JPH0623760A - 架橋ポリエチレンケーブルのガス抜き方法 - Google Patents

架橋ポリエチレンケーブルのガス抜き方法

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Publication number
JPH0623760A
JPH0623760A JP18213692A JP18213692A JPH0623760A JP H0623760 A JPH0623760 A JP H0623760A JP 18213692 A JP18213692 A JP 18213692A JP 18213692 A JP18213692 A JP 18213692A JP H0623760 A JPH0623760 A JP H0623760A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
degassing
cross
temperature
crosslinked polyethylene
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18213692A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Sumi
敏行 角
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
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Publication of JPH0623760A publication Critical patent/JPH0623760A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
  • Processes Specially Adapted For Manufacturing Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 絶縁物内に含まれるガスのガス抜き作業の時
間、エネルギーが節減され、極めて作業性のよい、また
安定したガス抜きを行うことのできる架橋ポリエチレン
ケーブルのガス抜き方法を提供する。 【構成】 導体A上にポリエチレンの絶縁物を押出し架
橋した架橋ポリエチレンケーブル7を、制御ユニット1
2により温度制御しながら、ケーブルドラム10を収納
したガス抜き室9内に連続的に導く。次にガス抜き室9
内を制御ユニット16により温度制御しながら、ケーブ
ルドラム10に巻取る。この巻取り過程において絶縁物
内に含まれるガスを抜き取る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、架橋ポリエチレンケー
ブルの絶縁物内に含まれる、ガスを抜き取るガス抜き方
法に関するものである。
【0002】
【従来技術】架橋ポリエチレンケーブルは、導体上にポ
リエチレンの絶縁物を押出、架橋後に、絶縁物の架橋反
応によって発生するメタンガス等、架橋残渣としてのガ
スが発生する。このガスを除去することなく、その上に
例えばポリエチレンシース等の外装を施すと、膨張、膨
潤が生じたり、シースと絶縁物との間でボイドが発生
し、ケーブル製品の品質が低下するので、ガスを十分に
除去することが必要である。
【0003】従来、主として自然放置又は通電加熱によ
って絶縁物内のガス抜きを行っていたが、前者は多大な
時間を要し、また後者はエネルギーの使用量に比べてガ
ス抜き効果が低いので、これを改善するため、押出、架
橋の施された架橋ポリエチレンケーブルをケーブルドラ
ムに巻付けて収容した後、このドラムを別のケーブルガ
ス抜き室まで運搬し、このガス抜き室内に収納し、熱風
を熱風貫流でケーブルの隙間へ送るようにして架橋ポリ
エチレンケーブルのガス抜きを行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような方法によると、一旦常温中で架橋ポリエチレンケ
ーブルをケーブルドラムに巻取り、その後昇温するの
で、時間、エネルギーが余計にかかり、作業性も悪い。
その上架橋ポリエチレンケーブルとケーブルドラムの比
熱の差により、温度にムラが生じるため、絶縁物内に含
まれるガスの抜け具合が一定とならず品質が不均一とな
る問題点を有していた。
【0005】
【発明の目的】本発明は、時間、エネルギーを節減で
き、極めて作業性がよく、また安定したガス抜きを行う
ことのできる架橋ポリエチレンケーブルのガス抜き方法
を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】導体上にポリエチレンの
絶縁物を押出し架橋した架橋ポリエチレンケーブルを温
度制御しながら、ケーブルドラムを収納したガス抜き室
内に連続的に導き、ガス抜き室内を温度制御しながら、
ケーブルドラムに巻取り、絶縁物内に含まれるガスを抜
くことを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明の方法によると、導体上にポリエチレン
の絶縁物を押出し架橋した架橋ポリエチレンケーブルを
ケーブルドラムに巻取られるまでの間に、架橋ポリエチ
レンケーブルは押出し架橋の余熱で加温状態にあるの
で、短時間で効率よくガス抜き作業を行うことができる
ようになる。また、ガス抜きは常時安定した状態で行え
るので、ケーブルの品質が不均一となる心配がない。
【0008】
【実施例】以下本発明の実施例を図面により説明する。
図1は、本発明の一実施例を示す説明図である。押出機
1により導体A上にポリエチレン絶縁物が押出されたケ
ーブルは、ヒータ2、水位調整バルブ3、入水バルブ
4、出水バルブ5を備えた架橋管6中で加圧加熱され、
絶縁物が架橋される。架橋管6を通過してきた架橋ポリ
エチレンケーブル7は、引取機8で引取られ、ガス抜き
室9に収納されたケーブルドラム10に巻取られる。
【0009】また、11は架橋ポリエチレンケーブル7
がガス抜き室9に入る直前に前記ケーブル7の温度を測
定する測温センサであり、該センサ11により測定され
た温度が所望の温度より高い場合には、入水バルブ4を
開いて架橋管6内の冷却水の水位を適当に高くして、前
記ケーブル7の温度を下げ、逆に所望の温度より低い場
合には、出水バルブ5を開いて冷却水の水位を適当に低
くして、前記ケーブル7の温度を上げる制御を行う制御
ユニット12と接続されている。この他に、冷却水の水
位調整は、架橋管6に具備した水位調整バルブ3による
ことも可能である。
【0010】前述のように、温度制御された架橋ポリエ
チレンケーブル7は、ケーブルドラム10を収納したガ
ス抜き室9内に連続的に導かれ、その後ケーブルドラム
10に巻取られ、絶縁物内に含まれるガスのガス抜きが
される。その際、ガス抜き室9に備えられたインバータ
14を具備する送風機13を、測温センサ15で測定さ
れたガス抜き室9内の温度がガス抜きに適した温度とな
るように制御する制御ユニット16で作動させ、ガス抜
き室9内にダクト17を通して温風を送り、ガス抜き室
9内を温度制御する。なお、ケーブルドラム10への巻
取りが完了した架橋ポリエチレンケーブル7は、必要に
より温調された別室(図示せず)に移し、さらにガス抜
きを続けるようにしてもよい。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
導体上にポリエチレンの絶縁物を押出し架橋した架橋ポ
リエチレンケーブルを温度制御しながら、ケーブルドラ
ムを収納したガス抜き室内に連続的に導き、ガス抜き室
内を温度制御しながら、ケーブルドラムに巻取り、絶縁
物内に含まれるガスを抜くようにしたので、ケーブルが
押出し架橋による余熱で加温状態にあり、従って、ガス
抜きに要する時間が短縮され、消費エネルギーも減少
し、作業性よく絶縁物内に含まれるガスを抜くことがで
きる。また、ガス抜き室がガス抜きに最適な温度に制御
されるので、ガス抜き室内に収納されたケーブルドラム
に巻取られる架橋ポリエチレンケーブルの品質を、均一
に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す説明図。
【符号の説明】
A 導体 1 押出機 2 ヒータ 3 水位調整バルブ 4 入水バルブ 5 出水バルブ 6 架橋管 7 架橋ポリエチレンケーブル 8 引取機 9 ガス抜き室 10 ケーブルドラム 11 測温センサ 12 制御ユニット 13 送風機 14 インバータ 15 測温センサ 16 制御ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 31:34 4F

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導体上にポリエチレンの絶縁物を押出し
    架橋した架橋ポリエチレンケーブルを温度制御しなが
    ら、ケーブルドラムを収納したガス抜き室内に連続的に
    導き、ガス抜き室内を温度制御しながら、ケーブルドラ
    ムに巻取り、絶縁物内に含まれるガスを抜くことを特徴
    とする架橋ポリエチレンケーブルのガス抜き方法。
JP18213692A 1992-07-09 1992-07-09 架橋ポリエチレンケーブルのガス抜き方法 Pending JPH0623760A (ja)

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