JPH0625763U - 電流検出装置 - Google Patents

電流検出装置

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JPH0625763U
JPH0625763U JP6577892U JP6577892U JPH0625763U JP H0625763 U JPH0625763 U JP H0625763U JP 6577892 U JP6577892 U JP 6577892U JP 6577892 U JP6577892 U JP 6577892U JP H0625763 U JPH0625763 U JP H0625763U
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JP
Japan
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hall element
core
gap
case
detecting device
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Pending
Application number
JP6577892U
Other languages
English (en)
Inventor
一英 関
徹 田辺
Original Assignee
スタンレー電気株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の電流検出装置においてはコアのギャッ
プにホール素子を配置する際に樹脂モールドで行うもの
であったので、温度変化による樹脂の収縮でホール素子
に外部応力が加わり出力に変動を生じて正確な測定が不
可能となる問題点を生じていた。 【構成】 本考案により、コア2は電流検出装置1のケ
ース4に少なくともギャップ2aの部分を露出するよう
に一体に成型し、ホール素子3は前記ギャップ2a中に
位置するようにケース4に固定される構成とした電流検
出装置1としたことで、ホール素子をコアの所定位置に
位置させるときに樹脂モールドを行う必要をなくし、温
度変化による外部応力がホール素子3に加わることをな
くしてホール素子3の出力を安定させ課題を解決するも
のである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は電気的に非接触の状態で電路に流れる電流の有無を検出する電流検出 装置に関するものであり、詳細には前記電路の周囲を取り囲む強磁性体で形成さ れたコアと、該コアに設けられたギャップ中に設置されるホール素子から構成さ れるものに係る。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の電流検出装置としては例えば特開昭59―9565公報に示さ れる用に、導体が貫通する略ロ字状のコアのギャップにホール素子を配置した構 成のものがあり、この種の電流検出装置においてコアとホール素子との相互位置 に取付ガタなどによる移動を生ずるときには、測定結果が不確実なものとなるの でコアとホール素子とを一体に樹脂モールドして、相互の位置関係を強固に固定 するものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記した従来の構成においては、確かにコアとホール素子との 相互位置を確実にするものであることは認められるものの、第一には半導体素子 であるホール素子に対して樹脂モールドを行ったことにより、例えば周囲温度の 変化によるモールド樹脂の収縮によりホール素子に加わる圧力が変化して出力を 変動させ、結果的に正確な測定が不能となる問題点を生じている。
【0004】 また、第二にはコアとホール素子とが樹脂モールドにより一体化されたことで 、ホール素子の側に不良を生じた場合には、前記コアを含むアセンブリ交換とな り、このときに前記コアには被測定体である導体が貫通されているので、その補 修作業が極めて煩雑なものとなる問題点を生じ、これらの点の解決が課題とされ るものとなっていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は前記した従来の課題を解決するための具体的な手段として、コアに設 けたギャップ中にホール素子を設置して成る電流検出装置において、前記コアは 電流検出装置のケースに少なくとも前記ギャップの部分は露出するように一体に 成型し、前記ホール素子は前記ギャップ中に位置するように前記ケースに固定さ れる構成としたことを特徴とする電流検出装置を提供することで課題を解決する ものである。
【0006】
【実施例】
つぎに、本考案を図に示す一実施例に基づいて詳細に説明する。 図1に符号1で示すものは本考案に係る電流検出装置であり、この電流検出装 置1にはコア2とホール素子3とが設けられて成るものである点は従来例のもの と同様であるが、本考案により前記電流検出装置1にはケース4が設けられ、該 ケース4を使用することにより前記コア2とホール素子3とが確実に取付けられ るものとされている。
【0007】 以下に上記の構成を更に詳細に説明すれば、前記ケース4は樹脂部材により射 出成型などの手段で形成されるものとされ、この形成時には少なくともギャップ 2aの部分を露出させるようにして、前記コア2を一体に成型するものとされて いる。尚、このときに前記ケース4は前記ホール素子3及びこのホール素子3に 付随する電子回路などを収納可能とするように函状として形成されることが好ま しい。
【0008】 上記のように構成されたことで前記コア2はケース4と一体化され、このケー ス4に対して固定された状態でギャップ2aの部分を露出するものとなる。ここ で前記ギャップ2a内に位置するように例えばプリント回路基板に搭載されたホ ール素子3の取付を螺着などでケース4に対して行えば、前記コア2もホール素 子3もケース4に対して固定されるものとなり、従ってコア2とホール素子3と の間の相互位置も確実に固定されるものとなり、測定値にコア2とホール素子3 との位置関係に起因する出力変動を生じないものとなる。
【0009】 次いで、上記の構成とした本考案の作用及び効果について説明を行えば、先ず 第一には、前記ホール素子3が樹脂モールドを行われることなく所定の位置に正 確に固定されるものとなり、温度変化などによりホール素子3に加わる外部応力 が変化し、この要因により出力変動が生ずることを防止して、測定精度を向上さ せるものとする。
【0010】 また、第二にはホール素子3がコア2とは別手段でケース4に固定される構成 としたことで、前記ホール素子3はコア2とは別体となり、分離して着脱が可能 なものとなるので、通常には不具合発生の可能性の高いホール素子3に不良を発 生したときにも、このホール素子3の側のみの交換を可能とする。
【0011】 尚、この実施例においてはコア2の存在を明確に示すためにケース4とは部分 的にインサートモールドが行われている例で示したが、実際の実施に当たっては 前記ギャップ2aの部分を除いて全てが覆われるようにして一体化しても良いも のである。
【0012】
【考案の効果】
以上に説明したように本考案により、コアは電流検出装置のケースに少なくと もギャップの部分は露出するように一体に成型し、ホール素子は前記ギャップ中 に位置するように前記ケースに固定される構成とした電流検出装置としたことで 、第一には従来例のもののようにホール素子をコアの所定位置に位置させるとき に樹脂モールドを行う必要のないものとして、温度変化などによるモールド樹脂 の伸縮による外部応力がホール素子に加わることをなくし、半導体で形成されて この種の外部応力の変動にも敏感なホール素子の出力を安定させて測定精度の向 上に極めて優れた効果を奏するものである。
【0013】 また、上記の構成としたことでケース、即ちコアとホール素子とが分離可能と なり、ホール素子を導体が貫通したコアに影響されることなく着脱自在のものと して、通常には不具合発生の可能性の高いホール素子3の側を交換可能とするも のであり、これにより補修作業を簡素化する優れた効果も併せて奏するものとな る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る電流検出装置の一実施例を一部
を分解した状態で示す斜視図である。
【符号の説明】
1……電流検出装置 2……コア 2a……ギャップ 3……ホール素子 4……ケース

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コアに設けたギャップ中にホール素子を
    設置して成る電流検出装置において、前記コアは電流検
    出装置のケースに少なくとも前記ギャップの部分は露出
    するように一体に成型し、前記ホール素子は前記ギャッ
    プ中に位置するように前記ケースに固定される構成とし
    たことを特徴とする電流検出装置。
JP6577892U 1992-08-28 1992-08-28 電流検出装置 Pending JPH0625763U (ja)

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