JPH06254097A - 超音波診断装置 - Google Patents
超音波診断装置Info
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- JPH06254097A JPH06254097A JP4146693A JP4146693A JPH06254097A JP H06254097 A JPH06254097 A JP H06254097A JP 4146693 A JP4146693 A JP 4146693A JP 4146693 A JP4146693 A JP 4146693A JP H06254097 A JPH06254097 A JP H06254097A
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Abstract
組み合わせた3次元表示を実現し得る超音波診断装置を
提供することである。 【構成】本発明は、プローブ1を移動しながら被検体内
3次元空間を超音波走査する手段と、プローブ1の位
置、姿勢を検出する位置検出装置2と、プローブ1から
の受信信号を用いて3次元空間内の組織情報と移動体の
移動情報を得る手段と、組織情報から関心部分の輪郭像
を抽出する手段と、移動情報から血流像を抽出する手段
と、プローブ1の位置および姿勢情報に基づいて輪郭像
と血流像を3次元空間に分布して3次元分布情報を得、
上記3次元空間に対して視点を変えながらその各位置で
上記3次元分布情報を投影処理して複数の2次元画像を
生成する3次元ディジタルスキャンコンバータ27と、
上記2次元画像を所定の順番で連続的に表示する表示系
26とを備える。
Description
受信信号を用いて組織情報と移動体の移動情報を得る超
音波診断装置に関する。
波プローブからの受信信号の信号強度、つまり反射エコ
ー強度を測定して被検体の組織像(以下Bモード画像と
いう)を生成するBモード処理系と、この送受信信号に
含まれるドプラ効果による偏移周波数情報を測定して所
望の速度で移動する移動体、つまり血球の移動像(以下
カラーフローマッピング(CFM)画像という)を生成
するCFM処理系とを備え、両画像を合成して、または
一画面に分割して表示することができ、X線診断法のよ
うな被曝障害がなく、造影剤を用いずに軟部組織の断層
像を観測することができ、また腫瘍とその栄養血管を同
時に観察することができるというX線撮影装置やX線コ
ンピュータトモグラフィ装置や磁気共鳴イメージング装
置といった他のモダリティにはない独自性を備えた循環
器系の医療現場においては不可欠な装置である。しか
も、電子走査技術に代表される各種技術の進歩によりリ
アルタイム表示性能が向上して、より実時間に近い動体
計測が可能となり急速に普及してきた。
フィ装置や磁気共鳴イメージング装置の分野では、骨格
や内臓や脳等の3次元表示が既に実用の域に達してい
る。また、頭蓋骨と脳内動脈瘤を同時に表示して手術シ
ミュレーションに適用する試みもなされている(メディ
カルレビューNo.46,pp25〜42,199
2)。
置でも、Bモード画像の3次元表示(谷口他:「臨床応
用可能な超音波3次元装置の開発」、第60回日本超音
波医学会講演論文集pp.17〜18,1992等)
や、CFM画像の3次元表示(特願平3−213625
号)に見られるように、3次元表示の開発が盛んになっ
てきた。しかし、これらの3次元表示方法は、Bモード
画像とCFM画像のいずれか一方の単独の表示方法であ
り、両画像を組み合わせて3次元表示することはでき
ず、組織と血管との関係、例えば腫瘍とその栄養血管の
関係を提供することはできなかった。
情に対処すべくなされたもので、その目的は、Bモード
画像とCFM画像を組み合わせた3次元表示を実現し得
る超音波診断装置を提供することである。
信する超音波プローブを移動しながら被検体内の所望の
3次元空間内を超音波で走査する手段と、上記プローブ
の位置および姿勢を検出する手段と、上記プローブから
の受信信号に基づいて上記3次元空間内の組織情報と上
記3次元空間内の移動体の移動情報を得る手段と、上記
組織情報から関心部分の輪郭像を抽出する手段と、上記
移動情報から血流像を抽出する手段と、上記検出手段か
らの上記プローブの位置および姿勢情報に基づいて、上
記輪郭像と上記血流像を3次元空間に分布して3次元分
布情報を得る手段と、上記3次元空間に対して視点を変
えながらその各位置で上記3次元分布情報を投影処理し
て複数の2次元画像を生成する手段と、上記2次元画像
を所定の順番で連続的に表示する手段とを具備する。
分の輪郭像と血流像の各像を3次元空間に分布して3次
元分布情報を作成し、視点を変えながらその各位置で3
次元分布情報を投影処理して複数の2次元画像を生成
し、これらの2次元画像を所定の順番で連続的に表示す
ることで、人間の運動視差と呼ばれる視覚特性によって
関心部分の立体構造と血流像の立体構造とを同時に把握
することができる。
波診断装置の一実施例を説明する。なお、超音波診断装
置のスキャン方式にはリニア走査、セクタ走査等がある
が、ここではセクタ走査を例にとって説明するものとす
る。
ある。図1において1は複数の圧電振動子を並設してな
る超音波プローブ(以下単に「プローブ」と略す)であ
る。このプローブ1は位置検出装置2に支持されてい
て、その位置や姿勢が検出されるようになっている。
構成される。50は滑車51により自在に移動できる支
持台であり、この支持台50の上面には支柱52がZ軸
に平行な1軸に沿って旋回可能に設置されていて、この
支柱52の上端にはアーム53がX軸に平行な2軸に沿
って起倒可能に設けられ、このアーム53の先端にはア
ーム54がX軸に平行な3軸に沿って回転可能に設けら
れる。このアーム54の先端にはブロック55を介して
L字形のL字ブロック56がY軸に平行な4軸に沿って
回転可能に接続され、L字ブロック56の一端にはブロ
ック57を介して装着ブロック58が4軸に直交する5
軸に沿って回転可能に接続される。装着ブロック58は
プローブ1を5軸に直交する6軸に沿って回転自在に装
着する。したがって、位置検出装置2はプローブ1を任
意の位置でかつ任意の姿勢で支持することができ、さら
に各軸の角度でプローブ1の現在位置P0 (x0 ,
y0 ,z0 )や姿勢、つまりX軸に対するプローブ1の
長軸の傾斜角度α、Y軸に対するプローブ1の長軸の傾
斜角度βおよびZ軸に対するプローブ1の長軸の傾斜角
度γを検出することができるようになっている。なお位
置検出装置2で検出したプローブ1の現在位置および姿
勢の情報を位置データと称して以下の説明で使用する。
続される。送信系3はパルス発生器4、送信遅延回路
5、パルサ6を備え、送信時にプローブ1の各振動子に
送信パルスを供給する。パルス発生器4はレートパルス
を発生する。送信遅延回路5は、パルス発生器4から受
けたレートパルスに、所定の方向へ超音波ビームを集束
させるべく各振動子毎に異なる遅延時間を与える。パル
サ6は、送信遅延回路5からの遅延レートパルスにした
がってプローブ2の各振動子に送信パルスを供給する。
送信系3からの送信パルスによりプローブ1から超音波
ビームが被検体P内に送信されると、被検体P内の異な
る音響インピーダンスの境界部で反射し、再度プローブ
2で受信される。この受信信号は受信系7に供給され
る。
9、加算器10を備える。プリアンプ8は、受信信号を
所定のレベルまで増幅する。受信遅延回路9は、プリア
ンプ8で増幅された受信信号を受けて、この受信信号に
送信遅延回路5で与えた遅延時間と逆の遅延時間を与え
る。加算器10は受信遅延回路9からの出力を加算す
る。この加算信号は、Bモード処理系11とカラーフロ
ーマッピング(CFM)処理系15に供給される。
包絡線検波回路13、アナログディジタル変換器(A/
D)14を備える。対数増幅器12は、受信系7からの
加算信号を受けて、これを対数増幅する。包絡線検波回
路13は、対数増幅器12からの出力の包絡線の検波処
理を行う。包絡線検波回路13からの検波信号は、アナ
ログディジタル変換器14を介してBモード処理系11
から出力される。
相検波回路16、アナログディジタル変換器17、ムー
ビング・ターゲット・インジケータ(MTI;Moving T
arget Indicator )フィルタ18、自己相関器19、演
算部20を備える。位相検波回路16は、受信系7から
の加算信号を受けて、これから高周波成分を除去すると
共に直交位相検波処理を行う。位相検波回路16からの
出力はアナログディジタル変換器17を介してMTIフ
ィルタ18に送られる。MTIとは、レーダ分野で常用
されている技術であり、設定した移動目標だけをドップ
ラ効果を利用して抽出する技術である。MTIフィルタ
18は、このMTI技術を応用したものであり、所定回
数繰り返し送波したレートパルスにおける同一ピクセル
間の位相変化に基づいて、受信信号に含まれる心臓の壁
等のように比較的動きの遅い移動体からの不要なクラッ
タ成分を除去し、移動目標すなわち血球からの反射成分
だけを抽出するものである。
らの出力を用いて2次元多数点の出力レベルについてリ
アルタイムで周波数分析する。自己相関処理は、FFT
(高速フーリエ変換)処理より演算数が著しく少ない演
算数で周波数分析を実現できるので、リアルタイム処理
を要する装置に多用されている処理である。演算部20
は、この自己相関器19の出力を受けて、各点の平均速
度や分散やパワー等の情報を計算する。この情報は、2
次元のディジタルスキャンコンバータ(DSC)21に
送られる。
モード処理系11やCFM処理系15からの各出力を受
けて、2次元のBモード画像やCFM画像を各別に生成
する。このディジタルスキャンコンバータ21には、2
次元画像の表示系22と3次元画像の表示系26が接続
される。表示系22は、カラー処理回路23、ディジタ
ルアナログ(D/A)変換器24、カラーモニタ25を
備え、ディジタルスキャンコンバータ21からのBモー
ド画像やCFM画像をそれぞれ白黒でまたはカラーで表
示する。
る3次元ディジタルスキャンコンバータ(3D−DS
C)27、ディジタルアナログ(D/A)変換器28、
カラーモニタ29を備え、Bモード画像とCFM画像を
組み合わせた3次元画像を作成し、これを表示する。
は図3に示すように構成される。すなわち、3次元ディ
ジタルスキャンコンバータ27は中央処理装置(CP
U)33を各構成要素の制御および3次元画像処理の中
枢として、この中央処理装置33からのCPUバス34
に各構成要素が枝状に接続されてなる。ディジタルスキ
ャンコンバータ21からの各Bモード画像は切替器35
の切替え操作により、スライス枚数分用意されたB画像
用イメージメモリ361 〜36n に保持される。これら
B画像用イメージメモリ361 〜36n はCPUバス3
4に相互接続される。同様に、ディジタルスキャンコン
バータ21からの各CFM画像は切替器37の切替え操
作により、スライス枚数分用意されたCFM画像用イメ
ージメモリ381 〜38n に保持される。これらCFM
画像用イメージメモリ381 〜38n はCPUバス34
に相互接続される。
装置2が接続されていて、位置検出装置2が検出したプ
ローブ1の位置および姿勢の位置データが入力される。
また、CPUバス34には上述したシステムコントロー
ラ31が接続され、操作スイッチ30から入力した関心
部位の輪郭のトレース情報が入力される。
対応した3次元メモリ空間を有するB画像用3次元デー
タメモリ39とCFM画像用3次元データメモリ40が
接続される。操作スイッチ30からシステムコントロー
ラ31を介して入力された関心部位の輪郭のトレース情
報は、中央処理装置33の書き込み制御のもと当該Bモ
ード画像を収集したときのプローブ1の位置データに基
づいて3次元座標変換されB画像用3次元データメモリ
39の3次元メモリ空間の該当位置に順次書き込まれ
る。また、CFM画像用イメージメモリ381 〜38n
の各CFM画像は中央処理装置33で血管像を抽出さ
れ、中央処理装置33の書き込み制御のもと当該Bモー
ド画像を収集したときのプローブ1の位置データに基づ
いて3次元座標変換されCFM画像用3次元データメモ
リ40の3次元メモリ空間の該当位置に順次書き込まれ
る。
じ枚数のB画像用投影メモリ411〜41m とCFM画
像投影メモリ421 〜42m が接続される。B画像用3
次元データメモリ39の3次元分布情報は、中央処理装
置33で設定した複数の視点から投影され、これら投影
画像はそれぞれB画像用投影メモリ411 〜41m に送
られ保持される。また、同様に、CFM画像用3次元デ
ータメモリ40の3次元分布情報は、B画像用3次元デ
ータメモリ39の3次元分布情報を投影したときと同じ
複数の視点で投影され、これら投影画像はそれぞれCF
M画像投影メモリ421 〜42m に送られ保持される。
替器43が接続され、CFM画像投影メモリ421 〜4
2m には切替器44が接続される。切替器43と切替器
44は同期して同じ視点から投影した2種の投影画像を
それぞれ1枚ずつ選択的にカラー処理回路45に出力す
る。カラー処理回路45では両投影画像を合成し、この
合成画像をカラーバーを用いてR,G,Bの各カラー信
号に変換し出力する。
からカラー処理回路45を介して出力された合成画像
は、ディジタルアナログ変換器(D/A)28を介して
カラーモニタ29に表示される。
モード画像の関心部位(腫瘍)の輪郭を手入力でトレー
スするためのマウスやデバイダの如き操作スイッチ(S
W)である。操作スイッチ30からのトレース情報(操
作軌跡)は、システムコントローラ31を介して3次元
ディジタルスキャンコンバータ27に送られる。3次元
ディジタルスキャンコンバータ27は、このトレース情
報を現に保持しているBモード画像に重ね合わせ、この
重ね合わせた画像をカラーモニタ29に表示させる。次
に本実施例の作用について説明する。
の体表面を移動される。その各位置でプローブ1は送信
系3によって駆動され2次元スキャンを繰り返す。この
各2次元スキャンにより得られたエコー情報は、Bモー
ド処理系11とカラーフローマッピング処理系15に送
られ、各処理系11,15でそれぞれBモード画像とC
FM画像に生成され、ディジタルスキャンコンバータ2
1に送られる。
の各位置のプローブ1の位置や姿勢が位置検出装置2で
検出される。この位置データは、3次元ディジタルスキ
ャンコンバータ27に送られる。
Bモード画像と各CFM画像が順次3次元ディジタルス
キャンコンバータ27に出力される。3次元ディジタル
スキャンコンバータ27は、各Bモード画像を切替器3
5の切替え操作により順番にB画像用イメージメモリ3
61 〜36n に保持し、また各CFM画像を切替器37
の切替え操作により順番にCFM画像用イメージメモリ
381 〜38n に保持する。
ータ27はこれら保持した画像を用いて3次元画像を生
成する。図4は3次元ディジタルスキャンコンバータ2
7による3次元画像生成処理の概略的な流れを示す図で
ある。
タ27はCFM画像用イメージメモリ381 〜38n に
保持されている各CFM画像を多値化、ここでは4値化
して、血管像を抽出する。なお、CFM画像から血管像
を抽出するのは比較的容易である。なぜなら、既にMT
Iフィルタ18によって血流成分のみが抽出されてい
て、CFM画像上の像はすべて血管像であるので、比較
的ラフなしきい値でしきい値処置を行うことにより血管
部分を抽出できる。CFM画像は、血流の方向、速度、
分散などの血流情報を有しているので、ここではCFM
画像の各画素の画素値を以下のような4種のデータのい
ずれかに置換する。 0…スキャン範囲外 1 … 血流なし 2 … 向かってくる血流 3 … 遠ざかる血流
どの関心部位の輪郭を抽出することは非常に困難であ
り、現状では完全に自動化できる方法は存在しない。そ
こでここではBモード画像用イメージメモリ361 〜3
6n に保持されている各Bモード画像をカラーモニタ2
9に表示し、マウス等の操作スイッチ30でオペレータ
が手入力で各Bモード画像の当該関心部位の輪郭をトレ
ースする。なお、輪郭線上の画素の画素値は2に、また
それ以外の背景部分の画素の画素値は0に置換する。
2値画像をそれぞれB画像用3次元データメモリ39や
CFM画像用3次元データメモリ40の3次元メモリ空
間に展開する。この展開処理に必要な3次元座標変換処
理は次のように行われる。
置2から2次元スキャンしたプローブ1の各位置の位置
データが供給される。この位置データは上述したよう
に、プローブ1の現在位置P0 (x0 ,y0 ,z0 )や
X,Y,Zの各軸に対する角度(α,β,γ)である。
中央処理装置33はこの各スライス毎の位置データを用
いて各4値画像および各2値画像の2次元座標を3次元
座標に変換する。図5はB画像用3次元データメモリ3
9やCFM画像用3次元データメモリ40の3次元メモ
リ空間を模式的に示した図である。各画像の基準位置
は、各スライスで検出したP0 (x0 ,y0 ,z0 )で
ある。(X,Y)を2次元の画像のアドレス、(x,
y,z)を3次元座標変換後の3次元空間のアドレスと
する。
転パラメータAは次式(1)のように、Y軸の回りの回
転パラメータBは次式(2)のように、Z軸の回りの回
転パラメータCは次式(3)のように表される。
z)への3次元座標変換は式(4)で表すことができ
る。なお式(4)において、(x0 ′,y0 ′,
z0 ′)は、当該P0 (x0 ,y0 ,z0 )から、3次
元スキャンにおける全スライス中の中心に位置するスラ
イス(例えば100スライススキャンであれば、50番
目のスライス)のP0 (x0 ,y0 ,z0 )の値を引い
たものである。
置2が認識しているXYZ座標系に対して行われるが、
後述するように投影画像は視点を3次元メモリ空間のx
yz座標系のy軸の回りで回転しながら作成されるの
で、y軸を回転中心に変更する、換言すると視点をy軸
を中心に移動するために、さらに以下のような座標変換
を行う。ここでは、3次元スキャンの中心のスライスが
回転軸の中心になるように座標変換処理を行う。3次元
スキャンの中心のスライスの回転角αc 、βc 、γc と
すると、x軸、y軸、z軸の座標系の各軸に対する回転
パラメータAc -1,Bc -1,Cc -1はそれぞれ次式
(5),(6),(7)のように定義することができ
る。
c -1,Cc -1を次式(8)に示すように式(4)で得た
(x,y,z)に適用すると、3次元メモリ空間のxy
z座標系の3次元座標(x´,y´,z´)を得ること
ができる。
・B・A)の行列に対しては元の2次元座標を変換すれ
ば良いので、視点の移動を行っても処理時間は殆ど変わ
らない。
全ての画素(X,Y)に対してこの3次元座標変換を行
い3次元座標に変換する。この3次元座標に基づいて、
2値画像はB画像用3次元データメモリ39の3次元メ
モリ空間に展開され、4値画像はCFM画像用3次元デ
ータメモリ40の3次元メモリ空間に展開される。
込まれなかった3次元メモリ空間の領域について補間処
理を行う。上記視点の変換により、3次元スキャンの中
心スライスがx−y平面にあるので、z軸方向がほぼ超
音波スキャンの直交方向(スライス方向)と考えられ
る。スライスピッチは2次元スキャンの走査線ピッチに
比べて著しく大きので、音場的には、このスライス方向
の分解能が悪く、補間処理はこのスライス方向に沿って
行うことが望ましい。なお、この補間処理はBモード画
像用3次元データメモリ39とCFM画像用3次元デー
タメモリ40の各3次元分布情報について個々に行う。
補間処理は次のように行われる。すなわち、z軸と平行
に各画素の値を連続的に検索する。このとき画素値1以
上の2点の間に画素値が0の点があったとき(つまり像
情報のない画素が像情報を持つ画素に挟まれていると
き)、その画素値0の点の場所に、画素値1以上の2点
の大きい値を選択的に画素値0に置換して補間処理を行
う。但し、1以上の2点の間に画素値0の点が一定個数
以上(例えば32点)あったならば、像は非連続である
と判断して当該画素値0の点については補間処理を行わ
ない。
3次元の腫瘍の輪郭像がBモード画像用3次元データメ
モリ39とCFM画像用3次元データメモリ40に格納
されると、3次元表示のための画像、すなわち視点の異
なる複数枚の投影画像の作成処理が開始される。ここで
は、Bモード画像用3次元データメモリ39とCFM画
像用3次元データメモリ40の各3次元メモリ空間内で
同じように視点を移動しながら同じ各位置で各3次元分
布情報を投影処理した複数枚の投影画像を作成し、各投
影画像を所定の時間間隔で視点の移動経路に沿った順番
で表示することで、人間の運動視差を利用してあたかも
血管および腫瘍の立体模型が回転する如く立体的に表示
する。このときの表示法は以下に記載するように複数の
表示法があり、適宜選択して使用する。 [表示法1]
の表面像とを視点をy軸の回りで回転させながら表示す
る本実施例の基本となる表示法である。このときの色相
および輝度処理は、腫瘍の輪郭を灰色で、向かってくる
血管を赤色で、遠ざかる血管を青色で表現し、また視点
からの距離に応じて明るさを変えるように行う。これに
よってオペレータはその運動視差によってあたかも血管
および腫瘍の立体模型が回転する如く立体的に知覚する
ことができる。図6はこの表示法による表示順序を示す
図であり、(a)は視点の位置がy軸の回りの初期位
置、つまり角度0°のときの画像で、(b)は45°、
(c)は90°のときの画像である。実際には、腫瘍お
よび周囲の血管が3次元空間を連続回転するかのよう
に、5°間隔で投影画像を作成し、これらを連続的に表
示することが望ましい。 [表示法2]
部をカットして投影像を作成し、それを表示する表示法
である。例えば図6(a)の腫瘍の一部をカットした画
像は、図7(a)のようになる。 [表示法3]表示法3は、表示法1の腫瘍像を半透明で
表示する表示法である。この画像は図7(b)のように
なる。 [表示法4]
状態での、表示法1(腫瘍表面表示、血管表面表示)ま
たは表示法3(腫瘍半透明表示、血管表面表示)の表示
法である。視点を腫瘍の内側に設定した状態で表示法1
を適用したときの画像は図7(c)のようになり、表示
法3を適用したときの画像は図7(d)のようになる。 [表示法5]表示法2で、腫瘍像の一部をカットした部
分に、Bモード画像をそのまま断面変換しただけで挿入
する。この画像は図7(e)のようになる。次に上述の
各表示法を実施するための処理手順について説明する。
る。Bモード画像用3次元データメモリ39とCFM画
像用3次元データメモリ40には、3次元メモリ空間に
展開された血管像、腫瘍の輪郭像の3次元分布情報が保
持されている。いずれの処理手順も同じであるのでここ
では血管像の処理手順のみ説明し、腫瘍の輪郭像の処理
手順は省略する。血管の3次元分布情報に対して視点を
移動しながら各位置で回転表示のための投影画像を作成
する。y軸の回りに角度θだけ視点を回転させた時の回
転後の座標(X,Y,Z)に対する回転前の座標(x,
y,z)は次式(9)で求められる。
ら見た投影画像を求める。なおここでは投影処理は、す
べての投影ラインがZ軸に平行な平行投影で行われる。
中央処理装置33は、Z軸の大きい方から小さい方に順
次画素を探索してゆき、2以上の画素値を持つ画素が出
現したときに、当該探索を中止し、この画素のZ座標お
よび当該画素値をCFM画像用投影メモリ421 〜42
m のいずれかに出力し当該(X,Y)の位置に保持させ
る。この処理手順は、一般にzバッファアルゴリズムと
呼ばれている処理方法で実現される。なお、ここでは便
宜上、投影画像と呼んでいるが、正確には陰面消去され
た表面表示像である。投影ラインに沿って3次元メモリ
空間の最後の画素まで探索して、すべての画素の画素値
が0の場合は、CFM画像用投影メモリ421 〜42m
の同じメモリの当該(X,Y)の位置に0を入れる。ま
た、途中に画素値1の画素があった場合は、同じメモリ
の当該(X,Y)の位置に1を入れる。このような投影
処理を、視点を回転しながらその各位置で繰り返す。こ
れら複数の投影画像は視点の移動順に応じてそれぞれC
FM画像用投影メモリ421 〜42m に順次格納され
る。例えば、間欠回転角度θを5.625°毎に変化さ
せた場合、360°の表示を行うためには64回上記の
投影処理を繰り返し、得られた64枚の投影画像をそれ
ぞれCFM画像用投影メモリ421 〜42m に保持させ
る。
の処理手順と同じように作成され、視点の移動順に応じ
てそれぞれBモード画像用投影メモリ411 〜41m に
順次格納される。
期して切替え操作することで、Bモード画像用投影メモ
リ411 〜41m の投影画像と、これと同じ視点で作成
したCFM画像用投影メモリ421 〜42m の投影画像
とがそれぞれ1枚ずつ順次カラー処理回路45に供給す
る。
投影メモリ411 〜41m からの腫瘍の輪郭の投影画像
(各画素の画素値(ZB ,DB ))と、CFM画像用投
影メモリ421 〜42m からの血管の投影画像(各画素
の画素値(ZC ,CC ))とを1枚の画像に合成する。
なお、ZB とZC は、投影処理の出現画素のZ座標であ
り、DB とCC は2値化または4値化したときの値であ
る。カラー処理回路45は表示法1のとき次のような処
理を行う。 DB =2の時、合成画像の当該画素に白色情報を与え、
かつZ座標のZB に応じた輝度を与える。 DB ≠2、かつ、CC =0の時、合成画像の当該画素に
グレー情報を与える。
の当該画素に黒色情報を与える。 DB ≠2、かつ、CC =2の時、合成画像の当該画素に
赤色情報を与え、かつZC に応じた輝度を与える。 DB ≠2、かつ、CC =3の時、合成画像の当該画素に
青色情報を与え、かつZC に応じた輝度を与える。 こうして合成された複数の画像は、順次ディジタルアナ
ログ変換器28を介してカラーモニタ29に送られ連続
的に表示される。
腫瘍の断面を最初に決定する必要がある。その決定方法
としては、マニュアルとオートを選択して用いる。マニ
ュアルでは、[表示法1]の回転画像を見ながら、まず
最適な断面のある投影像を選択する。次に、カットする
断面の深さを決めるために、腫瘍像の部分をマウスで指
定する。指定された場所のZB の値をZBTとすると、
「DB =2であっても、ZB >ZBTならば、DB ≠2の
時と同様の処理を行う」という処理を上述の合成処理に
追加することにより、深さがZBTより手前にある腫瘍の
部分をカットすることが出来る。なお、オートのとき、
ZBTの値を自動的に少しずつ変えていくことで、カット
する断面を連続的に変えて表示することが出来る。[表
示法3]での合成処理は以下の条件のもとで行われる。 DB ≠2、CC =0の時は、合成画像の当該画素にグレ
ー情報を与える。 DB ≠2、CC =1の時は、合成画像の当該画素に黒色
情報を与える。 DB ≠2、CC =2の時は、合成画像の当該画素に赤色
情報を与え、かつZC に応じた輝度を与える。 DB ≠2、CC =3の時は、合成画像の当該画素に青色
情報を与え、かつZC に応じた輝度を与える。 DB ≠2、CC ≦1の時は、合成画像の当該画素に白色
情報を与え、かつZB に応じた輝度を与える。 DB ≠2、CC =2の時は、合成画像の当該画素に赤紫
色情報を与え、かつZC に応じた輝度を与える。 DB ≠2、CC =3の時は、合成画像の当該画素に青紫
色情報を与え、かつでZC に応じた輝度を与える。 この合成処理により、視点から見て腫瘍の陰に隠れた血
管は、紫色系統の色で表現され、その存在を確認でき
る。[表示法4]を行うためには、投影ラインを腫瘍内
部の視点から放射状に配置して、視点から腫瘍外部に向
かって探索を進行すればよい。
像の2値化を行わないで、もとのBモード画像の階調の
ままのデータをBモード画像用3次元データメモリ39
に格納し、カットする範囲の部分に相当する断面の階調
データをBモード画像用3次元データメモリ39から読
出して血管の投影画像に合成する。
像とCFM画像を組み合わせて3次元表示を行うことが
できる。この結果、次のような臨床的な有用性を達成す
ることができる。 1)例えば腫瘍は肝動脈、肝静脈、門脈のいずれかから
栄養を受けているのかといった腫瘍に栄養を提供してい
る栄養血管を特定することができる。 2)組織や血管の3次元構造を、客観的な情報として伝
達および記録することができるので、カンファレンスや
患者への説明に用いることができる。 3)組織や血管の3次元構造を直接表示でき、診断時間
の短縮化や診断精度の向上を図ることができる。 4)腫瘍の像にその周辺の血管の像を組み合わせて3次
元表示することができるので、摘出範囲の決定等の手術
計画を優位に立案できる。 5)腫瘍の像とその栄養血管の像を組み合わせて3次元
表示することができるので、エタノール塞栓術等の治療
後の治療効果の良否判定が容易になる。 6)腫瘍の像とその栄養血管の像を組み合わせて3次元
表示することができるので、腫瘍が良性であるかまたは
悪性であるかという判定が容易になる。 本発明は上述した実施例に限定されることなく、種々変
形して実施可能である。
ローブを移動しながら被検体内の所望の3次元空間内を
超音波で走査する手段と、上記プローブの位置および姿
勢を検出する手段と、上記プローブからの受信信号に基
づいて上記3次元空間内の組織情報と上記3次元空間内
の移動体の移動情報を得る手段と、上記組織情報から関
心部分の輪郭像を抽出する手段と、上記移動情報から血
流像を抽出する手段と、上記検出手段からの上記プロー
ブの位置および姿勢情報に基づいて、上記輪郭像と上記
血流像を3次元空間に分布して3次元分布情報を得る手
段と、上記3次元空間に対して視点を変えながらその各
位置で上記3次元分布情報を投影処理して複数の2次元
画像を生成する手段と、上記2次元画像を所定の順番で
連続的に表示する手段とを具備する。
ら抽出した関心部分の輪郭像と血流像の各像を3次元空
間に分布して3次元分布情報を作成し、視点を変えなが
らその各位置で3次元分布情報を投影処理して複数の2
次元画像を生成し、これらの2次元画像を所定の順番で
連続的に表示することで、人間の運動視差と呼ばれる視
覚特性によって関心部分の立体構造と血流像の立体構造
とを同時に観察することができ、例えば腫瘍とその栄養
血管の関係を把握することができる。
を示すブロック図。
図。
ータの構成を示すブロック図。
図。
換処理を説明する図。
信系、11…Bモード処理系、15…CFM処理系、2
1…ディジタルスキャンコンバータ、22,26…表示
系、27…3次元ディジタルスキャンコンバータ。
Claims (5)
- 【請求項1】 超音波を送受信する超音波プローブを移
動しながら被検体内の所望の3次元空間内を超音波で走
査する手段と、 前記プローブの位置および姿勢を検出する手段と、 前記プローブからの受信信号に基づいて前記3次元空間
内の組織情報と前記3次元空間内の移動体の移動情報を
得る手段と、 前記組織情報から関心部分の輪郭像を抽出する手段と、 前記移動情報から血流像を抽出する手段と、 前記検出手段からの前記プローブの位置および姿勢情報
に基づいて、前記輪郭像と前記血流像を3次元空間に分
布して3次元分布情報を得る手段と、 前記3次元空間に対して視点を変えながらその各位置で
前記3次元分布情報を投影処理して複数の2次元画像を
生成する手段と、 前記2次元画像を所定の順番で連続的に表示する手段と
を具備することを特徴とした超音波診断装置。 - 【請求項2】 前記生成手段は、前記投影処理により前
記3次元分布情報の中から前記視点から見て最初に出現
する前記輪郭像上のデータまたは前記血流像上のデータ
を抽出し前記2次元画像を生成することを特徴とした請
求項1記載の超音波診断装置。 - 【請求項3】 前記生成手段は、前記2次元画像から前
記輪郭像の一部を除去する手段をさらに備えることを特
徴とした請求項1記載の超音波診断装置。 - 【請求項4】 前記表示手段は、前記視点からの距離に
応じて色調と輝度の少なくとも一方を変化させながら前
記2次元画像を表示することを特徴とした請求項1記載
の超音波診断装置。 - 【請求項5】 前記生成手段は、前記輪郭像の内部に前
記視点を位置して前記2次元画像を生成することを特徴
とした請求項1記載の超音波診断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04146693A JP3350125B2 (ja) | 1993-03-02 | 1993-03-02 | 超音波診断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04146693A JP3350125B2 (ja) | 1993-03-02 | 1993-03-02 | 超音波診断装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06254097A true JPH06254097A (ja) | 1994-09-13 |
JP3350125B2 JP3350125B2 (ja) | 2002-11-25 |
Family
ID=12609154
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04146693A Expired - Lifetime JP3350125B2 (ja) | 1993-03-02 | 1993-03-02 | 超音波診断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3350125B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08206111A (ja) * | 1995-02-06 | 1996-08-13 | Ge Yokogawa Medical Syst Ltd | 超音波画像表示方法および超音波診断装置 |
WO2002100486A1 (fr) * | 2001-06-07 | 2002-12-19 | Takashi Okai | Procede et appareil de traitement du myome uterin |
JP2008532608A (ja) * | 2005-03-11 | 2008-08-21 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 3次元超音波潅流画像のボリュームレンダリングシステム及び方法 |
US9366757B2 (en) | 2009-04-27 | 2016-06-14 | Samsung Medison Co., Ltd. | Arranging a three-dimensional ultrasound image in an ultrasound system |
-
1993
- 1993-03-02 JP JP04146693A patent/JP3350125B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08206111A (ja) * | 1995-02-06 | 1996-08-13 | Ge Yokogawa Medical Syst Ltd | 超音波画像表示方法および超音波診断装置 |
WO2002100486A1 (fr) * | 2001-06-07 | 2002-12-19 | Takashi Okai | Procede et appareil de traitement du myome uterin |
JP2008532608A (ja) * | 2005-03-11 | 2008-08-21 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 3次元超音波潅流画像のボリュームレンダリングシステム及び方法 |
US9366757B2 (en) | 2009-04-27 | 2016-06-14 | Samsung Medison Co., Ltd. | Arranging a three-dimensional ultrasound image in an ultrasound system |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3350125B2 (ja) | 2002-11-25 |
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