JPH06225833A - コーヒー等の飲料抽出器 - Google Patents

コーヒー等の飲料抽出器

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Publication number
JPH06225833A
JPH06225833A JP5039573A JP3957393A JPH06225833A JP H06225833 A JPH06225833 A JP H06225833A JP 5039573 A JP5039573 A JP 5039573A JP 3957393 A JP3957393 A JP 3957393A JP H06225833 A JPH06225833 A JP H06225833A
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JP
Japan
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main body
water supply
water
supply pipe
coffee
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Application number
JP5039573A
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English (en)
Inventor
Mitsunori Hyodo
光徳 兵藤
Tetsuo Otobe
哲郎 音部
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車内でコーヒー等の所望の飲料を抽出するこ
とが可能で、しかも取り扱いが簡便な車載用として好適
なコーヒー等の飲料抽出器を提供する。 【構成】 コーヒー等の飲料抽出器1は、横長の略箱形
に形成された本体2と、本体2の長手方向の一側底部に
垂下して取付けられた給水筒3と、本体2に内蔵されて
給水筒3を経て水を汲み上げる給水ポンプ6と、本体の
長手方向の他側に収容されるとともに抽出口12が本体
底面を貫通して開口された抽出容器11と、給水筒を経
て送られる水を途中でヒーター9により加熱して抽出容
器11に注入する給湯管5からなる。そして、給水筒3
が本体2に対して起倒可能に取付けられ、かつ伸縮自在
に形成され、しかも本体2には少なくとも抽出容器11
に対するサービス作業用としての開閉可能な蓋17を備
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コーヒー等の飲料抽出
器に係り、詳しくは自動車内において使用する場合(以
下、車載用という)に好適な飲料抽出器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、コーヒー等の飲料抽出器として
は、家庭用コーヒーメーカーが一般的であり、自動車で
使用できる車載用としては現在のところ好適なものが提
供されていない。そのため、自動車で遠出をする場合の
車内や目的地では、図13に示すようなシガレットライ
ターのソケットに差し込み可能なプラグ41付きの棒状
のセラミックヒーター42を水入りの容器43内に差し
込んで湯を沸かしてから、インスタントコーヒー等を得
るとか或いは予め家庭で抽出した好みの飲料を魔法瓶等
で携帯するというようなことで対応している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、車内で
セラミックヒーター42を利用して湯を沸かしてからコ
ーヒーや紅茶又は緑茶を得るということはすこぶる面倒
で煩わしいものであり、また魔法瓶で携行するときは抽
出時の風味が損なわれことにもなり、好適とは言いがた
いものである。
【0004】そこで本発明は、上述の問題に鑑み、車内
でコーヒー等の所望の飲料を抽出することが可能で、し
かも取り扱いが簡便な車載用として好適なコーヒー等の
飲料抽出器を提供することを、解決すべき技術的課題と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は次のように構成したものである。すなわ
ち、請求項1の発明に係るコーヒー等の飲料抽出器は、
横長の略箱形に形成された本体と、該本体の長手方向の
一側底部に垂下して取付けられた給水筒と、前記本体に
内蔵されて前記給水筒を経て水を汲み上げる給水ポンプ
と、前記本体の長手方向の他側に収容されるとともに抽
出口が本体底面を貫通して開口された抽出容器と、前記
給水筒を経て送られる水を途中でヒーターにより加熱し
て前記抽出容器に注入する給湯管とを備え、前記給水筒
が前記本体に対して起倒可能に取付けられ、かつ伸縮自
在に形成されており、しかも前記本体には少なくとも前
記抽出容器に対するサービス作業用としての開閉可能な
蓋を備えたことを特徴としている。また、請求項2の発
明に係るコーヒー等の飲料抽出器は、横長の略箱形に形
成された本体と、該本体の長手方向の一側底部に垂下し
て取付けられた給水筒と、前記本体に内蔵されて前記給
水筒を経て水を汲み上げる給水ポンプと、前記本体の長
手方向の他側に収容されるとともに抽出口が本体底面を
貫通して開口された抽出容器と、前記給水筒を経て送ら
れる水を途中でヒーターにより加熱して前記抽出容器に
注入する給湯管と、前記本体が嵌合可能に上面が開放さ
れた横長の箱形に形成された収納ケースと、該収納ケー
ス内に出入自在に収容並置された2個のカップとを備
え、しかも前記本体には少なくとも前記抽出容器に対す
るサービス作業用としての開閉可能な蓋を備えたことを
特徴している。また、請求項3の発明に係るコーヒー等
の飲料抽出器は、横長の略箱形に形成された本体と、該
本体の長手方向の一側底部に垂下状に設けられた注水口
付きの密閉式水タンクと、該水タンクの注水口を開閉す
る栓と、前記本体から垂下されて水タンク内に挿入配置
される棒状のセラミックヒーターと、前記本体の長手方
向の他側に収容されるとともに抽出口が本体底面を貫通
して開口された抽出容器と、前記セラミックヒーターに
より加熱された前記水タンク内の熱湯を蒸気圧により前
記抽出容器に導入する給湯管とを備え、しかも前記本体
には少なくとも前記抽出容器に対するサービス作業用と
しての開閉可能な蓋を備えたことを特徴としている。ま
た、請求項4の発明に係るコーヒー等の飲料抽出器は、
請求項3に、前記本体が嵌合可能に上面が開放された横
長の箱形に形成されるとともに、長手方向の一側に前記
水タンクを収容可能なスペースが設定された収納ケース
と、該収納ケースの長手方向の他側に出入自在に収容さ
れた1個のカップとを付加したことを特徴としている。
なお、上記各請求項の飲料抽出器は、本体の抽出容器側
下面に飲料カップに差し込んで抽出飲料を保温可能な棒
状のセラミックヒーターを垂下状に備えていることが望
ましい。
【0006】
【作用】請求項1の発明に係るコーヒー等の飲料抽出器
においては、自動車に装備されているカップホルダーを
スタンドとして利用する一方、市販の2個の紙コップ等
を使用して所望の飲料を抽出することができる。すなわ
ち、カップホルダーに水入りと空の紙コップ等をそれぞ
れセット後、給水筒を起立してカップ深さに対応するよ
うに伸長させてから、この給水筒を水入りカップ内に差
し込むようにして飲料抽出器の本体を両カップ上に乗せ
る一方、抽出容器に抽出物を入れる。この状態で車内装
備のシガレットライターを利用して電源を投入すれば、
給水ポンプにより給水筒を経て汲み上げられた水が給湯
管を通るときにヒーターにて加熱されて抽出容器に熱湯
として注入されるため、その後は抽出物を通過した抽出
液が抽出口から空の紙コップ等に流下され、所望の飲料
が得られる。なお、使用後は給水筒を縮小するととも
に、本体下面側へ倒した状態で収納することができる。
【0007】請求項2の発明に係るコーヒー等の飲料抽
出器においては、収納ケースをスタンドとして利用し、
収納ケース内の2個のカップを専用カップとして使用し
て所望の飲料を抽出することができる。すなわち、飲料
抽出器の本体を一旦収納ケースから外し、該収納ケース
内の一方のカップに水を入れてから、再度本体を収納ケ
ース上にセットする一方、抽出容器に抽出物を入れる。
この状態で車内装備のシガレットライターを利用して電
源を投入すれば、請求項1の場合と同様に給水ポンプに
より給水筒を経て汲み上げられた水が給湯管を通過する
ときにヒーターで加熱されて抽出容器に注入されるた
め、その後は抽出物を通過した抽出液が抽出口から空の
紙コップ等に流下され、所望の飲料が得られる。なお、
使用後は収納ケースにカップを収容するとともに、飲料
抽出器の本体を嵌合して収納するが、このとき本体は収
納ケースの蓋として機能する。
【0008】請求項3の発明に係るコーヒー等の飲料抽
出器においては、車内装備のカップホルダーをスタンド
として利用する一方、市販の1個の紙コップ等を使用し
て所望の飲料を抽出することができる。すなわち、カッ
プホルダーに紙コップ等と飲料抽出器の水タンクとをそ
れぞれ嵌合してセットする一方、注水口の栓を外して水
タンクに注水してから栓をし、また抽出容器に抽出物を
入れてから車内装備のシガレットライターを使用して電
源を投入すれば、セラミックヒーターの加熱により水タ
ンク内の水が沸騰してタンク内が蒸気により高圧化し、
給湯管を経て熱湯が抽出容器に注入されるため、その後
は抽出物を通過した抽出液が抽出口から他方の空の紙コ
ップに流下され、所望の飲料が得られる。
【0009】また、請求項4の発明に係るコーヒー等の
飲料抽出器においては、収納ケースをスタンドとして利
用し、収納ケース内の1個のカップを飲用カップとして
所望の飲料を抽出することができる。そしてこのとき
は、請求項3で説明された紙コップ等が収納ケース内に
収容された専用カップに代わるだけであり、飲料抽出の
操作手順は基本的には請求項3の場合と同様である。そ
して、使用後は収納ケースにカップ及び飲料抽出器の水
タンクを収容するとともに、本体を収納ケースに嵌合し
て収納するが、このとき本体は収納ケースの蓋として機
能する。なお、いずれの請求項の発明においても、保温
用のセラミックヒーターを備えているときは、抽出され
た飲料を保温することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体
的に説明する。まず、図1〜図5に示す実施例1につい
て説明する。この実施例に係るコーヒー等の飲料抽出器
は、図1及び図2に示すように、車両のインストルメン
トパネル回りに装備されている並列する2個のカップ保
持部を備えたカップホルダー35をスタンドとして利用
する一方、該カップホルダー35にて保持される2個の
紙コップ等の市販のカップ36を利用することを前提と
した車載用であり、水タンクや飲料カップを持たない構
成となっている。飲料抽出器1の本体2は合成樹脂製で
あって、長手方向の両端部が弧状をなす横長の略箱形に
形成されており、図4に示すように、長手方向の両側下
面には前記カップホルダー35にて保持されるカップ3
6上縁部に嵌合し得る円形の嵌合凹部2aが設定されて
いる。
【0011】しかして、本体2には飲料抽出に必要な種
々の機能部品が装備され、まず、前記一方の嵌合凹部2
aの略中心部には給水筒3が下向きに設定されている。
この給水筒3は図1に示すように、収納性及びカップ深
さに対する対応性を考慮してシール3bを施された2重
の筒体から伸縮自在に構成されるとともに、図5に示す
ように、本体2に対してその上端部がピン4により起倒
可能に取付けられ、不使用時には図4に示すように、縮
小した状態で本体下面側へ倒すことにより該本体2下面
に設定した収納凹部2bに収納可能とされている。給水
筒3はその上端部が球形に形成されるとともに、本体2
に形成された球座面2cに対して密着状態で回動可能と
され、起立状態では上端部中心に開口した通孔3aが本
体2内に配置されたアルミ製の給湯管5の一端に連通す
るようになっている。
【0012】また、図1に示すように、本体2内にはカ
ップ36内の水を汲み上げるためのタービン型の給水ポ
ンプ6が設置されている。給水ポンプ6は具体的には給
湯管5の一部に組み込まれ、本体2内に配置固定された
電動モータ7からギヤ8を介して駆動されるようになっ
ている。前記給湯管5は本体2の天井に沿って配管され
るとともに、その先端開口部が本体2内に収容された抽
出容器11に臨んでおり、その途中外周には給水ポンプ
6にて送られる水を加熱するセラミックヒーター9を備
えている。なお、セラミックヒーター9及び前記電動モ
ータ7は、車載バッテリ(DC12V)を電源とするも
のであり、シガレットライターのソケットに挿入可能な
プラグ10aを備えたコード10と接続されている。
【0013】また、図1及び図3に示すように、本体2
内に収容される抽出容器11は、底面中心に抽出口12
を備えた漏斗13と、該漏斗13の上部に取外し可能に
嵌合するステンレス製のメッシュフィルター14とから
なり、他方の嵌合凹部2aに対応する部位に配置されて
いる。そして、漏斗13の抽出口12を本体2の底部に
貫設された取付孔2dに差し込むことにより本体2内に
着脱自在にセットされる。この場合、抽出容器11の着
座姿勢を安定化するために抽出口12の付け根に平坦座
面を形成することが望ましい。
【0014】なお、メッシュフィルター14の上方には
給湯管5から注入される熱湯を抽出物全体に降りかける
ように分散させる拡散板15がロッド16を介して取付
けられている。また、前記本体2の上面には抽出容器1
1に対するサービス作業用としての開閉可能な蓋17が
設けられている。本体2が合成樹脂製からなる本実施例
の場合には、蓋14はインテグラルヒンジ18により開
閉可能とされている。
【0015】次に、上記のように構成された本実施例の
コーヒー等の飲料抽出器1の使用例を説明する。図1に
示すように、車載のカップホルダー35に水入りと空の
カップ36をそれぞれ保持する。次いで、飲料抽出器1
の給水筒3を起立するとともに、伸長してカップ深さに
対応させる。この状態で本体2をその嵌合凹部2aが両
カップ36の上縁部に嵌合するように乗せる一方、蓋1
7を開いてコーヒー等の抽出物Cを抽出容器11のメッ
シュフィルター14内に入れる。
【0016】このように段取り後、シガレットライター
のソケットにプラグ10aを差し込めば、電動モータ7
の駆動により給水ポンプ6が作動されてカップ36内の
水が給水筒3を経て汲み上げられる。そして、水は給湯
管5を経て送られる途中でセラミックヒーター9により
加熱されて熱湯となり、抽出器11の拡散板15上に注
入される。この場合、給湯管5は熱伝導率の高いアルミ
製であるため、水の加熱が効果的に行われることにな
り、拡散板15から流下した熱湯は抽出物C上に降り注
がれ、メッシュフィルター14を通過し抽出液として漏
斗13の抽出口12から空のカップ36へ流下され、か
くして所望の飲料を得ることができる。
【0017】このように、本実施例の飲料抽出器1によ
れば、水と2個のカップ36を準備しておけば、車内装
備のカップホルダー35を利用して限られた狭いスペー
スで簡単な手順の操作を行うことにより入れたてのコー
ヒー等の飲料を車内で楽しむことが可能となる。なお、
抽出物Cの交換或いはメッシュフィルター13の洗浄
は、蓋17を開放してメッシュフィルター14ごと取り
出して行う。本実施例では蓋17が抽出容器11に対応
する部位にのみ設定されているが、蓋は本体2の全体に
対して開閉できる構成であっても差し支えない。
【0018】そして、飲料抽出器1の使用後は、その全
体をカップ36から持ち上げるとともに、図4に示すよ
うに、給水筒3を縮小し本体2の収納凹部2bに倒して
収納するが、収納状態での飲料抽出器1は必要最小限に
小型化されているため、車内に設置スペースを確保する
上で有効となる。
【0019】次に、本発明の実施例2を図6及び図7に
基づいて説明する。この実施例2に係る飲料抽出器1
は、車内装備としてカップホルダーを有しない車両でも
使用できるように、前述の実施例1において説明した飲
料抽出のための機能部分を備えた本体2に、水タンク及
び飲用カップとしての2個の専用カップ19及びこれを
収容する収納ケース20を追加したものである。そし
て、本体2が収納ケース20の蓋を兼ね得るように、該
収納ケース20が本体2に対応した形状に設定される。
また、収納ケース20の内部は仕切り21により左右2
個のカップ収容スペース20aと中央の小物収容スペー
ス20bとに仕切られ、該小物収容スペース20bには
コーヒー等の飲料を楽しむ上で必要なスプーンや砂糖及
びフレッシュ等の小物類22が収容される構成とし、使
用後の車内の汚れ防止に役立つようになっている。
【0020】ただし、この実施例2においては、給水筒
3の起倒及び伸縮の機能が不要であることから、給水筒
3を給湯管5と一体又は本体2に固定又は一体に形成し
た構造とされ、これを除いた本体2側の各機能部品に関
するその他の構成については前述の実施例1と同様であ
るため、実施例1の場合と同一符号を付してその説明を
省略する。
【0021】従って、実施例2の場合、コーヒー等の飲
料の抽出は、図7に示すように、収納ケース20をスタ
ンドとして利用し、専用カップ19を使用して行われる
ことになり、この点を除いては前述の実施例1と同様の
手順で抽出液を得ることができる。この場合、コード1
0を十分に長く設定しておくことにより、車内装備のシ
ガレットライターのソケットを利用して車内の何処でも
コーヒー等を抽出することが可能となる。
【0022】次に、本発明の実施例3を図8に基づいて
説明する。この実施例3は前述の実施例1及び2で説明
されたタービン型の給水ポンプ6をエアバッグ式の給水
ポンプ23に変更したものである。すなわち、エアバッ
グ式の給水ポンプ23は、給湯管5の一部に、吸い込み
側に逆止弁24を備えたラバー製バッグ25を組み込む
とともに、図示省略の電動モータを駆動源として回転さ
れる圧迫カム26によりラバー製バッグ25の圧迫と復
元動作を反復させて水を汲み上げる構成としたものであ
る。なお、給湯管5の出口には吸引防止用の逆止弁27
が設けられている。
【0023】次に、本発明の実施例4を図9及び図10
に基づいて説明する。この実施例4に係るコーヒー等の
飲料抽出器は、車内装備のカップホルダー35をスタン
ドとして利用するものであって、本体2に専用の水タン
ク28を備えた構成となっている。水タンク28はカッ
プホルダー35のカップ保持部に嵌合可能な円筒形に形
成され、上端部が本体2の下面に突設されたリング状の
タンク取付部2eに対して取外し可能に螺合されてい
る。
【0024】しかして、水タンク28が本体2に装着さ
れた状態では、図10に示すように、本体2の底板が水
タンク28の蓋を構成し、この底板には水タンク28に
対する注水口29が形成されるとともに、棒状のセラミ
ックヒーター9及び給湯管5が貫通して水タンク28内
に挿入される構造となっている。なお、注水口29は本
体2の上面に開口され、栓30にて閉鎖されるようにな
っている。
【0025】すなわち、本実施例では水タンク28が密
閉構造とされ、セラミックヒーター9の加熱により水を
沸騰させるとともに、そのときに発生する蒸気圧により
熱湯を直接給湯管5を経て抽出容器11へ送るようにし
たものであり、従って前述の実施例1〜3における給水
手段としての給水ポンプ6や給水筒3等が省略された構
造となっている。なお、上記構成を除いては、前述の実
施例1と同様に構成されているため、同一符号を付して
その説明を省略する。
【0026】上記のように構成された実施例4に係るコ
ーヒー等の飲料抽出器1を使用するときは、図10に示
すように、車内装備のカップホルダー35の1つのカッ
プ保持部に紙コップ等の市販のカップ36をセットする
一方、他のカップ保持部に飲料抽出器1の水タンク28
をセットする。また、注水口29から水タンク28内に
水を注入する一方、抽出容器11には所望の抽出物を入
れる。その後、シガレットライターのソケットにプラグ
10aを挿入すれば、セラミックヒーター9により加熱
された水タンク28内の水が沸騰し、蒸気圧により給湯
管5を経て抽出容器11に注入され、そして抽出口12
からカップ36へ所望の飲料として抽出される。実施例
4のコーヒー等の飲料抽出器の場合には、水の給水手段
を省略し得る関係で構造が簡便化され、コストの低減化
が図れるという利点がある。
【0027】次に、本発明の実施例5を図11に基づい
て説明する。この実施例5に係るコーヒー等の飲料抽出
器は、上記実施例4の水タンク28付きの飲料抽出器1
に、前述の実施例2で説明したような、仕切り21によ
り左右2個のカップ収容スペース20aと中央の小物収
容スペース20bとに仕切られた収納ケース20を付加
したものである。ただし、この場合は収納ケース20に
準備されるカップ19は1つの飲用カップである。従っ
て、この実施例5によるときは、実施例2の場合と同様
に収納ケース20をスタンドとして利用するので、飲料
抽出時の車内での使用場所が特定されず、小物類等を含
めた収納性が高いという特長がある。
【0028】次に、本発明の実施例6を図12に基づい
て説明する。この実施例6は前述の実施例1に係るコー
ヒー等の飲料抽出器において、飲料抽出中又は抽出後の
飲料保温用として、本体2の抽出容器11の収容側下面
に棒状のセラミックヒーター31を追加したものであ
る。この場合において、セラミックヒーター31は給水
筒3の場合と同様に起倒可能に取付けられる。そして、
このような保温用セラミックヒーター31の追加は、実
施例1に限らずその他の実施例に係るコーヒー等の飲料
抽出器の全てに適用可能である。
【0029】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
車内において入れたての美味しいコーヒー等の飲料を楽
しむことが可能となり、しかもその取扱いがすこぶる簡
単であという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係るコーヒー等の飲料抽出
器の縦断面図であり、使用状態を示す。
【図2】同じく飲料抽出器の使用状態の斜視図である。
【図3】飲料抽出器のメッシュフィルターを取り出した
状態の斜視図である。
【図4】飲料抽出器の収納状態を裏面から示す斜視図で
ある。
【図5】図1のA部拡大図である。
【図6】本発明の実施例2の飲料抽出器を示す斜視図で
ある。
【図7】同飲料抽出器の使用態様を示す縦断面図であ
る。
【図8】本発明の実施例3に係るエアバッグ式ポンプを
示す斜視図である。
【図9】本発明の実施例4の飲料抽出器を示す斜視図で
ある。
【図10】同飲料抽出器の縦断面図である。
【図11】本発明の実施例5の飲料抽出器を示す斜視図
である。
【図12】本発明の実施例6の飲料抽出器を示す斜視図
である。
【図13】従来の車内でのセラミックヒーターによる湯
沸し態様を示す説明図である。
【符号の説明】
1…飲料抽出器 2…本体 3…給水筒 5…給湯管 6…給水ポンプ 9…セラミックヒーター 11…抽出容器 12…抽出口 17…蓋 19…カップ 20…収納ケース 23…エアバッグ式ポンプ 25…ラバー製バッグ 26…圧迫カム 28…水タンク 31…保温用セラミックヒーター 35…カップホルダー 36…紙コップ等の市販のカップ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横長の略箱形に形成された本体と、該本
    体の長手方向の一側底部に垂下して取付けられた給水筒
    と、前記本体に内蔵されて前記給水筒を経て水を汲み上
    げる給水ポンプと、前記本体の長手方向の他側に収容さ
    れるとともに抽出口が本体底面を貫通して開口された抽
    出容器と、前記給水筒を経て送られる水を途中でヒータ
    ーにより加熱して前記抽出容器に注入する給湯管とを備
    え、前記給水筒が前記本体に対して起倒可能に取付けら
    れ、かつ伸縮自在に形成されており、しかも前記本体に
    は少なくとも前記抽出容器に対するサービス作業用とし
    ての開閉可能な蓋を備えたコーヒー等の飲料抽出器。
  2. 【請求項2】 横長の略箱形に形成された本体と、該本
    体の長手方向の一側底部に垂下して取付けられた給水筒
    と、前記本体に内蔵されて前記給水筒を経て水を汲み上
    げる給水ポンプと、前記本体の長手方向の他側に収容さ
    れるとともに抽出口が本体底面を貫通して開口された抽
    出容器と、前記給水筒を経て送られる水を途中でヒータ
    ーにより加熱して前記抽出容器に注入する給湯管と、前
    記本体が嵌合可能に上面が開放された横長の箱形に形成
    された収納ケースと、該収納ケース内に出入自在に収容
    並置された2個のカップとを備え、しかも前記本体には
    少なくとも前記抽出容器に対するサービス作業用として
    の開閉可能な蓋を備えたコーヒー等の飲料抽出器。
  3. 【請求項3】 横長の略箱形に形成された本体と、該本
    体の長手方向の一側底部に垂下状に設けられた注水口付
    きの密閉式水タンクと、該水タンクの注水口を開閉する
    栓と、前記本体から垂下されて水タンク内に挿入配置さ
    れる棒状のセラミックヒーターと、前記本体の長手方向
    の他側に収容されるとともに抽出口が本体底面を貫通し
    て開口された抽出容器と、前記セラミックヒーターによ
    り加熱された前記水タンク内の熱湯を蒸気圧により前記
    抽出容器に導入する給湯管とを備え、しかも前記本体に
    は少なくとも前記抽出容器に対するサービス作業用とし
    ての開閉可能な蓋を備えたコーヒー等の飲料抽出器。
  4. 【請求項4】 請求項3に、前記本体が嵌合可能に上面
    が開放された横長の箱形に形成されるとともに、長手方
    向の一側に前記水タンクを収容可能なスペースが設定さ
    れた収納ケースと、該収納ケースの長手方向の他側に出
    入自在に収容された1個のカップとを付加したコーヒー
    等の飲料抽出器。
  5. 【請求項5】 請求項1,2,3又は4において、前記
    本体の抽出容器側下面に保温用として棒状のセラミック
    ヒーターが垂設されているコーヒー等の飲料抽出器。
JP5039573A 1993-02-02 1993-02-02 コーヒー等の飲料抽出器 Pending JPH06225833A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106724836A (zh) * 2016-12-22 2017-05-31 朱厚林 一种经济适用型简易压力咖啡机

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