JP5328098B2 - 建物の換気システム - Google Patents
建物の換気システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP5328098B2 JP5328098B2 JP2006342795A JP2006342795A JP5328098B2 JP 5328098 B2 JP5328098 B2 JP 5328098B2 JP 2006342795 A JP2006342795 A JP 2006342795A JP 2006342795 A JP2006342795 A JP 2006342795A JP 5328098 B2 JP5328098 B2 JP 5328098B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- building
- equipment
- ventilation
- air
- atmospheric environment
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Ventilation (AREA)
Description
本発明によれば、大気環境が良好な地域の空気を、建物と連絡する連絡通路を通じて建物内に送気するので、安価に建物内を換気することができる。連絡通路は、建物の付帯設備であり、さらに連絡通路が地下の場合には、通常、酸欠防止のための送風機が付設されているので、その送風機を流用すれば、吸気口の追設のみで本発明を実施することができる。よって大気をろ過、洗浄するクリーンルーム方式と比較し、設備及びメンテナンスの費用を大幅に低減することができる。さらに既設の建物にも容易に適用することができる。また建物を換気するとき、建物の内部圧力が外部の大気圧力を上回るように送気するので、建物自体のシール性が低い場合でも人又は機器に悪影響を及ぼす建物周囲の大気が、建物内に浸入することがなく、換気を効果的に行うことができる。
また本発明によれば、建物は、機器を収納する建物であって、大気環境の影響を受けやすい機器を収納した区画と大気環境の影響を受けにくい機器を収納した区画とに分離する建物内に設けた仕切壁と、両区画を連通させるための仕切壁に設けた通風口と、を有し、送風機からの送気が最初に大気環境の影響を受けやすい機器を収納した区画に流入し、次いで通風口を通じて大気環境の影響を受けにくい機器を収納した区画に流入し、最終的に換気口又は換気ファンを通じて建物外に放出されるので、大気環境の影響を受けやすい機器を重点的に保護することができる。また仮に大気環境の影響を受けにくい機器を収納した区画内の空気が汚染されたとしても、その空気は大気環境の影響を受けやすい機器を収納した区画を経由せず、直接、屋外に排出されるので大気環境の影響を受けやすい機器を十分に保護することができる。
また本発明によれば、建物は、機器を収納する建物であって、大気環境の影響を受けやすい機器と大気環境の影響を受けにくい機器とが別々のフロアに収納されており、大気環境の影響を受けやすい機器が収納されたフロアと大気環境の影響を受けにくい機器が収納されたフロアとは、階段及び/又は通風口を介して連通し、送風機からの送気が最初に大気環境の影響を受けやすい機器を収納したフロアに流入し、次いで階段及び/又は通風口を通じて大気環境の影響を受けにくい機器を収納したフロアに流入し、最終的に換気口又は換気ファンを通じて建物外に放出されるので、大気環境の影響を受けやすい機器を重点的に保護することができる。また仮に大気環境の影響を受けにくい機器を収納したフロアの空気が汚染されたとしても、その空気は大気環境の影響を受けやすい機器を収納したフロアを経由せず、直接、屋外に排出されるので大気環境の影響を受けやすい機器を十分に保護することができる。
また本発明によれば、建物は、機器を収納する建物であって、大気環境の影響を受けやすい機器と大気環境の影響を受けにくい機器とが別々のフロアに収納されており、大気環境の影響を受けやすい機器が収納されたフロアと大気環境の影響を受けにくい機器が収納されたフロアとは、階段及び/又は通風口を介して連通し、送風機からの送気が最初に大気環境の影響を受けやすい機器を収納したフロアに流入し、次いで階段及び/又は通風口を通じて大気環境の影響を受けにくい機器を収納したフロアに流入し、最終的に換気口又は換気ファンを通じて建物外に放出されるので、大気環境の影響を受けやすい機器を重点的に保護することができる。また仮に大気環境の影響を受けにくい機器を収納したフロアの空気が汚染されたとしても、その空気は大気環境の影響を受けやすい機器を収納したフロアを経由せず、直接、屋外に排出されるので大気環境の影響を受けやすい機器を十分に保護することができる。
また本発明によれば、吸気口以外の部分からケーブルダクト内又は連絡通路内に大気が漏込むことを防止するシール手段を備えているので、人又は機器に悪影響を及ぼす大気が漏れ込んで清浄な大気が汚染されたり、大気温度が大幅に上昇することもない。例えば、ケーブルダクトの接続部に隙間がある場合、連絡通路が枝分かれし複数の建物に接続されている場合でも、隙間及び換気対象以外の建物に通じるケーブルダクト又は連絡通路はシールされているので吸気口以外の部分から人又は機器に悪影響を及ぼす大気を吸い込むことはない。
と接続する。吸気ダクト42は、放水路モニター棟10に送気する換気用の空気の取り込むためのものであって、吸気口41から取り込まれた空気は、放水路モニター棟10に送られる。このため、吸気口41は、塩分などを含まない清浄な空気を取り込める場所にあることが必要であり、本実施形態では、発電所本館50の直ぐ側に設けられている。発電所本館50は、発電所の管理運営を行う重要な役割を担っており、塩害、波浪の影響を受けないように、海から離れた場所に建設されている。そのため、通常の天候では、発電所本館50周辺での塩害はほとんど無視できる。吸気口41は、清浄な空気を取り込める場所にあれば、特定の場所に限定されないことは当然であるが、吸気ダクト42を発電所本館50の側面に設けることで、ケーブルダクト30との距離が近く、取り付けも容易となり、結果として低コストで実施することができる。
10、70 放水路モニター棟
12、72 サンプリング室
13、73 電気盤室
19 開口部
20 仕切壁
30 ケーブルダクト
33 シール手段
41 吸気口
43 送風機
45 換気ファン
77 階段
80 連絡通路
Claims (5)
- 人又は機器に悪影響を及ぼす大気環境下にある建物の換気システムであり、前記建物と連絡する連絡通路を送気流路として利用した建物の換気システムであって、
前記連絡通路と、
大気環境が良好な地域に設けられ前記連絡通路と接続する吸気口と、
前記吸気口から吸引した換気用の空気を前記連絡通路を通じて前記建物に送る送風機と、
前記建物に設けた換気口又は換気ファンと、を含み、
前記建物を換気するとき前記建物の内部圧力が外部の大気圧力を上回るように送気することを特徴とする建物の換気システム。 - 前記建物は、機器を収納する建物であって、大気環境の影響を受けやすい機器を収納した区画と大気環境の影響を受けにくい機器を収納した区画とに分離する建物内に設けた仕切壁と、両区画を連通させるための前記仕切壁に設けた通風口と、を有し、
前記送風機からの送気が、最初に大気環境の影響を受けやすい機器を収納した区画に流入し、次いで前記通風口を通じて大気環境の影響を受けにくい機器を収納した区画に流入し、最終的に前記換気口又は前記換気ファンを通じて建物外に放出されることを特徴とする請求項1に記載の建物の換気システム。 - 前記建物は、機器を収納する建物であって、大気環境の影響を受けやすい機器と大気環境の影響を受けにくい機器とが別々のフロアに収納されており、大気環境の影響を受けやすい機器が収納されたフロアと大気環境の影響を受けにくい機器が収納されたフロアとは、階段及び/又は通風口を介して連通し、
前記送風機からの送気が、最初に大気環境の影響を受けやすい機器が収納されたフロアに流入し、次いで前記階段及び/又は通風口を通じて大気環境の影響を受けにくい機器が収納されたフロアに流入し、最終的に前記換気口又は前記換気ファンを通じて建物外に放出されることを特徴とする請求項1に記載の建物の換気システム。 - 前記建物に電気、水、ガスなどを供給する配線、配管を収納し前記建物と接続するケーブルダクトを備え、前記連絡通路に代え前記ケーブルダクトを送気流路とし、
前記吸気口は、大気環境が良好な地域に設けられ前記ケーブルダクトと接続し、
前記送風機は、前記吸気口から吸引した換気用の空気を、前記ケーブルダクトを通じて前記建物に送ることを特徴とする請求項3に記載の建物の換気システム。 - 請求項1から3のいずれか1に記載の連絡通路又は請求項4に記載のケーブルダクトは、前記吸気口以外の部分から、前記連絡通路内又は前記ケーブルダクト内に大気が漏込むことを防止するシール手段を備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか1に記載の建物の換気システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006342795A JP5328098B2 (ja) | 2006-12-20 | 2006-12-20 | 建物の換気システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006342795A JP5328098B2 (ja) | 2006-12-20 | 2006-12-20 | 建物の換気システム |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013011676A Division JP2013108749A (ja) | 2013-01-25 | 2013-01-25 | 建物の換気システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008151482A JP2008151482A (ja) | 2008-07-03 |
JP5328098B2 true JP5328098B2 (ja) | 2013-10-30 |
Family
ID=39653827
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006342795A Expired - Fee Related JP5328098B2 (ja) | 2006-12-20 | 2006-12-20 | 建物の換気システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5328098B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5777254B2 (ja) * | 2012-01-31 | 2015-09-09 | 大成建設株式会社 | 空調システムおよびクリーンルーム |
CN111338253A (zh) * | 2020-03-10 | 2020-06-26 | 南京高立工程机械有限公司 | 升降式地埋环网柜的智能一体化管理系统及控制方法 |
JP7243693B2 (ja) * | 2020-07-28 | 2023-03-22 | トヨタ自動車株式会社 | 換気システム |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6122207Y2 (ja) * | 1980-12-23 | 1986-07-03 | ||
JPS62103233U (ja) * | 1985-12-18 | 1987-07-01 | ||
JPS62154293U (ja) * | 1986-03-24 | 1987-09-30 | ||
JPH03156035A (ja) * | 1989-11-10 | 1991-07-04 | Manabu Fujiwara | マンホール管理システム並びにこれに用いるマンホール蓋構造 |
JP3695036B2 (ja) * | 1997-01-23 | 2005-09-14 | 株式会社間組 | トンネルの換気による排煙方法 |
JP2001153415A (ja) * | 1999-11-26 | 2001-06-08 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 換気空調システム及び換気空調方法 |
JP4876211B2 (ja) * | 2001-04-19 | 2012-02-15 | 株式会社横河ブリッジ | 鋼製橋梁の閉断面部用換気装置 |
-
2006
- 2006-12-20 JP JP2006342795A patent/JP5328098B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008151482A (ja) | 2008-07-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101596813B1 (ko) | 지중배전선로의 맨홀 배수 및 환풍 시스템 | |
JP5328098B2 (ja) | 建物の換気システム | |
JP4784181B2 (ja) | 換気装置及び建物 | |
KR20190122605A (ko) | 결로방지 및 빗물유입방지가 가능한 맞춤형 토양 라돈가스 배출 시스템 | |
KR20180063813A (ko) | 창문형 공기청정기 및 그것의 제어방법 | |
JP2009293880A (ja) | 熱交換換気装置 | |
CN103806692A (zh) | 模块化数字智能消毒气闸室 | |
KR20120109873A (ko) | 옥내의 환기시스템 및 그 제연 방법 | |
KR101847426B1 (ko) | 지하공간 환기 기능을 갖는 공동주택용 배기장치 | |
CN212132664U (zh) | 室内环境智能净化调控装置 | |
CN105056429A (zh) | 一种地下变电站的防火通风排烟系统 | |
JP2013108749A (ja) | 建物の換気システム | |
Mahler et al. | Results of the evaluation study DeAL decentralized facade integrated ventilation systems | |
CN110262317A (zh) | 基于大数据的配电房环境监测系统 | |
KR101447097B1 (ko) | 무동력 폐열회수형 환기장치 | |
JP2009281116A (ja) | 建築物の換気構造 | |
JP5266494B2 (ja) | 建築物の換気構造 | |
JPH1083493A (ja) | 住宅セーフティシステム | |
KR20170115418A (ko) | 연동형 관내 복합 환기시스템 | |
CN216122095U (zh) | 一种励磁交直流母线绝缘提升系统 | |
KR20200027201A (ko) | 실내의 유독가스 절감시스템 | |
CN214249808U (zh) | 一种集成风阀的组合式空调机组 | |
JP2004164603A (ja) | 建物の警備装置 | |
JPS60174444A (ja) | 屋外設置型無人電気機械室防護装置 | |
JP4432561B2 (ja) | 住宅用換気システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20091217 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100310 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110831 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110906 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20111028 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120507 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120611 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20121212 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130125 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130722 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130723 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5328098 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |