JPH06247802A - ネズミ駆除材 - Google Patents

ネズミ駆除材

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JPH06247802A
JPH06247802A JP5037004A JP3700493A JPH06247802A JP H06247802 A JPH06247802 A JP H06247802A JP 5037004 A JP5037004 A JP 5037004A JP 3700493 A JP3700493 A JP 3700493A JP H06247802 A JPH06247802 A JP H06247802A
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JP
Japan
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mouse
coated
rodenticide
rat
rats
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Pending
Application number
JP5037004A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Nagamatsu
俊之 永松
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Individual
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 その使用にあたって安全性が高く、かつ効果
的に殺鼠効果を奏することのできるネズミ駆除材を得
る。 【構成】 固形石鹸,樹皮,木材(カラマツ,エゾマ
ツ,トドマツ等の苗木を含む)、コンクリート,電線管
等のネズミの好齧物に、殺鼠剤及びネズミに味覚を訴
え、更に警戒心を失わせるために、天然香料(動物性,
植物性)や合成香料、また調合香料等の各種香料を混入
あるいは被覆する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、殺鼠に使用するネズミ
駆除材に関する。
【0002】
【従来の技術】ネズミの好む食物はわれわれの主食であ
る米麦等で、おおよそ1日1匹当り10グラムの米に相
当する量を食べる。しかも繁殖力が非常に強いため、ネ
ズミによる被害は、単に台所と穀倉だけではなく、畑の
作物あるいは家畜等にも及んでいる。
【0003】このため、有害なネズミを駆除する方法と
して、従来より、モノフルオロ酢酸ナトリウムやカスト
リックス,ムリタン等の種々の殺鼠剤が使用されてい
る。
【0004】殺鼠剤は、主に、蒸しさつま芋を主体と
し、これに米ぬか、そば粉、魚粉等を配合したもの、ま
た、じゃがいも,澱粉などを主原料とした餌さに、所要
量を混和し、これを不成形のだんごとしてネズミの通路
や穴に配置して使用される。
【0005】これら殺鼠剤を含む毒餌さは、ネズミに猛
毒であるばかりでなく、人畜に対する毒性もまた強大で
あるから、その取扱いには慎重な注意が必要である。
【0006】しかしながら、従来の毒餌さは、いわゆる
ネズミの好む餌さの中に殺鼠剤を混入したものであり、
外見上は通常の餌さとの判別が難しい。このため、家畜
や幼児等が誤って食べてしまうという問題が生じてい
る。
【0007】また、殺鼠剤は毒餌さとして投与されるも
のであるため、その使用に当たっては、人の体臭や、ネ
ズミの嫌う味臭いが毒餌さに付かないように注意し、ネ
ズミの餌さの少ない時期を選んで防除を行うことが特に
必要となる。さらに、飼料等のネズミの好物をベースと
したねずみ駆除剤は、外気にしばらく放置しておくと、
カビが生え、また微生物(小さい虫)が発生する場合も
あり、長期間使用することはできない。
【0008】一方、ネズミはげっ歯類に属し、かたい木
のみの殻等を噛み破るのに適応した上下の顎に各一対の
大きな門歯のあるのが特徴で、しかもこの歯は一生伸び
続ける。このため、ネズミは、腹の空いていないときで
も何かを齧っていないと、門歯が伸びすぎて生死にかか
わる摩耗障害をおこす。このような習性によって、食料
の有無にかかわらず、鉛管までも食い破ってガスを漏ら
せたり、電灯線を噛み破って針金を露出させ火事を起こ
すことさえある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の殺鼠
剤における上記問題点を解決するもので、ものを齧ると
いうネズミの習性を利用して、その使用にあたって安全
性が高く、かつ効果的に殺鼠効果を奏することのできる
ネズミ駆除材を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題は、固形石鹸,
樹皮,木材(カラマツ,エゾマツ,トドマツ等の苗木を
含む)、コンクリート,電線管等のネズミの好齧物に、
殺鼠剤を混入あるいは被覆したネズミ駆除材によって解
決できる。
【0011】殺鼠剤としては、黄リン,亜ヒ酸,亜ヒ酸
カルシウム,炭酸バリウム,燐化亜鉛,硫酸カルシウ
ム,炭酸バリウム,硫酸タリウム等の無機化合物、スト
リキニン,レソドスキルなどの有機化合物、アンソー,
フルオル酢酸ナトリウム,エンドロサイド,ワルファリ
ン,トモリン,クマクロル等の有機合成物を使用するこ
とができる。
【0012】また、上記ネズミ駆除材に、ネズミに味覚
を訴え、更に警戒心を失わせるために、天然香料(動物
性,植物性)や合成香料、また調合香料等の各種香料を
添加することもできる。
【0013】
【作用】殺鼠剤を含むネズミ駆除材自体が従来のよう
に、餌さの形態をなしていないため、従来のように、家
畜や幼児が誤って食べる恐れが少ない。また、空腹とは
関係なく生じるネズミの習性を利用するものであるた
め、餌さが不足する時期等に制約されることなく、常に
高い殺鼠効果を奏することが可能となる。
【0014】
【実施例】次に本発明の実施例ならびにその効果を示す
試験例をあげて、さらに本発明を具体的に説明する。
【0015】例1 市販されている固形石鹸,電線管,松の樹皮,カ
ラマツの樹皮、及びコンクリート塊を、殺鼠剤とし
て、クマクロル2%、香料としてオレオレジン(0.5
%)からなる水分散体に浸漬し、均一に被覆乾燥後、ネ
ズミ駆除材とした。
【0016】例2 原料として、獣脂とヤシ脂を供試し、殺鼠剤としてクマ
クロル2%、香料としてオレオレジン(0.5%)を混
入し、水酸化ナトリウム液にて鹸化後、塩析分離し、粗
石鹸を生成後、固形石鹸化してネズミ駆除材とした。
【0017】例3 セメントを結合材とし、砂および骨材として砂利を、そ
れぞれ1/3宛配合し、殺鼠剤として、クマクロル5
%、香料としてオレオレジン(1%)を混入後、水で練
り混ぜ、固形石鹸の形状に成形硬化させて、ネズミ駆除
材とした。
【0018】例4 塩化ビニール樹脂100(以下重量部で示す。)、DO
P50、炭酸カルシウム20、塩基性ケイ硫酸鉛2の塩
化ビニールコンパウンドに、クマクロル2、オレオレジ
ン0.5を混入し、シリンダ温度150〜180℃、ダ
イ温度200℃にて射出成形した。裸電線が射出機のク
ロスヘッドを通過する際、裸電線に押出被覆したものを
ネズミ駆除材とした。
【0019】試験例1 例1〜例4の本発明のネズミ駆除材を、ネズミが頻繁に
出現する、A−台所,B−押入れ,C−穀物倉庫,D−
農業用ビニールハウス,E−流し口,F−植林地にそれ
ぞれ配置し、7日間放置し、上記試料の齧り具合を観察
した。
【0020】〔結果〕下記表1の通りであった。
【0021】
【表1】 なお、上記表1の判断は次の基準によって行った。
【0022】○:齧りの跡あり ◎:消失 以上の試験結果から明白な通り、本実施例のネズミ駆除
材においては、いずれもネズミによる齧りの跡が観ら
れ、これを利用することによって、優れた殺鼠効果を奏
することができる。なお、屋内あるいは野外に設置した
試料のいずれも、家畜あるいは野犬等による誤食は観ら
れなかった。
【0023】
【発明の効果】本発明のネズミ駆除材は、餌さの形態を
なしていないため、従来のように、家畜や幼児が誤って
食べる恐れが少なく、また、空腹とは関係なく生じるネ
ズミの習性を利用するものであるため、餌さが不足する
時期等に制約されることなく、常に高い殺鼠効果を奏す
るものである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネズミの好齧物に、殺鼠剤を混入あるい
    は被覆したネズミ駆除材。
  2. 【請求項2】 前記好齧物が、固形石鹸,樹皮,木材、
    コンクリート,電線管のいずれかである請求項1記載の
    ネズミ駆除材。
  3. 【請求項3】 前記好齧物に香料を添加した請求項1ま
    たは2に記載のネズミ駆除材。
JP5037004A 1993-02-25 1993-02-25 ネズミ駆除材 Pending JPH06247802A (ja)

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JP5037004A JPH06247802A (ja) 1993-02-25 1993-02-25 ネズミ駆除材

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JP5037004A JPH06247802A (ja) 1993-02-25 1993-02-25 ネズミ駆除材

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JPH06247802A true JPH06247802A (ja) 1994-09-06

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ID=12485563

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5037004A Pending JPH06247802A (ja) 1993-02-25 1993-02-25 ネズミ駆除材

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005524709A (ja) * 2002-05-07 2005-08-18 バイエル・クロツプサイエンス・アクチエンゲゼルシヤフト 殺鼠性毒餌システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005524709A (ja) * 2002-05-07 2005-08-18 バイエル・クロツプサイエンス・アクチエンゲゼルシヤフト 殺鼠性毒餌システム

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