JPH06227671A - たわみ性放出機構 - Google Patents

たわみ性放出機構

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JPH06227671A
JPH06227671A JP36197892A JP36197892A JPH06227671A JP H06227671 A JPH06227671 A JP H06227671A JP 36197892 A JP36197892 A JP 36197892A JP 36197892 A JP36197892 A JP 36197892A JP H06227671 A JPH06227671 A JP H06227671A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 移動コンベヤと製品との間の激しい衝撃を防
止し、製品及びその包装の損傷を避け、種種の形式、寸
法及び形状の製品及び分与装置構造に使用できる能動的
放出機構を提供することにある。 【構成】 たわみ性放出ベルト301は、下側のコンベ
ヤ・ベルト201に対して或る合成角をなしてたわみ性
放出機構300及びカートリッジ400の向きを定め
て、カートリッジに隣接して取付けたL字形案内軌道3
03内に配置してある。このコンベヤ・ベルトには、空
気圧アクチュエータ329を結合し、このコンベヤ・ベ
ルトをL字形案内軌道に沿って移動させ、カートリッジ
から最下部の製品を放出させるようにしてある。このた
わみ性放出機構のL字形によつて、このたわみ性放出機
構に必要な空間を最小にし、一層多くのカートリッジを
AOS200内に与えられた一定のコンベヤ長さにわた
つて取付けることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、収集コンベヤ・ベルト
にマトリクス状に配置した複数のカートリッジ製品分与
装置(cartridge product disp
enser)を利用する自動注文適応システム(aut
omated order filling syst
em)、ことに下側のコンベヤに対して或る合成角(c
ompound angle)をなす向きにした製品カ
ートリッジの底部から製品を放出する空気圧作動たわみ
性放出機構を利用する自動製品注文適応システム(au
tomated product order fil
ling system)に関する。
【0002】
【背景技術】製品製造業者は、場合により製品ロットと
称する複数の製品を貯蔵し、引続いて配給業者に輸送す
るためにケース内に包装することが多い。ケース内の製
品の量は、ケース・ロット量と称することが多い。製造
業者又は配給業者がケースをむりにあけてケース・ロッ
ト量以下の製品を配給するのは製品配給中に全く異常な
ことではない。個別の顧客の要求を満足するのに輸送順
序に従って他のケースからの他の製品と組合せる。
【0003】ケース・ロット量以下の多数種類の製品の
注文に適応するには、製造業者又は配給業者が選定した
種類の製品のケースを操作し、各ケースから所要数の単
位の製品を取上げ、取上げた製品を輸送用の単一の容器
内に集める。このことは一般に破れたケースの注文取上
げと称する。従来この作業は人が手動で行っている。し
かし手動のケース取上げは、取上げ誤りを生じやすい比
較的遅い処理である。このような誤りは一般に、作業者
が注文に応ずるのにケースから正しくない製品又は量を
取上げ又は引上げ、或は注文により指示された特定の製
品を引上げ忘れたときに生ずる。
【0004】破れたケースの取上げ作業の自動化は、非
能率的な役立たない手動の破れたケースの注文取上げ法
(order picking method)に対す
る好適な解決法である。自動注文システム(AOS)と
呼ばれることの多い若干の自動取上げシステム(aut
omated pioking system)は当業
界にはよく知られている。従来のAOSでは端末の作業
者は製品輸送指令を受けて、配分作業に対する計算及び
在庫の制御機能を取扱うシステム・ホスト・コンピュー
タに製品輸送指令を入力する。この指令を実行しようと
するときはAOSの中央制御コンピュータは、正しい製
品及び量を注文を完了するのにケース・ロットから自動
的に取上げて集めることにより注文の適応を実時間で指
令する。このような自動化システムでは、適応の正しく
ない注文数と、取上げ誤り(picking erro
r)に伴う付帯的費用とは最少になり又はなくなる。
【0005】典型的な従来のAOSは互いに異なる種類
の製品を詰めた複数の各別の製品カートリッジを備えて
いる。これ等のカートリッジは、下側の収集コンベヤ・
ベルトの長さに沿いマトリクス状に配置される。これ等
のカートリッジから放出された製品は、送入輸送指令に
従って注文を完了するように製品を送出し収集する場所
の下流側に輸送用の収集コンベヤにより取集される。従
来のマトリクス配列AOSの1例は図1に示され米国特
許願第566,530号明細書に記載してある。この明
細書は本説明に参照してある。
【0006】輸送指令に従って分与製品を適正に収集す
るように、中央制御コンピュータは実際上収集コンベヤ
・ベルトを、緩衝区域により隔離された逐次の注文区域
に仕切る(図1)。コンピュータは輸送指令に従って、
次いでコンピュータにより輸送指令に割当てられた注文
区域が下側を通る際に適正な製品をカートリッジからコ
ンベヤに放出させる。輸送指令用の各指令区域がコンベ
ヤベルトの下流側端部に達すると、区域内の各製品は、
必要に応じさらに処理し(たとえば付加的な製品の手動
取上げ)顧客に輸送するように輸送容器(又は管)内に
あける。
【0007】AOS内の製品カートリッジはさらに、カ
ートリッジから移動する収集ベルトに製品を放出する若
干の種類の手段を備えている。放出器と、カートリッジ
との組合せは一般に分与装置と呼ばれる。従来のAOS
分与装置では、一方は受動的他方は能動的な互いに異な
る2つの手段が、製品をコンベヤベルトに放出するよう
に設けられている。AOS用の受動的及び能動的放出シ
ステムは、放出機構により製品に加えられる作用が互い
に異なっている。能動的システムは通常、これ等の能動
的システムが分与装置カートリッジから製品を強制的に
放出する手段を備える点が受動システムとは異なってい
る。
【0008】たとえば重力利用の受動的(passiv
e)製品放出システムは米国特許願第566,530号
明細書の図5A及び5Bに示してある。この受動的シス
テムは、製品カートリッジの端部の分与ゲートと、この
分与ゲートから少なくとも1つの製品長さだけ隔ててカ
ートリッジ内に位置させた停止ゲートとを備えている。
2つのゲートは、一方が閉じている間に他方は開き、又
この逆の関係になり、カートリッジ内の製品を1個ずつ
分与できるように構成してある。分与ゲートが開くと、
積重ねの最下部の製品が放出される。停止ゲートが開く
と、次の製品がカートリッジ内を次に分与ゲートの開く
ときに解放される位置に前進し下降する。この受動的シ
ステムは、分与ゲートにより解放された製品を下側のコ
ンベヤに乗せるのに、強制的放出器を使わないで重力を
利用するから有利である。
【0009】従来の能動的(active)レバー式放
出システムの1例は、クナップ(Knapp)を発明者
とする米国特許第4,518,302号明細書の図5な
いし7に示してある。レバーは、このレバーの一端部が
カートリッジ内の最下部の製品の縁部に隣接するように
軸線のまわりに回転するように位置させてある。このレ
バーに結合したアクチュエータにより、このレバーを軸
線のまわりに回転させ製品に隣接するレバー端部により
カートリッジからこの製品を放出する。この能動的シス
テムは、下側のコンベヤに分与カートリッジから製品を
放出するように下部製品の縁部に力を加えるのに放出器
又はけり部材(キッカー)としてレバーを使用する点が
受動的システムと異なっている。
【0010】多くの従来の受動的及び能動的の放出シス
テム及び機構は、それぞれ連続使用を望ましくなくする
いくつかの欠点がある。たとえば放出システムの構成に
よってアクチュエータ(ソレノイド式、流体圧式、空気
圧式等)及び協働する機構は、システム内にとくに下流
側コンベヤ方向にかなりの空間を占める。このことは、
拡大したシステム内の付加的な製品カートリッジに必要
な空間をマトリクス内の既存の分与装置用の効率の悪い
アクチュエータ及び機構が占めるので、制限した一定長
さのコンベヤを与えると、システムの能力を拡大する可
能性に悪影響を及ぼす。
【0011】従来の受動的及び能動的な放出システムの
付加的の欠点は、製品が、カートリッジから放出され下
側を移動するコンベヤに衝突する際に、分与された製品
が損傷を受けることである。受動的システムでは上下方
向に自由に落下し水平方向に移動するコンベヤに乗る。
能動的システムでは製品は、下方に典型的にはコンベヤ
の流れの反対の向きに又はコンベヤの流れを横切って下
方横向きに放出されることが多い。受動的及び能動的の
両システムで移動コンベヤ及び製品間の激しい衝突が製
品をその包装からはみ出させ又製品及びその包装に損傷
を生ずる上で著しい要因となることが分っている。
【0012】さらに従来の放出システムはそれぞれ互い
に異なる寸法及び形状の製品を取扱う能力に本来の制限
を持つことが分っている。初期の受動的システムでは、
最下部の製品の解放中に製品を保持するのに製品及び分
与装置停止ゲートの間の摩擦を利用する。すなわち扁平
な又は薄い包装品はこの包装品の薄い縁部が扁平に積重
ねたときに製品をカートリッジ内に保持するのに十分な
表面を停止ゲートに提供しないので分与装置内で扁平で
なく縦方向に積重ねなければならない。この場合カート
リッジ内に入れられる製品の個数が減り製品のひんぱん
な再充てんを必要とする。さらに不適正に積重ねると放
出器の1図の作動により2個又はそれ以上の製品が放出
されることがある。
【0013】従って複数の製品分与装置を持つ自動注文
システムの移動コンベヤベルトに製品カートリッジから
製品を放出する改良された手段が必要になる。コンベヤ
の縦方向長さに沿って位置させることのできる分与装置
の数を最大にするには、作動機構及び放出機構(放出装
置)は、マトリクス内で互いに隣接する分与装置を一層
近接して積重ねるように縦方向にできるだけ薄くしなけ
ればならない。さらに、有効で信頼性のある手段を設け
製品又は包装に加わる最低の損傷もなくすようにしなけ
ればならない。最後に調整可能な手段を設け種種の寸法
形状の製品を取扱えるようにしなければならない。
【0014】
【発明の概要】従来の受動的(passive)及び能
動的(active)の放出システムの制限を除くよう
に、本発明は、種種の形式、寸法及び形状の製品及び分
与装置構造に使用できる改良された能動的放出機構を提
供するものである。本発明の能動的製品放出機構の広い
態様によれば、放出機構は、1対の実質的にL字形の案
内軌道に配置した空気圧作動のたわみ性放出ベルトを備
えている。本発明の放出機構に使うようにしたカートリ
ッジは2条の案内軌道の間の位置に製品重なりを保持し
てこの重なりの最下部製品の中心がL字形軌道の基部と
同一平面になるようにする。空気圧作動により放出ベル
トをL字形軌道を経て動かし、カートリッジから最下部
製品を放出する。
【0015】本発明による能動的製品放出機構は、従来
の受動的又は能動的の製品放出システムとは異なり小さ
く簡潔で隣接分与装置(それぞれカートリッジ及び放出
機構から成る)を分与装置マトリクス内に一層密に積重
ねることができる。このような放出システムでは、一定
の長さの収集コンベヤベルトに一層多くの分与装置を縦
方向に位置させてAOSの容量を増すことができる。放
出ベルトの作動径路はカートリッジ内の最下部製品の位
置を調整することにより調節する。このようにして分与
装置により種種の寸法形状の製品を取扱うことができ
る。さらにカートリッジ及びたわみ性放出機構(分与装
置)をコンベヤベルトに対して合成角度をなす向きを定
め製品の再供給を容易にし放出に伴って生ずる製品の損
傷のおそれを最少にする。
【0016】本発明のたわみ性放出機構及びカートリッ
ジの利点を以下添付図面について詳細に説明する。
【0017】
【実施例】図1には公知の分与装置マトリクス構造及び
製品送出し構造を備えた自動注文システム[autom
ated ordering system](AO
S)101の斜視図を示す。自動注文システム101の
収集コンベヤ・ベルト103の上方に、対応する互いに
異なる種類、寸法及び形状の製品を入れる互いに異なる
形状及び寸法の複数の製品分与装置105をつり下げて
ある。各製品分与装置105は、製品カートリッジ(図
示してない)及び放出機構(図示してない)から成って
いる。各別の製品分与装置105は、相互に又収集コン
ベヤ・ベルト103に対して同様な向きにし上下方向か
ら外向きの(横向きの)コンベヤ方向に25°の角度を
なして寄りかからせてある。このようにして製品分与装
置105を横方向に傾斜させると、製品分与装置の手動
の製品再供給を容易にすることにより自動注文システム
101の作用を高める。
【0018】収集コンベヤ・ベルト103は、1つの輸
送指令又は1つの輸送指令の一部を表わす「注文区域」
と互いに隣接する注文区域を隔難する「緩衝区域」とに
分離される。注文区域の縦方向寸法は、自動注文システ
ム101が応ずる全体的又は部分的な輸送指令に従って
システム制御コンピュータにより実際上定められる。A
OSでは中央制御コンピュータは、収集コンベヤ・ベル
ト103の移動に伴い各区域が下流側に移動する際に、
注文区域の位置を実時間で追跡する。注文区域が注文の
製品を貯蔵する製品分与装置の下方を移動する際に、コ
ンピュータにより製品分与装置用の放出機構(図示して
ない)に注文に対し正しい個数の製品を注文区域内に放
出させる。各注文区域の間の緩衝区域は別の輸送指令の
隣接注文区域からの製品を不時に混合するおそれを最少
にする。
【0019】AOS収集コンベヤ・ベルト103の終端
は注文区域の分与された製品を、収集コンベヤ・ベルト
103及び割出しコンベヤ115の間の転移区域として
作用する移送コンベヤ・ベルト113上に送出す。スラ
イダ117は、割出しコンベヤ115によりスライダ1
17の下方に位置させた運搬箱119内に製品を移送コ
ンベヤ・ベルト113から差向ける。注文された製品の
若干が分与された注文品に含まれていなければ、輸送指
令を完了するのに付加的な製品を手で取上げなければな
らない。注文に応じ終ると、運搬箱119を輸送区域に
差向け顧客に送出す。
【0020】図2には本発明によるAOS200の平面
図を示してある。図2では各マトリクス内にカートリッ
ジ400及び放出器(図示してない)を含む各別の分与
装置は、下側のコンベヤ・ベルト201に対し或る合成
角(compound angle)をなす向きにして
ある。分与装置のこの合成角の考え方は図3及び4によ
りなお明らかである。図3及び4は図2の自動注文シス
テムすなわちAOS200の横断面図及び縦断面図を示
す。第1に図3に示すようにカートリッジ400を持つ
分与装置は、上下方向に対しコンベヤ・ベルト201か
ら遠ざかる向きに25°の角度をなして横方向に傾けて
ある。横方向にこのようにして傾けることにより、人力
作業によるAOS200の再供給が容易になる。第2に
図4に示すように分与装置すなわちカートリッジ400
は、上下方向に対しコンベヤ・ベルト下流方向に30°
の角度をなして傾けてある(又図9及び10参照)。
【0021】縦方向に傾けるとこのようにして、放出機
構(図3及び4には示してなくて図5、9及び10に示
してある)と分与装置とを下流側に向けるのに役立つ。
このようにして複数の方式の本システムの有効な操作が
容易になる。第1に縦方向の傾きにより放出器によって
分与装置マトリクスで縦方向に隣接するカートリッジの
下方のカートリッジから製品を分与してコンベヤ・ベル
トに沿い合理的な空間を得ることができる。第2に縦方
向の傾きにより製品を下側のコンベヤ・ベルト201の
流れと共に放出することができる。この場合放出される
製品(図2C)と製品及びその包装に損傷を生ずるコン
ベヤ・ベルト201との間の鋭角をなす衝撃の起こる回
数が最少になる。さらにコンベヤの流れに伴う製品の放
出により、指定の注文区域(図2)から放出製品がそれ
るおそれが最少になった。
【0022】本発明におけるような合成角の使用により
又いくつかの付加的な利点が得られる。第1にL字形の
カートリッジ400(図7参照)と共に合成角を使用す
ると、合成角及びL字形により分与装置内に製品重なり
の整合を有効に保持する「とい」を形成するので分与装
置の操作及び再装入を一層容易にする。このといによ
り、作業者は、製品を内部で整合させる作用をするとい
内に製品を重力で入れるだけでよいから分与装置の再装
入を一層容易にする。従来のU字形の直立のカートリッ
ジは、装入製品が当たる2つの側縁部があるので装入が
むずかしかった。図5には、AOS内に従来の放出シス
テムより実質的に小さい縦方向空間を占めるたわみ性放
出機構300の斜視図を示す。たわみ性放出機構300
では、AOSマトリクス内の互いに隣接する分与装置は
一層密に重ねて、AOS収集コンベヤ・ベルトの長さは
増さないでAOSに一層多くの分与装置を含めることが
できる。コンベヤ長さの対応する増加を伴わないで得ら
れる容量のこの増加により一層多くの種類の製品をAO
Sに含め取上げることができる。製品の容量及び種類の
増加に伴い他の製品の手による取上げがそれだけ必要で
なくなる。
【0023】本発明によればたわみ性放出機構300
は、互いに対向する1対の実質的に「L字」形の案内軌
道303L(左)及び303R(右)内に配置した空気
圧作動のたわみ性放出ベルト301を備えている。各L
字形軌道303は、互いに平行でたわみ性放出ベルト3
01が内部で自由に動けるだけ十分に広い距離だけ離れ
た上部案内305及び下部案内307を備えている。案
内軌道303はたわみ性放出ベルト301の上下方向運
動を有効に案内し水平運動に変えて製品を後述のように
して製品カートリッジから放出する。
【0024】各上部案内305は、斜めの相互連結部材
305cにより接合した上下方向アーム305a及び水
平アーム305bにより一体に構成してある。各下部案
内307は、湾曲した相互連結部材307cにより接合
した上下方向アーム307a及び水平アーム307bに
より一体に構成してある。上下の案内305,307は
アルミニウムのようにわずかにたわみ性を持つ金属又は
金属合金から作るのがよい。案内305,307は実質
的に長方形の横断面を持つものとして示してあるが、こ
のようにしなくてもよいのはもちろんである。
【0025】各案内軌道303用の下部案内の上下方向
アーム307aは、溶接又はその他の適当な手段により
放出器取付板309に取付けてある。L字形案内軌道3
03の一端部311では、スペーサ313が上下の案内
の水平方向アーム305b,307b間に溶接又はその
他の方法で固着されこれ等のアームの間に放出ベルト3
01が移動できる十分な間隔を保つようにしてある。上
下の案内305,307は一体に形成してスペーサ31
3の必要をなくしてもよいのはもちろんである。上部案
内の上下方向アーム305aは、スペーサ(図示してな
い)及びナット315により上下方向アーム307a及
び取付板309から間隔を隔てこれ等に取りはずし可能
に固定してある。ナット315をはずすと、上部案内3
05は下部案内307から自在に遠ざかる向きに動かさ
れたわみ性放出ベルト301を保守又は交換のために案
内軌道303からはずすことができる。
【0026】斜めの相互連結部材305c及び湾曲した
相互連結部材307cにより形成したL字形案内軌道3
03の湾曲部に位置させた3個のローラ317は、三角
形状に配置され、たわみ性放出ベルト301を案内軌道
303のL字形に一致するように曲げることにより、た
わみ性放出ベルト301の上下方向運動を水平方向運動
に交換するのに役立つようにする。第1ローラ317a
及び第2ローラ317bは、それぞれ左右の案内軌道3
03L,303Rの間に延びる上下方向アーム307a
及び水平方向アーム307bに回転可能に取付けてあ
る。第3のローラ317cは、同様に左右の案内軌道3
03L,303Rの間に延びる斜めの相互連結部材30
5cに回転可能に取付けてある。たわみ性放出ベルト3
01を案内軌道303内に配置すると、このたわみ性放
出ベルトは、第1及び第2のローラ317a,317b
の上側と、第3のローラ317cの下側とを通る。各ロ
ーラ317は、L字形案内303の湾曲部における摩擦
を減らすと共に上下方向から水平方向にベルトの並進運
動の向きを定める。
【0027】図5及び6に示すようにたわみ性放出ベル
ト301は、プラスチック材又はその他の適当なたわみ
性材料で形成するのを好適とする実質的に長方形の扁平
なたわみ性部材である。たわみ性放出ベルト301の作
動端部319でアクチュエータ取付けブロック321を
上部ベルト上面に取付けてある。たわみ性放出ベルト3
01の衝撃端部323で、衝撃ブロック325はベルト
下面に取付けてある(図示のように)。上面に衝撃ブロ
ック325を取付けることは、衝撃ブロック325が、
たわみ性放出ベルト301の作動に伴って製品重なりに
干渉するので好ましくない。アクチュエータ取付けブロ
ック321には、双方向空気圧アクチュエータ329に
結合した作動アーム327を結合してある
【0028】図5には又たわみ性放出機構300の作動
を示してある。空気圧アクチュエータ329はピン33
1により取付板309に取りはずし自在に取付けてあ
る。たわみ性放出機構300のたわみ性放出ベルト30
1は、その休止状態で、取付板309に隣接して実質的
に上下方向に向けてあるが、衝撃端部323におけるベ
ルト部分は、各ローラ317により水平方向に曲げてあ
る。アーム327により空気圧アクチュエータはアクチ
ュエータ取付けブロック321に対し下方に押したわみ
性放出ベルト301をその休止状態から上下方向下方に
案内軌道303内に移動させる。たわみ性放出ベルト3
01がアーム327によりL字形案内軌道303内で湾
曲部を経て押されると、三角形に記置したローラ317
の組により、たわみ性放出ベルト301を曲げ、L字形
に一致させ、空気圧アクチュエータ329により生じさ
せた上下方向運動を、カートリッジから製品を放出する
のに使うように、水平方向運動に変える。次いで空気圧
作動力を逆にして、たわみ性放出ベルト301をその休
止位置に戻す。
【0029】図7及び8には、分与装置を形成するよう
にたわみ性放出機構300(図5)に使う製品カートリ
ッジ400のそれぞれ斜視図及び反対側側面図である。
製品カートリッジ400は、実質的にL字形の横断面を
持ち、硬い軽量のプラスチック材又はその他の適当な材
料で作った基部壁401及び側壁403から構成してあ
る。基部壁401の頂部には、AOS200(図2)に
取付けるときに作業者が分与装置すなわちカートリッジ
400を運び又ははずすように握り405を設けてあ
る。図示のようなカートリッジ400では製品の遠隔再
装入は、AOS200の作動を妨げないで容易に行うこ
とができる。
【0030】基部壁401の底部では、製品の重なりが
乗る製品棚407はカートリッジ400に調整可能に取
付けてある。調整可能な棚407は、たわみ性放出機構
300(図5)を種種の製品寸法形状に対し作動させる
ことができカートリッジ400に棒406(図8だけに
示してある)を介して取りはずし可能に取付けてある。
調整可能なカートリッジ400の使用により、種種の寸
法及び形状を持つ製品を取扱うのに放出機構300(図
3A)に調整を必要としない点で、従来のシステムに勝
った作用が得られる。
【0031】側壁403はその縁部で基部壁401に直
交して取付けられ折り目408を形成してある。折り目
408内では、カートリッジ400を製品放出のために
或る合成角をなして適正な向きにしたときに製品の重な
りが乗る(図2参照)。側壁403は基部壁401の端
部に先だって終り、放出製品が通過するみぞ穴409
(図2B参照)を棚407に対して形成する。この構成
では側壁403の下端部411は、製品重なり内の最下
部の製品以外に付加的な製品が放出されないようにする
剛性の前部止め413として作用する。
【0032】剛性の前部止め413に隣接して、みぞ穴
409を覆うたわみ性の調整可能なプラスチックの材製
前部止め414を側壁403に取付けてある。たわみ性
の前部止め414は、止め414のみぞ穴415と止め
ねじ417とにより止め414によって覆われるみぞ穴
の量だけ調整することができる(図2Bも参照)。穴4
09を覆うと、たわみ性の前部止め414により、最下
部製品がカートリッジ400からすべり落ちるのを防
ぎ、又はカートリッジ400から不時に放出されるのを
防ぐ。カートリッジ400はさらに、調整可能な製品棚
407に隣接するカートリッジ端部で基部壁401に取
付けた調整可能な後部止め419を備え、後述のように
放出処理による最下部製品のすぐ上方の製品の後退運動
と放出機構の休止位置への戻りとを抑止するようにして
ある。
【0033】次に図7、9及び10について本発明のた
わみ性放出機構300(図5)を利用する放出処理を説
明する。図9及び10に明らかなように図7のカートリ
ッジ400は1対のL字形軌道303の間に向きを定め
られ、そして製品棚407はL字形軌道従って放出処理
中のベルト301の径路が実質的に最下部製品500a
の中心線に沿って位置するように調整する。このような
向きではたわみ性放出ベルト301は最下部製品500
aにその近似的な重心で最も有効に当たるように位置す
る。
【0034】好適な実施例ではカートリッジ400内の
製品は、たわみ性放出ベルト301が製品の最長寸法に
沿う縁部に当たるように向きを定めてある。第1に製品
の最長寸法はほぼ必ず製品の端部ではない。すなわち製
品に打撃が加わると、包装端部が衝撃力で開くから製品
が包装からはみ出すことがない。さらに最長寸法の横方
向に放出することにより衝撃力は一層広い区域に分散し
て製品の損傷のおそれが最少になる。
【0035】たわみ性放出機構300及びカートリッジ
400は図示のように上下方向に対して傾斜しているか
ら(図2、3及び4参照)、製品500の重なりはカー
トリッジの折り目408に乗り有利であり、又それぞれ
剛性及びたわみ性の前部止め413,414に製品重な
りの個別の製品が分与装置から落下しないように作用す
る。空気圧アクチュエータを付勢するときは、たわみ性
放出ベルト301はL字形案内軌道303の湾曲部の付
近で取付け支持体309に隣接する休止位置から動き最
下部製品500aの縁部を打ち、製品をカートリッジ4
00から放出する。製品500aが放出されると、たわ
み性の前部止め404は湾曲して製品を通し、下流方向
に下側の移動コンベヤ・ベルト201に推進する。下流
側への放出により、AOS200に対する鋭角をなす衡
撃のおそれが減ることによって、製品の損傷のおそれが
最少になる。この放出方式により、分与された製品がコ
ンベヤ・ベルト200の表面を転動し、所期の注文区域
からそれるおそれが減る。たわみ性放出ベルト301が
最下部製品500aの放出に次いで休止位置に戻ると、
たわみ性放出ベルトは、製品表面との摩擦又は衝撃ブロ
ック325との接触によってたとえば次の製品500b
をつかむ。後部止め419により次の製品500bは、
たわみ性放出ベルト301によって捕捉されると、ベル
トが後退する際に後方に移動しないようにして、カート
リッジ400内に製品の適正な重なりを保持する。後部
止め419は、ねじにより基部壁401に取付けられ、
種種の寸法形状の製品に適応するように、位置の調整を
行うことができる。
【0036】又図9及び10に示すように低位置製品検
出器502は、光電スイッチ503及び反射鏡505か
ら成っている。光電スイッチ503は、赤外線ビーム5
07をカートリッジ400の基部壁403に切欠いたみ
ぞ穴509を経て反射鏡505に差向ける。赤外線ビー
ム507がみぞ穴509を通過すると、この赤外線ビー
ムは、反射鏡505により反射され、光電スイッチ50
3により検出される。次いで信号が出力され、カートリ
ッジ400が製品が低くなっていることを指示する。こ
の信号によりAOS200の操作者に警告を与え、カー
トリッジ400に再充てんし、又はカートリッジを交換
し、又中央制御コンピュータ(図示してない)を調整
し、前もって選定した個数の製品の放出後に特定の分与
装置を停止する。しかしカートリッジ400が製品によ
ってみぞ穴509が覆われる程度に満たされていると、
光ビームは、鏡505から反射して光電スイッチ503
に戻るのを妨げられる。すなわちスイッチ503は、分
与装置400が十分な製品を含みこの場合再充てんの必
要がないという信号を操作者に送る。
【0037】以上本発明をその好適な実施例について詳
細に説明したが、本発明はなおその精神を逸脱しないで
種種の変化変型を行うことができるのはもちろんであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】収集コンベヤベルトの上方にマトリクス状に配
置した複数の傾斜した製品分与装置を持つ従来の自動注
文システムの斜視図である。
【図2】分与装置がマトリクス状に配置され、下側のコ
ンベヤベルトに対して或る合成角をなす向きにした本発
明の自動注文システムの平面図である。
【図3】本発明によるコンベヤ・ベルトに対するカート
リッジの好適とする合成角の向きを示す図2の2B−2
B線に沿う断面図である。
【図4】図2の2C−2C線に沿う断面図である。
【図5】本発明のたわみ性放出機構の斜視図である。
【図6】図3Aのたわみ性放出機構のL字形案内軌道か
らはずしたたわみ性ベルト及び空気圧アクチュエータの
側面図である。
【図7】図5のたわみ性放出機構に使う製品カートリッ
ジの斜視図である。
【図8】図7に示した製品カートリッジの逆側の側面図
である。
【図9】製品放出処理中の図5のたわみ性放出機構と図
7のカートリッジとの側面図である。
【図10】図9を異なる作動位置で示す側面図である。
【符号の説明】
300 たわみ性放出機構 301 放出ベルト(たわみ性放出ベルト) 303 案内軌道 329 作動手段(アクチュエータ) 400 カートリッジ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年3月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実質的に水平の支持板に取付けた実質的
    にL字形の1対の案内軌道と、 前記支持板に隣接する第1の上下方向の非作動位置を持
    ち、前記各L字形の案内軌道内に配置され、これ等の軌
    道内で自由に可動なたわみ性放出ベルトと、 前記放出ベルトを、前記L字形の案内軌道の湾曲部内で
    かつこの湾曲部のまわりに第2の水平方向の作動位置に
    移動させるように、前記支持板と前記放出ベルトとに取
    付けられた作動手段とを包含するたわみ性放出機構。
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