JPH06261762A - ヒト乳頭腫ウイルス検出のための方法及び生成物 - Google Patents

ヒト乳頭腫ウイルス検出のための方法及び生成物

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JPH06261762A
JPH06261762A JP19245692A JP19245692A JPH06261762A JP H06261762 A JPH06261762 A JP H06261762A JP 19245692 A JP19245692 A JP 19245692A JP 19245692 A JP19245692 A JP 19245692A JP H06261762 A JPH06261762 A JP H06261762A
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JP
Japan
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polynucleotide
hybridization
probe
antibody
sequence
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JP19245692A
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English (en)
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Garind-Castro Ivan
イバン・ガリンド−カストロ
Luis Ramirez Jose
ホセ・ルイス・ラミレス
Ramhel-Aldao Rafael
ラファエル・ランヘル−アルダオ
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CENTRAL DE VENEZUELA, University of
CERVECERIA POLAR SA
Serubeseria Poraru C A
Universidad Central de Venezuela
Original Assignee
CENTRAL DE VENEZUELA, University of
CERVECERIA POLAR SA
Serubeseria Poraru C A
Universidad Central de Venezuela
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ヒト乳頭腫ウイルス(HPV)の遺伝配列を
含むか含むと予想される試料中のHPVを検出する。 【構成】 試料と特定の配列を有する検出可能に標識さ
れたプローブとを該ぷを試料に安定にハイブリダイゼー
ションするに適したハイブリダイゼーション条件下に接
触させ、標識を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はヒト乳頭腫ウイルスに対
する型特異的ウイルスプローブとして2つの人工合成コ
ンセンサスポリヌクレオチドを利用する。プローブは好
ましくは、プローブに特異的な酵素的に接合した抗体に
より免疫化学的に検出される。好ましい実施態様では、
本発明は、肛門性器路に感染するヒト乳頭腫ウイルス
(HPVs)の最も臨床的に重要な型の、頚のパパニコラ
ウスミアにおける非同位元素検出についてのインサイチ
ユ・ハイブリダイゼーション系に関する。
【0002】
【従来の技術】HPVとして広く知られたヒト乳頭腫ウ
イルスはヒト癌の発生に関連した。(ダルスト等、プロ
シーデイングス・オブ・ナショナル・アカデミィ・オブ
・サイエンス・ユーエスエイ(Proc.Natl.Aced.S
ci.USA)80、3812−3815(1983))、5
7以上の確認されたウイルスの型から、3分の1は肛門
性器路を内張りする粘膜上皮を優先的に感染するように
見え、このグループ内で、型16、18、33及び35
は高リスクで、前癌症状病巣である。型6及び11は良
性のコンジローム・尖形(性病いぼ)を起こし低リスク感
染として処理される。
【0003】HPV関連病巣の分析についての共通試験
はパパニコラウ染色で、それは簡単と正確を結びつける
が、急性ウイルス感染は、確かな検出に通常必要である
ので不適当である。発明者ジョージ・パパニコラウ及び
グラススライド上の頚すり傷をスミアする技術後、パパ
ニコラウスミアとして広く知られたので、組織学的手段
は核染色ヘマトキシリンによる肛門性器路から得た細胞
の染色を含む。パパニコラウ、ジー.エヌ.サイエンス
(Science)95、438−439(1942)。頚癌の検
出での開拓突破でも、組織学的染色手段は反復可能性の
欠如にかかり、結果は実験室から実験室で変りうる。染
色手段にさらに磨きをかける努力がなされた(シュル
テ、イー、スタンダーダイゼイション・オブ・ザ・パパ
ニコラウ・ステイン・I、ア・コンパリゾン・オブ・フ
ァイブ・ヌクレア・ステインス、アナリティカル・アン
ド・クァンティタテイブ・サイトロジィ・アンド・ヒス
トロジィ(Analytical and Quantitative Cytolog
y and Histology)、12(3)、149−156(19
90)が、標準結果はルールとなりえない。又、パパニ
コラウスミアは切迫したHPV誘導新形成の十分前兆と
ならない。事実、一研究において、発達したインサイチ
ユに癌を有する患者の25%は診断前数年に正常なパパ
ニコラウスミアを表わしうる(ロリンツ等、ジャーナル
・オブ・パイロロジィ(J.Virol.)58、225−2
29(1986))。従って、速やかな検出、好ましくは
HPV型特異的手段を可能にする新しい診断上の手法を
早急に必要とする。理想の試験は、宿主細胞への損傷が
まだ明らかでない場合、早い段階で医師に高リスクHP
V型の存在を明らかにする。高リスクウイルス型感染の
徴候を示す患者は次いでよりしばしばモニターされ、処
置がより早い段階で始まる。
【0004】循環抗HPV抗体を検出することをねらう
血清学的試験は、細胞培養がHPV抗原を大量に与えな
いので用途が限られ、実行するのが難かしい(タイクマ
ン等、ザ・サーチ・フォア・ア・カルチャー・システム
・フォア・パピロマウイルス.ジャーナル・オブ・イン
ベステイゲイテイブ・ダーマトロジィ(J.Iavest.D
ermatol.)83、25−65(1984))。加えて、血
清学的試験はウイルス型間区別を可能にしない。
【0005】標識抗体を用いる免疫細胞化学技術は、一
部、抗体の低親和のために、高検出限定を有する。明白
な形態学的変化を伴うバイオプシーの57%のみが、こ
の型の試験に陰性であった(グプタ.ジエイ.等、「デテ
クション・オブ・ヒューマン・パリロマウイルス・イン
・セルビカル・スミアズ・ア・コンパリゾン・オブ・
「イン・シツ」ハイブリダイゼイション、イムノシトケミ
ストリィ、アンド・シトパソロジィ.」アクタ・シトロ
ジカ(Acta Cytol.)31、387−391(198
7))。
【0006】DNA又はRNAプローブの使用はもしか
すると期待できる。1980年より16以上のウイルス
性ゲノムがクローンされ、HPVの診断において、型特
異的プローブとして用いられた(ギスマン等、モレキュ
ラー・クローニング・アンド・キャラクタリゼイション
・オブ・ヒューマン・パピロマウイルスDNAデライブ
ド・フロム・ア・ラリンギール・パピロマ、ジャーナル
・オブ・パイロロジィ(J.Virol.)44、393−4
00(1982)、ロリンツ等、キャラクタリゼイション
・オブ・ヒューマン・パピロマウイルセス・イン・サー
ビカル・ネオプラシアス・アンド・ゼア・デテクション
・イン・ルーチン・サービカル・スクリーニング、バン
ブリィ・レポート21中、バイラル・エティオロジィ・
オブ・サービカル・キャンサー・pp、225−237、
ペト、アール等、編集、コールド・スプリング・ハーバ
ー・ラボラトリィ(1986))。即ち、ポリヌクレオチ
ドプローブの構成に必要なゲノム情報は入手しうる。こ
れらの公表されたウイルス性ゲノムは又既知のゲノムに
比べて新しく発見されたウイルス性ゲノムのパーセント
類似性に従って新しいHPVウイルス性型の分類につい
て標準を与えた。
【0007】ゲノムプローブ材料のHPV感染核細胞材
料とのインサイチユ・ハイブリダイゼーションは最近実
施された。ワグナー、ディ.、アイデンテイフィケイシ
ョン・オブ・ヒューマン・パピロマウイルス・イン・サ
ービカル・スフブス・バイ・デオキシリボヌクレイック
・アシッズ・イン・シツ・ハイブリダイゼイション、オ
ブステトリクス・アンド・ギネコロジィ、64(6)、7
67−772(1984)。この研究でワグナー等は、32
P標識全ヒト乳頭腫ウイルス6、11、16及び18を
用いる頚スワグ上のドットプロットハイブリダイゼーシ
ョンを行なう。高率の侵入癌は32P標識HPV型16/
18を含むそれらの組織試料の陽性標識に対応した。そ
れゆえに、インサイチユ標識は、用語が細胞中の適所に
通常に意味することを演じた手段と通常一致するので、
誤った方向に導く。この手段はニトロセルロース膜への
ドットプロッテイングを経て細胞含量の移転、NaOH
誘導細胞溶解80℃での焼き上げ、次いでハイブリダイ
ゼーション混合物への暴露を要する。オートラジオグラ
ムが1−5日後入手するまで入手できない。
【0008】HPVDNAプローブは異なるハイブリダ
イゼーションを基礎とするアッセー、例えばサザーン
(ラダー等、ア・ティピカル・スクアノウス・セル・ア
・ケースーシリーズ・スタディ・オブ・ジ・アソシエイ
ション・ビッウイーン・パパニコラウ・スミア・レザル
ツ・アンド・ヒューマン・パピロマウイルス・ゲノタイ
プ、ジャーナル・オブ・レプロダクテイブ.メデイシン
(J.Reproductive Medicine)35(4)、291−2
97(1991)及びハイブリッドドット/サザーン(ラ
コクジィ等、デテクション・オブ・ヒューマン・パピロ
マウイルス・イン・レプロセッスド・ルーチン・パパニ
コラウ・スミアズ・バイDNAハイブリダイゼーショ
ン、ダイアグノスティック・シトパソロジィ(Diagnost
ic Cytopathology)6(3)、210−214(199
0))アッセーに用いられ、臨床的に誘導された組織試料
中のHPVDNAを検出する。加えて、精製バイオプシ
ーDNA(ハラン等、「デテクション・アンド・タイピン
グ・オブ・ヒューマン・パピロマウイルス・インフエク
ション・オブ・ザ・ウテリン・カービックス・バイ・ド
ット−ブロット・ハイブリダイゼイション、コンパリゾ
ン・オブ・スクレイプス・アンド・バイオプシーズ」ジ
ャーナル・オブ・メディカル・バイロロジイ(J.Me
d.Virol.)27、317−321(1989))、及び
保存組織標本におけるインサイチユ・ハイブリダイゼー
ション、即ち、核酸プローブに相補のこれらの配列の無
傷の細胞内の直接局在を実施した(ヘイル等、「イン・シ
ツ」ハイブリダイゼーション・ウイズ・ジゴキシゲニン
−ラベルド・DNAオブ・ヒューマン・パピロマウイル
セス・HPV16/18イン・ヘラ・アンド・シラ・セ
ルズ、バイオテクニクス(Bio Techniques)6、97
8−981(1988))。精製DNAのブロットアッセ
ーはコンプレックス実験プロトコールを含み、弱い感受
性を有し、細胞構造とウイルス性位置についての情報を
与えない。この情報は感染の型及び広がりを診断するの
に重要である。反対にインサイチユ・ハイブリダイゼー
ションはこの情報を与えるだけでなく、実験室プロトコ
ールは、伝統的なパパニコラウスミアに満足している細
胞学者及び組織学者によく知られるであろう。
【0009】
【発明の要約】本発明は高及び低リスクヒト乳頭腫ウイ
ルスに対しての、及び良性の病巣(6/11)と広く関連
するものから悪性の型(16/18)を区別するためのD
NAHPVウイルス性検定を提供する。本発明はウイル
ス性増進の初期の段階で患者におけるHPVゲノムを特
に検出する方法を医師に提供する。
【0010】インサイチユ・ハイブリダイゼーション方
法の利点と系は、非放射活性アッセーにおいて、ポリヌ
クレオチドプローブの強力な特異性を結び着ける。検出
は好ましくは、抗原標識ポリヌクレオチドプローブに発
色現像剤を添加することによって比色信号を生ずる酵素
標識抗体の特異的結合により与えられる。明るい顕微鏡
を通して核材料中の紫がかった着色の観察は、選択の検
出方法である。方法は、敏感で速く、ウイルスについて
の型特異性情報を提供する。慣行通りに訓練した組織学
者を含む使用者の広いスペクトルは、この手段が普通の
ものであることを知る。
【0011】本発明は配列番号1を含む第1ポリヌクレ
オチド分子又はその安定なハイブリダイゼーション可能
切片及び配列番号2を含む第2ポリヌクレオチド分子又
はその安定なハイブリダイゼーション可能切片(式中、
R=A又はG)を含む。
【0012】両プローブ(以下「統括的プローブ」という)
の組合せ使用は一般的ウイルス性発生の検出を可能に
し、パパニコラススミアとして同一方法における慣用の
スクリーニングに用いうる。2つのプローブを含む組成
物の同時使用は肛門性器路病巣と関連するHPV型6、
11、16及び18の検出を可能にし、一方、プローブ
2のみの使用は、悪性、即ちHPV型16及び18と関
連したこれらのウイルスの検出を可能にする(図1参
照)。プローブ2のみの使用は悪性プローブと名付けら
れる。
【0013】本発明は又、検出可能な形で、特に該ポリ
ヌクレオチド分子の3'末端に付着したジゴキシゲニンd
UTP末尾に標識した第1及び第2ポリヌクレオチド分
子を含む。抗ジゴキシゲニン酵素結合抗体は、ジゴキシ
ゲニン標識プローブに局在し、X−リン酸塩/NBTと
の反応で紫がかった濃縮物を生ずる。
【0014】本発明は、又、HPV遺伝配列(例えば無
傷の核を伴う細胞)、ハイブリダイゼーション緩衝液、
及び請求項1又は2のポリヌクレオチドのいずれか一つ
又は両者の混合物の配列を有する検出可能に標識された
プローブを含む試料を含むハイブリダイゼーション混合
物を含む。
【0015】本発明は又、HPVの遺伝配列を含むか含
むと予想される試料中のHPVを検出する方法を含み、
それは試料を請求項1又は請求項2の配列を有する検出
可能に標識されたプローブと、又は両者の混合物と、適
当なハイブリダイゼーション条件下、接触させてプロー
ブ又はプローブ類を試料に安定にハイブリダイゼーショ
ンさせ、そして標識を検出することを含む。
【0016】本発明は又、1又はそれ以上のコンテナー
を密閉監禁されるよう区分されたキットを含み、それ
は、請求項1又は2のポリヌクレオチド分子又はその混
合物を含む第1コンテナー、及びポリヌクレオチドの存
在を示す能力を有する1又はそれ以上の試薬を含む第2
コンテナーの組合せを含む。
【0017】図1は万能及び悪性のプローブとの化学反
応産物ドットブロットハイブリダイゼーションのオート
ラジオグラムを示す。100mgのクローン化HPVゲノ
ム(HPV6、11、16及び18)及び10μgの非感
染ヒトDNAをニトロセルロース膜上にブロットした。
ハイブリダイゼーション後、相補オリゴプローブを「ゲ
ニウスキット(商標)」製造者(ベーリンガー・マンハイム
・バイオケミカルス・インディアナポリス、インディア
ナ、ユーエスエイ)により推奨されたとして発色現象し
た。各ポリヌクレオチドプローブの特異性は明示され
る。ヒトDNAは現実に存在するが両プローブに対し陰
性である。
【0018】図2はHPV感染及び非感染組織のインサ
イチユ・ハイブリダイゼーションの陽性及び陰性反応の
顕微鏡写真の写真複写を示す。細胞の核における紫がか
った蓄積(又はその不存在)は細胞学者/組織学者により
評価されるべき基準である。図2は黒と白であり、染色
核間の対比は測定因子である。
【0019】図3はインサイチユ・ハイブリダイゼーシ
ョンの結果を実施している顕微鏡写真の写真複写であり
図2のように行なわれたが完全HPVウイルス性ゲノム
はプローブとして用いた。図2における同一コントロー
ル間の明らかな対比に関連して図3の陽性及び陰性コン
トロール間の対比の損失に注意。
【0020】図4は本発明に有用なハイブリダイゼーシ
ョン箱の概要の描写である。箱はハイブリダイゼーショ
ンに必要な加熱の間カラススライドと溶液を含む手段を
提供する。
【0021】図5はエチジウムブロミドで染色後PCR
アッセーの結果の典型的ポリアクリルアミド電気泳動6
バンドパターンを示す。各型−特異的逆プライマーの塩
基対サイズは左カラムに示される。PCR増幅生成物の
存在又は不存在に従って、患者にHPVに感染している
か、どの型(複数もあり)か測定がなされる。加えて、図
はプライマーが完全に適合し、同一反応に用いうること
を明らかにする。
【0022】
【好ましい実施態様の詳細な説明】本発明のポリヌクレ
オチド分子は種々の形のヌクレオチド分子を含む。本出
願の目的のための用語「ポリヌクレオチド」は2−デオキ
シリボース及びリボース核酸を含む。それは又、交換で
きる種々のプリン及びピリミジン塩基を含む。用語「ポ
リデオキシヌクレオチド」は、5'−3'方法に結合した
2又はそれ以上の2−デオキシヌクレオチド分子を含
む。それらは又、一本鎖又は二本鎖でありうる。
【0023】ポリヌクレオチド配列又はプローブは検出
されるべき配列と実質的に相補又は相同の少くとも単一
鎖塩基配列を含む。しかしながら、そのような塩基配列
は単一連続ポリヌクレオチド切片を必要としないが標的
配列に安定にハイブリダイゼーションする断片を含むこ
とができる。プローブとしてポリヌクレオチドを用いる
場合、ハイブリダイゼーション条件は、標的ゲノム配列
の成功した検定をコントロールするのが必要である。典
型的には短かい(200bp以下)合成ポリヌクレオチドと
のハイブリダイゼーションは厳格な条件下、典型的には
ハイブリッドの融点(Tm)下、わずかに5−10℃で実
施する。これらの短かいハイブリッドはより長い200
+bpハイブリッドであるよりも自然的に解きやすく、洗
浄条件は、必然的により短かくハイブリダイゼーション
よりもより低い厳格な条件下に実施される。
【0024】プローブの同一部分は非同一配列、例え
ば、同一配列が増殖用に挿入されたベクターのDNA又
はRNAを含むものにより3'−及び5'−末端に隣接で
きる。どちらかの場合に分析試薬として示されたプロー
ブは、重要な試料核酸と1又はそれ以上の点で検出可能
なハイブリダイゼーションを示す。直鎖又は環状単一鎖
ポリヌクレオチドは、主な又は従の部分で相補ポリヌク
レオチド鎖又は鎖類と二重で、重要な同一配列又は配列
断片が単一鎖形で、試料DNA又はRNAとハイブリダ
イゼーションに利用できる場合を除き、プローブ要素と
して用いることができる。特に好ましくは、直鎖又は環
状プローブで、同一プローブ配列は本質的に単一鎖形で
ある(特に7及びメッシング、ジーン(gene)17、27
1−277(1982)参照)。
【0025】本発明のポリヌクレオチドプローブは、配
列番号1及びその安定なハイブリダイゼーション可能断
片及び配列番号2(Rはアデニン又はグアニン)及びその
安定なハイブリダイゼーション可能断片である。
【0026】プローブ1は、塩基6341及び6355
を含む間のHPV6ゲノム内及び塩基6326及び63
50を含む間のHPV11内の配列に安定にハイブリダ
イゼーションする。両部分は各ウイルスのL1オープン
リーディングフレームにある。プローブ2は、HPV1
6の部分に塩基961から985に、そしてHPV18
内で塩基1007から1031にハイブリダイゼーショ
ンする。両部分は各ウイルスのEIORFに属する。
【0027】本発明の分析方法の実施は如何なる特別な
ハイブリダイゼーションフォーマットにも限定されな
い。全ての慣用ハイブリダイゼーション技術を用いるこ
とができる。改良がなされ、概念上新しいフォーマット
が開発されるように本組成物及び方法を実施するのに容
易に適用できる。特に有用である慣用ハイブリダイゼー
ション形は試料核酸又はポリヌクレオチドプローブが固
体支持体上に固定される(固相ハイブリダイゼーション)
もの及びポリヌクレオチド種が全て溶液中にある(溶液
ハイブリダイゼーション)ものを含む。標的ウイルス性
核酸へのプローブのハイブリダイゼーションはサザー
ン、ドット又はスロットブロッティング技術又は他のよ
く知られたハイブリダイゼーション技術により達成しう
る。HPVDNAプローブは、異なるアッセー、例えば
サザーン(ラダー等、エイテイピカル・スクアナス・セ
ルズ、ア・ケース−シリーズ・スタディ・オブ・ジ・ア
ソシエーション・ビツウーン・パパニコラウ・スミア・
レザルツ・アンド・ヒューマン・パピロナウイルス・ゲ
ノタイプ、ジャーナル・オブ・レプロダクティブ・メデ
ィシン(J.Reproductiue Medicine)35(4)、29
1−297(1991))及びハイブリッドドット/サザ
ーン(ラコクジイ等、デテクション・オブ・ヒューマン
・パピロマウイルス・イン・レプロセスド・ルーチン・
パパニコラウ・スミアズ・バイDNAハイブリダイゼー
ション、ダイアグノスティック・サイトパソロジイ(Dc
agnostic Cytopathology)6(3)、210−214(1
990))アッセーに用いられ、臨床的に誘導された組織
試料中のHPVDNAを検出する。加えて、精製バイオ
プシーDNA(ハラン等、「デテクション・アンド・タイ
ピング・オブ・ヒューマン・パピロマウイルス・インフ
エクション・オブ・ザ・ウテン・カービックス・バイ・
ドット・プロット・ハイブリダイゼーション、コンパリ
ゾン・オブ・スクレイプス・アンド・バイオプシーズ」
ジャーナル・オブ・メディシナル・バイロロジィ、2
7、317−321(1989))は、ハイブリダイゼー
ション可能DNAの起原として用いうる。ハイブリダイ
ゼーションの特に好ましい方法はインサイチユ・ハイブ
リダイゼーション、即ち、核酸プローブに相補なこれら
の配列の無傷の細胞内での直接局在である。インサイチ
ユ・ハイブリダイゼーションはこの分野でよく知られて
いる、ヘイルス等、「インサイチユ」ハイブリダイゼーシ
ョン・ウイズ・ジゴキシゲニン−レイプルドDNAオブ
・ヒューマン・パピロマウイルスズHPV16/18イ
ン・ヘラ・アンド・シラ・セルズ、バイオテクニクスズ
(Bio Technzues)6、978−981(1988)参
照、これを引用して明細書記載の一部とする。
【0028】本発明においては、プローブ1及び2の長
さは25塩基対である、即ち、厳格な条件が標的HPV
配列を伴うインサイチユ・ハイブリダイゼーションに好
ましい。ハイブリダイゼーション条件は35℃から38
℃まで、45分と4時間の間、変りうる。好ましくは、
ハイブリダイゼーションはDNAの変性を助けるのに十
分な簡単な熱処理、例えば92℃で10分、そして次い
で37℃で1時間、好ましくは20%ホルムアミド中で
のハイブリダイゼーションで起きる。他の使用しうる条
件は当業者にとって知られているか明らかであろう。
【0029】本発明は又、標的配列で安定にハイブリダ
イゼーションが可能であるプローブ1及び2の断片を含
む。用語「安定にハイブリダイゼーション可能なその断
片」は全てのハイブリダイゼーション条件下、ここに表
示した25bp標的ゲノムに安定にハイブリダイゼーショ
ンする請求した配列の全ての断片を意味する。アッセー
は、本発明の配列の断片が標的HPV配列に安定にハイ
ブリダイゼーションしうるか、又何度でかを測定するよ
う容易に工夫できる。当業者に知られるように、ポリヌ
クレオチドプローブが短かくなると、ハイブリダイゼー
ション条件はより厳格となる。より大きな厳格さがハイ
ブリダイゼーションが高温度下に起きることを要求する
とハイブリッドの融点(Tm)に近づく。14から60−
70の高い塩基までのプローブの長さについてのTmを
計算する便利な方法は、サンブルック等、コンデイショ
ンズ・フォア・ハイブリダイゼーション・オブ・ポリヌ
クレオチド・プローブス、イン・モレキュラー・クロー
ニング-Aラボ・マニュアル、第2版、p11.46、コ
ールド・スプリング・ハーバー・プレス(1989)に記
載される。以下の方程式は短かいポリヌクレオチドプロ
ーブについてのTmを決定する。 Tm=81.5−16.6(log10[Na+])+0.41(%G+
C)−(600/N) 式中N=鎖長 この方程式は当業者にプローブ1又は2の全ての長さの
断片についてTmを計算できるようにし、又、ハイブリ
ダイゼーション条件に合わせるようにしてハイブリダイ
ゼーションについての最適温度を見出す。ハイブリダイ
ゼーションの厳格さに貢献する他の因子はG/C量及び
塩濃度を含む。
【0030】本発明のポリヌクレオチドプローブは幾つ
かの異なる型のHPVにおけるEIORFの保存同一部
分にハイブリダイゼーションする。本発明の配列の計画
は、この観察を考慮に入れる。プローブ2は位置16に
おいて退歩し、両HPV型16及び18とハイブリダイ
ゼーションしうる。位置16はアデニン(A)又はグアニ
ン(G)であり得、配列表における「R」により示される。
プローブ2は、それが、多くの正確な配列が比較される
場合に各位置が最もしばしば見出されるヌクレオチドで
ある典型的な核酸であるので、「コンセンサスポリヌク
レオチド」と考えられる。(ローセン等、デイクショナリ
ィ・オブ・イムノロジイ(Dictionarg of Immunolog
y、52頁、ストックトン・プレス、1989参照)。
【0031】本質的にどの核酸ハイブリダイゼーション
フォーマットも、プローブと測定されるべき配列との間
に形成されるハイブリッド又は重要な配列とハイブリダ
イゼーションしないプローブが選択された標識と標識可
能である本発明の目的に従うことができる。この分野で
知られるように、かかるハイブリッド又はハイブリダイ
ゼーションされたプローブの標識化は現実のハイブリダ
イゼーション反応の前又は後に実施できる。通常プロー
ブは特異的結合反応を経て標識されるか標識可能であり
又は、形成されたハイブリッドは通常特異的結合反応を
経て実質的に標識される。本発明の中心の新しい特徴
は、核酸ハイブリダイゼーションの検出への二次標識化
の現象の有利な適用である。
【0032】プローブはハイブリッドそのものが直接に
検出できる方法で直接に標識できる。これらの方法はよ
く知られており、放射能標識、化学ルミネッセント標
識、蛍光光度標識、発色団標識及び標識抗体結合を含
む。検出はプローブをリガンド、例えば蛋白ストレプタ
ビジンに特異的に結合するビオチンで直接標識化するこ
とにより達成され、その蛋白は、化学ルミネッセント反
応成分、例えばアルガホスファターゼ又は西洋ワサビペ
ルオキシダーゼに共有結合で結合したストレプタビジン
に対するキャリアーであることができる。これらの方法
は当業者によく知られ、ポリヌクレオチドを検出可能に
標識する。
【0033】本発明のプローブの直接放射能標識は、放
射活性アイソトープ、例えば32Pをプローブ分子のリン
酸エステル−糖バックボーンのリン酸エステル基に付す
ことにより可能である。当業者は他の放射活性標識、例
えば3H、又は125Iも可能であることを識別する。プロ
ーブが放射活性に標識されると、検出はX線感受性写真
フィルムにさらすことにより達成される。フィルムの続
く現象によりハイブリダイゼーションの存在又は不存在
を視覚で検出できる。これらの方法は当業者によく知ら
れている。サンブルック等、ラベリング・オブ・シンセ
ティック・ポリヌクレオチド・バイ・ホスホリレーショ
ン・ウイズ・バクテリオファージT4ポリヌクレオチド
・キナーゼ、イン・モレキュラー・クローニング、ア・
ラボ・マニュアル、2版、11.31−32頁、コール
ド・スプリング・ハーパー・プレス(1989)参照)。
【0034】酵素結合イムノアッセーは本発明のポリヌ
クレオチドプローブを標識するのに有用な他の技術であ
る。本発明の好ましい実施態様において、用いられる抗
体試薬は、検出的に標識されたポリヌクレオチドの結合
を経てプローブと相補試料核酸の間で形成されるハイブ
リッドに結合する能力により主として特徴づけられる。
抗体試薬は全抗体、抗体断片、多官能抗体集合体、モノ
クローナル抗体、単鎖抗原結合分子又は一般に抗ハイブ
リッド抗体からの1又はそれ以上の特異的結合部位を含
む全ての物質よりなることができる。全抗体の形におい
て、それは既知の免疫グロブリン、例えばIgG、IgM
等のクラス及びサブクラスの全てに属することができ
る。ハイブリダイゼーションプローブへの特異的結合親
和性を保持する全ての抗体のどの断片も用いることがで
きる。例えばFab、F(ab')及びF(ab')2として慣用に
知られるIgGの断片。加えて、免疫グロブリン又はそ
の断片の集合体、ポリマー、誘導体及び接合体を適当に
用いることができる。
【0035】抗体試薬についての免疫グロブリン起原は
全ての入手可能な手段、例えば慣用の抗血清、モノクロ
ーナル抗体技術、及び単鎖抗原結合分子の組換え遺伝手
術により得ることができる。抗血清は、動物、例えばマ
ウス、ウサギ、モルモット、ヒツジ又はヤギの適当な免
疫原での免疫を含むよく確立した技術により得ることが
できる。免疫グロブリンは又、その結果はモノクローナ
ル抗体に通常引用され、適当な免疫原の使用を含む体細
胞ハイブリダイゼーション技術により得ることもでき
る。単鎖抗原は、リンカーポリペプチドをコードするD
NA切片のプラスミドへの挿入により、組換え手術さ
れ、リンカーが2つの抗原結合可変ドメインを結合する
のを発現する。
【0036】抗体試薬が検出ハイブリッドに用いられる
と、それは通常酵素、例えばアルカリホスファターゼ、
西洋ワサビペルオキシダーゼ、適当な合成手段により付
着されたグルタルアルデヒドで標識化される。別法とし
て抗体試薬は天然の性質、例えばそれ自身の抗原性に基
づいて検出できる。さらに抗体は補体結合又は標識プロ
テインA、及び抗体を検出するのにこの分野で知られた
他の技術により検出できる。
【0037】好ましい実施態様では、抗体試薬は標識さ
れる。標識残基及び抗体試薬は直接化学リンケージ、例
えば共有結合を含むにより又は間抗リンケージ、例えば
交互に抗体に結合するマイクロカプセル又はリポソーム
中の標識の混入により、互いに結合又は連結する。標識
技術はこの分野でよく知られ、全ての慣用方法は本発明
において用いることができる。
【0038】本発明のハイブリダイゼーションポリヌク
レオチドプローブを検出する好ましい方法は、ジゴキシ
ゲニン標識ポリペプチドプローブを抗ジゴキシゲニン発
色団抗体と接触させることである。特に、スペーサーア
ーム、5'−デオキシウリジン三リン酸塩をポリヌクレ
オチド3'−末端ラベリングキット、カタログ番号13
62−372、ベーリング−マンハイム・バイオケミカ
ルズ、インディアナポリス、インディアナに指定される
ように、末端転移酵素を用いてプローブの3'末端に化
学的に添加する。他のデオキシヌクレオシド三リン酸塩
(dNTPs)を、dATP、dGTP、dCTP又はdTTP
を含め用いうる。よりジゴキシゲニン標識が、増強され
た検出可能性のためにより長いスペーサーアームを作る
のに必要である場合、1以上のdUTPを加えうる(シュ
ミッツ、ジー.ジー等、アナリテイカル・バイオケミス
トリイ(Anal.Biochem.)192、222(199
1))。ジゴキシゲニン−dUTP標識ハイブリッドNの
検出は重合アクリルホスファターゼで標識した抗ジゴキ
シゲニンポリクローナル抗体をプローブ上に位置するd
UTP連結ジゴキシゲニンに接触させることにより達成
する。プローブ−抗体コンプレックスは、プローブがニ
トロブルーテトラゾリウム(NBT)との組合せで5−ブ
ロモ−4−クロロ−3−インドリルリン酸塩(X−リン
酸塩)との接触でハイブリダイゼーションする所はどこ
でも、酵素的に連結した紫がかった色の沈澱を発達させ
る。当業者はX−リン酸塩/NBTの正確な濃度及び使
用量を理解する。サンブルック等、スクリーニング・オ
ブ・エクスプレッション・ライブテリーズ・ウイズ・ア
ンテイボディズ・アンド・ポリヌクレオチド・イン・モ
レキュラ・クローニング、ア・ラボ・マニュアル、第2
版、12.20頁、コールド・スプリング・ハーバー・
プレス(1989)参照。加えて「ゲニウス・キット(商
標)」(ベーリンガー・マンハイム・バイオケミカルズ、
インディアナポリス、インディアナ)は色発達への全て
の方向を与える。この方法により達せられる強い色彩発
達は、分子への短かい25−bpオリゴプローブの最適貫
通能と共に、HPVの比較的少しのコピーがゲノムに統
合された場合でも非常に強い発色信号を生ずる。
【0039】当業者は、他の酵素が、西洋ワサビペルオ
キシダーゼ及びグルタルアルデヒド及び適用した対応色
彩発達試薬を含めて、検出の目的のために結合抗体に連
結しうることを理解する。特に化学ルミネッセント試薬
「ルミーホス530(商標)」、ルミンゲン、インコーポレ
ーテッド、デトロイト、ミシガンは、慣用X線フィルム
上ハイブリッドの検出を可能にする。別法として、当業
者に示唆しうる他の抗ジゴキシゲニン接合体は、フルオ
レッサー抗−ジゴキシゲニン−ローダミン、及び抗−ジ
ゴキシゲニン−フルオレッセン及び電子顕微鏡法、抗−
ジゴキシゲニン−(金に接合した第2抗体)用を含む。
【0040】発色団標識の使用は視覚により又は慣用手
段により、例えば光学顕微鏡により検出できる。記録は
慣用カラー顕微鏡写真による。蛍光又は化学ルミネッセ
ント標識は、視覚による又は光電子増倍管により検出し
うる光を発する。全接合標識は電子顕微鏡法に用いら
れ、ハイブリダイゼーションを検出し、感染細胞のより
大きな形態学的特徴を映像化する。放射標識プローブは
X線感受性フィルムにさらしうる。
【0041】本発明において、検出可能に標識されたポ
リヌクレオチドプローブの明白な局面は免疫原性であ
る。例えば、以前の議論において、ギコキシゲキン−d
UTPスペーサーアームは、抗ジゴキシゲニン抗体又は
その断片により認識される。即ち、本発明の目的のため
そしてそれゆえに、ジゴキシゲニン−dUTP残基は抗
原である。同様にある状態ではdNTP末尾は抗原であ
ることができる。適当に活性化された宿主内に作られた
抗体が抗原のエピトープに特異的な抗体を生成すること
はよく知られる。dNTP末尾は十分な大きさに現れ抗
体により認識しうるエピトープを現わし、ハイブリッド
を標識する他の方法を提供する。
【0042】本発明のハイブリダイゼーション混合物
は、HPVDNA又はRNA配列、ハイブリダイゼーシ
ョン緩衝液、プローブ1及び2の一方又は両方の配列を
有する検出可能に標識されたプローブを含むか含むと予
想される試料を含む。より特異的には、試料は、HPV
を含みうる全ての領域から上皮のこすり落しを経て得ら
れる組織試料でありうる。婦人科学実験の間に得られた
頚又は陰門のそぎ落し、のどから得られた喉頭そぎ落と
し又は古い記録源から得られた細胞は必須の試料細胞を
提供しうる。
【0043】本発明のハイブリダイゼーション緩衝液は
ポリヌクレオチドプローブの標的配列への結合を可能に
する全ての緩衝溶液を含む。かかる緩衝液の多くの変形
がある。適当な緩衝液を選択する場合に考慮すべき変数
は溶媒及び温度、溶媒の容量及びハイブリダイゼーショ
ン時間の長さ、ブロッキング剤(プローブの非特異的表
面への付着をブロックする)、プローブの濃度及びその
特異活性、溶液中のプローブの有効濃度を増加するため
のPEG又はデキストリン硫酸の使用、及び以下のハイ
ブリダイゼーションを洗浄することのきびしさである。
種々のガイドラインがハイブリダイゼーション溶液の構
成に公有ドメインにおいて利用しうる。例えばサンブル
ック等、ハイブリダイゼーション・オブ・ラジオラベル
ド・プローブス、イン・モレキュラー・クローニング−
Aラブ・マニュアル、第2版9.47−9.51頁、コ
ールド・スプリング・ハーバー・プレス(1989)参
照。
【0044】HPVを検出する好ましい方法は、試料を
プローブ1又は2の配列を有する検出可能に標識された
プローブ又はその安定にハイブリダイゼーション可能な
断片と又は両者の混合物と、適当なハイブリダイゼーシ
ョン条件下に接触させプローブ又はプローブ断片を試料
に安定にハイブリダイゼーションさせること続いて標識
を検出することを含む。標識は、本発明のユニーク配列
に直接取込まれうるか又は、標識化は、ハイブリダイゼ
ーション後起こりうる。両方法は本明細書中のどこかで
より詳細に概説する。標識の型も限定されず、多くの型
の標識がここで議論される。本発明の好ましい標識は、
ハイブリッドを抗ジゴキシゲニン−dUTPで免疫標識
することを含み、抗体自身は酵素標識、特にアルカリホ
スファターゼに接合する。即ち、標識ハイブリッドの視
覚化は発色反応が、オキシダント又は他の反応物、特に
X−リン酸塩/NBTの抗体−局在ハイブリッドへの添
加により完了したときに起きる。
【0045】本発明の他の好ましいモードはインサイチ
ュ・シトハイブリダイゼーションである。本発明の関係
で用いられるように、「インサイチュー」は、ハイブリダ
イゼーションが細胞核中にまだ存在するゲノム材料で実
施されることを意味する。ガラススライドに固定したス
ミア細胞は、溶液の系列と接触してプローブは細胞中の
(存在すれば)標的配列にハイブリダイゼーションする。
結果は直接可視化する。この方法はHPV感染細胞の全
体の形態学的特徴を保持し、細胞学者に感染の他の証明
表示をさせる。
【0046】本発明はここに記載したアッセーを実施す
るのに必要な全ての要素を含むキットを含む、特にキッ
トは近くにとじこめられて、請求項1又は2のポリヌク
レオチド分子、又はその混合物を含む第1コンテナー及
びポリヌクレオチドの存在を示す能力を有する1又はそ
れ以上の試薬を含む第2コンテナーを含む1又はそれ以
上のコンテナーを含む。
【0047】詳しくは、区分されたキットは、試薬が別
々のコンテナーに含まれた全てのキットを含む。このよ
うなコンテナーは小さなガラスコンテナー、プラスチッ
クコンテナー又はプラスチックス又は紙のストリップを
含む。かかるコンテナーは、試薬を1つの区画から他の
区画に効果的に移転させ、試料と試薬は交雑混合せず、
コンテナーの試薬又は溶液は、1つの区画から他の区画
に定量方式で加えることができる。このようなコンテナ
ーは、ポリヌクレオチド溶液用、抗体溶液用、放射標識
用、酵素、蛍光色素又は抗体に結合する化学ルミネッセ
ント試薬用、発色剤例えばX−リン酸/NBT用のコン
テナー、及びリン酸緩衝食塩水、プレハイブリダイゼー
ション及びハイブリダイゼーション溶液及び他の緩衝液
用のコンテナーを含む。
【0048】ポリメラーゼ鎖反応のHPV表示への適用
は数多くのHPV型にうまく適用されてきた。各HPV
のそれぞれのゲノムはユニークであるが、それらはDN
A相同性の配列した部位、特にE1及びL1オープンリ
ーディングフレーム(ORFs)を分ける。多くのHPV
型が確認されたが5つの相補DNA配列だけが報告され
た。生殖HPV型6、11、16及び18のDNA配列
を比較することにより相同性の部位を確認することが可
能である。かかる部位から、多くの生殖HPVから明ら
かな部位を増幅するコンセンサスPCRプライマーのセ
ットを設計する。この方法は、最初1989年にマモス
等により報告され、PCRプロトコールス−Aガイド・
ツー・メソーズ・アンド・アプリケーションズ、イニス
等版356−367頁、アガデミック・プレス・インコ
ーポレーテッド、サン・ジェゴ、カリホルニア(199
0)におけるデテクション・アンド・タイピング・オブ
・ゲニタル・ヒューマン・パリロマウイルスにおいてマ
モス及びテイングによりより完全に記録されている。
【0049】本発明はインサイチュ・ハイブリダイゼー
ション結果と確立したPCR型感受性検出アッセーとを
相関するPCR基本アッセーを記録する。表I(実施例
3参照)はこの目的のために構成された順プライマーを
示す。表IIは逆プライマーを示す。実施例3はアッセ
ーを実施するのに必要な段階を記載する。このアッセー
はHPVウイルス性ゲノムの存在を検出するだけでな
く、増幅DNA断片(図5参照)の大きさに従ってウイル
ス性型をも示すよう設計された。6つのポリヌクレオチ
ド(多重プライマー)をPCRアッセーの間、耐熱性DN
Aポリメラーゼを用意するのに用い、各特異的増幅生成
物の大きさは表I及びIIに表示する。
【0050】表I及び表IIは、特異的増幅標的の重合
化を用意するのに用いたポリヌクレオチドプライマーの
セットを含め、PCRアッセーの主特徴を示す。1対の
順プライマーがあり1つはHPV6/HPV11用であ
り、他はHPV16/HPV18用である。ユニークな
逆プライマーは、各HPV型に必要であり、4つの逆プ
ライマーが表IIに示される。表は又、初めに報告され
た配列(シュクルツ等、エンボ・ジャーナル(EMBO
J.)2、2341−2348(1983)、ダートマン
等、バイロロジイ(Virol.)151、124−130
(1986)、シードルフ等、バイロロジイ(Virol.)1
45、181−185(1985)及びコール等、ジャー
ナル・オブ・モレキュラー・バイオロジイ(J.Mol.
Biol.)193、599−608(1987))に定めら
れた塩基に従って標的ゲノム配列を示す。全てのプライ
マーは、E1及びE2ORFs内の部位を的とし、22
2bpから809bpの範囲の断片の大きさを生ずる。
【0051】以下の実施例は本発明の組成物及び方法の
例示であり限定するものではない。発明の他の適当な修
飾及び適用及び臨床アッセー設計において通常出合う条
件及びパラメーターの変化は、当業者にとって明らかで
あり、本発明の精神及び範囲内にある。明細書中に示し
た引例は引用して本明細書記載の一部とする。
【0052】 実施例1 インサイチュ・ハイブリダイゼーション 本発明のプローブを使用して、インサイチュ・ハイブリ
ダイゼーションの詳細なプロトコールを以下に記載す
る。 1)標本のスライドガラス上の限界域(25×25m
m)に鞘、外陰部または陰茎細胞性スワップを塗布し、
ヘアスプレイで固定する(ヘアスプレイの内容物は、一
般に、40%アルコール(またはエタノール)中ブタ
ン、プロパン、イソブタン、酢酸ビニル、クロトン酸、
ビニルネオデカネイト共重合体、ローラミド、ラノミ
ド、DEA、ジメチコン、アミノメチルプロパノールお
よび芳香料である。市販のヘアスプレイが適当であ
る。)染色ジャー中にサンプルスライドガラスを置く
(20個のスライドガラス群を容易に適応し得る。)。 2)固定させた細胞を95%エタノールで15分間洗浄
する。 3)細胞を1Xリン酸緩衝食塩水(PBS)中4%パラ
ホルムアルデヒドで15分間37℃で再固定する。 4)残留液を除去し、37℃で空気乾燥しておく。 5)25℃で15分間0.2N HCl中インキュベート
する。 6)15分間2X SSC(20X SSC:3M NaC
l、0.3M クエン酸ナトリウム;pH7.0)で洗浄す
る。 7)上述の溶液を除去し、第2表に記載のプラスチック
製の湿潤な箱(ハイブリダイゼーション箱)に移し、各
々に前ハイブリダイゼーション溶液(2X SSC:Na
Cl、ブロッキングリージェント(商標)2%ブロッキ
ングリージェント(商標)。2%ブロッキングリージェ
ント(w/v)は、フェルケ等、ニュークレイック・アッシ
ド・リサーチ(Nucleic. acid Res.)、第18(9)巻、
5843〜5851頁、(1990年)に引用されるよ
うに、牛乳タンパク質の酸性沈澱および連続的可溶化
で、得られた脱脂粉乳からのカゼイン、20%ホルムア
ミド(v/v)、N−ラウリルサルコシン、塩化ナトリウ
ム、0.1%(w/v)、SDS,0.02%(w/v)を含
む。)(100ul/スライドガラス)を適応する。3
7℃で1時間インキュベートする。溶液を完全に細胞を
覆うように塗布する。 8)溶液を交換し、40ng/ml濃度で適当なプロー
ブを含むハイブリダイゼーション溶液を加える。各々の
スライドガラスに上記の溶液30ulを加え、ハイブリ
ダイゼーション箱(第4図)に静置し、カバーガラスで
サンプルを覆う。最後に、周縁をゴムのりまたはネイル
エナメルで密封する。 9)ハイブリダイゼーション箱にサンプルを分配し、9
2℃、即ち、沸騰水浴上で10分間インキュベートし、
除去し、次いで1時間37℃でインキュベートする。 10)室温で6X SSC溶液中にスライドガラスを浸
漬し、カバーガラスをはずし、ピンセットを用いて取り
除く。 11)染色ジャー中を室温にて6X SSCで一度洗浄
し、48℃にて6XSSCで一度および48℃にて2X
SSCで一度洗浄する。すべて15分間洗浄する。
【0053】実施例2 プローブの検出(ベーリンガー
の「ゲニウス(商標)」検出キットによる) 1)緩衝液1(100mMトリス−HCl,150mM
NaCl、pH7.5)中スライドガラスを簡単に洗浄す
る。 2)ブロッキング溶液(緩衝液1中0.5%ブロッキン
グリージェント(商標))中30分間インキュベートす
る。 3)工程1を繰り返す。 4)サンプルへ(キットから供給される)アルカリホス
ファターゼに結合する希釈された抗ジキトキシンゲニン
抗体200μlを適応し、1時間インキュベートする。 5)穏やかに撹拌しつつ室温で15分間緩衝液1で4度
洗浄する。 6)室温で2時間緩衝液3(100mMトリス−HC
l、100mM NaCl、50mM MgCl2、pH7.
5)で一度洗浄し、過剰の液体を除去する。 7)室温にて顕色溶液(NBT溶液45ulおよび1X
−リン酸溶液35ul(両溶液はキットから供給する)
を緩衝液3の10mlに加える)でインキュベートす
る。少なくとも6時間または一夜顕色させておく。 8)緩衝液4(10mMトリス−HCl、1mMEDT
A、pH8)で反応を止める。サンプルをエタノール勾
配(70%〜99%)で脱水する。エオシンで対比染色
し、固定し、光学顕微鏡において40倍で観察する。正
のシグナルは、細胞核中の暗青または紫がかった凝集で
あり、標的ゲノム存在数に比例している。第2図は、2
つの正および1つの負の事例の結果を示す。対照とし
て、第3図は、プローブとして全ウイルス性ゲノムの使
用を除く、上記の同様な製造の結果を示す。負の例にお
いて染色の背景があるけれども、正は核中の顕色とシト
ゾル中の顕色とでは顕著に異なることを示す。その顕著
な異なりは核中へのHPVの混入を示す。
【0054】実施例3 PCRアッセイ PCRアッセイを以下のように行う。 1)頸部または陰茎上皮細胞を無菌綿棒で捕集し、PB
S0.5ml中に包埋した。サンプルを24時間以下4
℃にて保った。サンプルを長時間保管するなら、アジ化
ナトリウム(0.1%)を加える。 2)簡単に撹拌し、綿棒から細胞を移し、綿棒を捨て、
細胞を小遠心分離機で1〜2分遠心分離する。 3)ペレットした細胞をPBSで一度洗浄し、再度遠心
分離する。 4)ペレットをリーシス溶液(水中プロテインナーゼK
50ug/ml、1%ノニデットP40)100ul中に
再懸濁する。 5)サンプルを65℃で30分間次いで95℃で30分
間インキュベートする。 6)溶解-細胞溶液5ulを最終容積100ul中PC
R反応緩衝液(500mM KCl、0.01%ゼラチ
ン、1.5%MgCl2、0.05%トリトン−X100、
200nM各々dNTP、1uM各プライマーおよびタ
ックDNAポリメラーゼの2.5ユニット)に加える。
サイクルを行う間に水の損失を避けるために各々の反応
において鉱油で液の表面を覆った。 7)温度−サイクルプロフィルを第II表に示す。 第1表 正プライマー 標的 プライマー 標的部位 HPV6および 配列番号3 1785 HPV11 HPV16および 配列番号4 1941 HPV18 第2表 逆プライマー 標的 プライマー 標的部位 PCR断片大きさ部位 HPV6 配列番号5 2007 222bp HPV11 配列番号6 2148 363bp HPV16 配列番号7 2465 524bp HPV18 配列番号8 2821 809bp 使用された温度−サイクルプロフィルを、エリコンプ・
シングル−ブロック(商標)システムにおいて自動的に
行い、以下のようにサイクルを行った。 DNAの起源は、クローン化HPVゲノムを有する組換
え型プラスミドng(正コントロール)、非感染ヒトD
NA100ng(負コントロール)、患者バイオプシー
から精製されたDNA100ng、頸部細胞を捕集した
綿棒から得られらた直接溶解細胞(DNA約150n
g)およびバイオプシーからの1mm3組織であった。
反応を最終容積100ul中反応緩衝液(50mMKC
l、0.01%ゼラチン、1.5%MgCl2、0.05%ト
リトン−X100、200nM各々dNTP、1uM各
々プライマーおよびタックDNAポリメラーゼの2.5
ユニット)中で行った。サイクルを行う間水の損失を避
けるために各々の反応において鉱油で液の表面を覆っ
た。
【0055】アガロースまたはアクリルアミドゲル電気
泳動図において、増幅された断片の型により感染してい
るウイルス型を区別するのは容易である(第5図参照)。
第5図は、エチジウムブロミドで染色後にPCRアッセ
イの結果の典型的なポリアクリルアミド電気泳動の6−
結合パターンを示す。各々の型−特異性逆プライマーの
塩基対型を左のカラムに示す。PCR増幅生成物の不在
または存在に従って、患者がHPVおよびどちらの型に
感染しているかを同定する。更に、図はプライマーが完
全に両立でき、同様の反応において使用され得ることを
示す。ウイルス型感染を、同様の電気泳動において、全
4種のHPVを含む、正コントロールでの正の事例から
増幅された断片型を対照して区別し得る。
【0056】
【配列表】
【0057】配列番号:1 配列の長さ:25 配列の型:核酸 鎖の数:単鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:DNA 配列記載:SEQ ID NO:1: 配列 GAACTTATTA CCAGTGTTAT ACAGG
【0058】配列番号:2 配列の長さ:25 配列の型:核酸 配列の数:単鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:DNA 配列記載:SEQ ID NO:2: 配列 ATATCAGATG ACGAGRACGA AAATG
【0059】配列番号:3 配列の長さ:15 配列の型:核酸 配列の数:単鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:DNA 配列記載:SEQ ID NO:3: 配列 AGCCCTGTAT TGGTT
【0060】配列番号:4 配列の長さ:14 配列の型:核酸 配列の数:単鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:DNA 配列記載:SEQ ID NO:4: 配列 ATGGTACAAT GGGC
【0061】配列番号:5 配列の長さ:18 配列の型:核酸 配列の数:単鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:DNA 配列記載:SEQ ID NO:5: 配列 TGCTCGTGCA TTAGAATC
【0062】配列番号:6 配列の長さ:18 配列の型:核酸 配列の数:単鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:DNA 配列記載:SEQ ID NO:6: 配列 GTTACCTACA CTGTCAAC
【0063】配列番号:7 配列の長さ:22 配列の型:核酸 配列の数:単鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:DNA 配列記載:SEQ ID NO:7: 配列 GTCATCTATG TAGTTCCAAC AG
【0064】配列番号:8 配列の長さ:22 配列の型:核酸 配列の数:単鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:DNA 配列記載:SEQ ID NO:8: 配列 TGCATCTTCC TCTTCCTCGT GC
【図面の簡単な説明】
【図1】 万能及び悪性プローブとの化学反応産物ドッ
トブロットハイブリダイゼーションのオートラジオグラ
ムを示す。
【図2】 HPV感染及び非感染組織のインサイチュ・
ハイブリダイゼーションの陽性及び陰性反応の顕微鏡写
真の写真複写を示す。
【図3】 インサイチュ・ハイブリダイゼーションの結
果を実施している顕微鏡写真の写真複写である。
【図4】 本発明に有用なハイブリダイゼーション箱の
概要の描写である。
【図5】 エチジウムブロミドで染色後PCRアッセー
の結果の典型的ポリアクリルアミド電気泳動6バンドパ
ターンヲ示す。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年3月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】 万能及び悪性プローブとの化学反応産物ドッ
トブロットハイブリダイゼーションのオートラジオグラ
ムを示す薄膜の写真である。
【図2】 HPV感染及び非感染組織のインサイチュ・
ハイブリダイゼーションの陽性及び陰性反応を顕微鏡的
に示す薄膜の写真である。
【図3】 完全HPVウイルス性ゲノムをプローブとし
て用いたインサイチュ・ハイブリダイゼーションの結果
を顕微鏡的に示す薄膜の写真である。
【図4】 本発明に有用なハイブリダイゼーション箱の
斜視図である。
【図5】 エチジウムブロミドで染色後PCRアッセー
の結果の典型的ポリアクリルアミド上の電気泳動を示す
写真である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01N 33/53 S 8310−2J (71)出願人 592157249 ウニベルシダッド・セントラル・デ・ヴェ ネズエラ UNIVERSIDAD CENTRAL DE VENEZUELA ヴェネズエラ、カラカス、シウダッド・ウ ニベルシタリア(番地の表示なし) (72)発明者 イバン・ガリンド−カストロ ヴェネズエラ、カミノス・ウルブ・ロス・ ドス・カラカス、レシデンシアス・ジュタ ヘ・アパルタメント・ベー−134、アベニ ダ・スクレ(番地の表示なし) (72)発明者 ホセ・ルイス・ラミレス ヴェネズエラ、カラカス、モンテ、ウル ブ・コリナス・デ・ベジョ、アパルタメン ト1−5アー、レシデンシアス・タマナ コ・イー、カジェ・オリノコ、ラマル1番 (72)発明者 ラファエル・ランヘル−アルダオ ヴェネズエラ、カラカス、ウルブ・ロス・ ナランホス、レシデンシアス・エル・ポル タル、アパルタメント8ベー、アベニダ・ エステ3番

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配列番号1又はその安定してハイブリダ
    イゼーション可能な断片を含むポリヌクレオチド分子。
  2. 【請求項2】 配列番号2(式中RはA又はGである)又
    はその安定してハイブリダイゼーション可能な断片を含
    むポリヌクレオチド分子。
  3. 【請求項3】 該配列から本質的に成る請求項1のポリ
    ヌクレオチド。
  4. 【請求項4】 該配列から本質的に成る請求項2のポリ
    ヌクレオチド。
  5. 【請求項5】 ポリデオキシヌクレオチドである請求項
    1又は2のいずれかのポリヌクレオチド。
  6. 【請求項6】 検出可能標識形である請求項1又は2の
    いずれかのポリヌクレオチド。
  7. 【請求項7】 該検出可能標識形が標識を含み、該標識
    は放射活性標識、酵素、蛍光色素、化学発光剤、抗体及
    びビオチンからなる群から選ばれる請求項6のポリヌク
    レオチド。
  8. 【請求項8】 該検出可能標識形が抗原を含み、該抗原
    は標識抗体に特異的に結合する請求項6のポリヌクレオ
    チド。
  9. 【請求項9】 該抗原が該プローブに付着したデオキシ
    ヌクレオチド三リン酸塩(dNTP)尾部を含み、該dNT
    P尾部はそこに結合した抗体残基を有する請求項8のポ
    リヌクレオチド。
  10. 【請求項10】 該抗体残基がジゴキシゲニンを含む請
    求項9のポリヌクレオチド。
  11. 【請求項11】 該標識抗体がアルカリホスファターゼ
    接合抗ジゴキシゲニン抗体を含む請求項8のポリヌクレ
    オチド。
  12. 【請求項12】 該検出可能標識形が該ポリヌクレオチ
    ド分子の3'末端に付着したジゴキシゲニンdNTP尾部
    を含む請求項6のポリヌクレオチド分子。
  13. 【請求項13】 該検出可能標識形がアルカリホスファ
    ターゼ接合抗ジゴキシゲーンポリクローナル抗体との組
    合せで該ポリヌクレオチド分子に付着したジゴキシゲニ
    ンdNTP尾部を含む請求項6のポリヌクレオチド分
    子。
  14. 【請求項14】 請求項1のポリヌクレオチドと請求項
    2のそれの混合物を含む組成物。
  15. 【請求項15】 (a)HPV遺伝配列を含む試料(b)ハイ
    ブリダイゼーション緩衝液、及び(c)請求項1又は2の
    ポリヌクレオチドのいずれか1つ又は両者の混合物の配
    列を有する検出可能標識プローブ、を含むハイブリダイ
    ゼーション混合物。
  16. 【請求項16】 該検出可能標識プローブが標識を含
    み、該標識は放射活性標識、酵素、蛍光色素、化学発光
    剤、抗体及びビオチンからなる群から選ばれる請求項1
    5のハイブリダイゼーション混合物。
  17. 【請求項17】 該検出可能標識プローブが抗原を含
    み、該抗原が標識抗体に特異的に結合する請求項15の
    ハイブリダイゼーション混合物。
  18. 【請求項18】 該抗体が該プローブに付着したデオキ
    シヌクレオチド三リン酸塩(dNTP)尾部を含み、該dN
    TP尾部はそれに付着した抗原残基を有する請求項17
    のハイブリダイゼーション混合物。
  19. 【請求項19】 該抗原残基がジゴキシゲニンを含む請
    求項18のハイブリダイゼーション混合物。
  20. 【請求項20】 該標識抗体がアルカリホスファターゼ
    接合抗ジゴキシゲニン抗体を含む請求項17のハイブリ
    ダイゼーション混合物。
  21. 【請求項21】 HPVの遺伝配列を含むか又は含むと
    考えられる試料中のHPVを検出する方法であって、該
    試料を請求項1又は請求項2の配列を有する検出可能標
    識プローブと、又は両者の混合物と適当なハイブリダイ
    ゼーション条件下接触させて、該プローブ又はプローブ
    類を該試料に安定にハイブリダイゼーションすること、
    及び該標識を検出することを含む。
  22. 【請求項22】 インサイチユ・サイトハイブリダイゼ
    ーションである請求項21の方法。
  23. 【請求項23】 該試料が外陰、頚又は陰茎起原の細胞
    を含む請求項21の方法。
  24. 【請求項24】 (a)請求項1又は2のポリヌクレオチ
    ド分子又はその混合物を含む第1コンテナー及び(b)該
    ポリヌクレオチドの存在を示す能力のある1又はそれ以
    上の試薬を含む第2コンテナーを組合せて含む、1又は
    それ以上のコンテナーを密閉監禁されるように区分され
    たキット。
  25. 【請求項25】 該ポリヌクレオチドの存在を示しうる
    該試薬が検出可能標識を含む請求項24のキット。
  26. 【請求項26】 該検出可能標識が放射活性標識、酵
    素、蛍光色素、化学発光剤、抗体及びビオチンからなる
    群から選ばれる請求項25のキット。
  27. 【請求項27】 抗原が該ポリヌクレオチドに付着した
    デオキシヌクレオチド三リン酸塩(dNTP)尾部を含
    み、該dNTP尾部がそれに付着した抗原残基を有する
    請求項26のキット。
  28. 【請求項28】 該抗原残基がジゴキシゲニンを含む請
    求項27のキット。
  29. 【請求項29】 該抗体が検出可能標識に接合し、請求
    項28の抗原残基に特異的に結合する請求項26のキッ
    ト。
  30. 【請求項30】 該標識抗体がアルカリホスファターゼ
    接合抗ジゴキシゲニン抗体を含む請求項29のキット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111254188A (zh) * 2020-02-06 2020-06-09 成都导胜生物技术有限公司 一种用于直接pcr扩增的组织液、扩增体系及试剂盒

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