JPH062560Y2 - 海苔原藻の洗滌機 - Google Patents

海苔原藻の洗滌機

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JPH062560Y2
JPH062560Y2 JP1989101892U JP10189289U JPH062560Y2 JP H062560 Y2 JPH062560 Y2 JP H062560Y2 JP 1989101892 U JP1989101892 U JP 1989101892U JP 10189289 U JP10189289 U JP 10189289U JP H062560 Y2 JPH062560 Y2 JP H062560Y2
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JP
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washing machine
tank
water
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stirring blade
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JP1989101892U
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JPH0341596U (ja
Inventor
克佳 河合
Original Assignee
渡辺機開工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、海苔原藻から汚物及び軟弱な葉を除去する
ことを目的とした海苔原藻の洗滌機に関する。
(従来の技術) 従来、海苔原藻を水と共に洗滌槽内へもみ作用を与え乍
ら送り込む方法が知られていた。また、有底外槽内へ通
水性の内槽を設置し、該内槽底に攪拌翼を設置し、海苔
原藻の送入口と排出口及び排水口を設けた洗滌機におい
て、内槽底の前記攪拌翼と底壁との間に原藻の通路を設
け、前記外槽底であって内槽の外側へ排水筒を水位調節
可能に設けると共に、内槽底へ原藻の循環路を設けた海
苔原藻の洗滌機が知られていた(特開平1−18177
9号)。
(考案により解決すべき課題) 前記公知の洗滌方法及び洗滌機は、この考案の出願人の
出願に係り、優れた洗滌機として使用されているが、更
に大容量化すること及び洗滌後の一時貯留等について配
慮する必要があった。
また、攪拌翼の作用として、上下対流は有効に行われる
が、特に内槽底付近における放射方向の攪拌力が弱く、
内槽が大径になると、一部攪拌流動の弱い部分を生じる
問題点があった。
(課題を解決する為の手段) 然るにこの考案は、攪拌翼を改善して、比較的大容量の
原藻と水との混合物を均等に攪拌し得るようにすると共
に、洗滌機の下方に貯留槽を設け、洗滌済原藻と水とを
均質混合水として貯留し、必要に応じ次工程へ送るよう
にして、前記従来の問題点を解決したのである。
即ちこの考案は、有底の外槽内へ通水性の内槽を設置す
ると共に、前記内槽の中央底部へ攪拌翼を設置した洗滌
機において、前記有底の外槽と通水性の内槽との間にに
所定高さの水位壁を設け、前記水位壁の外側の外槽底へ
排水口を設け、前記洗滌機の下部へ攪拌手段付の貯槽を
設けたことを特徴とする海苔原藻の洗滌機である。
また、攪拌手段は、貯槽へ横架した羽根軸に複数の攪拌
羽根を相互に角度をなして放射状に突設し、前記羽根軸
に往復回動の駆動源としてモータの回転力伝達機構を連
結したことを特徴とするものである。
次に、通水性の内槽は、下部に所定高さの無孔部を有す
る通水孔付角筒であって、着脱可能に設置されたもので
ある。
更に他の考案は、有底の外槽内へ通水性の内槽を設置す
ると共に、前記内槽の中央底部へ攪拌翼を設置した洗滌
機において、前記洗滌機の下部へ攪拌手段付の貯槽を設
け、前記攪拌翼はベース面上へ水平方向に複数の山形突
条を等間隔、かつ放射方向に設け、前記山形突条の先端
をベース面まで傾斜させたことを特徴とする海苔原藻の
洗滌機である。
また、攪拌翼は、裏面に複数の放射突条(リム)を等間
隔に設けたものである。
尚、外槽及び内槽の横断面形状に限定はない。
(作用) この考案は、内槽の外側へ水位壁を設けたので、水位壁
の上縁により内槽の水位が常時一定に保たれる。また、
洗滌機の下方へ貯留槽を設けたので、洗滌済の原藻を一
時的に貯留することができる。従って、洗滌時間に多少
の変動が生じても生産ラインを一定能力に保つことがで
きる。
また、内槽を角筒にすれば、水と原藻の混合物の回転に
抵抗を生じ、原藻のもみ洗いを確実にすることができ
る。
(実施例) この考案の実施例を図面に基づいて説明する。
底板1を有する四角筒状の外槽2の内側へ、パンチング
メタル又はステンレス網よりなる8角筒状の内槽3を挿
入し、取付ボルト4、4により固定する。前記外槽2の
内側中間部には、水位壁5が突設してあり、前記水位壁
5の外側中間部から外槽壁は斜上向の傾斜壁2aと、直
立壁2bとにより形成されており、前記傾斜壁2aには
排水口13が穿設してある。前記内槽3は、下部に所定
高さ(例えば10cm)に亘り無孔部3aが設けてある。
このような無孔部がないと、内槽3の下側壁からより多
く排水され易い為に、該部が原藻により目詰りを生じる
おそれがある。また、原藻が停滞し易くなるので無孔部
を設けた方がよいことになる。前記内槽3の下部は多孔
板6で閉塞され、その中央部に攪拌翼7が、回転軸8に
固定されて架設されている。回転軸8は、外槽2の底板
1に固定された軸受け9に架設されており、該軸受け9
に透孔10が設けてある。原藻は送入管30を介して、
前記軸受け9の透孔10に供給され、ついで透孔10を
介して、攪拌翼7の下面に供給され、攪拌翼7の回転に
つれ、その下面に設けたリム11により内槽内へ強制的
に排出される。前記外槽2、内槽3及び攪拌翼7並びに
その付属部品等で洗滌機12が構成されている。洗滌機
12の下方に貯留槽14が設置されている。貯留槽14
の上縁には、二本の羽根軸15、15aが回転自在に横
架され、各羽根軸15、15aには、攪拌羽根16、1
6が交互に角度をなして放射状に突設されている。前記
羽根軸15、15aの一端には夫々連結片17、17a
の基端が固定され、連結片17、17aの先端に連結杆
18の両端がピン連結されている。また、羽根軸15の
一端に連動片19の基端が固定され、連動片19の先端
に連結杆20の一端がピン連結され、連結杆20の他端
にモータ21の軸に取付けた連動片22の先端とピン連
結してある。前記攪拌翼7のベース7a上には、断面山
形の突条7bが複数等間隔放射状に設けられており、各
突条7bの先端側はベース7aと傾斜面7cで連結して
ある。従って、攪拌翼7が回転すると、前記突条7bに
より、付近の水は矢示23のように上方へ押し上げられ
る。また、突条7bの先端に傾斜面7cがあるので、攪
拌翼7が回転すると、傾斜面7cに押された水は矢示2
4のように内槽の周壁側へ跳ねとばされる。従って、攪
拌翼7の先端部と内槽内壁との間の水も流動することに
なり、該部の原藻が停滞するおそれはない。
また、多孔板6には原藻の排出口25が設けられ、排出
口25に連設した排出管26に円筒弁27が横架されて
いる。そこで第7図中矢示28のように水と原藻の混合
物は排出される。従来この種排出口の弁体としては、板
弁が用いられていたが、この考案のように円筒弁を用い
ることにより、原藻の挾み込みがなくなった。
前記実施例において、第1図中矢示29のようにポンプ
を送られた水と原藻との混合物は、送入管30を介して
軸受け9の透孔10へ矢示31のように入り、矢示32
のように上昇し(第4図)、攪拌翼7の回転に伴い、リ
ム11により矢示33のように内槽3内へ放射状に排出
される。そこで攪拌翼7の回転により(矢示35)、矢
示23、24のように(第1図)、かつ矢示34、34
のように螺旋状に拡散し、汚水は内槽壁を矢示36のよ
うに通過し、矢示37のように下降し、排水口13から
矢示38のように排出される。一方、多孔板6を矢示3
9のように透過した汚水は、透孔40から外槽2内へ入
り、排水管41を経て矢示42のように排出される。一
方、排出口25から矢示28のように排出された原藻は
貯留槽14に入る。そこでモータ21を始動すると、連
動杆22、連結杆20、連動片19を経て羽根軸15が
回動し、これにつれて連結片17、17aと、連結杆1
8を介し、羽根軸15aも回転する。そこで各羽根16
は第1図中、矢示43、43aのように左右揺動して原
藻の沈澱を防止し、内容水を均等濃度に保持することが
できる。そこで次工程で原藻を必要とする場合には、排
出部45(第1図中、手前にある)から必要量宛送られ
る。
前記実施例は、内槽3を取付ボルト4、4によって締付
固定したので、蝶ナット44を外すことにより容易に取
外すことができる。
(考案の効果) 即ちこの考案によれば、外槽内へ水位壁を設けたので、
常時一定水位を保って洗滌し得る効果がある。また、洗
滌機の下部へ貯留槽を設けたので、洗滌機による洗滌時
間の変動を調節し、次工程の定量移送に支障を生じない
効果がある。
また、攪拌翼のベースに山形の突条を設けると共に、該
突条の先端をベース側へ傾斜させたので、回転によって
水を上昇させると共に、放射方向へも流動させ、全体と
して多孔板付近の原藻にも流動力を与える効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例の断面図、第2図は同じく平
面図、第3図は同じく貯留槽の一部を断面した正面図、
第4図は同じく攪拌翼の取付状態における断面拡大図、
第5図は同じく攪拌翼の拡大正面図、第6図は同じく拡
大裏面図、第7図は同じく円筒弁の開口状態における拡
大断面図、第8図は同じく円筒弁の閉鎖状態における拡
大断面図である。 1…底板、2…外槽 3…内槽、3a…無孔部 4…取付ボルト、5…水位壁 6…多孔板、7…攪拌翼 8…回転軸、11…リム 12…洗滌機、13…排水口 14…貯留槽、15、15a…羽根軸 16…攪拌羽根、27…円筒弁

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】有底の外槽内へ通水性の内槽を設置すると
    共に、前記内槽の中央底部へ攪拌翼を設置した洗滌機に
    おいて、前記有底の外槽と通水性の内槽との間にに所定
    高さの水位壁を設け、前記水位壁の外側の外槽底へ排水
    口を設け、前記洗滌機の下部へ攪拌手段付の貯槽を設け
    たことを特徴とする海苔原藻の洗滌機
  2. 【請求項2】攪拌手段は、貯槽へ横架した羽根軸に複数
    の攪拌羽根を相互に角度をなして放射状に突設し、前記
    羽根軸に往復回動の駆動源を連結したことを特徴とする
    請求項1記載の海苔原藻の洗滌機
  3. 【請求項3】通水性の内槽は、下部に所定高さの無孔部
    を有する通水孔付角筒であって、着脱可能に設置された
    請求項1記載の海苔原藻の洗滌機
  4. 【請求項4】有底の外槽内へ通水性の内槽を設置すると
    共に、前記内槽の中央底部へ攪拌翼を設置した洗滌機に
    おいて、前記洗滌機の下部へ攪拌手段付の貯槽を設け、
    前記攪拌翼はベース面上へ水平方向に複数の山形突条を
    等間隔に設け、前記山形突条の先端をベース面まで傾斜
    させたことを特徴とする海苔原藻の洗滌機
  5. 【請求項5】攪拌翼は、裏面に複数の放射突条を等間隔
    に設けた請求項4記載の海苔原藻の洗滌機
JP1989101892U 1989-08-31 1989-08-31 海苔原藻の洗滌機 Expired - Lifetime JPH062560Y2 (ja)

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JPH0341596U JPH0341596U (ja) 1991-04-19
JPH062560Y2 true JPH062560Y2 (ja) 1994-01-26

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01181779A (ja) * 1988-01-14 1989-07-19 Watanabe Kikai Kogyo Kk 海苔原藻の洗滌方法および洗滌機

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JPH0341596U (ja) 1991-04-19

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