JPH0622889U - 脱液装置 - Google Patents
脱液装置Info
- Publication number
- JPH0622889U JPH0622889U JP3508492U JP3508492U JPH0622889U JP H0622889 U JPH0622889 U JP H0622889U JP 3508492 U JP3508492 U JP 3508492U JP 3508492 U JP3508492 U JP 3508492U JP H0622889 U JPH0622889 U JP H0622889U
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 脱液手段による編地への脱液性能を更に向上
させ、脱液率を向上し、生地の伸びを抑え、且つ風合を
低下させず、エッジマークを生じないようにし、脱液速
度も更に上昇させることができる脱液装置を提供する。 【構成】 側方から加圧ローラ16,19で加圧され表
面に不織布を備えたローラ14,17とゴムローラ1
5,18間に生地を通す絞り機構12,13を、生地の
進行方向に複数配列し、ゴムローラ15,18には吸収
性不織布ベルト20をエンドレスに張架し、絞り機構1
2の前段にゴムローラ7,8による予備絞り機構6を設
けることにより脱液装置4を構成したものであり、それ
により生地の脱液率を向上し、生地の伸びを抑え、且つ
風合いを低下させず、エッジマークを生じないように
し、脱液速度を更に上昇させるようにしたものである。
させ、脱液率を向上し、生地の伸びを抑え、且つ風合を
低下させず、エッジマークを生じないようにし、脱液速
度も更に上昇させることができる脱液装置を提供する。 【構成】 側方から加圧ローラ16,19で加圧され表
面に不織布を備えたローラ14,17とゴムローラ1
5,18間に生地を通す絞り機構12,13を、生地の
進行方向に複数配列し、ゴムローラ15,18には吸収
性不織布ベルト20をエンドレスに張架し、絞り機構1
2の前段にゴムローラ7,8による予備絞り機構6を設
けることにより脱液装置4を構成したものであり、それ
により生地の脱液率を向上し、生地の伸びを抑え、且つ
風合いを低下させず、エッジマークを生じないように
し、脱液速度を更に上昇させるようにしたものである。
Description
【0001】
本考案は、丸編メリヤス生地のような筒状編地等を染色あるいは水洗した後に 脱液するための脱液装置に関する。
【0002】
通常、筒状に編成されたメリヤス編地に対しては、染色、漂白等の水系処理が 行われ、その後脱水、乾燥される。
【0003】 近年かかる脱水、乾燥は生産性の面から連続的に行われることが多く、従って 乾燥効率を向上させるためには、その前工程である脱水の脱液率をいかに向上さ せるかが重要な課題となる。
【0004】 従来、一対の加圧ローラ間に生地を通過させ、連続的に脱液する手段も採用さ れているが、脱液率を向上させるために、ローラ相互の加圧力を大きくすると、 生地が平板化し、外観や風合上の問題を生じる。特に筒状の編地を高圧のローラ 間で加圧し脱液すると、両耳部にエッジマークと称する絞りジワを発生し、不良 製品の原因となる。
【0005】 また、生産性向上のため高速化すると、生地の走行に適合した加圧ロールの回 転速度の調整が困難であり、テンション付加による形態の不安定化を生じ、特に 伸縮性の高いニット生地においては重要な問題となる。
【0006】
このような加圧ローラを用いた脱液の各種問題点を解決するため、加圧ローラ に不織布を巻き、対抗するローラ側には、他のローラ間で循環するフェルト地の ベルトを掛け、その間に生地を走行させて脱液する手段を本出願人により提案し ている(実願平1−219522号)。
【0007】 この脱液手段によると、ローラの加圧力を大きくしなくても脱水率が向上し、 しかも生地の伸びが小さくなって風合いの低下が防止され、エッジマークの解消 をすることができるとともに、ローラの回転を上昇して脱液速度を上昇させるこ とも可能となった。
【0008】 本考案は、上記脱液手段による編地への脱液性能を更に向上させ、脱液率を向 上し、生地の風合を低下させず、エッジマークを生じないようにし、脱液速度も 更に上昇させることができる脱液装置を提供することを目的とする。
【0009】
本考案は、上記課題を解決するため、側方から加圧ローラで加圧され表面に不 織布を備えたローラとゴムローラ間に生地を通す絞り機構を、生地の進行方向に 複数配列し、該ゴムローラには吸収性不織布ベルトをエンドレスに張架し、該絞 り機構の前段にゴムローラによる予備絞り機構を設けることにより脱液装置を構 成したものであり、それにより生地の脱液率を向上し、生地の風合いを低下させ ず、エッジマークを生じないようにし、脱液速度を更に上昇させるようにしたも のである。
【0010】
本考案は、上記のように構成したので、各種処理のため処理液中に浸漬された 後、液から搬出される生地は、最初ゴムローラからなる予備絞り機構で予備脱液 し、次いで表面に不織布を備えたローラと吸水性不織布ベルトをエンドレスに張 架したゴムローラ間に導かれ、表面に不織布を備えたローラの側方から加圧する 加圧ローラの力により脱液する。その際、表面に不織布を備えたローラと対抗す るゴムローラとの間の生地入口側では生地から液を絞り、生地出口側では不織布 に生地の残留水分を吸収させる。ローラ表面の不織布に吸収された水分は、ロー ラの側方から加圧する加圧ローラにより絞られ脱水される。複数配列したこの絞 り機構中に生地を通すことにより充分脱液され、またローラ表面の不織布と吸水 性不織布ベルト間で生地を通して脱液することにより生地の風合を損ねず、筒状 編地の端部にエッジマークを生ずるのを防止する。又、予備絞りにより不織布ロ ーラ、及び不織布ベルトへの脱水能を高め、毛細管現象による吸水性を一段と向 上させることができ、その結果、脱水率を高めることができる。
【0011】
本考案の実施例を図面に沿って説明する。メリヤス編機等で編成した筒状編地 は、例えば、染色後の洗浄である水洗液1に浸漬される。これらの水洗液1を収 容した処理槽2に浸漬された筒状編地3は、乾燥工程へ搬送するため脱液装置4 で脱液される。
【0012】 脱液装置4は、処理槽から搬出される筒状編地3の内部にエアコンプレッサか らの高圧空気を導入してエアー拡布5を行い、次いで予備絞り装置6を構成する 駆動ゴムローラ7と加圧ゴムローラ8との一対のゴムローラ10で予備絞りを行 う。この予備絞りでの加圧力は、編地の風合いを損ね、又、耳部の折りじわが残 らない程度の強さとする。
【0013】 この予備絞り装置6に続いて、編地3の進行方向に沿って第1絞り機構12及 び第2絞り機構13を配置する。第1絞り機構12は、不織布を表面に貼った不 織布ローラ14と駆動用ゴムローラ15を対抗して設け、不織布ローラ14にお けるゴムローラ15の反対側には加圧ローラ16を設け、加圧ローラ16で不織 布ローラ14をゴムローラ15側に押圧している。
【0014】 第2絞り機構13も上記第1絞り機構12と同様の構成をなし、不織布ローラ 17、ゴムローラ18、加圧ローラ19から構成される。上記ゴムローラ15及 び18には吸水性不織布からなる無端ベルト20を掛けており、無端ベルト20 は、ガイドローラ21、22によりガイドされるとともに、脱液ローラ23にも 掛け渡し、ガイドローラ22により常時所定の張力で循環している。
【0015】 脱液ローラ23には金属ローラ24が圧接しており、ローラ23と金属ローラ 24間で無端ベルト20が吸着した水分を絞っている。
【0016】 上記構成からなる脱液装置4は、予備絞り装置6で予め絞った編地3を、第1 絞り機構12の不織布ローラ14とゴムローラ15間に導入し、加圧ローラ16 の加圧力によって脱液する。この脱液においては、不織布ローラ14とゴムロー ラ15の加圧点より編地導入側では、両ローラの加圧力による編地11からの脱 液作用をなし、両ローラの加圧点を過ぎて編地送出側では、不織布ローラ14表 面の不織布及びゴムローラ15に掛けた吸水性不織布の無端ベルト20に対して 液分が吸収されることによる脱液作用が行われる。
【0017】 不織布ローラ14表面の不織布の上記吸収した液分は、加圧ローラ16との加 圧接触によって絞られ、第1絞り機構12に導入される編地の液分吸収効率を向 上させる。
【0018】 第1絞り機構12で脱液された編地3は、第2絞り機構13でも同様に脱液さ れる。第2絞り機構13のゴムローラ18は、大径ローラを使用し、このローラ の周囲に編地3を添わせながら送出するとともにガイドローラ21との間で吸水 性不織布の無端ベルト20と接触する構成とすることにより、又、第1絞り機構 12から第2絞り機構13に至る間においても無端ベルト20に接触させている ため、編地に張力を加えないノーテンションの状態で脱液し、移送させることが できる。
【0019】 第1絞り機構12及び第2絞り機構13並びにガイドローラ21間での編地と の接触により水分を吸収した吸水性不織布の無端ベルト20は、脱液ローラ23 と金属ローラ24間で加圧され、吸収した液体を絞り、吸水性不織布による吸液 作用の回復を行う。
【0020】 なお、脱液装置に導入される生地は、特に筒状編物に適するが、非筒状の編地 、及び各種織物にも適用されることはいうまでもない。また、処理液も水以外の 染色液、漂白液等各種の処理液の脱液にも使用できることができ、この場合、絞 り率の向上により前工程の処理液を次工程に持込む割合を減少でき、後の処理効 率を高めることができる。又、本実施例では、第1絞り機構12及び第2絞り機 構13の2つの絞り機構を設けたが、該構成による更に多段の絞り機構を設けて もよい。更に、例えば予備絞り装置6と第1絞り機構12及び第2絞り機構の回 転、移送速度を同調させために、これをサーボモータ、マルチプライヤー等で同 調駆動させると、伸びやすい編地に対して有効である。
【0021】
本考案は、上記のように構成し作用するので、予備絞り機構によって脱液効率 が向上し、かつそれに続く絞り機構の負担を軽減し、加圧力を高めることを不要 として過大な加圧による編地の風合いを損なうことを防止する。また絞り機構を 複数配列することにより、同様に各絞り機構での負担を軽減し、加圧力を過大に する必要がなくなる。更に絞り機構において、不織布ローラに加圧ローラを押圧 することにより、不織布ローラに吸収した液を絞り取ることが可能となり、不織 布による編地の吸水性が向上し、その結果、脱水率を向上させることができるた め、乾燥等のエネルギー負荷の減少、同工程の短時間化を可能とする。
【0022】 また、筒状編物の脱液に際し、高圧ローラ間で絞ることにより発生するエッジ マークの発生を防止することができるとともに高速においても編地に対し余分な 張力を与えることがない等の効果を奏する。
【図1】本考案の実施例の側面図である。
1 水洗液 2 処理槽 3 筒状編地 4 脱液装置 5 エアー拡布 6 予備絞り装置 10 ゴムローラ 12 第1絞り機構 13 第2絞り機構 14 不織布ローラ 15 ゴムローラ 16 加圧ローラ 17 不織布ローラ 18 ゴムローラ 19 加圧ローラ 20 無端ベルト 23 脱液ローラ 24 金属ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F26B 13/28 9140−3L (72)考案者 小澤 七洋 京都府宮津市惣262番地 グンゼ株式会社 アパレル事業部内
Claims (1)
- 【請求項1】 側方から加圧ローラで加圧され、表面に
不織布を備えたローラとゴムローラの間に生地を通す絞
り機構を、生地の進行方向に複数配列し、該ゴムローラ
には吸水性不織布ベルトをエンドレスに張架し、該絞り
機構の前段にゴムローラによる予備絞り機構を設けたこ
とを特徴とする脱液装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3508492U JPH0622889U (ja) | 1992-04-08 | 1992-04-08 | 脱液装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3508492U JPH0622889U (ja) | 1992-04-08 | 1992-04-08 | 脱液装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0622889U true JPH0622889U (ja) | 1994-03-25 |
Family
ID=12432109
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3508492U Pending JPH0622889U (ja) | 1992-04-08 | 1992-04-08 | 脱液装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0622889U (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5074859A (ja) * | 1973-11-07 | 1975-06-19 | ||
JPS53133832A (en) * | 1977-04-25 | 1978-11-22 | Mitsumasa Tatematsu | Controlling maximum speed system and method of car |
JPH0382867A (ja) * | 1989-08-25 | 1991-04-08 | Gunze Ltd | 編、織地の脱水装置 |
-
1992
- 1992-04-08 JP JP3508492U patent/JPH0622889U/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5074859A (ja) * | 1973-11-07 | 1975-06-19 | ||
JPS53133832A (en) * | 1977-04-25 | 1978-11-22 | Mitsumasa Tatematsu | Controlling maximum speed system and method of car |
JPH0382867A (ja) * | 1989-08-25 | 1991-04-08 | Gunze Ltd | 編、織地の脱水装置 |
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