JPH062442Y2 - 車両用充電発電機 - Google Patents

車両用充電発電機

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JPH062442Y2
JPH062442Y2 JP1986087115U JP8711586U JPH062442Y2 JP H062442 Y2 JPH062442 Y2 JP H062442Y2 JP 1986087115 U JP1986087115 U JP 1986087115U JP 8711586 U JP8711586 U JP 8711586U JP H062442 Y2 JPH062442 Y2 JP H062442Y2
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transistor
battery
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coil
generator
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健 曽根
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Sawafuji Electric Co Ltd
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Sawafuji Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は例えば自動車のエンジンにより駆動され、発電
コイルに発生した交流電圧を整流した出力で負荷に通電
すると共にバッテリを充電し、さらに同出力で電圧調整
器を介して界磁コイルを励磁するようにした車両用充電
発電機の改良に関するものである。
(従来技術とその問題点) 第2図は従来この種車両用充電発電機を示す電気結線図
であり、この図において、1はエンジン(図示せず)に
駆動される充電発電機で、この発電機1は発電コイル2
と、界磁コイル3と、主整流器4と、補整流器5とより
なっている。6は周知の電圧調整器で、この電圧調整器
6はダーリントン接続のトランジスタ7と、制御トラン
ジスタ8と、ダイオード9と、ツェナーダイオード10
と、抵抗11、12、13とよりなっている。つぎに、
15は逆流防止用のダイオード、16は表示灯、17は
ていてこう、18はキースイッチ、19はバッテリ、2
0はスイッチ、21は照明灯などの負荷であり、それぞ
れ図示のように接続されている。
以上のように構成された従来の車両用充電発電機は下記
のように作動する。まず発電機1を回転させる前、また
は回転させると同時にキースイッチ18を閉路すると、
バッテリ19の電圧が、キースイッチ18、抵抗17、
ダイオード15、電圧調整器6の抵抗11を介してトラ
ンジスタ7のベースに印加されるので、このトランジス
タ7はオン作動し、発電機1の界磁コイル3にバッテリ
19より初期励磁電流が流れる。そして、このとき抵抗
17の両端に発生した電位差により表示灯16が点灯
し、発電コイル2の発生電圧がまだバッテリ19に対し
て充電状態になっていないことを表示する。
つぎに、エンジンを始動し、発電機1が回転を開始し、
その発電機1の回転速度が上昇すると、前述のように界
磁コイル3にはバッテリ19より初期励磁電流が供給さ
れているので、発電コイル2の発生電圧は急速に立ち上
がり、今までバッテリ19より界磁コイル3に流れてい
た励磁電流は、発電コイル2より補整流器5を介して流
れるようになり、これにより表示灯16は消灯し、発電
コイル2の発生電圧がバッテリ19に対して充電状態に
あることを表示する。そして、一方その発電コイル2の
発生電圧は主整流器4により整流されバッテリ19を充
電すると共に、スイッチ20を閉路することにより照明
灯などの負荷21に通電されるようになる。
しかして、前記発電コイル2の発生電圧が所定値以上に
上昇すると電圧調整器6の抵抗12と13の接続点に接
続されたツェナーダイオード10が導通してトランジス
タ8をオン作動させ、これにより今までオン状態にあっ
たトランジスタ7をオフ作動させ、今まで界磁コイル3
に流れていた界磁電流を遮断するので、発電コイル2の
発生電圧を急速に低下させ、これにより前記ツェナーダ
イオード10をオフ作動させ、トランジスタ8をオフ作
動させ、トランジスタ7をオン作動させ、界磁コイル3
に励磁電流が再び流れ、発電コイル2の発生電圧は再び
上昇する。電圧調整器6は以上の動作を繰り返して主発
電コイルの発生電圧が所定値以上に上昇しないように制
御する。
以上のように作動する第2図に示す従来の車両用充電発
電機においては、下記のような欠点があることが判明し
た。
すなわち、自動車などの車両において、クーラまたはヒ
ータおよび照明灯などを用いない昼間の通常運転におい
ては、大なる電力を必要とする負荷は全くなく、これに
加えて、バッテリが、完充電状態に近づいている場合に
おいては、その発電機は著しく効率が悪い軽負荷状態で
長時間運転されていることになり、これによりエンジン
の出力を無駄に長時間消費するという欠点があると共
に、バッテリが過充電状態となるおそれがあり、そのバ
ッテリの寿命が著しく短くなるという重大な欠点があっ
た。
本考案は、自動車等の車両において、電気負荷が軽く充
電発電機からの電流が小さいときや、バッテリが完充電
に近く充電の必要がない時には、充電発電機の作動を停
止してエンジンの燃費を向上させ、あわせてバッテリの
過充電を防止することを目的としている。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案の車両用充電発電機
においては、発電コイルの中性点に発生する脈動電圧の
波高値から発電コイルの負荷電流を求める回路を含む負
荷電流検出装置を設け、バッテリには電圧検出器を設け
ると共に、励磁回路内の第1の電圧調整用トランジスタ
と直列にさらに第2のトランジスタを設けた。
そして、負過電流検出装置の出力とバッテリ電圧検出器
の出力を新たに設けた第2のトランジスタのベース端子
に接続し、負過電流が設定より小さい時かつバッテリ電
圧が設定より大きい時にこの第2のトランジスタを遮断
させる。
(作用) 上記のように構成された充電発電機では、負過電流が設
定値より小さいときには負過電流検出装置の出力がオフ
となり、さらにバッテリが設定値である完充電時の電圧
より大きいときはバッテリ電圧検出器の出力がオフとな
るので、励磁回路内に新たに設けた第2のトランジスタ
のベース電流が流れなくなり、この第2のトランジスタ
は遮断され、充電発電機の励磁コイルが励磁されなくな
りその作動が停止するように働く。
(本考案の実施例) 第1図は本考案一実施例の車両用充電発電機を示す電気
回路図であり、この図において、第2図と同一符号で示
すものは、第2図のものと同一または等効のものを示し
ているので、その説明を省略して異なるところを説明す
る。この第1図においては発電機1の界磁コイル3と電
圧調整器6のトランジスタ7との間には、ダーリントン
接続のトランジスタ30が直列に接続されていると共
に、このトランジスタ30をせいぎょするための、バッ
テリ電圧検出装置31と、負荷電流検出装置39が設け
てある。そして、このバッテリ電圧検出装置31はトラ
ンジスタ32と、ツェナーダイオード33と、ダイオー
ド34と、コンデンサ35と、抵抗36、37、38と
により構成され負荷電流検出装置39はトランジスタ4
0、41とツェナーダイオード42と、ダイオード4
3、44とコンデンサ45と、抵抗46、47、48と
により構成されている。
本考案一実施例の車両用充電発電機は以上のように構成
されているので、キースイッチ18を閉路すると、バッ
テリ19の電圧が、このキースイッチ18を介してバッ
テリ電圧検出装置31と、負過電流検出装置39とに印
加され、発電機1の運転中においてはその両者は下記の
ように作動する。
(イ)バッテリ電圧検出装置31の動作 バッテリ電圧検出装置31の抵抗37と38の接続点に
接続されたツェナーダイオード33はバッテリ19の端
子電圧が所定の電圧(前記電圧調整器6による調整電圧
の下限よりやや低い電圧)以下の場合にはオフ状態であ
るようにしてあるので、その場合はトランジスタ32も
オフ状態であり、これによりバッテリ19の電圧は抵抗
36とダイオード34とを介して発電機1の界磁コイル
3に直列に接続されたトランジスタ30にベース電流を
供給し、該トランジスタ30をオン状態とする。
そして、バッテリ19が前記所定の電圧以上になると、
前記ツェナーダイオード33がオンすると共に、これに
よりトランジスタ32がオン状態となり、前記トランジ
スタ30のベース電流は、このトランジスタ32により
側路される。
(ロ)負荷電流検出装置39の動作 つぎに、負荷電流検出装置39は発電コイル2の負荷電
流が増加するのにほぼ比例して同発電コイル2の中性点
Nに発生する脈動電圧の波高値が高圧となることに着目
し、これを利用して下記のように負荷電流検出装置39
を作動させるようにしている。まず、負荷21などに通
電される負荷電流が所定値以上に大であるときは中性点
Nに発生する脈動電圧の波高値は所定値より大であり、
これがダイオード43を介してツェナーダイオード42
をオン作動させ、これによりトランジスタ40がオン状
態となり、トランジスタ41をオフ作動させるので、バ
ッテリ19の電圧は抵抗48とダイオード44を介して
界磁コイル3に直列に接続されたトランジスタ30にベ
ース電流を供給して該トランジスタ30をオン状態にす
る。
そして、前記負荷電流が所定値より小(軽負荷)となる
と前記中性点Nに発生する脈動電圧の波高値は所定値以
下になり、これにより前記ツェナーダイオード42およ
びトランジスタ40がオフ作動し、トランジスタ41が
オン状態となるので、前記界磁コイル3に直列に接続さ
れたトランジスタ30のベース電流は該トランジスタ4
1により側路される。
以上のようにバッテリ電圧検出装置31と負荷電流検出
装置39との両者が作動することにより、自動車などの
車両において、クーラまたはヒータおよび照明灯などを
用いない昼間の通常運転時において、バッテリ19が完
充電に近い状態で、かつ所定の軽負荷状態にあるときは
界磁コイル3に直列に接続されたトランジスタ30をオ
フ作動させ、該界磁コイル3の励磁電流を完全に遮断
し、発電コイル2の発電を停止させることができるの
で、従来のように発電機1が効率の著しく悪い軽負荷状
態で運転されることを完全に防止することができる。
なお、バッテリ19の電圧が前記所定の電圧以下の場合
または負荷21などに流れる負荷電流が所定値以上に大
であるときは前述のように界磁コイル3に直列に接続さ
れたトランジスタ30はオン状態にあるので、電圧調整
器6は従来と同様に界磁コイル3に流れる励磁電流を発
電コイル2に発生する電圧が所定の電圧より上昇しない
ように制御することは説明するまでもなく明らかであ
る。
第1図に示す実施例において、界磁コイル3に接続した
トランジスタ30はダーリントン接続のもので示した
が、本考案はこれに限定されるものではなく、ダーリン
トン接続以外のトランジスタまたはその他の半導体開閉
素子でもよいことは説明するまでもなく明らかである。
(考案の効果) 本考案は、以上説明したように構成されているので、以
下に記載されるような効果を奏する。
発電コイルの中性点に発生する脈動電圧の波高値から発
電コイルの負荷電流を求める回路を含む負過電流検出装
置を設け、バッテリには電圧検出器を設けると共に、負
過電流検出装置の出力とバッテリ電圧検出器の出力を、
励磁回路内における電圧調整用の第1のトランジスタと
直列に新たに設けた第2のトランジスタのベース端子に
接続し、負過電流が設定より小さい時かつバッテリ電圧
が設定より大きい時にこの第2のトランジスタを遮断さ
せることにより、エンジン出力の負荷の一部である充電
発電機の作動が停止し、燃費の向上を図ることができる
とともに、完充電に近いバッテリをさらに充電させる過
充電を防止することができるので、バッテリの寿命を長
くすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案一実施例車両用充電発電機の電気回路
図、第2図は従来この種車両用充電発電機の電気回路図
である。 図中、1は発電機、2は発電コイル、3は界磁コイル、
4は主整流器、5は補整流器、6は電圧調整器、19は
バッテり、21は負荷、30はトランジスタ、31はバ
ッテリ電圧検出器、39は負荷電流検出装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】三相スター結線の発電コイル(2)に第1
    の全波整流器(4)を介して負荷(21)とバッテリ
    (19)に供給充電すると共に、前記発電コイル(2)
    を第2の全波整流器(5)と電圧調整器(6)内の第1
    のトランジスタ(7)を介して界磁コイル(3)に接続
    した励磁回路を備えた車両用充電発電機において、前記
    発電コイル(2)の中性点に発生する脈動電圧の波高値
    から該発電コイル(2)の負荷電流を求める回路を含む
    負荷電流検出装置(39)と、前記バッテリ(19)に
    バッテリ電圧検出器(31)を設けると共に、前記励磁
    回路内に第2のトランジスタ(30)を設け、前記負荷
    電流検出装置(39)の出力と前記バッテリ電圧検出器
    (31)の出力を前記第2のトランジスタ(30)のベ
    ース端子に接続し、負荷電流が設定より小さい時かつバ
    ッテリ電圧が設定より大きい時に前記第2のトランジス
    タ(30)を遮断することを特徴とする車両用充電発電
    機。
JP1986087115U 1986-06-06 1986-06-06 車両用充電発電機 Expired - Lifetime JPH062442Y2 (ja)

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JPS62198829U JPS62198829U (ja) 1987-12-17
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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2983375B2 (ja) * 1992-04-10 1999-11-29 三菱電機株式会社 車両用電子制御装置
JP4581735B2 (ja) * 2005-02-21 2010-11-17 株式会社デンソー 車両用発電制御装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5513503A (en) * 1978-06-28 1980-01-30 Fujitsu Ltd Telephone terminal control system
JPS59103529A (ja) * 1982-12-06 1984-06-15 株式会社デンソー 車両充電発電機用制御装置

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