JPH06225945A - 医薬用膣座タンポン - Google Patents
医薬用膣座タンポンInfo
- Publication number
- JPH06225945A JPH06225945A JP5051206A JP5120693A JPH06225945A JP H06225945 A JPH06225945 A JP H06225945A JP 5051206 A JP5051206 A JP 5051206A JP 5120693 A JP5120693 A JP 5120693A JP H06225945 A JPH06225945 A JP H06225945A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- medicine
- stomach
- tampon
- menses
- vagina
- Prior art date
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- Pending
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- Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 生理痛や膣内感染症の治療に当たっては経血
や帯下の処理も行える剤形をつくるのが目的である。 【構成】 水溶性フィルムでコーティングされたタンポ
ンのフィルムに薬剤を混入することで、腟座薬の効果的
側面とタンポンの機能を併せ持つ剤形にした。生理痛治
療を目的に非ステロイド系消炎鎮痛剤を配合した場合に
は吸収部位と作用部位が至近であり、非常に効果的であ
る。
や帯下の処理も行える剤形をつくるのが目的である。 【構成】 水溶性フィルムでコーティングされたタンポ
ンのフィルムに薬剤を混入することで、腟座薬の効果的
側面とタンポンの機能を併せ持つ剤形にした。生理痛治
療を目的に非ステロイド系消炎鎮痛剤を配合した場合に
は吸収部位と作用部位が至近であり、非常に効果的であ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、おもに婦人科領域の
治療薬を目的としたもので、タンポンの表面を、薬効成
分を含む水溶性フィルムでコーティングした、医薬品の
剤形に関するものである。
治療薬を目的としたもので、タンポンの表面を、薬効成
分を含む水溶性フィルムでコーティングした、医薬品の
剤形に関するものである。
【0002】
【従来の技術】これまでにも衛生材料としてのタンポン
はあり、中にはフィルムコートされたものもある。しか
し薬効機能を備えたものはなかった。一方で医薬品のほ
うでは、生理痛に多く用いられる非ステロイド系消炎鎮
痛剤はそのほとんどが経口投与剤として消費されてい
る。胃への副作用が強いにもかかわらずである。アセチ
ルサリシル酸やインドメサシンなどの肛門座薬は胃への
副作用も少なく、薬効が高いことで医師にも用いられ
る。しかし一般的ではない。インドメサシンを子宮に注
射して生理痛を大きく軽減させた治験データも報告され
ており、この種類の薬剤が子宮や膣粘膜から吸収される
ことも知られるが、今のところ膣座薬はない。膣座薬と
しては腟内感染症治療目的の抗生物質があるが剤形が錠
剤である。ほかにも避妊目的のフィルム剤や注入器を用
いるゼリー剤がある。しかしこれらは一般的に少女が用
いるにも的しているとは言い難い。
はあり、中にはフィルムコートされたものもある。しか
し薬効機能を備えたものはなかった。一方で医薬品のほ
うでは、生理痛に多く用いられる非ステロイド系消炎鎮
痛剤はそのほとんどが経口投与剤として消費されてい
る。胃への副作用が強いにもかかわらずである。アセチ
ルサリシル酸やインドメサシンなどの肛門座薬は胃への
副作用も少なく、薬効が高いことで医師にも用いられ
る。しかし一般的ではない。インドメサシンを子宮に注
射して生理痛を大きく軽減させた治験データも報告され
ており、この種類の薬剤が子宮や膣粘膜から吸収される
ことも知られるが、今のところ膣座薬はない。膣座薬と
しては腟内感染症治療目的の抗生物質があるが剤形が錠
剤である。ほかにも避妊目的のフィルム剤や注入器を用
いるゼリー剤がある。しかしこれらは一般的に少女が用
いるにも的しているとは言い難い。
【0003】
【発明が解決しょうとする課題】最初は生理痛の治療を
目的に、副作用が少なく用法が容易で、しかも薬効の高
い鎮痛剤の開発を目的にした。しかしその後、ほかの薬
剤にも応用が可能で、経血や帯下の処理すらも同時に行
える期待も出てきたので、それをも課題として加えた。
目的に、副作用が少なく用法が容易で、しかも薬効の高
い鎮痛剤の開発を目的にした。しかしその後、ほかの薬
剤にも応用が可能で、経血や帯下の処理すらも同時に行
える期待も出てきたので、それをも課題として加えた。
【0004】
【課題を解決するための手段】非ステロイド系消炎鎮痛
剤は経口投与にすると胃への副作用が強い。そこでこれ
を膣座薬にすることで薬効の増強もはかった。さらにこ
れをタンポンと組み合わせることで、通常の経血処理の
手順で鎮痛剤服用の手間を省くことができた。膣内感染
症に対しても同様で、帯下の処理まで可能なことに気付
いた。
剤は経口投与にすると胃への副作用が強い。そこでこれ
を膣座薬にすることで薬効の増強もはかった。さらにこ
れをタンポンと組み合わせることで、通常の経血処理の
手順で鎮痛剤服用の手間を省くことができた。膣内感染
症に対しても同様で、帯下の処理まで可能なことに気付
いた。
【0005】
【作用】本剤に非ステロイド系消炎鎮痛剤を含有させた
場合、膣の奥で吸収された薬剤は至近の子宮頚部でプロ
スタグランディン(以下PGと記す)の合成を阻害す
る。胃のPGにはあまり作用しないので、胃での消費が
すこぶる減少し、胃への副作用が少なく鎮痛効果の高い
ものとなる。それと同時にタンポンが経血の吸収を行
う。この薬剤の挿入投与は発熱や頭痛など非ステロイド
系消炎鎮痛剤一般の効能に対しても有効であり、しかも
その場合にも胃への副作用が少なくて効果が大きい。生
理時でなくても挿入が容易なのは長所である。ある程度
の膣形成を終えた女子ならば誰にでも利用できる。抗生
物質を含有させた場合には、目的の腟炎を治癒させると
同時に帯下の処理も行う。
場合、膣の奥で吸収された薬剤は至近の子宮頚部でプロ
スタグランディン(以下PGと記す)の合成を阻害す
る。胃のPGにはあまり作用しないので、胃での消費が
すこぶる減少し、胃への副作用が少なく鎮痛効果の高い
ものとなる。それと同時にタンポンが経血の吸収を行
う。この薬剤の挿入投与は発熱や頭痛など非ステロイド
系消炎鎮痛剤一般の効能に対しても有効であり、しかも
その場合にも胃への副作用が少なくて効果が大きい。生
理時でなくても挿入が容易なのは長所である。ある程度
の膣形成を終えた女子ならば誰にでも利用できる。抗生
物質を含有させた場合には、目的の腟炎を治癒させると
同時に帯下の処理も行う。
【0006】
【実施例】水溶性フィルムでコーティングされたタンポ
ンは既に古くから実用化されており、そのフィルムに薬
剤を混入する。
ンは既に古くから実用化されており、そのフィルムに薬
剤を混入する。
【0007】
【発明の効果】非ステロイド系消炎鎮痛剤含有について
は次の通り。 (1) 本剤は局所投与法を採用しているので、胃に対
する副作用がきわめて少なく、効果が大きい。 (2) きわめて即効性である。 (3) 摘出と同時に作用を中断できるので、投薬によ
る不具合が生じた場合にも的確に対処できる。 (4) 胃に対する副作用が少ないので、食後に限らず
いつでも投与できる。 (5) タンポン剤なので挿入方法も幾種類か確立して
おり、通常の生理の処置と同じ気軽さで装用できる。 (6) 生理痛の治療に使う場合には、経血の処理も同
時にできる。 (7) 成分は市販薬としての認可が得られるものも多
い。 抗生物質含有については次の通り。 (1) 生理の処置と同様なので、従来の膣錠に比べる
と格段に挿入が容易である。 (2) 帯下の処理も同時にできる。
は次の通り。 (1) 本剤は局所投与法を採用しているので、胃に対
する副作用がきわめて少なく、効果が大きい。 (2) きわめて即効性である。 (3) 摘出と同時に作用を中断できるので、投薬によ
る不具合が生じた場合にも的確に対処できる。 (4) 胃に対する副作用が少ないので、食後に限らず
いつでも投与できる。 (5) タンポン剤なので挿入方法も幾種類か確立して
おり、通常の生理の処置と同じ気軽さで装用できる。 (6) 生理痛の治療に使う場合には、経血の処理も同
時にできる。 (7) 成分は市販薬としての認可が得られるものも多
い。 抗生物質含有については次の通り。 (1) 生理の処置と同様なので、従来の膣錠に比べる
と格段に挿入が容易である。 (2) 帯下の処理も同時にできる。
【図1】 本発明の断面図。
【図2】 本発明の体内装用図。非ステロイド系消炎鎮
痛剤を生理痛目的に使用した場合、(3)吸収部位と
(4)作用部位が至近にあることを示す。
痛剤を生理痛目的に使用した場合、(3)吸収部位と
(4)作用部位が至近にあることを示す。
(1) タンポン本体。 (2) 薬剤を含む水溶性フィルム。 (3) 薬剤の吸収部位。(横ハッチング部)。 (4) 薬剤の作用部位。(斜めハッチング部)。
Claims (1)
- 【請求項1】 生理用品であるタンポンの一部又は全体
を、薬効成分を含む水溶性フィルムでコーティングし
た、医薬品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5051206A JPH06225945A (ja) | 1993-02-02 | 1993-02-02 | 医薬用膣座タンポン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5051206A JPH06225945A (ja) | 1993-02-02 | 1993-02-02 | 医薬用膣座タンポン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06225945A true JPH06225945A (ja) | 1994-08-16 |
Family
ID=12880437
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5051206A Pending JPH06225945A (ja) | 1993-02-02 | 1993-02-02 | 医薬用膣座タンポン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06225945A (ja) |
-
1993
- 1993-02-02 JP JP5051206A patent/JPH06225945A/ja active Pending
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