水タンク8
の入側配管、p3は同出側配管、p4は水源用タンク7
の出側配管、p5は同入側配管で端末41は水道管と連
接され、試験内容によっては、配管p6,p7を介しポ
ンプ28と連通され、または配管p8により直接水道水
をシャワー装置4等に供給したり、または、試験室2お
よび陽圧室5の洗浄に用いられる。p9はエアリフトポ
ンプ27用配管、p10は陽圧室5からの排水管、p1
1は陽圧室5の水位計である。また、配管の要所にはト
ラップを設け、急激な圧力変動による不安定動作を防止
するように設定されている。また、全ての排水経路、例
えば排水管p1,入側配管p2,排水管p10にエアー
カットバルブを設けてもよい。
【0025】図中b3〜b6は切換バルブ、b7〜b1
4はボールバルブ、b15〜b16はモータバルブ,b
17〜b22はマグネットバルブである。
【0026】また、本実施例では、前記コンプレッサや
ポンプ類、ファン類等の駆動制御やセンサ類のデータ受
信等を無線遠隔操作として従来公知の光信号によりリレ
ー回路等を作動させることにより行うようにしており、
操作盤42と試験室2の下方とにその送受信装置43,
44を備えている。また、それぞれの回路はシールドさ
れており、試験室2内、その他からの電磁波による影響
を遮断している。また排水,加湿,冷却,加熱等の制御
用回路は、送受信装置44の回路と独立しており、適宜
操作盤回路や該送受信装置の回路にノイズフィルターや
ダイオードカップリングを設け、相互の悪影響を遮断し
ている。
【0027】次に第1実施例の作用を説明する。オリフ
ィス23の必要数だけ開口し他の点検口等を閉鎖した状
態とし、また、試験時の通電電圧の高さによりダクト3
2,34を延長しコンデンサ室1を試験室2から安全域
まで離すと共に、操作盤42も送受信装置43,44が
十分機能する範囲まで離しておく。まず、碍子21に被
験体Bをセットし試験室2の密封状態を確認する。操作
盤によりコンプレッサ11を駆動しコンデンサ9を除湿
状態とする。送風ファン10と軸流ファン34を駆動し
空気を循環させる。コンデンサ室1からの乾燥空気は、
ダクト33によって、まず陽圧室5に送られ、オリフィ
ス23を介して試験室2に導入される。この場合、試験
室2内の空気は、同時にダクト32によって吸引される
から、室内は陽圧室5より低くなる。
【0028】次に真空ポンプ6を駆動し一方のバルブb
1で吸引路35をダクト33と連通させ、排気路36を
大気に解放してダクト33から循環空気を吸引し試験室
2内を所定の気圧に調整する。この後、噴霧器3を作動
させ、試験室内空気を加湿する。この場合、湿度センサ
26やその他のセンサ類は、コンデンサ室1からの除湿
された空気によって乾燥空気に晒されるから安全であ
る。そして、室内が所定の湿度となった後、送電装置の
スイッチを入れ被験体Bに高電圧を送電して高湿度中の
絶縁破壊試験を行う。
【0029】試験中は、ガラス14aから内部を観察
し、光信号によってマニピュレータを操作してセンサ類
を被験体近くまで接近させ電位を確認する。また、各セ
ンサ類のデータは光信号によって操作盤42の送受信装
置43で受信され記録される。
【0030】また、噴霧器3へは、バルブb13を開き
水源用タンク7からエアリフトポンプ27を介し適宜給
水される。コンデンサ室1と試験室2からの排水は排水
タンク8に集められる。
【0031】次に、降雨試験の場合は、ポンプ28を駆
動し、水源用タンク7からシャワー装置4に供給する。
この場合も各部の排水は排水タンク8に集められる。ま
た、一定量までなると通電停止時にバルブb20を開き
外部へ排出させる。尚、塩害の試験等の場合には、バル
ブb7とバルブb10を介し試験室内の排水を水源用タ
ンク7に戻すことにより循環使用することができる。
【0032】また、試験室内の温度調整は、コンデンサ
1の作動時間や軸流ファン34の作動時間,または流速
等の調節、またはコンデンサ室に設けたヒータの点火等
により調整され、また降雨時においては、水源用タンク
7内のヒータ37を点火してシャワーの水温も調節す
る。
【0033】次に、乾燥状態での試験では、噴霧器3や
シャワー装置4の作動を停止し、コンデンサ室1からの
乾燥空気のみによって行われるが、リーク口にエアドラ
イヤーを接続して乾燥を補助させ、試験を促進させるこ
とができる。尚、低電圧で漏電等の事故が想定されない
ような試験では、配管p5の端末41に水道を連結する
ことにより連続的に試験を行うことができる。
【0034】次に図4に基づいて第2実施例を説明す
る。図において、50は操作盤42側の送受信装置43
に設けた発光・受光素子部、51は試験室2側の送受信
装置44に設けた発光・受光素子部、52は前記操作盤
42側の発光・受光素子部50と試験室2側の発光・受
光素子部51とを光学的に接続する光ファイバーケーブ
ルである。尚、その他の構成は第1実施例と同じである
からその説明は省略する。
【0035】本実施例では、駆動部の制御や測定データ
の送受信を光ファイバーケーブル52を介して行うもの
である。この場合、光ファイバーケーブル52は電気的
に絶縁されているから、万一試験室2側で漏電があって
も、操作盤42を操作する者を感電事故から守ることが
できる。また、外乱に影響されることなく、誤動作のな
い正確な制御と測定データの送受信を行うことができ
る。
【0036】以上、本発明の実施例を説明してきたが、
本発明の具体的な構成はこの実施例に限定されるもので
はなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があ
っても本発明に含まれる。配管の具体的ルートは任意に
設定される。また、バルブ類の種類や取付けも任意であ
る。
【0037】真空ポンプ6や水源用タンク7、排水タン
ク8、ポンプ28の配置等も任意である。また、水源用
タンク7内に冷却装置を設けてもよい。
【0038】遠隔操作は、光信号に限らず超音波等も有
効である。また、ケーブル等の導線で有線的に接続して
もよい。この場合、絶縁トランス等を使用することがで
きる。また、絶縁を十分にした場合は、機械的操作をし
てもよい。
【0039】試験室2内の気圧は、ダクト32とダクト
33を逆に接続することにより設定することもできる。
また、ダクト形状も任意である。
【0040】噴霧器3の形式や配置は任意であり、例え
ば超音波加湿器等も使用することができる。
【0041】軸流ファン34等の部位のダクトの内壁面
に環状溝を設け、該軸流ファンから発生する汚水を排水
口31を介さずに排水タンク8に誘導してもよい。
【0042】実験室2の天板15は耐熱ガラスを使用し
てもよい。また、電離放射線を遮蔽するため鉛ガラスを
使用してもよい。また、容積が十分大きく得られる場合
は電磁遮蔽のため金属板を使用してもよい。また、これ
等を混用してもよい。
【0043】流路(例えば排気路36)に特定ガス(例
えば水素ガス)の検出装置を設けてもよい。
【0044】ダクトや冷機の密閉容器、実験室内等の材
質は電気的絶縁性材質の他、化学的安定性の高い材質
(例えば、ポリエチレン、塩化ビニール、テフロン)が
望ましい。
【0045】実験室2の形状は任意であり、風洞状に形
成し流路の適宜個所に整流器や変流器を設けてもよい。
また、陽圧室の取付位置も任意である。
【0046】尚、該装置は、耐電圧試験の他、生物学的
応用として、培養、生化学実験、化学的分野として薬品
の化合、反応、特に電気化学的反応実験等にも使用する
ことができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明請求項1
記載の耐環境試験装置にあっては、前記構成としたた
め、試験室内を容易に必要な自然状態、例えば山岳地帯
や高山の山頂等の気象状態に設定して耐電圧等の試験を
することができる。また、特に、コンデンサを高電圧充
電部から隔離して配置したので、ダクト長さが長くなり
安全であるし、保守保全にとって有利となる。また、各
種センサは露結しにくい陽圧室から配線を導入し、その
配置も乾燥空気に晒するように設定すると、正確に作動
させることができるし、また安全である。また、試験中
の給水や排水も絶縁枠体に設けたタンクによって行うの
で、高電圧による地絡事故等を防止し安全に作業するこ
とができる等という効果が得られる。また、請求項2記
載の耐環境試験装置にあっては、前記構成としたため、
操作員は試験装置から完全に離れ安全区域にあって操作
できるという効果が得られる。また、請求項3記載の耐
環境試験装置にあっては、万一実験室側に漏電があって
も操作盤を操作する者を感電事故から守ることができ
る。また、外乱に影響されることなく誤動作のない正確
な制御と測定データの送受信を行うことができる等の効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の耐環境試験装置を示す一部切欠側
面図である。
【図2】同上の耐環境試験装置を示す一部切欠平面図で
ある。
【図3】同上の要部の一部拡大断面図である。
【図4】第2実施例の要部を示す説明図である。
【符号の説明】
A 耐環境試験装置 B 被験体 1 コンデンサ室 2 試験室 3 噴霧器 4 シャワー装置 5 陽圧室 6 真空ポンプ 7 水源用タンク 8 排水タンク 9 コンデンサ 9a コンデンサ室の吸引側流路 9b コンデンサ室の排気側流路 13 絶縁台 18 高電圧ケーブルの引込装置 23 オリフィス 30 配線引込み装置 32 樹脂ダクト 33 樹脂ダクト 38 絶縁枠体 39 絶縁枠体 40 絶縁用碍子 43 操作用の光信号送受信装置 44 操作用の光信号送受信装置 50 操作盤側の発光・受光素子 51 試験室側の発光・受光素子 52 光ファイバーケーブル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空調用コンデンサを密閉し絶縁枠体上に
    設けられたコンデンサ室と;絶縁枠体上に設けられ、か
    つ密閉可能に形成されて前記コンデンサ室と絶縁状態で
    隔離された位置に配置され該コンデンサ室の一方の流路
    と絶縁状態で連通されると共に、高圧受電部が設けられ
    た試験室と;前記試験室と一体に設けられて該試験室と
    オリフィスで連通され前記コンデンサ室の他方の流路と
    絶縁状態で連通された陽圧室と;前記試験室内を加湿す
    る噴霧器と;前記試験室内に降雨させるシャワー装置
    と;前記コンデンサ室と陽圧室とを連通する流路に連通
    された真空ポンプと;絶縁枠体上に設けられ前記噴霧器
    やシャワー装置の水源用タンクと;絶縁枠体上に設けら
    れ前記試験室やコンデンサ室からの排水を貯留する排水
    タンクと;を備えたことを特徴とする耐環境試験装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の耐環境試験装置におい
    て、駆動部の制御と測定データの受信とを無線遠隔操作
    で行う操作盤を備えたことを特徴とする耐環境試験装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の耐環境試験装置におい
    て、前記無線遠隔操作で行う操作盤に代え光ファイバー
    ケーブルによる遠隔操作で行う操作盤を備えたことを特
    徴とする耐環境試験装置。
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