JPH06255698A - 流体充填機用充填バルブ - Google Patents
流体充填機用充填バルブInfo
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- JPH06255698A JPH06255698A JP3635493A JP3635493A JPH06255698A JP H06255698 A JPH06255698 A JP H06255698A JP 3635493 A JP3635493 A JP 3635493A JP 3635493 A JP3635493 A JP 3635493A JP H06255698 A JPH06255698 A JP H06255698A
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- fluid
- filling
- valve
- flow rate
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- Filling Of Jars Or Cans And Processes For Cleaning And Sealing Jars (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】固形物入りの液体であっても、小流量と大流量
との二段階充填が、円滑かつ確実でしかも高能率で充填
が行えることができる流体充填機用充填バルブを提供す
る。 【構成】流体充填バルブＡにおける弁体６において、流
体送出口８の内径を摺動する主体20に、流体の流動を抑
止させる停止部21と、送出口８の略全周から流体が流動
する大流量部22と、流動始端が前記大流量部22に臨ませ
てこれより小容量の流体が流動する溝状の小流量部23と
を備えさせる。 【効果】小流量の充填時においても、その流動は溝状に
形成された小流動部を通過して行われるので、従来装置
のようにわずかに形成された隙間を膜状に通過する場合
に較べて、円滑かつ確実に行われ、充填物である液体中
に固形物が混在していても、小容量充填に際して、前記
小流動部において前記固形物が確実に通過することがで
き、容器には希望する量の固形物が混在する流体が充填
される。
との二段階充填が、円滑かつ確実でしかも高能率で充填
が行えることができる流体充填機用充填バルブを提供す
る。 【構成】流体充填バルブＡにおける弁体６において、流
体送出口８の内径を摺動する主体20に、流体の流動を抑
止させる停止部21と、送出口８の略全周から流体が流動
する大流量部22と、流動始端が前記大流量部22に臨ませ
てこれより小容量の流体が流動する溝状の小流量部23と
を備えさせる。 【効果】小流量の充填時においても、その流動は溝状に
形成された小流動部を通過して行われるので、従来装置
のようにわずかに形成された隙間を膜状に通過する場合
に較べて、円滑かつ確実に行われ、充填物である液体中
に固形物が混在していても、小容量充填に際して、前記
小流動部において前記固形物が確実に通過することがで
き、容器には希望する量の固形物が混在する流体が充填
される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、容器への流体の充填包
装業界等において、この容器内への流体充填量を二段階
に制御することができる流体充填機用充填バルブに関す
る。
装業界等において、この容器内への流体充填量を二段階
に制御することができる流体充填機用充填バルブに関す
る。
【０００２】
【従来の技術】現今、容器への液体の充填包装はその機
械化が急速に進み、無人化による自動でかつ連続的な作
業が一般的となってきている。
械化が急速に進み、無人化による自動でかつ連続的な作
業が一般的となってきている。
【０００３】更に、当業界にあっては、短時間の大量生
産できる装置の要望も強く、そのため、一容器あたりの
充填時間もできるだけ短時間で終了することが必要とな
るもので、したがって、単一時間あたりの液体の充填量
も充填に悪影響を与えない最大量を設定して行うことが
多い。
産できる装置の要望も強く、そのため、一容器あたりの
充填時間もできるだけ短時間で終了することが必要とな
るもので、したがって、単一時間あたりの液体の充填量
も充填に悪影響を与えない最大量を設定して行うことが
多い。
【０００４】この充填方式では、容器口元付近へ液面が
達するまで大容量で液体充填を継続すると、希望液面で
の液体の充填停止のタイミングが難しく、ノズルからの
液垂れや液量のバラツキ等を生じやすくて、液体の容器
空寸量、すなわち、所定量の一定した液体充填が困難で
あるから、液体充填の終了間際はその充填量を大幅に絞
り、前記問題点に対処しなければならない。
達するまで大容量で液体充填を継続すると、希望液面で
の液体の充填停止のタイミングが難しく、ノズルからの
液垂れや液量のバラツキ等を生じやすくて、液体の容器
空寸量、すなわち、所定量の一定した液体充填が困難で
あるから、液体充填の終了間際はその充填量を大幅に絞
り、前記問題点に対処しなければならない。
【０００５】この充填を行う装置は、例えば、図６に示
すように、バルブ本体40内における液体の通孔に、この
内径よりわずかに小径のバルブ体42を設けて、大容量の
液体を充填するときは、同図において仮想線で示すよう
に、該バルブ体42を前記通孔41より離隔して、該通孔41
全径を開放させて液体を流通させ、小容量の液体を充填
するときは、同図において実線で示すように、このバル
ブ体42を前記通孔41へ対応させることにより、通孔41と
バルブ体42との間の全周に形成されるわずかな隙間43か
ら液体を流通させる構成のものである。
すように、バルブ本体40内における液体の通孔に、この
内径よりわずかに小径のバルブ体42を設けて、大容量の
液体を充填するときは、同図において仮想線で示すよう
に、該バルブ体42を前記通孔41より離隔して、該通孔41
全径を開放させて液体を流通させ、小容量の液体を充填
するときは、同図において実線で示すように、このバル
ブ体42を前記通孔41へ対応させることにより、通孔41と
バルブ体42との間の全周に形成されるわずかな隙間43か
ら液体を流通させる構成のものである。
【０００６】前記した充填方式にあって、流動性が良好
である液体の容器充填の場合は、小容量の充填であって
も前記隙間43から流動するものであるが、しかし、流れ
込む隙間43はバルブ体42全周に対してわずかずつである
ため、液体はこの隙間43に対して膜状に侵入するから、
充填物である液体中に固形物44が混在しているものの場
合は、小容量充填に際して、前記隙間43において前記固
形物44が通過することができず、容器には液体のみが充
填されたり、または、一定流量が出なかったするもので
あり、更に、前記隙間43に引っ掛かった固形物44により
バルブ体42の作動が不良となることがあって、前記した
装置を採用しての固形物入りの液体充填は不可能であっ
た。
である液体の容器充填の場合は、小容量の充填であって
も前記隙間43から流動するものであるが、しかし、流れ
込む隙間43はバルブ体42全周に対してわずかずつである
ため、液体はこの隙間43に対して膜状に侵入するから、
充填物である液体中に固形物44が混在しているものの場
合は、小容量充填に際して、前記隙間43において前記固
形物44が通過することができず、容器には液体のみが充
填されたり、または、一定流量が出なかったするもので
あり、更に、前記隙間43に引っ掛かった固形物44により
バルブ体42の作動が不良となることがあって、前記した
装置を採用しての固形物入りの液体充填は不可能であっ
た。
【０００７】そのため、流体等の充填包装業界にあって
は、前述した問題点を解決する装置の出現をせつに要望
されていた。
は、前述した問題点を解決する装置の出現をせつに要望
されていた。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記した要望
にかんがみなされたもので、流体充填バルブにおける弁
体において、流体送出口の内径を摺動する主体に、流体
の流動を抑止させる停止部と、送出口の略全周から流体
が流動する大流量部と、流動始端が前記大流量部に臨ま
せてこれより小容量の流体が流動する溝状の小流量部と
を備えさせることにより、固形物入りの液体であって
も、小流量と大流量との二段階充填が、円滑かつ確実で
しかも高能率で充填が行えることができる流体充填機用
充填バルブを提供することを目的としている。
にかんがみなされたもので、流体充填バルブにおける弁
体において、流体送出口の内径を摺動する主体に、流体
の流動を抑止させる停止部と、送出口の略全周から流体
が流動する大流量部と、流動始端が前記大流量部に臨ま
せてこれより小容量の流体が流動する溝状の小流量部と
を備えさせることにより、固形物入りの液体であって
も、小流量と大流量との二段階充填が、円滑かつ確実で
しかも高能率で充填が行えることができる流体充填機用
充填バルブを提供することを目的としている。
【０００９】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ための本発明の手段は、下側に流体の送出管を取り付け
た外框と、この外框内に設けて前記送出管と連通する送
出口を有する流体室と、該流体室における一側に連接し
て流体充填機の流体供給部と接続された連結管と、前記
外框内に昇降自在に挿嵌した移動杆と、この移動杆の上
端部に連係させて、該移動杆の二段階の移動が得られる
操作手段と、前記移動杆の下端部に取り付けて前記流体
室の送出口に対応させた弁体とからなり、この弁体は、
前記送出口の内径に合致してこの送出口内を摺動する主
体と、該主体において前記送出口の内孔に対応したとき
流体の流動を抑止させる停止部と、該主体における停止
部の上側に設けて前記操作手段による移動杆が大移動し
たとき、前記送出口の内孔に対応して該送出口の略全周
から流体が流動する大流量部と、前記操作手段による移
動杆が小移動したとき、前記停止部の上部における外周
に穿設して流動始端が前記大流量部に臨ませ、流動終端
が前記停止部の上縁部に至る前記大流量部より小容量の
流体が流動する溝状の小流量部と、を備えさせた流体充
填機用充填バルブの構成にある。
ための本発明の手段は、下側に流体の送出管を取り付け
た外框と、この外框内に設けて前記送出管と連通する送
出口を有する流体室と、該流体室における一側に連接し
て流体充填機の流体供給部と接続された連結管と、前記
外框内に昇降自在に挿嵌した移動杆と、この移動杆の上
端部に連係させて、該移動杆の二段階の移動が得られる
操作手段と、前記移動杆の下端部に取り付けて前記流体
室の送出口に対応させた弁体とからなり、この弁体は、
前記送出口の内径に合致してこの送出口内を摺動する主
体と、該主体において前記送出口の内孔に対応したとき
流体の流動を抑止させる停止部と、該主体における停止
部の上側に設けて前記操作手段による移動杆が大移動し
たとき、前記送出口の内孔に対応して該送出口の略全周
から流体が流動する大流量部と、前記操作手段による移
動杆が小移動したとき、前記停止部の上部における外周
に穿設して流動始端が前記大流量部に臨ませ、流動終端
が前記停止部の上縁部に至る前記大流量部より小容量の
流体が流動する溝状の小流量部と、を備えさせた流体充
填機用充填バルブの構成にある。
【００１０】また、前記した弁体における大流量部は、
軸方向において前記主体の外周と同寸法で前記送出口を
摺動するガイド片を付設した流体充填機用充填バルブの
構成にある。
軸方向において前記主体の外周と同寸法で前記送出口を
摺動するガイド片を付設した流体充填機用充填バルブの
構成にある。
【００１１】
【作用】前記のように構成される本発明は以下に述べる
作用を奏する。
作用を奏する。
【００１２】容器への流体の充填にあって、充填バルブ
の送出管を容器口元に対応させてその準備を行った後、
充填し始めは、流体室の送出口に対応している停止部を
有する弁体を、操作手段により大移動させてその主体の
大流量部を前記送出口に対応させると、該送出口と主体
とに大きな流動部が形成されるので、流体室内の流体は
送出口よりこの大流量部を経て流動し、送出管を介して
容器内へ流入する。
の送出管を容器口元に対応させてその準備を行った後、
充填し始めは、流体室の送出口に対応している停止部を
有する弁体を、操作手段により大移動させてその主体の
大流量部を前記送出口に対応させると、該送出口と主体
とに大きな流動部が形成されるので、流体室内の流体は
送出口よりこの大流量部を経て流動し、送出管を介して
容器内へ流入する。
【００１３】そして、流体が容器口元付近に達する位置
まで充填が進むと、操作手段により弁体の主体を前記位
置から移動させて、該主体の小流量部を送出口に対応さ
せると、送出口内に密接している主体において、前記溝
状の小流量部のみが開口しているもので、流体室の流体
はこの小流量部を通って送出管より少量が容器内に充填
される。
まで充填が進むと、操作手段により弁体の主体を前記位
置から移動させて、該主体の小流量部を送出口に対応さ
せると、送出口内に密接している主体において、前記溝
状の小流量部のみが開口しているもので、流体室の流体
はこの小流量部を通って送出管より少量が容器内に充填
される。
【００１４】したがって、充填物が、固形物が混在して
いる液体であっても、大流量の充填時はもちろんのこ
と、小流量の充填時でも、固形物の全量は溝状の小流量
部を円滑に流動する。
いる液体であっても、大流量の充填時はもちろんのこ
と、小流量の充填時でも、固形物の全量は溝状の小流量
部を円滑に流動する。
【００１５】
【実施例】次に、本発明に関する流体充填機用充填バル
ブの一実施例を図面に基づいて説明する。
ブの一実施例を図面に基づいて説明する。
【００１６】図１および図２においてＡは、充填包装業
界等において用いる流体充填機用充填バルブを示すもの
であって、図２に示すような重量式の流体充填機Ｂに採
用される。
界等において用いる流体充填機用充填バルブを示すもの
であって、図２に示すような重量式の流体充填機Ｂに採
用される。
【００１７】そして、この装置Ａにより、食品における
固形物入り流体、例えば、胡麻入りたれや高粘度等の流
体を、ガラスやプラスチック製容器ｃに定量の充填処理
が行われるものであり、制御手段ｄを連係させたロード
セル等による計量手段ｅ上に前記容器ｃを載置し、該容
器ｃの上方に、流体を収容したタンクｆと接続した本発
明実施例装置の充填バルブＡを対設してある。
固形物入り流体、例えば、胡麻入りたれや高粘度等の流
体を、ガラスやプラスチック製容器ｃに定量の充填処理
が行われるものであり、制御手段ｄを連係させたロード
セル等による計量手段ｅ上に前記容器ｃを載置し、該容
器ｃの上方に、流体を収容したタンクｆと接続した本発
明実施例装置の充填バルブＡを対設してある。
【００１８】この充填バルブＡは、外框１と、外框１内
の流体室２と、連結管３と、移動杆４と、操作手段５
と、弁体６とにより基本的に構成される。
の流体室２と、連結管３と、移動杆４と、操作手段５
と、弁体６とにより基本的に構成される。
【００１９】そして、前記した外框１は、流体充填機Ｂ
における機体（図示せず）へ取り付けられていて、その
下側には、流体を容器ｃ内へ充填するノズル等を有する
送出管７を取り付けてある。
における機体（図示せず）へ取り付けられていて、その
下側には、流体を容器ｃ内へ充填するノズル等を有する
送出管７を取り付けてある。
【００２０】前記した流体室２は、前記外框１内に設け
て前記送出管７と連通する断面円形の送出口８を有する
もので、その一側に、流体供給部である流体タンクｆと
接続した連結管３を付設してあるもので、これにより、
流体タンクｆより流入した流体が所定量蓄溜される。
て前記送出管７と連通する断面円形の送出口８を有する
もので、その一側に、流体供給部である流体タンクｆと
接続した連結管３を付設してあるもので、これにより、
流体タンクｆより流入した流体が所定量蓄溜される。
【００２１】前記した移動杆４は、前記外框１内に昇降
自在に挿嵌して操作手段５により弁体６を操作するもの
で、中間の支持部材９に設けたばね10により常に上方へ
付勢されるように取り付けられているものであって、弁
体６を常時閉塞状態に維持させるため、液たれを生ずる
ことがなく安全に保たれる。
自在に挿嵌して操作手段５により弁体６を操作するもの
で、中間の支持部材９に設けたばね10により常に上方へ
付勢されるように取り付けられているものであって、弁
体６を常時閉塞状態に維持させるため、液たれを生ずる
ことがなく安全に保たれる。
【００２２】前記した操作手段５は、前記移動杆４の上
端部に連係させて該移動杆４、すなわち、後述する弁体
６の二段階の移動量が得られるように操作する空圧等の
流体シリンダを用いるもので、前記外框１の上部に取り
付けた筒体11内に、その下端が前記移動杆４の上端と当
接するように、ばね13により常時下方へ付勢されるよう
に操作杆12を昇降自在に外框１内へ臨ませ、この操作杆
12の上部と中間部に第一および第二ピストン14, 15を固
着し、更に、この第二ピストン15の下側には、筒体11内
と操作杆12とを摺動する第三ピストン16を挿嵌してあっ
て、ポート17,18,19 への選択的な給排気により、送出
口８において弁体６の停止位置と大流量位置と小流量位
置とを任意に操作することができる。
端部に連係させて該移動杆４、すなわち、後述する弁体
６の二段階の移動量が得られるように操作する空圧等の
流体シリンダを用いるもので、前記外框１の上部に取り
付けた筒体11内に、その下端が前記移動杆４の上端と当
接するように、ばね13により常時下方へ付勢されるよう
に操作杆12を昇降自在に外框１内へ臨ませ、この操作杆
12の上部と中間部に第一および第二ピストン14, 15を固
着し、更に、この第二ピストン15の下側には、筒体11内
と操作杆12とを摺動する第三ピストン16を挿嵌してあっ
て、ポート17,18,19 への選択的な給排気により、送出
口８において弁体６の停止位置と大流量位置と小流量位
置とを任意に操作することができる。
【００２３】前記した弁体６は、前記移動杆４の下端部
に取り付けて前記流体室２の送出口８に対応させ、流体
の供給と停止を行うもので、主体20と、主体20に設けた
停止部21および大流量部22と、小流量部23とからなり、
このうち、前記した停止部21は、前記主体20において前
記流体室２における送出口８の内孔に対応したとき、流
体室２からの流体の流動を抑止させるものであり、図５
(a) に示すように、送出口８の内孔とその外形を略一致
させて、該内孔内の摺動は自由に行えて、しかも、流体
室２の流体の侵入は阻止される隙間に嵌着されている。
に取り付けて前記流体室２の送出口８に対応させ、流体
の供給と停止を行うもので、主体20と、主体20に設けた
停止部21および大流量部22と、小流量部23とからなり、
このうち、前記した停止部21は、前記主体20において前
記流体室２における送出口８の内孔に対応したとき、流
体室２からの流体の流動を抑止させるものであり、図５
(a) に示すように、送出口８の内孔とその外形を略一致
させて、該内孔内の摺動は自由に行えて、しかも、流体
室２の流体の侵入は阻止される隙間に嵌着されている。
【００２４】また、前記した大流量部22は、前記主体20
における停止部21の上側に設けて、前記操作手段５によ
る移動杆４が大移動したとき、前記送出口８の内孔に対
応して該送出口８の略全周から流体を流動させるもの
で、図３および図４に示すように、移動杆４の外径より
連接する傾斜辺24を停止部21の上縁と接続してあって、
操作手段５によりこの停止部21が降下して送出口８の内
孔より下方に位置したとき、図４(b) に示すように、流
体室２における流体の大容量が流動される。
における停止部21の上側に設けて、前記操作手段５によ
る移動杆４が大移動したとき、前記送出口８の内孔に対
応して該送出口８の略全周から流体を流動させるもの
で、図３および図４に示すように、移動杆４の外径より
連接する傾斜辺24を停止部21の上縁と接続してあって、
操作手段５によりこの停止部21が降下して送出口８の内
孔より下方に位置したとき、図４(b) に示すように、流
体室２における流体の大容量が流動される。
【００２５】前記した小流動部23は、前記操作手段５に
よる移動杆４が小移動したとき、前記大流量部22より小
容量の流体を流動させるもので、図３および図４に示す
ように、前記停止部21の上部における外周において、そ
の流動始端を前記大流量部22に臨ませ、流動終端を前記
停止部21の上縁部に至る溝状に穿設してあって、流体中
に混在する固形物であっても容易にこの溝状部を通過し
得る。
よる移動杆４が小移動したとき、前記大流量部22より小
容量の流体を流動させるもので、図３および図４に示す
ように、前記停止部21の上部における外周において、そ
の流動始端を前記大流量部22に臨ませ、流動終端を前記
停止部21の上縁部に至る溝状に穿設してあって、流体中
に混在する固形物であっても容易にこの溝状部を通過し
得る。
【００２６】なお、前記大流量部22には、軸方向におい
て前記主体20の外周と同寸法に形成されたガイド片25を
複数枚（３枚以上）付設することもあって、前記送出口
８を摺動することにより弁体６の昇降が確実となると共
に、送出口８への偏心移動が解消されて振れ止めとなる
ものであるが、このガイド片25を有しない構造であって
も本発明の実施例装置における作用効果は変わらない。
て前記主体20の外周と同寸法に形成されたガイド片25を
複数枚（３枚以上）付設することもあって、前記送出口
８を摺動することにより弁体６の昇降が確実となると共
に、送出口８への偏心移動が解消されて振れ止めとなる
ものであるが、このガイド片25を有しない構造であって
も本発明の実施例装置における作用効果は変わらない。
【００２７】図１，図３〜図５において26は、前記弁体
６において主体20の下側に取り付けたバルブシート部
で、操作手段５により送出口８の下縁に形成された弁座
27へ当接したとき、前記停止部21の作動と相俟って流体
室２の流体の流動が確実に停止される。
６において主体20の下側に取り付けたバルブシート部
で、操作手段５により送出口８の下縁に形成された弁座
27へ当接したとき、前記停止部21の作動と相俟って流体
室２の流体の流動が確実に停止される。
【００２８】
【発明の効果】前述のように構成される本発明の流体充
填機用充填バルブは、小流量の充填時においても、その
流動は溝状に形成された小流動部を通過して行われるの
で、従来装置のようにわずかに形成された隙間を膜状に
通過する場合に較べて、円滑かつ確実に行われると共
に、充填にあって小流量は一定化される。
填機用充填バルブは、小流量の充填時においても、その
流動は溝状に形成された小流動部を通過して行われるの
で、従来装置のようにわずかに形成された隙間を膜状に
通過する場合に較べて、円滑かつ確実に行われると共
に、充填にあって小流量は一定化される。
【００２９】特に、充填物である液体中に固形物が混在
していても、小容量充填に際して、前記小流動部におい
て前記固形物が確実に通過することができ、容器には希
望する量の固形物が混在する流体が充填される。等の格
別な効果を奏するものである。
していても、小容量充填に際して、前記小流動部におい
て前記固形物が確実に通過することができ、容器には希
望する量の固形物が混在する流体が充填される。等の格
別な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に関する流体充填機用充填バルブの一実
施例を示した要部の縦断正面図である。
施例を示した要部の縦断正面図である。
【図２】図１における装置を採用した流体充填機の概略
を示した説明図である。
を示した説明図である。
【図３】図１における弁体部を拡大して示す斜視図であ
る。
る。
【図４】図３における平面図である。
【図５】図１における弁体の作動状態の各例を示す説明
図である。
図である。
【図６】従来の液体充填バルブの作動状態を示す説明図
である。
である。
１ 外框 ２ 流体室 ３ 連結管 Ｂ 流体充填機 ４ 移動杆 ｆ 流体供給部 ５ 操作手段 ６ 弁体 ７ 送出管 ８ 送出口 20 主体 21 停止部 22 大流量部 23 小流量部 25 ガイド片
Claims (2)
- 【請求項１】 下側に流体の送出管を取り付けた外框
と、該外框内に設けて前記送出管と連通する送出口を有
する流体室と、該流体室における一側に連接して流体充
填機の流体供給部と接続された連結管と、前記外框内に
昇降自在に挿嵌した移動杆と、この移動杆の上端部に連
係させて該移動杆の二段階の移動が得られる操作手段
と、前記移動杆の下端部に取り付けて前記流体室の送出
口に対応させた弁体とからなり、この弁体は、前記送出
口の内径に合致してこの送出口内を摺動する主体と、該
主体において前記送出口の内孔に対応したとき流体の流
動を抑止させる停止部と、該主体における停止部の上側
に設けて前記操作手段による移動杆が大移動したとき、
前記送出口の内孔に対応して該送出口の略全周から流体
が流動する大流量部と、前記操作手段による移動杆が小
移動したとき、前記停止部の上部における外周に穿設し
て、流動始端が前記大流量部に臨ませ、流動終端が前記
停止部の上縁部に至る前記大流量部より小容量の流体が
流動する溝状の小流量部とを備えさせたことを特徴とす
る流体充填機用充填バルブ。 - 【請求項２】 前記した弁体における大流量部は、軸方
向において前記主体の外周と同寸法で前記送出口を摺動
するガイド片を付設したことを特徴とする請求項１記載
の流体充填機用充填バルブ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5036354A JP2665439B2 (ja) | 1993-02-25 | 1993-02-25 | 流体充填機用充填バルブ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5036354A JP2665439B2 (ja) | 1993-02-25 | 1993-02-25 | 流体充填機用充填バルブ |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06255698A true JPH06255698A (ja) | 1994-09-13 |
| JP2665439B2 JP2665439B2 (ja) | 1997-10-22 |
Family
ID=12467504
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5036354A Expired - Fee Related JP2665439B2 (ja) | 1993-02-25 | 1993-02-25 | 流体充填機用充填バルブ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2665439B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007145336A (ja) * | 2005-11-24 | 2007-06-14 | Minoru Aoki | 流体充填装置および流体充填方法 |
| JP2009538786A (ja) * | 2006-05-29 | 2009-11-12 | カーハーエス・アクチエンゲゼルシヤフト | 充填部品及びそのような充填部品を備えた充填機 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9969242B2 (en) * | 2016-06-23 | 2018-05-15 | Hanon Systems | Contaminant resistant charge valve |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55151972U (ja) * | 1972-09-20 | 1980-11-01 | ||
| JPS5951091A (ja) * | 1982-09-16 | 1984-03-24 | シ−ケ−デイ株式会社 | 液体充填用充填ヘツド及び充填装置 |
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-
1993
- 1993-02-25 JP JP5036354A patent/JP2665439B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
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| US9567199B2 (en) | 2006-05-29 | 2017-02-14 | Khs Gmbh | Beverage bottle filling machine for filling bottles with fruit juices, beverage filling element in a beverage bottle filling machine with such beverage filling elements for filling bottles or similar containers with fruit juices, and a beverage bottle filling element for filling bottles or similar containers with fruit juices |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2665439B2 (ja) | 1997-10-22 |
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