JPH06264106A - 板状焼結製品の製造方法 - Google Patents
板状焼結製品の製造方法Info
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- JPH06264106A JPH06264106A JP5097893A JP5097893A JPH06264106A JP H06264106 A JPH06264106 A JP H06264106A JP 5097893 A JP5097893 A JP 5097893A JP 5097893 A JP5097893 A JP 5097893A JP H06264106 A JPH06264106 A JP H06264106A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 粉末又は粉末成形体でなる板状の処理物を、
厚み方向両面から耐熱性板材で挟持し、これを金属箔で
形成される箔カプセル内に収容した後、前記箔カプセル
内部を真空脱気して密封し、次いで、前記箔カプセルを
熱間等方加圧処理する。 【効果】 処理物と耐熱性板材との接触面で発生する摩
擦力により面方向の収縮を制限し、処理物を厚さ方向に
選択的に圧縮できる。よって、従来、処理物の面方向の
収縮により発生した箔カプセルのシワの発生を防止でき
る。その結果、シワに起因する焼結製品の周縁部や上下
面の平面度の低下、いびつな変形等を防止でき、寸法形
状精度に優れた高密度の薄板状焼結体を製造できる。
厚み方向両面から耐熱性板材で挟持し、これを金属箔で
形成される箔カプセル内に収容した後、前記箔カプセル
内部を真空脱気して密封し、次いで、前記箔カプセルを
熱間等方加圧処理する。 【効果】 処理物と耐熱性板材との接触面で発生する摩
擦力により面方向の収縮を制限し、処理物を厚さ方向に
選択的に圧縮できる。よって、従来、処理物の面方向の
収縮により発生した箔カプセルのシワの発生を防止でき
る。その結果、シワに起因する焼結製品の周縁部や上下
面の平面度の低下、いびつな変形等を防止でき、寸法形
状精度に優れた高密度の薄板状焼結体を製造できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粉末焼結法によりター
ゲットなどの薄板状の焼結部材を製造する技術に関する
ものであり、特に、焼結手段として、熱間等方加圧(H
IP)法を用いて寸法精度よく高密度の薄板状製品を得
る板状焼結製品の製造方法に関するものである。
ゲットなどの薄板状の焼結部材を製造する技術に関する
ものであり、特に、焼結手段として、熱間等方加圧(H
IP)法を用いて寸法精度よく高密度の薄板状製品を得
る板状焼結製品の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の薄膜コーティング技術の普及に伴
い、スパッタリング等のコーティング装置は、大量生産
用に大型化が進んでいる。これに伴いターゲットも大型
化している。例えば、標準的なターゲットでも20cm
×60cm×0.6cm程度の大きさになっている。生
産性の観点から、長さ2mといったさらに大きなターゲ
ットのニーズも増大している。
い、スパッタリング等のコーティング装置は、大量生産
用に大型化が進んでいる。これに伴いターゲットも大型
化している。例えば、標準的なターゲットでも20cm
×60cm×0.6cm程度の大きさになっている。生
産性の観点から、長さ2mといったさらに大きなターゲ
ットのニーズも増大している。
【0003】このようなターゲットは、一般に高融点金
属粉末やセラミックス粉末を原料とする焼結方法によ
り、すなわち粉末冶金的な手法で製造されている。ター
ゲットの他、セラミックスなどの切削加工や切断に用い
られる砥石やブレードの一部も焼結方法により製造され
ている。ターゲットやブレード等は、いずれも高密度で
密度ムラがないことが要求される。特に、ターゲットで
は、密度のムラがあると、ターゲットの消耗が不均一に
なるからである。また、ターゲットは減圧下で使用され
ることから、使用時にガスが発生しないことが要求され
る。このような要求を満足すべく、焼結時に圧力を加え
るホットプレス法を利用した製造方法が多く利用されて
いる。
属粉末やセラミックス粉末を原料とする焼結方法によ
り、すなわち粉末冶金的な手法で製造されている。ター
ゲットの他、セラミックスなどの切削加工や切断に用い
られる砥石やブレードの一部も焼結方法により製造され
ている。ターゲットやブレード等は、いずれも高密度で
密度ムラがないことが要求される。特に、ターゲットで
は、密度のムラがあると、ターゲットの消耗が不均一に
なるからである。また、ターゲットは減圧下で使用され
ることから、使用時にガスが発生しないことが要求され
る。このような要求を満足すべく、焼結時に圧力を加え
るホットプレス法を利用した製造方法が多く利用されて
いる。
【0004】ここで、ホットプレス法とは、セラミック
ス製又は黒鉛製の成形型の中に処理物たる粉末を充填
し、セラミックス製又は黒鉛製のパンチを用いて一軸加
圧しつつ外部から抵抗線加熱ヒータや誘導加熱法を用い
て昇温して焼結を行う方法である。ホットプレス法は一
軸加圧であるため、処理物と成形型との摩擦力により軸
方向の圧力伝播に制限されるので、軸方向の厚みが薄い
処理物への適用が効果的である。また、成形型の強度に
もよるが、面積が10cm2 のように小さな処理物であ
れば、数百kgf/cm2 程度のかなりの高圧で圧縮し
ながら焼結することができる。このようにホットプレス
法では、高密度の薄型焼結体を製造できるという利点が
あり、一般的な大きさのターゲットである厚みが6mm
程度、直径15cm程度で、面積が200cm2 程度の
ものの製造には適している。しかし、耐熱性の材料から
なる成形型とパンチが必要なことから、現在のところ、
直径が30cmを越える大型製品の製造は困難であり、
近年高まりつつある大型のターゲットのニーズに応える
ことができない。
ス製又は黒鉛製の成形型の中に処理物たる粉末を充填
し、セラミックス製又は黒鉛製のパンチを用いて一軸加
圧しつつ外部から抵抗線加熱ヒータや誘導加熱法を用い
て昇温して焼結を行う方法である。ホットプレス法は一
軸加圧であるため、処理物と成形型との摩擦力により軸
方向の圧力伝播に制限されるので、軸方向の厚みが薄い
処理物への適用が効果的である。また、成形型の強度に
もよるが、面積が10cm2 のように小さな処理物であ
れば、数百kgf/cm2 程度のかなりの高圧で圧縮し
ながら焼結することができる。このようにホットプレス
法では、高密度の薄型焼結体を製造できるという利点が
あり、一般的な大きさのターゲットである厚みが6mm
程度、直径15cm程度で、面積が200cm2 程度の
ものの製造には適している。しかし、耐熱性の材料から
なる成形型とパンチが必要なことから、現在のところ、
直径が30cmを越える大型製品の製造は困難であり、
近年高まりつつある大型のターゲットのニーズに応える
ことができない。
【0005】ホットプレス法では製造できないような大
型製品で高密度な焼結製品を製造することができる方法
として、高温下でガス圧力を用いて加圧するHIP法が
ある。HIP法は、1970年代から粉末高速度鋼のビ
レット製造などに利用されており、現在、直径1m程度
で高さも3m程度の装置が既に稼働している。ターゲッ
トとしては、例えば、クロムターゲットがHIP法で製
造されている。
型製品で高密度な焼結製品を製造することができる方法
として、高温下でガス圧力を用いて加圧するHIP法が
ある。HIP法は、1970年代から粉末高速度鋼のビ
レット製造などに利用されており、現在、直径1m程度
で高さも3m程度の装置が既に稼働している。ターゲッ
トとしては、例えば、クロムターゲットがHIP法で製
造されている。
【0006】ここで、HIP法とは、厚さ数mmから1
cmの鋼製の容器の中に処理物たる粉末を充填して、1
000〜1200℃の温度で1000kgf/cm2 と
いった大きな圧力を等方的に作用させて成形する方法で
ある。HIP法による薄板状のターゲットの一般的製造
方法としては、円柱状もしくは角柱状のカプセルを使用
して一旦ブロック状の焼結体を製造し、得られたブロッ
ク状の焼結体をワイヤカット法などによりスライシング
して板状にする方法がある。また、特開平3−9400
2号公報等に、厚さ0.1mm程度の金属箔を袋状に形
成したカプセルを用いて薄板状の焼結体を直接製造する
HIP処理方法が提案されている。この方法の一例を図
2に基づいて説明する。厚さ0.3mm以下の2枚の金
属箔2、2を、開口部3を残すように他の周縁部をシー
ム溶接して形成した袋状のカプセル1内に、開口部3か
ら処理物たる粉末成形体4を収容し(図2(a))、開
口部3に真空脱気手段5を気密に接続して内部を真空引
きしつつシーム溶接法により密封する(図2(b))。
次いで、溶接部6より真空脱気手段5側の位置7で箔カ
プセルを切断した後(図2(c))、HIP処理に供す
る(図2(d))。
cmの鋼製の容器の中に処理物たる粉末を充填して、1
000〜1200℃の温度で1000kgf/cm2 と
いった大きな圧力を等方的に作用させて成形する方法で
ある。HIP法による薄板状のターゲットの一般的製造
方法としては、円柱状もしくは角柱状のカプセルを使用
して一旦ブロック状の焼結体を製造し、得られたブロッ
ク状の焼結体をワイヤカット法などによりスライシング
して板状にする方法がある。また、特開平3−9400
2号公報等に、厚さ0.1mm程度の金属箔を袋状に形
成したカプセルを用いて薄板状の焼結体を直接製造する
HIP処理方法が提案されている。この方法の一例を図
2に基づいて説明する。厚さ0.3mm以下の2枚の金
属箔2、2を、開口部3を残すように他の周縁部をシー
ム溶接して形成した袋状のカプセル1内に、開口部3か
ら処理物たる粉末成形体4を収容し(図2(a))、開
口部3に真空脱気手段5を気密に接続して内部を真空引
きしつつシーム溶接法により密封する(図2(b))。
次いで、溶接部6より真空脱気手段5側の位置7で箔カ
プセルを切断した後(図2(c))、HIP処理に供す
る(図2(d))。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、HIP法で板
状焼結製品を製造する場合にも、次のような欠点があ
る。鋼製容器を用いるHIP法では、処理物が大きくて
も、パスカルの原理により、1000kgf/cm2 と
いった大きな圧力を作用させることができることから、
鋼製容器として、比較的安価な軟鋼製の鋼管や厚さ数m
mの板を用いて製作した容器が一般に用いられる。この
場合、容器自体の変形強度が大きいため、圧力媒体たる
ガスにより等方加圧されても、相似的に収縮できず、内
部の処理物がいびつに変形してしまう。よって、板状の
最終製品を得るためには後加工が必要となる。また、こ
のような容器を用いる場合、HIP処理後、この容器を
除去するために、容器を旋盤加工により削り取ったり、
酸などで溶かす作業が必要となり面倒である。特に、処
理物がいびつに変形してしまった場合では、容器の除去
作業が極めて煩雑になり、ひいては板状製品の生産性低
下の原因となっている。
状焼結製品を製造する場合にも、次のような欠点があ
る。鋼製容器を用いるHIP法では、処理物が大きくて
も、パスカルの原理により、1000kgf/cm2 と
いった大きな圧力を作用させることができることから、
鋼製容器として、比較的安価な軟鋼製の鋼管や厚さ数m
mの板を用いて製作した容器が一般に用いられる。この
場合、容器自体の変形強度が大きいため、圧力媒体たる
ガスにより等方加圧されても、相似的に収縮できず、内
部の処理物がいびつに変形してしまう。よって、板状の
最終製品を得るためには後加工が必要となる。また、こ
のような容器を用いる場合、HIP処理後、この容器を
除去するために、容器を旋盤加工により削り取ったり、
酸などで溶かす作業が必要となり面倒である。特に、処
理物がいびつに変形してしまった場合では、容器の除去
作業が極めて煩雑になり、ひいては板状製品の生産性低
下の原因となっている。
【0008】一方、金属箔カプセルを用いるHIP法で
は、ターゲットのような薄板状の焼結体でも一枚毎に成
形できるという利点がある。また、箔カプセルはHIP
処理後、はさみ等で簡単に除去できることから、カプセ
ルの除去作業が簡便であるという利点がある。しかし、
HIP処理により処理物が収縮するのに対してカプセル
はそれ程収縮しないためにカプセルにシワが発生すると
いう問題がある。例えば、HIP処理前は図3(a)に
示すようにシワのない状態で密封していても、HIP処
理により、処理物4は収縮するが、箔カプセル1自体は
収縮しないために、図3(b)に示すように、カプセル
1の周縁部がシワ8になったり、さらには、処理物4の
上面に密着しているカプセルの金属箔部分もシワにな
る。このため、得られる製品4’の周縁部、さらには製
品4’の上面部分にも不均一なシワが発生したりするな
ど平面度の向上に限界がある。このことから、箔カプセ
ルを用いるHIP法も、得られる焼結体製品の寸法精度
や製品製造の再現性の点で、満足し得るものではない。
は、ターゲットのような薄板状の焼結体でも一枚毎に成
形できるという利点がある。また、箔カプセルはHIP
処理後、はさみ等で簡単に除去できることから、カプセ
ルの除去作業が簡便であるという利点がある。しかし、
HIP処理により処理物が収縮するのに対してカプセル
はそれ程収縮しないためにカプセルにシワが発生すると
いう問題がある。例えば、HIP処理前は図3(a)に
示すようにシワのない状態で密封していても、HIP処
理により、処理物4は収縮するが、箔カプセル1自体は
収縮しないために、図3(b)に示すように、カプセル
1の周縁部がシワ8になったり、さらには、処理物4の
上面に密着しているカプセルの金属箔部分もシワにな
る。このため、得られる製品4’の周縁部、さらには製
品4’の上面部分にも不均一なシワが発生したりするな
ど平面度の向上に限界がある。このことから、箔カプセ
ルを用いるHIP法も、得られる焼結体製品の寸法精度
や製品製造の再現性の点で、満足し得るものではない。
【0009】本発明は、このような技術的背景に鑑みて
なされたものであり、その目的とするところは、HIP
法の利用により高密度で比較的大きな板状製品を製造す
る方法であって、HIP処理後の容器の除去が簡便で、
HIP処理によるシワの発生を防止し、寸法精度が向上
した板状焼結製品の製造方法を提供することを目的とす
ることにある。
なされたものであり、その目的とするところは、HIP
法の利用により高密度で比較的大きな板状製品を製造す
る方法であって、HIP処理後の容器の除去が簡便で、
HIP処理によるシワの発生を防止し、寸法精度が向上
した板状焼結製品の製造方法を提供することを目的とす
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の板状焼結製品の
製造方法は、粉末又は粉末成形体でなる板状の処理物
を、厚み方向両面から耐熱性板材で挟持し、これを金属
箔で形成される箔カプセル内に収容した後、前記箔カプ
セル内部を真空脱気して密封し、次いで、前記箔カプセ
ルを熱間等方加圧処理することを特徴とする。
製造方法は、粉末又は粉末成形体でなる板状の処理物
を、厚み方向両面から耐熱性板材で挟持し、これを金属
箔で形成される箔カプセル内に収容した後、前記箔カプ
セル内部を真空脱気して密封し、次いで、前記箔カプセ
ルを熱間等方加圧処理することを特徴とする。
【0011】
【作用】処理物を厚み方向両面から耐熱性板材で挟持し
た状態でHIP処理すると、処理物と耐熱性板材との摩
擦力により処理物の面方向の収縮が抑制される。面方向
の収縮が抑制されることにより、箔カプセルの周縁部や
面上のシワの発生が防止される。よって、カプセルのシ
ワに起因する処理物のいびつな変形や平面度の低下を防
止できる。
た状態でHIP処理すると、処理物と耐熱性板材との摩
擦力により処理物の面方向の収縮が抑制される。面方向
の収縮が抑制されることにより、箔カプセルの周縁部や
面上のシワの発生が防止される。よって、カプセルのシ
ワに起因する処理物のいびつな変形や平面度の低下を防
止できる。
【0012】一方、面方向の収縮抑制により、処理物は
厚み方向に選択的に収縮される。従って、本発明の製造
方法により、形状保持性、寸法精度に優れた薄板状焼結
製品を製造できる。
厚み方向に選択的に収縮される。従って、本発明の製造
方法により、形状保持性、寸法精度に優れた薄板状焼結
製品を製造できる。
【0013】
【実施例】HIP処理で変形をおこしにくい材料すなわ
ち耐熱性材料からなる板材(以下、単に「耐熱性板材」
という)で処理物を挟持した状態では、耐熱性板材と処
理物との接触面に大きな摩擦力が発生する。この摩擦力
により、処理物の面方向の移動、すなわちHIP処理に
よる面方向の収縮が拘束される。一方、面方向と同様の
圧力が処理物の厚み方向にもかかっていることから、処
理物は摩擦力による拘束がない方向、すなわち厚み方向
に選択的に収縮する。なお、摩擦力の大きさは面積に比
例することから、板状の処理物のように上下両面と側面
の面積が異なる処理物を面積が大きい方の面(厚み方
向)から挟持することにより、摩擦力による拘束力の効
果がより効果的に発揮される。本発明者らは、このよう
な現象を見出し、この現象を利用することにより、本発
明の完成に到った。
ち耐熱性材料からなる板材(以下、単に「耐熱性板材」
という)で処理物を挟持した状態では、耐熱性板材と処
理物との接触面に大きな摩擦力が発生する。この摩擦力
により、処理物の面方向の移動、すなわちHIP処理に
よる面方向の収縮が拘束される。一方、面方向と同様の
圧力が処理物の厚み方向にもかかっていることから、処
理物は摩擦力による拘束がない方向、すなわち厚み方向
に選択的に収縮する。なお、摩擦力の大きさは面積に比
例することから、板状の処理物のように上下両面と側面
の面積が異なる処理物を面積が大きい方の面(厚み方
向)から挟持することにより、摩擦力による拘束力の効
果がより効果的に発揮される。本発明者らは、このよう
な現象を見出し、この現象を利用することにより、本発
明の完成に到った。
【0014】本発明の方法を図1に基づいて説明する。
図1は、板状の処理物11を2枚の耐熱性板材12、1
2で挟持し、これを2枚の金属箔13、13の周縁部を
溶接して形成した箔カプセル14に収容した状態を示し
ている。図1中、15は溶接された部分である。処理物
11としては、粉末を板状にした状態で又は粉末を板状
に成形した粉末成形体が用いられるが、ハンドリングの
容易さの観点から粉末成形体の方が好ましい。特に、セ
ラミックスの微粉のように、かさ高い粉末の場合には、
HIP処理に供する前に、予め金型プレスや冷間等方加
圧法により板状に成形しておくことが、HIP処理工程
での粉末の不均一な収縮を防止する観点から推奨され
る。一方、球状粉末のように充填性がよく、自然充填又
は振動充填によっても充填密度60%以上に容易に充填
できる粉末では、粉末のままで、HIP処理に供しても
本発明の充分な効果が得られる。
図1は、板状の処理物11を2枚の耐熱性板材12、1
2で挟持し、これを2枚の金属箔13、13の周縁部を
溶接して形成した箔カプセル14に収容した状態を示し
ている。図1中、15は溶接された部分である。処理物
11としては、粉末を板状にした状態で又は粉末を板状
に成形した粉末成形体が用いられるが、ハンドリングの
容易さの観点から粉末成形体の方が好ましい。特に、セ
ラミックスの微粉のように、かさ高い粉末の場合には、
HIP処理に供する前に、予め金型プレスや冷間等方加
圧法により板状に成形しておくことが、HIP処理工程
での粉末の不均一な収縮を防止する観点から推奨され
る。一方、球状粉末のように充填性がよく、自然充填又
は振動充填によっても充填密度60%以上に容易に充填
できる粉末では、粉末のままで、HIP処理に供しても
本発明の充分な効果が得られる。
【0015】板状の処理物11を厚み方向から挟持する
耐熱性板材12、12には、HIP処理によって変形し
ないものが用いられ、その構成材料は、HIP処理温度
に応じて適宜選択される。例えば、処理物11が鉄系の
材料の場合には、HIP処理温度が1100℃程度であ
ることから、SUS304、SUS310S等のステン
レス鋼などが用いられる。HIP処理温度がさらに低い
場合には、普通鋼でも使用可能である。一方、HIP温
度が1100℃よりも高い場合には、モリブデンやタン
グステン等の高融点金属や窒化珪素などのセラミック
ス、黒鉛やC/Cコンポジット等の炭素系材料などが用
いられる。
耐熱性板材12、12には、HIP処理によって変形し
ないものが用いられ、その構成材料は、HIP処理温度
に応じて適宜選択される。例えば、処理物11が鉄系の
材料の場合には、HIP処理温度が1100℃程度であ
ることから、SUS304、SUS310S等のステン
レス鋼などが用いられる。HIP処理温度がさらに低い
場合には、普通鋼でも使用可能である。一方、HIP温
度が1100℃よりも高い場合には、モリブデンやタン
グステン等の高融点金属や窒化珪素などのセラミック
ス、黒鉛やC/Cコンポジット等の炭素系材料などが用
いられる。
【0016】耐熱性板材12の大きさは、板状の処理物
11としての外形寸法と同等又はそれよりも小さいこと
が好ましい。耐熱性板材12が処理物11よりも大きい
と、加圧時に処理物11の端面部分の箔カプセル13が
処理物11に沿うように凹状にへこみ、さらにはカプセ
ル14を構成する箔13a、13bが切断されて、気密
性が損なわれる場合があるからである。また、金属箔カ
プセル14は薄くて破損し易いので、耐熱性板材12、
12のエッジ部分が加圧時に箔13a、13bを破損し
たりしないように、このエッジ部分を面取りしておくこ
とが好ましい。面取りは1mm以上が好ましい。図1に
おいて、面取りされた部分は12aで示されている。
11としての外形寸法と同等又はそれよりも小さいこと
が好ましい。耐熱性板材12が処理物11よりも大きい
と、加圧時に処理物11の端面部分の箔カプセル13が
処理物11に沿うように凹状にへこみ、さらにはカプセ
ル14を構成する箔13a、13bが切断されて、気密
性が損なわれる場合があるからである。また、金属箔カ
プセル14は薄くて破損し易いので、耐熱性板材12、
12のエッジ部分が加圧時に箔13a、13bを破損し
たりしないように、このエッジ部分を面取りしておくこ
とが好ましい。面取りは1mm以上が好ましい。図1に
おいて、面取りされた部分は12aで示されている。
【0017】金属箔カプセル14としては、2枚の金属
箔13a、13bの周縁部を溶接したものが一般に用い
られる。箔カプセル14を構成する金属箔13a、13
bの材料は、耐熱性材料であって、HIP処理温度や処
理物11等との反応性、しぼり加工の加工性、溶接のし
易さ、コスト等から適宜選択される。例えば、HIP処
理温度が1400℃以下で、金属粉末や酸化物系のセラ
ミックス粉末成形体等を処理する場合には、軟鋼、スレ
ンレス鋼が材料費や溶接のし易さの観点から好ましく用
いられる。一方、1400℃以上の高温でHIP処理を
行う場合には、タンタル、モリブデンなどの高融点金属
が好ましく用いられる。また、HIP処理温度が500
℃以下と低い場合には、アルミニウムなどを使用するこ
とも可能である。また、粉末成形体を収納しやすいよう
に、上下2枚の金属箔13a、13bのうちの少なくも
いずれか一方は、絞り成形したものであることが好まし
い。金属箔13a、13bの厚みは50〜300μmが
好ましく用いられる。
箔13a、13bの周縁部を溶接したものが一般に用い
られる。箔カプセル14を構成する金属箔13a、13
bの材料は、耐熱性材料であって、HIP処理温度や処
理物11等との反応性、しぼり加工の加工性、溶接のし
易さ、コスト等から適宜選択される。例えば、HIP処
理温度が1400℃以下で、金属粉末や酸化物系のセラ
ミックス粉末成形体等を処理する場合には、軟鋼、スレ
ンレス鋼が材料費や溶接のし易さの観点から好ましく用
いられる。一方、1400℃以上の高温でHIP処理を
行う場合には、タンタル、モリブデンなどの高融点金属
が好ましく用いられる。また、HIP処理温度が500
℃以下と低い場合には、アルミニウムなどを使用するこ
とも可能である。また、粉末成形体を収納しやすいよう
に、上下2枚の金属箔13a、13bのうちの少なくも
いずれか一方は、絞り成形したものであることが好まし
い。金属箔13a、13bの厚みは50〜300μmが
好ましく用いられる。
【0018】箔カプセル14の形成は、1方の金属箔
(下側金属箔)13b上に、処理物11を耐熱性板材1
2、12で挟持した状態で配置した後、他の1枚(上側
金属箔)13aをかぶせて周縁部を溶接することにより
行ってもよいし、予め一辺(開口部に相当)だけを残し
て他の三辺に相当する周縁部を溶接した状態のカプセル
を形成し、耐熱性板材12、12で挟持した処理物11
を収容した後、残りの一辺を溶接して密閉することによ
り形成してもよい。カプセル14の形成に際しては、カ
プセル14内部を脱気した後、溶接により、箔容器内を
気密に密閉する。溶接には、シーム溶接法やYAGレー
ザ溶接法を用いて重ね溶接を行うことが便利である。ま
た、この溶接作業を真空下で行えば、カプセル14内部
を容易に真空状態とすることができるので好ましい。
(下側金属箔)13b上に、処理物11を耐熱性板材1
2、12で挟持した状態で配置した後、他の1枚(上側
金属箔)13aをかぶせて周縁部を溶接することにより
行ってもよいし、予め一辺(開口部に相当)だけを残し
て他の三辺に相当する周縁部を溶接した状態のカプセル
を形成し、耐熱性板材12、12で挟持した処理物11
を収容した後、残りの一辺を溶接して密閉することによ
り形成してもよい。カプセル14の形成に際しては、カ
プセル14内部を脱気した後、溶接により、箔容器内を
気密に密閉する。溶接には、シーム溶接法やYAGレー
ザ溶接法を用いて重ね溶接を行うことが便利である。ま
た、この溶接作業を真空下で行えば、カプセル14内部
を容易に真空状態とすることができるので好ましい。
【0019】なお、金属箔製カプセル14と耐熱性板材
12、12、あるいは処理物11と金属箔13a、13
bがHIP処理過程で接合されてしまうと、HIP処理
後の処理物11の取り出しが困難となる。これを防止す
るために、HIP処理に際して、予め金属箔13a、1
3bの内面に離型性の良い材料を塗布しておくことが好
ましい。離型材としては、離型性のよい窒化ホウ素等の
セラミックス系材料が好ましく、特に、窒化ホウ素粉末
を34vol%以上混合したアルミナ(アルミナゾル
系)等の酸化物系の材料は、塗布作業が簡便で離型性が
良いことから、好ましく用いられる。
12、12、あるいは処理物11と金属箔13a、13
bがHIP処理過程で接合されてしまうと、HIP処理
後の処理物11の取り出しが困難となる。これを防止す
るために、HIP処理に際して、予め金属箔13a、1
3bの内面に離型性の良い材料を塗布しておくことが好
ましい。離型材としては、離型性のよい窒化ホウ素等の
セラミックス系材料が好ましく、特に、窒化ホウ素粉末
を34vol%以上混合したアルミナ(アルミナゾル
系)等の酸化物系の材料は、塗布作業が簡便で離型性が
良いことから、好ましく用いられる。
【0020】次いで、図1の状態にあるカプセル14、
すなわち処理物11を収納したカプセル14をHIP処
理に供する。HIP処理温度、圧力、保持時間などのH
IP処理条件は処理物11によって適宜選択される。例
えば、処理物11が鉄系の金属からなる場合のHIP温
度は900〜1000℃、処理物がペロプスカイト型や
スピネル型の複酸化物セラミックスからなる場合には1
000〜1250℃、アルミナや部分安定化ジルコニア
などの酸化物系構造材料セラミックスからなる場合には
1300〜1500℃、窒化珪素や炭化珪素等の非酸化
物系セラミックスの場合には1700〜2000℃程度
である。HIP圧力は、通常100〜200MPaであ
る。保持時間は処理物11の寸法や熱伝導性等により適
宜設定されるが、通常は1〜10時間程度である。
すなわち処理物11を収納したカプセル14をHIP処
理に供する。HIP処理温度、圧力、保持時間などのH
IP処理条件は処理物11によって適宜選択される。例
えば、処理物11が鉄系の金属からなる場合のHIP温
度は900〜1000℃、処理物がペロプスカイト型や
スピネル型の複酸化物セラミックスからなる場合には1
000〜1250℃、アルミナや部分安定化ジルコニア
などの酸化物系構造材料セラミックスからなる場合には
1300〜1500℃、窒化珪素や炭化珪素等の非酸化
物系セラミックスの場合には1700〜2000℃程度
である。HIP圧力は、通常100〜200MPaであ
る。保持時間は処理物11の寸法や熱伝導性等により適
宜設定されるが、通常は1〜10時間程度である。
【0021】HIP処理を施した後、金属箔カプセル1
4をハサミやカッター等で切断して、内部の処理物11
及び耐熱性板材12、12を取り出す。金属箔カプセル
14に離型材が塗布されている場合には容易に金属箔1
3a、13bを剥がすことができる。HIP処理におい
て、処理物11が面方向に収縮しようとしても、収縮の
際に耐熱性板材12との接触面で発生する摩擦力により
面方向の収縮が制限され、結果として厚み方向に選択的
に収縮する。
4をハサミやカッター等で切断して、内部の処理物11
及び耐熱性板材12、12を取り出す。金属箔カプセル
14に離型材が塗布されている場合には容易に金属箔1
3a、13bを剥がすことができる。HIP処理におい
て、処理物11が面方向に収縮しようとしても、収縮の
際に耐熱性板材12との接触面で発生する摩擦力により
面方向の収縮が制限され、結果として厚み方向に選択的
に収縮する。
【0022】このようにして処理物11の面方向の収縮
を抑制することにより、HIP処理によるカプセル14
のシワの発生を防止できる。結果的に、得られる焼結製
品の周縁部や面上の平面度が向上し、いびつな変形等を
防止する。尚、厚み方向に収縮しているが、この収縮は
従来の面方向の収縮に比べて小さいため、カプセルのシ
ワの発生が問題となる程ではない。従って、本発明の方
法によれば、形状、寸法精度に優れた薄板状の粉末焼結
体が得られる。しかも、箔カプセル14を用いているの
で、HIP処理後のカプセル14の除去操作が簡便であ
る。 〔具体的実施例〕 実施例1;縦×横×厚みが152mm×254mm×1
0mmのクロム粉末からなる粉末成形体を、下記の条件
でHIP処理したところ、151mm×252mm×
6.3mmの焼結製品が得られた。焼結製品は、厚み方
向に選択的に収縮していることがわかる。
を抑制することにより、HIP処理によるカプセル14
のシワの発生を防止できる。結果的に、得られる焼結製
品の周縁部や面上の平面度が向上し、いびつな変形等を
防止する。尚、厚み方向に収縮しているが、この収縮は
従来の面方向の収縮に比べて小さいため、カプセルのシ
ワの発生が問題となる程ではない。従って、本発明の方
法によれば、形状、寸法精度に優れた薄板状の粉末焼結
体が得られる。しかも、箔カプセル14を用いているの
で、HIP処理後のカプセル14の除去操作が簡便であ
る。 〔具体的実施例〕 実施例1;縦×横×厚みが152mm×254mm×1
0mmのクロム粉末からなる粉末成形体を、下記の条件
でHIP処理したところ、151mm×252mm×
6.3mmの焼結製品が得られた。焼結製品は、厚み方
向に選択的に収縮していることがわかる。
【0023】耐熱性板材(SUS304製) 151m
m×252mm×3mm 金属箔カプセル材料 SUS304 HIP処理温度 1280℃ HIP処理圧力 1000kgf/cm2 HIP処理時間 1時間 従来例;実施例1と同形同大の粉末成形体を、耐熱性板
材で挟持しなかった以外は実施例1と同様にしてHIP
処理した。得られた焼結製品のサイズは約132mm×
220mm×8.6mmであった。耐熱性板材を用いな
い従来の方法では、処理物全体が相似的に収縮するが、
厚み方向の収縮は不充分で、実施例1のような薄板状の
焼結製品が得られなかった。
m×252mm×3mm 金属箔カプセル材料 SUS304 HIP処理温度 1280℃ HIP処理圧力 1000kgf/cm2 HIP処理時間 1時間 従来例;実施例1と同形同大の粉末成形体を、耐熱性板
材で挟持しなかった以外は実施例1と同様にしてHIP
処理した。得られた焼結製品のサイズは約132mm×
220mm×8.6mmであった。耐熱性板材を用いな
い従来の方法では、処理物全体が相似的に収縮するが、
厚み方向の収縮は不充分で、実施例1のような薄板状の
焼結製品が得られなかった。
【0024】実施例2;直径152mmで厚さ12mm
の鉄・コバルト合金粉末からなる粉末成形体を、下記の
条件でHIP処理したところ、直径151mmで厚さ
6.6mmの焼結製品が得られた。焼結製品は、厚み方
向に選択的に収縮していることがわかる。なお、耐熱性
板材として、軟鋼製(SS41)の直径152mmで厚
さ3mmの板材を、粉末成形体との接触面に窒化ホウ素
粉末を厚さ50μmだけ塗布して用いた。
の鉄・コバルト合金粉末からなる粉末成形体を、下記の
条件でHIP処理したところ、直径151mmで厚さ
6.6mmの焼結製品が得られた。焼結製品は、厚み方
向に選択的に収縮していることがわかる。なお、耐熱性
板材として、軟鋼製(SS41)の直径152mmで厚
さ3mmの板材を、粉末成形体との接触面に窒化ホウ素
粉末を厚さ50μmだけ塗布して用いた。
【0025】 金属箔カプセル材料 SUS304 HIP処理温度 900℃ HIP処理圧力 1000kgf/cm2 HIP処理時間 1時間
【0026】
【発明の効果】本発明の方法では、処理物と耐熱性板材
との接触面で発生する摩擦力により面方向の収縮を制限
し、処理物を厚さ方向に選択的に圧縮できる。よって、
従来、処理物の面方向の収縮により発生した箔カプセル
のシワの発生を防止できる。その結果、シワに起因する
焼結製品の周縁部や上下面の平面度の低下、いびつな変
形等を防止でき、寸法形状精度に優れた高密度の薄板状
焼結体を製造できる。
との接触面で発生する摩擦力により面方向の収縮を制限
し、処理物を厚さ方向に選択的に圧縮できる。よって、
従来、処理物の面方向の収縮により発生した箔カプセル
のシワの発生を防止できる。その結果、シワに起因する
焼結製品の周縁部や上下面の平面度の低下、いびつな変
形等を防止でき、寸法形状精度に優れた高密度の薄板状
焼結体を製造できる。
【0027】従って、本発明の方法を利用することによ
り、最近のスパッタリングターゲットの大型化や、ブレ
ード状工具、砥石等の硬質材料の焼結体の分野で必要な
高密度で且つ大型の薄板状製品を、安価で提供できる。
り、最近のスパッタリングターゲットの大型化や、ブレ
ード状工具、砥石等の硬質材料の焼結体の分野で必要な
高密度で且つ大型の薄板状製品を、安価で提供できる。
【図1】本発明の方法を説明するための図である。
【図2】従来の方法を説明するための図である。
【図3】従来の問題点を説明するための図である。
11 処理物 12 耐熱性板材 13a 金属箔 13b 金属箔 14 箔カプセル 15 溶接部分
Claims (1)
- 【請求項1】 粉末又は粉末成形体でなる板状の処理物
を、厚み方向両面から耐熱性板材で挟持し、これを金属
箔で形成される箔カプセル内に収容した後、前記箔カプ
セル内部を真空脱気して密封し、 次いで、前記箔カプセルを熱間等方加圧処理することを
特徴とする板状焼結製品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5097893A JPH06264106A (ja) | 1993-03-11 | 1993-03-11 | 板状焼結製品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5097893A JPH06264106A (ja) | 1993-03-11 | 1993-03-11 | 板状焼結製品の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06264106A true JPH06264106A (ja) | 1994-09-20 |
Family
ID=12873904
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5097893A Pending JPH06264106A (ja) | 1993-03-11 | 1993-03-11 | 板状焼結製品の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06264106A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015160242A (ja) * | 2014-02-28 | 2015-09-07 | 独立行政法人国立高等専門学校機構 | 箔の絞り加工 |
JP2017082323A (ja) * | 2015-08-06 | 2017-05-18 | ザ・ボーイング・カンパニーThe Boeing Company | 工具の形成方法及び、工具による部品の作製方法 |
-
1993
- 1993-03-11 JP JP5097893A patent/JPH06264106A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015160242A (ja) * | 2014-02-28 | 2015-09-07 | 独立行政法人国立高等専門学校機構 | 箔の絞り加工 |
JP2017082323A (ja) * | 2015-08-06 | 2017-05-18 | ザ・ボーイング・カンパニーThe Boeing Company | 工具の形成方法及び、工具による部品の作製方法 |
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