JPH06236668A - 小型磁気ディスク装置のインタフェース構造 - Google Patents
小型磁気ディスク装置のインタフェース構造Info
- Publication number
- JPH06236668A JPH06236668A JP2291193A JP2291193A JPH06236668A JP H06236668 A JPH06236668 A JP H06236668A JP 2291193 A JP2291193 A JP 2291193A JP 2291193 A JP2291193 A JP 2291193A JP H06236668 A JPH06236668 A JP H06236668A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- connector
- evaluation
- signal
- circuit
- disk device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ICカードの筐体と同等寸法以下の形状の筐
体1内に組み込まれた小型磁気ディスク装置において、
通常使用のインタフェースのコネクタ4を評価使用時に
も兼用させることができるようにすることを目的とす
る。 【構成】 第1の形態では、筐体1内に通常使用の信号
線と評価使用の信号線を選択してコネクタ4に接続可能
な信号線切換手段5と、通常は切換手段に通常使用の信
号線をコネクタ4に接続する信号を出力し、コネクタ4
への評価使用の条件信号の入力時に評価使用の信号線を
コネクタ4に接続する信号を出力する切換指示手段6と
を設けて構成する。第2の形態では、コネクタ4を固定
部4Aと着脱可能かつ上下逆に結合可能な着脱部4Bとに分
離し、正常な向きに着脱部4Bを固定部4Aに結合させた時
はコネクタ4に制御回路2が接続され、上下逆向きに固
定部4Aに結合させた時は、コネクタ4に評価回路3が接
続されるように構成する。
体1内に組み込まれた小型磁気ディスク装置において、
通常使用のインタフェースのコネクタ4を評価使用時に
も兼用させることができるようにすることを目的とす
る。 【構成】 第1の形態では、筐体1内に通常使用の信号
線と評価使用の信号線を選択してコネクタ4に接続可能
な信号線切換手段5と、通常は切換手段に通常使用の信
号線をコネクタ4に接続する信号を出力し、コネクタ4
への評価使用の条件信号の入力時に評価使用の信号線を
コネクタ4に接続する信号を出力する切換指示手段6と
を設けて構成する。第2の形態では、コネクタ4を固定
部4Aと着脱可能かつ上下逆に結合可能な着脱部4Bとに分
離し、正常な向きに着脱部4Bを固定部4Aに結合させた時
はコネクタ4に制御回路2が接続され、上下逆向きに固
定部4Aに結合させた時は、コネクタ4に評価回路3が接
続されるように構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は小型磁気ディスク装置の
インタフェース構造に関し、特に、データの記録再生を
行うカード状の筐体を持つ小型磁気ディスク装置と、こ
の小型磁気ディスク装置が挿入される上位装置とのイン
タフェース構造に関する。近年、ICメモリカード等の
半導体メモリを用いた小型の可換型記録媒体は、特に軽
量化、高機能化を実現するためにデスクトップ型や携帯
型の電子機器等に搭載されるようになってきている。こ
のようなICメモリカードは、半導体の価格が高く、特
に、大容量の記憶容量が必要とされるようなアプリケー
ションソフトウェア、例えば、ワードプロセッサやノー
ト型のパーソナルコンピュータの文字フォント等、にと
っては普及の妨げになっている。
インタフェース構造に関し、特に、データの記録再生を
行うカード状の筐体を持つ小型磁気ディスク装置と、こ
の小型磁気ディスク装置が挿入される上位装置とのイン
タフェース構造に関する。近年、ICメモリカード等の
半導体メモリを用いた小型の可換型記録媒体は、特に軽
量化、高機能化を実現するためにデスクトップ型や携帯
型の電子機器等に搭載されるようになってきている。こ
のようなICメモリカードは、半導体の価格が高く、特
に、大容量の記憶容量が必要とされるようなアプリケー
ションソフトウェア、例えば、ワードプロセッサやノー
ト型のパーソナルコンピュータの文字フォント等、にと
っては普及の妨げになっている。
【0002】一方、磁気ディスク装置に代表される機械
駆動部分を備えた記録装置は、データの入出力速度は半
導体メモリよりも劣るが、記録媒体の記録容量当たりの
単価が半導体メモリに比べて格段に安く市場に提供され
ている。従って、ICメモリカードの大きさで、価格が
安く、ICメモリカードと同様に使用することができる
小型の磁気ディスク装置が望まれている。
駆動部分を備えた記録装置は、データの入出力速度は半
導体メモリよりも劣るが、記録媒体の記録容量当たりの
単価が半導体メモリに比べて格段に安く市場に提供され
ている。従って、ICメモリカードの大きさで、価格が
安く、ICメモリカードと同様に使用することができる
小型の磁気ディスク装置が望まれている。
【0003】
【従来の技術】近年、ハードディスク装置の小型化技術
の進歩により、図6に示すように、小型のハードディス
ク装置をICカードの筐体と同一寸法形状の筐体内に組
み込むことが可能になってきている。図において、40
はハードディスク装置の筐体、41はプリント基板、4
2はこのプリント基板41上に実装された半導体メモリ
等のチップ、43はハードディスク、44は基板41に
接続するコネクタ、45はヘッド機構である。
の進歩により、図6に示すように、小型のハードディス
ク装置をICカードの筐体と同一寸法形状の筐体内に組
み込むことが可能になってきている。図において、40
はハードディスク装置の筐体、41はプリント基板、4
2はこのプリント基板41上に実装された半導体メモリ
等のチップ、43はハードディスク、44は基板41に
接続するコネクタ、45はヘッド機構である。
【0004】以上のようにICカードの筐体と同一寸法
形状の筐体内に組み込まれた小型磁気ディスク装置は、
そのコネクタ44をシステム側のコネクタに差し込むこ
とによって、ICメモリカードと同様に使用することが
できる。
形状の筐体内に組み込まれた小型磁気ディスク装置は、
そのコネクタ44をシステム側のコネクタに差し込むこ
とによって、ICメモリカードと同様に使用することが
できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ようにICカードの筐体と同一寸法形状の筐体内に組み
込まれた小型磁気ディスク装置では、通常使用において
コネクタにはシステム側とインタフェースされるディス
ク制御回路からの信号線が接続されているが、評価使用
においては、システム側とインタフェースされるディス
ク制御回路の信号線とは別に筐体内部に設けられたシス
テム側とのインタフェースには不要の評価用の信号線に
直接アクセスする必要があり、ディスク装置が小型薄型
のため、筐体内部にスペースがなく、設置された評価用
の信号線の直接プローブ等でアクセス出来ないという問
題がある。これに対して、評価用の信号線をコネクタに
接続すれば良いが、小型磁気ディスク装置が小型薄型の
ため、余分なコネクタピンを追加設置出来ない。
ようにICカードの筐体と同一寸法形状の筐体内に組み
込まれた小型磁気ディスク装置では、通常使用において
コネクタにはシステム側とインタフェースされるディス
ク制御回路からの信号線が接続されているが、評価使用
においては、システム側とインタフェースされるディス
ク制御回路の信号線とは別に筐体内部に設けられたシス
テム側とのインタフェースには不要の評価用の信号線に
直接アクセスする必要があり、ディスク装置が小型薄型
のため、筐体内部にスペースがなく、設置された評価用
の信号線の直接プローブ等でアクセス出来ないという問
題がある。これに対して、評価用の信号線をコネクタに
接続すれば良いが、小型磁気ディスク装置が小型薄型の
ため、余分なコネクタピンを追加設置出来ない。
【0006】なお、この評価使用とは、小型磁気ディス
ク装置を筐体内に組み込んだ後に、磁気ディスクにサー
ボ信号を書き込むための使用、開発中の評価における使
用、ディスクにサーボ信号を書き込んだ後の出荷前のエ
ラーチェックを行うための使用、あるいはユーザに出荷
した後のトラブル発生時のチェックを行うための使用の
ことである。
ク装置を筐体内に組み込んだ後に、磁気ディスクにサー
ボ信号を書き込むための使用、開発中の評価における使
用、ディスクにサーボ信号を書き込んだ後の出荷前のエ
ラーチェックを行うための使用、あるいはユーザに出荷
した後のトラブル発生時のチェックを行うための使用の
ことである。
【0007】そこで、本発明は以上のように、ICカー
ドの筐体と同一寸法形状の筐体内に組み込まれた小型磁
気ディスク装置において、通常使用のインタフェースの
コネクタを評価使用時にも兼用させることができる小型
磁気ディスク装置のインタフェース構造を提供すること
を目的としている。
ドの筐体と同一寸法形状の筐体内に組み込まれた小型磁
気ディスク装置において、通常使用のインタフェースの
コネクタを評価使用時にも兼用させることができる小型
磁気ディスク装置のインタフェース構造を提供すること
を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する本発
明の第1の形態の小型磁気ディスク装置のインタフェー
ス構造の構造が図1(a) に示される。図1(a) に示され
るように第1の形態の小型磁気ディスク装置のインタフ
ェース構造は、ICカードの筐体と同等以下の筐体1内
に制御回路2と評価回路3とを内蔵した小型磁気ディス
ク装置において、その筐体1に設けたコネクタ4をその
まま使用して、製品としての通常使用時と評価使用時と
を使い分けることが出来るインタフェース構造であっ
て、通常使用の信号線と評価使用の信号線を選択してコ
ネクタ4に接続可能な信号線切換手段5と、コネクタ4
に接続され、通常は切換手段5に通常使用の信号線をコ
ネクタ4に接続する信号を出力し、コネクタ4から評価
使用の条件信号が入力された時に、評価使用の信号線を
コネクタ4に接続する信号を出力する切換指示手段6と
を筐体1内に設けたことを特徴としている。
明の第1の形態の小型磁気ディスク装置のインタフェー
ス構造の構造が図1(a) に示される。図1(a) に示され
るように第1の形態の小型磁気ディスク装置のインタフ
ェース構造は、ICカードの筐体と同等以下の筐体1内
に制御回路2と評価回路3とを内蔵した小型磁気ディス
ク装置において、その筐体1に設けたコネクタ4をその
まま使用して、製品としての通常使用時と評価使用時と
を使い分けることが出来るインタフェース構造であっ
て、通常使用の信号線と評価使用の信号線を選択してコ
ネクタ4に接続可能な信号線切換手段5と、コネクタ4
に接続され、通常は切換手段5に通常使用の信号線をコ
ネクタ4に接続する信号を出力し、コネクタ4から評価
使用の条件信号が入力された時に、評価使用の信号線を
コネクタ4に接続する信号を出力する切換指示手段6と
を筐体1内に設けたことを特徴としている。
【0009】評価使用の条件信号が小型ディスク装置に
供給される電圧値である場合には、切換指示手段6が電
源監視回路を含み、この電圧監視回路が通常使用で用い
ない高い電圧を検知した時、評価使用の信号線をコネク
タ4に接続する信号を出力するように構成すれば良い。
また、評価使用の条件信号が小型ディスク装置に入力さ
れるコード信号である場合には、切換指示手段6がこの
コード解読回路を含み、このコード解読回路がコード信
号から評価使用を解読した時、評価使用の信号線をコネ
クタ4に接続する信号を出力するように構成すれば良
い。更に、評価使用の条件信号が小型ディスク装置に供
給される電圧値および入力されるコード信号である場合
には、切換指示手段6が電源監視回路とコード解読回路
を含み、この電圧監視回路が通常使用で用いない高い電
圧を検知すると共に、コード解読回路がコード信号から
評価使用を解読した時、評価使用の信号線をコネクタ4
に接続する信号を出力するように構成すれば良い。
供給される電圧値である場合には、切換指示手段6が電
源監視回路を含み、この電圧監視回路が通常使用で用い
ない高い電圧を検知した時、評価使用の信号線をコネク
タ4に接続する信号を出力するように構成すれば良い。
また、評価使用の条件信号が小型ディスク装置に入力さ
れるコード信号である場合には、切換指示手段6がこの
コード解読回路を含み、このコード解読回路がコード信
号から評価使用を解読した時、評価使用の信号線をコネ
クタ4に接続する信号を出力するように構成すれば良
い。更に、評価使用の条件信号が小型ディスク装置に供
給される電圧値および入力されるコード信号である場合
には、切換指示手段6が電源監視回路とコード解読回路
を含み、この電圧監視回路が通常使用で用いない高い電
圧を検知すると共に、コード解読回路がコード信号から
評価使用を解読した時、評価使用の信号線をコネクタ4
に接続する信号を出力するように構成すれば良い。
【0010】前記目的を達成する本発明の第2の形態の
小型磁気ディスク装置のインタフェース構造が第1(b)
に示される。図1(a) に示されるように第2の形態の小
型磁気ディスク装置のインタフェース構造は、ICカー
ドの筐体と同等以下の筐体1内に制御回路2と評価回路
3とを内蔵した小型磁気ディスク装置において、この筐
体1に設けたコネクタ4をそのまま使用して、製品とし
ての通常使用時と評価使用時とを使い分けることが出来
るインタフェース構造であって、コネクタ4を小型ディ
スク装置の筐体側に固定された固定部4Aと、この固定部
4Aに着脱可能かつ上下逆に結合可能な着脱部4Bとから構
成し、着脱部4Bを一方の向きに固定部4Aに結合させた場
合には、コネクタ4に制御回路2が接続され、着脱部4B
を上下逆向きに固定部4Aに結合させた場合には、コネク
タ4に評価回路3が接続されることを特徴としている。
小型磁気ディスク装置のインタフェース構造が第1(b)
に示される。図1(a) に示されるように第2の形態の小
型磁気ディスク装置のインタフェース構造は、ICカー
ドの筐体と同等以下の筐体1内に制御回路2と評価回路
3とを内蔵した小型磁気ディスク装置において、この筐
体1に設けたコネクタ4をそのまま使用して、製品とし
ての通常使用時と評価使用時とを使い分けることが出来
るインタフェース構造であって、コネクタ4を小型ディ
スク装置の筐体側に固定された固定部4Aと、この固定部
4Aに着脱可能かつ上下逆に結合可能な着脱部4Bとから構
成し、着脱部4Bを一方の向きに固定部4Aに結合させた場
合には、コネクタ4に制御回路2が接続され、着脱部4B
を上下逆向きに固定部4Aに結合させた場合には、コネク
タ4に評価回路3が接続されることを特徴としている。
【0011】また、着脱部4Bと固定部4Aの結合部分がカ
ードエッジコネクタとして形成される場合には、着脱部
4B側のカードエッジコネクタは一方の面にのみパターン
が配設され、固定部4A側のカードエッジコネクタは上下
両面にパターンが配設されてその一方の面のパターンが
制御回路2に接続され、他方の面のパターンが評価回路
3に接続されるようにすれば良い。更に、コネクタ4に
評価回路3が接続されるように着脱部4Bを固定部4Aに合
体させた状態では、コネクタ4がシステム側のコネクタ
に挿入できないように、着脱部4Bの形状を形成すること
が好ましい。
ードエッジコネクタとして形成される場合には、着脱部
4B側のカードエッジコネクタは一方の面にのみパターン
が配設され、固定部4A側のカードエッジコネクタは上下
両面にパターンが配設されてその一方の面のパターンが
制御回路2に接続され、他方の面のパターンが評価回路
3に接続されるようにすれば良い。更に、コネクタ4に
評価回路3が接続されるように着脱部4Bを固定部4Aに合
体させた状態では、コネクタ4がシステム側のコネクタ
に挿入できないように、着脱部4Bの形状を形成すること
が好ましい。
【0012】
【作用】本発明の第1の形態の小型磁気ディスク装置の
インタフェース構造によれば、小型磁気ディスク装置の
コネクタの所定の信号線に、評価使用を示す通常は使用
されないような信号を入力することにより、小型磁気デ
ィスク装置の内部に設けられた切換手段がコネクタの接
続をディスク制御回路から評価回路に切り換えるので、
同じコネクタを使用して小型磁気ディスク装置の評価を
行うことができる。また、本発明の第2の形態の小型磁
気ディスク装置のインタフェース構造によれば、コネク
タが固定部と着脱部とに分割できるように構成されてお
り、固定部と着脱部との結合を上下逆にすることによ
り、コネクタの接続がディスク制御回路が評価回路に切
り換わる。この結果、同じコネクタを使用して小型磁気
ディスク装置の評価を行うことができる。
インタフェース構造によれば、小型磁気ディスク装置の
コネクタの所定の信号線に、評価使用を示す通常は使用
されないような信号を入力することにより、小型磁気デ
ィスク装置の内部に設けられた切換手段がコネクタの接
続をディスク制御回路から評価回路に切り換えるので、
同じコネクタを使用して小型磁気ディスク装置の評価を
行うことができる。また、本発明の第2の形態の小型磁
気ディスク装置のインタフェース構造によれば、コネク
タが固定部と着脱部とに分割できるように構成されてお
り、固定部と着脱部との結合を上下逆にすることによ
り、コネクタの接続がディスク制御回路が評価回路に切
り換わる。この結果、同じコネクタを使用して小型磁気
ディスク装置の評価を行うことができる。
【0013】
【実施例】以下添付図面を用いて本発明の実施例を詳細
に説明する。図2(a) は本発明の第1の形態の小型磁気
ディスク装置のインタフェース構造の一実施例の構成を
示す全体構成図であり、その筐体10は図6で説明した
ICカードの筐体と同じ寸法程度の大きさを備えてい
る。このような小型磁気ディスク装置の筐体10内に
は、磁気ディスクとこれにアクセスするアクチュエータ
を備えた磁気ディスク装置11が内蔵されており、通常
の使用時はディスク制御回路12によって磁気ディスク
へのデータの読み書きが制御されている。一方、この筐
体10内には、制御回路12とは別に、小型磁気ディス
ク装置を筐体内に組み込んだ後に、磁気ディスクにサー
ボ信号を書き込むための使用、開発中の評価における使
用、ディスクにサーボ信号を書き込んだ後の出荷前のエ
ラーチェックを行うための使用、あるいはユーザに出荷
した後のトラブル発生時のチェックを行うための使用の
ような、評価使用時にのみ使用される評価使用のための
回路13が設けられている。
に説明する。図2(a) は本発明の第1の形態の小型磁気
ディスク装置のインタフェース構造の一実施例の構成を
示す全体構成図であり、その筐体10は図6で説明した
ICカードの筐体と同じ寸法程度の大きさを備えてい
る。このような小型磁気ディスク装置の筐体10内に
は、磁気ディスクとこれにアクセスするアクチュエータ
を備えた磁気ディスク装置11が内蔵されており、通常
の使用時はディスク制御回路12によって磁気ディスク
へのデータの読み書きが制御されている。一方、この筐
体10内には、制御回路12とは別に、小型磁気ディス
ク装置を筐体内に組み込んだ後に、磁気ディスクにサー
ボ信号を書き込むための使用、開発中の評価における使
用、ディスクにサーボ信号を書き込んだ後の出荷前のエ
ラーチェックを行うための使用、あるいはユーザに出荷
した後のトラブル発生時のチェックを行うための使用の
ような、評価使用時にのみ使用される評価使用のための
回路13が設けられている。
【0014】そして、この実施例では、通常使用時の制
御回路12と評価使用のための回路13の何れか一方を
コネクタ14に接続するための信号切換回路15が設け
られている。この信号切換回路15は通常は制御回路1
2の方をコネクタ14に接続しており、通常使用/評価
使用識別回路16からの切換信号が入力された時に、制
御回路12のコネクタ14との接続を解除し、コネクタ
14に評価使用のための回路13を接続するように構成
されている。通常使用/評価使用識別回路16はコネク
タ14に接続しており、コネクタ14に評価使用の条件
信号が入力された時に切換信号を信号選択回路15に出
力する。
御回路12と評価使用のための回路13の何れか一方を
コネクタ14に接続するための信号切換回路15が設け
られている。この信号切換回路15は通常は制御回路1
2の方をコネクタ14に接続しており、通常使用/評価
使用識別回路16からの切換信号が入力された時に、制
御回路12のコネクタ14との接続を解除し、コネクタ
14に評価使用のための回路13を接続するように構成
されている。通常使用/評価使用識別回路16はコネク
タ14に接続しており、コネクタ14に評価使用の条件
信号が入力された時に切換信号を信号選択回路15に出
力する。
【0015】図2(b) は(a) の通常使用/評価使用識別
回路16の具体的な構成の一実施例を示すものである。
通常使用/評価使用識別回路16に入力される電源電圧
は、抵抗R1とツェナーダイオードZの直列回路と、抵
抗R2,R3の分圧回路の結合点に印加されており、抵
抗R1とツェナーダイオードZの結合点αと抵抗R2,
R3の結合点βがそれぞれコンパレータ21に接続され
ている。また、電源電圧は定電源回路24により所定の
電圧にされ、ディスク制御回路等の他の回路に供給され
ている。
回路16の具体的な構成の一実施例を示すものである。
通常使用/評価使用識別回路16に入力される電源電圧
は、抵抗R1とツェナーダイオードZの直列回路と、抵
抗R2,R3の分圧回路の結合点に印加されており、抵
抗R1とツェナーダイオードZの結合点αと抵抗R2,
R3の結合点βがそれぞれコンパレータ21に接続され
ている。また、電源電圧は定電源回路24により所定の
電圧にされ、ディスク制御回路等の他の回路に供給され
ている。
【0016】点αの電圧はツェナーダイオードZのツェ
ナー電圧V1によって規定され、この電圧V1が通常使
用/評価使用識別回路16の動作電圧V1としてコンパ
レータ21に入力される。一方、点βの電圧V2は電源
電圧に応じて変化し、電源電圧が高くなれば電圧V2も
高くなる。この実施例では、コンパレータ21は電圧V
1と電圧V2を比較しており、電圧V2>V1となった
時にモード選択回路23に信号を出力する。また、通常
使用/評価使用識別回路16にはコード信号が入力され
ており、このコード信号はコード解読回路22において
解読され、解読したデータが評価使用を示す時に、コー
ド解読回路22からモード選択回路23に信号が出力さ
れる。モード選択回路23はコンパレータ21とコード
解読回路22の両方から信号が入力された時に評価使用
と判断し、図2(a) に示した信号選択回路15に切換信
号を出力する。
ナー電圧V1によって規定され、この電圧V1が通常使
用/評価使用識別回路16の動作電圧V1としてコンパ
レータ21に入力される。一方、点βの電圧V2は電源
電圧に応じて変化し、電源電圧が高くなれば電圧V2も
高くなる。この実施例では、コンパレータ21は電圧V
1と電圧V2を比較しており、電圧V2>V1となった
時にモード選択回路23に信号を出力する。また、通常
使用/評価使用識別回路16にはコード信号が入力され
ており、このコード信号はコード解読回路22において
解読され、解読したデータが評価使用を示す時に、コー
ド解読回路22からモード選択回路23に信号が出力さ
れる。モード選択回路23はコンパレータ21とコード
解読回路22の両方から信号が入力された時に評価使用
と判断し、図2(a) に示した信号選択回路15に切換信
号を出力する。
【0017】以上のように構成された通常使用/評価使
用識別回路16では、評価使用の条件が、評価使用の条
件信号が小型ディスク装置に供給されるより十分に高い
電圧値および入力されるコード信号に含ませた評価使用
を示すデータとなっている。すなわち、この実施例で
は、通常の電源電圧をVN、評価時の電源電圧をVXと
し、VX>VN>V1になるようにしておく。そして、
小型ディスク装置に通常電圧VNが電源電圧として入力
されている場合に、電圧V1>電圧V2となるように
し、電源電圧として評価時の電圧VXがが入力された場
合に、電圧V1<電圧V2となるようにR2,R3を設
定し、このときにコンパレータ21からモード選択回路
23に信号が出力されるようにすれば良い。
用識別回路16では、評価使用の条件が、評価使用の条
件信号が小型ディスク装置に供給されるより十分に高い
電圧値および入力されるコード信号に含ませた評価使用
を示すデータとなっている。すなわち、この実施例で
は、通常の電源電圧をVN、評価時の電源電圧をVXと
し、VX>VN>V1になるようにしておく。そして、
小型ディスク装置に通常電圧VNが電源電圧として入力
されている場合に、電圧V1>電圧V2となるように
し、電源電圧として評価時の電圧VXがが入力された場
合に、電圧V1<電圧V2となるようにR2,R3を設
定し、このときにコンパレータ21からモード選択回路
23に信号が出力されるようにすれば良い。
【0018】即ち、VX>VN>V1とした時に、次式
が成り立つようにすれば良い。 通常時: V2=(R3・VN)/(R2+R3)<V1 評価時: V2=(R3・VX)/(R2+R3)>V1 よって、図2(b) の通常使用/評価使用識別回路16
は、電源電圧が高くなり、コード信号に評価使用を表す
データが隠されている場合に図2(a) の信号選択回路1
5に切換信号を出力して、コネクタ14の接続を制御回
路12から評価使用のための回路13に切り換える。な
お、図2(b) の実施例では、通常使用/評価使用識別回
路16は、電源電圧が高くなり、かつ、コード信号に評
価使用を表すデータが隠されている場合のみに切換信号
を出力するようになっているが、電源電圧が高くなった
場合、あるいは、コード信号に評価使用を表すデータが
隠されている場合のどちらか一方の条件が入力された時
に切換信号を出力するようにしても良いものである。
が成り立つようにすれば良い。 通常時: V2=(R3・VN)/(R2+R3)<V1 評価時: V2=(R3・VX)/(R2+R3)>V1 よって、図2(b) の通常使用/評価使用識別回路16
は、電源電圧が高くなり、コード信号に評価使用を表す
データが隠されている場合に図2(a) の信号選択回路1
5に切換信号を出力して、コネクタ14の接続を制御回
路12から評価使用のための回路13に切り換える。な
お、図2(b) の実施例では、通常使用/評価使用識別回
路16は、電源電圧が高くなり、かつ、コード信号に評
価使用を表すデータが隠されている場合のみに切換信号
を出力するようになっているが、電源電圧が高くなった
場合、あるいは、コード信号に評価使用を表すデータが
隠されている場合のどちらか一方の条件が入力された時
に切換信号を出力するようにしても良いものである。
【0019】また、通常使用/評価使用識別回路16に
はリレー回路を使用することもでき、この場合は通常の
電源電圧VNが印加されている場合にはリレー接点が通
常使用側にあり、評価時の電源電圧VX(>VN)が印
加された場合にリレー接点が評価使用側に切り換わるよ
うにすれば良い。このように、第1の形態の小型磁気デ
ィスク装置のインタフェース構造では、コネクタ14に
評価使用の条件信号を与えるだけで、誤動作なく小型磁
気ディスク装置を通常使用から評価使用に切り換えるこ
とができる。そして、コネクタ14を通じて直接プロー
ブ等で筐体10の内部の磁気ディスク装置11にアクセ
ス出来る。
はリレー回路を使用することもでき、この場合は通常の
電源電圧VNが印加されている場合にはリレー接点が通
常使用側にあり、評価時の電源電圧VX(>VN)が印
加された場合にリレー接点が評価使用側に切り換わるよ
うにすれば良い。このように、第1の形態の小型磁気デ
ィスク装置のインタフェース構造では、コネクタ14に
評価使用の条件信号を与えるだけで、誤動作なく小型磁
気ディスク装置を通常使用から評価使用に切り換えるこ
とができる。そして、コネクタ14を通じて直接プロー
ブ等で筐体10の内部の磁気ディスク装置11にアクセ
ス出来る。
【0020】図3(a) は本発明の第2の形態の小型磁気
ディスク装置のインタフェース構造の一実施例の構成を
示す全体構成図であり、その筐体30は図6で説明した
ICカードの筐体と同じ寸法程度の大きさを備えてい
る。このような小型磁気ディスク装置の筐体30内に
は、磁気ディスクとこれにアクセスするアクチュエータ
を備えた磁気ディスク装置31が内蔵されており、通常
の使用時はディスク制御回路32によって磁気ディスク
へのデータの読み書きが制御されている。一方、この筐
体30内には、制御回路32とは別に前述のような評価
使用時にのみ使用される評価使用のための回路33が設
けられている。
ディスク装置のインタフェース構造の一実施例の構成を
示す全体構成図であり、その筐体30は図6で説明した
ICカードの筐体と同じ寸法程度の大きさを備えてい
る。このような小型磁気ディスク装置の筐体30内に
は、磁気ディスクとこれにアクセスするアクチュエータ
を備えた磁気ディスク装置31が内蔵されており、通常
の使用時はディスク制御回路32によって磁気ディスク
へのデータの読み書きが制御されている。一方、この筐
体30内には、制御回路32とは別に前述のような評価
使用時にのみ使用される評価使用のための回路33が設
けられている。
【0021】そして、この実施例では、コネクタ34が
固定部34Aと着脱部34Bの2つに分離されて構成さ
れている。固定部34Aには2組の接点34C,34D
があり、接点34Cは通常使用時の制御回路32に接続
されており、接点34Dは評価使用のための回路33に
接続されている。なお、接点34Dは、点線で示すよう
に、電源、グランド、通常時と評価時とで共用される制
御信号線が、評価使用のための回路33でなく、通常使
用時の制御回路32に接続されていても良いものであ
る。
固定部34Aと着脱部34Bの2つに分離されて構成さ
れている。固定部34Aには2組の接点34C,34D
があり、接点34Cは通常使用時の制御回路32に接続
されており、接点34Dは評価使用のための回路33に
接続されている。なお、接点34Dは、点線で示すよう
に、電源、グランド、通常時と評価時とで共用される制
御信号線が、評価使用のための回路33でなく、通常使
用時の制御回路32に接続されていても良いものであ
る。
【0022】一方、着脱部34Bは固定部34Aに着脱
可能に構成されており、上下を逆にしても結合できるよ
うになっている。また、この着脱部34Bには一端にシ
ステム側のコネクタに接続される接点34Eがあり、他
端にはこの接点34Eに連絡するピッチの細かい接点3
4Fがある。そして、着脱部34Bの接点34Fは、着
脱部34Bを固定部34Aに結合させた状態で、固定部
34A側の2組の接点34C,34Dのうちの何れかに
接続されるようになっている。
可能に構成されており、上下を逆にしても結合できるよ
うになっている。また、この着脱部34Bには一端にシ
ステム側のコネクタに接続される接点34Eがあり、他
端にはこの接点34Eに連絡するピッチの細かい接点3
4Fがある。そして、着脱部34Bの接点34Fは、着
脱部34Bを固定部34Aに結合させた状態で、固定部
34A側の2組の接点34C,34Dのうちの何れかに
接続されるようになっている。
【0023】よって、図3(a) に示した状態では、固定
部34Aの接点34Cと着脱部34Bの接点34Fが接
続されているので、システム側のコネクタには接点34
Eを通じて通常使用時の制御回路32が接続される。一
方、着脱部34Bを固定部34Aから分離し、上下を逆
にして固定部34Bに結合されると、図3(b) の状態に
なる。図3(b) に示した状態では、固定部34Aの接点
34Dと着脱部34Bの接点34Fが接続されているの
で、システム側のコネクタには接点34Eを通じて評価
使用のための回路33が接続される。
部34Aの接点34Cと着脱部34Bの接点34Fが接
続されているので、システム側のコネクタには接点34
Eを通じて通常使用時の制御回路32が接続される。一
方、着脱部34Bを固定部34Aから分離し、上下を逆
にして固定部34Bに結合されると、図3(b) の状態に
なる。図3(b) に示した状態では、固定部34Aの接点
34Dと着脱部34Bの接点34Fが接続されているの
で、システム側のコネクタには接点34Eを通じて評価
使用のための回路33が接続される。
【0024】このように、第2の形態の小型磁気ディス
ク装置のインタフェース構造では、コネクタ34の着脱
部34Bを上下逆にして固定部34Aに結合するだけ
で、小型磁気ディスク装置を通常使用から評価使用に切
り換えることができる。図4は本発明の第2の形態の小
型磁気ディスク装置のインタフェース構造の別の実施例
の構成を示す斜視図である。この実施例が図3(a),(b)
の実施例と異なるは、コネクタ部分の構造のみであり、
筐体30の内部の構造は図3(a),(b) で説明したものと
同じであるのでその説明を省略し、コネクタ部分のみを
説明する。
ク装置のインタフェース構造では、コネクタ34の着脱
部34Bを上下逆にして固定部34Aに結合するだけ
で、小型磁気ディスク装置を通常使用から評価使用に切
り換えることができる。図4は本発明の第2の形態の小
型磁気ディスク装置のインタフェース構造の別の実施例
の構成を示す斜視図である。この実施例が図3(a),(b)
の実施例と異なるは、コネクタ部分の構造のみであり、
筐体30の内部の構造は図3(a),(b) で説明したものと
同じであるのでその説明を省略し、コネクタ部分のみを
説明する。
【0025】この実施例のコネクタ35も筐体30に固
定された固定部35Aと着脱部35Bとから構成されて
おり、固定部35Aには方形状の凹部35Cがあり、そ
の上下面に接点35Dと接点35Eが設けられている。
そして、接点35Dが図3で説明した通常使用時の制御
回路32に接続しており、接点35Eが評価使用のため
の回路33に接続している。一方、着脱部35B側には
この凹部35Cに挿入されるカードエッジ型のコネクタ
35Fが突設されており、その片面のみに接点35Gが
形成されている。この接点35Gは着脱部35Bの他端
に設けられたシステム側のコネクタに接続される接点3
5Hに内部で連絡されている。従って、着脱部35Bを
固定部35Aに取り付けた状態では、制御回路32また
は評価回路33の何れか一方のみがコネクタ35の接点
35Hに接続されている。
定された固定部35Aと着脱部35Bとから構成されて
おり、固定部35Aには方形状の凹部35Cがあり、そ
の上下面に接点35Dと接点35Eが設けられている。
そして、接点35Dが図3で説明した通常使用時の制御
回路32に接続しており、接点35Eが評価使用のため
の回路33に接続している。一方、着脱部35B側には
この凹部35Cに挿入されるカードエッジ型のコネクタ
35Fが突設されており、その片面のみに接点35Gが
形成されている。この接点35Gは着脱部35Bの他端
に設けられたシステム側のコネクタに接続される接点3
5Hに内部で連絡されている。従って、着脱部35Bを
固定部35Aに取り付けた状態では、制御回路32また
は評価回路33の何れか一方のみがコネクタ35の接点
35Hに接続されている。
【0026】また、固定部35Aと着脱部35Bの一方
の側面には溝36A,36Bが形成されており、この溝
36A,36Bは、着脱部35Bの接点35G(34
H)が固定部35A側の接点35Dを通じて通常使用時
の制御回路32に接続されている時に一致するようにな
っている。そして、システム側のコネクタにはこの溝3
6A,36Bに対応した突起が設けられており、この溝
36A,36Bが一致している状態で、コネクタ35は
システム側のコネクタに結合できるようになっている。
一方、着脱部35Bを矢印Uで示すように上下逆にして
固定部35Aに差し込んで結合させ、コネクタ35の接
点35Hが評価回路33に接続されている状態では溝3
6A,36Bが一致しなくなるので、コネクタ35はシ
ステム側のコネクタに結合できなくなる。
の側面には溝36A,36Bが形成されており、この溝
36A,36Bは、着脱部35Bの接点35G(34
H)が固定部35A側の接点35Dを通じて通常使用時
の制御回路32に接続されている時に一致するようにな
っている。そして、システム側のコネクタにはこの溝3
6A,36Bに対応した突起が設けられており、この溝
36A,36Bが一致している状態で、コネクタ35は
システム側のコネクタに結合できるようになっている。
一方、着脱部35Bを矢印Uで示すように上下逆にして
固定部35Aに差し込んで結合させ、コネクタ35の接
点35Hが評価回路33に接続されている状態では溝3
6A,36Bが一致しなくなるので、コネクタ35はシ
ステム側のコネクタに結合できなくなる。
【0027】このように、この実施例の小型磁気ディス
ク装置のインタフェース構造では、コネクタ35の着脱
部35Bを上下逆にして固定部35Aに結合するだけ
で、小型磁気ディスク装置を通常使用から評価使用に切
り換えることができる。また、この実施例の小型磁気デ
ィスク装置のインタフェース構造は、コネクタ35に筐
体30内部の評価回路33が接続されている時には、コ
ネクタ35がシステム側のコネクタに誤って挿入できな
いような形状になっている。
ク装置のインタフェース構造では、コネクタ35の着脱
部35Bを上下逆にして固定部35Aに結合するだけ
で、小型磁気ディスク装置を通常使用から評価使用に切
り換えることができる。また、この実施例の小型磁気デ
ィスク装置のインタフェース構造は、コネクタ35に筐
体30内部の評価回路33が接続されている時には、コ
ネクタ35がシステム側のコネクタに誤って挿入できな
いような形状になっている。
【0028】図5(a) ,(b) は本発明の第2の形態の小
型磁気ディスク装置のインタフェース構造の更に別の実
施例の構成を示す斜視図であり、この実施例が図4の実
施例と異なるは、コネクタ部分の側端部の形状のみであ
り、筐体30の内部の構造およびコネクタ構造は図3、
図4で説明したものと同じであるのでその説明を省略
し、コネクタ部分のみを説明する。
型磁気ディスク装置のインタフェース構造の更に別の実
施例の構成を示す斜視図であり、この実施例が図4の実
施例と異なるは、コネクタ部分の側端部の形状のみであ
り、筐体30の内部の構造およびコネクタ構造は図3、
図4で説明したものと同じであるのでその説明を省略
し、コネクタ部分のみを説明する。
【0029】この実施例のコネクタ37も筐体30に固
定された固定部37Aと着脱部37Bとから構成されて
おり、筐体30内部の制御回路32にコネクタ37の接
点37Hが接続されている状態で、図5(a) に示すよう
にコネクタ37の側面に設けられた切欠部38A,38
Bが一致するようになっている。そして、筐体30内部
の評価回路33にコネクタ37の接点37Hが接続され
ている状態で、コネクタ37の側面に設けられた切欠部
38A,38Bが一致しないようになっている。
定された固定部37Aと着脱部37Bとから構成されて
おり、筐体30内部の制御回路32にコネクタ37の接
点37Hが接続されている状態で、図5(a) に示すよう
にコネクタ37の側面に設けられた切欠部38A,38
Bが一致するようになっている。そして、筐体30内部
の評価回路33にコネクタ37の接点37Hが接続され
ている状態で、コネクタ37の側面に設けられた切欠部
38A,38Bが一致しないようになっている。
【0030】このように、この実施例の小型磁気ディス
ク装置のインタフェース構造でも、コネクタ37の着脱
部37Bを上下逆にして固定部37Aに結合するだけ
で、小型磁気ディスク装置を通常使用から評価使用に切
り換えることができると共に、コネクタ37に筐体30
内部の評価回路33が接続されている時には、コネクタ
37がシステム側のコネクタに誤って挿入できないよう
になっている。
ク装置のインタフェース構造でも、コネクタ37の着脱
部37Bを上下逆にして固定部37Aに結合するだけ
で、小型磁気ディスク装置を通常使用から評価使用に切
り換えることができると共に、コネクタ37に筐体30
内部の評価回路33が接続されている時には、コネクタ
37がシステム側のコネクタに誤って挿入できないよう
になっている。
【0031】なお、コネクタ35,37等の側端面に設
ける逆差し込み防止用の凹部等の形状は、前述の実施例
の形状に限定されるものではない。
ける逆差し込み防止用の凹部等の形状は、前述の実施例
の形状に限定されるものではない。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ICカードの筐体と同一寸法形状の筐体内に組み込まれ
た小型磁気ディスク装置において、通常使用のインタフ
ェースのコネクタを評価使用時にも兼用させることがで
きるという効果がある。また、通常使用において評価使
用に切り替わる誤動作が無いという効果もある。
ICカードの筐体と同一寸法形状の筐体内に組み込まれ
た小型磁気ディスク装置において、通常使用のインタフ
ェースのコネクタを評価使用時にも兼用させることがで
きるという効果がある。また、通常使用において評価使
用に切り替わる誤動作が無いという効果もある。
【図1】(a) は本発明の第1の形態の小型磁気ディスク
装置のインタフェース構造の原理構成図であり、(b) は
本発明の第2の形態の小型磁気ディスク装置のインタフ
ェース構造の原理構成図である。
装置のインタフェース構造の原理構成図であり、(b) は
本発明の第2の形態の小型磁気ディスク装置のインタフ
ェース構造の原理構成図である。
【図2】(a) は本発明の第1の形態の小型磁気ディスク
装置のインタフェース構造の全体構成を示す構成図であ
り、(b) は(a) の通常使用/評価使用識別回路の具体的
な一実施例の構造を示す回路図である。
装置のインタフェース構造の全体構成を示す構成図であ
り、(b) は(a) の通常使用/評価使用識別回路の具体的
な一実施例の構造を示す回路図である。
【図3】(a) は本発明の第2の形態の小型磁気ディスク
装置のインタフェース構造の全体構成を示す構成図であ
り、通常使用時の状態を示すもの、(b) は(a) の状態か
ら評価使用状態に切り換えた時の状態を示す構成図であ
る。
装置のインタフェース構造の全体構成を示す構成図であ
り、通常使用時の状態を示すもの、(b) は(a) の状態か
ら評価使用状態に切り換えた時の状態を示す構成図であ
る。
【図4】本発明の第2の形態の小型磁気ディスク装置の
インタフェース構造のコネクタの具体的な構成の一実施
例の構成を示す斜視図である。
インタフェース構造のコネクタの具体的な構成の一実施
例の構成を示す斜視図である。
【図5】(a) は本発明の第2の形態の小型磁気ディスク
装置のインタフェース構造のコネクタの具体的な構成の
別の実施例の通常使用状態を示す斜視図であり、(b) は
評価使用状態を示す斜視図である。
装置のインタフェース構造のコネクタの具体的な構成の
別の実施例の通常使用状態を示す斜視図であり、(b) は
評価使用状態を示す斜視図である。
【図6】従来のICカードの筐体と同一寸法形状の筐体
内に組み込まれた小型磁気ディスク装置の構造を示す斜
視図である。
内に組み込まれた小型磁気ディスク装置の構造を示す斜
視図である。
1…小型磁気ディスク装置の筐体 2…ディスク制御回路 3…評価回路 4…コネクタ 4a…固定部 4b…着脱部 5…信号切換手段 6…切換指示手段 10,30…筐体 11,31…磁気ディスク装置 12,32…通常使用時の制御回路 13,33…評価使用のための回路 14,34…コネクタ 15…信号選択回路 16…通常使用/評価使用識別回路 21…コンパレータ 22…コード解読回路 23…モード切換回路 34A,35A…固定部 34B,35B…着脱部 36A,36B…溝 37A,37B…切欠部
Claims (7)
- 【請求項1】 ICカードの筐体と同等以下の筐体(1)
内に、制御回路(2)と、評価用信号線を最小限備えた評
価回路(3) とを内蔵した小型磁気ディスク装置におい
て、その筐体(1) に設けたコネクタ(4) をそのまま使用
して、製品としての通常使用時と評価使用時とを使い分
けることが出来るインタフェース構造であって、 通常使用の信号線と評価使用の信号線を選択して前記コ
ネクタ(4) に接続可能な信号線切換手段(5) と、 前記コネクタ(4) に接続され、通常は前記切換手段(5)
に通常使用の信号線を前記コネクタ(4) に接続する信号
を出力し、前記コネクタ(4) から評価使用の条件信号が
入力された時に、前記評価使用の信号線を前記コネクタ
(4) に接続する信号を出力する切換指示手段(6) と、 を前記筐体(1) 内に設けたことを特徴とする小型磁気デ
ィスク装置のインタフェース構造。 - 【請求項2】 前記評価使用の条件信号が前記小型ディ
スク装置に供給される電圧値であり、前記切換指示手段
(6) が電源監視回路を含み、この電圧監視回路が通常使
用で用いない高い電圧を検知した時、前記評価使用の信
号線を前記コネクタ(4) に接続する信号を出力すること
を特徴とする請求項1に記載の小型磁気ディスク装置の
インタフェース構造。 - 【請求項3】 前記評価使用の条件信号が前記小型ディ
スク装置に入力されるコード信号であり、前記切換指示
手段(6) がこのコード解読回路を含み、このコード解読
回路が前記コード信号から評価使用を解読した時、前記
評価使用の信号線を前記コネクタ(4) に接続する信号を
出力することを特徴とする請求項1に記載の小型磁気デ
ィスク装置のインタフェース構造。 - 【請求項4】 前記評価使用の条件信号が前記小型ディ
スク装置に供給される電圧値および入力されるコード信
号であり、前記切換指示手段(6) が電源監視回路とコー
ド解読回路を含み、この電圧監視回路が通常使用で用い
ない高い電圧を検知すると共に、前記コード解読回路が
前記コード信号から評価使用を解読した時、前記評価使
用の信号線を前記コネクタ(4) に接続する信号を出力す
ることを特徴とする請求項1に記載の小型磁気ディスク
装置のインタフェース構造。 - 【請求項5】 ICカードの筐体と同等以下の筐体(1)
内に、制御回路(2)と、評価用信号線を最小限備えた評
価回路(3) とを内蔵した小型磁気ディスク装置におい
て、この筐体(1) に設けたコネクタ(4) をそのまま使用
して、製品としての通常使用時と評価使用時とを使い分
けることが出来るインタフェース構造であって、 前記コネクタ(4) を前記小型ディスク装置の筐体側に固
定された固定部(4A)と、この固定部(4A)に着脱可能かつ
上下逆に結合可能な着脱部(4B)とから構成し、前記着脱
部(4B)を一方の向きに前記固定部(4A)に結合させた場合
には、前記コネクタ(4) に前記制御回路(2) が接続さ
れ、前記着脱部(4B)を上下逆向きに前記固定部(4A)に結
合させた場合には、前記コネクタ(4) に前記評価回路
(3) と前記制御回路(2) の一部の信号線が接続されるこ
とを特徴とする小型磁気ディスク装置のインタフェース
構造。 - 【請求項6】 前記着脱部(4B)と固定部(4A)の結合部分
がカードエッジコネクタとして形成され、着脱部(4B)側
のカードエッジコネクタは一方の面にのみパターンが配
設され、固定部(4A)側のカードエッジコネクタは上下両
面にパターンが配設されてその一方の面のパターンが前
記制御回路(2) に接続され、他方の面のパターンが前記
評価回路(3) と前記制御回路(2) の一部の信号線に接続
されていることを特徴とする請求項5に記載の小型磁気
ディスク装置のインタフェース構造。 - 【請求項7】 前記コネクタ(4) に前記評価回路(3) が
接続されるように前記着脱部(4B)を前記固定部(4A)に合
体させた状態では、前記コネクタ(4) がシステム側のコ
ネクタに挿入できないように、前記着脱部(4B)の形状が
形成されていることを特徴とする請求項5または6に記
載の小型磁気ディスク装置のインタフェース構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2291193A JPH06236668A (ja) | 1993-02-10 | 1993-02-10 | 小型磁気ディスク装置のインタフェース構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2291193A JPH06236668A (ja) | 1993-02-10 | 1993-02-10 | 小型磁気ディスク装置のインタフェース構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06236668A true JPH06236668A (ja) | 1994-08-23 |
Family
ID=12095829
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2291193A Withdrawn JPH06236668A (ja) | 1993-02-10 | 1993-02-10 | 小型磁気ディスク装置のインタフェース構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06236668A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1996011474A1 (en) * | 1994-10-06 | 1996-04-18 | Hitachi, Ltd. | Magnetic disk device |
-
1993
- 1993-02-10 JP JP2291193A patent/JPH06236668A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1996011474A1 (en) * | 1994-10-06 | 1996-04-18 | Hitachi, Ltd. | Magnetic disk device |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7162549B2 (en) | Multimode controller for intelligent and “dumb” flash cards | |
EP0689127B1 (en) | Recording and/or reproducing system and data backup system | |
US7809866B2 (en) | Double interface SD flash memory card | |
US5963463A (en) | Method for on-board programming of PRD serial EEPROMS | |
EP2085887B1 (en) | Flashtoaster for reading several types of flash memory cards with or without a PC | |
US20030172219A1 (en) | Multi-interface memory card and adapter module for the same | |
US20070108300A1 (en) | Removable memory cards including USB and other controllers, connectors, and methods of operating same | |
US20090065593A1 (en) | Ic card and an adapter for the same | |
US6553433B1 (en) | IDE interface adapter | |
US5522049A (en) | Semiconductor disk device with attachable integrated circuit cards | |
US5408611A (en) | Auto-switching device for CPU logic circuits | |
US5495586A (en) | Computer system having memory card/disk storage unit used as external storage device | |
US6725291B2 (en) | Detection method used in adaptor capable of inserting various kinds of memory cards | |
US5289339A (en) | Portable electronic device with memory card unit having symmetrical terminals | |
US5276864A (en) | Personal computer with alternate system controller error detection | |
US5768147A (en) | Method and apparatus for determining the voltage requirements of a removable system resource | |
US5485585A (en) | Personal computer with alternate system controller and register for identifying active system controller | |
US5689430A (en) | Internal state determining apparatus | |
KR20030083540A (ko) | 더블 인터페이스 에스디 카드 | |
KR200308174Y1 (ko) | 메모리 카드의 전환 접속장치 | |
JPH06236668A (ja) | 小型磁気ディスク装置のインタフェース構造 | |
JP2001175428A (ja) | ディスクドライブシステム | |
US7159104B2 (en) | Simplified memory detection | |
US20030074499A1 (en) | Multifactorial transmission-exchange device for stroring media | |
JP4064182B2 (ja) | ディスク装置、電子機器、コネクタ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000509 |