JPH06244766A - 移動展開用無線搬送通信装置 - Google Patents
移動展開用無線搬送通信装置Info
- Publication number
- JPH06244766A JPH06244766A JP5030270A JP3027093A JPH06244766A JP H06244766 A JPH06244766 A JP H06244766A JP 5030270 A JP5030270 A JP 5030270A JP 3027093 A JP3027093 A JP 3027093A JP H06244766 A JPH06244766 A JP H06244766A
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- JP
- Japan
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- unit
- information
- transmission
- antenna
- route
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- Pending
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- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 野外展開を行う無線搬送通信装置において、
多方路との無線搬送回線を構成する場合、アンテナ、送
受信ビーム等を統合して制御することにより展開時間及
び撤収時間の短縮化、伝送遅延時間の短縮化、周波数資
源の有効利用及び回線品質の劣化防止を図る。 【構成】 通信制御部１６において情報量検出部１１及
び伝送優先度検出部１２から方路毎の情報量及び伝送情
報の緊急度の情報を、また電界強度検出部１９から受信
電界強度の情報を受領し、通信制御部１６から多重／分
離部８及びフェーズドアレイアンテナ６に対し、方路毎
の情報量及び緊急度の情報に応じて回線容量を設定した
結果に基づく方路毎の送受信時間情報、送受信時間順序
情報、及び受信電界強度の情報に応じた送受信ビーム指
向方向制御情報を与える。
多方路との無線搬送回線を構成する場合、アンテナ、送
受信ビーム等を統合して制御することにより展開時間及
び撤収時間の短縮化、伝送遅延時間の短縮化、周波数資
源の有効利用及び回線品質の劣化防止を図る。 【構成】 通信制御部１６において情報量検出部１１及
び伝送優先度検出部１２から方路毎の情報量及び伝送情
報の緊急度の情報を、また電界強度検出部１９から受信
電界強度の情報を受領し、通信制御部１６から多重／分
離部８及びフェーズドアレイアンテナ６に対し、方路毎
の情報量及び緊急度の情報に応じて回線容量を設定した
結果に基づく方路毎の送受信時間情報、送受信時間順序
情報、及び受信電界強度の情報に応じた送受信ビーム指
向方向制御情報を与える。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は移動展開用無線搬送通
信装置において多方路との無線搬送回線を構成する装置
に関するものである。
信装置において多方路との無線搬送回線を構成する装置
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図３は従来の野外展開用無線搬送通信装
置の系統図を示すものであり、図において２０Ａ〜２０
Ｃは空中線部、２１Ａ〜２１Ｃは送受信部、２２Ａ〜２
２Ｃは変復調・制御部、１０Ａ〜１０Ｃは中継回線イン
タフェース部、２３は交換部、１７Ａ〜１７Ｂは端末回
線インタフェース、１８Ａ〜１８Ｂは端末である。
置の系統図を示すものであり、図において２０Ａ〜２０
Ｃは空中線部、２１Ａ〜２１Ｃは送受信部、２２Ａ〜２
２Ｃは変復調・制御部、１０Ａ〜１０Ｃは中継回線イン
タフェース部、２３は交換部、１７Ａ〜１７Ｂは端末回
線インタフェース、１８Ａ〜１８Ｂは端末である。
【０００３】従来の移動展開用無線搬送通信装置は上記
のように構成され、通信を行う方路毎に空中線部２０Ａ
〜２０Ｃ、送受信部２１Ａ〜２１Ｃ及び変復調・制御部
２２Ａ〜２２Ｃを独立に使用し、交換部２３によって各
方路毎の授受するデータ及び方路を制御する。
のように構成され、通信を行う方路毎に空中線部２０Ａ
〜２０Ｃ、送受信部２１Ａ〜２１Ｃ及び変復調・制御部
２２Ａ〜２２Ｃを独立に使用し、交換部２３によって各
方路毎の授受するデータ及び方路を制御する。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来の移動展開用無線
搬送通信装置は上記のように構成されているので、１カ
所から多方路に無線搬送回線を開設する場合は方路分の
アンテナを別々に開設する必要があり、十分な開設時間
及び撤収時間が必要であった。また、各方路の伝送容量
の上限値は設計時にあらかじめ設定され、実際に使用す
る方路数、伝送する情報量によって運用中の方路毎の伝
送容量を制御し伝送遅延時間の短縮化及び周波数資源の
有効利用を図ることが困難であった。さらに運用中のア
ンテナに対する風圧によるアンテナアライメント振れに
より回線品質の劣化を起こす、等の問題があった。
搬送通信装置は上記のように構成されているので、１カ
所から多方路に無線搬送回線を開設する場合は方路分の
アンテナを別々に開設する必要があり、十分な開設時間
及び撤収時間が必要であった。また、各方路の伝送容量
の上限値は設計時にあらかじめ設定され、実際に使用す
る方路数、伝送する情報量によって運用中の方路毎の伝
送容量を制御し伝送遅延時間の短縮化及び周波数資源の
有効利用を図ることが困難であった。さらに運用中のア
ンテナに対する風圧によるアンテナアライメント振れに
より回線品質の劣化を起こす、等の問題があった。
【０００５】この発明は、かかる課題を解決するために
なされたものであり、開設時間及び撤収時間の短縮化を
図り、方路毎の伝送容量制御による伝送遅延時間の短縮
化及び周波数資源の有効利用が可能であるとともに、ア
ンテナアライメント振れによる回線品質の劣化を防止す
る事が可能な装置を得ることを目的としている。
なされたものであり、開設時間及び撤収時間の短縮化を
図り、方路毎の伝送容量制御による伝送遅延時間の短縮
化及び周波数資源の有効利用が可能であるとともに、ア
ンテナアライメント振れによる回線品質の劣化を防止す
る事が可能な装置を得ることを目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる移動展
開用無線搬送通信装置においては、アンテナアレイ部、
送受信部、中間周波処理部、ビーム制御部、およびこれ
らを統合制御するアンテナ制御部とを内蔵したフェーズ
ドアレイアンテナと、伝送情報の誤り制御及び変復調を
行う変復調・制御部と、複数回線の多重化及び複数回線
への分離を行う多重／分離部と、複数の方路とのデータ
交換を制御する交換部と、交換部と方路との間のデータ
のインタフェースをとる中継回線インタフェース部と、
方路毎の交換するデータの情報量を検出する情報量検出
部と、方路毎の交換するデータの緊急度を検出する伝送
優先度検出部と、情報量検出部と伝送優先度検出部によ
り検出した情報量及び緊急度によって方路毎の回線容量
を設定する回線容量設定部と、上記フェーズドアレイア
ンテナ、多重／分離部、交換部、情報量検出部、伝送優
先度検出部、回線容量設定部を統合的に運用するための
制御を行う中央制御部により、伝送する情報の緊急度及
び情報量に応じて方路毎の回線容量及びデータ送信の順
序を制御するとともにフェーズドアレイアンテナの送受
信ビームを制御し、回線容量及びデータ送信の順序に応
じた送受信ビームの時分割制御を行う。
開用無線搬送通信装置においては、アンテナアレイ部、
送受信部、中間周波処理部、ビーム制御部、およびこれ
らを統合制御するアンテナ制御部とを内蔵したフェーズ
ドアレイアンテナと、伝送情報の誤り制御及び変復調を
行う変復調・制御部と、複数回線の多重化及び複数回線
への分離を行う多重／分離部と、複数の方路とのデータ
交換を制御する交換部と、交換部と方路との間のデータ
のインタフェースをとる中継回線インタフェース部と、
方路毎の交換するデータの情報量を検出する情報量検出
部と、方路毎の交換するデータの緊急度を検出する伝送
優先度検出部と、情報量検出部と伝送優先度検出部によ
り検出した情報量及び緊急度によって方路毎の回線容量
を設定する回線容量設定部と、上記フェーズドアレイア
ンテナ、多重／分離部、交換部、情報量検出部、伝送優
先度検出部、回線容量設定部を統合的に運用するための
制御を行う中央制御部により、伝送する情報の緊急度及
び情報量に応じて方路毎の回線容量及びデータ送信の順
序を制御するとともにフェーズドアレイアンテナの送受
信ビームを制御し、回線容量及びデータ送信の順序に応
じた送受信ビームの時分割制御を行う。
【０００７】また、方路毎の受信電界強度及び回線品質
を検出し送信ビーム及び受信ビームの方向を調整・制御
し、運用中のアンテナアライメント振れの補正を自動的
に行う。
を検出し送信ビーム及び受信ビームの方向を調整・制御
し、運用中のアンテナアライメント振れの補正を自動的
に行う。
【０００８】
【作用】上記のように構成された移動展開用無線搬送通
信装置は全方路の送受信アンテナを共通化するため展開
・撤収時の所要時間を短縮することが可能となる。
信装置は全方路の送受信アンテナを共通化するため展開
・撤収時の所要時間を短縮することが可能となる。
【０００９】また、通信方路の情報量及び緊急度によっ
て送受信ビームを割り当てる時間を制御し伝送容量を制
御するため、伝送遅延時間の短縮化及び周波数資源の有
効利用を行うことが可能となる。
て送受信ビームを割り当てる時間を制御し伝送容量を制
御するため、伝送遅延時間の短縮化及び周波数資源の有
効利用を行うことが可能となる。
【００１０】また、運用中のアンテナアライメント振れ
の補正を自動的に行うため、運用中の外囲環境によるア
ンテナアライメント振れによる回線品質の劣化を防止ま
たは早期に回復することが可能となる。
の補正を自動的に行うため、運用中の外囲環境によるア
ンテナアライメント振れによる回線品質の劣化を防止ま
たは早期に回復することが可能となる。
【００１１】
【実施例】実施例１ 図１はこの発明による移動展開用無線搬送通信装置にお
ける多方路との無線搬送回線の構成方法の一実施例を説
明する図である。以下、この発明の一実施例を図につい
て説明する。図１において、１はフェーズドアレイアン
テナのアンテナアレイ部、２はフェーズドアレイアンテ
ナの送受信部、３はフェーズドアレイアンテナの中間周
波処理部、４はフェーズドアレイアンテナの位相演算を
行うビーム制御部、５はフェーズドアレイアンテナのビ
ーム制御を行うアンテナ制御部、６は１〜５を内蔵した
フェーズドアレイアンテナ、７は変復調及び誤り制御を
行う変復調・制御部、８は複数回線の多重化及び複数回
線への分離を行う多重／分離部、９は複数の方路とのデ
ータ交換を制御するための交換部、１０Ａ〜１０Ｃは交
換部と方路との間のデータのインタフェースをとる中継
回線インタフェース部、１１は方路毎の交換するデータ
の情報量を検出する情報量検出部、１２は方路毎の交換
するデータの緊急度を検出する伝送優先度検出部、１３
は情報量検出部と伝送優先度検出部により検出した情報
量及び緊急度によって方路毎の回線容量を設定する回線
容量設定部、１４は移動展開用無線搬送通信装置全体の
制御を行う中央制御部、１５はフェーズドアレイアンテ
ナ６と変復調・制御部７と多重／分離部８と交換部９と
情報量検出部１１と伝送優先度検出部１２と回線容量設
定部１３と中央制御部１４との間のインタフェースをと
る通信制御インタフェース部、１６は回線容量設定部１
３と中央制御部１４と通信制御インタフェース部１５を
内蔵した通信制御部、１７は交換部９と端末１８Ａ〜１
８Ｂとのインタフェースをとる端末回線インタフェース
部、１８は移動展開用無線搬送通信装置との間で情報の
入出力を行う端末である。移動展開用無線搬送通信装置
において多方路の無線搬送回線を構成する場合、隣接す
る移動展開用無線搬送通信装置毎に送受信ビームを別々
に指向し無線搬送回線を設定する必要がある。一方、一
般通信網、防衛用通信網等においては各方路を伝送する
情報量は常に変化し、伝送する情報が特定の方路に一時
的に集中することが生じる。この場合、集中した方路に
おいては情報伝送の遅滞が生じるため、従来では比較的
空いている方路に迂回する等の処置を施していた。しか
しながら迂回処置を施した場合においても伝送遅延時間
の増大は免れない。そこで迂回処理等を施す前にその方
路の情報量を情報量検出部１１において検出し回線容量
設定部１４において方路の回線容量を設定する。このと
き情報量の多い方路については回線容量を増大し情報量
の少ない方路については回線容量を減少する等の回線容
量の配分を行う。中央制御部１４は回線容量の設定値に
従ってフェーズドアレイアンテナ６に対して方路毎の送
受信時間を指示する。フェーズドアレイアンテナ６のア
ンテナ制御部５は方路毎の送受信ビーム指向方向及び指
向時間を設定し、ビーム制御部は送受信ビーム指向方向
及び指向時間の設定に従って位相演算を行い、送受信ビ
ーム方向を制御する。
ける多方路との無線搬送回線の構成方法の一実施例を説
明する図である。以下、この発明の一実施例を図につい
て説明する。図１において、１はフェーズドアレイアン
テナのアンテナアレイ部、２はフェーズドアレイアンテ
ナの送受信部、３はフェーズドアレイアンテナの中間周
波処理部、４はフェーズドアレイアンテナの位相演算を
行うビーム制御部、５はフェーズドアレイアンテナのビ
ーム制御を行うアンテナ制御部、６は１〜５を内蔵した
フェーズドアレイアンテナ、７は変復調及び誤り制御を
行う変復調・制御部、８は複数回線の多重化及び複数回
線への分離を行う多重／分離部、９は複数の方路とのデ
ータ交換を制御するための交換部、１０Ａ〜１０Ｃは交
換部と方路との間のデータのインタフェースをとる中継
回線インタフェース部、１１は方路毎の交換するデータ
の情報量を検出する情報量検出部、１２は方路毎の交換
するデータの緊急度を検出する伝送優先度検出部、１３
は情報量検出部と伝送優先度検出部により検出した情報
量及び緊急度によって方路毎の回線容量を設定する回線
容量設定部、１４は移動展開用無線搬送通信装置全体の
制御を行う中央制御部、１５はフェーズドアレイアンテ
ナ６と変復調・制御部７と多重／分離部８と交換部９と
情報量検出部１１と伝送優先度検出部１２と回線容量設
定部１３と中央制御部１４との間のインタフェースをと
る通信制御インタフェース部、１６は回線容量設定部１
３と中央制御部１４と通信制御インタフェース部１５を
内蔵した通信制御部、１７は交換部９と端末１８Ａ〜１
８Ｂとのインタフェースをとる端末回線インタフェース
部、１８は移動展開用無線搬送通信装置との間で情報の
入出力を行う端末である。移動展開用無線搬送通信装置
において多方路の無線搬送回線を構成する場合、隣接す
る移動展開用無線搬送通信装置毎に送受信ビームを別々
に指向し無線搬送回線を設定する必要がある。一方、一
般通信網、防衛用通信網等においては各方路を伝送する
情報量は常に変化し、伝送する情報が特定の方路に一時
的に集中することが生じる。この場合、集中した方路に
おいては情報伝送の遅滞が生じるため、従来では比較的
空いている方路に迂回する等の処置を施していた。しか
しながら迂回処置を施した場合においても伝送遅延時間
の増大は免れない。そこで迂回処理等を施す前にその方
路の情報量を情報量検出部１１において検出し回線容量
設定部１４において方路の回線容量を設定する。このと
き情報量の多い方路については回線容量を増大し情報量
の少ない方路については回線容量を減少する等の回線容
量の配分を行う。中央制御部１４は回線容量の設定値に
従ってフェーズドアレイアンテナ６に対して方路毎の送
受信時間を指示する。フェーズドアレイアンテナ６のア
ンテナ制御部５は方路毎の送受信ビーム指向方向及び指
向時間を設定し、ビーム制御部は送受信ビーム指向方向
及び指向時間の設定に従って位相演算を行い、送受信ビ
ーム方向を制御する。
【００１２】また、方路毎の伝送する情報の緊急度を伝
送優先度検出部１２において検出し回線容量設定部にお
いて優先して伝送する必要のある方路の回線容量を増大
するとともに優先度の低い方路については回線容量を減
少する、及び中央制御部において、優先して伝送する必
要のある情報の存在する方路を他の方路に優先して伝送
するよう方路の送受信時間の順序を設定する。さらに中
央制御部１４はフェーズドアレイアンテナ６に対して方
路毎の送受信時間及び方路毎の送受信時間順序を指示す
る。フェーズドアレイアンテナ６のアンテナ制御部５は
方路毎の送受信時間及び送受信時間順序の設定結果に従
って方路毎の送受信ビーム指向方向及び指向時間を設定
し、ビーム制御部は送受信ビーム指向方向及び指向時間
の設定に従って位相演算を行い、送受信ビーム方向を制
御する。
送優先度検出部１２において検出し回線容量設定部にお
いて優先して伝送する必要のある方路の回線容量を増大
するとともに優先度の低い方路については回線容量を減
少する、及び中央制御部において、優先して伝送する必
要のある情報の存在する方路を他の方路に優先して伝送
するよう方路の送受信時間の順序を設定する。さらに中
央制御部１４はフェーズドアレイアンテナ６に対して方
路毎の送受信時間及び方路毎の送受信時間順序を指示す
る。フェーズドアレイアンテナ６のアンテナ制御部５は
方路毎の送受信時間及び送受信時間順序の設定結果に従
って方路毎の送受信ビーム指向方向及び指向時間を設定
し、ビーム制御部は送受信ビーム指向方向及び指向時間
の設定に従って位相演算を行い、送受信ビーム方向を制
御する。
【００１３】実施例２ 図２はこの発明による移動展開用無線搬送通信装置にお
ける多方路との無線搬送回線の構成方法の一実施例を説
明する図である。以下、この発明の一実施例を図につい
て説明する。図２において、１９は無線搬送回線の電界
強度を検出する電界強度検出部である。電界強度検出部
１９は方路毎に無線搬送回線の電界強度を測定する。ま
た、変復調・制御部７は方路毎の回線品質をモニターす
る。電界強度と回線品質がともに劣化している場合、フ
ェーズドアレイアンテナ６の物理的なアライメントが初
期設定の時点から狂っている可能性があり、この場合に
は単純に送受信ビーム指向方向を補正することによって
解決する。中央制御部１４は方路毎の電界強度測定結果
及び方路毎の回線品質を監視し、双方とも劣化している
場合はフェーズドアレイアンテナ６に対し送受信ビーム
指向方向の補正を指示する。フェーズドアレイアンテナ
６のアンテナ制御部５は現在の送受信ビーム指向方向か
ら例えばビーム幅以下の単位で送受信ビーム指向方向を
左右し電界強度及び回線品質が回復する角度を検索す
る。このビーム指向方向の検索は、回線品質が最低要求
値を下回っている場合は当該方路のデータ伝送を中止し
て行い、回線品質の最低要求値を満たしている場合には
データ伝送を行いつつ実行する。中央制御部１４は検索
が終了した時点で以後は送受信ビーム指向方向を新しい
ビーム指向方向に設定する。これによりアンテナアライ
メント振れによる送受信ビーム指向方向を自動的に補正
する。
ける多方路との無線搬送回線の構成方法の一実施例を説
明する図である。以下、この発明の一実施例を図につい
て説明する。図２において、１９は無線搬送回線の電界
強度を検出する電界強度検出部である。電界強度検出部
１９は方路毎に無線搬送回線の電界強度を測定する。ま
た、変復調・制御部７は方路毎の回線品質をモニターす
る。電界強度と回線品質がともに劣化している場合、フ
ェーズドアレイアンテナ６の物理的なアライメントが初
期設定の時点から狂っている可能性があり、この場合に
は単純に送受信ビーム指向方向を補正することによって
解決する。中央制御部１４は方路毎の電界強度測定結果
及び方路毎の回線品質を監視し、双方とも劣化している
場合はフェーズドアレイアンテナ６に対し送受信ビーム
指向方向の補正を指示する。フェーズドアレイアンテナ
６のアンテナ制御部５は現在の送受信ビーム指向方向か
ら例えばビーム幅以下の単位で送受信ビーム指向方向を
左右し電界強度及び回線品質が回復する角度を検索す
る。このビーム指向方向の検索は、回線品質が最低要求
値を下回っている場合は当該方路のデータ伝送を中止し
て行い、回線品質の最低要求値を満たしている場合には
データ伝送を行いつつ実行する。中央制御部１４は検索
が終了した時点で以後は送受信ビーム指向方向を新しい
ビーム指向方向に設定する。これによりアンテナアライ
メント振れによる送受信ビーム指向方向を自動的に補正
する。
【００１４】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に記載されているような効果があ
る。
れているので、以下に記載されているような効果があ
る。
【００１５】複数の方路に送信ビーム及び受信ビームを
指向し、多方路との通信を同一のアンテナにおいて行う
ことにより、展開時間及び撤収時間の短縮することが可
能となる。
指向し、多方路との通信を同一のアンテナにおいて行う
ことにより、展開時間及び撤収時間の短縮することが可
能となる。
【００１６】複数の方路に送信ビーム及び受信ビームを
指向し、通信方路の情報量及び緊急度によって送受信ビ
ーム指向時間及び送受信ビーム指向時間順序を制御し伝
送容量及び優先度を制御することにより、通信方路にお
ける伝送遅延時間を短縮する。さらに情報量の少ない、
優先度の低い方路の回線容量を減少し情報量の多い、優
先度の高い方路に割り当てることにより周波数資源の有
効利用を行うことが可能となる。
指向し、通信方路の情報量及び緊急度によって送受信ビ
ーム指向時間及び送受信ビーム指向時間順序を制御し伝
送容量及び優先度を制御することにより、通信方路にお
ける伝送遅延時間を短縮する。さらに情報量の少ない、
優先度の低い方路の回線容量を減少し情報量の多い、優
先度の高い方路に割り当てることにより周波数資源の有
効利用を行うことが可能となる。
【００１７】運用中のアンテナアライメント振れによる
送受信ビームのずれの補正を自動的に行うため、運用中
の外囲環境によるアンテナアライメント振れを原因とす
る送受信ビーム指向方向のずれによる回線品質の劣化を
防止または早期回復することが可能となる。
送受信ビームのずれの補正を自動的に行うため、運用中
の外囲環境によるアンテナアライメント振れを原因とす
る送受信ビーム指向方向のずれによる回線品質の劣化を
防止または早期回復することが可能となる。
【図１】この発明による移動展開用無線搬送通信装置に
おける多方路との無線搬送回線を構成する方法と装置に
ついて実施例１を示す系統図である。
おける多方路との無線搬送回線を構成する方法と装置に
ついて実施例１を示す系統図である。
【図２】この発明の実施例２を示す系統図である。
【図３】従来の移動展開用無線搬送通信装置を示す系統
図である。
図である。
１ アンテナアレイ部 ２ 送受信部 ３ 中間周波処理部 ４ ビーム制御部 ５ アンテナ制御部 ６ フェーズドアレイアンテナ ７ 変復調・制御部 ８ 多重／分離部 ９ 交換部 １０ 中継回線インタフェース部 １１ 情報量検出部 １２ 伝送優先度検出部 １３ 回線容量設定部 １４ 中央制御部 １５ 通信制御インタフェース部 １６ 通信制御部 １７ 端末回線インタフェース部 １８ 端末 １９ 電界強度検出部 ２０ 空中線部 ２１ 送受信部 ２２ 変復調・制御部 ２３ 交換部
Claims (2)
- 【請求項１】 移動展開用無線搬送通信装置において、
アンテナアレイ部、送受信部、中間周波処理部、ビーム
制御部、およびこれらを統合制御するアンテナ制御部と
を有するフェーズドアレイアンテナと、伝送情報の誤り
制御及び変復調を行う変復調・制御部と、複数回線の情
報の多重化及び複数回線への分離を行う多重／分離部
と、複数の方路とのデータ交換を制御する交換部と、交
換部と方路との間のデータのインタフェースをとる中継
回線インタフェース部と、方路毎の交換するデータの情
報量を検出する情報量検出部と、方路毎の交換するデー
タの緊急度を検出する伝送優先度検出部と、情報量検出
部と伝送優先度検出部により検出した情報量及び緊急度
によって方路毎の回線容量を設定する回線容量設定部
と、上記フェーズドアレイアンテナ、多重／分離部、交
換部、情報量検出部、伝送優先度検出部、および回線容
量設定部を統合的に運用するための制御を行う中央制御
部とで構成したことを特徴とする移動展開用無線搬送通
信装置。 - 【請求項２】 移動展開用無線搬送通信装置におい
て、アンテナアレイ部、送受信部、中間周波処理部、ビ
ーム制御部、およびこれらを統合制御するアンテナ制御
部とを内蔵したフェーズドアレイアンテナと、伝送情報
の誤り制御及び変復調を行う変復調・制御部と、複数回
線の多重化及び複数回線への分離を行う多重／分離部
と、複数の方路とのデータ交換を制御する交換部と、交
換部と方路との間のデータのインタフェースをとる中継
回線インタフェース部と、方路毎の受信電界強度を測定
する電界強度検出部と、上記フェーズドアレイアンテ
ナ、変復調・制御部、多重／分離部、交換部、および電
界強度検出部を統合的に運用するための制御を行う中央
制御部とで構成したことを特徴とする移動展開用無線搬
送通信装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5030270A JPH06244766A (ja) | 1993-02-19 | 1993-02-19 | 移動展開用無線搬送通信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5030270A JPH06244766A (ja) | 1993-02-19 | 1993-02-19 | 移動展開用無線搬送通信装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06244766A true JPH06244766A (ja) | 1994-09-02 |
Family
ID=12299016
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5030270A Pending JPH06244766A (ja) | 1993-02-19 | 1993-02-19 | 移動展開用無線搬送通信装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06244766A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2019507527A (ja) * | 2016-01-08 | 2019-03-14 | ブルー ダニューブ システムズ， インク．Ｂｌｕｅ Ｄａｎｕｂｅ Ｓｙｓｔｅｍｓ， Ｉｎｃ． | アンテナマッピングおよびダイバーシティ |
-
1993
- 1993-02-19 JP JP5030270A patent/JPH06244766A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2019507527A (ja) * | 2016-01-08 | 2019-03-14 | ブルー ダニューブ システムズ， インク．Ｂｌｕｅ Ｄａｎｕｂｅ Ｓｙｓｔｅｍｓ， Ｉｎｃ． | アンテナマッピングおよびダイバーシティ |
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