JPH06245358A - ポリマー碍子の劣化防止装置 - Google Patents
ポリマー碍子の劣化防止装置Info
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- JPH06245358A JPH06245358A JP5045878A JP4587893A JPH06245358A JP H06245358 A JPH06245358 A JP H06245358A JP 5045878 A JP5045878 A JP 5045878A JP 4587893 A JP4587893 A JP 4587893A JP H06245358 A JPH06245358 A JP H06245358A
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Landscapes
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- Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】高電界下でのポリマー碍子の劣化を防止する。
【構成】ポリマー長幹碍子部(5) の端部の端末金具(4)
にシールドリング(10)の取付け杆部(12)を固定したポリ
マー碍子装置において、取付け杆部(12)からのシールド
リングの設置位置hx(mm)、シールドリングの中心半径D
2、その太さdを、端末金具の長さ h0(mm)、ポリマー
長幹碍子部の傘部(51)の半径D1に対して、hxを 0.5
h0≦hx≦300mm+h0 とし、D2を 1.2<D2/D1≦
5とし、dを 2.5≦D2/d≦ とすることにより、
電界下でポリマー長幹碍子部に劣化が生ずるのを防止す
る。
にシールドリング(10)の取付け杆部(12)を固定したポリ
マー碍子装置において、取付け杆部(12)からのシールド
リングの設置位置hx(mm)、シールドリングの中心半径D
2、その太さdを、端末金具の長さ h0(mm)、ポリマー
長幹碍子部の傘部(51)の半径D1に対して、hxを 0.5
h0≦hx≦300mm+h0 とし、D2を 1.2<D2/D1≦
5とし、dを 2.5≦D2/d≦ とすることにより、
電界下でポリマー長幹碍子部に劣化が生ずるのを防止す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高電界下でのポリマー
絶縁体の劣化を防止したポリマー碍子装置に関する。
絶縁体の劣化を防止したポリマー碍子装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、送電線支持鉄塔の耐張支持部や懸
垂支持部の碍子や、送電線の相間短絡を防止する相間ス
ペーサ等の絶縁体部分に、磁器製の碍子が用いられてい
たが、この磁器製碍子は絶縁耐力、耐候性、機械的強度
は優れていても、重量が大であるという難点があるの
で、最近は、これらの磁器製碍子に代わって、軽量な高
分子材料のポリマーで長幹碍子状に構成したポリマー碍
子が使用されている。
垂支持部の碍子や、送電線の相間短絡を防止する相間ス
ペーサ等の絶縁体部分に、磁器製の碍子が用いられてい
たが、この磁器製碍子は絶縁耐力、耐候性、機械的強度
は優れていても、重量が大であるという難点があるの
で、最近は、これらの磁器製碍子に代わって、軽量な高
分子材料のポリマーで長幹碍子状に構成したポリマー碍
子が使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ポリマー碍子は、施工
性が良く、また軽量なため取付け前後の弛度張力に与え
る影響が少ないという利点があるが、高電界下では、電
位傾度を示した図3のように、ポリマー碍子部Gと金具
Mの接合点Pにおいて電位傾度(Gmax )が高くなり、
この電位傾度が高い状態下では、ポリマー碍子に有機材
料特有の劣化現象であるエロージョン、シンチレーショ
ン、トラッキング等が発生して急速に劣化が進行し、ポ
リマー碍子の絶縁強度を低下させるばかりでなく、ポリ
マー碍子を浸食して破断するという問題点がある。
性が良く、また軽量なため取付け前後の弛度張力に与え
る影響が少ないという利点があるが、高電界下では、電
位傾度を示した図3のように、ポリマー碍子部Gと金具
Mの接合点Pにおいて電位傾度(Gmax )が高くなり、
この電位傾度が高い状態下では、ポリマー碍子に有機材
料特有の劣化現象であるエロージョン、シンチレーショ
ン、トラッキング等が発生して急速に劣化が進行し、ポ
リマー碍子の絶縁強度を低下させるばかりでなく、ポリ
マー碍子を浸食して破断するという問題点がある。
【0004】従来、磁器碍子連にシールドリングやアー
キングホーンを取付けて、電界緩和によるコロナ発生の
防止や閃絡時にアークが碍子に絡んで急激な温度変化に
より破損するのを防止しているが、ポリマー碍子にシー
ルドリングやアーキングホーンを取付けた場合は、シー
ルドリングやアーキングホーンとポリマー碍子部との幾
何学的位置関係がポリマー碍子材の劣化特性に大きく関
与する。ポリマー碍子の閃絡試験によれば、シールドリ
ングの中心半径D2とポリマー碍子の傘部の半径D1との比
D2/D1は D2/D1≦1.2 であるとシールドリングが
アークにより溶けて蒸発し、この溶けた金属粒がポリマ
ー碍子傘上に落下して絶縁特性を低下させたり、発火さ
せる等の現象が発生するので、シールドリングとポリマ
ー長幹碍子部との位置関係が特に重要である。しかしな
がらこの点についての明確な解決策は従来はなかった。
キングホーンを取付けて、電界緩和によるコロナ発生の
防止や閃絡時にアークが碍子に絡んで急激な温度変化に
より破損するのを防止しているが、ポリマー碍子にシー
ルドリングやアーキングホーンを取付けた場合は、シー
ルドリングやアーキングホーンとポリマー碍子部との幾
何学的位置関係がポリマー碍子材の劣化特性に大きく関
与する。ポリマー碍子の閃絡試験によれば、シールドリ
ングの中心半径D2とポリマー碍子の傘部の半径D1との比
D2/D1は D2/D1≦1.2 であるとシールドリングが
アークにより溶けて蒸発し、この溶けた金属粒がポリマ
ー碍子傘上に落下して絶縁特性を低下させたり、発火さ
せる等の現象が発生するので、シールドリングとポリマ
ー長幹碍子部との位置関係が特に重要である。しかしな
がらこの点についての明確な解決策は従来はなかった。
【0005】本発明は、高電界下のコロナ現象による劣
化が生じないようにしたポリマー碍子装置を提供するこ
とを目的とするものである。
化が生じないようにしたポリマー碍子装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め本発明のポリマー碍子の劣化防止装置は、ポリマー長
幹碍子部5の端部の端末金具4(6)にシールドリング
10(20)の取付け杆部12(21)を固定したポリ
マー碍子装置において、取付け杆部の固定点からシール
ドリングまでの距離すなわちシールドリングの設置位置
をhx(mm)とし、端末金具の長さをh0(mm)とし、ポリマー
長幹碍子部の傘部の半径をD1とし、シールドリングの中
心半径をD2とし、シールドリングの太さ(リング体11
の直径)をdとしたとき、hx、D2、dを以下の(1) 、
(2) 、(3) のとおりの条件、すなわち、(1) シールドリ
ングの位置hxを端末金具の長さh0に対し、0.5h0≦hx
≦300mm+h0 の範囲とし(2) シールドリングの中心
半径D2をポリマー長幹碍子部の傘部の半径D1に対し1.
2<D2/D1≦5 の範囲とし(3) シールドリングの太さ
dを2.5≦D2/d≦10 の範囲とすることを特徴と
するものである。
め本発明のポリマー碍子の劣化防止装置は、ポリマー長
幹碍子部5の端部の端末金具4(6)にシールドリング
10(20)の取付け杆部12(21)を固定したポリ
マー碍子装置において、取付け杆部の固定点からシール
ドリングまでの距離すなわちシールドリングの設置位置
をhx(mm)とし、端末金具の長さをh0(mm)とし、ポリマー
長幹碍子部の傘部の半径をD1とし、シールドリングの中
心半径をD2とし、シールドリングの太さ(リング体11
の直径)をdとしたとき、hx、D2、dを以下の(1) 、
(2) 、(3) のとおりの条件、すなわち、(1) シールドリ
ングの位置hxを端末金具の長さh0に対し、0.5h0≦hx
≦300mm+h0 の範囲とし(2) シールドリングの中心
半径D2をポリマー長幹碍子部の傘部の半径D1に対し1.
2<D2/D1≦5 の範囲とし(3) シールドリングの太さ
dを2.5≦D2/d≦10 の範囲とすることを特徴と
するものである。
【0007】
【作用】シールドリングはポリマー長幹碍子部と端末金
具との接合部における電位傾度(Gmax )を緩和し、こ
れにより、高電界下でポリマー碍子を劣化させるエロー
ジョン、シンチレーション、トラッキング等の発生を防
ぎ、ポリマー長幹碍子部の劣化を防止する。
具との接合部における電位傾度(Gmax )を緩和し、こ
れにより、高電界下でポリマー碍子を劣化させるエロー
ジョン、シンチレーション、トラッキング等の発生を防
ぎ、ポリマー長幹碍子部の劣化を防止する。
【0008】シールドリングは、その取付け位置hx、端
末金具の長さh0、シールドリングの中心半径D2、ポリマ
ー長幹碍子部5の傘部51の半径D1、シールドリングの
太さd、の関係を、前記の(1) 、(2) 、(3) の条件のと
おりに設定することにより、 (1) シールドリングの位置hxは、前記の(1) の範囲に設
定するのがポリマー長幹碍子部と端末金具との接合部に
おける電位傾度(Gmax )を緩和するのに最も効果的な
位置となる。 (2) シールドリングの中心半径D2は、前記の(2) の範囲
に設定するのが電位傾度緩和の最も効果的な半径とな
る。 (3) シールドリングの太さdは、大なるほど電位傾度緩
和は効果的であるが、大きすぎるとシールドリングの重
量が大となって送電線に弛度張力の増大による支持物強
度に影響し、風圧荷重の増大や施工性の悪化を招くの
で、実用上は前記の(3) の範囲に設定するのが最適とな
る。
末金具の長さh0、シールドリングの中心半径D2、ポリマ
ー長幹碍子部5の傘部51の半径D1、シールドリングの
太さd、の関係を、前記の(1) 、(2) 、(3) の条件のと
おりに設定することにより、 (1) シールドリングの位置hxは、前記の(1) の範囲に設
定するのがポリマー長幹碍子部と端末金具との接合部に
おける電位傾度(Gmax )を緩和するのに最も効果的な
位置となる。 (2) シールドリングの中心半径D2は、前記の(2) の範囲
に設定するのが電位傾度緩和の最も効果的な半径とな
る。 (3) シールドリングの太さdは、大なるほど電位傾度緩
和は効果的であるが、大きすぎるとシールドリングの重
量が大となって送電線に弛度張力の増大による支持物強
度に影響し、風圧荷重の増大や施工性の悪化を招くの
で、実用上は前記の(3) の範囲に設定するのが最適とな
る。
【0009】
【実施例】以下本発明の実施例を図面により説明する。
図1は本発明を相間スペーサに適用した1実施例を示
し、図2はその要部を拡大し1部断面で示したものであ
る。図1において、1は送電線のA相の電線とB相の電
線の相間に取付ける本発明のポリマー碍子装置としての
相間スペーサであり、2は電線クランプ、3はこの電線
クランプ2の端部に取付けたフランジ金具、4はこのフ
ランジ金具3に1端を結合した端末金具、5はこの端末
金具4に1端を接合したポリマー製の長幹碍子部、6は
このポリマー長幹碍子部5の他端に1端を接合した端末
金具、7は相間スペーサ1の中間部のパイプ状連結金
具、8はこのパイプ状連結金具7の端部と前記端末金具
6の端部とを結合するフランジ金具である。
図1は本発明を相間スペーサに適用した1実施例を示
し、図2はその要部を拡大し1部断面で示したものであ
る。図1において、1は送電線のA相の電線とB相の電
線の相間に取付ける本発明のポリマー碍子装置としての
相間スペーサであり、2は電線クランプ、3はこの電線
クランプ2の端部に取付けたフランジ金具、4はこのフ
ランジ金具3に1端を結合した端末金具、5はこの端末
金具4に1端を接合したポリマー製の長幹碍子部、6は
このポリマー長幹碍子部5の他端に1端を接合した端末
金具、7は相間スペーサ1の中間部のパイプ状連結金
具、8はこのパイプ状連結金具7の端部と前記端末金具
6の端部とを結合するフランジ金具である。
【0010】図1において、電線クランプ2のうち、図
における上部の2(a) は電線Aをアーマーロッドaを介
して把持する相間スペーサ1の上部の電線クランプ、2
(b)は電線Bをアーマーロッドbを介して把持する下部
の電線クランプであり、フランジ金具3のうち、3(a)
は上部のフランジ金具、3(b) は下部のフランジ金具で
あり、長幹碍子部5のうち、5(a) は相間スペーサ1の
上半部における長幹碍子部、5(b) は下半部の長幹碍子
部である。また端末金具4、6のうち4(a) 、6(a) は
上半部の各端末金具、4(b) 、6(b) は下半部の各端末
金具であり、フランジ金具8の8(a) はパイプ状連結金
具6の上端のフランジ金具、8(b) は下端のフランジ金
具である。
における上部の2(a) は電線Aをアーマーロッドaを介
して把持する相間スペーサ1の上部の電線クランプ、2
(b)は電線Bをアーマーロッドbを介して把持する下部
の電線クランプであり、フランジ金具3のうち、3(a)
は上部のフランジ金具、3(b) は下部のフランジ金具で
あり、長幹碍子部5のうち、5(a) は相間スペーサ1の
上半部における長幹碍子部、5(b) は下半部の長幹碍子
部である。また端末金具4、6のうち4(a) 、6(a) は
上半部の各端末金具、4(b) 、6(b) は下半部の各端末
金具であり、フランジ金具8の8(a) はパイプ状連結金
具6の上端のフランジ金具、8(b) は下端のフランジ金
具である。
【0011】電線把持クランプ2は、図2に示したよう
に、内側に電線把持凹部を有するクランプ金具21、2
2をスプリングボルト23で締め付け、一方のクランプ
金具21の端部に縦方向のアイボルト24を横方向の軸
ボルト25を横軸として回動自在に取付けたものであ
り、アイボルト24の遊端はフランジ金具3のフランジ
キャップ31にアイボルト24を縦軸として回動自在に
取付ける。このフランジ金具3は、そのフランジ部32
を前記の長幹碍子部5の端部の端末金具4のフランジ部
43にボルト33で結合する。
に、内側に電線把持凹部を有するクランプ金具21、2
2をスプリングボルト23で締め付け、一方のクランプ
金具21の端部に縦方向のアイボルト24を横方向の軸
ボルト25を横軸として回動自在に取付けたものであ
り、アイボルト24の遊端はフランジ金具3のフランジ
キャップ31にアイボルト24を縦軸として回動自在に
取付ける。このフランジ金具3は、そのフランジ部32
を前記の長幹碍子部5の端部の端末金具4のフランジ部
43にボルト33で結合する。
【0012】前記のポリマー製の長幹碍子部5は、図2
に示したように、シリコンゴム、EPDM、その他のポ
リマーで成形したポリマー外被材からなる傘部51と、
FRP等の高強度絶縁材製のテンションメンバーとなる
ロッド芯材52とを一体にモールドして長幹碍子状に構
成する。この長幹碍子部5の端部は、傘部51の端面5
3を端末金具4のフランジ部端面41に一体に接合し、
傘部51の端面53外に出たロッド芯材52の端末部分
を端末金具4の中心孔42に挿通して端末金具4のフラ
ンジ部43における端末金具4の端部に固着する。長幹
碍子部5の他端も同様に端末金具6の端部に固着する。
に示したように、シリコンゴム、EPDM、その他のポ
リマーで成形したポリマー外被材からなる傘部51と、
FRP等の高強度絶縁材製のテンションメンバーとなる
ロッド芯材52とを一体にモールドして長幹碍子状に構
成する。この長幹碍子部5の端部は、傘部51の端面5
3を端末金具4のフランジ部端面41に一体に接合し、
傘部51の端面53外に出たロッド芯材52の端末部分
を端末金具4の中心孔42に挿通して端末金具4のフラ
ンジ部43における端末金具4の端部に固着する。長幹
碍子部5の他端も同様に端末金具6の端部に固着する。
【0013】図1に示したパイプ状連結金具7は、その
端部のフランジ金具8のフランジ部81を前記端末金具
6の端部のフランジ部61にボルト62で結合して、前
記上半部の電線A側の長幹碍子部5(a) と下半部の電線
B側の長幹碍子部5(b) の間を連結する。
端部のフランジ金具8のフランジ部81を前記端末金具
6の端部のフランジ部61にボルト62で結合して、前
記上半部の電線A側の長幹碍子部5(a) と下半部の電線
B側の長幹碍子部5(b) の間を連結する。
【0014】10はシールドリングであり、その取付け
杆部11を電線把持クランプ2側の端末金具4に固定し
て長幹碍子部5の一方の端部の電線把持クランプ側端部
に設置する。20はパイプ状連結金具7側の端末金具6
に取付け杆部21で支持して長幹碍子部5の他方の端部
のパイプ状連結金具側端部に設置したシールドリングで
ある。図1において、10(a) 、20(a) は相間スペー
サ1の上半部における各シールドリングであり、10
(b) 、20(b) は下半部における各シールドリングであ
る。
杆部11を電線把持クランプ2側の端末金具4に固定し
て長幹碍子部5の一方の端部の電線把持クランプ側端部
に設置する。20はパイプ状連結金具7側の端末金具6
に取付け杆部21で支持して長幹碍子部5の他方の端部
のパイプ状連結金具側端部に設置したシールドリングで
ある。図1において、10(a) 、20(a) は相間スペー
サ1の上半部における各シールドリングであり、10
(b) 、20(b) は下半部における各シールドリングであ
る。
【0015】前記の電線把持クランプ2側のシールドリ
ング10は、図2に示したように、アルミ、鉄等の金属
製中空パイプよりなるリング体11を円環状に成形した
ものであり、このシールドリング10の円環が前記の長
幹碍子部5と端末金具4の接合部近傍の周囲を囲むよう
に、シールドリング10の取付け杆部12を前記の電線
クランプ2とポリマー製長幹碍子部5の端部を連結する
端末金具4のフランジ部43にボルト33で取付ける。
図1のパイプ状連結金具7側のシールドリング20もシ
ールドリング10と同様に円環が前記の長幹碍子部5の
他端と端末金具6の端部との接合部近傍の周囲を囲むよ
うに、取付け杆21で端末金具6のフランジ部62に取
付ける。図1に示した各シールドリング10(a) 、10
(b) および20(a) 、20(b) はすべて前記と同様に構
成する。
ング10は、図2に示したように、アルミ、鉄等の金属
製中空パイプよりなるリング体11を円環状に成形した
ものであり、このシールドリング10の円環が前記の長
幹碍子部5と端末金具4の接合部近傍の周囲を囲むよう
に、シールドリング10の取付け杆部12を前記の電線
クランプ2とポリマー製長幹碍子部5の端部を連結する
端末金具4のフランジ部43にボルト33で取付ける。
図1のパイプ状連結金具7側のシールドリング20もシ
ールドリング10と同様に円環が前記の長幹碍子部5の
他端と端末金具6の端部との接合部近傍の周囲を囲むよ
うに、取付け杆21で端末金具6のフランジ部62に取
付ける。図1に示した各シールドリング10(a) 、10
(b) および20(a) 、20(b) はすべて前記と同様に構
成する。
【0016】図2においてdはシールドリング10のリ
ング体11の太さ(直径)であり、hxはシールドリング
の位置、すなわち端末金具4の端部のフランジ部43の
端面の取付け杆部12の固定点からシールドリング10
の円環の中心(リング体11の中心を通る水平面上の円
環の中心)までの垂直距離であり、h0は端末金具4の長
さすなわち端末金具4の端部のフランジ部43の端面か
らシールドリング10の円環の上面(リング体11の上
面)までの垂直距離であり、D1はポリマー長幹碍子部5
の傘部51の半径、D2はシールドリング10の円環の中
心半径(シールドリング10の円環の中心と直径dのリ
ング体11の中心との間の径)である。
ング体11の太さ(直径)であり、hxはシールドリング
の位置、すなわち端末金具4の端部のフランジ部43の
端面の取付け杆部12の固定点からシールドリング10
の円環の中心(リング体11の中心を通る水平面上の円
環の中心)までの垂直距離であり、h0は端末金具4の長
さすなわち端末金具4の端部のフランジ部43の端面か
らシールドリング10の円環の上面(リング体11の上
面)までの垂直距離であり、D1はポリマー長幹碍子部5
の傘部51の半径、D2はシールドリング10の円環の中
心半径(シールドリング10の円環の中心と直径dのリ
ング体11の中心との間の径)である。
【0017】前記のように構成した本発明によるポリマ
ー碍子を用いた相間スペーサ1は、図1の送電線A、B
の間に装着すると、ポリマー長幹碍子部5の一方の端部
と端末金具4との接合部9における電位傾度、およびポ
リマー長幹碍子部5の他方の端部と端末金具6との接合
部における電位傾度は、従来のシールドリングが無いポ
リマー碍子の場合は図3に示したようにポリマー碍子と
金具との接合部において高くなってエロージョン、シン
チレーション、トラッキング等が発生するが、本発明で
は、シールドリング10、20を設置したために、図4
〜図12に示したように、ポリマー長幹碍子部5の端部
と端末金具4との接合部9における電位傾度(Gmax )
が緩和された状態になる。
ー碍子を用いた相間スペーサ1は、図1の送電線A、B
の間に装着すると、ポリマー長幹碍子部5の一方の端部
と端末金具4との接合部9における電位傾度、およびポ
リマー長幹碍子部5の他方の端部と端末金具6との接合
部における電位傾度は、従来のシールドリングが無いポ
リマー碍子の場合は図3に示したようにポリマー碍子と
金具との接合部において高くなってエロージョン、シン
チレーション、トラッキング等が発生するが、本発明で
は、シールドリング10、20を設置したために、図4
〜図12に示したように、ポリマー長幹碍子部5の端部
と端末金具4との接合部9における電位傾度(Gmax )
が緩和された状態になる。
【0018】図4、図5、図6は、シールドリング10
のリング体11の太さdを一定にして、シールドリング
10の配置位置を種々変えた場合の電位傾度の状態を、
ポリマー長幹碍子部5と端末金具4を横方向にした状態
で図示したものであり、図4はシールドリング10をポ
リマー長幹碍子部5の傘部51の各傘51−1、51−
2、51−3、51−4・・・のうち、端末金具4側の
第1番目の傘51−1寄りに配置した場合を示し、図5
はシールドリング10を端末金具4寄りに配置した場合
を示し、図6はシールドリング10を前記図5の場合よ
りもポリマー長幹碍子部5の端部と端末金具4との接合
部9寄りに配置した場合を示す。この図4に示されたよ
うに、シールドリング10の位置は第1番目の傘51−
1寄りに配置した場合が電位傾度緩和の面からは最も効
果的である。
のリング体11の太さdを一定にして、シールドリング
10の配置位置を種々変えた場合の電位傾度の状態を、
ポリマー長幹碍子部5と端末金具4を横方向にした状態
で図示したものであり、図4はシールドリング10をポ
リマー長幹碍子部5の傘部51の各傘51−1、51−
2、51−3、51−4・・・のうち、端末金具4側の
第1番目の傘51−1寄りに配置した場合を示し、図5
はシールドリング10を端末金具4寄りに配置した場合
を示し、図6はシールドリング10を前記図5の場合よ
りもポリマー長幹碍子部5の端部と端末金具4との接合
部9寄りに配置した場合を示す。この図4に示されたよ
うに、シールドリング10の位置は第1番目の傘51−
1寄りに配置した場合が電位傾度緩和の面からは最も効
果的である。
【0019】図7〜図9は、シールドリング10の位置
を前記の図4に示した場合と同様に第1番目の傘51−
1寄りに定置し、シールドリングのリング体11の太さ
dを30mm、端末金具端部からシールドリングの中心ま
での距離すなわちシールドリングの位置hxを190mmと
して一定とし、シールドリングの中心半径D2を150m
m、300mm、600mmとした場合の電位傾度の状態を
示す。図9ではスケールオーバーのためシールドリング
10の位置が図示されていないが、この図9のようにシ
ールドリングの中心半径D2が600mmでは殆ど電位傾度
緩和効果なく、図7に示したように、D2を150mmとし
た場合のほうが他の場合よりも電位傾度緩和の効果が大
となる。
を前記の図4に示した場合と同様に第1番目の傘51−
1寄りに定置し、シールドリングのリング体11の太さ
dを30mm、端末金具端部からシールドリングの中心ま
での距離すなわちシールドリングの位置hxを190mmと
して一定とし、シールドリングの中心半径D2を150m
m、300mm、600mmとした場合の電位傾度の状態を
示す。図9ではスケールオーバーのためシールドリング
10の位置が図示されていないが、この図9のようにシ
ールドリングの中心半径D2が600mmでは殆ど電位傾度
緩和効果なく、図7に示したように、D2を150mmとし
た場合のほうが他の場合よりも電位傾度緩和の効果が大
となる。
【0020】図10〜図12は、シールドリング10
を、第1番目の傘51−1寄りに配置し、シールドリン
グの位置hxを225mm、シールドリングの中心半径D2を
300mmして一定とし、シールドリングのリング体の太
さdを、60mm、30mm、15mmとした場合の電位傾度
の状態を示す。シールドリングの太さdは大なるほど電
位傾度緩和は効果的であるが、このシールドリングの太
さdが大きすぎるとシールドリングの重量が大となり、
相間スペーサ1を送電線に取付けた場合の総重量が増加
して弛度張力の増大による支持物強度に影響を及ぼすほ
か、風圧荷重の増大や施工性の悪化を招くので好ましく
ない。実用上は、使用電圧にもよるが、シールドリング
の太さdは15mm〜60mmが適当である。なお、前記の
各図は電線把持クランプ2側のシールドリング10につ
いて示したが、パイプ状連結金具7側のシールドリング
20についても同様である。
を、第1番目の傘51−1寄りに配置し、シールドリン
グの位置hxを225mm、シールドリングの中心半径D2を
300mmして一定とし、シールドリングのリング体の太
さdを、60mm、30mm、15mmとした場合の電位傾度
の状態を示す。シールドリングの太さdは大なるほど電
位傾度緩和は効果的であるが、このシールドリングの太
さdが大きすぎるとシールドリングの重量が大となり、
相間スペーサ1を送電線に取付けた場合の総重量が増加
して弛度張力の増大による支持物強度に影響を及ぼすほ
か、風圧荷重の増大や施工性の悪化を招くので好ましく
ない。実用上は、使用電圧にもよるが、シールドリング
の太さdは15mm〜60mmが適当である。なお、前記の
各図は電線把持クランプ2側のシールドリング10につ
いて示したが、パイプ状連結金具7側のシールドリング
20についても同様である。
【0021】前記のように検討した結果、電位傾度を効
果的に、かつ実用的に緩和するためには、前記のhx、D
2、dを以下のとおりに設定するのが最も適切である。 (1) シールドリングの位置hx(mm)は、端末金具の長さh0
(mm)に対し、 0.5h0≦hx≦300mm+h0 の範囲とする。ただし電線サイズによりh0が変わる場合
はその増減長を右辺に加えるものとする。このようにシ
ールドリングの位置hxを設定することにより、ポリマー
長幹碍子部と端末金具との接合部における電位傾度(G
max )を緩和するのに最も効果的となる。 (2) シールドリングの中心半径D2は、ポリマー長幹碍子
部5の傘部51の半径D1よりも小さくはできないので、
D2とD1の最適比は、 1.2<D2/D1≦5 の範囲とする。このようにシールドリングの中心半径D2
を設定することにより、電位傾度緩和の効果が大とな
る。 (3) シールドリングの太さdは、中空管を用いてリング
に成形するときにD2/dが問題になるので、この点を考
慮し、成形性、電界緩和の両面から、効果的な範囲とし
て、 2.5≦D2/d≦10 の範囲とする。シールドリングの太さdは大なるほど電
位傾度緩和は効果的であるが、大きすぎると重量が大と
なって送電線の弛度張力が増大し、かつ風圧荷重の増大
や施工性の悪化を招くが、シールドリングの太さdを前
記のように設定すれば実用上最適である。
果的に、かつ実用的に緩和するためには、前記のhx、D
2、dを以下のとおりに設定するのが最も適切である。 (1) シールドリングの位置hx(mm)は、端末金具の長さh0
(mm)に対し、 0.5h0≦hx≦300mm+h0 の範囲とする。ただし電線サイズによりh0が変わる場合
はその増減長を右辺に加えるものとする。このようにシ
ールドリングの位置hxを設定することにより、ポリマー
長幹碍子部と端末金具との接合部における電位傾度(G
max )を緩和するのに最も効果的となる。 (2) シールドリングの中心半径D2は、ポリマー長幹碍子
部5の傘部51の半径D1よりも小さくはできないので、
D2とD1の最適比は、 1.2<D2/D1≦5 の範囲とする。このようにシールドリングの中心半径D2
を設定することにより、電位傾度緩和の効果が大とな
る。 (3) シールドリングの太さdは、中空管を用いてリング
に成形するときにD2/dが問題になるので、この点を考
慮し、成形性、電界緩和の両面から、効果的な範囲とし
て、 2.5≦D2/d≦10 の範囲とする。シールドリングの太さdは大なるほど電
位傾度緩和は効果的であるが、大きすぎると重量が大と
なって送電線の弛度張力が増大し、かつ風圧荷重の増大
や施工性の悪化を招くが、シールドリングの太さdを前
記のように設定すれば実用上最適である。
【0022】前記の実施例では、シールドリング10、
11について説明したが、シールドリングのかわりに、
びわ型、しゃくし型等のアーキングホーンを用いること
もできる。また、前記の実施例は、ポリマー長幹碍子部
とシールドリングを、相間スペーサに用いた実施例であ
るが、送電線支持鉄塔の耐張支持部や懸垂支持部の碍子
装置にも適用することができる。
11について説明したが、シールドリングのかわりに、
びわ型、しゃくし型等のアーキングホーンを用いること
もできる。また、前記の実施例は、ポリマー長幹碍子部
とシールドリングを、相間スペーサに用いた実施例であ
るが、送電線支持鉄塔の耐張支持部や懸垂支持部の碍子
装置にも適用することができる。
【0023】
【発明の効果】前記のように本発明のポリマー碍子の劣
化防止装置は、ポリマー長幹碍子部の端部の端末金具に
シールドリングの取付け杆部を固定したポリマー碍子装
置において、取付け杆部の固定点からシールドリングま
での距離すなわちシールドリングの設置位置hxと、シー
ルドリングの中心半径D2と、シールドリングの太さdと
を、電位傾度を緩和するのに最適な条件に設定したの
で、高電界下においてポリマー長幹碍子部にエロージョ
ン、シンチレーション、トラッキング等が発生するのを
防ぎ、高電界下のポリマー長幹碍子部の劣化を防止する
ことができるものである。
化防止装置は、ポリマー長幹碍子部の端部の端末金具に
シールドリングの取付け杆部を固定したポリマー碍子装
置において、取付け杆部の固定点からシールドリングま
での距離すなわちシールドリングの設置位置hxと、シー
ルドリングの中心半径D2と、シールドリングの太さdと
を、電位傾度を緩和するのに最適な条件に設定したの
で、高電界下においてポリマー長幹碍子部にエロージョ
ン、シンチレーション、トラッキング等が発生するのを
防ぎ、高電界下のポリマー長幹碍子部の劣化を防止する
ことができるものである。
【図1】本発明の1実施例を示す図
【図2】本発明の1実施例のポリマー長幹碍子部とシー
ルドリングの要部を示す図
ルドリングの要部を示す図
【図3】シールドリングが無い場合の電位傾度を示す図
【図4】シールドリングの設置位置を最適位置に設置し
た場合の電位傾度を示す図
た場合の電位傾度を示す図
【図5】シールドリングの設置位置を変えた場合の電位
傾度を示す図
傾度を示す図
【図6】シールドリングの設置位置をさらに変えた場合
の電位傾度を示す図
の電位傾度を示す図
【図7】シールドリングの半径を変えた場合の電位傾度
を示す図
を示す図
【図8】シールドリングの半径をさらに変えた場合の電
位傾度を示す図
位傾度を示す図
【図9】シールドリングの半径をさらに大にした場合の
電位傾度を示す図
電位傾度を示す図
【図10】シールドリングの太さを変えた場合の電位傾
度を示す図
度を示す図
【図11】シールドリングの太さをさらに変えた場合の
電位傾度を示す図
電位傾度を示す図
【図12】シールドリングの太さをさらに小に変えた場
合の電位傾度を示す図
合の電位傾度を示す図
1;ポリマー碍子装置 4:端末金具 5;ポリマー長幹碍子部 6;端末金具 10、20:シールドリング 12、21:取付け杆部 hx:シールドリング設置位置 h0:端末金具の長さ D1:ポリマー長幹碍子部の傘部の半径 D2:シールドリングの中心半径 d:シールドリングの太さ
フロントページの続き (72)発明者 平塚 聡 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】ポリマー長幹碍子部の端部の端末金具にシ
ールドリングの取付け杆部を固定したポリマー碍子装置
において、前記取付け杆部の固定点からのシールドリン
グの位置をhx(mm)、シールドリングの中心半径をD2、シ
ールドリングの太さをd、端末金具の長さをh0(mm)、ポ
リマー長幹碍子部の傘部の半径をD1としたとき、 シールドリングの位置hxを 0.5h0≦hx≦300
mm+h0 の範囲としシールドリングの中心半径D2を
1.2<D2/D1≦5 の範囲としシールドリン
グの太さdを 2.5≦D2/d≦10 の範
囲としたことを特徴とするポリマー碍子の劣化防止装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04587893A JP3217525B2 (ja) | 1993-02-10 | 1993-02-10 | ポリマー碍子の劣化防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04587893A JP3217525B2 (ja) | 1993-02-10 | 1993-02-10 | ポリマー碍子の劣化防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06245358A true JPH06245358A (ja) | 1994-09-02 |
JP3217525B2 JP3217525B2 (ja) | 2001-10-09 |
Family
ID=12731489
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04587893A Expired - Lifetime JP3217525B2 (ja) | 1993-02-10 | 1993-02-10 | ポリマー碍子の劣化防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3217525B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103545056A (zh) * | 2013-10-28 | 2014-01-29 | 新疆新能天宁电工绝缘材料有限公司 | 一种复合绝缘子伞形结构 |
CN103915227A (zh) * | 2014-04-14 | 2014-07-09 | 国家电网公司 | 一种±660kV直流复合绝缘子 |
CN106328319A (zh) * | 2015-07-06 | 2017-01-11 | 奉新国光电气有限公司 | 一种线路柱式复合绝缘子 |
CN110050312A (zh) * | 2016-12-06 | 2019-07-23 | 拜耳沃克有限公司 | 具有环形消弧器的高压绝缘子 |
-
1993
- 1993-02-10 JP JP04587893A patent/JP3217525B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103545056A (zh) * | 2013-10-28 | 2014-01-29 | 新疆新能天宁电工绝缘材料有限公司 | 一种复合绝缘子伞形结构 |
CN103915227A (zh) * | 2014-04-14 | 2014-07-09 | 国家电网公司 | 一种±660kV直流复合绝缘子 |
CN106328319A (zh) * | 2015-07-06 | 2017-01-11 | 奉新国光电气有限公司 | 一种线路柱式复合绝缘子 |
CN110050312A (zh) * | 2016-12-06 | 2019-07-23 | 拜耳沃克有限公司 | 具有环形消弧器的高压绝缘子 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3217525B2 (ja) | 2001-10-09 |
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