JPH06235250A - 竪 樋 - Google Patents

竪 樋

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Publication number
JPH06235250A
JPH06235250A JP2229593A JP2229593A JPH06235250A JP H06235250 A JPH06235250 A JP H06235250A JP 2229593 A JP2229593 A JP 2229593A JP 2229593 A JP2229593 A JP 2229593A JP H06235250 A JPH06235250 A JP H06235250A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vertical gutter
gutter
passage
rainwater
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2229593A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayoshi Yoshioka
正義 吉岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP2229593A priority Critical patent/JPH06235250A/ja
Publication of JPH06235250A publication Critical patent/JPH06235250A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 生産性ならびに施工性を低下させず、維持費
もほとんど必要なしに、凍結による損傷を防止すること
ができる竪樋を提供する。 【構成】 板材を円筒状に曲げた形状に形成し、軸方向
に延在する端部11,12を内外に重なるように設ける
と共に、その内側の端部11と外側の端部12との間
に、竪樋1の内部と外部を連通させる円弧状の通路13
を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、寒冷地での使用に適し
た竪樋に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に竪樋は、塩化ビニル樹脂や、アル
ミニウム、銅、鉄などで筒状に形成されている。ところ
が、これらの竪樋は、北海道などの寒冷地において家屋
の外に設けると、冬期、雪によって竪樋の下端部が塞が
れて雨水の排水に支障が起り、それによって竪樋内部に
溜った雨水が凍結して体積膨張することにより、竪樋に
破裂、破損、変形などの損傷がしばしば生じていた。
【0003】そこで、従来、このような問題を解決する
ために、特開昭62−17257号や特開昭62−17
258号公報等に記載されているように、竪樋の内壁に
弾性を有する発泡体層が設けられていて、竪樋内部の雨
水が凍結した時の体積膨張をこの発泡体層の弾性変形で
吸収することにより竪樋の損傷を防止しようとするもの
や、実公昭54−44819号公報等に記載されている
ように、竪樋の内部にヒーターベルトが挿入されてい
て、竪樋内部の雨水が凍結しないようにすることにより
竪樋の損傷を防止しようとするものなどが考案されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
竪樋にあっては、竪樋の内壁に発泡体層を設ける作業が
必要になるので、生産性が悪いという問題があった。ま
た、後者の竪樋にあっては、竪樋の内部にヒーターベル
トを挿入したり、ヒーターベルトを電源と接続したりす
る作業が必要になるので、施工性が悪く、更に、電力が
必要になるので、維持費が高くなるという問題もあっ
た。
【0005】本発明は、上記のような問題に着目し、生
産性ならびに施工性を低下させず、維持費もほとんど必
要なしに、凍結による損傷を防止することができる竪樋
を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の竪樋は、板材を筒状に曲げた形状に形成さ
れ、軸方向に延在する端部が内外に重なるように設けら
れていると共に、その端部同士の間に、内部と外部を連
通させる通路が設けられている構成とした。
【0007】
【作用】竪樋の下端部が雪などで塞がれると、竪樋内に
浸入した雨水は、軸方向に延在する端部間の通路を通し
て竪樋外に排水される。また、端部間の通路から排水さ
れる雨水が、その通路の途中で凍結する場合は、雨水が
体積膨張する時の圧力によって、前記端部が動いて弾性
変形する。
【0008】つまり、本発明の竪樋では、下端部が雪な
どで塞がれても、雨水は竪樋外に排水されるので竪樋内
で凍結し難くなっており、また、たとえ雨水が端部間の
通路で凍結したとしても、無理なく弾性変形するので、
竪樋に破裂、破損、変形などの損傷が生じることはな
い。
【0009】
【実施例】まず、図1及び図2に基づいて、第1実施例
の竪樋の構成を説明する。本実施例の竪樋1は、塩化ビ
ニル樹脂などの合成樹脂で形成されており、図1の斜視
図ならびに図2の断面図に示すように、板材を円筒状に
曲げた形状に形成されている。なお、この竪樋1を製造
する場合には、合成樹脂製の板材を加熱軟化させて曲げ
加工してもよいし、初めから上記形状に押出成形させて
もよい。
【0010】また、この竪樋1は、軸方向に延在する端
部11,12が内外に重なるように設けられており、そ
の内側の端部11と外側の端部12との間には、竪樋1
の内部と外部を連通させる円弧状の通路13が設けられ
ている。なお、内側の端部11と外側の端部12との重
なり幅は特に限定されないが、狭すぎると、雨水が外部
に飛散するし、広すぎると、氷点下以下の日に雨水が通
路13を流れる途中で凍結し易くなるので、これらを考
慮して設定する。
【0011】次に、本実施例の作用を説明する。
【0012】竪樋1の下端部が雪などで塞がれると、竪
樋1の内部に浸入した雨水は、図2の(イ)に矢印で示
したように、内側の端部11と外側の端部12との間の
通路13を通して竪樋1の外部に排水される。また、図
2の(ロ)に示したように、前記端部11,12間の通
路13から排水される雨水が、その通路13の途中で凍
結する場合は、雨水が体積膨張する時の圧力によって、
内側の端部11は内側へ動くと共に、外側の端部12は
外側へ動く。
【0013】つまり、本実施例の竪樋1では、下端部が
雪などで塞がれても、雨水は竪樋1の外に排水されるの
で、竪樋1内で凍結し難くなっており、また、たとえ雨
水が内側の端部11と外側の端部12との間の通路13
で凍結したとしても、両端部11,12が動いて無理な
く弾性変形するので、竪樋1に破裂、破損、変形などの
損傷が生じることはない。そして、板材を筒状に曲げた
だけの簡単な形状であるため、生産性ならびに施工性を
低下させず、維持費もほとんど必要なしに、上記の効果
を得ることができる。
【0014】更に、本実施例の竪樋1は、両端部11,
12が動いて無理なく弾性変形できるので、輸送時に振
動を受けたり、使用時にものがぶつかったりしても、そ
れらの衝撃が弾性変形によって緩和されることにより、
損傷が生じ難いという効果も有する。
【0015】次に、図3及び図4に基づいて、第2実施
例の竪樋の構成を説明する。本実施例の竪樋2は、図3
の斜視図ならびに図4の断面図に示すように、板材を四
角筒状に曲げた形状に形成されており、軸方向に延在す
る一方の端部21が溝形に形成され、他方の端部22が
その溝形の端部21に挿入されており、それらの端部2
1,22の間には、竪樋2の内部と外部を連通させるコ
の字形の通路23が形成されている。
【0016】次に、本実施例の作用を説明する。
【0017】竪樋2の下端部が雪などで塞がれると、竪
樋2の内部に浸入した雨水は、図4の(イ)に矢印で示
したように、溝形の端部21と、そこに差し込まれたも
う一方の端部22との間の通路23を通して竪樋2の外
部に排水される。また、図4の(ロ)に示したように、
前記端部21,22間の通路23から排水される雨水
が、その通路23の途中で凍結する場合は、雨水が体積
膨張する時の圧力によって、溝形の端部21に差し込ま
れた端部22が抜ける方向に動く。
【0018】つまり、本実施例の竪樋2は、第1実施例
の竪樋1と同様に、生産性ならびに施工性を低下させ
ず、維持費もほとんど必要なしに、凍結による破裂、破
損、変形などの損傷を防止することができる。また、輸
送時に振動を受けたり、使用時にものがぶつかったりし
ても、それらの衝撃が弾性変形によって緩和されること
により、損傷が生じ難いという効果も有する。
【0019】以上、本発明の実施例を図面により詳述し
てきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計の
変更等があっても本発明に含まれる。例えば、実施例で
は、合成樹脂製の竪樋を示したが、アルミなどの金属で
形成してもよい。また、竪樋の断面形状は、円形や四角
形に限らず、六角形や八角形などの多角形でもよい。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の竪樋にあ
っては、板材を筒状に曲げただけの簡単な形状であるた
め、生産性ならびに施工性を低下させず、維持費もほと
んど必要なしに、凍結による破裂、破損、変形などの損
傷を防止することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の竪樋を示す斜視図である。
【図2】第1実施例の竪樋を示す断面図で、(イ)は正
常な状態、(ロ)は内部で雨水が凍結した状態である。
【図3】第2実施例の竪樋を示す斜視図である。
【図4】第2実施例の竪樋を示す断面図で、(イ)は正
常な状態、(ロ)は内部で雨水が凍結した状態である。
【符号の説明】
1 竪樋 11,12 端部 13 通路 2 竪樋 21,22 端部 23 通路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板材を筒状に曲げた形状に形成され、軸
    方向に延在する端部が内外に重なるように設けられてい
    ると共に、その端部同士の間に、内部と外部を連通させ
    る通路が設けられていることを特徴とする竪樋。
JP2229593A 1993-02-10 1993-02-10 竪 樋 Pending JPH06235250A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2229593A JPH06235250A (ja) 1993-02-10 1993-02-10 竪 樋

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2229593A JPH06235250A (ja) 1993-02-10 1993-02-10 竪 樋

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06235250A true JPH06235250A (ja) 1994-08-23

Family

ID=12078761

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2229593A Pending JPH06235250A (ja) 1993-02-10 1993-02-10 竪 樋

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06235250A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07127202A (ja) * 1993-10-29 1995-05-16 Gantan Beauty Kogyo Kk 樋及び樋構造
CN102661016A (zh) * 2012-05-25 2012-09-12 张韬 防冻雨水活管

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07127202A (ja) * 1993-10-29 1995-05-16 Gantan Beauty Kogyo Kk 樋及び樋構造
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