JPH06246693A - ドリル高さ設定装置 - Google Patents

ドリル高さ設定装置

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Publication number
JPH06246693A
JPH06246693A JP6310893A JP6310893A JPH06246693A JP H06246693 A JPH06246693 A JP H06246693A JP 6310893 A JP6310893 A JP 6310893A JP 6310893 A JP6310893 A JP 6310893A JP H06246693 A JPH06246693 A JP H06246693A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drill
spindle
distance
magazine
drilling
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6310893A
Other languages
English (en)
Inventor
Zenji Yamada
善治 山田
Hirofumi Nakakubo
広文 仲窪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OM Ltd
Original Assignee
OM Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by OM Ltd filed Critical OM Ltd
Priority to JP6310893A priority Critical patent/JPH06246693A/ja
Publication of JPH06246693A publication Critical patent/JPH06246693A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Drilling And Boring (AREA)
  • Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 プリント基板穴明機において、穴あけに必要
なドリルの準備を簡単かつ迅速に行うことを可能とする
と共にカラーリングそのものも不要となるドリル高さ設
定装置の提供を目的とする。 【構成】 テーブル2にドリルマガジン7Bとスピンド
ル1に保持したドリルの先端を検知するドリル刃先検知
器20とを設置し、スピンドル1が移動する距離を測る
測定機能と正規移動距離との差を演算し、移動量を補正
する機能とをNC装置に備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリント基板穴明機の
ドリルセッテングに係り、特に再研磨ドリルを使用する
場合に、ドリルマガジンにドリルを効率的にセットする
ことのできる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プリント基板穴明機で使用するドリルに
は新品ドリルと再研磨ドリルとがあるが、長時間無人運
転するためには、予め、穴明けに必要な全てのドリルの
サイズと本数とを用意しておき、穴明加工時に必要に応
じて供給できるようにしておく必要がある。このため、
従来はドリルマガジンに穴明け加工に必要なドリルをセ
ットする場合、スピンドルに内蔵されているコレットチ
ャック先端とドリル先端との距離を一定に保つため、新
品ドリル、再研磨ドリルの区別なくカラーリングをドリ
ルに挿入してドリル高さを調整したのちセットしてい
た。つまり、再研磨ドリルについては研磨量に対応して
ドリル全長が短くなるので、その分だけカラーリングを
移動してセットしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の方法
でドリルをドリルマガジンにセットするには、準備作業
としてカラーリング挿入作業が必要であることと、ドリ
ルを再研磨する場合カラーリングが研磨作業の邪魔にな
るため、その都度ドリルからカラーリングを取外し研磨
作業を行なわなければならないというカラーリング挿
入、取外の両作業が必要であり、稼働率が低下するとい
う問題点を有していた。本発明は従来技術の有するこの
ような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的と
するところは穴明け加工に必要なドリルの準備を効率的
かつ速く行なうことのできるドリル高さ設定装置を提供
しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明におけるドリル高さ設定装置は、ドリルを
保持したスピンドルが上下方向の第1の定点にある状態
から、前記ドリルの先端部が第2の定点にまで下降移動
するに要する移動距離を計測する計測手段と、この下
降移動距離を予め設定された正規移動距離と比較して、
穴明け加工時の前記スピンドルの上下移動範囲を自動補
正する補正手段とを備え、ドリル交換時に、穴明け被対
象物を積載したテーブル上面から前記ドリル先端部まで
の距離を一定値に自動補正できるようにしている。な
お、計測手段と補正手段とは、具体的には、例えばNC
装置内などに組込まれた測定プログラム・補正プログラ
ムによって実現される。
【0005】
【作用】 計測手段は、スピンドルが第1の定点にある状態から
ドリル先端部が第2の定点にまで下降移動するまでのド
リル先端部の下降移動距離を、例えばモータの回転量な
どに基づいて計測する。なお、ドリルの先端部が第2の
定点に達したことは、例えば、光学的なドリル刃先検知
器を利用して検知すれば良い。 補正手段は、計測された下降移動距離を予め設定され
た正規移動距離と比較して、穴明け加工時の前記スピン
ドルの上下移動範囲を自動補正する。なお、ここで正規
移動距離とは、例えば、スピンドルに新品ドリルが保持
されている状態での下降移動距離をいう。このように、
本発明では、計測手段と補正手段を特徴的に備えている
ので、ドリルを交換した場合でも、プリント基板などを
積載するテーブル上面からドリル先端部までの距離を一
定値に自動補正することができる。つまり、ドリルを準
備する際におけるカラーリングの挿入、取外し作業が不
要となると共にカラーリングの設定ミスも防止できる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を従来例と比較しな
がら詳述する。図1はプリント基板穴明機の概観を示
し、1はスピンドル、2はテーブルでベット3上を水平
方向に前後移動する。4はコラム、5はクロスレールで
スピンドル1の左右方向移動を支持案内する横桁であ
る。6はマガジン取付台でテーブル2前面に固定され、
複数個のドリルマガジン7を着脱可能に取付けている。
【0007】従来において、ドリルをドリルマガジン7
にセットし、ドリルを交換する方法を図2に基づき説明
する。図2においてマガジン取付台6には交換台16を
取付け、スピンドル1にはこれと並列に補助コレット9
を備えている。更に交換台16にはツールポスト10,
11とを設置している。8はプレッシャーフートでスピ
ンドル1に沿って上下動する。15はカラーリングでス
ピンドル1のコレットチャック17下端からドリルの突
出し長さを一定に保つための取付位置調整具である。
【0008】従来においては、このカラーリング15を
全てのドリルにリングセット治具(図示なし)を用いて
セット、位置決めしていた。カラーリング15上面とド
リル先端との距離をL0 に設定すると、カラーリング1
5上面とドリルのシャンク部上面との距離は図示の如く
新品ドリル、再研磨ドリルが混入している場合はL1,
2,3,…Ln の如くバラバラの値となる。従来の方法で
は一度ドリルにカラーリング15をセットした後でない
と、ドリルマガジン7Aの決められた番地にドリル群D
R を差し込むことができなかった。
【0009】次にドリルの交換動作を簡単に説明する
と、穴あけ加工プログラムの中で工具交換指令が出され
ると、まず補助コレット9が次の穴あけに必要なドリル
18をドリルマガジン7Aから抜き出し、ツールポスト
11に差し込む。次にスピンドル1は現在保持している
ドリル14をツールポスト10に差し込む。この状態で
補助コレット9及びスピンドル1のコレットチャック1
7はそれぞれ空になっているので、スピンドル1はツー
ルポスト11に差し込まれているドリル18を掴み上昇
する。
【0010】その後、補助コレット9はツールポスト1
0に差し込まれているドリル14を掴み上昇し、NC装
置内のドリル寿命判定機能の判定結果に基づいて、ドリ
ルマガジン7A又は使用済みドリルを収納するドリルマ
ガジン7A′のそれぞれ決められた番地にドリル14を
収納する。次にスピンドル1のコレットチャック17に
把握したドリル18の保持状態が正常か否かを判定する
ために、刃長検知動作(図示なし)を行ない正常であれ
ば穴あけ加工のため、次の穴あけ加工位置まで移動す
る。
【0011】ここで19はスピンドル1のコレットチャ
ック17内に組込まれたドリルストッパーでドリルシャ
ンクの端面との間にスキマ△Gを有している。このスキ
マ△Gは従来の方法によるカラーリング15を使用して
ドリル交換を行なっている場合、コレットチャック17
端面とカラーリング15上面とを接触させてドリルをク
ランプ位置決めとするためには必要な逃げ量であり、予
めカラーリング15上面とドリル先端の距離をL0 にセ
ットした寸法をスピンドル1がドリルを保持した場合に
も上下方向の一定高さR0 を保つための必要な量であ
る。
【0012】一方図3及び図4は本発明による実施例を
示すもので、7Bはカラーリング15取付無しのドリル
群DN を収納するマガジンで新品又は再研磨ドリルの区
別なく収納可能であり、12,13は中間受台でドリル
マガジン7Bとコレットチャック17との間を工具交換
するための中継点である。ドリルマガジン7Bに穴あけ
加工に必要なドリルをセットするには従来の方法で実施
していたドリルへのカラーリング15の挿入作業は必要
なくドリルそのままを決められた番地毎に手で差し込ん
でいけば良く、作業は非常に簡略される。
【0013】カラーリング15を装着していないためマ
ガジン7Bにセットされたドリル群DN はそれぞれ図示
の如くマガジン7Bの上面からドリル先端までの寸法が
1,2,3,4,…ln の如くまちまちとなるがこの状
態で補助コレット9が次の穴あけ加工に必要なドリル2
2をドリルマガジン7Bから抜き出し、ツールポスト1
3に差し込む。次にスピンドル1は現在保持しているド
リル21をツールポスト12に差し込む。この状態で補
助コレット9及びスピンドル1のコレットチャック17
はそれぞれ空となりスピンドル1はツールポスト13に
差し込まれているドリル22を掴み上昇する。この際、
コレットチャック17内に設けられているドリルストッ
パー19端面とドリルシャンクの上端面が接触するので
スピンドル1が保持したドリルの位置が決まる。
【0014】カラーリング15取付け無しのドリル群D
N の全長は各々異なるので、スピンドル1が所定位置
(第1の定点)に設定された状態での、マガジン取付台
6とドリル先端部の相対位置は、工具を交換する毎に異
なることになる。ここで、スピンドル1が所定位置に設
定された状態でのドリル22の先端部の位置を上方原点
とすると、スピンドル1が新品ドリルを保持した状態で
は、マガジン取付台6と上方原点との相対距離はR0
ある(図4参照)。なお、マガジン取付台6は、テーブ
ル2と所定の相対距離をもって設置されている。ところ
で、再研磨などによってドリル全長が短くなると、その
分(Δr)だけ上方原点の位置が上に移動することにな
る。そこで、このドリル全長の差異を計測するために、
この発明では、交換台16にドリル刃先検出器20を設
けている。ドリル刃先検出器20は、例えば、光学的な
検出装置であって、マガジン取付台6との相対距離Z1
の位置(第2の定点)でドリル刃先を検出できるように
なっている。
【0015】以下、ドリル全長の相違に応じた補正量を
求める手順を説明する。スピンドル1を所定位置に設定
した状態からドリル22を下方向に移動させ、上方原点
からドリル刃先検出器20がドリル刃先を検出するまで
の距離を、例えば、モータの回転量などで計測する。ド
リル刃先の移動距離は、新品ドリルであればZ2 である
が、ドリル全長が短くなっている場合にはZ2 +Δrと
なる。そこで、NC装置(図示なし)内の演算制御部
は、上記移動距離Z2 +Δrと基準移動距離Z2 との差
を求めて、穴あけ加工に必要なスピンドル1の上方限界
点及び下方限界点(図示なし)を設定変更して最適な上
下ストロークを設定する。つまり、この演算部で求めら
れた補正量Δrをスピンドル1の上下ストローク量に加
味して穴あけ加工を効率よく行なうのである。
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、テ
ーブル2にドリル刃先検知器20を設置し、NC装置内
部の位置情報を読み取り、正規寸法Z2 との差を演算
し、スピンドル1の上下ストロークを補正値をもって補
正することにより、ドリルに前もってカラーリング15
を装着することなく、自動的にスピンドル1に対するド
リル取付高さが保持できることとなり、従来よりも簡単
かつ迅速に穴あけに必要なドリルの準備が可能であり、
更にカラーリング15そのものも不用となるメリットが
ある。尚、本実施例では位置情報としてNC装置内部の
位置情報を使用しているが、これに限定されることなく
NC装置外の例えばリニアスケール等の測長器からの位
置情報を使用しても良く、スピンドル1がドリルを保持
した状態で上方原点からドリル刃先検知器20まで下方
移動する量を測定できるものであれば良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】プリント基板穴明機を示す全体図である。
【図2】従来のドリルセット位置を示す縦側面図であ
る。
【図3】本発明におけるドリルのセット及び検出装置を
示す縦側面図である。
【図4】本発明におけるドリルのセット及び検出装置を
示す縦側面図である。
【符号の説明】
1 スピンドル 2 テーブル 6 マガジン取付台 7A 従来のドリルマガジン 7B 本発明によるドリルマガジン 16 交換台 20 ドリル刃先検知器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドリルを保持したスピンドルが上下方向
    の第1の定点にある状態から、前記ドリルの先端部が第
    2の定点にまで下降移動するに要する移動距離を計測す
    る計測手段と、 この下降移動距離を予め設定された正規移動距離と比較
    して、穴明け加工時の前記スピンドルの上下移動範囲を
    自動補正する補正手段とを備え、 ドリル交換時に、穴明け被対象物を積載したテーブル上
    面から前記ドリル先端部までの距離を一定値に自動補正
    できるようにしたことを特徴とするドリル高さ設定装
    置。
JP6310893A 1993-02-26 1993-02-26 ドリル高さ設定装置 Withdrawn JPH06246693A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6310893A JPH06246693A (ja) 1993-02-26 1993-02-26 ドリル高さ設定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6310893A JPH06246693A (ja) 1993-02-26 1993-02-26 ドリル高さ設定装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06246693A true JPH06246693A (ja) 1994-09-06

Family

ID=13219772

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6310893A Withdrawn JPH06246693A (ja) 1993-02-26 1993-02-26 ドリル高さ設定装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH06246693A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016120563A (ja) * 2014-12-25 2016-07-07 ビアメカニクス株式会社 基板穴明け装置及びその制御方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016120563A (ja) * 2014-12-25 2016-07-07 ビアメカニクス株式会社 基板穴明け装置及びその制御方法

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20000509