JPH0625116Y2 - 車載用スピ−カシステム - Google Patents
車載用スピ−カシステムInfo
- Publication number
- JPH0625116Y2 JPH0625116Y2 JP949287U JP949287U JPH0625116Y2 JP H0625116 Y2 JPH0625116 Y2 JP H0625116Y2 JP 949287 U JP949287 U JP 949287U JP 949287 U JP949287 U JP 949287U JP H0625116 Y2 JPH0625116 Y2 JP H0625116Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- speaker system
- vehicle
- speaker
- characteristic
- vehicle speaker
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
- Stereophonic Arrangements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 この考案は、自動車に用いられる車載用スピーカシステ
ムに関し、特に3ウェイ以上のマルチウェイ方式を採用
する車載用スピーカシステムの改良に関する。
ムに関し、特に3ウェイ以上のマルチウェイ方式を採用
する車載用スピーカシステムの改良に関する。
従来の車載用スピーカシステムにおいては、特性の向上
からマルチウェイ方式を採用するものが多く用いられて
いる。その代表的なスピーカシステムの構成を第7図に
示す。
からマルチウェイ方式を採用するものが多く用いられて
いる。その代表的なスピーカシステムの構成を第7図に
示す。
第7図において、1は合成樹脂により成形されたスピー
カキャビネット、2は平面振動板からなるウーファ用ス
ピーカ、3はミッドレンジ用スピーカ、4はトウィータ
用スピーカである。また、キャビネット1には図示しな
いが、各帯域に入力信号を分解するディバイディングネ
ットワークが内蔵されている。
カキャビネット、2は平面振動板からなるウーファ用ス
ピーカ、3はミッドレンジ用スピーカ、4はトウィータ
用スピーカである。また、キャビネット1には図示しな
いが、各帯域に入力信号を分解するディバイディングネ
ットワークが内蔵されている。
そして、このように構成された車載用スピーカシステム
は、第8図に示されるように、無響室により測定された
伝送特性がフラットとなるように作られている。
は、第8図に示されるように、無響室により測定された
伝送特性がフラットとなるように作られている。
しかしながら、車載用スピーカシステムが配置される車
室内の伝送特性は、一般的に第9図に示されるように、
周波数200〜300(Hz)付近と1K〜2K(Hz)付
近にピークがあり、周波数600(Hz)付近にディップ
がある特性であるので、無響室での特性がフラットで
も、車室内においては第9図に示すように特性が乱れ、
良好な再生特性を期待できない欠点があった。
室内の伝送特性は、一般的に第9図に示されるように、
周波数200〜300(Hz)付近と1K〜2K(Hz)付
近にピークがあり、周波数600(Hz)付近にディップ
がある特性であるので、無響室での特性がフラットで
も、車室内においては第9図に示すように特性が乱れ、
良好な再生特性を期待できない欠点があった。
この考案は、上記従来の欠点を除去するために成された
もので、スピーカシステム自体で車室内の伝送特性の乱
れを補正することを目的とするものである。
もので、スピーカシステム自体で車室内の伝送特性の乱
れを補正することを目的とするものである。
この考案の車載用スピーカシステムは、3ウェイ以上の
マルチウェイ方式を採用する車載用スピーカシステムに
おいて、マルチウェイ方式のクロスオーバー周波数を2
00〜300(Hz)、1K〜2K(Hz)に設定すると共
に、クロスオーバー周波数が無響室の伝送特性上、3d
B以上のディップを形成するように構成したものであ
る。
マルチウェイ方式を採用する車載用スピーカシステムに
おいて、マルチウェイ方式のクロスオーバー周波数を2
00〜300(Hz)、1K〜2K(Hz)に設定すると共
に、クロスオーバー周波数が無響室の伝送特性上、3d
B以上のディップを形成するように構成したものであ
る。
以下、この考案の車載用スピーカシステムの実施例を図
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
第1図はその一実施例を示す回路図であり、図中の2は
ウーファ用スピーカ、3はミッドレンジ用スピーカ、4
はトウィータ用スピーカである。また、5はスピーカ
2,3,4に供給する信号を分割するディバイディング
ネットワーク、6はミッドレンジ用スピーカ3およびト
ウィータ用スピーカ4に供給する信号のレベルを調整す
るアッテネータである。
ウーファ用スピーカ、3はミッドレンジ用スピーカ、4
はトウィータ用スピーカである。また、5はスピーカ
2,3,4に供給する信号を分割するディバイディング
ネットワーク、6はミッドレンジ用スピーカ3およびト
ウィータ用スピーカ4に供給する信号のレベルを調整す
るアッテネータである。
ディバイディングネットワーク5のクロスオーバー周波
数は車室内伝送特性のピークとなる200〜300(H
z)および1K〜2K(Hz)に設定され、またそれぞれ
のカットオフ周波数をずらし、各スピーカ2,3,4に
加えられる電力の和が一定にならず、クロスオーバー周
波数において電力和が減少するように設定されている。
数は車室内伝送特性のピークとなる200〜300(H
z)および1K〜2K(Hz)に設定され、またそれぞれ
のカットオフ周波数をずらし、各スピーカ2,3,4に
加えられる電力の和が一定にならず、クロスオーバー周
波数において電力和が減少するように設定されている。
一般的なスピーカシステムのディバイディングネットワ
ークはスピーカに加えられる電力の和が一定となるよう
にクロスオーバー周波数において3db減衰するように
平坦特性のフィルターが使われている。
ークはスピーカに加えられる電力の和が一定となるよう
にクロスオーバー周波数において3db減衰するように
平坦特性のフィルターが使われている。
また、ディップを得る方法としては、コイルとコンデン
サを組み合わせて−12dB/octの減衰特性を有す
るフィルターのローパス側のカットオフ周波数を100
(Hz)とし、ハイパス側を400(Hz)に設定すればク
ロスオーバー周波数の200(Hz)では電力和が−12
dBの減衰となる。
サを組み合わせて−12dB/octの減衰特性を有す
るフィルターのローパス側のカットオフ周波数を100
(Hz)とし、ハイパス側を400(Hz)に設定すればク
ロスオーバー周波数の200(Hz)では電力和が−12
dBの減衰となる。
このように、ディバイディングネットワークにより20
0〜300(Hz)および1K〜2K(Hz)にディップを
設けることで、立響室特性上ではディップ特性のある第
2図に示される特性のスピーカシステムとなるが、これ
は車室内伝送特性の逆特性となっているため、車室内で
のスピーカシステムの伝送特性は第3図に示されるよう
にフラットなものとなる。
0〜300(Hz)および1K〜2K(Hz)にディップを
設けることで、立響室特性上ではディップ特性のある第
2図に示される特性のスピーカシステムとなるが、これ
は車室内伝送特性の逆特性となっているため、車室内で
のスピーカシステムの伝送特性は第3図に示されるよう
にフラットなものとなる。
なお、上記した実施例では、ディバイディングネットワ
ークのクロスオーバー周波数を固定としたが、種々の車
によって伝送特性のピーク位置が第5図および第6図に
示すように若干ずれることがあるため、各クロスオーバ
ー周波数を可変するように構成することにより、より広
い車種対応が可能である。
ークのクロスオーバー周波数を固定としたが、種々の車
によって伝送特性のピーク位置が第5図および第6図に
示すように若干ずれることがあるため、各クロスオーバ
ー周波数を可変するように構成することにより、より広
い車種対応が可能である。
周波数200〜300(Hz)および周波数1K〜2K
(Hz)において、クロスオーバー周波数を可変可能とし
た実施例を第4図に示す。第4図に示す構成は、各クロ
スオーバー周波数毎に3ポジションの切換えスイッチが
設けられ、これによりフィルタを構成するコイル,コン
デンサの数値を可変するようになっている。
(Hz)において、クロスオーバー周波数を可変可能とし
た実施例を第4図に示す。第4図に示す構成は、各クロ
スオーバー周波数毎に3ポジションの切換えスイッチが
設けられ、これによりフィルタを構成するコイル,コン
デンサの数値を可変するようになっている。
以上のように、この考案による車載用スピーカシステム
によれば、スピーカシステムを3ウェイ以上のマルチウ
ェイとし、そのディバイディングネットワークにより、
車室内特性の逆特性になるように構成したので、スピー
カシステム自体で車室内の音響特性をフラットにし、良
好な再生特性を得ることができる。
によれば、スピーカシステムを3ウェイ以上のマルチウ
ェイとし、そのディバイディングネットワークにより、
車室内特性の逆特性になるように構成したので、スピー
カシステム自体で車室内の音響特性をフラットにし、良
好な再生特性を得ることができる。
また、ディバイディングネットワークの調整により行な
えるので、グラフィックイコライザ等の音響補正手段を
用いることなく、車室内音場の補正が行なわれるため、
コストをかけずに実施することができる。
えるので、グラフィックイコライザ等の音響補正手段を
用いることなく、車室内音場の補正が行なわれるため、
コストをかけずに実施することができる。
第1図はこの考案の一実施例を示す回路図、第2図はこ
の考案による車載用スピーカシステムの無響室特性を示
す図、第3図はこの考案による車載用スピーカシステム
の車室内伝送特性を示す図、第4図はこの考案の他の一
実施例を示す回路図、第5図および第6図は車種の相違
による車室内伝送特性を示す図、第7図は従来の車載用
スピーカシステムを示す斜視図、第8図は従来の車載用
スピーカシステムの無響室特性を示す図、第9図は車室
内の一般的な伝送特性を示す図である。 1……スピーカボックス 2,3,4……スピーカ 5……ディバイディングネットワーク 6……アッテネータ
の考案による車載用スピーカシステムの無響室特性を示
す図、第3図はこの考案による車載用スピーカシステム
の車室内伝送特性を示す図、第4図はこの考案の他の一
実施例を示す回路図、第5図および第6図は車種の相違
による車室内伝送特性を示す図、第7図は従来の車載用
スピーカシステムを示す斜視図、第8図は従来の車載用
スピーカシステムの無響室特性を示す図、第9図は車室
内の一般的な伝送特性を示す図である。 1……スピーカボックス 2,3,4……スピーカ 5……ディバイディングネットワーク 6……アッテネータ
Claims (1)
- 【請求項1】3ウェイ以上のマルチウェイ方式を採用す
る車載用スピーカシステムにおいて、該マルチウェイ方
式のクロスオーバー周波数を200〜300(Hz)、1
K〜2K(Hz)に設定すると共に、該クロスオーバー周
波数が無響室の伝送特性上、3dB以上のディップを形
成するようにしたことを特徴とする車載用スピーカシス
テム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP949287U JPH0625116Y2 (ja) | 1987-01-26 | 1987-01-26 | 車載用スピ−カシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP949287U JPH0625116Y2 (ja) | 1987-01-26 | 1987-01-26 | 車載用スピ−カシステム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63117198U JPS63117198U (ja) | 1988-07-28 |
JPH0625116Y2 true JPH0625116Y2 (ja) | 1994-06-29 |
Family
ID=30794858
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP949287U Expired - Lifetime JPH0625116Y2 (ja) | 1987-01-26 | 1987-01-26 | 車載用スピ−カシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0625116Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008142912A1 (ja) * | 2007-05-18 | 2008-11-27 | D & M Holdings Inc. | オーディオ信号処理装置及びオーディオ信号処理方法 |
-
1987
- 1987-01-26 JP JP949287U patent/JPH0625116Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63117198U (ja) | 1988-07-28 |
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