JPH06259222A - 昇順整数列データの圧縮および復号システム - Google Patents

昇順整数列データの圧縮および復号システム

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JPH06259222A
JPH06259222A JP5070937A JP7093793A JPH06259222A JP H06259222 A JPH06259222 A JP H06259222A JP 5070937 A JP5070937 A JP 5070937A JP 7093793 A JP7093793 A JP 7093793A JP H06259222 A JPH06259222 A JP H06259222A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 昇順整数列データの圧縮および復号における
計算量を少なくし、処理時間を短縮する。 【構成】 減算部22で昇順整数列データD1から直前
のデータを減算し、得られた差分値を除算部12で除算
し、得られた余りを圧縮数列D2として保存し、得られ
た商を商比較部13において0と比較し、商が0でない
場合のみ除算部14で除算を行い、桁上がりマークと余
りを圧縮数列D2として保存する。減算および除算によ
ってデータ量が減るため、圧縮および復号の処理時間が
短縮される。また、データ量ー全体にわたるパラメータ
を必要としないため、データの追加、削除が可能であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、単調増加的に配列され
た昇順整数列データの圧縮および復号システムに関し、
特にデータベースから必要な情報を取り出すためのデー
タベース検索システムにおいて検索されるデータが単調
増加的に配列された整数列データである場合のそのデー
タの圧縮および復号システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、データを圧縮および復号する方法
の代表的なものとしては、ハフマン法、シャノン・ファ
ノ法、ギルバート・ムーア法、ランレングス符号化法な
どが知られている。たとえばハフマン法を用いたものと
しては特開平2−78323号などが挙げられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらの方法は主とし
て、データの文字ごとの出現頻度を測定し、頻度の高い
ものから優先的にデータのサイズを圧縮するものであ
る。これらの方法は、任意の形態のデータに適用できる
利点がある反面、圧縮、復号に数段階の処理を必要とす
るため、特に速度が要求される際には不向きである。
【0004】本発明は、上記のような問題に鑑み、単調
増加的(昇順)に配列された整数列データを高速で圧縮
するとともに、圧縮されたデータを記憶する記憶手段の
容量を小さくすることのできる圧縮および復号システム
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の圧縮および復号
システムは、昇順に配列された整数列データの圧縮およ
び復号において、昇順に配列された整数列データについ
て記憶されている整数列データと減算を行う減算手段
と、減算手段により得られた差分値を被除数として除算
を行い、商および余りを出力する第1の除算手段と、第
1の除算手段により得られた商を0と比較する商比較手
段と、商比較手段による比較の結果0でない商を被除数
として除算を行い、商および桁上がりマークとともに余
りを出力する第2の除算手段と、第2の除算手段から出
力される桁上がりマークおよび余りを記憶するととも
に、第1の除算手段から出力される余りを記憶する記憶
手段と、記憶手段に記憶された桁上がりマークおよび2
つの余りのデータから元の整数列データを復号する復号
手段とを具備する。
【0006】
【作用】本発明によれば、圧縮時に昇順データを、すで
に記憶された古い整数データと減算を行い、減算により
得られた差分を被除数として除算を行いその余りを出力
するとともに、その商を0と比較し、0でない商につい
てはこれを被除数として除算を行い、桁上がりマークと
ともに余りを出力し、商が0になるまでこの除算を繰り
返し、後者の除算により得られる桁上がりマーク、余
り、前者の除算により得られる余りを保存するようにし
ている。したがって、差分値を除算し、得られたデータ
を保存するようにしているから、従来の一般的な圧縮符
号化方法に比べて計算量を大幅に節約でき、高速で圧縮
および復号を行うことができる。また、統計量のような
データ全体にわたるパラメータを必要としないため、デ
ータの追加や削除を容易に実施することができる。
【0007】次に本発明のシステムによる整数列データ
の圧縮および復号について説明する。
【0008】1.圧縮 昇順整数列の先頭から順に数列の差分Dを算出し、これ
を定数L(0) で割った商P(0) 、剰余Q(0) を求め、商
P(0) が0である場合には、剰余Q(0) のみを記憶手段
に格納し、0でない場合には商P(0) をさらに定数L
(1) で割り、商P(1) 、剰余Q(1) を算出する。その
後、この商P(i)(i=1,2,...)が0になるまで、直前に算
出された商P(i-1) を被除数として除算を繰り返す。
【0009】漸化式で表すと D=L(0) ×P(0) +Q(0) P(i-1) =L(i) ×P(i) +Q(i)(i=1,2,...) この時、1つの差分値Dに対して以下のように数値が格
納される。 P(0) =0の場合、 Q(0) のみ P(n) =0(n>1)の場合、 C、Q(1) 、C、Q(2) 、...C、Q(n) 、Q(0) ただし、CはQ(0) と区別可能なマーク文字である。ま
た、上記整数列の先頭の値については、その値自身を差
分値とする。除数L(i) は予め定義しておく。
【0010】2.復号 復号においては、直前に復号された数値を保存してお
き、これを利用する。最初の整数値に対してはあらかじ
め保持された値として0を用いる。
【0011】
【数1】
【0012】を定義すれば、n個のマーク文字および剰
余が読み込まれた時、差分Dは、 D=Q(0) または
【0013】
【数2】
【0014】として差分Dが復号でき、この差分Dを、
保持していた直前の復号された整数値に加えてもとの整
数値が復号できる。
【0015】このように本発明によれば、差分を計算し
これを基にして圧縮することにより格納される最大数を
抑えるから、圧縮率の向上を図ることができる。また、
簡単な除算の繰り返しにより圧縮を行うから、高速な演
算を行うことができる。統計量のようなデータ全体にわ
たるパラメータを必要としないから、データの追加変更
が容易である。
【0016】L(i) を大きく設定すれば、除算の結果、
商が0になる場合が増加し、演算コストを下げることが
できる。逆にL(i) を大きく設定すれば、除算の回数が
増加し、演算コストが上がるが余りを小さくおさえるこ
とができ、記憶領域を小さくすることができる。
【0017】
【実施例】図1には、本発明によるシステムの一実施例
が示されている。同図に示すように、昇順整数列データ
D1は320、333、401...と、単調増加的
(昇順)に配列されている。これらのデータはたとえば
32ビットで表される。整数列データD1は圧縮装置に
おいて、減算部22に送られる。減算部22はそのデー
タの前に送られているデータの整数値によって減算を行
うとともに、今回送られた整数値を記憶部11に送る。
すなわち、記憶部11には、今回送られてきたデータの
直前に送られているデータが記憶されているから、これ
が減算部22に読み出され、減算部22は今回送られて
きたデータから直前に送られているデータを減算し、そ
の減算結果を除算部12に送る。
【0018】減算部22はこの減算を行うとともに、今
回送られてきたデータを記憶部11に送る。記憶部11
には、減算部22から送られた最新のデータが記憶され
る。なお、記憶部11の初期値は0とする。
【0019】除算部12は減算部22から送られた減算
データを所定の値で除算する。本実施例では入力された
減算データを255で割る。得られた商は商比較部13
に送られ、余りは圧縮数列D2処理部16に送られる。
【0020】商比較部13は入力された商を0と比較
し、商が0でない場合にはこれを除算部14へ送る。商
が0である場合には除算部14へ何らデータを送らず、
昇順整数列データD1の次のデータを減算部22へ入力
するよう指示を与える。除算部14は、商比較部13か
ら入力された商を所定の値、本実施例では256で除算
し、得られた商は再び商比較部13に送られ、余りは桁
上がりを示すマーク文字Cとともに圧縮数列D2処理部
16へ送られる。商比較部13に送られた商が0と判定
されるまで除算部14での除算が繰り返される。
【0021】以上のようにして昇順整数列データの圧縮
処理が行われ、圧縮されたデータ列が圧縮数列処理部1
6に記憶される。
【0022】次に具体的な例により説明する。最初のデ
ータ320が減算部22に送られると、記憶部11に記
憶された初期値が0であるから、320から0が減算さ
れ、差分値は320となり、除算部12に送られる。除
算部12では差分値320を255で除算し、商1、余
り65が得られる。商比較部13は入力された商を0と
比較し、商が0でないため、除算部14に商1が送られ
る。除算部14で商1が256によって除算され、商
0、余り1となるから、除算部14は桁上がりマークC
とともに余り1を圧縮数列処理部16に送り、次の整数
値を読むように通知する。
【0023】圧縮数列処理部16は、除算部14から送
られた桁上がりマーク文字Cと余り1および除算部12
から送られた余り65を記憶する。
【0024】次に整数列データD1からデータ333が
送られると、減算部22は333を記憶部11に記憶さ
れていた320で減算し、差分13を得る。差分13は
除算部12に送られ、除算部12は255で除算し、商
0、余り13を得る。商0は商比較部13に送られ、商
比較部13は商0が判定され、整数列D1から次の整数
値を読み込むように指示が出される。この場合には商比
較部13で商0が判定されているから、圧縮数列処理部
16には除算部12から送られた余り13のみが送ら
れ、記憶される。
【0025】同様の動作が繰り返されることにより、圧
縮されたデータが圧縮数列D2処理部16に順次送られ
る。これらの圧縮データは保存部15に記憶される。
【0026】復号においては、保存部15に記憶された
圧縮データが圧縮数列D2処理部16に取り出され、読
み取り部17により読み取られる。読み取り部17は、
圧縮データに桁上がりを示すマーク文字Cが出現した場
合には、その直後のデータをバイアス処理部18に送
る。また、マーク文字Cの出現の有無にかかわらず、余
りのデータを加算部19に送り、バイアス処理部18に
通知する。
【0027】たとえば本実施例における最初の圧縮デー
タは、桁上がりを示すマーク文字Cであるから、読み取
り部17はその直後のデータ1を読み取り、バイアス処
理部18に送る。次に、読み取り部17は余りのデータ
65を読み取り、加算部19に送る。
【0028】バイアス処理部18は、読み取り部17か
ら送られてきたデータが何番目のマーク文字の後のデー
タであるかをカウントする。カウント数に応じて、バイ
アスが算出され、加算部に送られる。カウント数は読み
取り部17から余り読み取りの通知がくると0に初期化
される。
【0029】本実施例では、バイアス処理部18に1番
目に送られてきたデータに対しては255を乗算し、2
番目以降のn(n=2,3,...)番目のデータに対
しては255×256(n-1) を乗算して加算部19に送
る。したがって、本実施例では1番目に送られてきたデ
ータ1に255を掛けて得られた255が加算部19に
送られる。
【0030】加算部19では、バイアス処理部18から
送られてきたバイアス値を順次加算するとともに、読み
取り部17から送られてくる余りを加算し、さらにその
前に復号され記憶部23に記憶されている整数を読み出
して加算する。記憶部23の初期値は0にされている。
【0031】本実施例ではバイアス処理部18から送ら
れてきた255と読み取り部17から送られてきた65
とを加算し、さらに記憶部23の初期値0を加算して、
復号データ320を得る。得られた復号データは復元整
数列D3保持部21に送られ、必要に応じて出力され
る。
【0032】本実施例によれば、上記のように圧縮時に
昇順データを、すでに記憶された古い整数データと減算
を行い、減算により得られた差分を被除数として除算を
行いその余りを出力するとともに、その商を0と比較
し、0でない商についてはこれを被除数として除算を行
い、桁上がりマークとともに余りを出力し、商が0にな
るまでこの除算を繰り返し、後者の除算により得られる
桁上がりマーク、余り、前者の除算により得られる余り
を保存するようにしている。したがって、差分値を除算
し、得られたデータを保存するようにしているから、従
来の一般的な圧縮符号化方法に比べて計算量を大幅に節
約できるから、高速で圧縮および復号を行うことができ
る。また、統計量のようなデータ全体にわたるパラメー
タを必要としないため、データの追加や削除を容易に実
施することができる。
【0033】本発明による圧縮および復号システムは、
各種の昇順に配列された整数列データの圧縮および復号
に適用できる。たとえば次のようなデータ検索システム
におけるデータの処理に適用できる。
【0034】図2は、本発明が適用される一実施例を示
す近傍特徴量の抽出によるパターン検索システムのデー
タフロー図である。この検索システムでは、予め全対象
物件から事象(情報)の位相情報を全て捨象した近傍特
徴量データを作成し、そのデータ群に対して全物件検索
を行なう。検索のアルゴリズムは、学習ステップと検索
ステップとからなる。学習ステップでは、物件毎に近傍
特徴量行列が位相情報として作成される。検索ステップ
では、検索キーと近傍特徴量行列とのマッチング演算が
行なわれ、物件ごとにマッチング度(類似度)を示す評
価結果を得る。以下、各ステップについて説明する。
【0035】(1)、学習ステップ 図2に於いて、検索対象10は、例えば日本語、英語、
ドイツ語、フランス語、ヘブライ語、ロシア語などの文
書データ、或いは量子化された波形数値データ、化学構
造式、遺伝子情報などである。このような検索対象に対
して、まず正規化手段S1により正規化の処理を行な
う。一般に検索対象は、情報の最小単位(文書であれば
アルファベットなどの文字、数値チャートであれば、あ
る時刻における実数値など)の列で表現されている。そ
れをなんらかの方法でn階調の整数列に変換する。これ
をデータの正規化と呼ぶ。
【0036】例えば、英文書データの場合、ASCII
コード表をそのまま用いることにより、次のような25
6階調の数値表現として実現される。 …… This is a pen. …… 84|104 |105 |115 |32|105 |115 |32|97|32|112 |101 |110 |46|
【0037】上記のコードにおいては、Tが84、hが10
4 ..と対応している。
【0038】正規化されたデータ20は、次に学習手段
S2により近傍特徴量行列30の形式に畳込まれる。こ
こで近傍特徴量をとる演算式は種々考えられる。この演
算式は検索の鋭さ(過検出の少なさ)にも影響を与え
る。
【0039】今、i番目の物件(文書)のj番目のデー
タ(文字)をCi,j とし、Ci,j に関する量子化量xと
i,j の前方k近傍に関する量子化量yを次のようにし
て求める。ここでは、検索される対象物件(文書)がn
個あるとし、そのうちのi番目の物件の量子化について
説明する。i番目の物件において、図3に示すように正
規化された数値列135,64,37,71,101,...が並んでいると
すると、Ci,j に関する量子化量xは、 x=f(Ci,j ) Ci,j の前方k近傍に関する量子化量yは y=g(Ci,j , Ci,j+1,i,j+2,...., i,j+k ) で求められる。
【0040】ここで、f(Ci,j )はCi,j に関するn段
階量子化関数である。すなわち、i番目の物件のj番目
のデータCi,j について所定の演算を行って得られる値
であり、1〜nのいずれかの整数で表される。したがっ
て、得られたxの値によって図4に示す行列(座標)に
おいてx軸方向の位置が1〜nの範囲で定まる。
【0041】また、g(Ci,j , Ci,j+1,i,j+2,....,
i,j+k ) は、Ci,j の前方k近傍に関するm段階量子
化関数である。すなわち、i番目の物件のj番目のデー
タCi,j とそのデータの近傍の所定の数のデータについ
て所定の演算を行って得られる値であり、1〜mのいず
れかの整数で表される。たとえば図3に示すようにj番
目のデータCi,j が135であり、kが3の場合には、
i,j+1,i,j+2,i,j+3 としてデータ135に続くデ
ータ64、37、71を抽出し、これらのデータとデー
タ135との相関について所定の演算を行う。j番目の
データCi,j が次の64の場合には、Ci,j+1,i,j+2,
i,j+3 としてデータ64に続くデータ37、71、1
01を抽出し、これらのデータとデータ64との相関に
ついて所定の演算を行う。
【0042】このようにして得られたyの値によって、
図4に示す行列(座標)におけるy軸方向の位置が1〜
mの範囲で定まる。したがって、上記のようにx、yを
求めることによって図4に示す行列(座標)における位
置が定まる。
【0043】本システムでは、各物件情報は、上記のよ
うにして求めたx、yに対して物件の通番iと重みw
(x,y,i)の組として記憶される。重みw(x,y,i)は、デ
ータx、y、iから所定の演算によって求められるが、
通常は重みw(x,y,i)の値は1に固定される。
【0044】上記のようにして求められたデータCi,j
ごとにx、yの値に基づき図4に棒によって示されるよ
うに、データを記憶する。すなわち、データCi,j
x、yの値によって定められる座標の位置に、その物件
の通番iとその重みw(x,y,i)を組みとしたデータを記
憶する。同図ではこのようなデータが記憶されるごとに
棒の長さが延びるように表されている。通常は重みw
(x,y,i)は1とされるから、物件の通番iのデータのみ
がx、yの値によって定められる座標の位置に記憶され
てゆく。この物件の通番iのデータは昇順に配列された
整数データであるから、前述の方法による圧縮および復
号に適している。したがって、前述の圧縮を行うことに
より、高速でデータを圧縮し、データの記憶容量を小さ
くすることができる。
【0045】この様にして作成された近傍特徴量行列に
物件の識別番号を付加して構造ファイル40として保存
する。
【0046】(2)、検索ステップ まず検索キー50を入力する。例えば、"This is a pe
n."を検索キーとする。この検索キー50に対して学習
ステップと同一の正規化方法に基づく正規化手段S3に
よりキー情報を整数列に正規化する。 84|104 |105 |115 |32|105 |115 |32|97|32|112 |101 |110 |46|
【0047】次に、検索手段S4において、学習ステッ
プと同一の自己相関計算式f() 、g() を用いて各物件に
対応する正規化された数値列の先頭からx、yの組の系
列を作成する。次に、このx、yの組の系列に基づい
て、物件kに対する検索キーの含有度数ωk として、V
(xj,j,k)をj=1〜mについて合計することによ
り算出する。
【0048】ただし、V(xj,j,k)は、物件情報リ
ストが物件iについての重みを持つ場合、はその重みに
等しく、持たない場合には0と定める。
【0049】したがって、検索すべき数値列のx、yの
組に対応する図4のx、yの位置にデータがある場合
(棒がある場合)には、別に設けられた記憶手段のその
データに示される物件の通番iの格納箇所にその重みの
値を記憶させる。
【0050】次に、評価結果出力手段S5において、物
件毎に得られた構造評価値score (合致度)を完全一致
の場合の評価値(この場合は、文字数−k、)で割っ
て、検索キーの含有確率を求め、評価結果のリスト70
を得る。更にソート手段S6において、このリスト70
を含有確率の降順にソートしソート済みリスト80を得
る。
【0051】このソート済みリスト80が検索結果であ
り、その上位物件を参照することにより、検索キーが物
件中に含まれている確率が高い物件名を知ることができ
る。含有確率は、完全一致及び不完全一致の全てについ
て求まるから、あいまい一致検索を行なうことができ
る。
【0052】また、検索キーの全情報についての全物件
探索であるから、検索もれが発生する確率は、本質的に
零であると言う特徴がある。
【0053】また、1つの物件に対する検索キーの評価
時間は、キーの文字数のみに依存し、物件の大きさには
依存しない。従って、非常に高速に検索を行なうことが
できる。
【0054】また検索結果のリストどうしの論理演算を
行うことにより、検索条件に対するAND、ORなどの
検索演算処理も高速に実行できる。式(1)の自己相関
式は上述の例の他に種々考えることができる。例えば、 f: x→x g: (x,y)→x-y (または|x-y |) とすれば、隣接文字及び一つ置きの文字の差分(または
差分の絶対値)を相関情報として近傍特徴量行列を作る
ことができる。また幾つかの文字列の個々の文字整数値
に対し四則演算を施すことにより近傍特徴量を取り出し
てもよい。
【0055】近傍特徴量は、各物件の全データを対象と
し取り出さなくてもよい。例えば、物件データ中の特定
の一つまたは一つ以上の整数値、特定の範囲の整数値、
或いはデータ列を構成する各バイト中の特定の1つまた
は一つ以上のビットを除外して近傍特徴量を捨象しても
よい。また日本語文書のように2バイト文字で構成され
ている場合には、例えば上位バイトを除外して下位バイ
トを対象として近傍特徴量を取り出してもよい。
【0056】上述の例では、近傍特徴量によって生成さ
れる行列は、256次のビット行列であり、これは8K
バイトに相当する。従って、1物件のデータが1K バイ
ト程度であるデータベースでは、効率のよいシステムで
あるとは言えない。そこで上記のようなデータ圧縮手段
S7を設けてデータ圧縮を行なって構造ファイル40の
容量を減らすのがよい。
【0057】上述の実施例において,正規化手段S1、
学習手段S2、正規化手段S3、検索手段S4、評価結
果出力手段S5、ソート手段S6、データ圧縮手段S7
は、コンピュータプログラムによって構成することがで
きるが、論理回路素子を用いて専用のハードウエアを構
成してもよい。
【0058】
【発明の効果】本発明は従来の一般的な圧縮符号化方法
に比べて計算量を大幅に節約できるから、高速で圧縮お
よび復号を行うことができる。また、統計量のようなデ
ータ全体にわたるパラメータを必要としないため、デー
タの追加や削除を容易に実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による圧縮復号システムの一実施例のデ
ータフロー図である。
【図2】本発明による圧縮復号システムを適用するデー
タベース検索システムのデータフロー図である。
【図3】近傍情報の量子化を示す図である。
【図4】記憶される情報構造を示す図である。
【符号の説明】
10 検索対象 11 記憶部 12 除算部 13 商比較部 14 除算部 15 保存部 16 圧縮数列D2処理部 17 読み取り部 18 バイアス処理部 19 加算部 20 正規化データ 21 復元数列D3保持部 22 減算部 23 記憶部 30 近傍特徴量行列 40 構造ファイル 50 検索キー 60 正規化キー 70 評価結果リスト 80 ソート済みリスト S1 正規化手段 S2 学習手段 S3 正規化手段 S4 検索手段 S5 評価結果出力手段 S6 ソート手段 S7 データ圧縮手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇順に配列された整数列データの圧縮お
    よび復号システムにおいて、 昇順に配列された整数列データについて記憶されている
    整数列データと減算を行う減算手段と、 前記減算手段により得られた差分値を被除数として除算
    を行い、商および余りを出力する第1の除算手段と、 前記第1の除算手段により得られた商を0と比較する商
    比較手段と、 前記商比較手段による比較の結果0でない商を被除数と
    して除算を行い、商および桁上がりマークとともに余り
    を出力する第2の除算手段と、 前記第2の除算手段から出力される桁上がりマークおよ
    び余りを記憶するとともに、前記第1の除算手段から出
    力される余りを記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された前記桁上がりマークおよび2
    つの余りのデータから元の整数列データを復号する復号
    手段とを具備することを特徴とする昇順整数列データの
    圧縮および復号システム。
  2. 【請求項2】 前記第2の除算手段は、前記商比較手段
    から送られた0でない商を除算した場合に前記桁上がり
    マークを出力することを特徴とする請求項1の昇順整数
    列データの圧縮および復号システム。
  3. 【請求項3】 検索対象の物件毎にその近傍特徴量を記
    憶した記憶手段と、 検索キーの近傍特徴量と検索対象の上記近傍特徴量との
    合致度を物件毎に求め、物件番号を合致度の降順に出力
    する検索手段とを具備するデータベース検索に用いられ
    ることを特徴とする請求項1の昇順整数列データの圧縮
    および復号システム。
  4. 【請求項4】 検索対象のi番目の物件のj番目のデー
    タ列Ci,j に関する量子化量xとその近傍のk個のデー
    タ列Ci,j+1,i,j+2,...., i,j+k に関する量子化量
    yとを x=f(Ci,j ) y=g(Ci,j , Ci,j+1,i,j+2,...., i,j+k ) によって求め、得られたx、yの値に基づいて定められ
    る記憶手段の位置にその物件の通番iを記憶するデータ
    ベース検索に用いられることを特徴とする請求項3の昇
    順整数列データの圧縮および復号システム。
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