JPH06234685A - フルオロメチルエーテルの製法 - Google Patents

フルオロメチルエーテルの製法

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JPH06234685A
JPH06234685A JP5316774A JP31677493A JPH06234685A JP H06234685 A JPH06234685 A JP H06234685A JP 5316774 A JP5316774 A JP 5316774A JP 31677493 A JP31677493 A JP 31677493A JP H06234685 A JPH06234685 A JP H06234685A
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chlorodifluoromethane
methanol
ether
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ion exchange
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JP5316774A
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Felix B Popper
ビー.ポッパー フェリックス
Gerald J O'neill
ジェイ.オニール ジェラルド
Robert J Bulka
ジェイ.ブルカ ロバート
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Hampshire Chemical Corp
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C43/00Ethers; Compounds having groups, groups or groups
    • C07C43/02Ethers
    • C07C43/03Ethers having all ether-oxygen atoms bound to acyclic carbon atoms
    • C07C43/04Saturated ethers
    • C07C43/12Saturated ethers containing halogen
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷媒および膨張剤等として用いられるジフル
オロメチルエーテルの新規な製法を提供する。 【構成】 (a)メタノール中のナトリウムメトキシド
またはメタノール中の塩基性イオン交換樹脂スラリを通
して溶液グラム当たり1分間約0.5ないし5gの供給
速度でクロロジフルオロメタンを供給する工程、(b)
ガス状生成物および未反応のクロロジフルオロメタンを
連続的に取り出す工程、および(c)未反応のクロロジ
フルオロメタンとジフルオロメチルエーテルを分離する
工程を含む。 【効果】 不安定な、発ガン性を有する中間生成物を生
じることなく、高い収率でフッ素化ジメチルエーテル、
特にジフルオロメチルエーテルを製造することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般にフッ素化ジメチル
エーテル類、特にフッ素化ジメチルエーテル類合成の出
発物質としてのメチルジフルオロメチルエーテルに関す
る。
【0002】
【従来の技術】ジフルオロメチルエーテルの合成、特に
ビス(ジフルオロメチル)エーテルは、従来技術ではジ
メチルエーテルの塩素化、それに引き続くビス(ジクロ
ロメチル)エーテルの分離およびフッ素化として述べら
れている。しかしながら、この塩素化工程は塩素化ジメ
チルエーテルのコンプレックス混合物を与え、これらの
若干は不安定であり、従って蒸留によって効果的にビス
(ジクロロメチル)エーテルを採収することを妨げると
いう不利がある。さらにクロロメチルメチルエーテルや
ビス(クロロメチル)エーテルのような他の中間生成物
は発ガン性がある。
【0003】前記問題点は、出発物質としてメチルジフ
ルオロメチルエーテルを用いる従来技術によって克服さ
れた。この方法は、本出願人による米国特許第5,18
5,474号(Ser.No.875,553)に記載
されている(この引例はここでは参考のために挙げられ
ている)。ナトリウムアルコキシドとハロゲン化アルキ
ルの間の反応によりエーテルを生成することは周知であ
り、標準的な教科書に記載されている(Fieser
and Fieser、“Organic Chemi
stry”、141ページ参照)。しかしながら、この
文献はフッ素化エーテルに関してはほとんど記載されて
いない。米国特許第2,336,921号(Woods
townおよびParkに対して発行)は、ナトリウム
アルコキシドとハロゲン化アルキルの間の反応によって
フッ素化ジエチルエーテルのみが生成され、本発明の主
題であるフッ素化ジメチルエーテルは生成されないこと
が開示されている。
【0004】しかしながら、メチルジフルオロジメチル
エーテルの合成は、HineおよびPorterによっ
てthe Journal of the Ameri
can Chemical Society 79,5
493−6(1957)に発表された「極性反応におけ
る中間生成物としてのメチレン誘導体、VIII.クロロジ
フルオロメタンとナトリウムメトキシドの反応における
ジフルオロメチレン」に記載されている。Hine等
は、バッチ反応において、未反応の供給物を連続的にリ
フラックスさせながら、一定の副生オルトギ酸トリメチ
ルとともに望ましいジフルオロメチルエーテルが合成さ
れる反応機構を記載している。
【0005】上述のジフルオロメチルメチルエーテルの
合成の欠点は、製品自体がオルトギ酸トリメチルに分解
することに加え、この工程によって大量のオルトギ酸ト
リメチルが製造されることである。これらの両方はジフ
ルオロメチルメチルエーテルの製造を減少させることに
貢献する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の主な目
的は、ジフルオロメチルメチルエーテルを高収率で製造
することである。本発明の他の目的は、高収率のフッ素
化ジメチルエーテルを可能にする、高収率のジフルオロ
メチルメチルエーテルを製造することである。
【0007】本発明のさらに他の目的は、不安定な、お
よび/または発ガン性の中間生成物を生成することなく
フッ素化ジメチルエーテルを製造することである。その
他の目的は、本明細書の残りにおいて明らかにされるで
あろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的は、ナトリウ
ムメトキシドのメタノール溶液または塩基性イオン交換
樹脂のメタノール溶液を通してクロロジフルオロメタン
を急速に供給し、未反応のクロロジフルオロメタンとフ
ッ素化生成物をガス状態で連続的に取り出し、それによ
って副生物であるオルトギ酸トリメチルの生成を抑制
し、フッ素化ジメチルエーテルを高収率で製造する、洗
練された新規な方法で達成される。上記の副生物は、不
活性ガスの気流を用いるか、および/またはオルトギ酸
メチルを添加することによってさらに抑制することがで
きる。
【0009】フッ素化ジメチルエーテルは、冷媒および
膨張剤を製造するのに好適な性質を有している。フッ素
化ジメチルエーテルの1つの合成機構は本出願人による
米国特許第5,185,474号に記載されている(こ
の引例は参考のために挙げられる)。この引例において
ジフルオロメチルエーテルは、塩素化され、CF2 HO
CH3-Z ClZ (ここでzは1、2または3である)の
式で表される少なくとも1つの化合物を含む塩素化反応
混合物を与え、この化合物は、塩素化反応混合物から容
易に分離することができる。ジフルオロメチルメチルエ
ーテルの塩素化は3つの誘導体(すなわちz=1、z=
2およびz=3)のみを生成した。ジクロロメチルジフ
ルオロメチルエーテル(z=2)は、該塩素化反応混合
物から容易に分離され、このような分離とともに、また
は分離することなく、フッ素化され、ビス(ジフルオロ
メチル)エーテルを生成する。該塩素化反応生成物から
CF2 HOCCl3 (z=3)を分離し、フッ素化でき
ることが同様に開示された。上記の代わりに、塩素化反
応生成物自体を次のようにフッ素化することができる
(予め分離することなく)。
【0010】
【化1】
【0011】上述のすべての化合物は冷媒として有用で
あり、特に(I)モノフルオロメチルジフルオロメチル
エーテルおよび(II)ビス(ジフルオロメチル)エーテ
ルはそれぞれR−11およびR−114冷媒の代替物と
なるものと思われ、有用である。要約すれば、本発明の
塩素化およびフッ素化工程は次のように表される。
【0012】
【化2】
【0013】前述のように、ジフルオロメチルエーテル
は、Hineらによって述べられたように、ナトリウム
メトキシド(NaOCH3 )をクロロジフルオロメタン
(ClF2 CH)と反応させることによって合成するこ
とができる。この従来技術の方法は、ナトリウムメトキ
シドのアルコール溶液を生成し、そして反応混合物中に
リフラックス条件下にクロロジフルオロメタンをゆっく
りと吹き込み、該反応混合物中の残渣としてジフルオロ
メチルメチルエーテルを得ることを含む。前記方法で
は、不幸なことに副生物として大量の望ましくないオル
トギ酸トリメチルが生成される。さらにこの反応生成物
自身も分解してオルトギ酸トリメチルを生成する。これ
ら両方の化合物はフッ素化ジメチルエーテルの収率を減
少させることになる。
【0014】本発明は、ナトリウムメトキシドのメタノ
ール溶液またはメタノール中の塩基性イオン交換樹脂を
通してクロロジフルオロメタンを供給し、未反応のクロ
ロジフルオロメタン、製品および他のガス状化合物を連
続的に取り出すことによって上記従来技術の問題点を解
決するものである。強塩基性および弱塩基性のイオン交
換樹脂が適しているが、反応速度は強イオン交換樹脂の
方が大きい。市販されている既知の樹脂である、Roh
m and Haas Company製造の「Amb
erlite IRA900」および「Amberli
te IRA93」が説明のために挙げられるが、本発
明はこれらによって限定されるものではない。本発明に
おいて「急速に」とは、1分間の溶液グラム当たり供給
量が約0.5ないし5gであることをいう。本発明にお
ける合成は、0ないし55℃、好ましくは5ないし45
℃の範囲の温度で行うことができる。
【0015】本発明のプロセスは好ましくはバッチ式ま
たは連続式で行われるが、同じ結果を与える他の方法で
置き換えることができる。バッチ方式による1つの実施
態様においては、ナトリウムメトキシドのメタノール溶
液またはイオン交換樹脂のメタノール懸濁液が攪拌機付
きの反応器内に予め収容される。この攪拌された液体中
にクロロジフルオロメタンが通され、そして未反応の生
成物ガスが連続的に除去される。この反応はナトリウム
メトキシドの大部分が消失されるまで続けられる。その
液体反応混合物は次いで加熱され、溶解した生成物およ
び供給ガスが放出される。得られたガスは、低温または
高温蒸留またはこれらの組合わせによって分離され、残
留したクロロジフルオロメタンがリサイクルされ、そし
て生成物は次の反応工程に使用される。反応器内の液体
は、メタノール、生成した塩化ナトリウムもしくは消費
済みのイオン交換樹脂、およびオルトギ酸トリメチルに
分離するために、蒸留または濾過、もしくは当業者によ
って自明の他の適当な方法によって処理される。
【0016】連続プロセスの1つの実施態様において
は、攪拌機付きの反応器にはメタノールおよびナトリウ
ムメトキシドまたはメタノールおよびイオン交換樹脂が
予め収容される。クロロジフルオロメタン、およびナト
リウムメトキシドとメタノールの溶液またはイオン交換
樹脂のメタノール懸濁液が連続的に該攪拌機付き反応器
内に供給される。このプロセスからガスが連続的に取り
出され、バッチ方式について述べたように分離される。
液体のオーバーフローは該攪拌機付きの反応器から連続
的に取り出され、バッチ方式で述べたように連続的に分
離される。
【0017】この連続プロセスの他の実施態様において
は、攪拌機付きの反応器の代わりに、反応管を通して反
応物を連続的に供給し、次いで上述のように処理するこ
とができる。バッチ式または連続式のいずれにおいて
も、出発物質としてオルトギ酸トリメチルを添加するこ
とによって副生物としてのオルトギ酸トリメチルの生成
をさらに抑制することができる。オルトギ酸トリメチル
は、メタノール溶液またはスラリの約0ないし約80重
量%の範囲の量で添加することができる。望ましくない
オルトギ酸トリメチル副生物は、窒素またはヘリウム等
のようなガスによる連続的な不活性ガス気流下に操作す
ることによりさらに抑制することができる。この不活性
ガスは、時間当たり溶液1リットル当たり約0ないし約
90リットルの範囲のガス速度、好ましくは0ないし5
0リットルのガス速度で通過させることができる。
【0018】クロロジフルオロメタンと、メタノール中
のナトリウムメトキシドまたはメタノール中に懸濁され
たイオン交換樹脂の間の短い接触時間は臨界的である。
望ましい接触時間は、供給速度、温度および反応圧のよ
うな多くの要素によって調整することができる。適当な
供給速度は、溶液1グラム当たり1分間約0.5ないし
約5.0gの範囲の供給速度が適当であり、また適当な
温度範囲は約5℃ないし約45℃の範囲である。上記の
供給物の速度および温度の範囲は説明のために述べたも
のであり、本発明はこれにより限定されない。連続方式
における接触時間は、反応圧によって調整することがで
きる。約0ないし約40psigの範囲の低い超雰囲気
圧下があげられるが、最も好ましくは0ないし20ps
igである。上記の範囲は説明のために示されたもので
あり、本発明はこれにより限定されない。
【0019】従来例(テスト) 攪拌機、サーモウェルならびに必要な入口、出口配管お
よびバルブを備えた1ガロン容量のステンレス鋼オート
クレーブが真空ポンプで排気され、ナトリウムメトキシ
ド(383.3g Naメトキシド、7.10モル)の
25%メタノール溶液1533.1gが吸引によって添
加された。このオートクレーブはオートクレーブ冷却ジ
ャケットを通る冷水によって5℃に冷却され、320.
6gのクロロジフルオロメタン(3.70モル)が42
分間かけて該溶液に供給された。冷却を続けたにもかか
わらず、供給開始後10分間に32℃の急激な温度上昇
があり、この段階で約90gのクロロジフルオロメタン
が追加された。圧力は25psigに上昇した。供給が
完了した後、温度は13℃に戻され、オートクレーブ内
の圧力は10psigとなった。ジャケット温度は20
分間かけて30℃に上昇され、内容物はクロロジフルオ
ロメタンの供給が完了した時から全体で1時間の間保持
された。
【0020】内容物は、水冷コンデンサを通って排出さ
れ、すべての揮発性物質を追い出すためにオートクレー
ブは60℃に加温された。蒸気が−60℃ないし−70
℃で4時間半かけてドライアイス/アセトントラップ中
に捕集された。ドライアイストラップ内の凝縮物が秤量
され、−20℃に加温され、未反応のクロロジフルオロ
メタンが追い出され、そして残留物が再秤量され、真空
マニホールドを通して小型のステンレス鋼圧力容器に移
された。オートクレーブ中の残留液および圧力シリンダ
内に捕集されたガスがガス/液クロマトグラフィによっ
て分析された。残留クロロジフルオロメタンが重量差に
よって定量された。結果は表1に示される。
【0021】
【実施例】実施例1ないし5 本発明の新しい特徴を示すために1リットルの樹脂製ケ
トルが用いられた。この樹脂製ケトルは、磁気攪拌バ
ー、2つの供給用浸漬脚、生成物排出口およびサーモカ
ップルポケットを備えていた。またこのケトルはウォー
タージャケットで被覆されていた。この樹脂ケトルにメ
タノールとナトリウムメトキシド(1.295モル、実
施例1−4)または塩基性イオン交換樹脂(0.125
モル当量のAmberlite IRA900、実施例
5)が供給された。樹脂製ケトルは水で加熱することが
できた。クロロジフルオロメタンを種々の量および速度
で選ばれた温度で1つの浸漬脚を経由して供給すること
によって操作が行われた。ある操作では、他の浸漬脚を
経由して窒素が供給された(実施例2、3および4)。
生成物および未反応のクロロジフルオロメタンは排出孔
を通して連続的に逃がされ、逃がされた蒸気は冷却さ
れ、液体窒素トラップ中に捕集された。この操作の終わ
りに全体の凝縮物が秤量され、従来技術の実験で述べた
ようにステンレス鋼シリンダに移された。この凝縮物と
樹脂製ケトル内に残った液体は上述のように分析され
た。結果は表1に示される。
【0022】
【表1】
【0023】* R=塩基性イオン交換樹脂* M=ナトリウムメトキシド** MOF=オルトギ酸トリメチル。生成物のモルは供給
物と回収された物質との差をいう。*** オルトギ酸トリメチルに対する回収されたE−15
2aのモル比。**** E−152a=メチルジフルオロメチルエーテル #CDF=クロロジフルオロメタン
【0024】上表は従来技術よりも生成物の収率が増加
していることを示す。特に実験3および4において、出
発物質として、これによって製品の生成が抑制される、
望ましくない副生物であるオルトギ酸トリメチルを添加
した時にさらに収率が増加することがわかる。実施例
2、3および4で説明された窒素気流の使用は同様に収
率を増加させる結果となっている。実施例5は、イオン
交換樹脂の使用によってオルトギ酸トリメチルの生成が
抑制され、製品の収率が増加することを示している。
【0025】本発明の範囲から逸脱することなく、ここ
に述べたように本発明の変形を考えることができるの
で、実施例を含む本明細書に記載したすべての事項は、
説明のために述べたものであり、限定的な意味を有しな
いように解釈されることが出願人の意図するところであ
る。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、不安定な、発ガン性を
有する中間生成物を生じることなく、高い収率でフッ素
化ジメチルエーテル、特にジフルオロメチルエーテルを
製造することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジェラルド ジェイ.オニール アメリカ合衆国、02174 マサチューセッ ツ州、アーリントン、リッジ ストリート 70 (72)発明者 ロバート ジェイ.ブルカ アメリカ合衆国、03054 ニューハンプシ ャー州、メリマック、ハッチンソン ロー ド 9

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)メタノール中のナトリウムメトキ
    シドまたはメタノール中の塩基性イオン交換樹脂スラリ
    を通して溶液グラム当たり1分間約0.5ないし5gの
    供給速度でクロロジフルオロメタンを供給する工程、
    (b)ガス状生成物および未反応のクロロジフルオロメ
    タンを連続的に取り出す工程、および(c)未反応のク
    ロロジフルオロメタンとジフルオロメチルエーテルを分
    離する工程、を含むジフルオロメチルエーテルの製法。
  2. 【請求項2】 未反応のクロロジフルオロメタンを出発
    物質としてリサイクルする工程をさらに有する請求項1
    に記載の方法。
  3. 【請求項3】 塩基性イオン交換樹脂が強塩基性または
    弱塩基性イオン交換樹脂である請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 メタノール溶液の約0ないし約80重量
    %の範囲の量でオルトギ酸トリメチルを出発物質に添加
    する工程をさらに有する請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 連続的な不活性ガス気流下に前記a−c
    の工程を行う工程をさらに有する請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】 不活性ガスが窒素である請求項5記載の
    方法。
  7. 【請求項7】 時間当たり、溶液1リットル当たり約0
    ないし約90リットルのガス速度で反応溶液を通して窒
    素が通過される請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 バッチ方式で行われる請求項1記載の方
    法。
  9. 【請求項9】 連続方式で行われる請求項1記載の方
    法。
  10. 【請求項10】 aおよびbの工程は約0ないし約40
    psigの範囲の圧力で行われる請求項1記載の方法。
  11. 【請求項11】 aおよびbの工程が約0℃ないし約5
    5℃の範囲の温度で行われる請求項1記載の方法。
JP5316774A 1992-12-18 1993-12-16 フルオロメチルエーテルの製法 Pending JPH06234685A (ja)

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