JPH06244843A - 通信回路網ブリッジ装置における交通混雑制御の方法及び装置 - Google Patents

通信回路網ブリッジ装置における交通混雑制御の方法及び装置

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JPH06244843A
JPH06244843A JP4168738A JP16873892A JPH06244843A JP H06244843 A JPH06244843 A JP H06244843A JP 4168738 A JP4168738 A JP 4168738A JP 16873892 A JP16873892 A JP 16873892A JP H06244843 A JPH06244843 A JP H06244843A
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JP4168738A
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William R Hawe
アール ハーウェ ウィリアム
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】パケット喪失を許容レベル内にとどめながらバ
ッファメモリサイズを大幅に減少させる。 【構成】2個の回路網の少なくとも一方と送受されるデ
ータ・パケット追跡用動的リスト22A,Bを有する標
的回路網は、半二重媒体と、CSMA/CDプロトコー
ルとを使う。この2個のリストの連続的な観察に基づき
衝突の場合優先順位を回路網に保証、又は拒否するため
に回路網プロトコール・パラメーターを調整する。その
調整は、衝突の場合データ・パケットを再送信する前に
ブリッジ装置10が待機する時間の長さを決定するバッ
クオフ値を修正する。他の調整は、ブリッジ内のバッフ
ァ記憶装置20が既に満杯で、回路網に送られるデータ
・パケットが無いときに他の装置がこの標的装置を使う
ことを拒否するためキャリヤー信号の形の逆圧を回路網
に加える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】この発明は、通信回路網に関し、特に、2
個以上の回路網に接続されて一つの回路網他の回路網と
の間でのデータ・パケット転送のための便利なメカニズ
ムを提供するブリッジとして知られている装置に関す
る。本発明は、キャリア検知多重アクセス/衝突検出機
能(CSMA/CD)と一般に呼ばれているプロトコー
ルを使用する回路網に適用されるものである。この様な
回路網の一つはエサーネットと呼ばれている。
【0002】回路網バス又はケーブルへのアクセスにつ
いてのCSMA/CD規則によると、送信を希望するス
テーションは、該ケーブルが送信開始前に開いているこ
とを確かめるために最初に『聞』かなければならない。
回路網上の全てのステーションは、同等のアクセス優先
順位を持っており、該ラインが開いて、所要のパケット
間遅延が経過すると直ちに送信を始めることが出来る。
しかし、送信を開始した第1ステーションが他のステー
ションからの送信との『衝突』を検出すると、送信を希
望する全てのステーションがその衝突を検出することを
確かめるために該第1ステーションは送信を短時間継続
する。該衝突を検出する他の全てのステーションも、送
信を短時間継続する。その後、衝突を検出した各ステー
ションは、或るランダムな期間の間送信をやめる。衝突
に関与したステーションは、送信を再開しようとする前
にランダムな、従って普通は異なる、遅延時間を選択す
る。
【0003】部分的には、該ブリッジが接続されている
回路網の半二重動作の故に、該ブリッジは、宛先回路網
に直ちに送ることの出来ないデータ・パケットを一時記
憶するバッファー・メモリーを提供しなければならな
い。該バッファー・メモリーのサイズは、該ブリッジが
処理のために呼び出される交通の量、宛先回路網の混雑
度、及びパケット喪失の許容レベルに依存する。この困
難に対する一つの解決策は、一つの回路網から受け取っ
た、一時的に使用中の他の回路網宛のデータ・パケット
を記憶するのに充分なメモリーが実際上常にある様に、
単に非常に大量のバッファー・メモリーを設けることで
ある。しかし、非常に大きなバッファー・メモリーのあ
るブリッジを設置するのはコストが大きい。ブリッジの
コストを下げ、バッファー・メモリーを小さくするため
には、ブリッジへ流入するデータ・パケットを制限する
何等からの形の混雑制御機能が必要である。該ブリッジ
の一つのポートを通してデータ・パケットを受け取ると
きに、これを行う一つの道は、該ブリッジの他のポート
からのデータの流れを単に『妨害(jam)する』又は禁止
することである。この方法や、類似の方法は低コストの
ブリッジ装置を考慮するものであるけれども、ブリッジ
を最も効率良く使用するものではない。明らかに、ブリ
ッジのための交通混雑制御機能を改善する大きな余地が
あり、本発明は、これを目的とするものである。
【0004】この発明の背景の他の面は、衝突に出会っ
たときに、バックオフ値と呼ばれる遅延時間をCSMA
/CDプロトコールが選択する方法にある。バックオフ
値は、時間スロットの数として表現され、その一つの時
間スロットというのは最大回路網構成についての回路網
往復遅延である。衝突後、通常のCSMA/CDプロト
コールは0及び1の間のランダムに選択されたバックオ
フ値の使用を要求する。若し第2の衝突があると、バッ
クオフ値は0〜から選択される;第3衝突後にバックオ
フ値は0〜7の間の値となる。その後の再送信の試みに
おいて衝突があった後、バックオフ値は、0〜1023
に及ぶ、徐々に大きくなる数の範囲から選択される。同
じパケットを送る16回の試みの後に、それは廃棄さ
れ、第1衝突い続いて0又は1のバックオフ値から始ま
って新しいパケットが送信される。
【0005】本発明の一つの目標は、ブリッジが一時的
にデータを受け取ることが出来ないことに起因するパケ
ット喪失を許容可能なレベルにとどめながらバッファー
・メモリーのサイズを大幅に減少させた交通制御メカニ
ズムを提供することである。『喪失』したパケットは、
普通は、回路網プロトコールのより高いレベルにおいて
該喪失が検出されると再送信されることになるので、パ
ケット喪失というのは完全に正確な用語ではない。
【0006】本発明の他の目標は、それが設置されたブ
リッジの動作に殆ど又は全く何らの効果も及ぼさない交
通制御メカニズムを提供することである。特に、該ブリ
ッジの処理量が該混雑制御メカニズムの存在によって著
しく影響されてはならず、待ち時間又は送信遅延時間が
大幅に増大してはならない。本発明は、これらの目標及
びその他の目標を達成するものである。
【0007】
【発明の概要】本発明は、一回路網から他の回路網へ、
この両方の回路網に接続されたブリッジを通して流れる
データ・パケットの流れを制御する方法と、これに関連
する装置とにある。説明の目的上、2個の回路網は通信
回路網及びクライアント・インターフェースと呼ばれる
が、本発明は、回路網の一方だけ(即ち、クライアント
・インターフェース)への、及びこのクライアント・イ
ンターフェースからの、データ・パケットの流れを調整
するものとして説明される。しかし、記述が進むに従っ
て、本発明を他方の回路網に、或いは両方の回路網に適
用してバッファー・メモリー要求量を更に小さくするこ
とが出来ることが理解されよう。クライアント・インタ
ーフェースには一のクライアント装置又は複数のクライ
アント装置が接続されることが出来、これは、本発明の
メカニズムが取り扱うメッセージ・パケットの出所又は
宛先となることが出来る。
【0008】簡単に、一般的用語で述べれば、本発明の
方法は、通信回路網からの帰りのデータ・パケットを受
取り;クライアント・インターフェースが使用可能にな
るまで、必要ならば、帰りの各データ・パケットを記憶
し;該パケットをクライアント・インターフェースに送
り;該クライアント・インターフェースから行きのデー
タ・パケットを受け取り;該通信回路網が使用可能にな
るまで、必要ならば、各々の行きのデータ・パケットを
記憶し;行きのデータ・パケットを該通信回路網に送
り;バッファー記憶要求量をなるべく少なくするため
に、該クライアント・インターフェースへの送信するス
テップ及び該クライアント・インターフェースから受信
するステップを制御するステップから成る。
【0009】本発明は、キャリア検知多重アクセス/衝
突検出機能(CSMA/CD)と呼ばれているプロトコ
ールを使用するが、これは、2個以上の異なる装置によ
り回路網に送信されるデータ・パケットに『衝突』があ
る時には、再送信を試みる前に或るランダムに選択され
た時間の間待つ様に各装置に要求することによって、そ
の衝突が解決されると規定する。クライアント・インタ
ーフェースから受信されたけれども未だ処理されていな
い(即ち、回路網に送られていない)データ・パケット
が少なくとも一つあることを本発明が検出した時、それ
は衝突の場合にゼロのバックオフ値を選択する。これに
より、送信優先順位が本発明のブリッジ装置に与えられ
るが、その理由は、ゼロというバックオフ値は、該ブリ
ッジが遅延無しに該クライアント・インターフェースへ
繰り返しアクセスし続けることが出来ることを意味する
けれども、該インターフェースに接続されたクライアン
トはランダムなバックオフ値を選択するであろう。更に
処理されるのを待っているクライアント・インターフェ
ースからのデータ・パケットが無いことを本発明が検出
した時には、それは、該インターフェースに送信しよう
と試みるクライアントに優先順位を与えるためにバック
オフ値を調整する。詳しく言えば、この場合にはバック
オフ値は2にセットされる。CSMA/CD規則は、第
1の衝突後に0又は1のバックオフ値の選択を要求する
ので、衝突後の1回目の送信でアクセスを保証される。
【0010】本発明の他の面は、適切な時にクライアン
ト・インターフェースに『逆圧』をかけて、クライアン
トがデータ・パケットを該インターフェースに送信する
のを阻止する。この行動のために適切な時は、クライア
ント・インターフェースからパケットを受け取るのに使
用することの出来るバッファー・メモリー容量が最早無
くなっていて、該クライアント・インターフェースに送
信されるのを待っているパケットが無い時である。
【0011】より詳しく言えば、クライアント・インタ
ーフェースとの送受信を制御するステップは、該クライ
アント・インターフェースから受信されていて未だ送ら
れていないパケットのリストを維持し;通信回路網から
受け取られていて未だクライアント・インターフェース
に送られていない帰りのパケットのリストを維持し;パ
ケットのその二つのリストの状況に基づいて、該クライ
アント・インターフェースの通信プロトコールに適切な
調整を行って、該クライアント・インターフェースを通
してのデータ・パケットの流れを制御することを包含す
る。
【0012】該クライアント回路網通信プロトコールに
適切な調整を行うステップは、該クライアント・インタ
ーフェースから受け取られたパケットのリストが空であ
る時を検出し、該クライアント・インターフェースへの
アクセスについて衝突がある場合にクライアント・イン
ターフェースのアクセスをクライアント装置に譲るのに
有利にクライアント・インターフェース・プロトコール
・パラメーターを調整することを包含し、これにより、
クライアントからクライアント・インターフェースへよ
り多くのパケットを首尾よく再送信することを保証す
る。この発明は、更に、クライアント・インターフェー
スから受け取られたパケットのリストが空ではない時を
検出し、アクセスについて衝突がある場合に該クライア
ント・インターフェースへのブリッジのアクセスを保持
するのに有利にクライアント・インターフェース・プロ
トコール・パラメーターを調整することを包含してお
り、これにより、該クライアントとの衝突に続いてブリ
ッジ再送信に優先順位を与える。クライアント・インタ
ーフェースから受信されたパケットのリストが空である
時、その調整は、クライアント・インターフェースに接
続されることの出来る複数のクライアントのいずれかか
らの更なる送信を有利にする。クライアント・インター
フェースから受信されたパケットのリストが空ではない
時、その調整は、本発明の装置による該クライアント・
インターフェースへのアクセスの保留を有利にする。こ
れらの調整は、クライアント・インターフェースを使う
時の衝突の場合に適切なバックオフ値を選択することに
よって行われる。衝突後の該ブリッジ装置について、よ
り大きなバックオフ値を選択することは、クライアント
・インターフェースへのアクセスを探しているクライア
ントに優先順位を与える。ゼロのバックオフ値を選択す
る事は、クライアントによるクライアント・インターフ
ェースへのアクセスを実際上禁止する。
【0013】クライアント回路網に適切な調整を行うス
テップは、更に、クライアント・インターフェースから
受信したパケットのリストが満杯で、且つ帰りのパケッ
トのリストが空である時を検出し、いずれのクライアン
トも更なるデータ・パケットを該クライアント・インタ
ーフェースに送信出来ない様に該クライアント・インタ
ーフェースを使用中の状態に置くことを含む。使用中の
状態は、この状態の必要が最早存在しなくなる様な時ま
で、該クライアント・インターフェースにキャリヤー信
号を加えることにより達成される。帰りのパケットのリ
ストが空でなければ、クライアント・インターフェース
に送るべきパケットがあり、それを送れば、人為的な使
用中の状態を必要とすること無く、更なるパケットの受
信が阻止されることになる。クライアント・インターフ
ェースから受信されたパケットのリストが満杯でなけれ
ば、少なくとも、もう一つのパケットのための余地があ
り、従って該インターフェースへの送信を人為的に禁止
する必要はない。
【0014】本発明の実施例では、クライアント・イン
ターフェースから受信されるパケットは、通信回路網に
送信されるべき行きのパケットであり、或いは、処理後
にクライアント・インターフェースに戻るべきループバ
ック・パケットであることが出来る。従って、この方法
は、クライアント・インターフェースからループバック
・パケットを受け取って、後にクライアント・インター
フェースへ送り戻すために若し必要ならば該ループバッ
ク・パケットを記憶するステップも包含することが出来
る。
【0015】本発明の装置は、通信回路網から帰りのデ
ータ・パケットを受け取る手段と;クライアント・イン
ターフェースが使用可能となるまで各々の帰りのデータ
・パケットを記憶する帰りバッファー・メモリーと;帰
りのデータ・パケットをクライアント・インターフェー
スに送信する手段と;クライアント・インターフェース
から行きのデータ・パケットを受け取る手段と;該通信
回路網が使用可能となるまで各々の行きのデータ・パケ
ットを記憶する行きバッファー・メモリーと;該行きバ
ッファー・メモリーからデータ・パケットを該通信回路
網に送信する手段と;バッファー記憶要求量をなるべく
少なくするためにクライアント・インターフェースから
の送受信のための手段を制御する手段とから成る。上記
の方法の範囲と矛盾しない、特許請求の範囲の欄に記載
した装置の他の別形が可能である。
【0016】叙上から、半二重CSMA/CD回路網に
使用するブリッジ装置の分野での著しい進歩であること
が明らかであろう。特に、本発明は、当該ブリッジ装置
が接続されている回路網の少なくとも一つへのアクセス
を制御することにより、最小限度のバッファー・メモリ
ー要求量のブリッジ装置を提供する。本発明は、許容可
能なレベルのパケット損失を維持しながらバッファー・
メモリー要求量を限定することにより、割合に低コスト
で混雑制御機能を提供する。更に、本発明を利用して
も、性能を劣化させる結果とはならない。実際、該メカ
ニズムが設置されているブリッジの性能は、複数のクラ
イアント装置が通信回路網に直結される構成と比べる
と、クライアントの立場から見ると僅かに改善される。
行きバッファーが空でないとき、即ち、それが1個以上
のデータ・パケットを内蔵しているとき、通信回路網は
使用中であり、若し複数のクライアントが該回路網に直
結されたならば、それらは相互に通信出来ないことにな
る。しかし、行きバッファーが、送信待ちのパケットを
1個だけ内蔵しているときには、複数のクライアントが
なお相互に通信出来るけれども、若し該通信回路網に直
結されたならば、該クライアントはその様には出来な
い。
【0017】本発明の実施例について、実例を示す目的
で詳しく説明したけれども、本発明の範囲から逸脱せず
に種々の変更を行うことが出来ることが理解されよう。
例えば、ブリッジ装置が接続されている2個の回路網の
一方へのアクセスを制御するものとして本発明を説明し
たけれども、同じ原理を他方の回路網又は両方の回路網
に適用出来ることが理解されよう。より一般的には、本
発明の混雑制御メカニズムは、複数回路網通信システム
の選択された回路網において実施することの出来るもの
である。更に、本発明は、ループバック処理が要件とな
っている回路網への適用に良く適しているけれど、本発
明の原理は、ループバック処理を要しない回路網にも同
じく良く適している。
【0018】添付図面と関連させて好適な代表的実施例
についての以下の記述を読めば本発明をより詳細に理解
することが出来る。
【0019】
【実施例】図に説明の目的で示されている様に、本発明
は、少なくとも二つの回路網に接続されたブリッジ装置
におけるバッファー・メモリー要求量をなるべく少なく
する技術に関する。図1は、本発明が使われる基本的環
境を示す。ブリッジ10は、クライアント・インターフ
ェース12と呼ばれる回路網に接続されており、これか
ら該ブリッジはライン14を介してデータ・パケットを
受け取り、且つ、これに該ブリッジはライン15を介し
てデータ・パケットを送る。ブリッジ10は通信回路網
16にも接続されており、これから該ブリッジはライン
18を介してデータ・パケットを受け取ると共に、これ
に該ブリッジはライン19を介してパケットを送る。勿
論、ブリッジ10は他の回路網にも接続されることが出
来るが、説明の目的上、この明細書では2個の回路網だ
けを考察する。
【0020】ブリッジ10が、クライアント・インター
フェースを宛先とするデータ・パケットを該通信回路網
から受け取るとき、クライアント・インターフェースが
該パケットを受け取るべく常に使用可能であるとは限ら
ない。よってブリッジ10は、該ブリッジから送られる
データ・パケットを一時記憶するためのバッファー・メ
モリー20を持つ必要がある。一般に、通信回路網16
からの交通量を調整するために該ブリッジが出来ること
は殆どない。パケット喪失を、適度に低いレベルに維持
するべきであるならば、通信回路網から受信されるこれ
らの『帰り』のパケットを記憶するために比較的に大き
なバッファー・メモリーが必要である。クライアント・
インターフェースから受信されるパケットのために非常
に大きなバッファー・メモリーを使わなければならない
のを避け、且つ、パケット喪失をなるべく少なくするた
めに、ブリッジ10はパケット混雑制御論理22も包含
しており、これは、クライアント・インターフェース1
2へのアクセスを制御するのに使われるプロトコール・
パラメーターを修正することによってデータの流れを調
整する。
【0021】本発明によると、パケット混雑制御論理2
2は、帰りバッファー20A及び行きバッファー20B
の状況を使って、クライアント・インターフェース12
に行き来するデータ・パケットの流れをどの様にして調
整するかを決定する。詳しく後述する本発明の実施例で
は、混雑制御技術はブリッジ10の一方の側だけに適用
されるが、この技術は、適切なアプリケーションでは、
ブリッジの両方の側に対称的に適用されることが出来る
ことが理解されよう。例として後述するものは、クライ
アント・インターフェース12を使う1個以上の『クラ
イアント』のために『ループバック』処理を行うブリッ
ジ装置において実施される。ループバック処理では、ク
ライアント・インターフェース12から受信されたデー
タ・パケットはブリッジ10において何らかの方法で処
理されてクライアント・インターフェースに戻される。
この目的のために、バッファー・メモリー20はループ
バック・バッファー20Cも包含しており、これは、ク
ライアント・インターフェース12からライン23Aを
介してデータを受信し、ライン23Bを介してデータを
クライアント・インターフェースに送る。
【0022】パケット混雑制御論理22は、帰りバッフ
ァー20A、行きバッファー20B、及びループバック
・バッファー20Cの状況を反映する二つのリストを使
う。帰りリスト22Aは、帰りバッファー20Aに記憶
されている各データ・パケットについての項目を内蔵
し、『クライアントからの』リスト22Bは、行きバッ
ファー20B及びループバック・バッファー20Cに記
憶されている各データ・パケットについての項目を内蔵
している。
【0023】図2は、クライアント・インターフェース
12と通信回路網16との間に接続されているブリッジ
装置を示す。この明細書では、クライアント・インター
フェースに関連する該装置の特徴は時には該装置の『ク
ライアント側』にあると言われ、通信回路網に関連する
特徴は時には『回路網側』にあると言われる。該装置の
関連する構成要素は、クライアント受信マシン24(R
xC)、クライアント送信マシン26(TxC)、回路
網受信マシンRxN28、回路網送信マシンTxN3
0、暗号エンジン32、バッファー・メモリー20、受
信パーザ38、及び送信パーザ40を包含する。暗号エ
ンジン32と、受信パーザ48及び送信パーザ40と
は、勿論、本発明の装置が暗号処理と関連して使われる
場合に限って必要なものである。
【0024】これらの構成要素は、特定の時に取り扱わ
れる交通の種類に応じて種々の論理構成に接続される。
後述するデータ経路の全てはバッファー・メモリー20
を通るけれども、該バッファー・メモリーを各データ経
路の一部として、データ・パケット記憶のためにではな
く、使用する直接論理経路が二つある。第1に、クライ
アント・インターフェース12から通信回路網16への
直接論理経路がある。この経路は、クライアント・イン
ターフェース12からクライアント受信マシン24への
ライン42と、(バッファー・メモリー20を経由し
て)クライアント受信マシンから回路網送信マシン30
へのライン44と、回路網送信マシンから通信回路網1
6への第3のライン46とを包含する。同様に、通信回
路網16からクライアント・インターフェース12への
直接論理経路が他に一つあり、これはを、通信回路網か
ら回路網受信マシン28へのライン48と、(バッファ
ー・メモリー20を経由して)回路網受信マシンからク
ライアント送信マシン26へのライン50と、クライア
ント送信マシンからクライアント・インターフェース1
2への別のライン54とを包含する。バッファー・メモ
リー20は、データ・バス56によってライン44に沿
う『行き』データ経路に接続されると共に、ライン50
に沿う、『帰り』データ経路に接続される。図1を参照
して既に説明した様に、バッファー・メモリーは、論理
的に別々の3個のメモリー、即ち、帰りバッファー20
A、行きバッファー20B、及びループバック・バッフ
ァー20C、を有する。
【0025】データ経路についての上記の説明から、バ
ッファー・メモリー20は、データ・パケットが直に送
信されることが出来ないときには該データ・パケットを
記憶し、且つ、パケット全体を記憶することなく直ちに
データを通過させることが理解されよう。これら両方の
作用は技術的にデータをメモリーに『記憶』させること
を含むこともあるが、この明細書では『記憶』という言
葉は、データ・パケット全体が、後に通信回路網16又
はクライアント・インターフェース12に送られるため
に保持される場合のために残して置かれる。データ・パ
ケットが『カット・スルー』動作モードでバッファー・
メモリー20を通過するとき、パケットは、その一部が
なお該メモリーに到着中であるときに該メモリーから既
に送信中である。
【0026】暗号インターフェースは、クライアント・
インターフェース12と通信回路網16との間をいずれ
かの方向に通るデータ・パケットの暗号化及び復号に対
処する。この構成の暗号についての特徴は本発明に直接
の関係を有するものではなく、これは、2個以上の回路
網に接続された如何なるブリッジ又はブリッジに類似し
た装置においても実施され得るものである。
【0027】クライアント・インターフェース12は、
キャリア検知多重アクセス/衝突検出機能(CSMA/
CD)と一般に呼ばれているプロトコールを使用するエ
サーネットなどの半二重媒体を包含する。回路網バス又
はケーブルへのアクセスについてのCSMA/CD規則
の下では、送信を希望するステーションは、送信を開始
する前に該ケーブルが開いていることを確かめるために
最初に『聞』かなければならない。該回路網上の全ての
ステーションは、等しいアクセス優先順位を持ってお
り、該ラインが開いて、所要のパケット間遅延が経過す
ると直ちに送信を開始することが出来る。しかし、送信
を開始した第1のステーションが、他のステーションか
らの送信との『衝突』を検出すると、その第1のステー
ションは、送信を希望する全てのステーションがその衝
突を検出することになることを確かめるために短時間の
間送信を継続する。該衝突を検出した他の全てのステー
ションも、送信を短時間継続する。その後、該衝突を検
出した各ステーションは、或るランダムな期間の間送信
をやめる。該衝突に関係したステーションは、送信を再
び試みる前にランダムな、従って普通は異なる、遅延時
間を選択する。
【0028】回路網アクセスについてのCSMA/CD
規則の性質は、完全二重送信、即ち、同時に行う送信及
び受信、が不可能である様なものである。ステーション
がパケットを受信しているならば、回路網は使用中であ
り、このステーション或いはその他のステーションから
送信を開始することは出来ない。同様に、送信がこのス
テーションから進行中であれば、このステーションがメ
ッセージを送りつつある間は他の送りステーションは該
回路網へのアクセスを得ることが出来ないので、同時に
パケットを受け取ることは出来ない。従って、エサーネ
ット又はその他のCSMA/CDステーションの動作は
半二重である、即ち、メッセージは送信も受信もされる
ことが出来るけれども、該回路網アクセス規則の性質の
故に同時には行われないのである。後述する様に、本発
明は、バッファー・メモリーのサイズをなるべく小さく
してブリッジのコストを下げることが出来る様に普通の
エサーネットCSMA/CDプロトコールを修正する。
【0029】本発明は、物理的なバッファー・メモリー
20内に3個の論理的なバッファーを設けるけれども、
3個の完全に別々の物理的なバッファーを使うことも出
来たということが理解されよう。ループバック・バッフ
ァーは、実例としての実施例において該ブリッジにより
行われる暗号処理又はその他の処理のために必要であ
る。暗号又はその他の目的のためにループバック処理を
必要としない本発明のアプリケーションでは、帰りバッ
ファー及び行きバッファーだけが必要である。帰りバッ
ファーは、通信回路網16から受信されたクライアント
・インターフェース12宛のデータ・パケットを記憶す
るのに使われる。行きバッファーは、クライアント・イ
ンターフェース12から受信された通信回路網16宛の
データ・パケットを記憶するのに使われる。ループバッ
ク・バッファーは、クライアント・インターフェース1
2から受信された、暗号処理又は別の処理が行われ、そ
の後にクライアント・インターフェースに戻されるデー
タ・パケットを記憶するのに使われる。
【0030】パケット混雑制御論理22は、3個のバッ
ファーに記憶されるデータ・パケットを追跡するために
2個のキュー又はリストを使う。該リストは、『クライ
アントからの』リスト22A及び帰りリスト22Bと呼
ばれる。この『クライアントからの』リストは、クライ
アント・インターフェース12から受信されて、その宛
先に未だ送られていないデータ・パケットの各々につい
ての項目を内蔵する。これらは、通信回路網16宛の行
きパケットと、所要の処理後にクライアント・インター
フェース12にもどされるべきループバック・パケット
との両方を包含する。本発明の実施例では、『クライア
ントからの』リストは、該装置におけるバッファー・メ
モリー要求量をなるべく少なくするために、最大でたっ
た2個の項目を内蔵するに過ぎない。『クライアントか
らの』リストの2個の項目の一方だけが、ループバック
・バッファー・メモリーに記憶されるデータ・パケット
のためのものであることが出来る。クライアント・イン
ターフェース12から受信されるパケットのために該装
置に小さなバッファーを使用すると、クライアントは、
行きのデータ・パケットを緩衝記憶せざるを得ない。帰
りリストは、通信回路網16から受信されて未だクライ
アント・インターフェース12に送られていないデータ
・パケットの各々についての項目を内蔵する。通信回路
網10からの交通の流れは本発明のブリッジ装置の制御
を大きく越えているので、帰りリストは大きな最大項目
数を有する。本発明の実施例では、1023個の項目が
許容され、そのうちの1個だけが、ループバック・バッ
ファー・メモリーに記憶されるデータ・パケットのため
のものであり、残りは、帰りバッファー・メモリーに記
憶されるデータ・パケットについてのものである。両方
のリストが先入れ先出しキューとして作用し、図3及び
図4に示されている様にデータ入力及びデータ出力動作
時に取り扱われる。
【0031】ブリッジ入力交通の処理は、図3に示され
ている様に2個の並列処理ループに関わり、その一方の
ループはクライアント・インターフェース12から受信
されるパケットを処理するものであり、他方は通信回路
網10から受信されるパケットを処理するものである。
ブロック60で判定された通りにクライアント・インタ
ーフェース12からデータ・パケットが受信されると、
ブロック62において、そのパケットがループバック・
パケットであるか又は行きパケットであるかに関して最
初に判定が行われる。若しその受信されたパケットが行
きパケットであれば、それはブロック64に示されてい
る様に行きバッファーに記憶され、ブロック66に示さ
れている様に項目が『クライアントからの』リストの最
後の位置に作られる。ループバック・パケットについて
は、処理は同様であるけれども、パケットがブロック6
8に示されている様にループバック・バッファーに記憶
され、その後にブロック70に示されている様に項目が
『クライアントからの』リスト及び帰りリストの両方の
最後の位置に作られる点では異なっている。混雑制御の
目的のために、ループバック・パケットは、『クライア
ントからの』パケット及び帰りパケットの両方として処
理される。ブロック64、66、68及び70におい
て、クライアント・インターフェース12から受信され
たパケットの処理後、該処理ループはブロック60にお
いて継続し、これはクライアント・インターフェースか
らの入力パケットを引き続いて検出する。
【0032】通信回路網16から受信されたパケットを
処理する同様の処理ループにおいて、ブロック72は、
受信されたパケットが通信回路網からのパケットである
か否か判定する。若しそうならば、ブロック74に示さ
れている様に受信されたパケットは帰りバッファーに記
憶され、ブロック76に示されている様に項目が帰りリ
スト中に作られる。該処理ループはブロック72におい
て継続する。
【0033】ブロック出力処理は、基本的には、2個の
並列処理ループで、図4に示されている様に進行する
が、その一方は通信回路網16に出力されるべきパケッ
トを処理し、他方は、クライアント・インターフェース
12に出力されるべきパケットを処理する。通信回路網
への出力を処理するとき、該装置は最初にブロック80
において、行きバッファー20B内にパケットがあるか
否か判定する。若しそうならば、ブロック82に示され
ている様に、該ブリッジは該データ・パケットを通信回
路網16に送ろうと試みる。若し通信回路網がCSMA
/CDプロトコールも使うならば、その試みられた送信
は成功しないかもしれず、その場合には或る選択された
ランダムな期間にわたって、それ以上の試みは行われな
い。若し送信が成功すれば、『クライアントからの』リ
ストは、送信されたパケットに対応する項目を除去する
ために更新されることになる。次に該処理ループは、行
きバッファー20B内にパケットが存在するか否か検査
を継続する。図4の下部に示されている他方の出力処理
ループは、ブロック84に示されている様に、帰りバッ
ファー20B又はループバック・バッファー20C内に
何らかのパケットが待機しているか否か判定することを
含む。若しそうならば、ブロック86に示されている様
に、該パケットをクライアント・インターフェース12
に送信する試みが行われる。キャリヤー・インターフェ
ースはCSMA/CDプロトコールを使うので、その試
みは必ずしも成功しない。若し成功したならば、該リス
トは適当に更新される。帰りパケットについては、帰り
リスト中の対応する項目が除去される。ループバック・
パケットについては、帰りリスト及び『クライアントか
らの』リスト中の対応する項目が除去される。これらの
ステップ後、該処理ループはブロック84で継続し、こ
れは引続き帰りバッファー20B又はループバック・バ
ッファー20C中のパケットの存在をチェックし続け
る。
【0034】混雑制御において行われる機能が図5に示
されている。混雑制御、入力処理及び出力処理の機能
は、実際上は全て同時に行われるけれども、便宜上は別
々の機能ループとして図3、図4及び図5に示されてい
る。混雑制御ループは、『クライアントからの』リスト
及び帰りリストの状況についての2個の試験を含む。第
1に、ブロック90で判定された通りに『クライアント
からの』リストが空であれば、ブロック92に示されて
いる様に、クライアント・インターフェースへの送信時
に衝突が起こった場合に使用されるべく2個のスロット
のバックオフ・パラメーターが選択される。バックオフ
・パラメーター値は、一般的に『スロット時間』で測ら
れるが、スロット時間は回路網の最大構成における回路
網回遊遅延である。スロット時間は、512ビットを1
0メガヘルツ・シリアル・データ速度(=51.2マイク
ロ秒)で送信する時間としても定義され得るものであ
る。より大きなバックオフ値を使えば、即ち、再び送信
を試みる前にゼロの代わりに2スロット時間の遅延を使
えば、クライアント・インターフェースに接続されたク
ライアントは1回目の衝突の後に該インターフェースで
再送信することが出来る。『クライアントからの』リス
トが空であるときには、該ブリッジにより送られ又は処
理されるのを待っている行きパケットやループバック・
パケットはない。従って、若しこの状態がクライアント
との衝突後に感知されれば、混雑制御論理は、該クライ
アントからクライアント・インターフェースへ、そして
そこから該ブリッジへの再送信に優先順位を与えるべく
作動する。2のバックオフ値を選択すれば、その最初の
衝突後に初めて該クライアントの送信が保証されること
になる。随意の回数の連続する衝突の後にクライアント
送信を保証する、もっと一般的で、もう少し複雑なアプ
ローチについて、以下に説明する。
【0035】ブロック90で判定された通りに若し『ク
ライアントからの』リストが空でなければ、バックオフ
・パラメーター値は、ブロック94で示されている様に
ゼロにセットされる。このために、クライアント・イン
ターフェースへのアクセスについての衝突においてブリ
ッジが有利となるが、その理由は、ゼロのバックオフ値
は、衝突の場合にブリッジがアクセスを求める試みを反
復することを意味するからである。『クライアントから
の』リストは空ではないので、該クライアントからブリ
ッジへの更なる送信に優先順位を与えることにポイント
はない。
【0036】混雑制御論理に試される第2の状態は二つ
の試験に関わる。若し『クライアントからの』リストに
二つの項目があるとブロック96で判定されると、これ
は、該リストが満杯であることを示す。開示した実施例
においては、『クライアントからの』リストは、最大で
僅か2個の項目のための余地を有する。若し『クライア
ントからの』リストがこの試験で満杯であれば、ブロッ
ク98において帰りリストが空であるか否かが次に判定
される。若し『クライアントからの』リストが満杯で帰
りリストが空であれば、これは、通信回路網16に送ら
れるために行きバッファーに記憶された2個の行きパケ
ットをブリッジが持っていること、及び、クライアント
・インターフェース12に送られるのを待っている帰り
パケットやループバック・パケットはないこと、を示
す。この様な場合、クライアント・インターフェースか
らの更なる入力は阻止されなければならない。これは、
ブロック100に示されている様に、クライアント・イ
ンターフェースに『逆圧』をかけることにより行われ
る。逆圧をかけることは、キャリヤー信号を該インター
フェースにかけることを意味する。該インターフェース
の他のユーザーに、即ち、クライアントには、該インタ
ーフェースは使用中に見え、データ・パケットを送信す
ることは出来ない。図5に明示的に示されてはいない
が、ブロック96及び98で判定された状態が最早存在
しないとき、キャリヤー逆圧は除去され、クライアント
は再び自由にクライアント・インターフェース12へ送
信を行うことが出来ることが理解されよう。
【0037】若しブロック96で『クライアントから
の』リストが空ではないと判定されたならば、クライア
ント・インターフェースからの少なくとももう一つのパ
ケットのための余地が行きバッファー又はループバック
・バッファーになお存在するので、逆圧をかける必要は
ない。ブロック96及び98で、『クライアントから
の』リストが満杯であるが帰りリストは空ではないと判
定されたならば、帰りリストはクライアント・インター
フェースに送るデータ・パケットが少なくとも一つある
ことを示すので逆圧を掛ける必要はない。このデータ・
パケットを送ると、クライアント・インターフェースは
使用中となり、更なるデータ・パケットが該インターフ
ェースに送信されるのが阻止される。更に、『クライア
ントからの』リストが満杯であるので、バックオフ値は
ゼロにセットされ(ブロック94)、クライアント・イ
ンターフェースに対する衝突において該ブリッジを有利
にする。
【0038】複数のクライアントがクライアント・イン
ターフェース12に接続されることが出来るけれども、
逆圧が該インターフェースにかけられるときには該クラ
イアントのいずれも該インターフェースを通しては相互
間でも通信することが出来ない。しかし、この状況は、
複数のクライアントを通信回路網に直接結合させるより
は悪くないが、その理由は、行きバッファーが空ではな
いということは、通信回路網が使用中であり、従って、
若し該クライアントが通信回路網に直結されたならば該
クライアントも相互に通信出来ないということを示すか
らである。実際には、行きバッファー内にパケットが1
個だけあるならば該クライアントはなお相互に通信出来
るので、本発明の装置が設置されている状況は、少しま
しである。これらは、若し通信回路網に直結されたなら
ば、通信できなかったであろう。
【0039】要約すると、該ブリッジは次の通りに作動
する。パケットがクライアントから受信されるとき、該
パケットがループバック・パケットであるか又は行きパ
ケットであるかを判定するためにパケット・ヘッダ中の
フィールドが検査される。行きパケットであれば、それ
は行きバッファー中に置かれ、項目が『クライアントか
らの』リストの終わりに付加される。若しループバック
・パケットであれば、それはループバック・バッファー
中に置かれて、項目が『クライアントからの』リスト及
び帰りリストの両方の終わりに付加される。パケットが
回路網から受信されるとき、それは帰りバッファーに、
且つ帰りリストの終わりに、置かれる。該リストは以下
の規則に従って更新される。 1.いずれの側から受信されたパケットも、全て、受信
動作開始時に適切なリストに付加される。これは『カッ
ト・スルー』動作を促進するためであり、この動作では
パケットは遅延無しに本発明の装置を通して真っ直ぐ送
られる。 2.いずれの側に送信されるパケットも、全て、送信が
『回路網取得時間』を過ぎた後、即ち、それを過ぎると
再送信が必要でなくなる点まで送信が進行した後、該当
リストから除去される。 3.若し帰りパケットとループバック・パケットとが共
に該装置の同じタイミング・サイクル時に最初に検出さ
れれば、帰りパケットが優先して、ループバック・パケ
ットより前に帰りリストに付加される。その反対の規則
を、代わりとして採用することも出来た。 4.混雑制御は、次の通りに、該リストを絶えず監視す
ることにより行われる:若し『クライアントからの』リ
ストがゼロの項目を内蔵していれば、衝突の場合におけ
るバックオフ値は、ランダムな値の代わりに2にセット
される。クライアント装置は0又は1の値を選び、これ
によって、その1回目の再送信で該クライアントがパケ
ットを本発明の装置に送信出来ることを保証する。(バ
ックオフ値として2を選ぶと、その1回目の衝突の後に
初めて該クライアントの送信を保証する。随意の回数の
連続する衝突の後のクライアント送信を保証するもっと
一般的で、もう少し複雑なアプローチについて以下に説
明する。)若し『クライアントからの』リストが空でな
ければ、即ち、『クライアントからの』リストが1個又
は2個の項目を内蔵していれば、バックオフ値は衝突後
に0にセットされ、クライアントとの衝突時の装置再送
信に優先順位を与える。
【0040】若し『クライアントからの』リストが2個
の項目を内蔵していて、即ち、満杯であって、且つ、帰
りリストが空であれば、クライアント・インターフェー
スからの更なる送信を禁止するためにキャリヤー逆圧が
クライアント・インターフェースにかけられる。上記し
た様に、『クライアントからの』リストが空であるとき
にはブリッジ装置のバックオフ値は2にセットされて、
クライアントの再送信に優先順位が与えられる。しか
し、CSMA/CDプロトコールは、クライアントは1
回目の再送信の試みでだけ優先順位を保証される様にな
っている。衝突後、通常のCSMA/CDプロトコール
は0と1との間でランダムに選択されたバックオフ値の
使用を要求する。若し2回目の衝突があれば、該バック
オフ値は0ないし3から選択され;3回目の衝突後には
該バックオフ値は0と7との間となることがある。恐ら
くは他のクライアントからの矛盾する送信の故に、クラ
イアントが2回以上の衝突に遭遇する可能性があり、該
バックオフ値は2より大きい数にセットされる。このと
き該クライアントはパケットをクライアント・インター
フェースに送信することが出来ず、送信の試みが16回
だけ不成功に終わった後にクライアントがデータ・パケ
ットを廃棄しなければならない可能性が少しある。クラ
イアントが送信を試みる次のパケットについてバックオ
フ値は0又は1にセットされ、クライアントは優先順位
を持つことになるので、これは大した問題ではない。ブ
リッジ・パケット喪失もあることがあり、これは、ブリ
ッジ・バッファーが満杯で、入ってくるパケットを受け
入れるのに使用出来るバッファーが無いときに発生す
る。
【0041】『クライアントからの』リストを満杯にす
る、即ち、2個の項目を持たせることになる可能性のあ
るいろいろな場合を考察すると有益である。『クライア
ントからの』パケットは行きパケット又はループバック
・パケットであり得るので、満杯の『クライアントから
の』リストがいずれかの種類の2個のパケットを有する
か又は各種類の一つを有するか最初に推測される。しか
し、実際問題としては、ループバック・パケットの受信
はクライアント・インターフェースからの更なるパケッ
トの受信を実際上禁止するので、この様なあり得る組合
せの数はこれよりは少ない。最初のループバック・パケ
ットが受信されると、それは、帰りリスト及び『クライ
アントからの』リストの両方に項目を作る。『クライア
ントからの』リストは空ではないので、衝突の場合には
バックオフ値はゼロにセットされて、再送信優先順位を
ブリッジ装置に与えて、該ループバック・パケットをク
ライアント・インターフェースへ送り戻させる。従っ
て、2個目のパケットは、それがループバック・パケッ
トでも行きパケットでも、1個目のループバック・パケ
ットが処理されるまでは受信されることが出来ない。受
信された1個目のパケットが行きパケットであれば、2
個目のパケットがクライアント・インターフェースから
受信されることが出来、これにより『クライアントから
の』リストを満たす。2個目のパケットは行きパケット
又はループバック・パケットであることが出来る。一度
に2個以上のループバック・パケットを許さない重要な
理由は、ループバック・パケットの頻度を調節して該装
置がその帰りバッファーを空にする機会を持つことを保
証することである。若しクライアントが、中断の無いル
ープバック・パケットの連鎖を送ることを許されたなら
ば、それは許容不能の帰りパケット喪失を引き起こす可
能性がある。
【0042】未だ説明していない本発明の重要な特徴
は、空の『クライアントからの』リストの検出時に(図
5のブロック90)クライアントの優先順位を与えるバ
ックオフ値の選択に関する。これまでに説明した様に、
選択されるバックオフ値は2時間スロットである(図5
のブロック92)。しかし、この値は、該クライアント
は1回目の衝突後に0と1の間の値を選択するから、1
回目の衝突後に初めてクライアントの送信を保証する。
クライアントは2回目の衝突後には0〜3の範囲内の値
を選択し、次に3回目の衝突後には0〜7の値を選択す
る、等々、となることが想起されるであろう。従って、
2回以上の連続する衝突を伴う場合には、クライアント
は、2以上のバックオフ値を選ぶことが出来、本発明の
装置にまさる優先順位を得ることはない。この結果とし
て許容出来ないレベルのパケット喪失が生じることがあ
る。
【0043】本発明のこの特徴によると、本発明のブリ
ッジ装置において選択されるバックオフ値は、クライア
ントが選択するバックオフ値より常に少なくとも1だけ
大きい。詳しく言えば、該ブリッジは、クライアント・
インターフェースへのアクセスのために発生した連続す
る衝突の回数nのカウントを維持する。パケットがクラ
イアント・インターフェースから受信されるとき、カウ
ントnはクリアーされ、後に、該ブリッジと該クライア
ントとの間で衝突が検出される毎にインクリメントされ
る。該ブリッジが、空の『クライアントからの』リスト
の検出によって該クライアントに優先順位を与えること
を決定するとき、選択されるバックオフ値は2のn乗か
ら計算され、ここでnは連続する衝突の回数である。よ
って、1回目の衝突後にはバックオフ値は2であり、2
回目の連続する衝突の後には4となり、3回目の連続す
る衝突の後には8となる、等々である。従って、バック
オフ値は、クライアントが選択することの出来る最も大
きな値より1だけ大きい。
【0044】帰りバッファーにおける許容出来ないパケ
ット喪失を防止するために、本発明の装置は、帰りパケ
ットをクライアントに送る前に遙かに長く待っているの
で、nは一般的には許容可能なパケット喪失により決ま
る或る上限を有する。現在好適なアプローチは、帰りバ
ッファー中の使用可能な残りのスペースの関数としてn
の上限を動的に選ぶことである。この代わりに、パケッ
ト喪失は統計的に計算されるので、バックオフへのスロ
ットの数を2n の断片、例えば2n-1 とすることが出来
る。統計的には、クライアントが選ぶランダムなバック
オフ値は0と2 n-1 と半時間との間となり、2n-1 +1
というバックオフ値を選択すればクライアントに優先順
位が半時間保証されることになる。
【0045】叙上から、本発明のデータ・パケットを1
回路網から他の回路網へ送るブリッジ装置の分野での著
しい進歩を示すものであることが理解されよう。特に、
本発明は、ブリッジが接続されている選択された回路網
からのデータ・パケットの記憶のために最小限度のサイ
ズのバッファー・メモリーを考慮するものである。選択
された回路網から受信されたデータ・パケットを記憶す
るために設けられるバッファー・メモリーの量を限定す
ることにより、本発明は、パケット喪失を許容出来るレ
ベルに維持しながら低コストの実施を考慮するものであ
る。更に、本発明は、クライアント装置を通信回路網に
直結するのに比べて、性能を著しく劣化させずに、この
目標を達成する。クライアント・インターフェースは、
『クライアントからの』リストが空ではないときでも複
数のクライアント間の通信に対処するので、本発明の装
置はデータ処理量を僅かに改善するものである。『クラ
イアントからの』リスト中の単一の項目は、通信回路網
がパケットを受け入れることが出来ないことを示すが、
一つのクライアントからクライアント・インターフェー
スを介して他のクライアントへの通信の可能性がなお存
在する。明らかに、本発明の装置の存在は或る追加の待
ち時間を課すけれども、これは、無視出来ると考えられ
るほどに小さい(30〜40バイト)。
【0046】本発明の装置は、選択された回路網への送
信について衝突がある場合に使われるバックオフ値を修
正し、該ブリッジにおける更なるデータ・パケットの受
信に有利でない状態であるときに逆圧をかけて、選択さ
れた回路網を見かけ上使用中とすることにより、ブリッ
ジにおけるパケット混雑を制御する。本発明の実施例に
ついて説明の目的で詳しく説明したけれども、本発明の
範囲から逸脱することなく種々の修正を行うことが出来
る。従って、本発明は、特許請求の範囲の欄の記載内容
による他は限定されるべきでない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って通信回路網とクライアント・イ
ンターフェースとの間に接続されたブリッジを示す略ブ
ロック図である。
【図2】通信回路網とクライアント・インターフェース
との間に接続された暗号装置において本発明のパケット
混雑制御技術がどの様にして実施されるかを示すブロッ
ク図である。
【図3】該ブリッジに入力されるパケットを処理する際
に行われる機能ステップを示すフローチャートである。
【図4】該ブリッジから出力されるべきパケットを処理
する際に行われる機能ステップを示すフローチャートで
ある。
【図5】該ブリッジにおいてパケット混雑を制御する際
に行われる機能ステップを示すフローチャートである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウィリアム アール ハーウェ アメリカ合衆国 マサチューセッツ州 01463ペッパレル インディペンダンス ロード 16 (72)発明者 バトラー ランプソン アメリカ合衆国 マサチューセッツ州 02138ケンブリッジ レイク ヴィュー アベニュー 180

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャリア検知多重アクセス/衝突検出機
    能(CSMA/CD)プロトコールを使って半二重クラ
    イアント・インターフェースから通信回路網へ行き、又
    は該通信回路網から該クライアント・インターフェース
    へ帰るデータ・パケットの流れを、バッファー・メモリ
    ー要求量を最小限にとどめる様にして制御する方法であ
    って、 通信回路網からの帰りのデータ・パケットを受取り;該
    クライアント・インターフェースが使用可能になるま
    で、必要ならば、帰りの各データ・パケットを記憶し;
    該パケットを該クライアント・インターフェースに送
    り;該クライアント・インターフェースから行きのデー
    タ・パケットを受け取り;該通信回路網が使用可能にな
    るまで、必要ならば、各々の行きのデータ・パケットを
    記憶し;行きのデータ・パケットを該通信回路網に送
    り;バッファー記憶要求量をなるべく少なくするため
    に、該クライアント・インターフェースへ送信するステ
    ップ及び該クライアント・インターフェースから受信す
    るステップを制御するステップから成ることを特徴とす
    る方法。
  2. 【請求項2】 該クライアント・インターフェースから
    ループバック・パケットを受信し、 必要ならば、後に該クライアント・インターフェースに
    送り戻すために、該ループバック・パケットを記憶する
    ステップを更に有することを特徴とする請求項1に記載
    の方法。
  3. 【請求項3】 該クライアント・インターフェースへの
    送受信を制御するステップは、 該クライアント・インターフェースから受信され、未だ
    送られていないパケットのリストを維持し、 該通信回路網から受信され、未だ該クライアント・イン
    ターフェースに送られていない帰りパケットのリストを
    維持し、 パケットのこの二つのリストの状況に基づいて、該クラ
    イアント・インターフェースを通るデータ・パケットの
    流れを制御するためにクライアント・インターフェース
    ・プロトコールに適切な調整を行うステップを含むこと
    を特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 クライアント・インターフェース・プロ
    トコールに適切な調整を行うステップは、 該クライアント・インターフェースから受信されたパケ
    ットのリストが空であるときを検出し、該クライアント
    ・インターフェースへのアクセスについて衝突がある場
    合にクライアント・インターフェースのアクセスをクラ
    イアントに譲るのに有利にクライアント・インターフェ
    ース・プロトコール・パラメーターを調整することによ
    り、クライアントからクライアント・インターフェース
    へより多くのパケットを首尾よく再送信することを保証
    し、 クライアント・インターフェースから受け取られたパケ
    ットのリストが空ではない時を検出し、アクセスについ
    て衝突がある場合に該クライアント・インターフェース
    のアクセスを保持するのに有利にクライアント・インタ
    ーフェース・プロトコール・パラメーターを調整するこ
    とにより、帰りバッファー・メモリーからクライアント
    ・インターフェースへのパケットの連続送信に優先順位
    を与えることを含むことを特徴とする請求項3に記載の
    方法。
  5. 【請求項5】 クライアント・インターフェース・プロ
    トコールに適切な調整を行うステップは、 該クライアント・インターフェースから受信されたパケ
    ットのリストが満杯で、帰りパケットのリストが空であ
    るときを検出し、該クライアント装置が更なるデータ・
    パケットを該クライアント・インターフェースに送信出
    来ない様に該クライアント・インターフェースを使用中
    の状態に置くことを更に含み、 クライアント装置にアクセスを譲るのに有利にクライア
    ント・インターフェース・プロトコール・パラメーター
    を調整するステップは、該インターフェースについての
    衝突後に再送信を行う前に、より長い期間待機すること
    を選択することを含み、 該クライアント・インターフェースのアクセスを保持す
    るのに有利にクライアント・インターフェース・プロト
    コール・パラメーターを調整するステップは、該インタ
    ーフェースについての衝突後に再送信を行う前にゼロ期
    間待機することを選択することを含み、 該クライアント・インターフェースを使用中の状態に置
    くステップは、キャリヤー信号を該クライアント・イン
    ターフェースに加えることを含むことを特徴とする請求
    項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 バッファー・メモリー要求量を最小限に
    とどめる様にして、キャリア検知多重アクセス/衝突検
    出機能(CSMA/CD)プロトコールを使って半二重
    クライアント・インターフェースから通信回路網へ行く
    データ及び該通信回路網から該クライアント・インター
    フェースへ帰るデータを処理する装置であって、 通信回路網から帰りのデータ・パケットを受け取る手段
    と;クライアント・インターフェースが使用可能となる
    まで各々の帰りのデータ・パケットを記憶する帰りバッ
    ファー・メモリーと;帰りのデータ・パケットを該クラ
    イアント・インターフェースに送信する手段と;該クラ
    イアント・インターフェースから行きのデータ・パケッ
    トを受け取る手段と;該通信回路網が使用可能となるま
    で各々の行きのデータ・パケットを記憶する行きバッフ
    ァー・メモリーと;該行きバッファー・メモリーからデ
    ータ・パケットを該通信回路網に送信する手段と;バッ
    ファー記憶要求量をなるべく少なくするために該クライ
    アント・インターフェースからの送受信のための手段を
    制御する手段とから成ることを特徴とする装置。
  7. 【請求項7】 該クライアント・インターフェースへの
    送受信のための手段を制御する手段は、 該クライアント・インターフェースから受信され、未だ
    送られていないパケットのリストを維持する手段と、 該通信回路網から受信され、該クライアント・インター
    フェースに未だ送られていない帰りパケットのリストを
    維持する手段と、 パケットのこの二つのリストの状況に応じて作用して、
    該クライアント・インターフェースへの更なるデータ・
    パケットの流れを制御するためにクライアント・インタ
    ーフェース・プロトコールに適切な調整を行う手段とを
    含むことを特徴とする請求項6に記載の装置。
  8. 【請求項8】 該クライアント・インターフェース・プ
    ロトコールに適切な調整を行う手段は、 該クライアント・インターフェースから受信されたパケ
    ットのリストが空であるときにだけ作動して、該クライ
    アント・インターフェースへのアクセスについて衝突が
    ある場合にクライアント・インターフェースのアクセス
    をクライアントに譲るのに有利にクライアント・インタ
    ーフェース・プロトコール・パラメーターを調整するこ
    とにより、該クライアントから該クライアント・インタ
    ーフェースへパケットを首尾よく再送信することを保証
    する手段と、 クライアント・インターフェースから受け取られたパケ
    ットのリストが空ではない時にだけ作動して、アクセス
    について衝突がある場合に該クライアント・インターフ
    ェースのアクセスを保持するのに有利にクライアント・
    インターフェース・プロトコール・パラメーターを調整
    することにより、帰りバッファー・メモリーからクライ
    アント・インターフェースへのパケットの連続送信に優
    先順位を与える手段とを含むことを特徴とする請求項7
    に記載の装置。
  9. 【請求項9】 該クライアント・インターフェース・プ
    ロトコールに適切な調整を行う手段は、 該クライアント・インターフェースから受信されたパケ
    ットのリストが満杯で、帰りパケットのリストが空であ
    るときにだけ作動して、該クライアント装置が更なるデ
    ータ・パケットを該クライアント・インターフェースへ
    送信出来ない様に該クライアント・インターフェースを
    強制的に使用中の状態にする手段を更に含むことを特徴
    とする請求項7又は8に記載の装置。
  10. 【請求項10】 アクセスをクライアント装置に譲るの
    に有利にクライアント・インターフェース・プロトコー
    ル・パラメーターを調整する手段は、該インターフェー
    スについての衝突後に再送信を行う前に、より長い期間
    待機することを選択するための手段を含み、 該クライアント・インターフェースへのアクセスを保持
    するのに有利にクライアント・インターフェース・プロ
    トコール・パラメーターを調整する手段は、該インター
    フェースについての衝突後に再送信を行う前にゼロ期間
    待機することを選択するための手段を含み、 該クライアント・インターフェースを使用中の状態に置
    くための手段は、キャリヤー信号を該クライアント・イ
    ンターフェースに加える手段を含むことを特徴とする請
    求項8に記載の装置。
  11. 【請求項11】 キャリア検知多重アクセス/衝突検出
    機能(CSMA/CD)プロトコールを使って半二重第
    1回路網から第2回路網へ行き、又は該第2回路網から
    該第1回路網へ帰るデータ・パケットの流れを、バッフ
    ァー・メモリー要求量を最小限にとどめる様にして制御
    する方法であって、 該第2回路網から帰りのデータ・パケットを受信し、 必要ならば、該第1回路網が使用可能となるまで、各々
    の帰りデータ・パケットを記憶し、 該パケットを該第1回路網に送信し、 該第1回路網から行きのデータ・パケットを受信し、 必要ならば、該第2回路網が使用可能となるまで、各々
    の行きのデータ・パケットを記憶し、 その行きのデータ・パケットを該第2回路網に送信し、 バッファー・メモリー要求量を最小限にとどめるために
    該第1回路網への送受信のステップを制御するステップ
    から成ることを特徴とする方法。
  12. 【請求項12】 該第1回路網への送受信を制御するス
    テップは、 該第1回路網から受信され、未だ送られていないパケッ
    トのリストを維持し、 該第2回路網から受信され、該第1回路網に未だ送られ
    ていない帰りパケットのリストを維持し、 パケットのこの二つのリストの状況に基づいて、該第1
    回路網を通るデータ・パケットの流れを制御するために
    該第1回路網の回路網プロトコールに適切な調整を行う
    ことを含むことを特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. 【請求項13】 該第1回路網の回路網プロトコールに
    適切な調整を行うステップは、 該第1回路網から受信されたパケットのリストが空であ
    るときを検出し、該第1回路網へのアクセスについて衝
    突がある場合に第1回路網アクセスを他の装置に譲るの
    に有利に第1回路網プロトコール・パラメーターを調整
    することにより、前記の他の装置から該第1回路網へパ
    ケットを首尾よく再送信することを保証し、 該第1回路網から受け取られたパケットのリストが空で
    はない時を検出し、アクセスについて衝突がある場合に
    第1回路網アクセスを保持するのに有利に第1回路網プ
    ロトコール・パラメーターを調整することにより、該帰
    りバッファー・メモリーから該第1回路網へのパケット
    の連続送信に優先順位を与えることを含むことを特徴と
    する請求項12に記載の方法。
  14. 【請求項14】 該第1回路網の回路網プロトコールに
    適切な調整を行うステップは、 該第1回路網から受信されたパケットのリストが満杯
    で、帰りパケットのリストが空であるときを検出し、他
    の装置が更なるデータ・パケットを該第1回路網に送信
    出来ない様に該第1回路網を使用中の状態に置くことを
    含み、 アクセスを他の装置に譲るのに有利に第1回路網プロト
    コール・パラメーターを調整するステップは、該インタ
    ーフェースについての衝突後に再送信を行う前に、より
    長い期間待機することを選択することを含み、 該第1回路網へのアクセスを保持するのに有利に第1回
    路網プロトコール・パラメーターを調整するステップ
    は、該インターフェースについての衝突後に再送信を行
    う前にゼロ期間待機することを選択することを含むこと
    を特徴とする請求項13に記載の方法。
  15. 【請求項15】 該第1回路網を使用中の状態に置くス
    テップは、キャリヤー信号を該第1回路網に加えること
    を含むことを特徴とする請求項14に記載の方法。
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