JPH06232784A - 推進工法により埋設した埋設管の維持管理情報の管理方法 - Google Patents

推進工法により埋設した埋設管の維持管理情報の管理方法

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JPH06232784A
JPH06232784A JP1870193A JP1870193A JPH06232784A JP H06232784 A JPH06232784 A JP H06232784A JP 1870193 A JP1870193 A JP 1870193A JP 1870193 A JP1870193 A JP 1870193A JP H06232784 A JPH06232784 A JP H06232784A
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buried pipe
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Yukinobu Miyamoto
幸展 宮本
Hiroya Kishino
洋也 岸野
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Tokyo Gas Co Ltd
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Tokyo Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】推進工法で敷設された埋設管の維持管理を高精
度で、しかも低コストで容易に行えるようにする。 【構成】所定の周波数の電磁波による呼び掛け信号を受
信し、動作電力を生成して、予め記憶している維持管理
情報を応答信号として送信するトランスポンダ3を、埋
設管の推進工法におけるさや管2の上部の長さ方向に沿
って適宜間隔毎に固定し、このさや管により推進を行っ
て埋設管1を敷設すると共に、この埋設管の維持管理に
際しては、地上の送受信装置5により呼び掛け信号23
を発し、トランスポンダの応答信号24を受信すること
により、地上から維持管理情報を読出すようにした推進
工法により埋設した埋設管の維持管理情報の管理方法で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガス管等、推進工法によ
り敷設した埋設管の維持管理情報の管理方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】既設の特定の埋設管の位置を確認するた
めに、従来は各種のパイプロケーターを使用したり、試
掘を行ったりしている。また推進工法により埋設した埋
設管に関しては、発進側及び到達側の両側の立坑の位置
に設置された目印ボックスと出来型図を基に位置の特定
を行っている。そして維持管理に必要な情報(企業者、
埋設座標、管種、口径、埋設年度等)は、書類等の資料
を参照して得ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】パイプロケーターで
は、他の埋設物や土質等に影響されて正確な位置の特定
が困難な場合が多く、最終的には開削による試掘調査を
実施することで正確な位置を特定している場合が多い。
従ってコスト高である。
【0004】また推進工法で敷設する埋設管の長さが長
距離化するにつれ、縦断方向に勾配を設ける等の特殊推
進も余儀なくされており、管路の途中に目印ボックス等
を設置することも困難であるため、上述した方法では高
精度な位置の特定が難しい。
【0005】更に、上述したように特定の埋設管の維持
管理に必要な情報(企業者、埋設座標、管種、口径、埋
設年度等)は、書類等の資料を参照しなければならな
い。本発明はこのような課題を解決することを目的とす
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明では、所定の周波数の電磁波による呼び
掛け信号を受信し、動作電力を生成して、予め記憶して
いる維持管理情報を応答信号として送信するトランスポ
ンダを、埋設管の推進工法におけるさや管の上部の長さ
方向に沿って適宜間隔毎に固定し、このさや管により推
進を行って埋設管を敷設すると共に、この埋設管の維持
管理に際しては、地上の送受信装置により呼び掛け信号
を発し、トランスポンダの応答信号を受信することによ
り、地上から維持管理情報を読出すようにした推進工法
により埋設した埋設管の維持管理情報の管理方法を提案
する。
【0007】そして本発明では、上記トランスポンダ
は、アンテナと、アンテナによる受信信号から動作電力
を生成する電源回路と、情報の記憶回路と、これらの回
路によりトランスポンダ動作を行う制御回路を、防水容
器内に格納した構成とすることを提案する。
【0008】
【作用】トランスポンダを上部の長さ方向に沿って適宜
間隔毎に固定したさや管により推進して埋設管を敷設す
ることにより、埋設管の長さ方向に沿った適宜距離毎に
トランスポンダが設置された状態となる。
【0009】そしてこのようにして敷設した埋設管を維
持管理する際には、地上の送受信装置のアンテナから地
中のトランスポンダに向かって所定周波数の呼び掛け信
号を発信する。トランスポンダは、この呼び掛け信号を
受信して電源回路により動作電力を生成する。
【0010】このようにして動作電力が十分に生成され
た場合には、制御手段は所定の動作を行って、記憶回路
に記憶されている情報をアンテナから応答信号として発
信する。こうして送受信装置はトランスポンダからの応
答信号を受信して、情報を得ることができる。
【0011】このような動作により、地上の送受信装置
から所定の距離内に存在するトランスポンダの記憶回路
に予め記憶されている情報、即ち、埋設管に関する維持
管理情報を得ることができる。
【0012】以上の送受信装置及びトランスポンダの動
作は、従来は書類等の資料を参照しなくては知り得なか
った特定の埋設管の維持管理に必要な情報(企業者、埋
設座標、管種、口径、埋設年度等)を得る手段として利
用することができる他、従来のパイプロケーターの代わ
りとして位置の確認のみに利用することもできる。後者
の場合には、従来のパイプロケーターのように他の埋設
物や土質等に影響されることがない。
【0013】
【実施例】次に本発明の実施例を図について説明する。
図1は本発明の構成と動作例を概略的に表したもので、
符号1は対象とする埋設管、例えばガス管である。この
埋設管1は推進工法により敷設されたものであり、2が
推進を行ったさや管である。このさや管2には、上部の
長さ方向に沿った適宜間隔毎にトランスポンダ3を固定
している。これらのトランスポンダ3は、推進において
損傷を受けないように、且つ電磁波がさや管2に遮蔽さ
れないように固定されている。このトランスポンダ3の
具体的構成例は図2と図3について後述する。尚、符号
4は地面である。
【0014】符号5はトランスポンダ3に対する送受信
装置であり、その具体的構成例は図2について後述す
る。図1においては送受信装置5は自動車6に設けてい
るが、手持ち式等に構成することもできる。
【0015】図2はトランスポンダ3と送受信装置5の
構成例を示すものであり、トランスポンダ3は、アンテ
ナ7と、アンテナ7による受信信号から動作電力を生成
する電源回路8と、情報の記憶回路9と、これらの回路
8、9により上述したトランスポンダ動作を行う制御回
路10とから構成している。アンテナ7は、フェライト
棒11にアンテナコイル12を巻いたバーアンテナとし
て構成している。13は共振用のコンデンサである。制
御回路10は記憶回路9に書き込んでいる情報コードを
FM変調してアンテナ7に供給する構成としており、上
記電源回路8、記憶回路9及び制御回路10等は半導体
ICパッケージ14として一体に構成することができ
る。図3に示すように、トランスポンダ3の構成要素は
ガラスや強化プラスチック製の防水容器15に格納して
構成している。
【0016】一方、図2に示すように送受信装置5は発
振器16と、アンテナ17と、受信回路18と、アンテ
ナ17に対しての接続状態を、発振器16と受信回路1
8とで切り替える切替スイッチ19とから構成してい
る。アンテナ17はトランスポンダ3と同様にフェライ
ト棒20にアンテナコイル21を巻いたバーアンテナと
して構成している。22は共振用コンデンサである。受
信回路18は、トランスポンダ3からのFM変調された
信号から情報に対応するコードを解読する機能を有する
構成としている。
【0017】以上の構成において切替スイッチ19を所
定の時間毎に切替動作させると、図4に示すように、発
振器16側に切り替わった際には所定周波数の電流がア
ンテナ17に供給されて呼び掛け信号23が地中のトラ
ンスポンダ3に向かって発せられ、そして受信回路18
側に切り替わった際には、トランスポンダ3側から発せ
られた応答信号24が受信回路18に入力され、FM変
調された信号から情報に対応するコードが解読されて、
トランスポンダ3の記憶回路9に予め記憶されている情
報、即ち、さや管2の推進により敷設した埋設管1に関
する上述したような維持管理情報を得ることができる。
【0018】
【発明の効果】本発明は以上のとおりであるので、次の
ような効果がある。 推進工法で敷設された埋設管の位置を、他の埋設物
や土質等に影響されずに正確に特定することができ、こ
の埋設管は、長距離で、縦断方向に勾配が設けられてい
る等の場合でも高精度に位置の特定を行うことができ
る。従って開削による試掘調査が不要となるので、コス
トを低減することができる。 従来は書類等の資料を参照しなくては知り得なかっ
た埋設管の維持管理に必要な情報(企業者、埋設座標、
管種、口径、埋設年度等)を得る手段として利用するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成と動作例を示す概略説明図であ
る。
【図2】本発明を適用するトランスポンダと送受信装置
の構成例を示す系統説明図である。
【図3】本発明に適用するトランスポンダの構成例を示
す断面説明図である。
【図4】本発明における呼び掛け信号及び応答信号のタ
イミング例を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 埋設管 2 さや管 3 トランスポンダ 4 地面 5 送受信装置 6 自動車 7、17 アンテナ 8 電源回路 9 記憶回路 10 制御回路 11、20 フェライト棒 12、21 アンテナコイル 13、22 コンデンサ 14 チップ 15 防水容器 16 発振器 18 受信回路 23 呼び掛け信号 24 応答信号

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の周波数の電磁波による呼び掛け信
    号を受信し、動作電力を生成して、予め記憶している維
    持管理情報を応答信号として送信するトランスポンダ
    を、埋設管の推進工法におけるさや管の上部の長さ方向
    に沿って適宜間隔毎に固定し、このさや管により推進を
    行って埋設管を敷設すると共に、この埋設管の維持管理
    に際しては、地上の送受信装置により呼び掛け信号を発
    し、トランスポンダの応答信号を受信することにより、
    地上から維持管理情報を読出すことを特徴とする推進工
    法により埋設した埋設管の維持管理情報の管理方法
  2. 【請求項2】 請求項1のトランスポンダは、アンテナ
    と、アンテナによる受信信号から動作電力を生成する電
    源回路と、情報の記憶回路と、これらの回路によりトラ
    ンスポンダ動作を行う制御回路を、防水容器内に格納し
    た構成としたことを特徴とする推進工法により埋設した
    埋設管の維持管理情報の管理方法
JP1870193A 1993-02-05 1993-02-05 推進工法により埋設した埋設管の維持管理情報の管理方法 Expired - Fee Related JP2887222B2 (ja)

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