JPH06249989A - 原子炉格納容器 - Google Patents
原子炉格納容器Info
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- JPH06249989A JPH06249989A JP5035978A JP3597893A JPH06249989A JP H06249989 A JPH06249989 A JP H06249989A JP 5035978 A JP5035978 A JP 5035978A JP 3597893 A JP3597893 A JP 3597893A JP H06249989 A JPH06249989 A JP H06249989A
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- Japan
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- containment vessel
- bellows
- reactor
- reactor containment
- concrete
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 原子炉格納容器のコンクリート製躯体の硬化
時間が建設工程に与える影響を小さくし、建設工程の短
縮を可能とする原子炉格納容器を提供することを目的と
する。 【構成】 本発明に係る原子炉格納容器１１は原子炉１
５を内部に収容し底部基礎スラブ１ａと天井部をなすト
ップスラブ１ｂと側面部をなす円筒部１ｃとからなるコ
ンクリート製躯体１を有する原子炉格納容器において、
前記コンクリート製躯体１の円筒部１ｃの内側に所定の
間隙を形成して配設されかつ軸方向の所定の位置全周に
ベローズ６を具備する格納容器胴３を有することを特徴
とする原子炉格納容器
時間が建設工程に与える影響を小さくし、建設工程の短
縮を可能とする原子炉格納容器を提供することを目的と
する。 【構成】 本発明に係る原子炉格納容器１１は原子炉１
５を内部に収容し底部基礎スラブ１ａと天井部をなすト
ップスラブ１ｂと側面部をなす円筒部１ｃとからなるコ
ンクリート製躯体１を有する原子炉格納容器において、
前記コンクリート製躯体１の円筒部１ｃの内側に所定の
間隙を形成して配設されかつ軸方向の所定の位置全周に
ベローズ６を具備する格納容器胴３を有することを特徴
とする原子炉格納容器
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は原子力発電所の原子炉格
納容器に関する。
納容器に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、原子力発電所の原子炉格納容器
は、深層防護の考え方から万一原子炉または配管，機器
等から原子炉内の高温かつ高圧の冷却材（以下冷却材と
いう）及び放射性物質が漏洩した場合においても環境へ
の影響を最小限にとどめるために原子炉を格納するもの
である。すなわち、原子炉格納容器は原子炉等から冷却
材及び放射性物質の流出が生じた場合には、圧力及び漏
洩の障壁となる重要な工学的安全施設である。従って、
建設時及び定期検査時に原子炉格納容器は所定の圧力に
加圧され、その漏洩率が規定値以内にあることが確認さ
れている。
は、深層防護の考え方から万一原子炉または配管，機器
等から原子炉内の高温かつ高圧の冷却材（以下冷却材と
いう）及び放射性物質が漏洩した場合においても環境へ
の影響を最小限にとどめるために原子炉を格納するもの
である。すなわち、原子炉格納容器は原子炉等から冷却
材及び放射性物質の流出が生じた場合には、圧力及び漏
洩の障壁となる重要な工学的安全施設である。従って、
建設時及び定期検査時に原子炉格納容器は所定の圧力に
加圧され、その漏洩率が規定値以内にあることが確認さ
れている。
【０００３】以下、図５を参照して原子炉格納容器の従
来例について説明する。原子炉格納容器１０は内部中央
に原子炉１５を格納し、下部には原子炉格納容器１０内
への機器搬入及び定期検査時の作業員立ち入りのための
アクセストンネル２０が設けられている円筒状の容器で
ある。また、原子炉格納容器１０は原子炉１５から冷却
材の流出が生じた場合に、原子炉１５内への冷却水補給
及び蒸気の凝縮による原子炉格納容器１０内部の圧力降
下のためのサプレッションプール２１を収容している。
この原子炉格納容器１０は底部基礎スラブ１ａ，トップ
スラブ１ｂ及び円筒部１ｃから構成されるコンクリート
製躯体１及びその内面に内張りされる鋼製のライナープ
レート２ａ，２ｂ，２ｃから構成されている。
来例について説明する。原子炉格納容器１０は内部中央
に原子炉１５を格納し、下部には原子炉格納容器１０内
への機器搬入及び定期検査時の作業員立ち入りのための
アクセストンネル２０が設けられている円筒状の容器で
ある。また、原子炉格納容器１０は原子炉１５から冷却
材の流出が生じた場合に、原子炉１５内への冷却水補給
及び蒸気の凝縮による原子炉格納容器１０内部の圧力降
下のためのサプレッションプール２１を収容している。
この原子炉格納容器１０は底部基礎スラブ１ａ，トップ
スラブ１ｂ及び円筒部１ｃから構成されるコンクリート
製躯体１及びその内面に内張りされる鋼製のライナープ
レート２ａ，２ｂ，２ｃから構成されている。
【０００４】このように構成された原子炉格納容器１０
はコンクリート製躯体１によって圧力障壁を形成し、ま
たライナープレート２ａ，２ｂ，２ｃによって漏洩障壁
を形成している。従って、万一原子炉１５等から冷却材
及び放射性物質が流出した場合においても原子炉格納容
器１０内に封じ込め環境への影響を最小限にとどめるこ
とが可能である。
はコンクリート製躯体１によって圧力障壁を形成し、ま
たライナープレート２ａ，２ｂ，２ｃによって漏洩障壁
を形成している。従って、万一原子炉１５等から冷却材
及び放射性物質が流出した場合においても原子炉格納容
器１０内に封じ込め環境への影響を最小限にとどめるこ
とが可能である。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来の原子炉格
納容器においては、ライナープレートは対漏洩機能のみ
が要求されており単独での強度は十分でないために、コ
ンクリート製躯体によって支持される必要があった。
納容器においては、ライナープレートは対漏洩機能のみ
が要求されており単独での強度は十分でないために、コ
ンクリート製躯体によって支持される必要があった。
【０００６】原子炉格納容器の建設時には、コンクリー
ト製躯体の内、円筒部に内張りされるライナープレート
は鉛直方向に対して３０ｍ以上と長いので、数段に分割
して施工されていた。しかし、ライナープレートは前述
のとおりコンクリート製躯体の円筒部による支持を必要
とするのでコンクリート製躯体の硬化を待って施工する
必要があった。従って、その硬化の間はその段のライナ
ープレートを設置することができず、建設工程に影響を
与えていた。
ト製躯体の内、円筒部に内張りされるライナープレート
は鉛直方向に対して３０ｍ以上と長いので、数段に分割
して施工されていた。しかし、ライナープレートは前述
のとおりコンクリート製躯体の円筒部による支持を必要
とするのでコンクリート製躯体の硬化を待って施工する
必要があった。従って、その硬化の間はその段のライナ
ープレートを設置することができず、建設工程に影響を
与えていた。
【０００７】本発明は係る従来の事情に対処してなされ
たものであり、その目的は、原子炉格納容器のコンクリ
ート製躯体の硬化時間が建設工程に与える影響を小さく
し、建設工程の短縮を可能とする原子炉格納容器を提供
することにある。
たものであり、その目的は、原子炉格納容器のコンクリ
ート製躯体の硬化時間が建設工程に与える影響を小さく
し、建設工程の短縮を可能とする原子炉格納容器を提供
することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の原子炉格納容器は、請求項１記載の発明に
おいてはコンクリート製躯体の円筒部の内側に所定の間
隙を形成して配設される格納容器胴を有することを特徴
とする原子炉格納容器を提供するものである。
め、本発明の原子炉格納容器は、請求項１記載の発明に
おいてはコンクリート製躯体の円筒部の内側に所定の間
隙を形成して配設される格納容器胴を有することを特徴
とする原子炉格納容器を提供するものである。
【０００９】また、請求項２記載の発明においては、軸
方向の所定の位置全周に二重に配設され加圧試験用プラ
グを具備するベローズを有することを特徴とする原子炉
格納容器を提供するものである。
方向の所定の位置全周に二重に配設され加圧試験用プラ
グを具備するベローズを有することを特徴とする原子炉
格納容器を提供するものである。
【００１０】
【作用】上記構成の原子炉格納容器においては、請求項
１記載の発明では格納容器胴が原子炉格納容器のコンク
リート製躯体に支持されていないためコンクリート製躯
体の硬化時間が建設工程に与える影響が小さくなり、建
設工程の短縮が可能である。
１記載の発明では格納容器胴が原子炉格納容器のコンク
リート製躯体に支持されていないためコンクリート製躯
体の硬化時間が建設工程に与える影響が小さくなり、建
設工程の短縮が可能である。
【００１１】また、請求項２記載の発明では、原子炉か
ら冷却材及び放射性物質が漏洩した場合の温度上昇に伴
う格納容器胴の鉛直方向の変形をベローズによって吸収
し、原子炉格納容器の健全性を維持することができると
共にベローズの健全性を確認することができる。
ら冷却材及び放射性物質が漏洩した場合の温度上昇に伴
う格納容器胴の鉛直方向の変形をベローズによって吸収
し、原子炉格納容器の健全性を維持することができると
共にベローズの健全性を確認することができる。
【００１２】
【実施例】以下に本発明に係る原子炉格納容器の第一の
実施例を図１に基づき説明する。
実施例を図１に基づき説明する。
【００１３】図１において従来例と同一部分については
同一符号を付し、その構成の説明は省略する。本発明の
原子炉格納容器１１はコンクリート製躯体１の円筒部１
ｃの内側に所定の間隙を形成して鋼製の格納容器胴３が
配設されている。この格納容器胴３は鋼製円筒形の構造
物であり、その上下端部はそれぞれトップスラブ１ｂ及
び底部基礎スラブ１ａにおいてアンカー４で固定されて
いる。また、格納容器胴３によって囲まれるトップスラ
ブ１ｂ及び底部基礎スラブ１ａの内面にはライナープレ
ート２ｂ，２ａの内張りが施されている。
同一符号を付し、その構成の説明は省略する。本発明の
原子炉格納容器１１はコンクリート製躯体１の円筒部１
ｃの内側に所定の間隙を形成して鋼製の格納容器胴３が
配設されている。この格納容器胴３は鋼製円筒形の構造
物であり、その上下端部はそれぞれトップスラブ１ｂ及
び底部基礎スラブ１ａにおいてアンカー４で固定されて
いる。また、格納容器胴３によって囲まれるトップスラ
ブ１ｂ及び底部基礎スラブ１ａの内面にはライナープレ
ート２ｂ，２ａの内張りが施されている。
【００１４】本発明の原子炉格納容器１１は底部基礎ス
ラブ１ａ，トップスラブ１ｂ及び格納容器胴３によって
圧力障壁が形成され、ライナープレート２ａ，２ｂ及び
格納容器胴３によって漏洩障壁が形成されている。
ラブ１ａ，トップスラブ１ｂ及び格納容器胴３によって
圧力障壁が形成され、ライナープレート２ａ，２ｂ及び
格納容器胴３によって漏洩障壁が形成されている。
【００１５】また、格納容器胴３は耐震強度を向上させ
るため、格納容器胴３の円周方向変動のみを拘束する構
造物５によってコンクリート製躯体１の円筒部１ｃと取
合い部を有している。
るため、格納容器胴３の円周方向変動のみを拘束する構
造物５によってコンクリート製躯体１の円筒部１ｃと取
合い部を有している。
【００１６】このように構成された本発明の原子炉格納
容器１１においては、格納容器胴３がコンクリート製躯
体１に支持されていないため、コンクリート製躯体１の
硬化時間が建設工程に与える影響が小さくなり、建設工
程の短縮が可能である。
容器１１においては、格納容器胴３がコンクリート製躯
体１に支持されていないため、コンクリート製躯体１の
硬化時間が建設工程に与える影響が小さくなり、建設工
程の短縮が可能である。
【００１７】さらに、格納容器胴３は原子炉１５から万
一冷却材が流出するような場合には冷却材に伴って放出
される熱によって鉛直方向に膨張することが考えられ
る。この格納容器胴３は上下端がアンカー４によって固
定されているので、その鉛直方向の変形を吸収するベロ
ーズ６が設けられている。
一冷却材が流出するような場合には冷却材に伴って放出
される熱によって鉛直方向に膨張することが考えられ
る。この格納容器胴３は上下端がアンカー４によって固
定されているので、その鉛直方向の変形を吸収するベロ
ーズ６が設けられている。
【００１８】なお、本発明の原子炉格納容器１１におい
ては、コンクリート製躯体１の円筒部１ｃと格納容器胴
３の間を、建設作業及び定期検査時の保守・点検作業を
容易にするために、作業員が出入り可能な作業用空間７
として形成してもよい。つぎに、上述のベローズ６につ
いて図２及び図３に設置例を示しながら説明を加える。
ては、コンクリート製躯体１の円筒部１ｃと格納容器胴
３の間を、建設作業及び定期検査時の保守・点検作業を
容易にするために、作業員が出入り可能な作業用空間７
として形成してもよい。つぎに、上述のベローズ６につ
いて図２及び図３に設置例を示しながら説明を加える。
【００１９】図２はトップスラブ１ｂにアンカー４を用
いて固定した上部格納容器胴３ａと下部格納容器胴３ｂ
との間に第一ベローズ６ａと第二ベローズ６ｂを二重に
設置し、第二ベローズ６ｂに加圧試験用プラグ８を設け
た例である。図２のベローズ６構成においては、原子炉
１５から冷却材等が流出した場合の温度上昇に伴う格納
容器胴３ａ，３ｂの変形に対し、第一ベローズ６ａ及び
第二ベローズ６ｂが収縮することによって吸収する。ま
た、第一ベローズ６ａ及び第二ベローズ６ｂの局所漏洩
試験時においては、第一ベローズ６ａと第二ベローズ６
ｂの間を加圧試験用プラグ８から加圧することにより第
一ベローズ６ａ及び第二ベローズ６ｂの健全性を確認す
ることができる。
いて固定した上部格納容器胴３ａと下部格納容器胴３ｂ
との間に第一ベローズ６ａと第二ベローズ６ｂを二重に
設置し、第二ベローズ６ｂに加圧試験用プラグ８を設け
た例である。図２のベローズ６構成においては、原子炉
１５から冷却材等が流出した場合の温度上昇に伴う格納
容器胴３ａ，３ｂの変形に対し、第一ベローズ６ａ及び
第二ベローズ６ｂが収縮することによって吸収する。ま
た、第一ベローズ６ａ及び第二ベローズ６ｂの局所漏洩
試験時においては、第一ベローズ６ａと第二ベローズ６
ｂの間を加圧試験用プラグ８から加圧することにより第
一ベローズ６ａ及び第二ベローズ６ｂの健全性を確認す
ることができる。
【００２０】一方、図３は下部格納容器胴３ｂを挟み込
むように上部格納容器胴３ａを同心円状に二重に設け、
上部格納容器胴３ａと下部格納容器胴３ｂを第一ベロー
ズ６ａ及び第二ベローズ６ｂによって連結した変形例で
ある。このような構成においても図２と同様に格納容器
胴３の変形を吸収可能である。また、本実施例において
は、下部格納容器胴３ｂが半径方向に変形した場合に上
部格納容器胴３ａで変位を拘束するため、第一ベローズ
６ａ及び第二ベローズ６ｂにかかる半径方向の荷重を軽
減することができる。更に、図２の実施例と同様に加圧
試験用プラグ８から加圧し漏洩試験を実施し、第一ベロ
ーズ６ａ及び第二ベローズ６ｂの健全性は確認可能であ
る。
むように上部格納容器胴３ａを同心円状に二重に設け、
上部格納容器胴３ａと下部格納容器胴３ｂを第一ベロー
ズ６ａ及び第二ベローズ６ｂによって連結した変形例で
ある。このような構成においても図２と同様に格納容器
胴３の変形を吸収可能である。また、本実施例において
は、下部格納容器胴３ｂが半径方向に変形した場合に上
部格納容器胴３ａで変位を拘束するため、第一ベローズ
６ａ及び第二ベローズ６ｂにかかる半径方向の荷重を軽
減することができる。更に、図２の実施例と同様に加圧
試験用プラグ８から加圧し漏洩試験を実施し、第一ベロ
ーズ６ａ及び第二ベローズ６ｂの健全性は確認可能であ
る。
【００２１】次に本発明に係る原子炉格納容器の第二の
実施例について図４を用いて説明する。図４において第
一の実施例と同一部分については同一符号を付し、その
構成の説明は省略する。図４においては底部基礎スラブ
１ａの上方に円筒形の下部コンクリート部９を設け、そ
の上端に格納容器胴３をアンカー４により固定し、格納
容器胴３の上端をトップスラブ１ｂ上に固定したもので
ある。
実施例について図４を用いて説明する。図４において第
一の実施例と同一部分については同一符号を付し、その
構成の説明は省略する。図４においては底部基礎スラブ
１ａの上方に円筒形の下部コンクリート部９を設け、そ
の上端に格納容器胴３をアンカー４により固定し、格納
容器胴３の上端をトップスラブ１ｂ上に固定したもので
ある。
【００２２】本実施例においても格納容器胴３は原子炉
格納容器のコンクリート製躯体１に支持されていないた
め、コンクリート製躯体１の硬化時間が建設工程に与え
る影響が小さくなり、建設工程の短縮が可能である。ま
た、格納容器胴３に設置されるベローズ６によって、温
度上昇に伴う鉛直方向の変形を吸収し、原子炉格納容器
１１の健全性を維持することもできる。更に、本実施例
においては格納容器胴３が短縮されることによって耐震
性が向上するため、第一の実施例の場合に必要な構造物
５が不要となり、従って、鋼材量を減少させることがで
きる。
格納容器のコンクリート製躯体１に支持されていないた
め、コンクリート製躯体１の硬化時間が建設工程に与え
る影響が小さくなり、建設工程の短縮が可能である。ま
た、格納容器胴３に設置されるベローズ６によって、温
度上昇に伴う鉛直方向の変形を吸収し、原子炉格納容器
１１の健全性を維持することもできる。更に、本実施例
においては格納容器胴３が短縮されることによって耐震
性が向上するため、第一の実施例の場合に必要な構造物
５が不要となり、従って、鋼材量を減少させることがで
きる。
【００２３】また、本発明の原子炉格納容器の第二の実
施例においても、コンクリート製躯体１の円筒部１ｃと
格納容器胴３の間を、建設作業及び定期検査時の保守・
点検作業を容易にするための作業用空間７として形成し
てもよいのは言うまでもない。
施例においても、コンクリート製躯体１の円筒部１ｃと
格納容器胴３の間を、建設作業及び定期検査時の保守・
点検作業を容易にするための作業用空間７として形成し
てもよいのは言うまでもない。
【００２４】
【発明の効果】以上説明したように本発明の原子炉格納
容器においては、原子炉格納容器のコンクリート製躯体
に支持されない格納容器胴を設けることによってコンク
リート製躯体の硬化時間が建設工程に与える影響が小さ
くなり、建設工程の短縮が可能である。
容器においては、原子炉格納容器のコンクリート製躯体
に支持されない格納容器胴を設けることによってコンク
リート製躯体の硬化時間が建設工程に与える影響が小さ
くなり、建設工程の短縮が可能である。
【００２５】また、格納容器胴にベローズを設置するこ
とによって、原子炉から冷却材及び放射性物質が漏洩し
た場合の温度上昇に伴う格納容器胴の鉛直方向の変形を
ベローズによって吸収し、原子炉格納容器の健全性を維
持することができる。更に、ベローズを二重に設け、加
圧試験用プラグを備えることによってベローズの健全性
を確認することができる。
とによって、原子炉から冷却材及び放射性物質が漏洩し
た場合の温度上昇に伴う格納容器胴の鉛直方向の変形を
ベローズによって吸収し、原子炉格納容器の健全性を維
持することができる。更に、ベローズを二重に設け、加
圧試験用プラグを備えることによってベローズの健全性
を確認することができる。
【図１】本発明に係る原子炉格納容器の第一の実施例を
示す縦断面図。
示す縦断面図。
【図２】図１に示したベローズ部を拡大して示す縦断面
図。
図。
【図３】本発明に係る原子炉格納容器の変形例であるベ
ローズ部を拡大して示す縦断面図。
ローズ部を拡大して示す縦断面図。
【図４】本発明に係る原子炉格納容器の第二の実施例を
示す縦断面構造図。
示す縦断面構造図。
【図５】原子炉格納容器の従来例を示す縦断面図。
１…コンクリート製躯体 １ａ…底部基
礎スラブ １ｂ…トップスラブ １ｃ…円筒部 ２ａ，２ｂ，２ｃ…ライナープレート ３…格納容器
胴 ３…格納容器胴 ３ａ…上部格
納容器胴 ３ｂ…下部格納容器胴 ４…アンカー ５…構造物 ６…ベローズ ６ａ…第一ベローズ ６ｂ…第二ベ
ローズ ７…作業用空間 ８…加圧試験
用プラグ ９…下部コンクリート部 １１…原子炉
格納容器
礎スラブ １ｂ…トップスラブ １ｃ…円筒部 ２ａ，２ｂ，２ｃ…ライナープレート ３…格納容器
胴 ３…格納容器胴 ３ａ…上部格
納容器胴 ３ｂ…下部格納容器胴 ４…アンカー ５…構造物 ６…ベローズ ６ａ…第一ベローズ ６ｂ…第二ベ
ローズ ７…作業用空間 ８…加圧試験
用プラグ ９…下部コンクリート部 １１…原子炉
格納容器
Claims (2)
- 【請求項１】 原子炉を内部に収容し底部基礎スラブと
天井部をなすトップスラブと側面部をなす円筒部とから
なるコンクリート製躯体を有する原子炉格納容器におい
て、前記コンクリート製躯体の円筒部の内側に所定の間
隙を形成して配設される格納容器胴を有することを特徴
とする原子炉格納容器。 - 【請求項２】 軸方向の所定の位置全周に二重に配設さ
れ加圧試験用プラグを具備するベローズを有することを
特徴とする請求項１記載の原子炉格納容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5035978A JPH06249989A (ja) | 1993-02-25 | 1993-02-25 | 原子炉格納容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5035978A JPH06249989A (ja) | 1993-02-25 | 1993-02-25 | 原子炉格納容器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06249989A true JPH06249989A (ja) | 1994-09-09 |
Family
ID=12456990
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5035978A Pending JPH06249989A (ja) | 1993-02-25 | 1993-02-25 | 原子炉格納容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06249989A (ja) |
-
1993
- 1993-02-25 JP JP5035978A patent/JPH06249989A/ja active Pending
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