JPH06242128A - 免疫自動分析装置 - Google Patents

免疫自動分析装置

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Publication number
JPH06242128A
JPH06242128A JP5312893A JP5312893A JPH06242128A JP H06242128 A JPH06242128 A JP H06242128A JP 5312893 A JP5312893 A JP 5312893A JP 5312893 A JP5312893 A JP 5312893A JP H06242128 A JPH06242128 A JP H06242128A
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JP
Japan
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container
measurement
reagent
pipette
liquid
Prior art date
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Application number
JP5312893A
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English (en)
Inventor
Koichi Wakatake
孝一 若竹
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Nittec KK
Original Assignee
Nittec KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 免疫測定能力を大幅に向上させ、分析データ
値を迅速に得ることができると共に、測定液間のクロス
コンタミネーションを可及的に「零」に近付けることが
できる免疫自動分析装置を提供する。 【構成】 抗原ー抗体反応を利用した酵素免疫測定法や
ラテックス凝集を利用した免疫比濁法または光散乱測定
法或は化学発光法や電気化学発光法を用いた免疫自動分
析装置を技術的前提とし、光学測定位置に導入される測
定液を、測定容器ホルダに保持された複数個の発光測定
容器に順次供給し、該測定液が供給された発光測定容器
は、正逆回転可能な駆動装置により駆動制御される上記
測定容器ホルダを介して、光学測定位置から洗浄位置ま
で移送された後、再び測定液供給位置へと移送されるよ
うに構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、抗原ー抗体反応を利
用した酵素免疫測定法(EIA法)やラテックス凝集を
利用した免疫比濁法または光散乱測定法或は化学発光法
(CL法)や電気化学発光法(ECL法)を用いた高感
度免疫自動分析装置に係り、特に、測定スピードの高速
化及び測定液間のクロスコンタミネーションを可及的に
「零」に近付けることができる免疫自動分析装置に関す
る。
【0002】
【従来技術とその課題】従来、EIA法やラテックス凝
集を利用した免疫比濁法または光散乱測定法或はCL法
やECL法を用いた高感度免疫測定装置が種々提案され
ているが、これら従来の免疫測定装置では、測定液の光
学測定を、ピペット等で吸引して1個のフローセルに導
入して測定しているのが現状であり、例えば、抗体不溶
磁性体を利用したECL法で免疫測定を行なう場合に
は、フローセルまで測定液を導入するまでの管路の途中
に、上記測定液中に混在する抗体不溶磁性体を吸着する
磁石を配置しなければならず、しかも、確実に抗体不溶
磁性体を磁石に確実に吸着させる場合には、測定液のフ
ローセルへの供給速度をできるだけ遅くしなければなら
ないため、必然的に分析データ値を得るまでの時間がか
かり、1時間あたりの処理件数も少なく、高速化もでき
ない、という問題を有していた。
【0003】また、上記従来の免疫測定装置にあって
は、上記したように、1個のフローセルに測定液を導入
して光学測定するため、測定液間のクロスコンタミネー
ションを防止するためには、上記ピペットや管路及びフ
ローセル内を高精度に洗浄しなければならず、この洗浄
作業に多くの時間がとられ、これも処理能力を下げる一
因ともなっていた。
【0004】この発明は、かかる現状に鑑み創案された
ものであって、その目的とするところは、免疫測定能力
を大幅に向上させ、分析データ値を迅速に得ることがで
きると共に、測定液間のクロスコンタミネーションを可
及的に「零」に近付けることができる免疫自動分析装置
を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明にあっては、抗原ー抗体反応を利用した酵
素免疫測定法やラテックス凝集を利用した免疫比濁法ま
たは光散乱測定法或は化学発光法や電気化学発光法を用
いた免疫自動分析装置を技術的前提とし、光学測定位置
に導入される測定液を、測定容器ホルダに保持された複
数個の発光測定容器に順次供給し、該測定液が供給され
た発光測定容器は、正逆回転可能な駆動装置により駆動
制御される上記測定容器ホルダを介して、光学測定位置
から洗浄位置まで移送された後、再び測定液供給位置へ
と移送されるように構成したことを特徴とするものであ
る。
【0006】また、本発明にあっては、測定精度を大幅
に向上させるため、前記発光測定容器に、洗浄最終段の
位置でバッファ液が供給した後、光学測定位置へと移送
し、該位置で当該発光測定容器に対するセルブランクを
測定した後、再び上記洗浄最終段の位置まで移送するよ
うに構成したことを特徴とするものである。
【0007】
【実施例】以下、添付図面に示す一実施例に基づき、こ
の発明を詳細に説明する。
【0008】図1に示す免疫自動分析装置Aは、この発
明を磁性粒子を用いたECL法の免疫自動分析装置に適
用した場合を示している。勿論、この発明が適用される
免疫自動分析装置は、図示のものに限定されるものでは
なく、例えば、EIA法やラテックス凝集を利用した免
疫比濁法または光散乱測定法或は化学発光法を用いた免
疫自動分析装置にも適用できる。
【0009】即ち、この実施例に係る免疫自動分析装置
Aは、直列に配列された5個の反応容器Bが一体形成さ
れた反応容器体Cと、この反応容器体Cを複数個ストッ
クする反応容器ストッカーDと、該反応容器ストッカー
Dから上記反応容器体Cを直線移送路Eへと移送する反
応容器体移送装置Fと、該直線移送路Eに搬入された反
応容器体Cの各反応容器Bを直線移送路Eのサンプル分
注位置b・第1試薬分注位置c・第1攪拌位置d・バッ
ファ洗浄液分注位置e・バッファ洗浄液吸引位置f・抗
体液分注位置g・第2攪拌位置h・抗体液吸引位置i・
洗浄液注入位置j・第3攪拌位置k・洗浄液吸引位置l
・基質液分注位置m・第4攪拌位置n・測定液分注位置
p・第5攪拌位置q・測定液吸引位置r・反応容器体廃
棄位置tへと順次間欠移送する反応容器移送装置Gと、
上記直線移送路Eのサンプル分注位置bで所要量のサン
プルを吸引し反応容器Bに分注するサンプリング装置H
と、該サンプルが分注された反応容器Bに試薬を分注し
撹拌する第1試薬分注装置Iと、反応容器Bにバッファ
洗浄液・抗体液を分注し撹拌する第2試薬分注装置J
と、反応容器B内に洗浄水を注入・吸引するB/F分離
洗浄装置Kと、反応容器B内に基質液を分注し攪拌する
基質液分注装置Lと、反応容器B内に測定液を分注し攪
拌した後に該試料を光学測定位置sにおいて発光測定容
器N内に分注する測定液分注吸引装置Mと、この発光測
定容器N内導入された試料の発光状態を光学的に測定す
る光学測定装置Pと、この測定が終了した上記反応容器
体を廃棄する廃棄装置Qと、上記発光測定容器Nが保持
された測定容器ホルダTに配設され発光測定容器N内を
多段洗浄する洗浄装置Rと、これらを連係させて駆動制
御し、かつ、分析データを所定の方式で演算処理する制
御装置Sと、を有して構成されている。
【0010】反応容器体Cは、可撓性を有し、かつ、耐
試薬性に優れたプラスチック等の透光性材質によって帯
状に形成されており、平面形状が矩形で断面凹状の反応
容器Bが5個形成されるように射出又は真空成形等によ
り形成されている。勿論、反応容器Bの数は、これに限
定されるものではない。
【0011】このように構成された反応容器体Cは、図
1に示すように、複数本(例えば、10本単位)が積層
された状態で反応容器ストッカーDに収納され、この反
応容器ストッカーDは、図示の実施例では5列立設され
ている。
【0012】反応容器体移送装置Fは、上記各反応容器
ストッカーDに収納された反応容器体Cを直線移送路E
の始端に順次移送するように構成されている。勿論、上
記直線移送路Eの上部開口部には、図示はしないが、試
料の蒸発等を防止する蓋体が着脱自在に装着されてお
り、この蓋体は、上記反応容器体Cの移送の妨げとなら
ないように上記直線移送路Eに装着されていると共に、
各サンプル分注位置b・第1試薬分注位置c・第1攪拌
位置d・バッファ洗浄液分注位置e・バッファ洗浄液吸
引位置f・抗体液分注位置g・第2攪拌位置h・抗体液
吸引位置i・洗浄液注入位置j・第3攪拌位置k・洗浄
液吸引位置l・基質液分注位置m・第4攪拌位置n・測
定液分注位置p・第5攪拌位置q・測定液吸引位置rに
は、サンプルや試薬等の供給用小孔および撹拌棒や試料
吸引ピペット挿入用の小孔が開設されている。
【0013】このようにして直線移送路Eに移送された
反応容器体Cの各反応容器Bは、上記サンプル分注位置
bに移送され、該サンプル分注位置bでは、サンプリン
グ装置Hを介してサンプル吸引位置aに到達したサンプ
ル容器1内から所要量のサンプルが吸引され上記反応容
器Bに分注される。
【0014】このサンプル容器1は、エンドレスベルト
に所要数保持され、公知の送り機構からなるオートサン
プラー(図示せず)により上記サンプル容器1を順次サ
ンプル吸引位置aまで間欠移送されるように構成されて
いる。
【0015】そして、このオートサンプラーのサンプル
容器保持部外周側には、上記サンプル容器1と同数のサ
ンプリングピペットチップ1Aが夫々着脱自在に配設さ
れている。
【0016】このサンプリングピペットチップ1Aの各
保持位置w1 は、上記サンプリングピペット11の回転
軌跡上に位置するように設定されているとともに、該ピ
ペッチチップ1Aは、使用後には、チップ廃棄位置w2
で廃棄される。勿論、このサンプリングピペットチップ
1Aが廃棄されたサンプリングピペットチップ1Aの保
持位置には、図示はしないが、公知のピックアップロボ
ット等で構成されたチップ供給装置によって新たなサン
プリングピペットチップ1Aが自動的の供給される。
【0017】尚、このサンプル容器1を移送するオート
サンプラーは、公知のターンテーブル方式或はラック方
式の各機構を適宜採用することができる。
【0018】サンプリング装置Hは、一端が軸に軸支さ
れたアーム10と、該アーム10の他端に配設されたサ
ンプリングピペット11と、このサンプリングピペット
11に連通接続され、所要量の試料を吸引して反応容器
Bに吐出するポンプ15と、上記アーム10を上記ピペ
ットチップ保持位置w1 からサンプル吸引位置aを経て
サンプル分注位置bからチップ廃棄位置w2 へと所定の
タイミングで回動制御し、かつ、上記各位置で上記サン
プリングピペット11を昇降制御する各駆動装置(図示
せず)と、から構成されている。尚、上記サンプル吸引
位置aにはサンプル容器1に付されたバーコードラベル
等のID番号を読み取るリーダー装置Yが配設されてい
る。
【0019】即ち、このサンプリングピペット11は、
先ず、上記ピペットチップ保持位置w1 へと回動し、該
位置w1 で下降して、先端部にサンプリングピペットチ
ップ1Aを嵌装した後、上昇してサンプル吸引位置aへ
と回動し、該位置aで下降してサンプル容器1内から所
要量の検体試料を吸引して上昇し、この後、回動してサ
ンプル分注位置bへと移送され、該位置bで下降して上
記吸引された検体試料を反応容器B内に分注した後、上
昇してチップ廃棄位置w2 へと移送され、該位置w2
は、上記サンプリングピペットチップ1Aを引き抜いた
後、再び上記ピペットチップ保持位置w1 へと回動する
ように駆動制御されている。勿論、このサンプリングピ
ペットチップ1Aは、当該サンプリングピペット11で
吸引される最大検体試料量を吸引できる容量を有して構
成されており、サンプリングピペット内に検体試料が吸
引されないように構成されている。
【0020】尚、上記サンプリングピペットチップ1A
とサンプリングピペット11との嵌装状態を液密に保持
するため、この実施例では、上記サンプリングピペット
チップ1Aとサンプリングピペット11との接合部に水
を介在させるように構成されている。
【0021】第1試薬分注装置Iは、一端が軸に軸支さ
れたアーム20と、このアーム20の他端に配設された
第1試薬ピペット21と、この第1試薬ピペット21に
連通接続され、所要量の第1試薬を吸引して反応容器B
に吐出するポンプ(図示せず)と、上記アーム20を第
1試薬ピペットチップ保持位置y1 から第1試薬吸引位
置uを経て第1試薬分注位置cから再び上記第1試薬ピ
ペットチップ保持位置y1 へと所定のタイミングで回動
制御し、かつ、上記各位置で上記アーム20を昇降制御
する各駆動装置(図示せず)と、上記アーム20に保持
された攪拌装置22と、から構成されている。
【0022】第1試薬ピペット21は、サンプルが分注
された反応容器Bに第1試薬である抗体不溶磁性体液を
分注するもので、抗体不溶磁性体液は、ループ状(放射
状)に配置された複数個の第1試薬容器23のいずれか
に収納されていると共に、該第1試薬容器23の外周側
には同数の第1試薬専用ピペットチップ23Aが着脱自
在に配設されている。
【0023】この第1試薬専用ピペットチップ23A
は、前記サンプリングピペットチップ1Aのように、使
用後に廃棄されるものではなく、各第1試薬容器23の
専用として夫々用いられるため、使用後には、再び上記
第1試薬ピペットチップ保持位置y1 へと戻されるよう
に構成されており、上記第1試薬ピペットチップ保持位
置y1 は、上記第1試薬ピペット21の回転軌跡上に位
置するように設定されている。
【0024】それ故、反応容器Bが第1試薬分注位置c
に到達すると、この反応容器B内の検体試料に対応する
第1試薬が収容された第1試薬容器23が試薬吸引位置
uまで移送され、この後、上記第1試薬ピペット21
は、先ず、第1試薬ピペットチップ保持位置y1 へと回
動して下降し、その先端部に第1試薬専用ピペットチッ
プ23Aを嵌装保持した後、上昇して試薬吸引位置uま
で回動し、該位置uで下降して測定項目に対応する所要
量の第1試薬を吸引した後、これを第1試薬分注位置c
まで移送し、第1試薬分注位置cでは、上記第1試薬ピ
ペット21から吸引された第1試薬を反応容器Bに分注
した後、上昇して上記第1試薬ピペットチップ保持位置
1 まで回動し、該位置y1 で第1試薬専用ピペットチ
ップ23Aを嵌装した場所に落とし、再び上昇して待機
するように駆動制御される。この場合、上記第1試薬専
用ピペットチップ23Aの嵌装或は脱落を容易となすた
め、例えば、上記第1試薬ピペット21の先端部を、公
知の機構を適用して拡縮自在に構成するのが望ましい。
【0025】抗体不溶磁性体は、公知の磁性微粒子に抗
体を感作したもので、この抗体不溶磁性体は、図示はし
ないが、電磁石または永久磁石で構成された磁性体吸着
体を介して反応容器Bの内面に吸着される。この磁性吸
着体は、例えば、バッファ洗浄液吸引位置f・抗体液吸
引位置i・洗浄液吸引位置l・測定液吸引位置rに配設
されている。
【0026】尚、上記試薬ホルダに配設される第1試薬
容器23は、予め定められた位置にセットされ、これら
の位置は各々制御装置Sにメモリーされている。また、
上記抗体不溶磁性体液の抗体不溶磁性体の比重が大きい
ため、静置したままでは、容器の底部へと沈降してしま
い、測定精度にバラツキが生ずるため、適宜の手段によ
って抗体不溶磁性体液を撹拌するのが望ましい。
【0027】攪拌装置22は、第1試薬が分注され第1
攪拌位置dに到達した反応容器B内の試料を攪拌するも
ので、上記第1試薬ピペット21と連動して移送され
る。
【0028】尚、上記第1試薬ピペット21及び攪拌装
置22の攪拌棒(図示せず)は、上記第1試薬吸引位置
u及び第1試薬分注位置cの間に配設された洗浄位置
(図示せず)で洗浄され、クロスコンタミネーションが
防止される。また、上記第1試薬ピペット21及び攪拌
装置22の詳細な構成は、公知の生化学・免疫自動分析
装置に用いられているものと同様であるので、その詳細
な説明をここでは省略する。
【0029】第2試薬分注装置Jは、第1試薬が分注さ
れ攪拌された反応容器Bに、バッファ分注位置eで洗浄
液であるバッファ液を所要量分注し、このバッファ液が
分注された試料をバッファ洗浄液吸引位置fで吸引し、
第2試薬分注位置gで第2試薬である酵素標識抗体液を
分注し、かつ、第2攪拌位置hで第2試薬が分注された
試料を撹拌するもので、一端が軸に軸支されたアーム3
0と、このアーム30の他端に配設された第2試薬ピペ
ット31と、この第2試薬ピペット31に連通接続さ
れ、所要量の第2試薬を吸引して反応容器Bに吐出する
ポンプ(図示せず)と、上記アーム30を第2試薬ピペ
ットチップ保持位置y2 から第1試薬吸引位置vを経て
第2試薬分注位置hから再び上記第2試薬ピペットチッ
プ保持位置y2 へと所定のタイミングで回動制御し、か
つ、上記各位置で上記アーム30を昇降制御する各駆動
装置(図示せず)と、上記アーム30に保持された攪拌
装置32と、上記アーム30に一体的に保持されたバッ
ファ洗浄液分注ピペット34及びバッファ洗浄液吸引ピ
ペット36と、から構成されている。
【0030】バッファ洗浄液分注ピペット34及びバッ
ファ洗浄液吸引ピペット36は、上記バッファポンプ3
7を介して洗浄液であるバッファ液をバッファ分注位置
eにある反応容器Bに分注し、かつ、バッファ洗浄液吸
引位置fにある反応容器B内から希釈された試料を所要
量吸引廃棄するもので、上記第2試薬ピペット31と攪
拌装置32と共に連動して移送される。
【0031】尚、上記第2試薬ピペット31と、この第
2試薬ピペット31の先端部に着脱自在に歓送される第
2試薬専用ピペットチップ33Aと、攪拌装置32及び
アーム30と試薬ホルダにセットされている第2試薬容
器33の構成・作用及び移送制御は、前記第1試薬分注
装置Iの場合と同様であるので、その詳細な説明をここ
では省略する。また、上記バッファ液の分注は、前記1
ステップ法の場合には省略される。
【0032】B/F分離洗浄装置Kは、反応容器B内の
抗体液を吸引した後、洗浄水を注入し攪拌するもので、
一端が軸に軸支されたアーム100と、このアーム10
0の他端に配設された抗体液吸引ピペット101,洗浄
液注入ピペット102及び攪拌装置103と、から構成
されており、上記アーム100は、抗体液吸引位置i・
洗浄液注入位置j・第3攪拌位置kと抗体液吸引ピペッ
ト101・洗浄液注入ピペット102・攪拌装置103
の攪拌棒の洗浄位置(図示せず)との間を往復回動し、
これら各位置で昇降制御される。尚、抗体液吸引ピペッ
ト101及び洗浄液注入ピペット102による抗体液吸
引及び洗浄液の供給は、洗浄ポンプ(図示せず)を介し
て行われる。また、上記攪拌装置103及びアーム10
0の構成及び作動制御は、前記第1試薬分注装置Iと同
様であるので、その詳細な説明をここでは省略する。
【0033】基質液分注装置Lは、反応容器B内に基質
液を分注し攪拌するもので、一端が軸に軸支されたアー
ム110と、このアーム110の他端に配設された洗浄
液吸引サンプリングピペット111,基質液注入サンプ
リングピペット112及び攪拌装置113と、から構成
されており、上記アーム110は、洗浄液吸引位置l・
基質液注入位置m・第4攪拌位置nと洗浄液吸引サンプ
リングピペット111・基質液注入サンプリングピペッ
ト112・攪拌装置113の攪拌棒の洗浄位置(図示せ
ず)との間を往復回動し、これら各位置で昇降制御され
る。尚、洗浄液吸引サンプリングピペット111及び基
質液注入サンプリングピペット112による洗浄液吸引
及び基質液の供給は基質液分注ポンプ(図示せず)を介
して行われる。また、上記攪拌装置113及びアーム1
10の構成及び作動制御は、前記第1試薬分注装置Iと
同様であるので、その詳細な説明をここでは省略する。
【0034】測定液分注吸引装置Mは、反応容器B内に
反応停止液である測定液を分注し攪拌するもので、一端
が軸に軸支されたアーム120と、このアーム120の
他端に配設された測定液分注ピペット121,攪拌装置
123及び測定液吸引ピペット122と、から構成され
ている。
【0035】上記アーム120は、測定液分注位置p・
第5攪拌位置q・測定液吸引位置rと測定液分注ピペッ
ト121,攪拌装置123の攪拌棒及び測定液吸引ピペ
ット122の洗浄位置(図示せず)との間を往復回動
し、これら各位置で昇降制御される。尚、測定液分注ピ
ペット121及び測定液吸引ピペット122による測定
液の分注及び吸引は測定液分注ポンプ(図示せず)及び
吸引ポンプ126を介して行われる。また、上記攪拌装
置123及びアーム120の構成及び作動制御は、前記
第1試薬分注装置Iと同様であるので、その詳細な説明
をここでは省略する。
【0036】測定液吸引ピペット122は、測定液吸引
位置rに回動する手前で、測定液用ピペットチップ12
2Aをチップ供給位置z7 で嵌装保持し、この後、チッ
プ供給位置z7 から測定液吸引位置rまで回動して、該
位置rで測定液を所要量吸引し、この後、回動して測定
液を発光測定容器N内に吐出し、該作業が終了した後、
チップ廃棄位置z8 まで回動され、この位置z8 で使用
済みの測定液用ピペットチップ122Aが廃棄されるよ
うに構成されている。尚、この測定液用ピペットチップ
122Aの構成および作用並びに自動補給装置等の構成
は、前記サンプリングピペットチップ1Aと同様である
ので、その詳細な説明をここでは省略する。
【0037】このようにして測定液吸引位置rにおいて
測定液吸引ピペット122で吸引された試料は、前記測
定容器ホルダTに保持された発光測定容器N内に吐出さ
れて光学的に測定される。
【0038】即ち、上記測定容器ホルダTは、図示の実
施例では6個の発光測定容器Nを所定間隔毎にループ状
に保持し、図3に示すように、各容器保持孔130の底
部付近には、直流電流を印加する電源供給装置131が
配設されているとともに、該各容器保持孔130の開放
された底部には、発光測定容器N内に混在する抗体不溶
磁性体を吸着する磁石132が昇降自在、かつ、水平往
復動自在に配設されている。尚、同図中、符合138は
集光レンズである。
【0039】また、上記測定容器ホルダTは、例えば、
パルスモータ等の公知の駆動装置(図示せず)を介して
所定のタイミングでz1 乃至z6 の位置を間欠移送され
るもので、該z1 位置では、測定液の吐出が行なわれ、
2 位置では光電子増倍管(マルチプライヤーともい
う。)137による測定が行なわれ、z3 位置からz4
位置およびz5 位置では、80℃の温水による洗浄作業
が3段行なわれ、z6 位置ではバッファ液が分注され、
該z6 位置に到達しバッファ液が分注された発光測定容
器Nは、この後、上記z6 位置からz2 位置までステッ
プ回転移送され、上記光電子増倍管137により当該発
光測定容器Nのセルブランク測定が行なわれる。
【0040】このセルブランク測定値は、この実施例に
係る免疫自動分析装置Aでは、光電子増倍管137によ
る測定液の測定値に対する補正値として用いられる。
【0041】尚、上記洗浄機構は、温水を生成する加熱
手段を備えた公知の洗浄機構と同様に構成されているの
で、その詳細な説明をここでは省略する。
【0042】また、上記磁石132は、永久磁石或は電
磁石で構成されており、抗体不溶磁性体の吸着分布を均
一化させ、かつ、抗体不溶磁性体の励起を均一化させる
ために、公知の駆動装置を介して該磁石132を水平方
向に往復移動させ、或は、偏心回転させるように構成さ
れている。尚、上記磁石132は、上記試料の分注位置
1 及び測定位置z2 でのみ容器保持孔130内に導入
されるように構成されており、他のz3 位置乃至z6
置では容器保持孔130外へと下降するように構成され
ている。これは、洗浄作業時に、抗体不溶磁性体を発光
測定容器Nの底部に吸着させたのでは、洗浄効果が得ら
れにくいためである。
【0043】また、電源供給装置131の電極135,
136には、例えば、図4に示すスリップリング139
を介して直流電流が供給される。尚、この直流電流が印
加される位置は、図1に示すように、上記吸引ポンプ1
26による試料の分注位置z1 よりも1容器分上流側の
光電子増倍管137が配設された測定位置z2 にのみ供
給されるように構成されている。
【0044】尚、上記測定容器ホルダTは、図示はしな
いが、暗室内に配設されており、この暗室の上記測定液
吸引ピペット122が出入りする部分には、シャッター
が開閉自在に取り付けられており、上記光電子増倍管1
37による測定が確実に行なわれるように構成されてい
る。勿論、上記光電子増倍管137のヘッド側にも、暗
室が開口されたときの光電子増倍管137の増幅回路の
破損を防止するシャッター(図示せず)が、上記暗室の
開閉作動に同期して開閉作動するように配設されてい
る。
【0045】また、上記各発光測定容器Nの底部には、
図2と図3に示すように、櫛歯状の電極133,134
が配設されており、この電極133,134の他端部
は、上記各発光測定容器Nの外周面底部まで延設されて
形成されている。勿論、この発光測定容器Nの外周面ま
で延設されている電極133,134をソケット状に構
成し、或は、コネクター状に形成して適用してもよい。
また、クロスコンタミネーションを完全に「零」とする
場合には、発光測定容器Nを廃棄するように構成するこ
ともでき、この場合には、電源供給装置131の電極1
35,136を発光測定容器N内に挿入して櫛歯状の電
極133,134と導通させ、この後、該電源供給装置
131の電極135,136を発光測定容器N内から引
き抜いて洗浄するように構成することもできる。この場
合、発光測定容器Nは、公知のフィーダ機構を介して当
該発光測定容器Nが廃棄された位置に順次補給される。
【0046】従って、各発光測定容器Nを測定容器ホル
ダTの各容器保持孔130に装着した場合には、発光測
定容器N内に混在する抗体不溶磁性体が磁石132の磁
力によって発光測定容器Nの底部へと吸着され、かつ、
上記電源供給装置131の電極135,136が印加さ
れることで、発光測定容器N内に混在する抗体不溶磁性
体が励起される。
【0047】この電気発光を測定する上記光電子増倍管
137の構成およびフォトンカウンティング法による定
量測定法は、公知であるので、その詳細な説明をここで
は省略する。尚、CL法に対応させて光学測定する場合
には、固相担体として、例えば、ポリスチレンビーズを
用い、このポリスチレンビーズに抗体或は抗原をコーテ
ィングして反応容器Bに封入し、サンドイッチ法により
抗原を測定する場合、試料中の目的成分(抗原)をポリ
スチレンビーズにコートした抗体と反応させ、固相化抗
体ー抗原を形成し、次に、試料中の他の成分を洗浄除去
し、アクリジニウムエステル標識抗体を添加して反応さ
せ、固相化抗体ー抗原ー標識抗体を形成させた後、未反
応の標識抗体を洗浄除去し、固定化された発光物質を発
光させて、フォトンカウンティング法で定量的に測定す
る。
【0048】また、上記実施例では、光学測定をEIA
法に対応させて行う場合を例にとり説明したが、ラテッ
クス凝集反応を測定分析する場合には、公知の免疫比濁
法や光散乱方式により光学測定する。
【0049】さらに、ECL法に対応させて光学測定す
る場合には、先ず、基底状態にある2価のルテニウム・
トリス・ビ・ピリジル化合物(以下、Ru化合物とい
う。)を、発光測定容器Nに配設された作動電極と対向
電極からなる電極表面(図示せず)で酸化させ3価状態
とする。このとき、試料中に大過剰で存在させているT
PA(トリ・プロピールアミン)も上記電極により同時
に酸化されてTPAカチオン・ラディカルに変化する。
TPAカチオン・ラディカルは、非常に不安定で、短時
間でプロトンを放出して強力な還元剤であるTPAラジ
カルに変化する。3価のRu化合物はTPAラジカルに
より還元され2価の励磁状態にあるRu化合物に変化
し、この物質が安定状態に戻る過程で放出される光子を
発光測定容器Nの上部に配設されたPMTで計測し、こ
の後、上記電極面を、アルカリ液及びコンディションバ
ッファーにより電気化学的に洗浄する。尚、この場合、
発光測定容器N内には、励起電位制御のための参照電極
が組み込まれる。
【0050】廃棄装置Qは、上記各反応容器体Cに形成
された5個の反応容器Bに対する光学測定が全て終了し
た上記反応容器体Cを順次廃棄するもので、これら各反
応容器体Cは、反応容器体廃棄位置tに配設された反応
容器体回収容器内に落下収納される。
【0051】制御装置Sは、上記各装置・機構を連係さ
せて駆動制御し、かつ、分析データを所定の方式で演算
処理するもので、上記受光素子で受光された光は、A/
D変換されてその分析値が制御部へと送られ、かつ、該
分析データは記憶部(図示せず)で記憶保存される。
【0052】尚、上記各装置・機構は、図示はしない
が、公知の読み出し・書き込み可能なICカードによっ
て駆動制御される。
【0053】このICカードは、読み出し可能である集
積回路を有しており、この集積回路は、電気的に書き換
え可能なEーEPROM (Electrical Erasable Progr
ammable Read Only Memory) で構成されていると共に、
当該免疫自動分析装置が設置された施設で使用する分析
項目に対応する駆動制御手段がグループ化されて入力さ
れている他、当該分析装置を使用するオペレータの氏
名、登録番号、役職、所属等の各種の操作情報も入力さ
れている。
【0054】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように、免疫
測定能力を大幅に向上させ、分析データ値を迅速に得る
ことができると共に、測定液間のクロスコンタミネーシ
ョンを可及的に「零」に近付けることができる等、幾多
の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る免疫自動分析装置の
全体構成を概略的に示す平面図である。
【図2】同免疫自動分析装置に用いられる発光測定容器
の断面図である。
【図3】同発光測定容器が装着された測定容器ホルダの
部分断面図である。
【図4】同測定容器ホルダに装着されるスリップリング
の構成例を示す斜視説明図である。
【符合の説明】
A 免疫自動分析装置 N 発光測定容器 T 測定容器ホルダ z1 測定液の分注位置 z2 光学測定位置 z3 乃至z6 洗浄位置 131 電源供給装置 132 磁石 133,134 発光測定容器の電極 135,136 電源供給装置の電極 137 光電子増倍管

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抗原ー抗体反応を利用した酵素免疫測定
    法やラテックス凝集を利用した免疫比濁法または光散乱
    測定法或は化学発光法や電気化学発光法を用いた免疫自
    動分析装置において、光学測定位置に導入される測定液
    を、測定容器ホルダに保持された複数個の発光測定容器
    に順次供給し、該測定液が供給された発光測定容器は、
    正逆回転可能な駆動装置により駆動制御される上記測定
    容器ホルダを介して、光学測定位置から洗浄位置まで移
    送された後、再び測定液供給位置へと移送されることを
    特徴とする免疫自動分析装置。
  2. 【請求項2】 前記発光測定容器は、洗浄最終段の位置
    でバッファ液が供給された後、光学測定位置へと移送さ
    れ、該位置で当該発光測定容器に対するセルブランクが
    測定された後、再び上記洗浄最終段の位置まで移送され
    ることを特徴とする請求項1に記載の免疫自動分析装
    置。
JP5312893A 1993-02-19 1993-02-19 免疫自動分析装置 Pending JPH06242128A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111198181A (zh) * 2020-01-10 2020-05-26 苏州易莱生物技术有限公司 用于电化学发光检测的方法和装置

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CN111198181A (zh) * 2020-01-10 2020-05-26 苏州易莱生物技术有限公司 用于电化学发光检测的方法和装置

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