JPH0622653A - 半密閉型ガス交換式ハウス栽培方法と半密閉型ガス交換式ハウス栽培装置 - Google Patents

半密閉型ガス交換式ハウス栽培方法と半密閉型ガス交換式ハウス栽培装置

Info

Publication number
JPH0622653A
JPH0622653A JP4204399A JP20439992A JPH0622653A JP H0622653 A JPH0622653 A JP H0622653A JP 4204399 A JP4204399 A JP 4204399A JP 20439992 A JP20439992 A JP 20439992A JP H0622653 A JPH0622653 A JP H0622653A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mushroom
room
plant cultivation
heat
cultivation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4204399A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoji Kuwata
昭二 桑田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP4204399A priority Critical patent/JPH0622653A/ja
Publication of JPH0622653A publication Critical patent/JPH0622653A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/25Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P60/00Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
    • Y02P60/14Measures for saving energy, e.g. in green houses

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、半密閉型ガス交換式ハウス栽培方
法と半密閉型ガス交換式ハウス栽培装置に関するもので
ある。きのこの生育時に発生のCO2 と植物栽培に必要
なCO2 は補充関係にあり、また、植物栽培にて発生の
2 ときのこ生育に必要なO2 は同じく補充関係にあ
り、さらに、きのこ及び菌類そして植物栽培に必要な温
度と湿度も補充関係にあるが、その生長の促進化を図る
ものである。 【構成】 第1発明は、きのこ及び菌類の呼吸作用と植
物の炭酸同化作用との間に有効な補充関係を形成すると
共に、きのこ及び菌類栽培培養中の発生熱を熱交換器を
介在させることにより上部植物栽培におけるランニング
コストを削減する方法である。また第2発明は、上層と
下層の中間に密閉された空間をもち、その空間にて熱交
換器により熱の移動を図り、フィルターにて感染防止も
図るよう構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多層式型ガス交換式ハ
ウス栽培装置に関するものである。きのこの生育時に発
生のCO2 (特に培養時)と植物栽培に必要なCO2
補充関係にあり、また、植物栽培にて発生のO2 ときの
こ生育に必要なO2 は同じく補充関係にある。さらに、
きのこ及び菌類そして植物栽培に必要な温度と湿度も補
充関係にあり、これもその生長の促進化を図るものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のものにあっては、下記の
ようなものになっている。きのこ人工栽培培養中におい
て発生するCO2 リッチ空気(CO2 濃度1,000〜
3,000P.P.M.、温度25〜28℃、湿度75
±5%)は、従来、大気へ余剰ガスとして放出されてい
た。また、植物人工栽培においては、必要な光及び熱を
得るため電力及び灯油を大量に消費し、また、植物栽培
上有効なCO2 は液化CO2 を有料で購入し使用してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べたも
のにあっては、下記のような問題点を有していた。きの
こ及び菌類栽培中に生ずるCO2 リッチ空気とその持つ
温度や湿度の大気中への放出はエネルギーの浪費であ
る。また、植物人工栽培中に必要な光及び熱を得るため
電力及び灯油を大量に消費し、また、必要なCO2 は液
化CO2 を有料で購入し使用することも、ランニングコ
ストアップの要因となるものである。
【0004】本願は、従来の技術の有するこのような問
題点に鑑み、なされたものであり、その目的とするとこ
ろは、次のようなことのできるものを提供しようとする
ものである。この発明は、その放出されていた良質なC
2 リッチ空気と、その持つ温度と湿度を植物栽培に利
用、そして、植物栽培にて発生のO2 リッチ空気を、O
2 を必要とするきのこ及び菌類栽培へ還元することを目
的に考えられたものである。相互にCO2 とO2 のリッ
チ空気を供給し合うことにより、光合成と呼吸作用を助
け、きのこ及び菌類の生育や植物における利用物(葉や
茎、果物など)の生育を促進させると共に、エネルギー
の循環有効利用による省エネの典型となる装置である。
これが本発明の理論である。
【0005】そして、上層と下層の中間に密閉された空
間をもち、その空間にて熱交換器により熱の移動を図
り、フィルターにて、感染防止も図るものである。この
場合、熱交換による湿度の移変は−5℃の熱交換は一次
側空気が28℃、80%湿度の際、若干の結露を呼ぶ
が、この結露による水分の喪失は植物栽培室にての光合
成により生成されるH2 Oにて充分補充され、実用上問
題の発生はない。また、逆に結露により熱交換器にて、
熱交換効率が良化する効能により、より有益な作用とな
っている。このように、本発明のものは、きのこ人工栽
培において発生の呼吸熱と、植物栽培における光合成時
の熱吸収のサイクルも人工的に組合わせたものでもあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は下記のようになるものである。第1発明
は、きのこ及び菌類そして植物の人工栽培に関し、きの
こ及び菌類の呼吸作用と植物の炭酸同化作用との間に有
効な補充関係を形成すると共に、きのこ及び菌類栽培培
養中の発生熱を熱交換器を介在させることにより上部植
物栽培におけるランニングコストを削減するようにした
半密閉型ガス交換式ハウス栽培方法である。
【0007】また、第2発明は、断熱性を有するハウス
2内に仕切床によって形成されたきのこ及び菌類培養室
3A、熱交換室4A、植物栽培室5と、きのこ及び菌類
培養室3Aに設けられたきのこ及び菌類培養棚6と、熱
交換室4Aに設けられた熱交換器7と、植物栽培室5に
設けられた水耕用棚8と、ハウス2内における一方部分
に配設された一次空気用ダクト9は、熱交換器7の冷却
又は加熱部7A内に配管された蛇行ダクト部9Aと、こ
の蛇行ダクト部より配管されきのこ及び菌類培養室3A
で開口している吸引ダクト部9Bと、蛇行ダクト部より
配管され植物栽培室5内で開口する排気ダクト部9Cと
から構成され、ハウス2内における左方部分に配設され
た二次空気用ダクト10は、熱交換器7の加熱又は冷却
部7B内に配管された蛇行ダクト部10Aと、この蛇行
ダクト部より配管されきのこ及び菌類培養室3A内で開
口している排気ダクト部10Bと、蛇行ダクト部より配
管され植物栽培室5内で開口している吸引ダクト部10
Cとから構成され、これら両ダクトにはフィルターとラ
インファンが設けられている半密閉型ガス交換式ハウス
栽培装置である。
【0008】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。第
1発明の半密閉型ガス交換式ハウス栽培方法は下記の如
く構成されている。本発明は、きのこ及び菌類そして植
物の人工栽培装置に関し、きのこ及び菌類の呼吸作用と
植物の炭酸同化作用(光合成)との間に有効な補充関係
を形成すると共に、熱交換器を介在させることにより上
層と下層に対してそれぞれ適温に近い状態に調整し供給
することが可能となることに中心を置くものである。本
発明は、このような両者の無駄なガスや湿度、温度をお
互いの有効物として利用し合う設備を提供しようとする
ものである。
【0009】1は第2発明としての半密閉型ガス交換式
ハウス栽培装置である。2は断熱性を有するハウスで、
床面2Aと、この床面に起立連設された側壁2Bと、こ
の側壁の上面に配設された屋根2Cと、この屋根に張設
された採光窓2C1とから構成されている。3はハウス
2内に床面2Aと所定間隔をもって平行に張設された断
熱性を有する第1仕切床で、この第1仕切床によって床
面2Aとの間できのこ及び菌類培養室3Aが構成されて
いる。
【0010】4はハウス2内に第1仕切床3と所定間隔
をもって平行に張設された断熱性を有する第2仕切床
で、この第2仕切床によって第1仕切床との間で熱交換
室4Aが構成され、また、この第2仕切床によって屋根
2Cとの間で植物栽培室5が構成されている。この植物
栽培室5における側壁には左右の換気扇あるいは開口窓
5A,5Bが配設され、かつ、エアコンディショナー5
Cが設けられている。
【0011】6はきのこ及び菌類培養室3Aにおける床
面2A上に配設された公知のきのこ及び菌類培養棚であ
る。7は熱交換室4Aにおける第1仕切床3上の中央に
配設された熱交換器で、この熱交換器7の右方には冷却
又は加熱部7Aが、また、左方には加熱又は冷却部7B
が機能するよう連設されている。8は植物栽培室5にお
ける第2仕切床4上に配設された公知の水耕用棚であ
る。
【0012】9はハウス2内における右方部分に配設さ
れた一次空気用ダクトで、熱交換器7の冷却又は加熱部
7A内に配管された蛇行ダクト部9Aと、この蛇行ダク
ト部より下方に配管され下端吸引口9B1がきのこ及び
菌類培養室3Aの床面近傍で開口している吸引ダクト部
9Bと、蛇行ダクト部より上方に配管され植物栽培室5
内の水耕用棚8の上面に対する適数個の排気口9C1を
有する排気ダクト部9Cとから構成されている。9A1
は蛇行ダクト部9Aに設けられたHEPAフィルターで
ある。この部分の機能は、きのこ及び菌類培養室にて発
生の胞子類を補捉、濾過して感染防止をなすことにあ
る。9B2は吸引ダクト部9Bに設けられたラインファ
ンである。
【0013】10はハウス2内における左方部分に配設
された二次空気用ダクトで、熱交換器7の加熱又は冷却
部7B内に配管された蛇行ダクト部10Aと、この蛇行
ダクト部より下方に配管されきのこ及び菌類培養室3A
内のきのこ及び菌類培養棚6の上面に対する適数個の排
気口10B1を有する排気ダクト部10Bと、蛇行ダク
ト部より上方に配管され上端吸引口10C1が植物栽培
室5内の上方で開口している吸引ダクト部10Cとから
構成されている。10A1は蛇行ダクト部10Aに設け
られたHEPAフィルターである。この部分の機能は、
植物栽培室にて発生浮遊する細菌類を捕捉、濾過して感
染防止をする。10C2は吸引ダクト部10Cに設けら
れたラインファンである。
【0014】11は植物栽培室5の上方に配設された高
圧ナトリウム灯などの照明、12は屋根の上面に配設さ
れた公知の太陽電池モジュールである。なお、この太陽
電池モジュールは、ヒートポンプを使用の場合の動力及
び換気ファン、エアコンディショナーの動力に使用した
り、照明に使用するとよい。以上はきのこ人工栽培施設
を下層に、植物栽培施設を上層部に配置した多層型のも
ので説明したが、平面に配置しても何ら技術的、理論的
欠点はない。また、きのこについては、ほんしめじ培養
を想定して説明するが、他のきのこ及び菌類培養におい
ても有効である。また、植物栽培においてはすべての植
物に対して、特に果実をつける作物において有効なもの
である。
【0015】本考案のものは下記のように作用する。 1.きのこ及び菌類培養室3Aで下記のCO2 リッチ空
気(以下単に一次側空気と云う)が発生する。 一次側空気の温度25〜28℃、湿度75±5%、CO
2 濃度1,000〜3,000P.P.M.である。た
だし、完全空調コントロール下にある温度、湿度、CO
2 濃度であることが前提となる。 2.この一次側空気を、ラインファン9B2により一次
空気用ダクト9の下端吸引口9B1より吸引する。
【0016】3.熱交換器7の冷却又は加熱部7Aにて
5℃程度の熱交換を行うことを目的としている。 熱交換器は公知のヒートポンプ方式の場合、5℃の熱移
動の効力をさらに上げている。ただし、この際の温度低
下による湿度ロス(熱交換器表面における結露による水
分の損失)が発生しても、植物栽培室にて植物の炭酸同
化作用時にH2 Oが生成されるため、実用上全く問題が
ない。
【0017】4.HEPAフィルター9A1を通過さ
せ、きのこ及び菌類培養室より吸引の雑菌類及び胞子類
を濾過し、植物栽培室5における感染の発生を防止す
る。 5.一次側空気は、一次空気用ダクト9の排気ダクト部
9Cを通じ、植物栽培室5へ開放される。 植物栽培室5へ開放された一次側空気は温度20〜23
℃、湿度95〜100%、CO2 濃度1,000〜3,
000P.P.M.である。そして、この一次側空気
は、光合成を促進し、植物生育の順行、葉、茎、果実等
に効果を発揮することができる。この場合、換気扇ある
いは開口窓5A,5Bは、植物栽培室内の温度が太陽熱
などで上昇しすぎた場合の冷却換気用に使用するための
もので、常時使用するものではない。
【0018】6.同室内の植物の光合成により、更に1
7〜20℃に低下したO2 リッチ空気(以下単に二次側
空気と云う)は、ラインファン10C2の作用により二
次空気用ダクト10で吸引される。 7.熱交換器7の加熱又は冷却部7Bにて5℃の熱交換
を行う。 充分5℃の熱交換を終えた二次側空気は、水分の損失は
発生しない。(+側の場合は当然である) 二次側空気は温度22〜25℃、湿度75±5%、O2
濃度は約1,000〜3,000P.P.M.である。
【0019】8.HEPAフィルター10A1を通過さ
せ、植物栽培室にて発生浮遊する細菌類を捕捉、濾過し
て感染防止をする。 9.二次空気用ダクト10の排気口10B1を通じ、き
のこ及び菌類培養室3Aへ放出される。謂わば、大自然
における森林のサイクルを人工施設内で相互に発生のガ
ス(CO2 及びO2 )を供給上、他の助けを借りない
で、有効に循環利用させることになる。
【0020】なお、熱交換器7における冷却又は加熱部
7A、加熱又は冷却部7Bと両面の機能を表示した理由
は、植物栽培室5において太陽光等により必要以上に室
内温度が上昇した場合、熱交換器の機能を逆転運転させ
る必要があるため、可逆型の機能を持った熱交換器を装
備することが絶対条件となる。そして、エアコンディシ
ョナー5Cを装置した理由は下記の通りである。
【0021】下記、植物栽培室内の温度は、太陽熱によ
り上昇する。その温度は、非常に高温となり植物栽培の
妨げとなる場合があることは前述の通りである。そのよ
うな場合、能力的に可能な限り植物栽培室内の空気を冷
却し貴重なCO2 を屋外へ放出しないため、そして、熱
交換器7の負担を軽くするために設けたものである。そ
の動力源は太陽電池モジュールを利用する。しかも、こ
のシステムにより太陽光が増加した場合、必然的に太陽
電池モジュールの出力も増加するため実用上問題はな
い。また、エアコンディショナー5Cにおける機関部の
発生熱を、さらに別途外部に設置した余剰熱外部取出し
用の熱交換器16にて使用すると、水耕栽培用養液や施
設内にて使用する雑用水の加温等に利用することが可能
となり、それはさらに省エネを進めることになる。
【0022】
【発明の効果】本発明は、上述の通り構成されているの
で次に記載する効果を奏する。 1.きのこ及び菌類培養室にて発生のCO2 と、植物栽
培室で発生のO2 を有効に両者の生育に使用できる。 2.熱交換器の効率を制御することにより、きのこ培養
中に発生の熱(25〜28℃)及び湿度(75±5%)
を無駄なく植物栽培に使用できる。 3.水耕栽培用液の一次加熱に余熱を利用でき、省エネ
を促進できる。
【0023】4.乾式フィルターの使用で感染防止作用
を発揮できるし、保守点検が容易である。 すなわち、きのこ人工栽培施設において発生浮遊する胞
子類や、植物人工栽培施設において発生浮遊する細菌類
による相互の感染は別個に設ける濾過装置を通過させる
ことにより防止するよう構成されている。また、濾過装
置は、乾式(HEPAフィルター方式)であるから、他
発明のように水タンク使用等の湿式と異なり、通過の
際、水に融溶して失われるCO2 やO2 もなく、また、
その温度制御のためのランニングコストが熱交換器方式
のため非常に低廉なことも特徴である。
【0024】以上から明らかなように、きのこ及び菌類
そして植物栽培の生育に必要なO2及びCO2 が豊富な
ため速やかな生育及び増収が期待できる。この結果、き
のこ及び菌類においては菌子の健全伸長促進と、植物に
おいては収量の増加を図ることができる。
【0025】以上のことから、大幅な生産コストの低減
化を実現している。特に、植物栽培用コストの最大要因
であった必要温度の確保が容易になり、暖房機イニシャ
ルコスト低減にもつながる。植物(花、茎葉、果実等)
の水耕栽培において、 A.熱の安価な確保が可能である。(ランニングコスト
〜製造原価低減につながる) B.暖房設備費の削減が可能である。(イニシャルコス
トダウンにつながる) C.土地の有効利用等のメリットに加え、下記の効果を
奏することができる。従来きのこ栽培時において発生の
CO2 と熱(初期加温分及び培養中に発生する呼吸熱)
は不用物として大気へ放出していた。
【0026】しかし、本発明の通り、それを植物栽培施
設との組合わせ、有効に利用することは両者のランニン
グコストを大幅に削減するだけでなく、例えば「工業的
に排出されるCO2 も利用することができるため、有望
なバイオリアクター」として地球に優しい施設として応
用範囲も広い。また、上述のランニングコストを削減で
きることは、特に寒冷地において、ランニングコストに
おいては、灯油、電力費の比重が非常に大きく、これが
経営上大きな問題点となっていた。しかし、このシステ
ムを利用することにより、きのこ栽培上絶対必要であ
り、かつ従来、大気放出していた余剰熱及びガス(一次
側空気)を有効に上部植物工場に利用し、コストを振り
分けることにより、大幅なランニングコスト削減と植物
栽培工場空調「特に水耕栽培における空調」設備費の大
巾な削減に寄与することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成図である。
【図2】本発明の構成図である。
【符号の説明】
1 半密閉型ガス交換式ハウス栽培装置 2 ハウス 3A きのこ及び菌類培養室 4A 熱交換室 5 植物栽培室 5A,5B 換気扇あるいは開口窓 5C エアコンディショナー 6 きのこ及び菌類培養棚 7 熱交換器 7A 冷却又は加熱部 7B 加熱又は冷却部 8 水耕用棚 9 一次空気用ダクト 9A1 HEPAフィルター 9B2 ラインファン 10 二次空気用ダクト 10A1 HEPAフィルター 10C2 ラインファン 12 太陽電池モジュール 11 照明 16 熱交換器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A01G 31/00 T 8502−2B

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 きのこ及び菌類そして植物の人工栽培に
    関し、きのこ及び菌類の呼吸作用と植物の炭酸同化作用
    との間に有効な補充関係を形成すると共に、きのこ及び
    菌類栽培培養中の発生熱を熱交換器を介在させることに
    より上部植物栽培におけるランニングコストを削減する
    ことを特徴とする半密閉型ガス交換式ハウス栽培方法。
  2. 【請求項2】 断熱性を有するハウス(2)内に仕切床
    によって形成されたきのこ及び菌類培養室(3A)、熱
    交換室(4A)、植物栽培室(5)と、きのこ及び菌類
    培養室(3A)に設けられたきのこ及び菌類培養棚
    (6)と、熱交換室(4A)に設けられた熱交換器
    (7)と、植物栽培室(5)に設けられた水耕用棚
    (8)と、ハウス(2)内における一方部分に配設され
    た一次空気用ダクト(9)は、熱交換器(7)の冷却又
    は加熱部(7A)内に配管された蛇行ダクト部(9A)
    と、この蛇行ダクト部より配管されきのこ及び菌類培養
    室(3A)で開口している吸引ダクト部(9B)と、蛇
    行ダクト部より配管され植物栽培室(5)内で開口する
    排気ダクト部(9C)とから構成され、ハウス(2)内
    における左方部分に配設された二次空気用ダクト(1
    0)は、熱交換器(7)の加熱又は冷却部(7B)内に
    配管された蛇行ダクト部(10A)と、この蛇行ダクト
    部より配管されきのこ及び菌類培養室(3A)内で開口
    している排気ダクト部(10B)と、蛇行ダクト部より
    配管され植物栽培室(5)内で開口している吸引ダクト
    部(10C)とから構成され、これら両ダクトにはフィ
    ルターとラインファンが設けられていることを特徴とす
    る半密閉型ガス交換式ハウス栽培装置。
JP4204399A 1992-07-07 1992-07-07 半密閉型ガス交換式ハウス栽培方法と半密閉型ガス交換式ハウス栽培装置 Pending JPH0622653A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4204399A JPH0622653A (ja) 1992-07-07 1992-07-07 半密閉型ガス交換式ハウス栽培方法と半密閉型ガス交換式ハウス栽培装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4204399A JPH0622653A (ja) 1992-07-07 1992-07-07 半密閉型ガス交換式ハウス栽培方法と半密閉型ガス交換式ハウス栽培装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0622653A true JPH0622653A (ja) 1994-02-01

Family

ID=16489903

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4204399A Pending JPH0622653A (ja) 1992-07-07 1992-07-07 半密閉型ガス交換式ハウス栽培方法と半密閉型ガス交換式ハウス栽培装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0622653A (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009039002A (ja) * 2007-08-07 2009-02-26 Fairy Angel Inc 植物生育設備
WO2007024816A3 (en) * 2005-08-22 2009-04-16 Co2 Boost Llc A device and process to generate co2 used for indoor crop production and underwater gardening
JP2009532023A (ja) * 2006-04-01 2009-09-10 アーミラトックス リミテッド 園芸器具
JP2009273481A (ja) * 2009-08-28 2009-11-26 Kansai Electric Power Co Inc:The 温室栽培の炭酸ガス施与装置
JP2011010623A (ja) * 2009-07-03 2011-01-20 Daiwa House Industry Co Ltd 菌類と植物の関連生産システム
KR101053146B1 (ko) * 2010-03-09 2011-08-02 유영호 식물공장의 환기시스템
JP2013255439A (ja) * 2012-06-11 2013-12-26 Sharp Corp 植物栽培装置及び植物栽培方法
JP2016174560A (ja) * 2015-03-19 2016-10-06 株式会社インタートレード ホウレンソウとキノコ類の相互栽培設備
JP2017516969A (ja) * 2013-08-22 2017-06-22 ハンス メルシャイマー,ケビン 物質とエネルギーのカスケードフロー用の建築システム
WO2018020935A1 (ja) * 2016-07-29 2018-02-01 パナソニックIpマネジメント株式会社 水耕栽培装置及び水耕栽培方法
JP2019505189A (ja) * 2015-12-17 2019-02-28 エンバイロンメント アンド エナジー テクノロジー 売り場連係型の都市垂直農場システム
CN114711095A (zh) * 2018-03-11 2022-07-08 卡洛斯·R·维拉马尔 用于太阳能温室鱼菜共生和黑水虻堆肥器以及自动喂鱼器的系统和方法
CN114980731A (zh) * 2019-10-16 2022-08-30 发明实验室有限公司 一种生长系统和装置
CN115061513A (zh) * 2022-06-17 2022-09-16 广东职业技术学院 一种蔬菜大棚的温度控制方法和系统

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6279716A (ja) * 1985-09-30 1987-04-13 マツハシ冷熱工業株式会社 菌茸類栽培用熱交換装置
JPS62171619A (ja) * 1986-01-22 1987-07-28 バブコツク日立株式会社 キノコの人工栽培設備

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6279716A (ja) * 1985-09-30 1987-04-13 マツハシ冷熱工業株式会社 菌茸類栽培用熱交換装置
JPS62171619A (ja) * 1986-01-22 1987-07-28 バブコツク日立株式会社 キノコの人工栽培設備

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007024816A3 (en) * 2005-08-22 2009-04-16 Co2 Boost Llc A device and process to generate co2 used for indoor crop production and underwater gardening
JP2009532023A (ja) * 2006-04-01 2009-09-10 アーミラトックス リミテッド 園芸器具
JP2009039002A (ja) * 2007-08-07 2009-02-26 Fairy Angel Inc 植物生育設備
JP2011010623A (ja) * 2009-07-03 2011-01-20 Daiwa House Industry Co Ltd 菌類と植物の関連生産システム
JP2009273481A (ja) * 2009-08-28 2009-11-26 Kansai Electric Power Co Inc:The 温室栽培の炭酸ガス施与装置
KR101053146B1 (ko) * 2010-03-09 2011-08-02 유영호 식물공장의 환기시스템
JP2013255439A (ja) * 2012-06-11 2013-12-26 Sharp Corp 植物栽培装置及び植物栽培方法
JP2017516969A (ja) * 2013-08-22 2017-06-22 ハンス メルシャイマー,ケビン 物質とエネルギーのカスケードフロー用の建築システム
JP2021050904A (ja) * 2013-08-22 2021-04-01 ハンス メルシャイマー,ケビン 物質とエネルギーのカスケードフロー用の建築システム
JP2016174560A (ja) * 2015-03-19 2016-10-06 株式会社インタートレード ホウレンソウとキノコ類の相互栽培設備
JP2019505189A (ja) * 2015-12-17 2019-02-28 エンバイロンメント アンド エナジー テクノロジー 売り場連係型の都市垂直農場システム
WO2018020935A1 (ja) * 2016-07-29 2018-02-01 パナソニックIpマネジメント株式会社 水耕栽培装置及び水耕栽培方法
CN109561660A (zh) * 2016-07-29 2019-04-02 松下知识产权经营株式会社 水培装置及水培方法
EP3491911A4 (en) * 2016-07-29 2019-07-31 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. HYDROPONIC APPARATUS AND HYDROPONIC PROCESS
CN114711095A (zh) * 2018-03-11 2022-07-08 卡洛斯·R·维拉马尔 用于太阳能温室鱼菜共生和黑水虻堆肥器以及自动喂鱼器的系统和方法
CN114711095B (zh) * 2018-03-11 2023-10-20 卡洛斯·R·维拉马尔 用于太阳能温室鱼菜共生和黑水虻堆肥器以及自动喂鱼器的系统和方法
CN114980731A (zh) * 2019-10-16 2022-08-30 发明实验室有限公司 一种生长系统和装置
CN115061513A (zh) * 2022-06-17 2022-09-16 广东职业技术学院 一种蔬菜大棚的温度控制方法和系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4567732A (en) Method and system for controlling the environment in a greenhouse
JPH0622653A (ja) 半密閉型ガス交換式ハウス栽培方法と半密閉型ガス交換式ハウス栽培装置
CN100553443C (zh) 密闭式完全利用人工光的环境控制型植物工厂
CN101502231B (zh) 作物全过程屏蔽式生长方法及生长站
EP1908809A1 (en) Assembly of a horticultural facility and a livestock-breeding facility
CN103004573B (zh) 生态集成装修单元及其使用方法
CN206371204U (zh) 一种集装箱植物工厂
KR101367816B1 (ko) 친환경 버섯 재배용 플랜트 시스템
CN111903397A (zh) 一种闭锁式育苗系统
CN111448923A (zh) 高海拔高寒地区植物工厂与集体场所换气循环装置及方法
CN204616558U (zh) 太阳能花卉种植温室大棚
CN2575971Y (zh) 人工环境调控育苗棚
CN107197714A (zh) 一种节能型立体多层智能化植物工厂
WO2022183555A1 (zh) 一种植物工厂化种植系统及运行方法
CN214676804U (zh) 一种低耗能的双膜增压大棚
CN206294604U (zh) 一种寒冷地区的屋顶绿化系统
CN211458267U (zh) 一种适用于高原地区的食用菌双套大棚
CN110583468A (zh) 培植柜
CN206385826U (zh) 节能型生态别墅
CN215188486U (zh) 一种移动式种植方舱
CN213486123U (zh) 一种用于食材培育的多功能一体机
CN212436676U (zh) 一种光伏无菌化节能出菇房
CN209473154U (zh) 一种新型植物种植温室
Bailey Limiting the relative humidity in insulated greenhouses at night
CN112772300A (zh) 一种用于食用菌生产环境控制的日光温室系统

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees