JPH0622879Y2 - ネオン看板 - Google Patents
ネオン看板Info
- Publication number
- JPH0622879Y2 JPH0622879Y2 JP5214289U JP5214289U JPH0622879Y2 JP H0622879 Y2 JPH0622879 Y2 JP H0622879Y2 JP 5214289 U JP5214289 U JP 5214289U JP 5214289 U JP5214289 U JP 5214289U JP H0622879 Y2 JPH0622879 Y2 JP H0622879Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- neon
- tubes
- transformers
- neon tubes
- tube
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Illuminated Signs And Luminous Advertising (AREA)
- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は高周波電力を出力する複数のネオン変圧器
と、これらネオン変圧器に各別に接続され、高周波電力
により点灯される複数のネオン管とからなるネオン看板
に関する。
と、これらネオン変圧器に各別に接続され、高周波電力
により点灯される複数のネオン管とからなるネオン看板
に関する。
「従来の技術」 商用電力により点灯する場合は、異なるネオン変圧器に
接続されたネオン管が接近していても問題はなかった。
しかし、近年、小形化などの点から高周波電力によりネ
オン管を点灯することが行われているが、この場合次の
ような問題があった。すなわち第5図に示すように高周
波電力を出力するネオン変圧器11,12,13が設け
られ、これらネオン変圧器11,12,13にそれぞれ
ネオン管21,22,23が接続されてネオン看板を構
成する場合、異なるネオン変圧器に接続されたネオン管
の相互に接近したものの間隔Dを大きく、例えば10数
cm以上にする必要があった。以下にその理由を説明す
る。
接続されたネオン管が接近していても問題はなかった。
しかし、近年、小形化などの点から高周波電力によりネ
オン管を点灯することが行われているが、この場合次の
ような問題があった。すなわち第5図に示すように高周
波電力を出力するネオン変圧器11,12,13が設け
られ、これらネオン変圧器11,12,13にそれぞれ
ネオン管21,22,23が接続されてネオン看板を構
成する場合、異なるネオン変圧器に接続されたネオン管
の相互に接近したものの間隔Dを大きく、例えば10数
cm以上にする必要があった。以下にその理由を説明す
る。
通常高周波のネオン変圧器は個々にインバータ回路を備
えている。このためその高周波出力は同期がとれていな
い。従って第5図のネオン管21と22の接地に対する
電位はそれぞれ第6図の曲線EA,EBのように同位相
(τ1部)と逆位相(τ2部)とを交互に繰り返しなが
ら変化している。これらが同位相の場合は問題はない
が、逆位相の場合は近接したネオン管21,22間の浮
遊容量を通して一方から他方へ漏洩電流が流れ、その度
に一方のネオン管が暗くなる。すなわち第7図に示すよ
うにネオン変圧器11,12はそれぞれ2次コイルと鉄
心との間に静電容量Ca,Cbを有し、ネオン管21,
22はそれぞれ接地に対し浮遊容量C1,C2をもち、
またそれらネオン管21,22の近接した部分間に浮遊
容量Coが存在する。いまネオン管21のA点の電位が
高く、これと接近したネオン管22のB点の電位が低い
と、漏洩電流がA→Co→B→Cb→Ca→Aなるルー
プで流れる。このA点からの漏洩電流はネオン管21を
通らずB点へ流れるため、ネオン管21は暗くなる。ネ
オン管22の明るさは変化しない。
えている。このためその高周波出力は同期がとれていな
い。従って第5図のネオン管21と22の接地に対する
電位はそれぞれ第6図の曲線EA,EBのように同位相
(τ1部)と逆位相(τ2部)とを交互に繰り返しなが
ら変化している。これらが同位相の場合は問題はない
が、逆位相の場合は近接したネオン管21,22間の浮
遊容量を通して一方から他方へ漏洩電流が流れ、その度
に一方のネオン管が暗くなる。すなわち第7図に示すよ
うにネオン変圧器11,12はそれぞれ2次コイルと鉄
心との間に静電容量Ca,Cbを有し、ネオン管21,
22はそれぞれ接地に対し浮遊容量C1,C2をもち、
またそれらネオン管21,22の近接した部分間に浮遊
容量Coが存在する。いまネオン管21のA点の電位が
高く、これと接近したネオン管22のB点の電位が低い
と、漏洩電流がA→Co→B→Cb→Ca→Aなるルー
プで流れる。このA点からの漏洩電流はネオン管21を
通らずB点へ流れるため、ネオン管21は暗くなる。ネ
オン管22の明るさは変化しない。
前述したようにネオン変圧器11,12の高周波出力は
非同期であるため、A点、B点の各接地に対する電位が
同位相と逆位相とを繰り返すため、ネオン管21,22
はそれぞれ短い周期で明るさが変化し、いわゆる“ゆら
ぎ”が生じる。従来においてはこの漏洩電流を減少させ
るため、ネオン管の間隔Dを大きくする必要があった。
非同期であるため、A点、B点の各接地に対する電位が
同位相と逆位相とを繰り返すため、ネオン管21,22
はそれぞれ短い周期で明るさが変化し、いわゆる“ゆら
ぎ”が生じる。従来においてはこの漏洩電流を減少させ
るため、ネオン管の間隔Dを大きくする必要があった。
「考案が解決しようとする課題」 近年、ネオン変圧器の小形化に伴い、ネオン看板もネオ
ン管の集積度を高めたものが要求されているが、高周波
のネオン変圧器は異なったネオン変圧器に接続されたネ
オン管相互の間隔を小さくすると“ゆらぎ”が生じると
いう問題があった。
ン管の集積度を高めたものが要求されているが、高周波
のネオン変圧器は異なったネオン変圧器に接続されたネ
オン管相互の間隔を小さくすると“ゆらぎ”が生じると
いう問題があった。
「課題が解決するための手段」 この考案によれば異なるネオン変圧器に接続されたネオ
ン管の相互に接近した部分に、これらネオン管を相互に
静電遮蔽する遮蔽板が設けられる。
ン管の相互に接近した部分に、これらネオン管を相互に
静電遮蔽する遮蔽板が設けられる。
「作用」 異なるネオン変圧器に接続されたネオン管の相互に接近
した部分の接地に対する電位が逆位相となっても、これ
らネオン管は静電遮蔽されているため、これらネオン管
の一方から他方への漏洩電流は流れない。従って“ゆら
ぎ”は生じない。
した部分の接地に対する電位が逆位相となっても、これ
らネオン管は静電遮蔽されているため、これらネオン管
の一方から他方への漏洩電流は流れない。従って“ゆら
ぎ”は生じない。
「実施例」 第1図にこの考案の実施例を示し、第5図と対応する部
分に同一符号を付けてある。この考案においては異なる
ネオン変圧器11,12,13に接続されたネオン管2
1,22,23の相互に接近した部分に、これらネオン
管21と22、またネオン管22と23をそれぞれ相互
に静電遮蔽する遮蔽板31,32が設けられる。第2図
は文字管のネオン管の間に遮蔽板31,32を設けた例
である。
分に同一符号を付けてある。この考案においては異なる
ネオン変圧器11,12,13に接続されたネオン管2
1,22,23の相互に接近した部分に、これらネオン
管21と22、またネオン管22と23をそれぞれ相互
に静電遮蔽する遮蔽板31,32が設けられる。第2図
は文字管のネオン管の間に遮蔽板31,32を設けた例
である。
これら遮蔽板は例えば次のようにして設ける。すなわち
第3図に示すようにボード41上に一対の支持碍子4
2,43が立てられ、これら支持碍子42,43上にわ
たってネオン管21が配され、バインド線44で固定さ
れ、導電性板よりなる遮蔽板31がボード41に立てら
れると共にボード41に電気的に接続され、遮蔽板31
はネオン管21とその全長にわたり対向している。ある
いは第4図に示すように遮蔽板31をほゞネオン管21
と対向する部分の大きさとし、支持片45で遮蔽板31
をボード41上に支持すると共に遮蔽板31をボード4
1に電気的に接続する。
第3図に示すようにボード41上に一対の支持碍子4
2,43が立てられ、これら支持碍子42,43上にわ
たってネオン管21が配され、バインド線44で固定さ
れ、導電性板よりなる遮蔽板31がボード41に立てら
れると共にボード41に電気的に接続され、遮蔽板31
はネオン管21とその全長にわたり対向している。ある
いは第4図に示すように遮蔽板31をほゞネオン管21
と対向する部分の大きさとし、支持片45で遮蔽板31
をボード41上に支持すると共に遮蔽板31をボード4
1に電気的に接続する。
上述した構成によれば異なるネオン変圧器11,12に
接続されたネオン管21,22の接近しているものの接
地に対する電位が互いに逆位相になっても、これらネオ
ン管21,22は遮蔽板31により静電遮蔽されている
ためネオン管21,22間の浮遊容量Coはゼロ乃至著
しく小さく、浮遊容量Coを介して漏洩電流は流れな
い。従ってネオン変圧器11,12の高周波出力は非同
期であるが、ネオン管が明暗を繰り返す“ゆらぎ”は生
じない。なお遮蔽板31の存在によりネオン管21,2
2の接地に対する容量C1,C2が大きくなるため、こ
れら容量C1,C2を通じる漏洩電流が多少増加し、ネ
オン管21,22が多少暗くなるが、一様に暗くなるだ
けで明るさが変動するようなことはない。この場合のA
点からの漏洩電流は、A→Co→B→Cb→Ca→Aよ
りも静電容量の大きいA→C1→C3→AまたはA→C
1→Ca→Aの方に流れる。
接続されたネオン管21,22の接近しているものの接
地に対する電位が互いに逆位相になっても、これらネオ
ン管21,22は遮蔽板31により静電遮蔽されている
ためネオン管21,22間の浮遊容量Coはゼロ乃至著
しく小さく、浮遊容量Coを介して漏洩電流は流れな
い。従ってネオン変圧器11,12の高周波出力は非同
期であるが、ネオン管が明暗を繰り返す“ゆらぎ”は生
じない。なお遮蔽板31の存在によりネオン管21,2
2の接地に対する容量C1,C2が大きくなるため、こ
れら容量C1,C2を通じる漏洩電流が多少増加し、ネ
オン管21,22が多少暗くなるが、一様に暗くなるだ
けで明るさが変動するようなことはない。この場合のA
点からの漏洩電流は、A→Co→B→Cb→Ca→Aよ
りも静電容量の大きいA→C1→C3→AまたはA→C
1→Ca→Aの方に流れる。
「考案の効果」 以上述べたようにこの考案によれば高周波点灯としてネ
オン変圧器を小形化すると共にネオン管の集積度を高く
しても遮蔽板を使用することにより“ゆらぎ”のない安
定した放電のネオン看板を提供することができる。
オン変圧器を小形化すると共にネオン管の集積度を高く
しても遮蔽板を使用することにより“ゆらぎ”のない安
定した放電のネオン看板を提供することができる。
第1図及び第2図はそれぞれこの考案の実施例を示す
図、第3図及び第4図はそれぞれ遮蔽板の具体例を示す
図、第5図は従来のネオン看板を示す図、第6図は異な
るネオン変圧器に接続されたネオン管の接地に対する電
位変化を示す図、第7図はネオン変圧器11,12、ネ
オン管21,22の等価回路を示す図である。
図、第3図及び第4図はそれぞれ遮蔽板の具体例を示す
図、第5図は従来のネオン看板を示す図、第6図は異な
るネオン変圧器に接続されたネオン管の接地に対する電
位変化を示す図、第7図はネオン変圧器11,12、ネ
オン管21,22の等価回路を示す図である。
Claims (1)
- 【請求項1】高周波電力を出力する複数のネオン変圧器
と、これらネオン変圧器に各別に接続され、高周波電力
によりそれぞれ点灯される複数のネオン管とからなるネ
オン看板において、 異なるネオン変圧器に接続されたネオン管の相互に接近
した部分に、これらネオン管を相互に静電遮蔽する遮蔽
板が設けられていることを特徴とするネオン看板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5214289U JPH0622879Y2 (ja) | 1989-05-01 | 1989-05-01 | ネオン看板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5214289U JPH0622879Y2 (ja) | 1989-05-01 | 1989-05-01 | ネオン看板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02142877U JPH02142877U (ja) | 1990-12-04 |
JPH0622879Y2 true JPH0622879Y2 (ja) | 1994-06-15 |
Family
ID=31572197
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5214289U Expired - Lifetime JPH0622879Y2 (ja) | 1989-05-01 | 1989-05-01 | ネオン看板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0622879Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5246497B2 (ja) * | 2008-12-18 | 2013-07-24 | レシップホールディングス株式会社 | 照明装置 |
-
1989
- 1989-05-01 JP JP5214289U patent/JPH0622879Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02142877U (ja) | 1990-12-04 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |