JPH0625124Y2 - 運動靴底 - Google Patents

運動靴底

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JPH0625124Y2
JPH0625124Y2 JP6225291U JP6225291U JPH0625124Y2 JP H0625124 Y2 JPH0625124 Y2 JP H0625124Y2 JP 6225291 U JP6225291 U JP 6225291U JP 6225291 U JP6225291 U JP 6225291U JP H0625124 Y2 JPH0625124 Y2 JP H0625124Y2
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JP
Japan
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midsole
heel
cushioning member
edge
recess
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JP6225291U
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English (en)
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JPH0586204U (ja
Inventor
滋之 三ツ井
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Asics Corp
Original Assignee
Asics Corp
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Publication date
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本考案は主としてランニング用の
運動靴に使用される運動靴底の改良に関する。
【従来の技術】従来の主としてランニング用に提供され
る運動靴は、そのアウトソールに接合したミッドソール
の上面側における踵部辺の中央部位及び/又は前部踏付
部相当部の中央部に設けた凹部内に緩衝部材又は反発弾
性部材を嵌合装着し、前記アウトソール又はミッドソー
ルの側面若しくは後端面に設けた窓孔から前記緩衝部材
若しくは反発弾性部材を見せるようにした靴底を備えた
ものとして提供されいてた。 しかしながら前述の従来の運動靴は、緩衝部材若しくは
反発弾性部材が靴着用者の足の踵部の中心よりやや外側
よりに着地し、踵部の中央部辺を経て土踏まず部を通る
フットワークの軌跡に沿うように設置されていないた
め、ミッドソールの踵部辺底面に設けた窓孔により、緩
衝部材の存在を見せるにとどまり、衝撃に対する充分な
緩衝作用若しくは反発弾性部材による復元作用を奏効し
得ないのみならず、足踵を充分に支持きれず、過回内若
しくは過回外現象を生じて足首等の捻挫或いは膝関節或
いは下肢の靱帯等に所謂ランニング傷害をもたらすおそ
れがあった。
【考案が解決しようとする課題】本考案の運動靴底は、
従来の主としてランニング用の運動靴底の欠陥を克服し
ようとするものである。 即ち緩衝部材は靴着用者の足のフットワークの軌跡に沿
って配置してこれらの緩衝作用若しくは復元作用を充分
奏効するようにし、かつミッドソールの踵部の周辺をプ
ロテクトし、傷害を防止しうる構成を備えた運動靴底を
提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】本考案は、前記の解決し
ようとする課題に基づいて次の手段を採用した。即ち本
考案の運動靴底は、そのミッドソールの上面側凹部の後
方から踵周縁の一部に達する切欠部を設け、前記ミッド
ソールの凹部及び切欠部内に前記緩衝部材を充填し、前
記ヒールプロテクターが前記甲被の下部の少なくとも一
部を被覆する上向きの突縁と、同じく甲被の吊込縁の少
なくとも一部と接合する横突縁及び前記ミッドソールの
少なくとも一部及び緩衝部材の一部を被覆する下向きの
突縁からなる透明又は比較的透明度の高い合成ゴム若し
くは合成樹脂で形成され、これ等アウトソール、ミッド
ソール、緩衝部材、被覆部材、ヒールプロテクター、を
結合してなることを特徴とするものである。
【作用】本考案の運動靴底は靴着用者の足の主として踵
部辺におけるフットワークの軌跡に沿って、緩衝部材を
配置しているので、靴着用者の体重の約3〜4倍にも及
ぶ衝撃力を減殺することなく充分に緩衝し、かつ反発力
を利用できるのみならず、足踵を充分支持して過回内若
しくは過回外を抑止する事が出来る。また緩衝部材を踵
後端周縁まで配置し、かつ透明若しくは半透明のヒール
プロテクターで該緩衝部材を被覆支持できる。
【実施例】本考案の運動靴底の実施例を図面に従って説
明すると以下のとおりである。 即ち図1乃至図5等で示されているように、本考案の運
動靴底は、アウトソール1と該アウトソール1の上面側
に接合されたミッドソール3、該ミッドソール3の主と
して踵部辺に設けた凹部2と、該凹部2の後方から踵周
縁の一部に達する切欠部7内に挿入充填された緩衝部材
4、該緩衝部材4を被覆する被覆部材5、及び甲被15
の下部16の一部を被覆し又は接合する横突縁9及び前
記ミッドソール3の一部と接合し若しくは被覆し、かつ
前記緩衝部材4の一部を被覆する下向き突縁10を有す
る透明又は比較的透明度の高い合成ゴム若しくは合成樹
脂のヒールプロテクター6とから形成される。 前記ミッドソール3は、図6乃至図9で示されているよ
うに運動靴底中最も体積が大きいので、気泡ゴム若しく
は気泡樹用で如き軽量で弾性に富むもので形成される。 また該ミッドソール3は図6で示されているように、上
面において上向きに開口する凹部2と該凹部2の後方か
ら踵後縁に連なる切欠部7を穿設しているが、該切欠部
7は靴着用者の足のランニングのフットワーク中特に踵
部辺の軌跡即ち踵端縁の中心よりやや外側寄りから着地
し、踵の中心を経て土踏まずへ進む軌跡に合致するよう
に緩衝部材4を挿入介在させ、かつ該緩衝部材4の端部
が前記ヒールプロテクター6によって係止するようにし
てある。 また前記ミッドソール3は図7及び図9で示されている
ように、その踵中央部辺に前記アウトソール1の上面に
達する透孔12を穿設し、かつ前記凹部2に連なる切欠
部7は踵端縁の中心からやや外側よりに開口するように
形成し、更に前記凹部2内に透明若しくは比較的透明度
の高い合成ゴム又は合成樹脂の基板14を介在できる低
位凹み2が形成されている。 前記基板14はシリコン、ポリウレタンゴム、IBR、
イソプレンゴム、又は合成樹脂例えばポリウレタン樹
脂、塩化ビニル樹脂、ナイロン、アクリル樹脂等を用い
て成形すればよい。前記ヒールプロテクター6は図10
及び図11等で示されているように、断面が上向きの突
縁8と内面に向かう横突縁9及び下向きの突縁10を有
しており、かつ平面が踵部周辺に沿うように馬蹄形に成
されている。前記上向きの突縁8は、甲被15の下部1
6の一部を被覆接合し、また下向きの突縁10は主とし
て前記ミッドソール3の一部を被覆しかつ接合してい
る。更に内側に向かう横突縁9は、甲被15の吊込縁1
7及び前記ミッドソール3の主として踵部周縁と接合す
るようになっている。前記上向きの突縁8及び下向きの
突縁10はそれぞれ甲被15の下部16の周側の一部及
びミッドソール3の周側の一部に合致するように弧状に
形成し、かつそれぞれの先端縁又は下端縁を薄く尖鋭に
形成されており、甲被15及びミッドソール3の主とし
て踵部周側にに合致するように形成されている。また前
記内側向きの横突縁9の任意個所には切り込みが形成さ
れ、ヒールプロテクター6の内面側への湾曲をし易くし
ている。該ヒールプロテクター6は透明若しくは半透明
の合成ゴムまたは合成樹脂等で一体的に形成されてい
る。 次に前記緩衝部材4は、図12乃至図14等で示されて
いるように、粘弾性のゲル状のシリコン樹脂を高弾性の
塩化ビニール樹脂で密封したもの若しくはゲル状より固
体に近いシリコン樹脂でなるもの、或いは超エネルギー
吸収材と称されるウレタンゴム、その他任意形状に成形
した公知の緩衝部材4若しくは衝撃吸収材が適宜使用さ
れる。 図15及び図16はミッドソール3の凹部2とこれに連
なる切欠7内に挿入充填される緩衝部材4を被覆する被
覆部材5を示すものあって、その上面は前記ミッドソー
ル3の上面と同一又は略同一にし、甲被15の吊込縁1
7を吊込み接合する中底もしくは中芯〔いづれも符号で
指示せず〕との接合性を良くしている。また被覆部材5
は前記ミッドソール3と同様に少なくともアウトソール
1よりも軽量で柔軟性のよい気泡体例えば公知のミッド
ソール部材として知られるエチレンビニルアセテート共
重合体の気泡体その他の気泡樹脂又は気泡ゴム等で形成
される。 また図15に示すようにその少なくとも踵後端の周縁添
いの端部に窓13を形成し、同じく緩衝部材4の踵後端
の周辺沿い部分が前記ヒールの下向きの突縁10を透過
して見ることができるように形成される。 次に図17及び図18等で示される記基板14は、前記
ミッドソール3の凹部2の低位凹み22内に嵌め込ま
れ、かつ下面の凸部24が、前記凹部2の低位凹み22
の略中央部辺に穿設された透孔12内に嵌め込まれるよ
うになっているので強固に固定される。従って後述の図
19で示されるようにアウトソール1がその踵部辺にお
いて前記ミッドソール3の凹部2の低位凹み22内の透
孔12と連通する透孔11を穿設していることと相まっ
て、前記基板4上に挿入配置された緩衝部材4を該基板
4を透過して見ることができる。 前記アウトソール1は少なくとも前記ミッドソール3よ
りも耐摩耗性及び引張り強度の高い合成ゴム、天然ゴ
ム、合成樹脂若しくはこれらの混用成形物であればよ
い。
【考案の効果】本考案の運動靴底は、その緩衝部材4が
ミッドソール3の凹部2及びこれに連なりかつ踵後部周
縁における中心よりやや外側よりに開口する切欠部7内
に挿入されて靴着用者の足の主として踵部辺におけるフ
ットワークの軌跡に沿って配置されるので、靴着用者の
体重の3乃至4倍に及ぶ衝撃力を充分に緩衝し、靴着用
者の主として下肢の膝関節、筋肉、靱帯等の傷害発生を
抑止できる。 またそのヒールプロテクターが主として甲被15の下部
の踵周辺の一部及びそのミッドソール3の主として踵周
辺を囲み支持することにより靴着用者の足の過回内又は
過回外状況を抑止できるので、下肢の筋肉、靱帯等の傷
害、足首の捻挫等を未然に防止でき、安心してランニン
グを行うことができる。 更に緩衝部材4が透明若しくは透明度の高いヒールプロ
テクター6や基板4を透過し、かつミッドソール3の切
欠部7の開口部がヒールプロテクター6に直接接し、ア
ウトソール1の透孔11が前記ミッドソール3の凹部2
の低位凹み2内の透孔12に連通して基板4に接するこ
と等によって、靴を着用しようとする者が容易にその存
在を認めることができ得て、心理的に安心感を与えるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の運動靴底の側面図。
【図2】本考案の運動靴底の縦断面図。
【図3】本考案の運動靴底の横断面図。
【図4】本考案の運動靴底の横断面図。
【図5】本考案の運動靴底の横断面図。
【図6】本考案の運動靴底のミッドソールの平面図。
【図7】本考案の運動靴底のミッドソールの平面図。
【図8】本考案の運動靴底のミッドソールのA−Aに沿
う断面図。
【図9】本考案の運動靴底のミッドソールのB−Bに沿
う断面図。
【図10】本考案の運動靴底のヒールプロテクターの平
面図。
【図11】本考案の運動靴底のヒールプロテクターのC
−Cに沿う断面図
【図12】本考案の運動靴底の緩衝部材の一部欠裁平面
図。
【図13】本考案の運動靴底の緩衝部材の一部欠裁底面
図。
【図14】本考案の運動靴底の緩衝部材の一部欠裁底面
図。
【図15】本考案の運動靴底の被覆部材の平面図。
【図16】本考案の運動靴底の被覆部材のD−D線に沿
う断面図。
【図17】本考案の運動靴底の基板の平面図。
【図18】本考案の運動靴底の基板のE−E線に沿う断
面図。
【図19】本考案の運動靴底のアウトソールの縦断面
図。
【符号の説明】
1 アウトソール 2 凹部 3 ミッドソール 4 緩衝部材 5 被覆部材 6 ヒールプロテクター 7 切欠部 8 上向きの突縁 9 内側向きの横突縁 10下向きの突縁 11 透孔 12 透孔 13 窓 14 基板 15 甲被 16 下部 17 吊込縁 22 低位凹み 24 凸部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アウトソール1、上面側に凹部2を設け
    たミッドソール3、該ミッドソール3の少なくとも凹部
    2内に挿入した緩衝部材4、該緩衝部材4を被覆する被
    覆部材5、及び甲被15の下部及び前記ミッドソール3
    の少なくとも踵部周縁の一部を囲むヒールプロテクター
    6からなる運動靴底において、前記ミッドソール3はそ
    の凹部2の後方から踵周縁の一部に達する切欠部7を設
    け、前記緩衝部材4は、前記ミッドソール3の凹部2及
    び切欠部7内に充填され、前記ヒールプロテクター6は
    前記甲被15の下部16の少なくとも一部を被覆する上
    向きの突縁8と同じく甲被15の吊込縁17の少なくと
    も一部と接合する横突縁9及び前記ミッドソール3の少
    なくとも一部及び緩衝部材4の一部を被覆する下向きの
    突縁10からなる透明又は比較的透明度の高い合成ゴム
    若しくは合成樹脂で形成され、これらアウトソール1、
    ミッドソール3、緩衝部材4、被覆部材5及びヒールプ
    ロテクター6、を結合してなることを特徴とす運動靴
    底。
  2. 【請求項2】 前記アウトソール1はその踵部中央部辺
    に前記ミッドソール3の底面に達する開口若しくは透孔
    11を穿設し、前記ミッドソール3は前記アウトソール
    1の透孔11と連通する透孔12を穿設し、前記被覆部
    材5はその少なくとも踵部周縁辺に向い開口する窓13
    を設けたことを特徴とする請求項1記載の運動靴底。
  3. 【請求項3】 前記緩衝部材4と前記ミッドソール3の
    少なくとも凹部2の低位凹み22の間に透明又は比較的
    透明度の高い合成ゴム若しくは合成樹脂の成形物でなる
    基板14を介在したことを特徴とする請求項2項記載の
    運動靴底。
JP6225291U 1991-08-07 1991-08-07 運動靴底 Expired - Lifetime JPH0625124Y2 (ja)

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