JPH06253456A - 進相コンデンサ設備 - Google Patents
進相コンデンサ設備Info
- Publication number
- JPH06253456A JPH06253456A JP5066034A JP6603493A JPH06253456A JP H06253456 A JPH06253456 A JP H06253456A JP 5066034 A JP5066034 A JP 5066034A JP 6603493 A JP6603493 A JP 6603493A JP H06253456 A JPH06253456 A JP H06253456A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reactance
- advancing capacitor
- phase
- autotransformer
- phase advancing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E40/00—Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
- Y02E40/30—Reactive power compensation
Landscapes
- Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高調波過電流対策として、進相コンデンサ設
備の直列リアクトルのリアクタンスを8〜15%と増大
した場合の進相コンデンサの過電圧を防止し、かつ標準
定格の進相コンデンサの使用を可能とする。 【構成】 電圧降下用の高リアクタンス単巻変圧器の2
次側に進相コンデンサを設置することにより、進相コン
デンサの端子電圧の上昇を防止するとともに、単巻変圧
器の漏れリアクタンスを利用して、直列リアクトルを兼
ねる。
備の直列リアクトルのリアクタンスを8〜15%と増大
した場合の進相コンデンサの過電圧を防止し、かつ標準
定格の進相コンデンサの使用を可能とする。 【構成】 電圧降下用の高リアクタンス単巻変圧器の2
次側に進相コンデンサを設置することにより、進相コン
デンサの端子電圧の上昇を防止するとともに、単巻変圧
器の漏れリアクタンスを利用して、直列リアクトルを兼
ねる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電力系統の負荷設備に
並列接続して該電力系統の力率を改善する進相コンデン
サ設備に関するものである。
並列接続して該電力系統の力率を改善する進相コンデン
サ設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電力系統に接続されている進相コ
ンデンサには、高調波電流やコンデンサの投入時に発生
する突入電流を抑制するために、直列リアクトルを上記
進相コンデンサに直列接続して使用する場合が多い。
ンデンサには、高調波電流やコンデンサの投入時に発生
する突入電流を抑制するために、直列リアクトルを上記
進相コンデンサに直列接続して使用する場合が多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】最近、電力系統の高調
波による電圧ひずみの増大により進相コンデンサ回路に
流入する高調波電流が過大となり、これによる障害が増
大している。この原因は、最近急激に普及した各種のイ
ンバータ装置や、カラーテレビに代表される家庭用電気
機器など、半導体素子回路を有する負荷設備の複合運転
による影響で、上記進相コンデンサ設備では、従来の標
準定格とされてきたリアクタンス6%の直列リアクトル
の焼損、あるいは定格値を超える過電流による進相コン
デンサの絶縁破壊などさまざまな障害を生じており、電
力系統の深刻な問題となっている。
波による電圧ひずみの増大により進相コンデンサ回路に
流入する高調波電流が過大となり、これによる障害が増
大している。この原因は、最近急激に普及した各種のイ
ンバータ装置や、カラーテレビに代表される家庭用電気
機器など、半導体素子回路を有する負荷設備の複合運転
による影響で、上記進相コンデンサ設備では、従来の標
準定格とされてきたリアクタンス6%の直列リアクトル
の焼損、あるいは定格値を超える過電流による進相コン
デンサの絶縁破壊などさまざまな障害を生じており、電
力系統の深刻な問題となっている。
【0004】上記の障害対策として、直列リアクトルの
リアクタンスを従来の標準定格の6%から8〜15%と
増大して、進相コンデンサ回路への高調波過電流の流入
を抑制することが最近多く行われるようになってきた。
リアクタンスを従来の標準定格の6%から8〜15%と
増大して、進相コンデンサ回路への高調波過電流の流入
を抑制することが最近多く行われるようになってきた。
【0005】ところが、上記のような対策がとられた場
合、直列リアクトルの接続によって進相コンデンサの端
子電圧が上昇する。これは、例えばリアクタンス8%の
直列リアクトルを設置した場合では電源電圧より約9
%、又はリアクタンス13%の直列リアクトルを設置し
た場合では電源電圧より約13%も進相コンデンサの端
子電圧が上昇するため、進相コンデンサは標準定格品を
そのまま使用することができなくなり、特殊仕様品を使
用する必要があった。
合、直列リアクトルの接続によって進相コンデンサの端
子電圧が上昇する。これは、例えばリアクタンス8%の
直列リアクトルを設置した場合では電源電圧より約9
%、又はリアクタンス13%の直列リアクトルを設置し
た場合では電源電圧より約13%も進相コンデンサの端
子電圧が上昇するため、進相コンデンサは標準定格品を
そのまま使用することができなくなり、特殊仕様品を使
用する必要があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、電源側に電圧
降下用の単巻変圧器を設けて、直列リアクトルによる電
圧上昇分を降下させることにより、進相コンデンサの端
子電圧の上昇をなくするとともに、単巻変圧器を高リア
クタンス化し、このリアクタンスを直列リアクトルに代
替させ、設備の簡素化を図るために高リアクタンスの単
巻変圧器の2次側に進相コンデンサを接続したことを特
徴とする進相コンデンサ設備である。
降下用の単巻変圧器を設けて、直列リアクトルによる電
圧上昇分を降下させることにより、進相コンデンサの端
子電圧の上昇をなくするとともに、単巻変圧器を高リア
クタンス化し、このリアクタンスを直列リアクトルに代
替させ、設備の簡素化を図るために高リアクタンスの単
巻変圧器の2次側に進相コンデンサを接続したことを特
徴とする進相コンデンサ設備である。
【0007】
【作用】電圧降下用の単巻変圧器によって、電源電圧よ
り直列リアクトルによる電圧上昇分相当の電圧を降下さ
せて進相コンデンサに供給することにより、進相コンデ
ンサの端子電圧が電源電圧を大幅に上回ることを防止す
る。また、単巻変圧器を高リアクタンス化することによ
り、これを直列リアクトルと兼用させることができるの
で、直列リアクトルが不要となり設備が簡素化できる。
り直列リアクトルによる電圧上昇分相当の電圧を降下さ
せて進相コンデンサに供給することにより、進相コンデ
ンサの端子電圧が電源電圧を大幅に上回ることを防止す
る。また、単巻変圧器を高リアクタンス化することによ
り、これを直列リアクトルと兼用させることができるの
で、直列リアクトルが不要となり設備が簡素化できる。
【0008】
【実施例】本発明の進相コンデンサ設備の実施例を図1
に示すように、単巻変圧器1の2次側に進相コンデンサ
2を接続し、電源電圧をVo とすると、単巻変圧器によ
りVo −Vl に電圧降下された電圧Vc を進相コンデン
サ2に供給する。
に示すように、単巻変圧器1の2次側に進相コンデンサ
2を接続し、電源電圧をVo とすると、単巻変圧器によ
りVo −Vl に電圧降下された電圧Vc を進相コンデン
サ2に供給する。
【0009】そこで、単巻変圧器1の漏れリアクタンス
をXL 、励磁リアクタンスをXE 、進相コンデンサ2の
リアクタンスをXC とすると、等価回路は図2に示すよ
うに、XE はXL およびXC に比較して極めて小さく、
これを無視すれば進相コンデンサ2の端子電圧VC は
をXL 、励磁リアクタンスをXE 、進相コンデンサ2の
リアクタンスをXC とすると、等価回路は図2に示すよ
うに、XE はXL およびXC に比較して極めて小さく、
これを無視すれば進相コンデンサ2の端子電圧VC は
【0010】
【数1】
【0011】となり、リアクタンスXL による電圧上昇
分VL だけ電圧が高くなるが、単巻変圧器1によりVL
だけ電圧を降下させることによって、実際にはVC =V
O となって進相コンデンサ2の端子電圧VC は電源電圧
VO と同一電圧になる。
分VL だけ電圧が高くなるが、単巻変圧器1によりVL
だけ電圧を降下させることによって、実際にはVC =V
O となって進相コンデンサ2の端子電圧VC は電源電圧
VO と同一電圧になる。
【0012】図3は従来の進相コンデンサ設備で、直列
リアクトル3の設置によって、このリアクタンスXL の
ために電圧上昇VL が生じて、進相コンデンサ2の端子
電圧VC は
リアクトル3の設置によって、このリアクタンスXL の
ために電圧上昇VL が生じて、進相コンデンサ2の端子
電圧VC は
【0013】
【数2】
【0014】となり、電源電圧VO より進相コンデンサ
2の端子電圧VC が上昇することになる。
2の端子電圧VC が上昇することになる。
【0015】本発明に係る高リアクタンスの単巻変圧器
は、該単巻変圧器の主巻線と直列巻線の間に漏れ磁路を
形成するなどの方法で容易に製作することが可能であ
る。この方法によれば、通常の単巻変圧器と直列リアク
トルを別個に設置するよりは据付スペース、コストの面
で大幅に有利になる。
は、該単巻変圧器の主巻線と直列巻線の間に漏れ磁路を
形成するなどの方法で容易に製作することが可能であ
る。この方法によれば、通常の単巻変圧器と直列リアク
トルを別個に設置するよりは据付スペース、コストの面
で大幅に有利になる。
【0016】なお、既設のリアクタンス6%の直列リア
クトルを有する進相コンデンサ設備を、例えばリアクタ
ンス8%または13%の直列リアクトル付に改造する場
合には8−6=2%、または13−6=7%のリアクタ
ンスを有する単巻変圧器を追加することによって同様の
効果が得られる。図4はその実施例で、単相回路として
示したが3相回路でも同様に実施できることは当然であ
る。
クトルを有する進相コンデンサ設備を、例えばリアクタ
ンス8%または13%の直列リアクトル付に改造する場
合には8−6=2%、または13−6=7%のリアクタ
ンスを有する単巻変圧器を追加することによって同様の
効果が得られる。図4はその実施例で、単相回路として
示したが3相回路でも同様に実施できることは当然であ
る。
【0017】
【発明の効果】高調波過電流対策として、直列リアクト
ルのリアクタンスを8〜15%と増大させる場合には、
進相コンデンサは過電圧となるため標準品が使用できず
特殊仕様品を使用する必要があったが、本発明の方法に
よれば、進相コンデンサの過電圧が防止でき標準品をそ
のまま使用することができる。
ルのリアクタンスを8〜15%と増大させる場合には、
進相コンデンサは過電圧となるため標準品が使用できず
特殊仕様品を使用する必要があったが、本発明の方法に
よれば、進相コンデンサの過電圧が防止でき標準品をそ
のまま使用することができる。
【0018】したがって、既設の進相コンデンサ設備の
高調波過電流対策においても、新たに進相コンデンサ設
備を交替する必要がなく、そのまま利用できる効果があ
る。また、高リアクタンスでない通常の単巻変圧器と直
列リアクトルを設置する方法と比較しても据付スペー
ス、コストの面で本発明の方法が極めて有利である。
高調波過電流対策においても、新たに進相コンデンサ設
備を交替する必要がなく、そのまま利用できる効果があ
る。また、高リアクタンスでない通常の単巻変圧器と直
列リアクトルを設置する方法と比較しても据付スペー
ス、コストの面で本発明の方法が極めて有利である。
【図1】本発明の高リアクタンス変圧器を用いた高調波
過電流対策用の進相コンデンサ設備の実施例を示す回路
図である。
過電流対策用の進相コンデンサ設備の実施例を示す回路
図である。
【図2】本発明の高リアクタンス単巻変圧器を用いた高
調波過電流対策用の進相コンデンサ設備の等価回路図で
ある。
調波過電流対策用の進相コンデンサ設備の等価回路図で
ある。
【図3】進相コンデンサに直列リアクトルを直列接続し
た従来の進相コンデンサ設備を示す回路図である。
た従来の進相コンデンサ設備を示す回路図である。
【図4】既設のリアクタンス6%の標準リアクトルを備
えた進相コンデンサ設備に、高リアクタンス単巻変圧器
を追加して高調波過電流対策を行った本発明の他の実施
例を示す回路図である。
えた進相コンデンサ設備に、高リアクタンス単巻変圧器
を追加して高調波過電流対策を行った本発明の他の実施
例を示す回路図である。
1,高リアクタンスの単巻変圧器 2,進相コンデンサ 3,直列リアクトル XL ,単巻変圧器または直列リアクトルのリアクタンス XE ,単巻変圧器の励磁リアクタンス XC ,進相コンデンサのリアクタンス VO ,電源電圧 VC ,進相コンデンサの端子電圧 VL ,直列リアクタンス上で発生する電圧
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森田 耕司 京都市中京区御池通烏丸東入一筋目仲保利 町191番地の4 上原ビル3階 ニチコン 株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 高リアクタンスの単巻変圧器の2次側に
進相コンデンサを接続したことを特徴とする進相コンデ
ンサ設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5066034A JPH06253456A (ja) | 1993-03-01 | 1993-03-01 | 進相コンデンサ設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5066034A JPH06253456A (ja) | 1993-03-01 | 1993-03-01 | 進相コンデンサ設備 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06253456A true JPH06253456A (ja) | 1994-09-09 |
Family
ID=13304204
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5066034A Pending JPH06253456A (ja) | 1993-03-01 | 1993-03-01 | 進相コンデンサ設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06253456A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997022169A3 (en) * | 1995-11-30 | 1997-08-07 | Siemens Energy & Automat | Voltage based var compensation system |
JP2010226843A (ja) * | 2009-03-23 | 2010-10-07 | Honda Motor Co Ltd | 単相−n相変換装置 |
CN104868476A (zh) * | 2015-05-26 | 2015-08-26 | 青岛菲特电器科技有限公司 | 低压稳压调压器 |
-
1993
- 1993-03-01 JP JP5066034A patent/JPH06253456A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997022169A3 (en) * | 1995-11-30 | 1997-08-07 | Siemens Energy & Automat | Voltage based var compensation system |
JP2010226843A (ja) * | 2009-03-23 | 2010-10-07 | Honda Motor Co Ltd | 単相−n相変換装置 |
CN104868476A (zh) * | 2015-05-26 | 2015-08-26 | 青岛菲特电器科技有限公司 | 低压稳压调压器 |
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