JPH06236778A

JPH06236778A - ターミナルストリップを使用する接続装置

Info

Publication number: JPH06236778A
Application number: JP5312852A
Authority: JP
Inventors: Jacques Nozick; ジャック・ノジック
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1992-11-20
Filing date: 1993-11-19
Publication date: 1994-08-23
Also published as: EP0599701A1; FR2698511B1; US5388999A; FR2698511A1

Abstract

(57)【要約】【目的】電磁干渉を防止し、高ビット伝送速度通信シ
ステムに使用するのに適当なターミナルストリップを使
用する接続装置を提供すること。【構成】絶縁材料のターミナルストリップ１と、大地
に接続した金属レール２とを包含し、前記ターミナルス
トリップ１は実質的に矩形状でって大体平面でありかつ
レール２の長手方向に対して垂直に延びる２つの側部４
と２つの側面部５，６と、電気コンタクト３を具備した
正面部７と、レール２に固定した後面部８とを有し、前
記側部４の各々は外側表面を有している接続装置におい
て、前記ターミナルストリップ１の側部４の外側表面を
それぞれレール２に電気的に接触する導電層で形成した
もの。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】本発明は、高ビット伝送速度の通信システ
ムで使用するのに適当なターミナルストリップを使用す
る接続装置に関する。

【０００２】本発明は、特に、電話用又は業務若しくは
家庭設備用の分配フレーム（端子盤又は配線盤）で使用
されるような、少なくとも１つのケーブル端子用ターミ
ナルストリップを有する接続装置に関する。この種のタ
ーミナルストリップは、ケーブルの導体及びジャンパリ
ンクに接続されている少なくとも１列のコンタクトを包
含する。この種のターミナルストリップは、例えばヨー
ロッパ特許出願第１３３，８２４号の明細書に記載され
ている。

【０００３】多数のターミナルストリップは、通常、接
地金属取付けレールの長さに沿って、それらの側面が互
いに接近するか又は接触するようにして、並置されてい
る。

【０００４】もしターミナルストリップによって伝送さ
れるデータのビット伝送速度があまり高くなく、１６Ｍ
ｂｉｔ／ｓまでのときには、以上述べたような構成のタ
ーミナルストリップを用いても、特別問題はない。しか
しながら、最近はそれよりも高いビット伝送速度が要求
されており、比較的近い将来には約１５５Ｍｂｉｔ／ｓ
のビット伝送速度がデータネットワークにおいて要求さ
れるであろう。このような高いビット伝送速度は高周波
電流を伴う。このような電流はこの種ターミナルストリ
ップのしゃへいされていない導体及びコンタクトを通し
て流れるので、電磁干渉を発生し、この電磁干渉によっ
て近くの電気及び電子設備、特にターミナルストリッ
プ、その中でも特に同じ取付けレールに固定されている
他のターミナルストリップは最も接近しているので、こ
れらターミナルストリップの作動が破壊されてしまう。

【０００５】本発明はこのような従来の技術的課題を解
決するためになされたものであって、その主たる目的
は、同じレールに固定され、側部が干渉を生じるターミ
ナルストリップに接近している近いターミナルストリッ
プによる干渉を除去すると共に、干渉を生じるターミナ
ルストリップからの他の方向への電磁放射を制限するこ
とにある。

【０００６】ところで、仏国特許出願第２，３４０，６
５６号の明細書は、モジュールユニット間に挿入したス
クリーン（しゃへい板）の使用を開示している。このス
クリーンは適当な接地点に接続され、またその幾何学的
形状はモジュールユニットのそれと似ている。

【０００７】また、仏国特許出願第４８９，６４２号の
明細書は、ターミナルストリップをレールに取付けるた
めのラグを有するターミナルストリップを開示してい
る。このターミナルストリップは２つの接地バーを有
し、これら接地バーはターミナルストリップの側面部の
各々に沿って進み、前記ラグを通してレールとの電気的
接触を作る。また、接地バーの端はそれぞれ接地ターミ
ナル及び接地コンタクトに接続されている。接地バー
は、ターミナルストリップの側面部の最小部分のみを覆
って部分的に見ることができるか、又はターミナルスト
リップに組み込まれている。

【０００８】しかしながら、以上述べたスクリーンを用
いる従来の解決手段は追加の部品の使用を伴うので、ま
た接地バーを用いる従来の解決手段はターミナルストリ
ップのみを不完全に絶縁するので、これら従来の解決手
段は非常に不適当なものである。

【０００９】本発明は、上述した問題を解決するため
に、絶縁材料のターミナルストリップと、大地に接続し
た金属レールとを包含し、前記ターミナルストリップ
は、実質的に矩形状であって大体平面でありかつレール
の長手方向に対して垂直に延びる２つの側部と、２つの
側面部と、電気コンタクトを具備した正面部と、レール
に固定した後面部とを有し、前記側部の各々は外側表面
を有している接続装置において、前記ターミナルストリ
ップの側部の外側表面はそれぞれレールに電気的に接触
する導電層で形成されるようにしたものである。

【００１０】すなわち、本発明によるターミナルストリ
ップは、ターミナルストリップに組み込まれているスク
リーンを有し、各ターミナルストリップが隣接する他の
ターミナルストリップからそれぞれ独立して絶縁されて
いる１つの片である。ターミナルストリップの側部の外
表面を構成する導電層は、ターミナルストリップの電磁
放射を阻止する一種のファラデー箱を形成する。スクリ
ーンをターミナルストリップに組み込み、しゃへいした
ターミナルストリップが１つの片であることにより、タ
ーミナルストリップのレールへの取付けが容易となり、
またスクリーンをレールに接続するためのケーブルが必
要なくなる。したがって、このようなターミナルストリ
ップを使用する装置の設置コストは、低減される。これ
に対し、隣接するターミナルストリップ間に挿入される
分離したスクリーンを使用する従来例にあっては、それ
らの厚さが非常に増大するので、長いレールを必要とす
ると共に、組立体の総寸法が増大する。本発明にあって
は、導電層の厚さはできるだけ小さくして、ほんの数ミ
クロンであり、それ故ターミナルストリップの厚さに関
して好ましくない影響を与えるものではない。

【００１１】好適には、前記ターミナルストリップの側
部の各々はターミナルストリップに取付けた絶縁材料の
フランジによって構成され、このフランジは前記導電層
を構成する金属付着物で被覆される。

【００１２】また、好適には、前記フランジの各々はレ
ールに対して弾性的に当接する弾性ラグを包含し、この
弾性ラグはそれ自体金属付着物で被覆されて、レールと
前記導電層との間に電気的接触を確立する。

【００１３】更に、好適には、前記フランジは絶縁導体
をコンタクトに向って案内するための内部チャンネルを
包含する。そして、このチャンネルはレールに接触して
いる金属で被覆され、ターミナルストリップの側部に平
行な電磁放射を制限する。これらフランジは、好適に
は、取外し自在である。本発明は、また、以上述べたフ
ランジ自体を提供するものである。

【００１４】本発明の他の目的は、同じレールに固定さ
れているターミナルストリップのみならず、近くの他の
レールに固定されているターミナルストリップによって
も干渉されないターミナルストリップを提供することに
ある。

【００１５】本発明によれば、この目的は、前述した接
続装置において、前記ターミナルストリップの側面部の
各々はこれら側面部に対して実質的に平行な金属ブレー
ドを具備し、この金属ブレードはレールに接触している
ことによって、達成される。

【００１６】好適には、前記ケーブルは、さらに、しゃ
へいドレンワイヤを包含し、また前記金属ブレードは少
なくとも一部分がターミナルストリップの外側に露出さ
れ、このターミナルストリップはさらにターミナルスト
リップの側面部の各々で金属ブレードの外側に配置され
ている押えフィンガを包含し、この押えフィンガは金属
ブレードに対して弾性的に当接する当接面と、しゃへい
ドレンワイヤを受け入れると共に、このしゃへいドレン
ワイヤを金属ブレードと押えフィンガとの間に押し込む
ことによりしゃへいドレンワイヤを大地に接続する自由
端とを有する。

【００１７】また、本発明の実施例によれば、前記金属
ブレードはレールによって押えフィンガに向って弾性的
に押し付けられる。

【００１８】更に、金属ブレードの幅及びフランジ間の
距離は、好適には、金属ブレードの幅がフランジ間の距
離とこの距離の１／３との間の値となるようにされる。

【００１９】本発明の更に他の目的は、ターミナルスト
リップの正面部からの電磁放射を防止又は制限すること
にある。

【００２０】本発明によれば、この目的は、前述した接
続装置がターミナルストリップの正面部に固定した接地
コネクタを包含し、この接地コネクタがターミナルスト
リップの導電層間に実質的に延びるしゃへいを形成する
接地導電部分を包含することによって、達成される。

【００２１】また、本発明の実施例によれば、ターミナ
ルストリップの正面部はレールに電気的に接触する接地
コンタクトを包含し、前記しゃへいを形成するコネクタ
の導電部分は少なくとも１つの接地コンタクトに電気的
に接触する。

【００２２】更に、この接地コンタクトは、好適には、
ターミナルストリップの２つの側面部間に実質的に延び
ている金属ストリップによって相互接続され、前記側面
部の各々はレールに接触する金属ブレードを包含する。
この各金属ブレードは、前記金属ストリップに接触して
いる。

【００２３】本発明の実施例によれば、前述したコネク
タは、導体及びコンタクト用の絶縁材料の支持体と、こ
れら支持体に固定されて支持体を囲繞するロッキング部
材と、このロッキング部材に関して軸方向に移動自在で
あってロッキング部材を囲繞するリリーズ部材とを包含
し、前記ロッキング部材はターミナルストリップにコネ
クタをスナップ係合するようターミナルストリップと協
同する弾性フックアームを包含し、前記リリーズ部材は
このリリーズ部材に軸方向のけん引力が加えられたとき
に前記弾性フックアームをターミナルストリップから解
放するようにロッキング部材と協同し、かつ前記コネク
タのしゃへい形成導電部分は前記ロッキング部材及びリ
リーズ部材の少なくとも一方によって構成される。

【００２４】また、好適には、前記コネクタのしゃへい
形成導電部分は、プラスチック材料から鋳造されている
と共に、金属付着物で被覆される。

【００２５】更に、好適には、前記ケーブルはしゃへい
を形成するコネクタの導電部分に接地されているしゃへ
いドレンワイヤを包含する。

【００２６】更にまた、特に、コネクタが前述したよう
な導体及びコンタクト用支持体と、ロッキング部材と、
リリーズ部材とを包含するときに、前記コネクタは、好
適には、しゃへいドレンワイヤに接続した接地コンタク
トと、この接地コンタクトに対して弾性的に当接すると
共にロッキング部材に対して弾性的に当接係合して摺動
する金属弾性ブレードを包含し、前記ロッキング部材は
導電性を有して大地に接続され、かつ嵌合及びスナップ
係合によって前記導体及びコンタクト用支持体に固定さ
れ、さらにターミナルストリップはコネクタの接地コン
タクト及びレールに電気的に接触する補形接地コンタク
トを包含する。

【００２７】このような構成によれば、正面部でコネク
タによってターミナルストリップのコンタクトに接続さ
れているしゃへいケーブルのドレンワイヤの接地が非常
に容易となる。

【００２８】本発明の他の特徴及び利益は、添付図面を
参照して詳述する下記の実施例についての説明から明ら
かになるであろう。ただし、この実施例は本発明を決し
て限定するものではない。

【００２９】図１は、従来の接続装置で用いられるター
ミナルストリップ１を示し、ターミナルストリップ１は
通常プラスチック材料から鋳造される。このターミナル
ストリップ１は、２つの大略矩形状の平面である側部４
と、２つの側面部５，６と、正面部７と、後面部８とを
有する。ターミナルストリップ１の後面部８は、通常金
属レールであるレール２にスナップ係合する。また、タ
ーミナルストリップ１は、その正面部に１列又はそれ以
上の列のコンタクト３を担持する。これらコンタクト
は、通常、当業者によく知られている絶縁変位型コンタ
クトである。絶縁変位型のこれらコンタクト３は、電話
ケーブル、データケーブルなどであるケーブル（図示せ
ず）の導体に接続される。ターミナルストリップ１の各
側部４は、好適には、ケーブルの種々の導体を案内する
ためのチャンネルを内部に有するフランジ（図示せず）
とすることができる。絶縁変位型コンタクト３は、ま
た、ジャンパリンク、すなわち電話、データ又は他の分
配フレーム内に交差接続を作るための導体に接続され
る。ジャンパリンクは、絶縁変位型コンタクト３のスロ
ットにそれぞれ挿入した導体９、又は絶縁変位型コンタ
クト３に接続するコネクタ１０で終っているケーブル１
１とすることができる。

【００３０】電話又はデータ分配フレームにおいては、
多数のターミナルストリップ１が並んで１つ又はそれ以
上のレール２にスナップ係合される。

【００３１】図２は、本発明による接続装置で用いられ
るターミナルストリップ１を示す。このターミナルスト
リップ１の形状は図１のターミナルストリップの形状と
大体同じであり、同じ部分についてはここで再び詳細に
は説明しない。そして、図１中の参照符号が図１に示し
た部品と同一又は類似の部品を示すために図２で再び使
用されている。

【００３２】図２において、本発明によるターミナルス
トリップ１は、種々のラベルホルダ、例えば正面ラベル
ホルダ１３及び／又は側面ラベルホルダ１２を担持す
る。正面ラベルホルダ１３は、透明のプラスチック材料
から作られて、ターミナルストリップの一方の側面部近
くで枢動することができる。また、側面ラベルホルダ１
２も、同じく透明のプラスチック材料で作られて、枢動
することができる。

【００３３】ターミナルストリップ１は、上方中央部品
２１と下方中央部品２２とを有し、下方中央部品２２は
図４、図５、図１１及び図１３に特に明瞭に示されてい
る。図４に示されるように、下方中央部品２２は２つの
大体矩形状であって平面の側部２２ａを有し、これら側
部２２ａは上縁２２ｃ、下縁２２ｂ及び２つの側縁２２
ｄによって限定されている。下縁２２ｂはターミナルス
トリップの後面部８を形成する。各側部２２ａは２つの
スナップ係合ボス３４を包含し、このボスの機能につい
ては後で述べる。各側縁２２ｄのレッグ３５は、該側縁
２２ｄに実質的に平行にしてレール２に向って延びる。
各レッグ３５は、２つの外向きに向いたワイヤガイドフ
ィンガ３９と、垂直隙間３８によって分離された２つの
内向きに向いたスナップ係合ボス３６とを有する。

【００３４】各スナップ係合ボス３６は、レール２に平
行な水平スロット３７を有し、ターミナルストリップが
レール２に取付けられたときにレール２にスナップ係合
する。各レッグ３５は押えフィンガ２７を有し、この押
えフィンガは部品２２の側縁２２ｄに面する実質的に平
面の当接面２７ａを有する。押えフィンガ２７は、ター
ミナルストリップの正面部７に向って延びて、自由端２
７ｂを有する。図１１に示されるように、レッグ３５
は、部品２２の側部２２ａに実質的に平行な２つの連結
壁４０によって、側縁２２ｄに結合され、その結果隙間
４１が２つの連結壁４０間に、押えフィンガ２７の当接
面２７ａのレベルで、残る。下方中央部品２２は、中空
であり、スタッド４５によって分断された頂部開口４４
を有する。

【００３５】上方中央部品２１は、図３、図１２及び図
１５に明瞭に示されている。図３に示されるように、上
方中央部品２１は、２つの側部２１ａと、下縁２２ｂ
と、ターミナルストリップの正面部７を構成する上縁２
１ｃと、２つの側縁２１ｄとを包含する。各側縁２１ｄ
は、２つの部品２１と２２が図５に示されるように組立
てられたときに、下方中央部品２２のスナップ係合ボス
３４にスナップ係合する２つの下向きに垂れたスナップ
係合フック４２を包含する。各側縁２１ｄは、さらに、
ラベルホルダをスナップ係合により枢着するための孔１
４ａを有するボス１４を包含する。上方中央部品２１の
下縁２１ｂは、さらに、この下縁に沿って実質的に全体
に延びる通路４３を包含する。

【００３６】図１５に示されるように、上方中央部品２
１の上縁２１ｃは、その各側部２１ａに、垂直スロット
４７によって分離されて各側部２１ａに平行な一連のク
レスト４６を包含する。各垂直スロット４７は、各側部
に下向きに向いた肩部４８を有する。各列のクレスト４
６は交互に垂直仕切り５３に結合される。この垂直仕切
り５３は、中央部品２１の他方の側部だけに延びるクレ
スト４６に垂直である。中間のクレスト４６は、中央部
品２１の他方の側部に向って部分的に延びる。仕切り５
３はコンパートメント５４を限定し、各コンパートメン
トは４つの側ウェル５１と中央ウェル５２とを包含す
る。側ウェル５１及び中央ウェル５２は、上方中央部品
２１の下縁２１ｂで通路４３に連通する。側ウェル５１
は、実質的に矩形状であり、中央部品２１の２つの側縁
２１ａにそれぞれ近い２つの列の形で配置されている。
一方の列の側ウェル５１は、各々、他方の列の側ウェル
５１のひとつに面する。中央ウェル５２も、また実質的
に矩形状であり、２列の側ウェル５１間に１列の形で配
置されている。各中央ウェル５２は、各コンパートメン
ト５４の各列の２つの整列した側ウェル５１の長さを実
質的に延びている。

【００３７】図２及び図１７に示されるように、ターミ
ナルストリップ１は、さらに、中央部品２１及び２２の
各側部に固定した２つの平らなサイドフランジ２３を包
含する。各サイドフランジ２３は、実質的に矩形状であ
り、下縁２３ａと、上縁２３ｂと、２つの側縁２３ｃ
と、中央部品２１及び２２に対して横たわっている内側
面２３ｄとを有する。この内側面２３ｄは、前記サイド
フランジ２３に垂直な壁２６ａによって限定された案内
チャンネル２６を包含する。この案内チャンネル２６
は、サイドフランジ２３の上縁２３ｂ及び一方の側縁２
３ｃに開口して、ケーブル３０の絶縁導体３２を受け入
れると共にターミナルストリップの正面部７のコンタク
トに向って絶縁導体３２を案内するように工夫されてい
る。

【００３８】各サイドフランジ２３は、さらに、ターミ
ナルストリップ１が金属レール２に固定されたときに、
下方中央部品２２のラグ３３を受け入れてサイドフラン
ジ２３をターミナルストリップ１に取付ける穴５５と、
下方中央部品２２の下にターミナルストリップ１の側部
４と垂直にして延びて金属レール２に弾性的に当接する
ラグ２５とを包含する。各サイドフランジ２３はその全
体が導電性金属で被覆され、これによりサイドフランジ
２３はレール２を介して接地される。これは、ターミナ
ルストリップの側部４に垂直な絶縁導体３１からの電磁
放射を制限する。絶縁導体３１が接地金属被覆物を有す
る壁２６ａ間のチャンネル２６内にあるので、ターミナ
ルストリップの正面部及び側面部にそれぞれ向う電磁放
射も、また、制限される。

【００３９】ターミナルストリップは、さらに、その各
側面部に、接地金属ブレード２４を包含する。この接地
金属ブレード２４は、図９及び図１０に明確に見ること
ができるように、金属シートを打ち抜き又は曲げること
により作られる。金属ブレード２４の幅ｌ（図１０参
照）は、サイドフランジ２３間の距離ｅ（図１５参照）
の約１／３、例えば距離ｅとこの距離ｅの１／３との間
の適当な値とされる。金属ブレード２４は第１の真直に
垂直な部分２４ａを有し、この部分２４ａの頂部から真
直に水平な部分２４ｂが延びており、かつこの部分２４
ｂから第２の真直に垂直な部分２４ｃが上向きに延びて
おり、この部分２４ｃは頂部に狭小部分２４ｄを有して
いる。金属ブレード２４の第１の真直に垂直な部分２４
ａは、押えフィンガ２７の当接面２７ａに対して弾性的
に当接し（図１１参照）、かつ２つの連結壁４０間の隙
間４１を通して下方中央部品２２のレッグ３５の２つの
スナップ係合ボス３６間の隙間３８に位置している。

【００４０】スナップ係合ボス３６のスロット３７がレ
ール２にスナップ係合されたときに、レール２は金属ブ
レード２４の第１の垂直部分２４ａに当接し、この部分
２４ａをレッグ３５に向って変形させ、金属ブレード２
４を押えフィンガ２７の当接面２７ａに対して弾性的に
押し付ける。金属ブレード２４の水平部分２４ｂは、タ
ーミナルストリップの上方中央部品２１と下方中央部品
２２との間に入る。また、その第２の垂直部分２４ｃは
上方中央部品２１の通路４３に入る。図１３に示される
ように、この配置により、導体３１がフランジ２３のチ
ャンネル２６によって案内されているしゃへいケーブル
３０のドレンワイヤ３２の接地が可能となる。ケーブル
３０のドレンワイヤ３２は、通常絶縁されておらず、こ
のドレンワイヤ３２を押えフィンガ２７と、接地レール
２に接触している金属ブレード２４との間に押し込むこ
とによって、簡単に接地される。これらが接地されるの
で、金属ブレード２４は、ターミナルストリップの側面
部５及び６からの電磁放射を非常に減少するしゃへいを
形成する。

【００４１】次に、図６、図７、図１３及び図１４に示
されるように、ターミナルストリップは、さらに、金属
接地コーム５６を包含する。このコームは、金属シート
を打ち抜き又は曲げることによって作られ、ターミナル
ストリップの上方部品２１に形成されて側面部５及び６
間のターミナルストリップの全長さを実質的に延びてい
る通路４３に収容される金属ストリップ２９を包含す
る。図１３に示されるように、この金属ストリップ２９
は、下方中央部品２２の頂部開口４４を分断するスタッ
ド４５に載っている。金属ストリップ２９の各端は、金
属ブレード２４の狭小部分２４ｄに接触する。図６及び
図７に示されるように、接地コーム５６は、さらに、弾
性コンタクトフィンガ２８を包含し、各フィンガ２８は
すでに詳述した中央ウェル５２の１つの中央に置かれ
る。

【００４２】図８及び図１４に示されるように、ターミ
ナルストリップの側ウェル５１は、各々、絶縁変位型コ
ンタクト３を収容する。絶縁変位型コンタクト３は通常
上向きに面するスロット３ａを有し、このスロットの中
に絶縁導体を押し込むことができる。スロット３ａは、
絶縁を切断して、絶縁変位型コンタクト３と導体との間
の接触を作る。各絶縁変位型コンタクト３は下向きの延
長部３ｂを有し、各延長部３ｂは直面する他の絶縁変位
型コンタクト３の延長部３ｂに接触する。この接触は、
２つの直面するコンタクト３間の中央ウェル５２に絶縁
板（図示せず）を挿入することによって、こわすことが
できる。本発明は、単一のスロットを有する絶縁変位型
コンタクト３を有するターミナルストリップ、又は互い
に直面し及び／又は弾性接触の延長部３ｂを有する絶縁
変位型コンタクトを有するターミナルストリップに限定
されるものではない。本発明は、絶縁変位型コンタクト
の形状にかかわらず、正面部に１列又はそれ以上の列の
絶縁変位型コンタクトを有するターミナルストリップに
等しく適用できるものである。

【００４３】次に、図１６に示されるように、コンタク
ト３は、フランジ２３の案内チャンネル２６内の導体３
１に加えて、ケーブル１０１に接続された導体１００に
接続され得る。図１６に示されるコネクタ１００はコン
パートメント５４の他のコンタクトのみに接続されてい
るが、しかし、コネクタ１００は２つの隣接するコンパ
ートメントの８つのコンタクトに接続されるものであ
る。図１８〜図３６は、２つの隣接するコンパートメン
トを占有するように設計された、この種のコネクタ１０
０を示す。好適には、“プシュープル”型のコネクタ、
すなわちコネクタが差込まれるときにはターミナルスト
リップ１にスナップ係合し、一方コネクタを取外すのに
はリリーズ部材が引張られることが要求される型式のコ
ネクタが良い。図３２に示されるように、コネクタ１０
０は、コンタクト支持体１０４と、このコンタクト支持
体１０４に固定された導体支持体１０５と、コンタクト
支持体１０４及び導体支持体１０５に固定され、これら
両支持体を囲繞するロッキング部材１０３と、このロッ
キング部材１０３に関して滑動すると共にロッキング部
材１０３を囲繞するリリーズ部材１０２とを包含する。
これらの部材１０２〜１０５は通常プラスチック材料か
ら鋳造され、また部材１０２と１０３とは導電性金属被
覆物を有する。

【００４４】図２８〜図３１は、導体支持体１０４を示
す。図２９に示されるように、導体支持体１０４は、そ
の頂部にケーブル１０１のための通路１０７を限定する
１つのチャンネル１０６を、またその底部に８つの導体
チャンネル１０８とを有する。各チャンネル１０８は、
その側部が開口しており（図３１参照）、またケーブル
１０１の絶縁導体、すなわちデータ導体１０１ｂ又はし
ゃへいドレンワイヤ１０１ａを受け入れる。８つの絶縁
導体のうち、６つはデータ導体１０１ｂ、２つはしゃへ
いドレンワイヤ１０１ａである。各導体チャンネル１０
８は、その底部１０９及び頂部１１０に狭小区域を有し
て、導体１０１ａ及び１０１ｂを適所にくさび締付けす
る。図２８及び図３１に示されるように、導体支持体１
０５は、その両側部に２つのスナップ係合フック１１１
を包含する。これらフックの機能については後で詳述す
る。

【００４５】コネクタ１００は、さらに、特に図２５〜
図２７に示されるようなコンタクト支持体１０４を包含
する。このコンタクト支持体１０４は、８つのコンタク
トハウジング、すなわち２つの接地コンタクトハウジン
グ１１２と、６つのデータコンタクトハウジング１１３
とを有する。各接地コンタクトハウジング１１２は、図
２５及び図２７に明瞭に示されるように、２つの突出ス
チフナフィンガ１１４間に横たわっている。コンタクト
支持体１０４は、さらに、側壁１１５を包含し、この側
壁１１５から２つの垂直固定壁１１７が延びている。各
固定壁１１７は、部品１０４と１０５とが一緒に組立ら
れたときに、フック１１１の１つを受け入れる孔１１８
を有する。側壁１１５は、また、その外側に２つの垂直
溝１１９を有し、各溝１１９はその底部で孔１１６を介
して接地コンタクトハウジング１１２に連通する。

【００４６】コンタクト支持体１０４は、図３３及び図
３５に示されているようなデータコンタクト１２０を支
持する。各データコンタクト１２０は、金属シートから
打ち抜きされる。各データコンタクト１２０は、支持体
１０４のプラスチック材料に一体成形されてコンタクト
１２０をそのハウジング１１３内に固定するためのデテ
ント１２１と、導体支持体１０５がコンタクト支持体１
０４に固定されたときに導体チャンネル１０８の１つに
入る２つの尖頭部１２２とを有する。各尖頭部１２２
は、コネクタ１００がターミナルストリップに差し込ま
れたときに、チャンネル１０８内の導体のまわりの絶縁
物を刺通し、これにより導体１０１ｂとデータ導体１２
０との間に電気的接触が作られる。データ導体１２０
は、また、ターミナルストリップの正面部７に向って下
向きに延びる、比較的薄いロッド１２３を有する。この
ロッド１２３は、２つの横付属肢１２４で終っている。
図３３に示されるように、コネクタ１００がターミナル
ストリップ１に差し込まれたときには、ロッド１２３の
１つの付属肢１２４が絶縁変位型コンタクト３に対して
弾性的に当接し、ロッド１２３を多少変形させる。６つ
のデータコンタクト１２０のうちの４つは、コネクタ１
００がスパンする２つのコンパートメント内の一方の列
の４つの絶縁変形型コンタクトに接続される。また、残
りの２つのデータコンタクト１２０は、他方の列の２つ
の絶縁変位型コンタクトに接続される（これは、通常コ
ンタクトを同一化するために行われる）。

【００４７】図３６は、コンタクト支持体１０４に固定
する接地コンタクト１２５の１つを示す。データコンタ
クト１２０と同様に、この接地コンタクト１２５は、コ
ンタクト１２５を支持体１２４内に固定するためのデテ
ント１２１と、しゃへいケーブル１０１のドレンワイヤ
１０１ａへの接続を作るための２つの尖頭部１２２とを
包含する。接地コンタクト１２５は、コネクタ１００が
ターミナルストリップ１に接続されたときにターミナル
ストリップに向って下向きに延びるフィンガ１２６を有
する。このフィンガ１２６の端は、コネクタのターミナ
ルストリップへの接続時、ターミナルストリップの中央
ウェル５２に入り、このウェル内の接地コームの弾性フ
ィンガ２８に接触する。フィンガ１２６はコネクタの正
面部に向って突出し、コンタクト支持体のスチフナフィ
ンガ１１４は衝撃によるフィンガ１２６の変形を防止す
る。しかしながら、フィンガ１２６はスチフナフィンガ
１１４に関して多少突出し、その結果電気的接触をフィ
ンガ１２６と接地コームの弾性フィンガ２８との間に確
立することができる。

【００４８】コネクタ１００は、また、図２２〜図２４
に示されるロッキング部材１０３を包含する。このロッ
キング部材１０３は、中空であって、矩形状断面の中央
通路１２８を限定し、この中央通路１２８は側壁１２９
によって限定されている。中央通路１２８は、下方開口
端１２８ａと上方開口端１２８ｂとの間を軸方向に延
び、前記部品１０４と１０５とが一緒に組立られたとき
に、コンタクト支持体１０４と導体支持体１０５とを受
け入れる。側壁１２９は、その両側部に上向きに向いた
弾性フィンガ１３０を限定する軸方向切欠き部を有す
る。各弾性フィンガ１３０は、下向きに面する肩部１３
２を有して外向きに面するスナップ係合フック１３１
と、両側に対として配置されそれぞれ上向きに面する肩
部１３５を有して内向きに面するフック１３４を有する
４つの下向きに向いた弾性フック１３３と、両側で軸方
向下向きに突出する２つの弾性フィンガ１３６とを包含
する。各弾性フィンガ１３６は、上向きに向いた肩部１
３８を有する２つの内向きに面するフック１３７を包含
すると共に、それらの自由端１３９で分岐している。各
自由端１３９は、上向きにかつロッキング部材１０３の
内側に向って傾斜する傾斜カム面１４０を有している。

【００４９】図３４に示されるように、組立てられた支
持体１０４と１０５との前に、ロッキング部材１０３が
挿入され、支持体１０４と１０５とはロッキング部材１
０３のフック１３４によって保持され、また弾性金属ブ
レード１２７はコンタクト支持体１０４の各軸方向スロ
ット１１９内に置かれる。支持体１０４と１０５がロッ
キング部材１０３に挿入され、それからこの軸方向スロ
ットのための接地コンタクト１２５に対して弾性的に当
接し、ロッキング部材１０３の側壁に弾性的に当接する
係合で滑動するとともに、コンタクト支持体１０４はロ
ッキング部材１０３の側壁によって圧縮される。ロッキ
ング部材１０３は金属で被覆されているので、接地コン
タクト１２５の弾性金属ブレード１２７、接地コーム、
金属ブレード２４及びレール２を介してしゃへい接地を
構成する。それ故、コネクタ１００を収容する２つのコ
ンパートメント５４でのターミナルストリップの正面部
７からの電磁放射は防止される。このターミナルストリ
ップの正面部からの電磁放射の防止は、もしコネクタ１
００がターミナルストリップの正面部の全てを覆う場合
には、特に有効である。

【００５０】コネクタ１００は、さらに、図１８〜図２
１に示されるリリーズ部材１０２を包含する。このリリ
ーズ部材１０２は、背面端１４２ａと正面端１４２ｂと
を有する実質的に矩形状の断面の軸方向通路１４２を限
定する側壁１４１を包含する。この側壁１４１は、２つ
の対向する開口１４３と、２つの対向する開口１４４
と、下向きに面する内部肩部１４１ａとを包含する。中
央通路１４２はロッキング部材１０３を受け入れ、ロッ
キング部材１０３はリリーズ部材１０４内で空転して滑
動する。ロッキング部材１０３のフック１３１はリリー
ズ部材１０２の開口１４４にスナップ係合し、リリーズ
部材１０３内のロッキング部材１０３の滑動は、前記フ
ック１３１の肩部１３２と、ロッキング部材１０３が当
接するリリーズ部材１０２の肩部１４１ａとによって制
限される。リリーズ部材１０２の開口１４３は弾性フィ
ンガ１３６を受け入れ、その自由端１３９は外向きでか
つ下向きに面する傾斜下方縁１４５を有する前記開口１
４３に入る。この傾斜下方縁１４５の機能については後
で詳述する。

【００５１】コネクタ１００は、次のようにして組立て
られる。すなわち、ロッキング部材１０３がまずリリー
ズ部材１０２に挿入され、この結合体はケーブル１０１
に螺合され、ケーブル１０１の導体１０１ａ及び１０１
ｂはコンタクトが取付けられているコンタクト支持体１
０４に組立てられるコネクタ支持体１０５に固定されて
いる。弾性ブレード１２７はコンタクト支持体１０４に
取付けられる。それから、支持体１０４及び１０５を包
含する組立体はロッキング部材１０３に挿入され、ロッ
キング部材１０３の弾性フィンガ１３３が弾性的に広が
る。これは、リリーズ部材１０２の側壁１４１がこれら
弾性フィンガ１３３に整列された開口１４６を有するの
で、可能となる。

【００５２】図３３に示されるように、コネクタ１００
がターミナルストリップ１に接続されたときに、ロッキ
ング部材１０３のフック１３７はクレスト４６の肩部４
８にスナップ係合する。コネクタ１００を取外すには、
リリーズ部材１０２は軸方向に引張られ、これにより各
開口１４３の下方縁１４５が弾性アーム１３６のカム面
１４０の手段によってこの弾性アーム１３６を外向きに
押す。これにより、フック１３７が肩部４８から解放さ
れ、コネクタ１００をターミナルストリップ１から取外
すことができるようになる。

【００５３】リリーズ部材１０２は、金属で作られ、ロ
ッキング部材１０３を介して接地される。また、部材１
０２及び１０３は一方のサイドフランジ２３から他方の
サイドフランジ２３に実質的に延び、それ故ターミナル
ストリップの正面部からの電磁放射に対しての良好なし
ゃへいを構成する。

【図面の簡単な説明】

【図１】従来のターミナルストリップの側面図である。

【図２】本発明による接続装置で用いるターミナルスト
リップの斜視図である。

【図３】図２のターミナルストリップの１つの構成部品
の側面図である。

【図４】図２のターミナルストリップの他の１つの構成
部品の側面図である。

【図５】図２のターミナルストリップを、そのサイドフ
ランジを取外して示す斜視図である。

【図６】図２のターミナルストリップの接地コームの側
面図である。

【図７】図６のVII−VII線断面図である。

【図８】図２のターミナルストリップの一部分の断面図
である。

【図９】図２のターミナルストリップの側面接地コンタ
クトブレードの側面図である。

【図１０】図９の側面接地コンタクトブレードの正面図
である。

【図１１】図２のターミナルストリップの一部分の断面
図であって、図９及び図１０の側面接地コンタクトを示
す。

【図１２】図２のターミナルストリップの上方部分の斜
視図である。

【図１３】図２のターミナルストリップを、その上方中
央部品及びサイドフランジを取外して示す斜視図であ
る。

【図１４】図２のターミナルストリップの一部分の断面
図である。

【図１５】図２のターミナルストリップの正面図であ
る。

【図１６】図２のターミナルストリップの正面図であっ
て、ターミナルストリップにコネクタを差込んだ状態を
示す。

【図１７】図２のターミナルストリップの側面フランジ
の側面図である。

【図１８】図２のターミナルストリップの正面部に差込
むことができるコネクタのリリーズ部材の側面図であ
る。

【図１９】図１８のXIX−XIX線断面図である。

【図２０】図１９のXX−XX線断面図である。

【図２１】図２０のXXI−XXI線断面図である。

【図２２】図１８のリリーズ部材と協同するロッキング
部材の側面図である。

【図２３】図２２のXXIII−XXIII線断面図である。

【図２４】図２３のXXIV−XXIV線断面図である。

【図２５】図２２のロッキング部材に収容されるコンタ
クト支持体の側面図である。

【図２６】図２５を矢印XXVIから見た、ロッキング部材
の底面図である。

【図２７】図２５のXXVII−XXVII線断面図である。

【図２８】図２２のロッキング部材に収容される導体支
持体の側面図である。

【図２９】図２８の導体支持体の頂面図である。

【図３０】図２８のXXX−XXX線断面図である。

【図３１】図２８のXXXI−XXXI線断面図である。

【図３２】図１８〜図３１の各部材を包含するコネクタ
の断面図である。

【図３３】図３２のコネクタの一部分の断面図である。

【図３４】同じく、図３２のコネクタの一部分の断面図
である。

【図３５】図３２のコネクタの側面図である。

【図３６】同じく、図３２のコネクタの側面図である。

【符号の説明】

１ターミナルストリップ２金属レール３電気コンタクト４側部５，６側面部７正面部８後面部２３フランジ２４金属ブレード２５弾性ラグ２６内部チャンネル２７押えフィンガ２７ａ当接面２７ｂ自由端２８接地コンタクト３０ケーブル３１導体３２しゃへいドレンワイヤ１００コネクタ１０１ａしゃへいドレンワイヤ１０２しゃへい形成導電部分又はリリーズ部材１０３しゃへい形成導電部分又はロッキング部材１０４導体支持体１０５コンタクト支持体１２５接地コンタクト１２７弾性ブレード

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】絶縁材料のターミナルストリップ（１）
と、大地に接続した金属レール（２）とを包含し、前記
ターミナルストリップ（１）は、実質的に矩形状であっ
て大体平面でありかつレール（２）の長手方向に対して
垂直に延びる２つの側部（４）と、２つの側面部（５，
６）と、電気コンタクト（３）を具備した正面部（７）
と、レール（２）に固定した後面部（８）とを有し、前
記側部（４）の各々は外側表面を有している接続装置に
おいて、前記ターミナルストリップ（１）の側部（４）
の外側表面はそれぞれレール（２）に電気的に接触する
導電層で形成されていることを特徴とする接続装置。
【請求項２】請求項１記載の接続装置において、前記タ
ーミナルストリップ（１）の側部（４）の各々はターミ
ナルストリップ（１）に取付けた絶縁材料のフランジ
（２３）によって構成され、このフランジ（２３）は前
記導電層を構成する金属付着物で被覆されている接続装
置。
【請求項３】請求項２記載の接続装置において、前記フ
ランジ（２３）の各々はレール（２）に対して弾性的に
当接する弾性ラグ（２５）を包含し、この弾性ラグはそ
れ自体金属付着物で被覆されて、レール（２）と前記導
電層との間に電気的接触を確立する接続装置。
【請求項４】請求項２又は３記載の接続装置において、
前記電気コンタクト（３）に接続した絶縁導体（３１）
を受け入れるように構成され、前記フランジ（２３）は
絶縁導体（３１）を受け入れると共にこれら絶縁導体を
電気コンタクト（３）に向って案内する内部チャンネル
（２６）を包含し、この内部チャンネルはそれら自身レ
ール（２）に電気的に接触する金属付着物で被覆されて
いる接続装置。
【請求項５】請求項１〜４記載のいずれかの接続装置に
おいて、前記ターミナルストリップ（１）の側面部
（５，６）の各々はこれら側面部に対して実質的に平行
な金属ブレード（２４）を具備し、この金属ブレードは
レール（２）に接触している接続装置。
【請求項６】請求項５記載の接続装置において、前記電
気コンタクト（３）に接続した導体（３１）を包含する
ケーブル（３０）を受け入れるのに適当であって、この
ケーブルはさらにしゃへいドレンワイヤ（３２）を包含
し、また前記金属ブレード（２４）は少なくとも一部分
がターミナルストリップ（１）の外側に露出され、この
ターミナルストリップはさらにターミナルストリップの
側面部（５，６）の各々で金属ブレード（２４）の外側
に配置されている押えフィンガ（２７）を包含し、この
押えフィンガ（２７）は金属ブレード（２４）に対して
弾性的に当接する当接面（２７ａ）と、しゃへいドレン
ワイヤ（３２）を受け入れると共に、このしゃへいドレ
ンワイヤを金属ブレード（２４）と押えフィンガ（２
７）との間に押し込むことによりしゃへいドレンワイヤ
を大地に接続する自由端（２７ｂ）とを有する接続装
置。
【請求項７】請求項６記載の接続装置において、前記金
属ブレード（２４）はレール（２）によって押えフィン
ガ（２７）に向って弾性的に押し付けられている接続装
置。
【請求項８】請求項１〜７記載のいずれかの接続装置に
おいて、前記ターミナルストリップ（１）の正面部
（７）に固定されていると共にケーブル（２１）に接続
されている少なくともひとつのコネクタ（１００）を包
含し、このコネクタは大地に接続されているしゃへい形
成導電部分（１０２，１０３）を包含し、この導電部分
はターミナルストリップ（１）の導電層内に実質的に延
びている接続装置。
【請求項９】請求項８記載の接続装置において、前記タ
ーミナルストリップ（１）の正面部（７）はレール
（２）に電気的に接触する接地コンタクト（２８）を包
含し、前記コネクタ（１００）のしゃへい形成導電部分
（１０２，１０３）は前記接地コンタクト（２８）の少
なくともひとつに電気的に接触する接続装置。
【請求項１０】請求項９記載の接続装置において、前記
接地コンタクト（２８）はターミナルストリップ（１）
の２つの側面部（５，６）間に実質的に延びる金属スト
リップ（２９）によって相互接続され、前記側面部
（５，６）の各々はレール（２）に接触する金属ブレー
ドを包含し、これら金属ブレードの各々は前記金属スト
リップ（２９）に接触している接続装置。
【請求項１１】請求項８〜１０記載のいずれかの接続装
置において、前記コネクタ（１００）は導体及びコンタ
クト用の絶縁材料の支持体（１０４，１０５）と、これ
ら支持体に固定されて支持体を囲繞するロッキング部材
（１０３）と、このロッキング部材に関して軸方向に移
動自在であってロッキング部材を囲繞するリリーズ部材
（１０２）とを包含し、前記ロッキング部材（１０３）
はターミナルストリップ（１）にコネクタ（１００）を
スナップ係合するようターミナルストリップ（１）と協
同する弾性フックアームを包含し、前記リリーズ部材
（１０２）はこのリリーズ部材に軸方向のけん引力が加
えられたときに前記弾性フックアームをターミナルスト
リップから解放するようにロッキング部材（１０３）と
協同し、かつ前記コネクタ（１００）のしゃへい形成導
電部分（１０２，１０３）は前記ロッキング部材（１０
３）及びリリーズ部材（１０２）の少なくとも一方によ
って構成されている接続装置。
【請求項１２】請求項１１記載の接続装置において、前
記コネクタ（１００）のしゃへい形成導電部分（１０
２，１０３）は、プラスチック材料から鋳造されている
と共に、金属付着物で被覆されている接続装置。
【請求項１３】請求項８〜１２記載のいずれかの接続装
置において、前記ケーブル（１０１）はしゃへいドレン
ワイヤ（１０１ａ）を包含し、このしゃへいドレンワイ
ヤはそれ自体コネクタ（１００）のしゃへい形成導電部
分でもって大地に接続されている接続装置。
【請求項１４】請求項１１又は１２記載の接続装置にお
いて、前記コネクタ（１００）はしゃへいドレンワイヤ
（１０１ａ）に接続した接地コンタクト（１２５）と、
この接地コンタクトに対して弾性的に当接すると共にロ
ッキング部材（１０３）に対して弾性的に当接係合して
摺動する金属弾性ブレード（１２７）を包含し、前記ロ
ッキング部材（１０３）は導電性を有して大地に接続さ
れ、かつ嵌合及びスナップ係合によって前記導体及びコ
ンタクト用支持体（１０４，１０５）に固定され、さら
にターミナルストリップ（１）はコネクタ（１００）の
接地コンタクト（１２５）及びレール（２）に電気的に
接触する補形接地コンタクト（２８）を包含する接続装
置。
【請求項１５】請求項１１〜１４記載のいずれかの接続
装置のためのコネクタ（１００）。
【請求項１６】請求項２〜４記載のいずれかの接続装置
において、前記フランジ（２３）は取外し自在である接
続装置。
【請求項１７】請求項１６記載の接続装置のためのフラ
ンジ（２３）。
【請求項１８】請求項５〜７記載のいずれかの接続装置
において、前記金属フランジ（２４）は幅ｌを有し、か
つ前記フランジ（２３）は前記幅ｌが距離ｅとこの距離
ｅの１／３との間の値となるようにして前記距離ｅだけ
間隔を置かれている接続装置。