JPH06226080A - 気相重合装置におけるガス分散板 - Google Patents
気相重合装置におけるガス分散板Info
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- JPH06226080A JPH06226080A JP5299999A JP29999993A JPH06226080A JP H06226080 A JPH06226080 A JP H06226080A JP 5299999 A JP5299999 A JP 5299999A JP 29999993 A JP29999993 A JP 29999993A JP H06226080 A JPH06226080 A JP H06226080A
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- Japan
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- gas
- dispersion plate
- fluidized bed
- phase polymerization
- gas dispersion
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01J—CHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
- B01J8/00—Chemical or physical processes in general, conducted in the presence of fluids and solid particles; Apparatus for such processes
- B01J8/18—Chemical or physical processes in general, conducted in the presence of fluids and solid particles; Apparatus for such processes with fluidised particles
- B01J8/24—Chemical or physical processes in general, conducted in the presence of fluids and solid particles; Apparatus for such processes with fluidised particles according to "fluidised-bed" technique
- B01J8/44—Fluidisation grids
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Organic Chemistry (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Devices And Processes Conducted In The Presence Of Fluids And Solid Particles (AREA)
- Polymerisation Methods In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】流動層内に攪拌機を有する気相重合装置におけ
るガス分散板の欠点、即ち、分散板上部の気固比の上昇
による抜き出し効率の低下を防止することができるガス
分散板を提供する 【構成】 流動層型重合槽内に攪拌機を有する気相重合
装置におけるガス分散板であって、ガス分散板のそれぞ
れの孔上部は一方向に開口部を有するキャップで覆わ
れ、該開口部の方向が、攪拌によって生ずる流動層の旋
回流の流れの接線に対して外側に90°〜135°であ
ることを特徴とする気相重合装置におけるガス分散板。
るガス分散板の欠点、即ち、分散板上部の気固比の上昇
による抜き出し効率の低下を防止することができるガス
分散板を提供する 【構成】 流動層型重合槽内に攪拌機を有する気相重合
装置におけるガス分散板であって、ガス分散板のそれぞ
れの孔上部は一方向に開口部を有するキャップで覆わ
れ、該開口部の方向が、攪拌によって生ずる流動層の旋
回流の流れの接線に対して外側に90°〜135°であ
ることを特徴とする気相重合装置におけるガス分散板。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流動層型重合槽内に攪
拌機を有する気相重合装置に用いられるガス分散板に関
するものである。
拌機を有する気相重合装置に用いられるガス分散板に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】オレフィン類の重合については、近年そ
の重合触媒の性能が著しく向上し、触媒成分当りの重合
体収量が飛躍的に向上した為、生成重合体中に残存する
遷移金属触媒成分は少なくなり、触媒除去工程が省略で
きる様になった。
の重合触媒の性能が著しく向上し、触媒成分当りの重合
体収量が飛躍的に向上した為、生成重合体中に残存する
遷移金属触媒成分は少なくなり、触媒除去工程が省略で
きる様になった。
【0003】一方、オレフィン類の重合方法としては、
不活性炭化水素溶媒中で行われるスラリー重合法、液化
プロピレン等の液化単量体中で行われるバルク重合法、
気相中で行われる気相重合法等があるが、近年触媒性能
の向上と共に溶媒の回収、精製工程が不要で、単量体の
回収、重合体生成物の乾燥が容易な気相重合法が注目さ
れる様になってきた。
不活性炭化水素溶媒中で行われるスラリー重合法、液化
プロピレン等の液化単量体中で行われるバルク重合法、
気相中で行われる気相重合法等があるが、近年触媒性能
の向上と共に溶媒の回収、精製工程が不要で、単量体の
回収、重合体生成物の乾燥が容易な気相重合法が注目さ
れる様になってきた。
【0004】かかる気相重合においては、通常、重合を
円滑に進めるために流動層型重合槽や攪拌機を有する流
動層重合槽が使用され、オレフィンもしくはオレフィン
含有ガスによって、オレフィン重合体粒子と触媒粒子か
らなる固体粒子を重合槽内の流動層形成域中に浮遊流動
させつつ重合を行う様になっている。
円滑に進めるために流動層型重合槽や攪拌機を有する流
動層重合槽が使用され、オレフィンもしくはオレフィン
含有ガスによって、オレフィン重合体粒子と触媒粒子か
らなる固体粒子を重合槽内の流動層形成域中に浮遊流動
させつつ重合を行う様になっている。
【0005】図1は流動層型重合槽内に攪拌機を有する
気相重合装置の代表的な例を示すもので、重合槽1と重
合槽の中に組み込まれたガス分散板2、ガス分散板2に
よって仕切られたガス分散板2より下部のガス室3、ガ
ス分散板2より上部の触媒を含む生成重合体よりなる流
動層4、重合用触媒の供給通路5、生成重合体の取り出
し通路6、ガス室につながる循環ガス入口7、流動層部
分からの循環ガス出口8、補給新規原料導入路9及び循
環コンプレッサー10より構成されている。
気相重合装置の代表的な例を示すもので、重合槽1と重
合槽の中に組み込まれたガス分散板2、ガス分散板2に
よって仕切られたガス分散板2より下部のガス室3、ガ
ス分散板2より上部の触媒を含む生成重合体よりなる流
動層4、重合用触媒の供給通路5、生成重合体の取り出
し通路6、ガス室につながる循環ガス入口7、流動層部
分からの循環ガス出口8、補給新規原料導入路9及び循
環コンプレッサー10より構成されている。
【0006】以上の様に重合を流動層型重合槽内に攪拌
機を有する気相重合装置を用いて行う場合に、ガス分散
板の目詰防止、ガス室への生成重合体粒子の落下防止の
為にキャップで覆われたガス吹出口を有するガス分散板
を用いることは特開昭58−154702号公報に示さ
れている。
機を有する気相重合装置を用いて行う場合に、ガス分散
板の目詰防止、ガス室への生成重合体粒子の落下防止の
為にキャップで覆われたガス吹出口を有するガス分散板
を用いることは特開昭58−154702号公報に示さ
れている。
【0007】しかしながら、従来のガス分散板では、ガ
ス分散板上部の気固比(流動層中の単位体積あたりの気
体[kg]/ 流動層中の単位体積あたりの固体[kg]) が大き
く、流動層から生成重合体を抜き出す際に効率が悪くな
り、重合能力を増大する場合に支障があった。
ス分散板上部の気固比(流動層中の単位体積あたりの気
体[kg]/ 流動層中の単位体積あたりの固体[kg]) が大き
く、流動層から生成重合体を抜き出す際に効率が悪くな
り、重合能力を増大する場合に支障があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、かか
る従来の流動層内に攪拌機を有する気相重合装置におけ
るガス分散板の欠点、即ち、分散板上部の気固比の上昇
による抜き出し効率の低下を防止して、かかるトラブル
を解消するガス分散板を提供することにある。
る従来の流動層内に攪拌機を有する気相重合装置におけ
るガス分散板の欠点、即ち、分散板上部の気固比の上昇
による抜き出し効率の低下を防止して、かかるトラブル
を解消するガス分散板を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、流動層型
重合槽内に攪拌機を有する気相重合装置におけるキャッ
プで覆われたガス吹出口を有するガス分散板の開口部方
向が特定の範囲の角度にある時、分散板上部の気固比の
上昇による抜き出し効率の低下を防止できることを見出
し、本発明を完成するに至った。
重合槽内に攪拌機を有する気相重合装置におけるキャッ
プで覆われたガス吹出口を有するガス分散板の開口部方
向が特定の範囲の角度にある時、分散板上部の気固比の
上昇による抜き出し効率の低下を防止できることを見出
し、本発明を完成するに至った。
【0010】即ち、本発明は、流動層型重合槽内に攪拌
機を有する気相重合装置におけるガス分散板であって、
ガス分散板のそれぞれの孔上部は一方向に開口部を有す
るキャップで覆われ、該開口部の方向が、攪拌によって
生ずる流動層の旋回流の流れの接線に対して外側に90
°〜135°であることを特徴とする気相重合装置にお
けるガス分散板である。
機を有する気相重合装置におけるガス分散板であって、
ガス分散板のそれぞれの孔上部は一方向に開口部を有す
るキャップで覆われ、該開口部の方向が、攪拌によって
生ずる流動層の旋回流の流れの接線に対して外側に90
°〜135°であることを特徴とする気相重合装置にお
けるガス分散板である。
【0011】以下、図面を用いて説明する。図2は本発
明のガス分散板の一具体例である。孔11は使用する分
散板の目的に応じて適宜配置され、例えば分散板の中心
部を中心とする同心円上への配置や、千鳥型状配置、格
子状配置等を挙げることができる。孔径も目的に応じて
適宜決められるが、通常は10〜30mm程度である。
明のガス分散板の一具体例である。孔11は使用する分
散板の目的に応じて適宜配置され、例えば分散板の中心
部を中心とする同心円上への配置や、千鳥型状配置、格
子状配置等を挙げることができる。孔径も目的に応じて
適宜決められるが、通常は10〜30mm程度である。
【0012】孔11を覆う様にして取り付けられるキャ
ップ12はガスの流出する吹出口13の開口方向が攪拌
によって生ずる流動層の旋回流の流れの接線方向(図2
の矢印方向)に対して中心部より外側へ向かってなす角
度(開口角度)が90°〜135°となるように設けて
ある。
ップ12はガスの流出する吹出口13の開口方向が攪拌
によって生ずる流動層の旋回流の流れの接線方向(図2
の矢印方向)に対して中心部より外側へ向かってなす角
度(開口角度)が90°〜135°となるように設けて
ある。
【0013】開口角度が90°未満である場合には、旋
回流の流れが促進され分散板上部の気固比が上昇し、抜
き出し効率が低下する。また、開口角度が135°より
大きくなると、ガス室への生成重合体の落下が見られ
る。
回流の流れが促進され分散板上部の気固比が上昇し、抜
き出し効率が低下する。また、開口角度が135°より
大きくなると、ガス室への生成重合体の落下が見られ
る。
【0014】開口角度は、好ましくは90°〜120
°、さらに好ましくは90°〜100°となるようにす
ればより効果的である。また、ガス吹出口13の配列に
応じて、ガスを流出する開口角度を90°〜135°の
範囲で適宜変えても、より一層の効果が得られる。
°、さらに好ましくは90°〜100°となるようにす
ればより効果的である。また、ガス吹出口13の配列に
応じて、ガスを流出する開口角度を90°〜135°の
範囲で適宜変えても、より一層の効果が得られる。
【0015】キャップはまた、その外形がガス分散板近
傍の流れがスムーズでよどむことのない様(図示する如
く)縦断面の外形線がテーパー状、好ましくは流線形状
に形成する。
傍の流れがスムーズでよどむことのない様(図示する如
く)縦断面の外形線がテーパー状、好ましくは流線形状
に形成する。
【0016】キャップの開口部はガス分散板に対し、ほ
ぼ水平方向に向いて設置される。開口部の面積は、通
常、孔面積と同等から1/3程度である。キャップ12
による分散板の開口比、即ち分散板全体の面積に対する
キャップ12の開口部の面積の割合は、その使用目的に
よっても変わり得るが、通常は1〜3.5%、好ましく
は1.5〜3%である。ガス分散板の該キャップ12の
取付けは、例えば溶接やビス等で行うことができ、なか
でも溶接が好ましい。
ぼ水平方向に向いて設置される。開口部の面積は、通
常、孔面積と同等から1/3程度である。キャップ12
による分散板の開口比、即ち分散板全体の面積に対する
キャップ12の開口部の面積の割合は、その使用目的に
よっても変わり得るが、通常は1〜3.5%、好ましく
は1.5〜3%である。ガス分散板の該キャップ12の
取付けは、例えば溶接やビス等で行うことができ、なか
でも溶接が好ましい。
【0017】本発明のガス分散板は、流動層型重合槽内
に攪拌機を有する気相重合装置において用いられるが、
かかる装置はオレフィン類の重合、例えば、エチレン、
プロピレン等の重合に適したものである。
に攪拌機を有する気相重合装置において用いられるが、
かかる装置はオレフィン類の重合、例えば、エチレン、
プロピレン等の重合に適したものである。
【0018】本発明のガス分散板を装着した流動層型重
合槽内に攪拌機を有する気相重合装置を用いる重合反応
の操作条件は、その目的とする重合体により適宜決めら
れるが、例えば、圧力は通常10〜30kg/cm2 G
であり、反応温度は通常50〜90℃、ガス風量(空塔
速度)は通常10〜50cm/secである。
合槽内に攪拌機を有する気相重合装置を用いる重合反応
の操作条件は、その目的とする重合体により適宜決めら
れるが、例えば、圧力は通常10〜30kg/cm2 G
であり、反応温度は通常50〜90℃、ガス風量(空塔
速度)は通常10〜50cm/secである。
【0019】
実施例1 攪拌機を有する気相重合槽1槽に、ガスを流出する開口
方向が攪拌によって生じる流動層の旋回流の流れの接線
に対して接線より外側に90°である縦断面の外形線が
流線形状のキャップで覆われたガス吹出口を有するガス
分散板を備えた装置を用い、プロピレンの単独重合を行
なった。圧力は18kg/cm2G 、温度は75℃、空塔速度
は、15 cm/sec と18 cm/sec で行った。重合が安定
した後、抜き出しガス量を測定し、気固比を求めた。抜
き出しガス量の測定は、重合槽抜き出し口を容器に接続
し、抜き出し時の該容器の圧力上昇及び抜き出したパウ
ダー量の計量により算出した。該容器と重合層の差圧は
18 kg/cm2 とした。重合体の嵩比重は0.420、空
塔速度15 cm/sec における気固比は0.126、空塔
速度18 cm/sec における気固比は0.130であっ
た。気固比測定後、重合を停止してガス分散板下のガス
室を観察し、生成重合体落下の有無を確認したところ、
ガス室への生成重合体の落下がなく、重合体の抜き出し
効率も良好であった。
方向が攪拌によって生じる流動層の旋回流の流れの接線
に対して接線より外側に90°である縦断面の外形線が
流線形状のキャップで覆われたガス吹出口を有するガス
分散板を備えた装置を用い、プロピレンの単独重合を行
なった。圧力は18kg/cm2G 、温度は75℃、空塔速度
は、15 cm/sec と18 cm/sec で行った。重合が安定
した後、抜き出しガス量を測定し、気固比を求めた。抜
き出しガス量の測定は、重合槽抜き出し口を容器に接続
し、抜き出し時の該容器の圧力上昇及び抜き出したパウ
ダー量の計量により算出した。該容器と重合層の差圧は
18 kg/cm2 とした。重合体の嵩比重は0.420、空
塔速度15 cm/sec における気固比は0.126、空塔
速度18 cm/sec における気固比は0.130であっ
た。気固比測定後、重合を停止してガス分散板下のガス
室を観察し、生成重合体落下の有無を確認したところ、
ガス室への生成重合体の落下がなく、重合体の抜き出し
効率も良好であった。
【0020】実施例2 攪拌機を有する気相重合槽1槽に、ガスを流出する開口
方向が攪拌によって生じる流動層の旋回流の流れの接線
に対して接線より外側に100°である縦断面の外形線
が流線形状のキャップで覆われたガス吹出口を有するガ
ス分散板を備えた装置を用い、プロピレンの単独重合を
行なった。圧力は18kg/cm2G 、温度は75℃、空塔速
度は、15 cm/sec と18 cm/sec で行った。重合が安
定した後、抜き出しガス量を測定し、気固比を求めた。
該容器と重合層の差圧は18 kg/cm2 とした。重合体の
嵩比重は0.420、空塔速度15 cm/sec における気
固比は0.123、空塔速度18 cm/sec における気固
比は0.130であった。気固比測定後、重合を停止し
てガス分散板下のガス室を観察し、生成重合体落下の有
無を確認したところ、ガス室への生成重合体の落下がな
く、重合体の抜き出し効率も良好であった。
方向が攪拌によって生じる流動層の旋回流の流れの接線
に対して接線より外側に100°である縦断面の外形線
が流線形状のキャップで覆われたガス吹出口を有するガ
ス分散板を備えた装置を用い、プロピレンの単独重合を
行なった。圧力は18kg/cm2G 、温度は75℃、空塔速
度は、15 cm/sec と18 cm/sec で行った。重合が安
定した後、抜き出しガス量を測定し、気固比を求めた。
該容器と重合層の差圧は18 kg/cm2 とした。重合体の
嵩比重は0.420、空塔速度15 cm/sec における気
固比は0.123、空塔速度18 cm/sec における気固
比は0.130であった。気固比測定後、重合を停止し
てガス分散板下のガス室を観察し、生成重合体落下の有
無を確認したところ、ガス室への生成重合体の落下がな
く、重合体の抜き出し効率も良好であった。
【0021】比較例1 攪拌機を有する気相重合槽1槽に、ガスを流出する開口
方向が攪拌によって生じる流動層の旋回流の流れの接線
に対して±20°である縦断面の外形線が流線形状のキ
ャップで覆われたガス吹出口を有するガス分散板を備え
た装置を用い、プロピレンの単独重合を行なった。圧力
は18kg/cm2G 、温度は75℃、空塔速度は、19.3
cm/sec で行った。重合が安定した後、抜き出しガス量
を測定し、気固比を求めた。該容器と重合層の差圧は9
kg/cm2 とした。重合体の嵩比重は0.420、気固比
は0.190であった。
方向が攪拌によって生じる流動層の旋回流の流れの接線
に対して±20°である縦断面の外形線が流線形状のキ
ャップで覆われたガス吹出口を有するガス分散板を備え
た装置を用い、プロピレンの単独重合を行なった。圧力
は18kg/cm2G 、温度は75℃、空塔速度は、19.3
cm/sec で行った。重合が安定した後、抜き出しガス量
を測定し、気固比を求めた。該容器と重合層の差圧は9
kg/cm2 とした。重合体の嵩比重は0.420、気固比
は0.190であった。
【0022】
【発明の効果】本発明のガス分散板を使用することによ
り、ガス分散板上部の気固比の上昇に起因する生成重合
体の抜き出し効率の低下を防止することができる。
り、ガス分散板上部の気固比の上昇に起因する生成重合
体の抜き出し効率の低下を防止することができる。
【図1】気相重合装置の概要構成を示す図である。
【図2】気相重合装置に使用される本発明のガス分散板
の平面図である。
の平面図である。
【図3】ガス分散板の孔およびキャップの部分拡大図で
あり、キャップの取付け方向を説明する図である。
あり、キャップの取付け方向を説明する図である。
【図4】孔およびキャップの構造を示す縦断面図であ
る。
る。
1.重合槽、2.ガス分散板、3.ガス室、4.流動
層、5.触媒供給通路、6.重合体取出し通路、7.循
環ガス入口、8.循環ガス出口、9.補給新規原料導入
路、10.循環コンプレッサー、11.孔、12.キャ
ップ、13.開口部
層、5.触媒供給通路、6.重合体取出し通路、7.循
環ガス入口、8.循環ガス出口、9.補給新規原料導入
路、10.循環コンプレッサー、11.孔、12.キャ
ップ、13.開口部
フロントページの続き (72)発明者 武村 和幸 千葉県市原市姉崎海岸5の1 住友化学工 業株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】流動層型重合槽内に攪拌機を有する気相重
合装置におけるガス分散板であって、ガス分散板のそれ
ぞれの孔上部は一方向に開口部を有するキャップで覆わ
れ、該開口部の方向が、攪拌によって生ずる流動層の旋
回流の流れの接線に対して外側に90°〜135°であ
ることを特徴とする気相重合装置におけるガス分散板。 - 【請求項2】キャップの縦断面の外形線がテーパー状あ
るいは流線形状をなす請求項1記載のガス分散板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5299999A JPH06226080A (ja) | 1992-11-30 | 1993-11-30 | 気相重合装置におけるガス分散板 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31969892 | 1992-11-30 | ||
JP4-319698 | 1992-11-30 | ||
JP5299999A JPH06226080A (ja) | 1992-11-30 | 1993-11-30 | 気相重合装置におけるガス分散板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06226080A true JPH06226080A (ja) | 1994-08-16 |
Family
ID=26562170
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5299999A Pending JPH06226080A (ja) | 1992-11-30 | 1993-11-30 | 気相重合装置におけるガス分散板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06226080A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010511742A (ja) * | 2006-11-30 | 2010-04-15 | ウエストレイク ロングビュー コーポレイション | グリッドの汚れを検出する流速又は圧力センサーを備えた流動床オレフィン重合反応器用のガス分配プレート |
-
1993
- 1993-11-30 JP JP5299999A patent/JPH06226080A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010511742A (ja) * | 2006-11-30 | 2010-04-15 | ウエストレイク ロングビュー コーポレイション | グリッドの汚れを検出する流速又は圧力センサーを備えた流動床オレフィン重合反応器用のガス分配プレート |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051114 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20080826 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20090106 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |