JPH06236673A - 高容量、小寸法、剛性ディスクの磁気ディジタル情報貯蔵システム - Google Patents

高容量、小寸法、剛性ディスクの磁気ディジタル情報貯蔵システム

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JPH06236673A
JPH06236673A JP2488493A JP2488493A JPH06236673A JP H06236673 A JPH06236673 A JP H06236673A JP 2488493 A JP2488493 A JP 2488493A JP 2488493 A JP2488493 A JP 2488493A JP H06236673 A JPH06236673 A JP H06236673A
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JP2488493A
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Harold J Hamilton
ハロルド・ジェイ・ハミルトン
W Martin Timothy
ティモシー・ダヴリュー・マーチン
F Brown Stanley
スタンレー・エフ・ブラウン
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SENSUTAA CORP
Censtor Corp
Original Assignee
SENSUTAA CORP
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 単位体積あたり大容量で、高信頼性、高性能
のディスク・ドライブを提供する。 【構成】 密封されたハウジング内に、50ミリメート
ル以下の形状要素を持つ少なくとも一つの回転可能な剛
性磁気的貯蔵ディスクと、微小で低質量の一体化ヘッド
/可撓体/導体ユニットの形式のにおいて前記ディスク
と操作的に協働する電磁相互作用/インターフェース構
造体とを組み入れた小型化された情報ディスクロージャ
ー・システム。本システムは約80メガバイトより少な
くない情報貯蔵容量を有し、また全高が約13ミリメー
トルを超えない約50立方センチメートルより大きくな
い体積を占める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は一般に剛性ディスク・ファイル装
置に関する、具体的には極めて小さな形状要素における
大量の記録容量を提供する高性能の剛性ディスク・ディ
ジタル情報貯蔵システムに関する。多くの実施例は本発
明の実施のために可能であると認識されており、それら
のいくつかは以下に個別的に説明されているが、本発明
の一つの好ましい実施態様は一つまたはそれ以上の回転
する磁気的記録ディスクの一つ(またはそれ以上の)表
面上の接触記録に関連して開示されている。
【0002】ディジタル・コンピュータの出現は、大量
のデータの貯蔵および検索ができる直接アクセス貯蔵デ
バイスの需要を喚起した。主メモリ(従来は「コアメモ
リ」と呼ばれたが、現在は代表的には半導体メモリとし
て形成されている)およびその他の高速電子貯蔵装置は
主にそれらのコストのゆえに大量貯蔵応用に適していな
かったが、一方で紙、テープおよびフロッピーディスク
・メモリはそれらの遅いアクセスタイムのゆえに不適格
であることが判明した。したがって、回転する剛性磁気
媒体(「ディスクドライブ」)を用いたディジタル貯蔵
デバイスは妥当なアクセスタイムとコストの有利な貯蔵
能力との間の有効な妥協として開発された。これらのデ
ィスクドライブはまた、与えられたエンクロージャー量
に対してほとんどの競合する貯蔵装置よりも大きな貯蔵
能力を発揮した。
【0003】ディスクドライブは代表的には一つまたは
それ以上の回転する剛性ディスクを含み、これらのディ
スクはその平らな表面上に薄い磁性層を有する。情報は
通常は、電磁変換器素子および空気ベアリング・スライ
ダの形式を取る「フライング・ヘッド」(flying
head)により磁性層に貯蔵され、また磁性層から
検索される。このスライダは、回転するディスク表面上
の相対的に一定の距離において変換器を加圧された空気
膜上に位置決めする。加圧された空気膜は、精密に製作
されたスライダを運動するディスク表面に負荷すること
により形成される。ディスク表面と共に動く空気膜域が
スライダにより圧縮されるため、スライダをディスク表
面から離そうとする空気圧力が生じる。スライダの形状
および寸法ならびにスライダに作用する負荷力を注意深
く制御することにより、スライダとディスクとの間で圧
縮される空気はスライダに対する上向きの圧力を生じる
が、それによりスライダはディスク表面から妥当に離れ
た位置で平衡状態に保持される。この技術は伝統的に
「フライング・ヘッド」技術と呼ばれているが、ヘッド
は実際には飛行しておらず、流体力学的に潤滑された空
気ベアリングにより支持されているため、「フライン
グ」という用語は誤称である。
【0004】代表的なディスクドライブでは、ディスク
あたりの貯蔵容量を増加させるために一対のヘッドが各
ディスクの両面での使用のために設置されている。これ
らのヘッドは代表的には積層形状で支持アームに取り付
けられており、各支持アームは単独の高速アクチュエー
タに結合されている。アクチュエータはヘッドを動かし
てディスク表面上の所定の半径方向位置に関して正確に
位置決めすべく設計されており、それにより情報が別々
の同心状のトラックに記録できる。ヘッドは一致してデ
ィスク表面を横切って移動するため、共通のアクチュエ
ータ上のヘッドのすべてが等しい半径に位置決めされ、
したがってトラックの「シリンダー」が形成されるが、
それは当該シリンダー内のあらゆるトラックが数マイク
ロ秒以内にアクセスされることを可能にする。
【0005】低性能ディスクドライブの場合には、アク
チュエータ位置決めは「オープン・ループ」で行われる
が、それはアクチュエータ位置がステッパー・モータな
どの装置によりディスクからの位置に関する何らのフィ
ードバックなしに決定されることを意味する。オープン
・ループ方式は面密度を制限する、というのはこの方法
は比較的低いトラック密度(それらはインチあたりのト
ラック数つまり「TPI」で測定される)でしか使用で
きないからである。反対に、現在の高性能ディスクドラ
イブはディスクに貯蔵されたサーボ情報を読み取りかつ
それに追随するために、「クローズド・ループ」サーボ
位置決め技術を利用している。これは、ディスクに記録
された情報に対してアクチュエータを位置決めする際に
高い精度を発揮する。従来は3つまたはそれ以上のディ
スクを有するドライブにおいて、アクチュエータの位置
はサーボ情報が記録されているディスク表面に関して確
立され、またアクチュエータ部材にあるすべてのヘッド
は当該ディスク表面上のサーボヘッドの位置に対するシ
リンダーにおいて位置決めされる。変更態様として一つ
または二つのディスクを持つドライブ、あるいは極めて
高性能のドライブでは、サーボ情報はデータトラック内
に埋め込まれており、ヘッド位置決めは書き込みまたは
読み取りが行われるその情報トラックに対して行われ
る。
【0006】多くのコンピュータ稼動システムは目下、
相対的に高価な主メモリの限定された容量などの基本的
問題に対する実際的な解決策を実施するために、妥当な
価格の高性能大量貯蔵装置の出現を期待している。主メ
モリ部を選択的に高性能ディスクドライブに、またそれ
からスワッピング(swapping)またはページン
グ(paging)することにより、ドライブは主メモ
リの延長として有効に使用できる。それによりさらに、
コンピュータは実際の主メモリのサイズ限界を超えるプ
ログラムおよびデータで稼動することができる。グラフ
ィカル・ユーザー・インターフェースおよびマルチメデ
ィア応用により、ディスクドライブ性能および容量の改
良に対するより大きな需要が喚起されつつある。
【0007】最も重要なディスクドライブ性能パラメー
タとして挙げられるのは、(1)フォーマットされたボ
ックス貯蔵容量、(2)データへの平均アクセスタイ
ム、および(3)データ転送速度である。単位体積あた
りのフォーマットされたボックス貯蔵容量は、デスクト
ップ・ワークステーションにおける限定された使用可能
スペースのため、ならびにより厳しくスペース制限され
ている携帯式、ノートブック、パームトップおよびスタ
イラス・ベースド(stylus−based)マイク
ロコンピュータ・システムに対する需要の増加のために
重要度が増している。アクセスタイムが重要なのは、そ
れがディスクドライブの特定のデータ単位を確認または
貯蔵するために必要とされる時間を決定する際に重要な
役割りを果たすからである。最後の高いデータ転送速度
は、最新のCPUがディスクドライブよりもはるかに速
い速度でデータを転送できるゆえに重要である。この不
一致は、データ転送速度の関数であるコンピュータシス
テム性能全体における基本的な隘路を生じる。したがっ
てCPU速度の増大は、コンピュータが入力/出力
(「i/o」)バウンド(bound)であるならば、
システム性能全体を照応して増大させることにはならな
い。
【0008】このディスクドライブの入力/出力の隘路
を克服し、かつディスクドライブ性能を向上させる努力
において、フライングヘッド・ディスクドライブ設計は
最新の技術発展の成果を用いて徐々に改良されてきた。
使用できる技術に関する抑制があるならば、性能の改
良、信頼性の向上およびコストの低減との間の適切な妥
協を図るために若干の異なる設計パラメータを変更する
ことができる。
【0009】空気ベアリング式磁気記録ヘッドの発展に
おける主流は、スライダとディスクとの間隔を狭めるこ
とに向けられてきた。これは、ディスクを次第に平らに
かつ滑らかにすることにより、スライダを小型化するこ
とにより、さらに空気ベアリングへの負荷を与える可撓
体を適切に変更することにより達成されてきた。ヘッド
とディスクとの間隔つまり「飛行高さ」が減少するなら
ば、ヘッド/ディスクの効率が増加し、面記録密度の増
加が得られる。その上、他のディスクドライブ性能パラ
メータも飛行高さの減少により向上する、というのはリ
ニアおよびトラック密度が向上するために所定のデータ
量がより少ないディスク回転およびより少なく短いヘッ
ド探査を以て貯蔵または検索できるからである。
【0010】低い飛行高さは性能を向上できるが、それ
らは結果としてのドライブが汚れ、操作きず、除気、お
よび小粒子または表面の凹凸を生じるその他の作用によ
り惹起される問題に影響され易いという事実のゆえに多
くの困難をもたらし得るのである。大きな飛行高さでは
問題とならなかった不完全さも、小さなヘッド/ディス
ク間隔では重大な信頼性問題を惹起し得る。より優れた
表面仕上げを持つ平らなディスクの場合でも、一方の要
素または両方を損耗させる恐れのある高速度ヘッドと回
転するディスク表面との接触というリスクは減少した飛
行高さにおいては増大する。ドライブ操作中のヘッド/
ディスクの接触にも拘らず、信頼できる長期間のドライ
ブ操作はヘッド/ディスク界面の問題により悪影響を及
ぼされ得る、というのはほとんどのスライダは代表的に
はスピンドルモータがオフされた時にディスクに「着
地」し、また該モータが再スタートした時にディスクか
ら「離陸」するからである。滑らかなディスク上でのこ
のスライダの離陸および着地は、スティクション(st
iction)関連の問題、摩耗、ヘッド衝撃などを惹
起する恐れがある。スライダのロード/アンロード機構
を利用した設計では、接触スタート・ストップにより惹
起されるスティクションおよび摩耗問題は低減できる
が、そのような機構はコストを増加させると共に、信頼
できるヘッド・ローディングの保証における別の問題を
惹起する。
【0011】フライング・ヘッド設計はドライブ操作中
のヘッド/ディスクの接触を回避することにより高度の
信頼性を達成したが、すべての公知のフライングヘッド
・ディスクドライブ設計には一定の基本的な制限が不可
避である。例えば、空気ベアリングのサスペンション
は、間隔ロスのために必然的にヘッド/ディスクの磁気
効率を低下させる。空気ベアリング構造という条件から
も、フライング・ヘッドは通常は実際の記録変換器のサ
イズおよび質量と比べて大きくかつ頑丈である。大きな
ヘッドサイズおよび質量はディスク/ディスク間隔を制
限すると共に、ヘッド構造がディスク表面に接触する際
に生じる問題を悪化させる。大きなスライダ質量はま
た、特に多重ヘッドおよびディスクを持つ高性能ドライ
ブにおいて例えば変換器質量のみを移動および位置決め
するために要するよりもはるかに強力なアクチュエータ
の使用を必要とする。
【0012】その他の問題を考慮するならば、異なる半
径でのディスクの局部表面速度の変化はフライングヘッ
ド・ドライブに対する付加的な問題を惹起する、という
のは飛行高さおよび空気ベアリング剛さのいずれも空気
膜速度の変化に応じて変わるからである。ロータリ・ア
クチュエータを利用したディスクドライブでは、ヘッド
歪みは空気ベアリング表面に沿った空気圧力断面を変化
させ、この変化が同様な困難を惹起し得る。最終的に、
先行技術のフライング・ヘッド式接触スタート・ストッ
プ・ドライブは、スティクションにさらされる。したが
って、該ドライブはディスク回転がヘッド離陸に先立つ
ヘッド/ディスク接触から生じるスティクションおよび
摩擦に抗して開始できることを保証するために、強力な
高トルクモータを必要とする。結果としての消費電力の
増加は、携帯式、ノートブック、パームトップおよびス
タイラスベースド・コンピュータ・ディスクドライブ応
用においては、これらの製品での電池の使用により強い
られる電力制限のために殊に不利となり得る。高い電力
消費は熱発生も増加させるが、それはドライブ装置の信
頼性に悪影響を及ぼす恐れがある。
【0013】先行技術のフライング・ヘッド技術を超え
る重要な進展は、次の米国特許およびいくつかの米国特
許係属出願において開示されている。ハロルド J.ハ
ミルトンに対して1991年8月20日に発行された米
国特許第5041932号「一体化磁気リード/ライト
・ヘッド/可撓体/導体構造体」。ハロルド J.ハミ
ルトンにより1990年12月21日に提出された特許
出願第07/632958号「一体化磁気リード/ライ
ト・ヘッド/可撓体/導体構造体の製造方法」。ハロル
ド J.ハミルトンにより1991年6月5日に提出さ
れた特許出願第07/710561号「一体化磁気リー
ド/ライト・ヘッド/可撓体/導体構造体」。ハロルド
J.ハミルトンにより1991年6月11日に提出さ
れた特許出願第07/710891号「一体化磁気リー
ド/ライト・ヘッド/可撓体/導体構造体」。ハロルド
J.ハミルトンとリチャード D.アンダーソンによ
り1991年4月10日に提出された特許出願第07/
684025号「磁気媒体の接触読み書き用耐摩耗性ヘ
ッド」。ハロルド J.ハミルトンとチモシイ W.マ
ーチンにより1991年8月19日に提出された特許出
願「単一マイクロ可撓性構造体およびその製造方法」。
これらの文書のそれぞれの開示は、参考として本開示に
組み込まれている。
【0014】これらを合わせて、具体的にはそれらの各
技術革新的特徴を一つの選択された操作的全体に統合し
て、前記文書に説明された発明は極めて低質量の一体化
ヘッド/可撓体/導体構造体を開示するが、このヘッド
および可撓体の一体化は極めて小型で低質量のユニット
を形成し、さらに従来のスライダは大幅に小型化された
リニア寸法を持つ強化された耐摩耗性パッドにより有効
に代替されている。殊に、この耐摩耗性パッドヘッド/
変換器に密接して配置され、また微小な可撓性セラミッ
ク桁上に形成されるが、この桁はパッドを支持し、また
パッドを動いている記録媒体面に対して、および該媒体
面との実質的に連続した微小面接触のために負荷する。
したがって、変換器のポール部分は記録表面に極めて近
接した位置となる。さらに以下に可撓性構造体として説
明されるものを構成するセラミック桁に形成されるの
が、変換器の磁気部分のバランスを構成する他の磁気部
材、関連する導電巻線、ならびに桁/可撓体/ヘッド/
変換器ユニットの適正な外界との適合した信号通信接続
のために桁の自由な末端の作業端から桁の他端へ延びる
導電経路である。
【0015】添付図面のいくつかに含まれて以下に説明
されているのが、ここに開示された発明の好ましい態様
における説明のために選択されたヘッド/可撓体/導体
構造体の一つの実施例の主要特徴のいくつかを示すいく
つかの拡大図である。この構造体、関連する他の部材並
びにそれらを製造する工程に関する詳細は、前述した、
および本書の開示の不可欠部分としてここに組み込まれ
た特許および特許出願の詳細開示において記載されてい
る。
【0016】以下に言及される高度に小型化された一体
化構造体により提供されるヘッド/可撓体/導体の寸
法、有効質量、並びに所要負荷の顕著な減少により、媒
体に接触する摩耗パッド(前記)がいずれの部材にも何
らの物理的損耗を与えることなく特に関連するディスク
ドライブ装置の寿命の間は剛性ディスクの記録表面との
滑り接触において信頼的に操作可能である。これらの二
つの部材の「磁気結合」接触は先行技術の「フライン
グ」技術を特徴づける「間隔」ロスのなどを著しく低減
させると共に、生じるヘッド/媒体システムの電磁信号
伝達効率を情報貯蔵面密度の驚異的改良により大幅に向
上させる。
【0017】本マイクロサイズ・システムの発明は、前
記の特許および特許出願において説明および開示された
発明を考慮したディスクドライブ設計の再考から得られ
た。とりわけ顕著な結果が、比較的小さな空間体積(お
よそ50立方センチメートル)における極めて小さな直
径の一つまたは複数の剛性ディスク(50ミリメートル
以下の媒体形状要素)を利用した高密度(すなわち、お
よそ80メガバイト以上のフォーマットされた容量)で
の接触式読み取りおよび書き込みを特徴とする大幅に小
型化された接触記録式剛性ディスク・ディジタル情報貯
蔵システムである。
【0018】先行技術の「フライング技術」ディスクド
ライブ・システムにおいて見出された種々の条件に関す
る前記の説明から、また前記の特許および特許係属出願
において記載された発明の特徴により提供される改良機
会から、本発明の重要な一般目的は体積単位あたりの大
きな貯蔵容量を有する信頼できる高性能の剛性ディスク
ドライブ・システム(ディジタル情報貯蔵システム)を
提供することにあると言明できる。
【0019】本発明の別の目的は、高性能で体積単位あ
たりの大きな容量進歩が小半径(小さな媒体形状要素)
の回転する一つないし複数のディスクにおける記録面と
協働する大幅に小型化されたヘッド/可撓体/導体構造
体を利用した接触式読み取りおよび書き込みにより達成
される装置を提供することにある。特にこの目的は、従
来の高容量のディスクドライブ・システムにおいて得ら
れる最小媒体形状要素よりもはるかに小さい媒体形状要
素を利用する高容量ディスクドライブ・システムを提供
する関連目的を具体化する。
【0020】本発明の別の目的は、先行技術のドライブ
においてみられるよりもはるかに小さいディスク対ディ
スクの間隔を以て採用できる多重ディスクを利用するこ
とが可能な全般的に説明された形式のディスクドライブ
・システムを提供することにある。
【0021】本発明のさらに別の目的は、特に操作モー
ドにおいて先行技術のドライブよりも著しく耐衝撃性で
あるディスクドライブ・システムを提供することにあ
る。
【0022】本発明のさらに別の目的は、大気圧の変化
の作用に影響されないこれまで一般に説明されたような
ディスクドライブ・システムを提供することにある。
【0023】他の重要な目的が意図するのは、所要電力
を低減した貯蔵システム、ヘッドの崩れのないシステ
ム、より軽いヘッド負荷で作動するシステム、実質的に
スティクション作用のないシステム、極めて速いシーク
・タイムに関連して上記のすべてを提供するシステム、
そして先行技術と比較してあらゆる選択された媒体形状
要素のディスク面上の半径方向により広いデータ帯域を
利用できるシステムである。
【0024】要約するならば、本発明は密封されたディ
スクドライブ・ハウジング内に回転可能に装着された一
つまたは複数の剛性で小直径の磁気的記録ディスクを含
む。危険でもなく、また必要でもないが、好ましい場合
には、少なくとも部分的に排気することができる。使用
される一つないし複数のディスクはおよそ50ミリメー
トル以下の直径を持ち、ここに提供された特定の説明で
は48ミリメートルの選択された直径である。そのよう
な設定のため、本書を通して「50ミリメートル以下の
媒体形状要素」という用語が使用される。使用される各
ディスクは一つだけの記録面を以て操作できるが、二重
面操作が好ましく、それが以下に開示および説明され
る。
【0025】説明されたように各ディスク記録面との接
触結合で操作されるのが、埋め込まれた接触記録変換器
を持つ極めて低質量のヘッド/可撓体/導体構造体であ
る。各変換器は少なくとも部分的に耐摩耗性パッドによ
り包まれるが、このパッドはディスクの記録面とすべり
接触して直接的に作動する。可撓体は摩耗パッドをディ
スク面に対してドライブ操作中に実質的に連続して負荷
すべく設計されており、その作用は空気ベアリングつま
り関連構造体を不要とする。各可撓体は、埋め込まれた
変換器をディスクの記録面上の特定の半径(トラック)
位置に移動させるために使用されるピボット式アクチュ
エータ・アームに取り付けられる。
【0026】一つないし複数の電子データのチャンネル
が変換器信号を処理するために採用され、またドライブ
をホストアダプタ、コントローラ、コンピュータ・シス
テムなどの外部デバイスに接続するために適切なインタ
ーフェース構造体が設置される。
【0027】とりわけ極めて小さなディスク媒体形状要
素と低質量で低接触負荷のヘッド/可撓体/導体構造体
の組み合わせにより、ディスクを回転させるために低出
力のモータを使用することが可能となる。
【0028】本発明により提案されるディスクドライブ
・システム全体は、極めて小さな空間体積しか占めな
い。特に、ここに開示されるシステムの好ましい構造は
およそ13ミリメートル以下の全高並びにおよそ73ミ
リメートルxおよそ54ミリメートルの面積により、お
よそ50立方センチメートルの体積しか占めない。好ま
しくは、また前記の高さ制限内で、複数の剛性ディスク
(本書の一つの実施態様では2枚のディスクの積層)が
およそ1.3ミリメートル以下の隣接ディスクの対向面
の間の間隔で配置される。
【0029】以下により詳しく説明されるように、本発
明のシステムにおけるディスクの各面は40メガバイト
を超える貯蔵を行う能力を有する。積層した2つのディ
スクを使用するここに示されたシステムの実施態様で
は、上記の極めて小さな空間体積におけるシステムの貯
蔵容量は160メガバイトを超える。
【0030】本発明のディスクドライブ・システムの最
も顕著な長所は、ヘッド/媒体の分離の最小化と部材の
構造特性の改良による高い面密度である。
【0031】もう一つの長所は体積単位あたりのデータ
容量の改良であるが、この容量は高い面密度、ディスク
寸法の低減並びにヘッドおよび可撓体の構造体の極めて
小さな寸法により可能となった小さなディスク対ディス
クの間隔の成果である。これらのすべてにより、先行技
術のドライブに関して採用されたものよりも小さな形状
要素での高貯蔵容量ディスクドライブの製造が可能とな
る。
【0032】本発明の貯蔵システムの別の長所は、部材
構造体の低質量のゆえにヘッドおよびディスクの崩れが
ないことである。さらに、部材構造体の低減された質量
のおかげで、ドライブはヘッドのぶつかりにより惹起さ
れるヘッドまたはディスクの損耗を生じることなく非操
作モードにおける強い衝撃に耐えることができる。
【0033】本発明のさらに別の長所は、減少した部材
サイズおよび質量並びにそれらから得られる高い部材剛
性が高い帯域幅のサーボシステムと結合されることによ
り、ドライブがデータ取扱い上の信頼性を劣化させるこ
となく強い操作衝撃および衝動に耐え得ることである。
【0034】すべてのシステム部材が密封されたハウジ
ング内に収納されており、また前記のような「接触」相
互作用のゆえに、本発明の他の長所は周辺の空気圧力の
変化に影響されないことであり、また均一なヘッド/デ
ィスク界面を維持するために空気ベアリングに依存しな
いため、ハウジングはディスクを回転させるために要す
る力を下げるために任意に少なくとも部分的に排気でき
る、というのは「空気抵抗」が少ないからである。
【0035】提案されたシステムの別の長所は、サイ
ズ、質量並びに可動構造体の慣性の低減による消費電力
の低減である。
【0036】本発明のさらに重要な特徴は、極めて低い
ヘッド負荷力、接触域の小さなサイズ並びに耐摩耗性パ
ッド材料とディスク面との間の低い摩擦係数による静止
摩擦および動摩擦の減少である。
【0037】本発明のシステムにより提供されかつ達成
されるこれらおよびその他の重要な目的および長所は、
以下の説明が添付図面と関連して読まれることによりさ
らに容易に明らかとなるであろう。
【0038】ここで図面に注目し、まず図1および図2
に言及するならば、全体的に10で示されているのがデ
ィジタル情報を貯蔵するための剛性ディスクドライブ・
システムの形式の情報貯蔵システムである。装置10に
含まれるのは、ベース12とそれに密封的に接合され
た(例えばシリコンゴム製の隠しガスケットを使用し
た)カバー12を含む二割りのハウジング12であ
る。ハウジング12は、それと共に装置10を構成する
他の部材のすべてを囲む。以下に説明される好ましい実
施態様では、密封されたハウジングの内部は本質的に大
気圧と平衡状態に維持される。しかし、一定の性能挙動
を高めるためにハウジングを脱気することが望ましい場
合があり、その際に適合する脱気圧力はおよそ0.05
気圧である。
【0039】装置10は「寸法特性」として本書に引用
されるものを含むが、それはハウジング12の外側境界
により規定される。以下に説明される実施態様における
寸法特性は、およそ73ミリメートルの長さ(図1およ
び図2での左右寸法)とおよそ54ミリメートルの幅
(図1の垂直寸法)を有する面積として考えられる。そ
のような寸法特性は、およそ13ミリメートルの高さ
(図2にみられる垂直寸法)も含む。これらの測定値が
与えられたならば、ハウジングにより規定される装置1
0のいわゆる寸法特性は重要なことに約50立方センチ
メートルの体積しか占めないのである。
【0040】装置10の寸法特性は本書では50ミリメ
ートルより小さい媒体形状要素に「対応する」ものとし
て、特に特定的に48ミリメートルの媒体形状要素(ハ
ウジング12内での操作のために含まれた以下に説明さ
れる剛性ディスクの直径により規定される)に対応する
ものとして引用される。
【0041】ハウジング内には低出力のブラシレス直流
スピンドルモータが配置されているが、このモータはハ
ウジング・ベース12に形成された中空の円筒形支持
ボス12の外側に適合して取り付けられたコイル担持
ステータ14を含む。モータ14はまた永久磁石ロー
タ14を含むが、これは図示された配置を以て軽量の
ロータリスピンドル16に適合して結合される。スピン
ドル16はボス12の中空内部内に位置するジャーナ
ル軸受20により、18で表された軸のまわりに回転す
べく取り付けられている。
【0042】ドライブ稼動中は従来の制御/フィードバ
ック電子機構との適切な接続(図示せず)により、稼動
中のモータ14は約4800rpmの正確で一定のスピ
ンドル回転速度を維持すべく作動する。
【0043】適合したクランプ22によりスピンドル1
6の上側に(それとのユニットとして回転するために)
支持されるのが剛性磁気記録ディスクつまり貯蔵媒体2
4であるが、このディスクはその対向軸面にディジタル
化された情報を二面読み取りおよび書き込みするための
磁性層構造体を備えている。ディスク24のこれらの二
つの面は24、24で示されており、ディスク側面
のそれぞれに位置するこの磁気記録層構造体は操作記録
面と呼ばれる。ディスク24は、48ミリメートルにす
ぎない外径と約0.63ミリメートルの全厚を有する。
50ミリメートルより小さい媒体形状要素、より正確に
は(以下に説明される特定の実施態様に関して)48ミ
リメートルの媒体形状要素に対応する寸法特性により特
徴づけられる装置10を具現するのがディスク24の外
径である。ディスクの小さな直径および低減された厚み
はとりわけ、低質量で低出力仕様の回転操作に寄与す
る。
【0044】ディスク24についてさらに説明するなら
ば、各記録表面は面にある磁気異方性を持つ磁束戻り下
層および面と交差した磁気異方性を持つ硬磁気記録膜外
層つまり上層の形式を取る。この磁気記録膜は、滑らか
な炭素保護膜とヘッドおよびディスクの摩耗を最少化す
るための任意の潤滑剤層とにより保護される。
【0045】このディスク24に加えられる荷重は先行
技術のフライングヘッド・ドライブに加えられる荷重に
比べてはるかに低減されるという以下に明らかとなる事
実のゆえに、ディスクの中央支持基体は先行技術のディ
スクで採用される基体よりも任意に薄くされ得る。例え
ば以下に説明される装置では、使用される変換器(後
述)はおよそ40ミリグラム程度の荷重を以てディスク
の記録表面に接触する。そのような荷重は、先行技術の
フライング・ヘッド設計における変換器/ディスク・ロ
ーディングを特徴づける負荷力よりもおよそ2オーダー
も大きさが低いのである。
【0046】これらのすべての最終結果においては、ヘ
ッド/ディスクの摩耗が大幅に低減されるだけでなく、
ディスク質量並びに装置全体寸法と装置の所要稼動力の
すべてが大幅に減少する。
【0047】記録表面24、24に関してディジタ
ル情報を読み取りおよび書き込むために装置10のディ
スク24と協働するのが、二つの細長い一体化ヘッド/
可撓体/導体構造体のそれぞれ26、28であり、それ
らは前記の特許および特許係属出願において詳しく説明
された特徴にしたがって製作される。これらの構造体2
6、28のそれぞれは構造体の末端に隣接して担持され
たリード/ライト・ヘッド構造体つまり変換器を含む
が、その端はディスク24のそれぞれ係合する記録表面
と実質的に連続して接触している。構造体26、28の
末端は、それぞれ26、28で表される。構造体2
6、28がディスクの記録表面に対する運動のために取
り付けされる方法が手短かに説明されるが、ここで述べ
たいのは、これらの細長い構造体のそれぞれはその固定
端がディスク24の係合面に対して約3度の角度をなし
て取り付けられており、また構造体の末端(変換器)は
焼入れされた摩耗パッドを介して約40ミリグラムの力
を以て係合ディスク面に接触することである。
【0048】ここまで行われてきた装置の説明からしば
らく外れて、図3、図4および図5に注目するならば、
それらには構造体26の構造が示されている。構造体2
8の構造はそれと全く同一である。単独構造体26は、
端26の近くにリード/ライト・ヘッド構造体30、
細長い桁状の可撓性構造体32、および変換器構造体の
作業端部分とみなされ得るものを少なくとも部分的に包
む焼入れされた摩耗パッド34を含む。
【0049】図3、図4および図5に示されたものを少
し詳しく観察するならば、ヘッド構造体30に含まれる
のが磁気ポール構造体36であるが、これは細長い磁気
コア36と結合するヨーク36の下端に位置するリ
ード/ライト・ポールチップ36を含む。さらにこの
磁気構造体を説明するならば、それは後方ギャップ・ス
タッド36と復帰ヨーク36を含む。ら旋コイル3
8はコア36を囲むと共に、細長い電気経路つまり導
体40、42と結合するが、これらの導体は図3、図4
および図5における可撓性構造体32の右端に隣接して
それぞれ形成された適合する接触パッド41、43に向
かって延びる。
【0050】構造体26には異なる指定寸法が採用でき
るが、ここではそれは約8.0mmの非支持長さ、約
0.5mmの全幅(図5のその垂直寸法)および約0.
04mmの全厚(図4のその垂直寸法)を有する。図5
の寸法Wで示されたリード/ライト・ポールチップ36
の幅は約6ミクロンであり、またポールチップでの厚
さT(図4参照)は約0.25ミクロンである。ここで
構造体26を構成する部分全体の有効質量は、およそ
1.5ミリグラム以下である。
【0051】構造体26、28も、ここで電磁相互作用
/インターフェース手段としてみなされる。
【0052】装置10に含まれるその他の部材の説明に
戻るならば、図1および図2において全体的に60で表
されているのがサーボ制御されたアクチュエータ組立体
つまりアクチュエータであるが、これはボイスコイル・
モータ62と協同して稼働し、二つのヘッド/可撓体/
導体構造体(26、28)を支持してディスクの対向す
る記録面上に弧をなして移動させ、それにより変換器を
ディスクの表面上のいずれかの選択された同心状リード
/ライト・トラックに対して位置決めする。モータ1
4、62は、ここで集合的に相対運動生成手段としてみ
なされる。
【0053】アクチュエータは63で表された軸上で旋
回する比較的軽量の装置(約1.5グラム)であり、こ
の装置は半径方向に延びる上下の腕60、60を含
むが、これらの腕は半径方向に延びて前述のヘッド/可
撓体/導体構造体26、28をそれぞれ担持する。これ
らの腕は中央のロータリハブ60で支持されるが、こ
のハブはハウジングベース12に形成された中空の円
筒形ボス12の内側でジャーナル支持されている。適
合したジャーナル接続は、前述の軸受20に類似したジ
ャーナル軸受64により行われる。
【0054】アクチュエータ60は腕60、60
よび構造体26、28の片持ち質量がつり合わせ機構6
によりつり合わせられた質量平衡のロータリ設計で
あるが、このつり合わせ機構は説明されている実施態様
では前述のボイスコイル・モータ62における「ロー
タ」を実際に形成するコイル巻線の形式を取る。位置制
限ピン66(特に図1参照)は構造体26、28の変換
器の旋回を約30度の弧に制限するが、それによりこれ
らの変換器は記録表面24、24の記録可能な全域
にわたる稼動位置に旋回できる。具体的には、ピン66
は変換器が内側へ軸18から約9mmの距離に旋回する
こと、また外側へ同軸から約23mmの距離に旋回する
ことを許容する。したがって当業者は、本発明のシステ
ムは従来のフライング・ヘッド装置により代表的に使用
可能な最も内側の半径方向位置よりも回転軸に近いディ
スク上の半径方向の内側のデータを(媒体形状要素とは
無関係に)読み取りおよび書き込みできることを理解す
るであろう。
【0055】ロータ62と協働するモータ62内のス
テータを形成するのは磁石62などの永久磁石である
が、これらの磁石はロータの下側のベース12に適合
して結合される。
【0056】より大きな高性能の先行技術のディスク・
ドライブにおいてたまにみられる従来のリニア・アクチ
ュエータと比べるならば、アクチュエータ60はドライ
ブ・ハウジング内ではるかに少ないスペースしか必要と
せず、また操作上の衝撃により惹起される問題に影響さ
れにくい。例えば代表的なリニア・アクチュエータは、
アクチュエータ60とは異なり、ディスク表面の平面に
平行な平面において作用する力の作用を最小にするため
にピボット点のまわりで質量平衡することができない。
【0057】ロータリ・アクチュエータおよび装置10
に対して選択された係合機構は、一端に隣接して位置す
るリード/ライト・ヘッド構造体と他端に隣接して位置
するボイスコイル・モータとを備えた本質的にピボット
支持された桁の形式を取るものとみなすことができる。
装置稼動中に励起されたならば、アクチュエータ60は
ヘッド構造体を半径方向経路に近似した弧状経路でディ
スク24の記録表面上に動かす。従来のフライングヘッ
ド・ドライブでは、ロータリ・アクチュエータによるそ
のような弧状運動はヘッド歪み作用を生じるが、それは
空気ベアリング剛さの顕著な変動とヘッド/媒体の間隔
の変化を惹起する。しかし、本発明のシステムは均一な
ヘッド/ディスクの界面域を維持するために空気ベアリ
ング作用に依存していないため、ヘッド歪みはほとんど
無関係であり、またアクチュエータ60は変換器を半径
方向に回転軸18に極めて近い位置へ内側に送るために
首尾よく使用できる。
【0058】装置10において、アクチュエータ60の
動きは正確な変換器位置決めを保証するフィードバック
・ループを形成するためにディスク24のトラックに埋
め込まれた適切なサーボ位置決めデータを備えた従来の
閉ループサーボ技術を用いて制御される。
【0059】従来の高い転送速度データチャネル構造体
(図示せず)は、ヘッド/可撓体/導体構造体と装置1
0を外部デバイスに接続する従来のインターフェース電
子機構との間の電気的相互接続を提供するために採用さ
れる。
【0060】上記のような装置10では、両面24
24のそれぞれでの貯蔵容量は40メガバイトを超え
る。したがって、装置10は極めて小さな空間体積にお
いて約80メガバイトより少なくない貯蔵容量を提供す
る装置とみなすことができる。
【0061】ここで図6に注目するならば、そこには共
通の回転軸18上で回転する二つの軸方向に積み重ねら
れたディスクを採用した装置10の変更態様が示されて
いるが、この装置はハウジング12により上記のように
規定される同じ極めて小さなスペース体積において16
0メガバイトを超える貯蔵容量を備えた装置を提供す
る。図6では、図1および図2において説明されたシス
テムにおけると同様にここでも現われる構造要素は同じ
参照数字を付けられる。ここでの違いは、図2と図6の
比較から明らかとなるはずである。例えば、スピンドル
16は軸方向にスリップフィット・スペーサ70により
延長されるが、それは情報の二重面読み書きのためにデ
ィスク24と同様に準備された第二の剛性の磁気的記録
ディスク72の積み重ねを可能にするためである。以下
に説明される2枚ディスク・システムでは、ディスク2
4、72の対向面間の軸方向間隔は約1.3ミリメート
ル以下である。
【0062】ディスク72の二つの記録面と協働するの
が二つのヘッド/可撓体/導体の構造体74、76であ
るが、これらはそれぞれ前述の構造体26、28と同一
である。構造体74、76を担持するのは、ハブ60
に適合してそれぞれ取り付けられた質量平衡された腕6
、60である。
【0063】したがって、本発明のシステムの二つの重
要な実施態様が以下に示され、かつ説明される。
【0064】ここで本システムの重要な長所および特徴
のいくつかを再び説明するならば、垂直接触記録で達成
できる極めて高い面密度により、本発明の一つの実施態
様にしたがって単一の小さな媒体形状要素つまり48ミ
リメートルのディスクを使用して先行技術形式のドライ
ブでは代表的にはいくつかの大きなディスクを要するで
あろう大きな貯蔵容量を達成することができる。先行技
術のディスクにおけるそれらの相当部品よりもはるかに
小さな直径と厚みを有するこれらのディスクによりその
ような高い容量を実現するために少ないディスクを使用
することは、システムにおける回転するディスクの慣性
を著しく低減すると共に、相対的に小さな低出力スピン
ドル・モータの使用を可能にする。そのような低出力モ
ータはディスク回転を始めてさらに一定のディスク回転
を維持するために明らかに十分であるのみならず、始動
時の故障も少ない、というのは本発明において採用され
たヘッド/可撓体/導体構造体は実質的にスティクショ
ン作用を持たないからである。各ヘッド/可撓体/導体
構造体の著しく低減された質量はフライングヘッド・ド
ライブシステムにおける対応要素のそれより少なくとも
1オーダ小さいが、それにより指定アクセスタイムを実
現するために低出力のボイスコイル駆動モータを使用す
ることができる。先行技術のドライブ設計に採用された
ものと同じレベルのアクチュエータの消費電力を利用す
べく本発明を変更することによりより速いアクセスタイ
ムを実現することができるが、ここに説明されるシステ
ムにおいて実施される好ましいアプローチは消費電力を
低減すると共に約16ミリ秒という速い平均アクセスタ
イムを実現するために低出力のボイスコイル・モータを
使用する。この種のアクセスタイムは、現在の高速フラ
イングヘッド・ディスクドライブにおいて代表的であ
る。
【0065】上記の説明から当業者には、本発明のシス
テムにおける要素構造体の極めて小さな寸法および低質
量がアクチュエータ、ハウジング要素、スピンドルユニ
ット、ヘッド/可撓体/導体構造体並びにアクチュエー
タ・サーボ制御ループ内にある他の部品の結果としての
高い共振周波数に関して高い要素剛性をもたらすことが
明らかとなるであろう。したがって、また高い合成共振
周波数のゆえに、サーボ電子機構は高い操作帯域幅を利
用すべく設計できるため、より速くかつ正確な位置決め
が可能になる。しかもそのような高い帯域サーボ制御は
ドライブを外部的に加えられる衝撃および衝動などの障
害に対してより速く反応させる強力なサーボ反応を提供
するが、そのため本発明はそのような障害に対してより
安全である。速い情報アクセスの促進に加えて、開示さ
れた比較的堅固な機械的システムと結合した高帯域幅の
サーボ制御ループの精度の向上は高いトラック密度を容
易に達成させ得る。
【0066】前に引用した特許および特許係属出願の内
容に再び言及するならば、本発明のシステムにおいて採
用されるべきヘッド/可撓体/導体構造体の特定形式は
一定のセッティングにおける付加的な改良を達成するた
めに変更できることに気付くであろう。例えば、各単一
のヘッド/可撓体/導体構造体はそれに異なる形状を与
えて異なる重量/剛性/共振特性に変更され得る。櫛状
配列の複数のヘッド/可撓体/導体構造体は、アクセス
タイムを高めるためにディスクの両面で使用することも
できる。
【0067】驚くべきことに、本発明のシステムにおい
て採用される48ミリメートルのディスクの減少したサ
イズおよび表面積にも拘らず、80メガバイトを超える
ディスクあたりの貯蔵容量が達成できる。改良されたヘ
ッド/媒体性能は、およそ3000TPIのトラック密
度を提供する正確なクローズド・ループ・サーボ位置決
めを伴うおよそ100KBPIの線ビット密度により特
徴づけられる。
【0068】本発明のシステムの特性である高められた
記録容量をさらに考察するならば、明らかに当該の接触
記録ヘッドの微小寸法は従来のフライング・ヘッドの寸
法が行うよりも可能なディスク表面積をより効率的に利
用させ得る。もちろん、採用されるいずれの記録ヘッド
も運動範囲が制限されるが、それは特定のディスク面の
半径の長さ以下であり、ディスク記録面の磁気的および
物理的準備により付加的な制約が課せられる。ポテンシ
ャルな記録幅域のサイズを最終的に決定するのは、これ
らの後者の制約である。代表的な空気ベアリング式スラ
イダの幅はここに提案される埋め込まれたリード/ライ
ト変換器の幅より大きいため、先行技術のヘッドはスラ
イダの幅からリード/ライト変換器要素の幅を差し引い
た幅に等しい幅を持つポテンシャルなデータ帯域を使用
できないであろう。約85ミルの幅を持つ最新のフライ
ング・ヘッドに比べて、2ミル以下の幅を持つここに開
示された接触記録式ヘッドはあらゆる指定データ帯域に
対して240以上の特別データトラックを利用できる
が、もちろん、先行技術のフライング・ヘッドも本発明
のシステムと同様に高い3000TPIのトラック密度
を実際に達成できると思われる。本発明において採用さ
れる接触記録式ヘッドは均一なヘッド/ディスクの間隔
を維持するために空気ベアリング作用に依存しておら
ず、また該接触記録式ヘッドは極めて低い質量およびス
ティクションしか有しないため、本発明のシステムは先
行技術のドライブにおいて普遍的にみられる専用パーキ
ングまたは接触−スタート−ストップに対する準備を必
要としないより広いデータ帯域の使用を可能にする。
【0069】さらに情報密度の向上は「ゾーン・ビット
記録」として知られる技術の使用により達成できるが、
この場合にはデータ帯域全体が隣接する同心ゾーンつま
りサブ帯域に区分され、各ゾーンのトラックあたりのビ
ット容量は当該ゾーンの最も内側のトラックの最大許容
ビット密度によりセットされる。この技術は、増加した
トラック円周とディスク上の大きな半径での高いディス
ク速度とを利用することによりドライブ密度の向上を実
現する。そのような技術は先行技術のドライブによって
も使用されてきたが、実際の密度利得はヘッド/ディス
ク界面域の事情により制約された、というのは大きなデ
ィスク半径ではディスク速度の増加が通常は飛行高さの
増加をもたらし、それにより達成できる線ビット密度を
制限する間隔ロスが惹起されるからである。
【0070】対照的に、本発明のシステムは大きな半径
でも間隔ロスを示さないため、ゾーン・ビット記録の使
用に対して理想的に適合している。そのため、線ビット
密度はディスクの半径上のいかなる点においても最適化
され得る。
【0071】かくして本発明により提案されるのは、約
50立方センチメートルの体積しか占めない極めて小さ
な媒体形状要素において、また48ミリメートルの直径
を持つ単一の剛性ディスクのみを利用して約80メガバ
イトより少なくない情報を貯蔵することのできるディス
クドライブ情報貯蔵システムである。図6に示されたよ
うな複数ディスクの変更態様も同じ小さなスペース体積
内で明らかに可能であり、構成要素のすべての極めて小
さなサイズおよび各ディスクの相対的な薄さが複数ディ
スクの積み重ねを前記のハウジングのスペース内に装着
させかつ十分に操作させ得るという事実のゆえに、実質
的に2倍の貯蔵容量が提供されることになる。
【0072】システム操作中の消費電力は、同等の性能
および容量を持つ先行技術のドライブが要するものより
もはるかに少ない。ディスク崩れ、ヘッドのぶつかり、
ヘッドの崩れ、スティクション並びに先行技術のフライ
ング・ヘッド式剛性ディスクドライブに固有の他の信頼
性問題などは、本発明を特徴づける設計により阻止され
る。ここに提案された接触記録構造体は空気ベアリング
作用に依存しないことからも、本発明のシステムは周辺
空気圧の変化により影響されにくい。
【0073】したがって、本発明により提案されるのは
独特で極めて小さく、極めて高い貯蔵容量の剛性ディス
クドライブ・システムであり、それは前述の目的のすべ
てを極めて実用的かつ満足できるやり方で充足する。本
システムにおいて行われ得るいくつかの変更が提示され
ており、他の変更は当業者にとって明らかであり、さら
にこれらのすべては本発明の精神から逸脱することなく
実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明にしたがって製作される小フォー
マットの剛性磁気ディスク情報貯蔵装置を示す開かれた
平面図である。
【図2】図2は図1に示された装置を図1の底から見上
げた図1と同じ尺度の縦断面図である。
【図3】図3は、図1および図2の装置において使用さ
れる分離された一体化リード/ライト用ヘッド/可撓体
/導体構造体の著しく拡大された作業面の分解透視(回
転)図である。
【図4】図4は、すべてが細長いセラミック製可撓体内
に形成されているプローブ形式のヘッド(変換器)並び
にそれと接続された電気コイルおよび導電トレースの一
体構造を示す図3の構造体の大幅に拡大された分解縦断
面図である。
【図5】図5は図4の底面からみた分解平面図である。
【図6】図6は、本システムが複数(二つ)の軸方向に
積み重ねられた協同回転可能な剛性磁気貯蔵ディスクを
以て製作される本発明の変更態様を示す図2に類似した
分解断面図である。
【符号の説明】
10 情報貯蔵装置 12 ハウジング 16 ロータリ・スピンドル 18 軸 24 剛性磁気記録ディスク 24 ディスク面 26 可撓性構造体 26 末端 60 アクチュエータ組立体 60 腕 60 ロータ 62 ボイスコイル・モータ 62 磁石
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 スタンレー・エフ・ブラウン アメリカ合衆国カリフォルニア州95070、 サラトガ、ローリング、ヒルズ、ロード 22265

Claims (70)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転可能な剛性の磁気的貯蔵媒体およ
    び、これと協働して、前記貯蔵媒体に対して情報をやり
    とりさせるための電磁的相互作用/インターフェース手
    段を組み入れた情報貯蔵システムにおいて、寸法特性が
    約50立方センチメートルより大きくない体積を占める
    こと、そして約80メガバイトより少なくない貯蔵容量
    を特徴とする情報貯蔵システム。
  2. 【請求項2】 その寸法特性が50ミリメートルより小
    さい媒体形状要素に対応したことを特徴とする請求項1
    記載の情報貯蔵システム。
  3. 【請求項3】 約13ミリメートルを超えない高さを有
    したことを特徴とする請求項2記載の情報貯蔵システ
    ム。
  4. 【請求項4】 横がおよそ73ミリメートルで、縦がお
    よそ54ミリメートルの面積を有したことを特徴とする
    請求項3記載の情報貯蔵システム。
  5. 【請求項5】 その寸法特性が48ミリメートルの媒体
    形状要素に対応したことを特徴とする請求項1、3また
    は4記載の情報貯蔵システム。
  6. 【請求項6】 前記貯蔵媒体は密封ハウジング内に収納
    されることを特徴とする請求項1、2、3または4記載
    の情報貯蔵システム。
  7. 【請求項7】 前記ハウジングは少なくとも部分的に排
    気されることを特徴とする請求項6記載の情報貯蔵シス
    テム。
  8. 【請求項8】 回転可能な剛性の磁気的貯蔵媒体およ
    び、これと協働して、前記貯蔵媒体に対して情報をやり
    とりさせるための電磁的相互作用/インターフェース手
    段を組み入れた情報貯蔵システムにおいて、48ミリメ
    ートルの媒体形状要素に対応した寸法特性および約80
    メガバイトより少なくない貯蔵容量を特徴とする情報貯
    蔵システム。
  9. 【請求項9】 前記貯蔵媒体は密封ハウジング内に収納
    されることを特徴とする請求項8記載の情報貯蔵システ
    ム。
  10. 【請求項10】 前記ハウジングは少なくとも部分的に
    排気されることを特徴とする請求項9記載の情報貯蔵シ
    ステム。
  11. 【請求項11】 回転可能な剛性の磁気的貯蔵媒体およ
    び、これと協働して、前記貯蔵媒体に対して情報をやり
    とりさせるための電磁的相互作用/インターフェース手
    段を組み入れた情報貯蔵システムにおいて、横がおよそ
    73ミリメートルで、縦がおよそ54ミリメートルの面
    積を有した寸法特性、および約80メガバイトより少な
    くない貯蔵容量を特徴とする情報貯蔵システム。
  12. 【請求項12】 前記貯蔵媒体は密封ハウジング内に収
    納されることを特徴とする請求項11記載の情報貯蔵シ
    ステム。
  13. 【請求項13】 前記ハウジングは少なくとも部分的に
    排気されることを特徴とする請求項12記載の情報貯蔵
    システム。
  14. 【請求項14】 回転可能な剛性の磁気的貯蔵媒体およ
    び、これと協働して、前記貯蔵媒体に対して情報をやり
    とりさせるための電磁的相互作用/インターフェース手
    段を組み入れた情報貯蔵システムにおいて、約13ミリ
    メートルを超えない高さと、横がおよそ73ミリメート
    ルで縦がおよそ54ミリメートルである面積とを有した
    寸法特性、および約80メガバイトより少なくない貯蔵
    容量を特徴とする情報貯蔵システム。
  15. 【請求項15】 前記貯蔵媒体は密封ハウジング内に収
    納されることを特徴とする請求項14記載の情報貯蔵シ
    ステム。
  16. 【請求項16】 前記ハウジングは少なくとも部分的に
    排気されることを特徴とする請求項15記載の情報貯蔵
    システム。
  17. 【請求項17】 回転可能な剛性の磁気的貯蔵媒体およ
    び、これと協働して、前記貯蔵媒体に対して情報をやり
    とりさせるための電磁的相互作用/インターフェース手
    段を組み入れた情報貯蔵システムにおいて、50ミリメ
    ートルより小さい媒体形状要素に対応した寸法特性、お
    よび前記の電磁的相互作用/インターフェース手段は前
    記貯蔵媒体とすべり接触の状態で作動するリード/ライ
    ト変換器を含んでいることを特徴とする情報貯蔵システ
    ム。
  18. 【請求項18】 約50立方センチメートルより大きく
    ない体積を占めるべく設計されたことを特徴とする請求
    項16記載の情報貯蔵システム。
  19. 【請求項19】 約13ミリメートルを超えない高さを
    有したことを特徴とする請求項17記載の情報貯蔵シス
    テム。
  20. 【請求項20】 横がおよそ73ミリメートルで、縦が
    およそ54ミリメートルの面積を有したことを特徴とす
    る請求項17記載の情報貯蔵システム。
  21. 【請求項21】 前記貯蔵媒体は密封ハウジング内に収
    納されることを特徴とする請求項17、18、19また
    は20記載の情報貯蔵システム。
  22. 【請求項22】 前記貯蔵媒体および前記変換器は密封
    ハウジング内に収納されることを特徴とする請求項1
    7、18、19または20記載の情報貯蔵システム。
  23. 【請求項23】 前記ハウジングは少なくとも部分的に
    排気されることを特徴とする請求項22記載の情報貯蔵
    システム。
  24. 【請求項24】 その寸法特性が48ミリメートルの媒
    体形状要素に対応したことを特徴とする請求項17、1
    8、19または20記載の情報貯蔵システム
  25. 【請求項25】 前記貯蔵媒体は密封ハウジング内に収
    納されることを特徴とする請求項24記載の情報貯蔵シ
    ステム。
  26. 【請求項26】 前記貯蔵媒体および前記変換器は密封
    ハウジング内に収納されることを特徴とする請求項24
    記載の情報貯蔵システム。
  27. 【請求項27】 回転可能な剛性の磁気的貯蔵媒体およ
    び、これと協働して、前記貯蔵媒体に対して情報をやり
    とりさせるための電磁的相互作用/インターフェース手
    段を組み入れた情報貯蔵システムにおいて、寸法特性が
    50ミリメートルより小さい媒体形状要素に対応するこ
    と、そして前記の電磁的相互作用/インターフェース手
    段は前記貯蔵媒体に情報を書き込みまたそこから情報を
    読み取る機能を有する一体化ヘッド/可撓体/導体構造
    体を含んでいることを特徴とする情報貯蔵システム。
  28. 【請求項28】 約50立方センチメートルより大きく
    ない体積を占めるべく設計されたことを特徴とする請求
    項27記載の情報貯蔵システム。
  29. 【請求項29】 約13ミリメートルを超えない高さを
    有したことを特徴とする請求項28記載の情報貯蔵シス
    テム。
  30. 【請求項30】 横がおよそ73ミリメートルで、縦が
    およそ54ミリメートルの面積を有したことを特徴とす
    る請求項29記載の情報貯蔵システム。
  31. 【請求項31】 前記のヘッド/可撓体/導体構造体は
    約1.5ミリグラムより大きくない有効質量を有するこ
    とを特徴とする請求項27、28、29または30記載
    の情報貯蔵システム。
  32. 【請求項32】 前記貯蔵媒体は密封ハウジング内に収
    納されることを特徴とする請求項27、28、29また
    は30記載の情報貯蔵システム。
  33. 【請求項33】 前記一体化構造体および前記貯蔵媒体
    は密封ハウジング内に収納されることを特徴とする請求
    項27、28、29または30記載の情報貯蔵システ
    ム。
  34. 【請求項34】 その寸法特性が48ミリメートルの媒
    体形状要素に対応したことを特徴とする請求項27、2
    8、29または30記載の情報貯蔵システム
  35. 【請求項35】 前記貯蔵媒体は密封ハウジング内に収
    納されることを特徴とする請求項34記載の情報貯蔵シ
    ステム。
  36. 【請求項36】 前記一体化構造体および前記貯蔵媒体
    は密封ハウジング内に収納されることを特徴とする請求
    項34記載の情報貯蔵システム。
  37. 【請求項37】 回転可能な剛性の磁気的貯蔵媒体およ
    び、これと協働して、前記貯蔵媒体に対して情報をやり
    とりさせるための電磁的相互作用/インターフェース手
    段を組み入れた情報貯蔵システムにおいて、50ミリメ
    ートルより小さな媒体形状要素に対応する寸法特性、お
    よび前記の電磁的相互作用/インターフェース手段が前
    記貯蔵媒体に情報を書き込みまたそこから情報を読み取
    るために前記貯蔵媒体とすべり接触して作動する一体化
    ヘッド/可撓体/導体構造体の形をしていることを特徴
    とする情報貯蔵システム。
  38. 【請求項38】 約50立方センチメートルより大きく
    ない体積を占めるべく設計されたことを特徴とする請求
    項37記載の情報貯蔵システム。
  39. 【請求項39】 約13ミリメートルを超えない高さを
    有したことを特徴とする請求項38記載の情報貯蔵シス
    テム。
  40. 【請求項40】 横がおよそ73ミリメートルで、縦が
    およそ54ミリメートルの面積を有したことを特徴とす
    る請求項39記載の情報貯蔵システム。
  41. 【請求項41】 前記のヘッド/可撓体/導体構造体は
    約1.5ミリグラムより大きくない有効質量を有するこ
    とを特徴とする請求項37、38、39または40記載
    の情報貯蔵システム。
  42. 【請求項42】 前記貯蔵媒体は密封ハウジング内に収
    納されることを特徴とする請求項37、38、39また
    は40記載の情報貯蔵システム。
  43. 【請求項43】 前記のヘッド/可撓体/導体構造体お
    よび前記貯蔵媒体は密封ハウジング内に収納されること
    を特徴とする請求項37、38、39または40記載の
    情報貯蔵システム。
  44. 【請求項44】 前記ハウジングは少なくとも部分的に
    排気されることを特徴とする請求項43記載の情報貯蔵
    システム。
  45. 【請求項45】 その寸法特性が48ミリメートルの媒
    体形状要素に対応したことを特徴とする請求項37、3
    8、39または40記載の情報貯蔵システム
  46. 【請求項46】 前記貯蔵媒体は密封ハウジング内に収
    納されることを特徴とする請求項45記載の情報貯蔵シ
    ステム。
  47. 【請求項47】 前記のヘッド/可撓体/導体構造体お
    よび前記貯蔵媒体は密封ハウジング内に収納されること
    を特徴とする請求項45記載の情報貯蔵システム。
  48. 【請求項48】 回転可能な剛性の磁気的貯蔵媒体およ
    び、これと協働して、前記貯蔵媒体に対して情報をやり
    とりさせるための電磁的相互作用/インターフェース手
    段を組み入れた情報貯蔵システムにおいて、50ミリメ
    ートルより小さい媒体形状要素に対応する寸法特性、お
    よび前記磁気的貯蔵媒体は共通の回転軸線に回転するよ
    うに積み上げられた複数の剛性の磁気記録ディスクを含
    んでいることを特徴とする情報貯蔵システム。
  49. 【請求項49】 約50立方センチメートルより大きく
    ない体積を占めるべく設計されたことを特徴とする請求
    項48記載の情報貯蔵システム。
  50. 【請求項50】 約13ミリメートルを超えない高さを
    有したことを特徴とする請求項49記載の情報貯蔵シス
    テム。
  51. 【請求項51】 横がおよそ73ミリメートルで、縦が
    およそ54ミリメートルの面積を有したことを特徴とす
    る請求項50記載の情報貯蔵システム。
  52. 【請求項52】 各記録ディスクは一対の記録面を含
    み、また二重面作動のために設計されており、さらに前
    記の相互作用/インターフェース手段はそのようなディ
    スク面のそれぞれと協働するために設計されていること
    を特徴とする請求項48、49、50または51記載の
    情報貯蔵システム。
  53. 【請求項53】 前記貯蔵媒体は密封ハウジング内に収
    納されることを特徴とする請求項48、49、50また
    は51記載の情報貯蔵システム。
  54. 【請求項54】 その寸法特性が48ミリメートルの媒
    体形状要素に対応したことを特徴とする請求項48、4
    9、50または51記載の情報貯蔵システム
  55. 【請求項55】 前記貯蔵媒体は密封ハウジング内に収
    納されることを特徴とする請求項54記載の情報貯蔵シ
    ステム。
  56. 【請求項56】 隣接する積み上げられたディスクの間
    の間隔は約1.3ミリメートルより小さいことを特徴と
    する請求項48、49、50または51記載の情報貯蔵
    システム。
  57. 【請求項57】 ディジタル情報を貯蔵および再生する
    電磁ディスクドライブ・システムにおいて、記録面を含
    む少なくとも一つの剛性ディスク、前記の少なくとも一
    つのディスクを回転軸線のまわりに動力的に回転させる
    モータ手段、少なくとも一つのリード/ライトヘッド構
    造体およびこれに操作的に連結された細長いサーボ位置
    決めされる可撓性構造体を含み、前記ヘッド構造体と可
    撓性構造体とは合わせて約1.5ミリグラムより重くな
    い有効質量を有している機構、前記ヘッド構造体に操作
    的に連結されてこれに対して信号をやりとりするための
    信号通信手段、および前記システムの全体は50立方セ
    ンチメートルより大きくない体積を占めるように寸法づ
    けられかつ輪郭づけられていることを特徴とする電磁デ
    ィスクドライブ・システム。
  58. 【請求項58】 約13ミリメートルより低い高さを有
    したことを特徴とする請求項57記載の電磁ディスクド
    ライブ・システム。
  59. 【請求項59】 ディジタル情報を貯蔵および再生する
    電磁ディスクドライブ・システムにおいて、記録面を含
    む少なくとも一つの剛性ディスク、前記の少なくとも一
    つのディスクを回転軸線のまわりに動力的に回転させる
    モータ手段、少なくとも一つのリード/ライトヘッド構
    造体およびこれに操作的に連結された細長いサーボ位置
    決めされる可撓性構造体を含み、作動状態で前記ヘッド
    構造体を前記記録面に制御下に相対的移動可能にすべり
    接触している機構、前記ヘッド構造体に操作連結されて
    これに対して信号をやりとりするための信号通信手段、
    および前記システムの全体は50立方センチメートルよ
    り大きくない体積を占めるように寸法づけられかつ輪郭
    づけられていることを特徴とする電磁ディスクドライブ
    ・システム。
  60. 【請求項60】 約13ミリメートルより低い高さを有
    したことを特徴とする請求項59記載の電磁ディスクド
    ライブ・システム。
  61. 【請求項61】 約80メガバイトより少なくない貯蔵
    容量を有したことを特徴とする請求項57または59記
    載の電磁ディスクドライブ・システム。
  62. 【請求項62】 前記ヘッド構造体と可撓性構造体は集
    まって約1.5ミリグラムより大きくない有効質量を有
    することを特徴とする請求項57記載の電磁ディスクド
    ライブ・システム。
  63. 【請求項63】 前記ディスクを収納した密封ハウジン
    グをさらに含むことを特徴とする請求項57、59また
    は52記載の電磁ディスクドライブ・システム。
  64. 【請求項64】 前記ハウジングは少なくとも部分的に
    排気されることを特徴とする請求項63記載の電磁ディ
    スクドライブ・システム。
  65. 【請求項65】 前記ヘッド構造体と可撓性構造体は統
    合かつ一体化されていることを特徴とする請求項57、
    59または62記載の電磁ディスクドライブ・システ
    ム。
  66. 【請求項66】 剛性の磁気的貯蔵媒体、およびこれと
    協働して、前記貯蔵媒体に対して情報をやりとりさせる
    電磁的相互作用/インターフェース手段を組み入れた情
    報貯蔵システムであって、前記貯蔵媒体と前記の相互作
    用/インターフェース手段とは互いに相対的に動くこと
    が出来、かかる相対的運動を生ぜしめるための手段を更
    に組み入れた情報貯蔵システムにおいて、約50立方セ
    ンチメートルより大きくない体積を占める寸法特性、お
    よび約80メガバイトより少なくない貯蔵容量を特徴と
    する情報貯蔵システム。
  67. 【請求項67】 前記貯蔵媒体は少なくとも一つの剛性
    ディスクを含むことを特徴とする請求項66記載の情報
    貯蔵システム。
  68. 【請求項68】 前記の少なくとも一つのディスクは一
    対の操作面を有し、また二重面操作用に設計されている
    ことを特徴とする請求項67記載の情報貯蔵システム。
  69. 【請求項69】 前記貯蔵媒体は少なくとも一つの剛性
    磁気ディスクを含むことを特徴とする請求項1、8、1
    1、14、17、27または37記載の情報貯蔵システ
    ム。
  70. 【請求項70】 前記の少なくとも一つのディスクは一
    対の操作面を有し、また二重面操作用に設計されている
    こと、そして前記の相互作用/インターフェース手段は
    各前記面と協働すべく設計されていることを特徴とする
    請求項69記載の情報貯蔵システム。
JP2488493A 1993-01-19 1993-01-19 高容量、小寸法、剛性ディスクの磁気ディジタル情報貯蔵システム Pending JPH06236673A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04111289A (ja) * 1990-08-31 1992-04-13 Toshiba Corp 磁気ディスク装置
JPH04507476A (ja) * 1989-07-31 1992-12-24 シーゲイト テクノロジー エルエルシー 2と1/2インチ直径のシングルディスク駆動機構の構成

Patent Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04507476A (ja) * 1989-07-31 1992-12-24 シーゲイト テクノロジー エルエルシー 2と1/2インチ直径のシングルディスク駆動機構の構成
JPH04111289A (ja) * 1990-08-31 1992-04-13 Toshiba Corp 磁気ディスク装置

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