JPH06262549A - 外科用マニピュレータ - Google Patents

外科用マニピュレータ

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JPH06262549A
JPH06262549A JP6041783A JP4178394A JPH06262549A JP H06262549 A JPH06262549 A JP H06262549A JP 6041783 A JP6041783 A JP 6041783A JP 4178394 A JP4178394 A JP 4178394A JP H06262549 A JPH06262549 A JP H06262549A
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JP
Japan
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hand
robot hand
cable
surgical manipulator
finger
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Application number
JP6041783A
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English (en)
Inventor
Joerg Schmiedeke
イエルグ・シュミデク
Daum Wolfgang
ヴォルフガング・ダウム
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Daum GmbH
Original Assignee
Daum GmbH
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 純機械的な構造で達成でき、構造の簡素化、
小型化が図れる外科用マニピュレータを提供する。 【構成】 人間の手にピッタリと嵌められ人間の手の動
作で一体に作動するゴム手袋1と、人間の手と同様の動
き、機能を果たすロボットハンド9とを備え、ゴム手袋
1に固定導管171 ,連結管21および第2の固定導管
172 を介してロボットハンド9を取り付ける。そし
て、ゴム手袋1の各部分に止着したボーデンケーブル1
1 と、ロボットハンド9の各部分に止着したボーデン
ケーブル182 とをそれぞれ導管171 ,172 を挿通
させて連結管21内に収容されたレバー343 に連結
し、各ボーデンケーブル181 ,182 をレバー343
を介して連結し、人間の手の動作に伴うゴム手袋1の各
部分の動きをそれぞれボーデンケーブル181 ,182
およびレバー343 を介してロボットハンド9の対応す
る各部分に独立的に伝達して人間の手の動きでロボット
ハンド9が動作するように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、外科医療手術等に用
いられる外科用マニピュレータにかかり、詳しくは、人
間の手が到達不可能な部位や空洞での外科手術的処置を
行うためのマニピュレータに関する。
【0002】
【従来の技術】新内視鏡を使っての最小限の侵入性外科
では、多くの技術領域でも又到達不可能な領域でも手近
に仕事をすることは往々にして難しいものである。だか
ら特殊なグリッパー作業やハンター作業(多くの手を使
ってする)を行うために多くの一式の器具が開発され
た。この特殊ツールの欠点は、手術が進むにつれ何度も
交換しなければならないことで、上記の理由により、到
達不可能な領域でも作業が行える縮小した人工手(ロボ
ットハンド)が望まれていた。
【0003】従来、この種のロボットハンド、すなわ
ち、ロボットを使ってグリッパー装置の遠隔作業への人
間の手の動きを受け入れる器具としては、USP,第
4,301,138号及びFRP,第78 02714
号に、人間の手の動作を直接か又は手にあるか又は手か
ら機械的に作動する棒を通じてさらに遠位にあるセンサ
ーで検出し、このセンサでグリッパーの制御に電気信号
を与えるものが記載されている。
【0004】また、形と機能から見て人間の手同様に動
作する器具は既に知られている。しかし、その全てが直
接純機械的に人間の肢節で制御されているわけではな
い。これに加えて、USP,第4,834,761号で
は油圧システムで駆動するピストンとピストンの運動が
その帯環(腱)を用いたテークル構造によって指に伝送
される器具が示されている。USP,第5,092,6
46号ではサーボモータで動かされる器具が示され、そ
の都度手の指が伸張性ある帯環により重巻構造の上で曲
げられ渦巻きばねの上で伸展される。同じく、USP,
第4,921,293号も同様にテークル構造で、どの
ように指が動くのかを示している。
【0005】グリッパー器具への操作パネルの制御信号
は既述の器具で電気的に伝達される。機械的伝動はDE
−AS−2048563で周知のことである。ここで
は、テークルの上に固定設置されたワークアームが動か
される。器具の腕で実施された動きはその際オペレータ
の腕で制御され伝動されるのでなく、この人が動かす制
御腕によってなのである。その際には、オペレータは絶
えずワークアームを目的の位置にもっていくために、ど
のように制御腕を運転すべきか考えなければならない。
【0006】同様のことが、DE−PS−293945
2で詳述したアイデアでも発生している。ここでも、ポ
ータブルなものではなく、据え付け器具のことを言う。
両腕は直接回転可能で、軸を通して互いに結ばれ、制御
腕が回転すると、それに引き続く腕が旋回する。この構
造方式のため器具は狭い導管を通っての運動制御用では
なく、套管針のように用いられる。これはここで紹介し
た発明の特許クレーム1の目的なのである。DE−PS
−2939452で示した二つの平行四辺形は直接の腕
の構成部分であり、平行四辺形と結ばれた特許クレーム
1の動作の伝動は押したり引っ張ったりすることでワイ
ヤあるいは糸に伝達されるのである。
【0007】また、DE−PS−2939452におけ
る特許クレーム2のレバーあるいはパントグラフ器具は
単にこのワイヤあるいは糸の導管を修正するためのもの
であり、直接の指節の一部分ではない。器具の指節の動
きはこの装置なしでも可能であり、単にボーデンケーブ
ルが適合するだけでできるのである。この適合は、例え
ば、もし一つの手が中枢近くにあって別な手が少し離れ
た所に置かれた場合重要なのである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の外科用
マニピュレータは全て小規模で到達不可能な領域に使用
するためのものであるが、モータ等の電気的構造あるい
はシリンダ等の油圧機器との組合せであるため、構造の
複雑化や大型化が避けられず、例えば人間の腹腔の手術
には不向きであるという問題がある。
【0009】この発明は、上記問題に鑑みてなされたも
ので、人間の腕の動きを手と指で直接に受け、そしてこ
れを手と同じ形と機能を備えたロボットハンドに直接に
伝達し、今日の最小限の侵襲外科套管針のように狭い導
管を通って手術範囲に押させ、そこで手とするのと同様
の手術が可能な外科用マニピュレータを、純機械的な構
造、かつ、小型で簡単な構造で達成することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、到達不可能な部位と空洞での外
科的医療処置に用いる外科用マニピュレータであって、
少なくとも手が含まれる人間の所定部位に該所定部位と
一体動作可能に取り付けられた止め具と、該止め具に連
結部材を介して取り付けられ、複数の可動部分を関節部
で前記人間の取付部位と相似あるいは近似する動作を可
能に連結して構成されたロボットハンドと、前記連結部
材内を配索されて前記人間の取付部位の各部分に対応し
た前記止め具の各部分と前記ロボットハンドの対応する
可動部分とをそれぞれ別個に連結し、前記止め具の各部
分の動作を前記ロボットハンドの対応する各可動部分に
独立して伝動するボーデンケーブルとを備え、前記ロボ
ットハンドを套管針開口に押し込むことで前記可動部分
が前記関節部で屈曲して套管針内部に入り込むように構
成したことを特徴とする。
【0011】そして、この外科用マニピュレータは、前
記ボーデンケーブルに前記止め具の各部分の動作を前記
ロボットハンドの各可動部分に縮小して伝動する縮小器
を介設する態様(請求項2)に構成でき、この態様では
前記縮小器を前記止め具の部分の動作の大きさで伝動比
が変化するリンク機構から構成することができる(請求
項3)。
【0012】また、この外科用マニピュレータは、 前
記ロボットハンドを着脱自在なゴム製のカバーで被覆し
た態様(請求項4)に構成でき、この態様ではさらに、
前記カバーを、前記ロボットハンドの相対変位自在に連
結した隣接する可動部分間にわたって設け、関節部とし
て機能するように構成できる(請求項5)。
【0013】さらに、この外科用マニピュレータにおい
ては、前記ボーデンケーブルを、前記止め具の一部分に
端部が係止されたアウタケーブルと、該アウタケーブル
内に挿通され、該アウタケーブル端部から延出して前記
止め具の他の一部分に止着されたインナケーブルとから
構成し、前記アウタケーブルの端部にコイルばねを設
け、該コイルばね内に前記インナケーブルを挿通した態
様(請求項6)に構成できる。
【0014】またさらに、この外科用マニピュレータ
は、前記ロボットハンドが、手本体と、該手本体に基端
が固定された渦巻きばねと、該渦巻きばねの先端に固定
されたピン状部材とを備え、該ピン状部材に前記ボーデ
ンケーブルのインナケーブルを止着させた態様(請求項
7)、さらに、前記渦巻きばねに沿って弾性を有する薄
い金属板を設け、該金属板が前記渦巻きばねの曲がりを
所定方向に付勢する態様(請求項8)、またさらに、前
記渦巻きばねにゴムを充填して全体をゴムにより被覆す
る態様(請求項9)に構成することができる。
【0015】
【作用】請求項1の外科用マニピュレータによれば、人
間の手等の取付部位と一体に作動する止め具と、人間の
手と同様に機能するロボットハンドとをボーデンケーブ
ルで連結するのみで、すなわち、モータや油圧シリンダ
を用いることなく純機械的な構造で達成でき、その小型
化、構造の簡素化が図れるようになる。また、この外科
用マニピュレータは、手術に際して、ロボットハンドを
套管針の開口に押し付けることでその可動部分が関節部
で屈曲して套管針内に入り込むため、患者に施す傷も極
めて小さくできる。
【0016】そして、請求項2および請求項3の外科用
マニピュレータによれば、ボーデンケーブルに縮小器を
介設するため人間の手等の動きを適正な大きさでロボッ
トハンドに伝達でき、手術が容易に行える。特に、請求
項3の態様では、ロボットハンドの過大な動きも防止で
き、より高い信頼性を得られ、また、手術に適した動作
特性をロボットハンドに付与することもできるようにな
る。
【0017】また、請求項4および請求項5の外科用マ
ニピュレータによれば、ロボットハンドを着脱自在なゴ
ム製のカバーで被覆するため人間の手に模した形状とで
き、オペレータに安心感を与えることができ、また、手
術後の処置も容易である。特に、請求項5の態様では、
カバーが関節部としても機能するため、より小型化、ま
た、構造のより簡素化が図れる。
【0018】さらに、請求項6の外科用マニピュレータ
によれば、ボーデンケーブルにアウタケーブル端部から
延出したインナケーブルが挿通するコイルばねを設けた
ため、止め具の各部分の動作を確実にロボットハンドへ
伝達でき、高い信頼性が得られる。
【0019】またさらに、請求項7、請求項8および請
求項9の外科用マニピュレータによれば、先端にピン状
部材が固定された渦巻きばねの基端を手本体に固定し、
ピン状部材にボーデンケーブルを連結、すなわち、ピン
状部材と渦巻きばねとでロボットハンドの指部を構成す
るため、より簡単な構造が達成される。特に、請求項8
の態様では金属板により指部が所定の曲げ方向に付勢さ
れるためロボットハンドの操作が容易となり、また、請
求項9の態様では人間の手に模してオペレータに安心感
を与えることができ、さらに、手術後の消毒等も容易で
ある。
【0020】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。図1はこの発明の一実施例に係る外科用マニピ
ュレータを示す全体図であり、図中、1は止め具、20
は人間の前腕、30 は手本体、40 ,50 ,60
0,80 は指(以下、必要に応じて番号40 で代表、
総称する)を表す。止め具1には第1の固定導管171
が前腕(手首)2に締着されたバンド51により取り付
けられ、この第1の固定導管171 に連結管21を介し
て第2の固定導管172 が連結され、この第2の固定導
管172 の先端にロボットハンド9が設けられる。この
ロボットハンド9は、人間の手より小さく、小型に製作
される。上述した第1の固定導管171 、第2の固定導
管172 および連結管21が連結部材に相当する。
【0021】なお、24は套管針であり、この套管針2
4には第2の固定導管172 が摺動自在に挿通される。
そして、手術に際しては、ロボットハンド9を套管針2
4の開口から押し込むと、ロボットハンド9は後述す指
節部分等が関節部で屈曲して小さくなり、すなわち、折
り畳まれた状態となり、套管針24内を経て手術範囲に
到達する。
【0022】止め具1は、一種のゴム手袋として造形さ
れ、人間の手にぴったり合い、人間の手の動きを妨げる
ことなく人間の手指30 ,40 等の動きに追従して一体
的に動作する。この止め具(以下、ゴム手袋と称する)
1には、上述した固定導管171 とともに複数のボーデ
ンケーブル181 が人間の手本体30 および各指40
指節と対応した止め具1の手本体部31 および各指部4
1 の各指節部分等の動きをロボットハンド9に伝達する
ために設けられる。なお、固定導管171 等はゴム手袋
1に取り付けることなく、ゴム手袋1と別個に前腕20
等にバンド等を用いて取り付けることも可能である。
【0023】ボーデンケーブル181 は、可撓性を有す
る中空のアウタケーブル351 内に相当の曲げ剛性を有
するインナケーブル311 を摺動自在に挿通して構成さ
れ、ゴム手袋1の手本体部31 と各指部41 の各指節部
分に対応して設けられる。手本体部31 に対応したボー
デンケーブル181 は、アウタケーブル351 の一端が
バンド51に止着され、このアウタケーブル351 の一
端からインナケーブル311 が延出して一端部をゴム手
袋1の甲部分に止着され、また、アウタケーブル351
の他端が第1の固定導管171 内に導入されて係止さ
れ、このアウタケーブル351 の他端からインナケーブ
ル311 が延出し、インナケーブル311の他端部が後
述するレバー343 と連結する。
【0024】また、指部41 の指節部分に対応して設け
られたボーデンケーブル181 は、一端側が第1の固定
導管171 から引き出されたチューブ31により第1の
固定導管171 内に導入され、このチューブ31の開口
近傍でアウタケーブル351が束ねた状態で止着され、
このアウタケーブル351 の開口から延出したインナケ
ーブル311 の端部がゴム手袋1に指部41 の関節部間
の指節部分中央位置で止着される。すなわち、指部41
の指尖指節部分251 で代表して説明すれば、インナケ
ーブル31は端部がゴム手袋1に指部41 の指尖指節部
分251 の中間位置で止着する。
【0025】なお、このゴム手袋1は、図2に示す態様
に構成することも可能である。この態様のゴム手袋1
は、人間の手の指(便宜上、指40 で代表して説明す
る)の指尖指節250 、中指節260 、中間指節270
および基底指節280 にそれぞれ嵌められる指節部分2
1 ,261 ,271 ,281 を人間の関節330 (図
2中の符号は省略する)と対応する関節部分331 で互
いに回動自在に結合したものである。なお、本明細書で
は、人間にかかるものには0の下付き添字を、ゴム手袋
1にかかるものについては1の下付き添字を、ロボット
ハンド9にかかるものについては2の下付き添字を付し
て、一部の説明を割愛する。
【0026】そして、ボーデンケーブル18は、指尖指
節251 に対応する1つで代表して説明すれば、図3b
に示すように、アウタケーブル35がゴム手袋1に一体
的に固定され、中指節261 の中間部に関節部分331
の回動中心から距離a1 の位置でアウタケーブル35の
一端部(図中101 で示す)が止着する。インナケーブ
ル31は、一端が指尖指節251 の中間部に関節部分3
1 の回動中心から距離b1 の位置でアウタケーブル3
1 の端部101 から延出したインナケーブル311
一端部が止着され、他端が後述するレバー343 と連結
されている。なお、この図2,3に示す態様のゴム手袋
1はその伝動の原理が上述した図1のゴム手袋よりも理
解が容易であるため、以下の説明ではこのゴム手袋1を
基に説明する。
【0027】上述したボーデンケーブル18は、オペレ
ータが指40 の指尖指節250 の角度γ1 だけ曲げる
と、この指40 の指尖指節250 の曲げに追従するゴム
手袋1の曲げでインナケーブル311 がアウタケーブル
351 に対して下記のコサイン公式で示される距離を摺
動する。 C1 2=a1 2 +b1 2−2a1 1 ・cos γ1 (式1)
【0028】なお、述べるまでもないが、上述したボー
デンケーブル181 および後述するボーデンケーブル1
2 は伝達する動作の大きさ等に応じて太さ等の寸法を
適宜選択することができる。すなわち、人間の指節の大
きな動きには太いもの、小さな伝動には細いものが用い
られる。また、その材料も種々の材料、例えば、金属や
プラスチックを選択することができるが、滑りを最適に
するためにはフッ素樹脂等の摩擦係数が小さい材料を用
いることが望ましい。
【0029】ロボットハンド9は、人間の手と同等の
形、機能を有し、可動部分として、前腕部22 、手本体
部32 および5つの指部42 ,52 ,62 ,72 ,82
(以下、必要に応じて番号42 で代表、総称する)を備
える。そして、図2に示すように、各指部42 ,52
2 ,72 ,82 も、人間の手と同様に、関節部分33
2 で折曲可能な指尖指節部分252 、中指節部分2
2 、中間指節部分272 および基底指節部分282
備える。
【0030】そして、このロボットハンド9にも、上述
した人間の手と同様に、手のボーデンケーブル181
同数のボーデンケーブル182 が手本体部32 と5つの
指部42 ,52 ,62 ,72 ,82 の各指節部分、すな
わち、指尖指節部分252 、中指節部分262 、中間指
節部分272 および基底指節部分282 に対応して設け
られる。上述した説明と対応させて指部42 の指尖指節
部分252 で代表して説明すれば、ボーデンケーブル1
2 は、図3aに示すように、アウタケーブル352
一端部102 が関節部分332 の回動中心から距離a2
の位置で中指節部分262 に係止し、インナケーブル3
2 がアウタケーブル352 の端部から延出して指尖指
節部分252 に関節部分332 の回動中心から距離a2
の位置で一端部を止着される。
【0031】このアウタケーブル35は他端部が第2の
固定導管172 内に導入されて第2の固定導管172
係止され、また、インナケーブル312 もアウタケーブ
ル352 と一体に第2の固定導管172 内に導入されア
ウタケーブル352 から延出した他端部がレバー343
に連結する。なお、ロボットハンド9の指部42 におい
ては各指節部分262 等をアウタケーブル352 として
用いることができるため、アウタケーブル352 を省略
することができ、図ではアウタケーブル352 を省略し
た態様を示している。
【0032】このボーデンケーブル182 は、指尖指節
部分252 を角度γ2 曲げる場合に、インナケーブル3
2 がアウタケーブル352 に対して下記のコサイン公
式で示される距離を摺動する。 C2 2=a2 2 +b2 2−2a2 2 ・cos γ2 …式2 なお、このボーデンケーブル182 はアウタケーブル3
2 に第2の固定導管172 内で波状に屈曲する屈曲部
112 が形成され、曲がりやすくなっている(図2参
照)。
【0033】なお、ロボットハンド9は、可動部分、す
なわち指部42 の指節部分252 等がボーデンケーブル
182 に拘束されない状態、例えば、ボーデンケーブル
182 が自由状態であれば、各指節部分等は外力により
関節部332 廻りに容易に屈曲する。したがって、上述
したように、ロボットハンド9を套管針24を経て人体
内部に差し込む際には套管針24の開口にロボットハン
ド9を押し付けるとロボットハンド9は各指節部分等が
屈曲、すなわち、全体として折り畳まれた状態となり、
套管針24内に入り込む。
【0034】図中明示しないが、レバー343 は各ボー
デンケーブル181 ,182 に対応してボーデンケーブ
ル181 ,182 と同数が設けられ、これらレバー34
3 が連結管21内に揺動自在に収容される。これらレバ
ー343 はそれぞれが対応するボーデンケーブル181
のインナケーブル311 とボーデンケーブル182 のイ
ンナケーブル312 とを連結する。すなわち、上述した
人間の手の指40 に対応するゴム手袋1の指部41 の指
尖指節部分251 に止着したボーデンケーブル181
インナケーブル311 およびロボットハンド9の指部4
2 の指尖指節部分252 に止着したボーデンケーブル1
2 のインナケーブル312 の説明と対応する1つで代
表して説明すれば、図2に模式的に示すように、レバー
343 は中間部が回動自在に連結管21に支持され、レ
バー343 の一端にボーデンケーブル181 のインナケ
ーブル311 が、レバー343 の他端にボーデンケーブ
ル182 のインナケーブル312 が連結する。
【0035】上述したレバー343 は、周知のように、
揺動支点から各端部までの寸法等に対応して各ボーデン
ケーブル181 ,182 の運動方向と大きさを上述した
式(1)(2)における角度γ1 ,γ2 の比(角度伝動
比R)(R=γ2 /γ1 )が所定の値となるように変換
する。そして、このレバー343 の角度伝動比Rはロボ
ットハンド9の寸法、人間の手の大きさとの比較等によ
り手術に最適な値になるように設定される。ただし、通
常の用途では、この角度伝動比Rは概ね1に設定され
る。
【0036】この実施例にあっては、オペレータが手本
体30 や指40 等を動かすことで、ゴム手袋1が一体に
作動し、ロボットハンド9の対応する手本体部32 や指
2等が作動する。例えば、オペレータが手本体30
前腕20 に対してバックハンド方向に曲げると、ゴム手
袋1の手本体部31 が前腕部21 に対してバックハンド
方向に同様にして作動し、このゴム手袋1の手本体部3
1 の動きがボーデンケーブル181 、レバー343 およ
びボーデンケーブル182 を介してロボットハンド9の
手本体部32 に伝達され、ロボットハンド9の手本体部
2 も前腕部20 に対してバックハンド方向に曲がる。
【0037】また同様に、オペレータが指40 の指尖指
節250 を関節330 により曲げると、ゴム手袋1の指
尖指節部分251 が作動し、この指尖指節部分251
動きがボーデンケーブル181 ,182 とレバー343
を経てロボットハンド9の指尖指節部分252 に伝達さ
れ、この指尖指節部分252 がオペレータの指40 の動
きに対応して曲がる。したがって、侵入性外科手術にお
いて到達不可能な部位での処置も容易であり、グリッパ
ー作業やハンター作業も容易に行える。
【0038】図4はこの発明の第2実施例を示し、ゴム
手袋1の要部を拡大した模式図である。なお、この第2
実施例および後述する各実施例では、上述した実施例と
同一の部分には同一の番号を付して説明を省略する。
【0039】この第2実施例は、ゴム手袋1にボーデン
ケーブル181 を一体に組み付けたものであり、ボーデ
ンケーブル181 のアウタケーブル351 はゴム手袋1
の表皮に包含される。このボーデンケーブル181 は、
指41 の指尖指節部251 で代表して説明すれば、アウ
タケーブル351 の端部101 が中指節261 に位置し
て開口し、このアウタケーブル351 の端部から延出し
たインナケーブル311 の端部が外面に樹脂等の止め部
731 によって指尖指節251 と対応した位置で止着さ
れる。
【0040】この第2実施例にあっては、ゴム手袋1に
よりオペレータの手を完全に被覆でき、また、ゴム手袋
1をオペレータの手に適合させることができ、さらに、
薄肉化して手の動きに対する追従性を改善することがで
きる。
【0041】図5はこの発明の第3実施例を示し、ロボ
ットハンド9の指部の拡大模式図である。この第3実施
例は、ロボットハンド9の指部42 の中指節部分261
で代表して説明すれば、中間指節部分272 にアウタケ
ーブル352 ,352 の端部102 をそれぞれ位置させ
るとともに、これらアウタケーブル352 ,352 の端
部102 ,102 から延出する2本のインナケーブル3
2 ,312 の端部を中指節部分261 に作動方向両側
位置で止着させる。そして、これらインナケーブル31
2 ,312 はそれぞれが同様にしてゴム手袋1の指部4
1 に止着されたボーデンケーブル181 ,181 と連結
し、中指節部分261 はインナケーブル312 ,312
により双方向の回動動作が可能とされる。
【0042】なお、図示しないが、ゴム手袋1における
ボーデンケーブル181 ,181 の接続は上述したロボ
ットハンド9における止着の位置関係と同様であり、ボ
ーデンケーブル181 ,181 の説明は省略する。
【0043】図6はこの発明の第4実施例を示し、人間
の腕周りの図である。この第4実施例では、ロボットハ
ンド9の全体を第2の固定導管172 に回動自在に取り
付け(図示は省略する)、この回動自在に取り付けられ
たロボットハンド9を人間の手の回動に応じて回動させ
るための構造を示す。同図に示すように、人間の前腕1
0 には肘近傍に締着バンド48によって該締着バンド
48上に端部を位置させてボーデンケーブル181 ,1
1 のアウタケーブル351 ,351 が止着され、これ
らアウタケーブル351 ,351 の端部からインナケー
ブル311 ,311 が前腕100 上を交差して延出し、
これらインナケーブル311 ,311 の端部が締着バン
ド49に止着される。
【0044】この第4実施例にあっては、手本体30
回転させると、例えば、手本体30を図中矢印A方向に
回転させると、一方のインナケーブル311 がアウタケ
ーブル351 内に押し込まれ(矢印B)、また、他方の
インナケーブル311 がアウタケーブル351 から引き
出される。したがって、これらインナケーブル311
311 と連結したボーデンケーブル182 ,182 を第
2の固定導管172 に回動自在に取り付けられたロボッ
トハンド9の前腕22 に止着することで(図示せず)、
オペレータの手本体30 (前腕20 )の回転に合わせて
ロボットハンド9の全体を回動させることができる。な
お、この第4実施例においてはロボットハンド9の廻り
の図示と説明を省略するが、その構造は上述した各実施
例から明瞭に理解される。
【0045】図7はこの発明の第5実施例を示し、ボー
デンケーブルの接続部分を模式的に示す。同図に示すよ
うに、ボーデンケーブル181 のインナケーブル311
とボーデンケーブル182 のインナケーブル312 とは
レバー343 により連結される。このレバー343 は、
前述した連絡管21等に一端が回動自在に支持され、他
端にボーデンケーブル181 のインナケーブル311
連結し、中間に長さが所定の比率位置(n:m)でボー
デンケーブル182 のインナケーブル312 が連結す
る。
【0046】この実施例では、手の大きさが異なるオペ
レータの使用に対しては1よりも小さな伝動比Rを設定
することで、また、手の指の動きが指によって異なる場
合(例えば、中指と親指)の使用等に対して大きく動作
する指の伝動系に選択的に介装して伝動比Rを小さくす
ることで、ロボットハンド9の指部42 等の過大な屈折
が防止される。
【0047】図8には第5実施例の他の態様を示し、
a,b,c,dの順で作動を時系列的に模式的に表す。
この第5実施例は、各ボーデンケーブル181 ,181
のインナケーブル311 ,311 間に不定角伝動(伝動
比Rが変化する伝動)リンク機構56からなる縮小器
(パンタグラフ)を設けたものである。リンク機構56
は、固定導管171 等に一端が揺動自在に支持された可
動リンク56a,56bの他端に可動リンク56cを回
動自在に連結して構成され、リンク56a,56cの連
結部にボーデンケーブル181 のインナケーブル311
が、リンク56bの中間部にボーデンケーブル182
インナケーブル312 が連結する。
【0048】この態様においては、同図a,bに示す段
階S1,S2においてはインナケーブル311 が図中左
方へ移動している状態でインナケーブル311 ,312
の移動方向が一致するが、状態S2を超える図c,dの
状態S3,S4においてはケーブル311 が図中左方へ
移動しているにもかかわらずケーブル312 が右方へ移
動し、インナケーブル311 ,312 の移動方向が異な
るようになる。したがって、このリンク機構56をロボ
ットハンド9の手本体部112 の伝動系に適用すること
で、図9に示すように、手本体11の過大な屈折を防止
することができる。なお、述べるまでもないが、この第
5実施例の各態様は前述した各実施例、例えば図2に態
様に組み込むことが可能であり、また、図9に関する詳
細な説明は上述した各実施例から明らかであるため割愛
する。
【0049】図10はこの発明の第6実施例を示し、a
がロボットハンド9の指部42 の真直状態の模式断面
図、bが同指部42 を曲げた状態の模式断面図である。
同図に示すように、ロボットハンド9は使い捨て可能な
ゴムの手袋65で覆われる。そして、指部42 の指尖指
節部分252 と中指節部分262 とは屈曲可能な継目の
一面側に弾性を有するゴム部材64が関節部として機能
するように設けられ、ワイヤ66が指節部分63の内面
に止着している。
【0050】この第6実施例にあっては、手術後におい
てはゴムの手袋65を捨てることができるため、消毒を
するのみで足り、その取扱が容易である。すなわち、医
療用機器は手術後において殺菌することが不可欠であ
り、殺菌に際しては過熱蒸気炉(蒸気消毒器)等におい
て高温や高湿度にさらされるため、高温度に耐えうる材
料、構造、また、曲がった空洞等も確実に消毒されうる
ように構成しなければならない。しかし、この第6実施
例では、使い捨て可能な手袋65によりロボットハンド
9が覆われるため、消毒等が簡単に行える。
【0051】また、この第6実施例では、ワイヤ66の
図中左方への移動で指尖指節部分252 が押されて曲が
るが(図10b参照)、ゴム部材64が指尖指節部分2
2を中指節部分262 に対して真直状態となるように
付勢するため、ワイヤ66が弛められると自動的に真直
状態に復帰する(図10a参照)。
【0052】なお、上述した第6実施例ではゴム部材6
4を指部42 に設けるが、このゴム部材64は手袋64
の内面に一体成形することもでき、さらに、別個に形成
したゴム部材64を手袋64の内面に接着等で設けるこ
とも可能である。また、この第6実施例では、相当の曲
げ剛性を有するワイヤ66を用いるが、上述した各実施
例と同様のボーデンケーブル182 を用いることも可能
である。
【0053】図11はこの発明の第7実施例を示し、ゴ
ム手袋1の指部41 を拡大して表す図である。この第7
実施例は、ゴム手袋1の指部41 の各指節部分251
261 ,27 1 を帯状として関節部331 で連結して構
成する。そして、ボーデンケーブル181 のアウタケー
ブル351 の端部101 に伸縮かつ屈曲可能なコイルス
プリング74を取り付け、このコイルスプリング74の
先端をゴム手袋1の指尖指節部分251 に係止させ、こ
のコイルスプリング74内にインナケーブル311 を遊
挿させたものである。
【0054】この第7実施例によれば、ボーデンケーブ
ル181 のアウタケーブル351 の端部101 から延出
したインナケーブル311 が曲がることを防止でき、人
間の指40 の動きを確実にロボットハンド9の指部42
に伝動でき、高い信頼性が得られる。
【0055】図12はこの発明の第8実施例を示し、a
がロボットハンド9の指部42 の真直状態の模式図、b
が同指部42 の屈曲状態の模式断面図である。同図に示
すように、ロボットハンド9の手本体32 には凹部89
が形成され、この穴89にコイルスプリング81の端部
が固定され、このコイルスプリング81の先端にピン部
材82が固着される。また、コイルスプリング81に
は、手本体32 に形成された孔89aから延出するワイ
ヤ66が遊挿し、このワイヤ66の端部がピン部材82
に止着される。これらコイルスプリング81とピン部材
82とにより指部42 が構成される。
【0056】この第8実施例にあっても、ワイヤ66の
押し込み(図a中矢印)、引出し操作(図b中矢印)で
コイルスプリング81が曲がり、指部42 が同図a,b
に示すように真直、屈曲する。なお、この第8実施例
は、図13a,bに示す態様、図14a,bに示す態
様、また、図15に示す態様に構成することが可能であ
る。
【0057】すなわち、図13a,bに示す態様では、
コイルスプリング81内に対向して長手方向に延在する
溝84a,84aが形成されたゴム棒84を設けるとと
もに、このゴム棒84の溝84a,84a内にワイヤ6
6,66を配置し、これらケーブル66,66の端部を
ピン部材82に径方向に離間して止着したものである。
この態様では、ゴム棒84は一端を凹部89に、他端を
ピン部材82に固定することが望ましい。
【0058】また、図14a,bに示す態様は、上記図
13の態様におけるゴム棒84に替えて弾性を有する薄
い金属板85をスプリング81内に設け、この金属板8
5の両側にワイヤ66,66を配置したものである。こ
の金属板85は、一端がピン部材82に係止し、他端が
手本体32 に係止する。これら図13、図14の態様で
は、小型化が図れ、指部14の撓み特性を安定化でき、
また、高い信頼性が得られる。
【0059】さらに、図15に示す態様では、図12の
態様を基礎として、スプリング81とピン部材82とを
含む全体をゴム86に埋入させたものである。この態様
では、小型化が図れるのみならず、ロボットハンド9の
外観を人間の手に似せることができるためオペレータが
手術に対して安心感を覚え、また、手術後におけるロボ
ットハンド9の清掃等も容易である。
【0060】図16および図17にはこの発明の第9実
施例を示し、図16が一部を破断断面した正面図、図1
7が平面図である。同図に示すように、ゴム手袋1に
は、親指部81 、人指し指部41 および中指部51 の各
指節部分にそれぞれボーデンケーブル181 が配索さ
れ、また、甲部にケース91が設けられる。上述した各
実施例と同様に、各ボーデンケーブル181 はアウタケ
ーブル351 の端部がケース91に係止され、また、イ
ンナケーブル311 がケース91内に導入される。
【0061】ケース91には内部に略扇形状の3つの伝
動部材92が付け根部分を取り付けられて揺動自在に収
容され、これら伝動部材92にそれぞれ揺動中心から大
きく離間して上述した各インナケーブル311 の端部が
止着される。また、ケース91には一側に導管93が延
設され、この導管93の先端に人間の手30 の親指
0 、人指し指40 および中指50 に対応した指片9
8,94,95が揺動自在に設けられる。これら指片9
4,95,98にはそれぞれワイヤ66,66,66の
一端が別個に止着し、これらワイヤ66の他端がそれぞ
れ対応する伝動部材92に揺動中心に近い位置で止着さ
れている。なお、66aはワイヤ66に介設されたスプ
リングである。
【0062】この第9実施例にあっても、オペレータが
指40 ,50 ,80 を動かすことで指40 ,50 ,80
の動きがそれぞれケーブル31,伝動部材92およびケ
ーブル95を介し指片94,95,98に別個独立して
伝動され、指片94,95,98がオペレータの指
0 ,50 ,80 の動きに対応して作動する。
【0063】なお、上述した各実施例では、インナケー
ブル311 ,312 をアウタケーブル351 ,352
に挿通したボーデンケーブル181 ,182 を例示する
が、アウタケーブル351 ,352 はゴム手袋1やロボ
ットハンド9の本体等で代替することも可能であり、ま
た、インナケーブル311 ,312 が上述したワイヤ6
6等のように相当の剛性を有するものであればアウタケ
ーブル351 ,352は必ずしも必要ではなく、請求の
範囲の「ボーデンケーブル」には上記態様を含む。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明にかかる外科用マニピュレータによれば、人間の手に
装着される止め具と、人間の手と同等の形と機能とを備
えたロボットハンドとの対応する各部分をそれぞれボー
デンケーブルで一体的に連結し、ロボットハンドに人間
の手の動きを伝達してロボットハンドを作動させるよう
にしたため、シリンダ等の油空圧機器やモータ等の電気
機器を用いることなく純機械的な構造が達成され、構造
の簡素化、また、小型化が図れるという効果が得られ
る。さらに、ロボットハンドは、手術に際して、套管針
の開口に押し付けられると、その可動部分が関節部で屈
曲して折り畳まれた状態で套管針内に入り込むため、患
者に施す傷も極めて小さくできる。
【0065】そして、請求項2および請求項3の発明の
外科用マニピュレータによれば、ボーデンケーブルに人
間の手の動きを縮小して伝達する縮小器を介設するため
人間の手等の動きを適正な大きさでロボットハンドに伝
達でき、手術が容易に行える。特に、請求項3の態様で
は、ロボットハンドの過大な動きも防止でき、より高い
信頼性を得られ、また、手術に適した動作特性をロボッ
トハンドに付与することもできるようになる。
【0066】また、請求項4および請求項5の外科用マ
ニピュレータによれば、ロボットハンドを着脱自在なゴ
ム製のカバーで被覆するため人間の手に近似した形状と
でき、オペレータに安心感を与えることができ、また、
手術後の処置も容易である。特に、請求項5の態様で
は、カバーが関節部としても機能するため、より小型
化、また、構造のより簡素化が図れる。
【0067】さらに、請求項6の外科用マニピュレータ
によれば、ボーデンケーブルにアウタケーブル端部から
延出したインナケーブルが挿通するコイルばねを設けた
ため、止め具の各部分の動作を確実にロボットハンドへ
伝達でき、高い信頼性が得られる。
【0068】またさらに、請求項7、請求項8および請
求項9の外科用マニピュレータによれば、先端にピン状
部材が固定された渦巻きばねの基端を手本体に固定し、
ピン状部材にボーデンケーブルを連結、すなわち、ピン
状部材と渦巻きばねとでロボットハンドの指部を構成す
るため、より簡単な構造が達成される。特に、請求項8
の態様では金属板により指部が所定の曲げ方向に付勢さ
れるためロボットハンドの操作が容易となり、また、請
求項9の態様では人間の手に模してオペレータに安心感
を与えることができ、さらに、手術後の消毒等も容易で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る外科用マニピュレー
タを示す全体図である。
【図2】同外科用マニピュレータの他の態様の止め具の
一部を拡大した図である。
【図3】同態様の外科用マニピュレータの作用を説明す
るための図であり、aがロボットハンド廻りを、bが止
め具の廻りを表す。
【図4】この発明の第2実施例にかかる外科用マニピュ
レータの止め具の一部を拡大した図である。
【図5】この発明の第3実施例にかかる外科用マニピュ
レータのロボットハンドの一部を拡大した図である。
【図6】この発明の第4実施例にかかる外科用マニピュ
レータの人間の前腕廻りを示す図である。
【図7】この発明の第5実施例にかかる外科用マニピュ
レータの一部を模式的に示す図である。
【図8】同第5実施例にかかる外科用マニピュレータの
他の態様を模式的に示す図であり、a,b,c,dが動
きを時系列的に表す。
【図9】同態様におけるロボットハンドの全体斜視図で
ある。
【図10】この発明の第6実施例にかかる外科用マニピ
ュレータのロボットハンドの指部を模式的に示す断面図
であり、aが真直状態を、bが曲がった状態を表す。
【図11】この発明の第7実施例にかかる外科用マニピ
ュレータの止め具の指部を拡大した図である。
【図12】この発明の第8実施例にかかる外科用マニピ
ュレータのロボットハンドの指部を模式的に示す断面図
であり、aが真直状態を、bが曲がった状態を表す。
【図13】同第8実施例の外科用マニピュレータのロボ
ットハンドの指部の他の態様を表し、aが一部の縦断面
図、bが横断面図である。
【図14】同第8実施例の外科用マニピュレータのロボ
ットハンドの指部のまた他の態様を表し、aが一部の縦
断面図、bが横断面図である。
【図15】同第8実施例の外科用マニピュレータのロボ
ットハンドの指部のさらに他の態様を表す断面図であ
る。
【図16】この発明の第9実施例にかかる外科用マニピ
ュレータの一部を断面した全体正面図である。
【図17】同第9実施例の外科用マニピュレータの全体
平面図である。
【符号の説明】
1 ゴム手袋(止め具) 20 人間の前腕 21 止め具の前腕部 22 ロボットハンドの前腕部 30 人間の手本体 31 止め具の手本体部 32 ロボットハンドの手本体部 40 ,50 ,60 ,70 ,80 人間の指 41 ,51 ,61 ,71 ,81 止め具の手本体部 42 ,52 ,62 ,72 ,82 ロボットハンドの
手本体部 9 ロボットハンド 10 アウタケーブル端部 11 屈曲部 171 第1の固定導管(連結部材) 172 第2の固定導管(連結部材) 181 ,182 ボーデンケーブル 21 連結管 24 套管針 250 ,260 ,270 ,280 人間の指節 251 ,261 ,271 ,281 止め具の指節 252 ,262 ,272 ,282 ロボットハン
ドの指節 311 ,312 インナケーブル 32 チューブ 330 人間の指の関節 331 止め具の指部の関節部 332 ロボットハンドの指部の関節部 343 レバー 311 ,312 アウタケーブル 48,49 締着バンド 51 バンド 56 リンク機構 64 ゴム部材 65 ゴム手袋 66 ワイヤ(ボーデンケーブル) 74 コイルスプリング 82 ピン部材 84 ゴム棒 85 金属板 91 ケース 92 伝動部材 R 角度伝動比
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16C 1/12 9242−3J

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 到達不可能な部位と空洞での外科的医療
    処置に用いる外科用マニピュレータであって、 少なくとも手が含まれる人間の所定部位に該所定部位と
    一体動作可能に取り付けられた止め具と、 該止め具に連結部材を介して取り付けられ、複数の可動
    部分を関節部で前記人間の取付部位と相似あるいは近似
    する動作を可能に連結して構成されたロボットハンド
    と、 前記連結部材内を配索されて前記人間の取付部位の各部
    分に対応した前記止め具の各部分と前記ロボットハンド
    の対応する可動部分とをそれぞれ別個に連結し、前記止
    め具の各部分の動作を前記ロボットハンドの対応する各
    可動部分に独立して伝動するボーデンケーブルとを備
    え、 前記ロボットハンドを套管針開口に押し込むことで前記
    可動部分が前記関節部で屈曲して套管針内部に入り込む
    ように構成したことを特徴とする外科用マニピュレー
    タ。
  2. 【請求項2】 前記ボーデンケーブルに、前記止め具の
    各部分の動作を前記ロボットハンドの各可動部分に縮小
    して伝動する縮小器を介設した請求項1記載の外科用マ
    ニピュレータ。
  3. 【請求項3】 前記縮小器は前記止め具の部分の動作の
    大きさで伝動比が変化するリンク機構からなる請求項2
    記載の外科用マニピュレータ。
  4. 【請求項4】 前記ロボットハンドを着脱自在なゴム製
    のカバーで被覆した請求項1記載の外科用マニピュレー
    タ。
  5. 【請求項5】 前記ロボットハンドの相対変位自在に連
    結した隣接する可動部分間にわたってゴム様弾性材から
    なる関節部材を設け、該関節部材を関節部として機能す
    るようにした請求項1記載の外科用マニピュレータ。
  6. 【請求項6】 前記ボーデンケーブルは、前記止め具の
    一部分に端部が係止されたアウタケーブルと、該アウタ
    ケーブル内に挿通され、該アウタケーブル端部から延出
    して前記止め具の他の一部分に止着されたインナケーブ
    ルとを備え、前記アウタケーブルの端部にコイルばねを
    設け、該コイルばね内に前記インナケーブルを挿通した
    ことを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3記
    載の外科用マニピュレータ。
  7. 【請求項7】 前記ロボットハンドは、手本体と、該手
    本体に基端が固定された渦巻きばねと、該渦巻きばねの
    先端に固定されたピン状部材とを備え、該ピン状部材に
    前記ボーデンケーブルのインナケーブルが止着した請求
    項1記載の外科用マニピュレータ。
  8. 【請求項8】 前記渦巻きばねに沿って弾性を有する薄
    い金属板を設け、該金属板が前記渦巻きばねの曲がりを
    所定方向に付勢するようにした請求項7記載の外科用マ
    ニピュレータ。
  9. 【請求項9】 前記渦巻きばねにゴムを充填して全体を
    ゴムにより被覆した請求項7または請求項8記載の外科
    用マニピュレータ。
JP6041783A 1993-03-04 1994-02-17 外科用マニピュレータ Pending JPH06262549A (ja)

Applications Claiming Priority (4)

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DE4306786A DE4306786C1 (de) 1993-03-04 1993-03-04 Chirurgischer Manipulator
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