JPH0622354Y2 - 作業用防護マスク - Google Patents

作業用防護マスク

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JPH0622354Y2
JPH0622354Y2 JP1985014758U JP1475885U JPH0622354Y2 JP H0622354 Y2 JPH0622354 Y2 JP H0622354Y2 JP 1985014758 U JP1985014758 U JP 1985014758U JP 1475885 U JP1475885 U JP 1475885U JP H0622354 Y2 JPH0622354 Y2 JP H0622354Y2
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秀夫 藤川
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、鉱工業,農作業等における汚染外気内での作
業用防護マスクに係り、詳しくは充電式電池駆動による
小型送風機を収設し、その駆動により、汚染外気を強制
吸入して過浄化せしめる空気清浄器を主器とし、その
清浄化空気の放出をも容易ならしめた作業用防護マスク
に関する。
(従来の技術) 従来、鉱工業,農業等での重金属粉砕、農薬散布作業等
において作用される防護マスクは、汚染外気の直接吸入
を防止するために、鼻口部にガーゼ等を介することはあ
るとしても、すべてマスク材の内面が鼻口部に密着して
作業者は直接鼻口を以つて空気浄化器を介した外気を強
く吸入するものであることから、作業中の作業者の体温
上昇,発汗等に伴つて作業員は急速に息苦しさを増すと
ともにマスクの眼鏡が曇り視界を完全に閉ざして作業不
能となる。そのために作業者は屡々作業を中断してマス
クを取り外し息苦しさからの解放と眼鏡の払拭をせざる
を得ず、作業能率の低下は勿論のこと、その都度有害な
汚染外気を直接呼吸する結果となり、作業者個々の人体
への悪影響,障害発生の恐れについてはきわめて憂慮さ
れるところである。特に農作業において散布される農薬
は病虫害に対する効力が大なる程人体に及ぼす毒性も強
く、呼吸器,眼,内蔵疾患に苦しむ被毒障害者は全国的
に今なお続出する現状である。
(考案が解決しようとする問題点) 上記の如く従来の防護マスクの構成では、作業者の呼吸
は作業者が直接その鼻口を以つて空気浄化器を介して外
気を吸入するものであることから、汚染外気遮断のため
にはマスク内面と顔全面との完全密着性を必須の要件と
しなければならず、このことはまた、防護マスクである
限り作業者の息苦しさと発汗に伴うマスク眼鏡の曇りは
到底、不可避とするところである。
本考案は上記従来技術の欠点を解消し、マスクの眼鏡曇
りがなく、かつ被着作業者が息苦しさを全く感じること
のない防護マスクを提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するための本考案の構成を実施例に対
応する図面を用いて説明すると、先ず本考案は、空気浄
化器(A)と顔面被覆マスク(B)及びそれら両者を連結する
送風管(C)とによりなる作業用防護マスクである。この
うち前記空気浄化器(A)は、一端に送風管(C)と連結する
送風筒(2)を有し他端に重合せる有孔板(3)の回動により
吸気量の調節を可能とした蓋(4)を嵌挿せる円筒容器(1)
の内部に、上記送風筒(2)側に小型モーター(5)が、また
上記蓋(4)側に空気過材(6)がそれら両者の間に間隔を
置いて収設されていると共に、両者間に前記モーター軸
端に装着した吸気用のフアン(9)が配置されることによ
つて構成されている。そして一方、顔面被覆マスク(B)
はその口部に前記送風管(C)を連結する吸気筒(10)が設
けられていると共に、その内面に該内面と顔面とが所要
間隙(11)を有して遊離する如く突起物(12)が設けられた
構成となつている。
(作用) そして本考案は前記の手段により、汚染外気内での作業
者の被着使用に際しては、空気浄化器(A)を構成する円
筒容器(1)の送風筒(2)側の内部に収設した小型のモータ
ー(5)を駆動せしめることにより、該モーター(5)の軸端
に装着した吸気用のフア(9)が回転して円筒容器(1)内の
空気を前記送風筒(2)方向にのみ送出し続けることか
ら、円筒容器(1)内のフアン(9)の部分は常時低気密状態
を強いられることになる。その結果、円筒容器(1)の他
端部に嵌挿せる通気孔を有する蓋(4)と、該蓋(4)外面に
回動可能に重合設した吸気量を調節する有孔板(3)とを
通じて汚染外気を吸入し、吸入された外気は、更に蓋
(4)とフアンとの間に収設された空気過材(6)の中を
過清浄化されながら吸入通過して浄化された空気を絶え
ずフアン(9)方向に移行させる。
そして、フアン(9)によつて送風筒(2)に送出される清浄
空気は、該送風筒(2)と顔面被覆マスク(B)口部の吸気筒
(10)とを連結した送風管(C)内を経由し、上記吸気筒(1
0)を通じてマスク(B)内部に継続して送風されるととも
に、一方、顔面被覆マスク(B)の内面には、突起物(12)
を設けて顔面とマスク内面との間に所要の間隙(11)を設
けて遊離せしめてあることから、前記吸気筒(10)を通じ
て送風される清浄化空気は上記間隙(11)を通じて常に顔
面を通りマスク(B)周縁部からすり抜けて外部に放出さ
れることになり、技術的課題は解決されるに至るのであ
る。
(実施例) 以下図面について本考案の実施例を説明すると、(1)は
金属または剛性樹脂成型になる円筒容器であつて、その
一端に送風管(C)を連結できる送風筒(2)を設け、他端開
口部には大小の外気吸入孔(17)…を有する蓋(4)が嵌挿
されている。又、該蓋(4)の外側には、大小の外気吸入
孔(18)…と縁部に回動用取手(20)を有する有孔板(3)が
蓋(4)の外側の軸(21)に回動可能に装着されており、該
有孔板(3)を回動して蓋(4)及び有孔板(3)の夫々の外気
吸入孔(17)…,(18)…の組合せ方の変化によつて円筒容
器(1)内への外気の吸気量を調節可能ならしめるととも
に、該蓋(4)と円筒容器(1)の内周壁面に係止せる多孔状
の隔壁(8)との間に形成されたスペースには活性炭素等
の空気過材(6)が収設されている。一方、送風筒(2)側
の円筒容器(1)の内周壁面に係止せる通気孔を有する隔
壁(7)と送風筒(2)との間の空間には、外周部に充電式の
電池(14)を配設し、該電池(14)により駆動する小型のモ
ーター(5)を、円筒容器(1)内の中心線上に該モーター
(5)の軸(16)が合致する如く配設し、かつ軸(16)を隔壁
(7)の中央孔を貫通延長せしめて、その軸端に吸気用の
フアン(9)が装着されている。なお上記隔壁(7)と、前記
空気過材(6)側の隔壁(8)との間に形成される間隔空間
はフアン(9)の回転に支障のない空間である。また前記
隔壁(7),(8)は必須のものではなく、空気過材(6)の収
容ケース又は金網などをもつて代用することができる。
更に円筒容器(1)内に収設せる空気過材(6)の取替、モ
ーター(5)、フアン(9)等駆動部の点検,修理,清掃等の
為には有孔板(3),蓋(4),隔壁(7),(8)は嵌脱自在であ
ることが好ましく同時にフアン(9)及びモーター(5),電
池(14)の装着,取り外しも容易となる。以上が本考案に
係る空気浄化器(A)を構成する実施例の一例を示すもの
であるが、更に円筒容器(1)の外周部にバンド係止具(1
5)を付設して、作業時には空気浄化器(A)をバンド等を
以つて作業者の体側に固定保持することも可能である。
次に前記空気浄化器(A)に連結される顔面被覆マスク(B)
はゴム,合成繊維等従来の防護マスクを形成する材料を
用いてなり、第1図に示す如く口部に設けた吸気筒(10)
から鼻,眼鏡部に連なるマスク(B)内面と顔面との間に
遊離した間隙(11)を保持する如くマスク(B)の内面に突
起物(12)…を形成あるいは付設して吸気筒(10)からの送
風を顔面に拡散し、顔面にさわやかな風として吹き抜け
得る如く形成している。
なお、マスク(B)は、眼鏡部を含む上面部と下面部とを
別途形成して、その接合部をフアスナー(22)繋着とする
ことにより(第2図参照)上面部のみ取り外して装着す
ることも可能である。
そして、かくの如く形成されてなる空気浄化器(A)と顔
面被覆マスク(B)とは、可撓性の弾性を具備するゴム,
合成樹脂等により形成された中空管よりなる送風管(C)
の両端を、夫々送風筒(2)及び吸気筒(10)に連結するこ
とによつて連通一体化されて本考案の作業用防護マスク
を形成する。
(考案の効果) 本考案による作業用防護マスクは以上のような構成によ
りなるものであり、使用時には空気浄化器のモーターを
駆動させるだけで吸気用フアンの回転によつて重金属粉
塵,噴霧状農薬等に汚染された外気を自動的に吸入化
して、浄化された空気を絶えず顔面被覆マスク内に送風
し、その間隙を通して放出し続けることから、作業者は
従来のマスクにおける直接鼻口を以つて空気浄化器を介
した外気を強く吸入しなければ呼吸出来ないことによる
息苦しさ等は全く感じることがない。しかもマスク内面
に形成した突起物によつて、マスク内面と被着者の顔面
との間隙が形成保持されていることから、作業中の作業
者の体温上昇に伴う顔面の発汗があつたとしても、マス
クの口部の吸気筒を通じて浄化された空気が吸気筒から
鼻部,眼鏡部に亘つて直接顔面に拡散すると共に顔面を
通りマスクの周縁部からすり抜けて外部へ放出されるこ
とからマスク内面に蒸熱が潜在することもなく、従来の
マスクの如き眼鏡が曇つて視界を閉ざし作業が不能とな
る等の不都合は到底生じ得ないところである。
即ち本考案になる作業用防護マスクによれば常時清風が
顔面を摩し、発汗と蒸熱をマスク外に吹き出してきわめ
てさわやかに作業を継続できることから、作業中、汚染
外気内でのマスクの取り外しの必要もなく、従つて汚染
外気の直接吸入による悪影響,障害発生の恐れも全くな
く、鉱工業,農業等の汚染外気内での作業にきわめて好
適にして、かつ安全で簡便な作業用防護マスクである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る作業用防護マスクの1例を示す断
面概要図、第2図は顔面被覆マスク(B)の被着側面図で
ある。 (A)……空気浄化器,(B)……顔面被覆マスク, (C)……送風管, (1)……円筒容器,(2)……送風筒, (3)……有孔板,(4)……蓋, (5)……小型モーター,(6)……空気過材, (7)……隔壁(モーター側), (8)……隔壁(過材側), (9)……フアン,(10)……吸気筒, (11)……間隙,(12)……突起物,

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気浄化器(A)と顔面被覆マスク(B)及びそ
    れら両者を連結する送風管(C)からなり、前記空気浄化
    器(A)が、一端に送風管(C)に連結する送風筒(2)を有し
    他端に重合せる有孔板(3)の回動により吸気量調節可能
    な蓋(4)を嵌挿せる円筒容器(1)の内部に、上記送風筒
    (2)側に小型のモーター(5)を、また、上記蓋(4)側に空
    気濾過材(6)をそれら両者の間に間隔を置いて収設する
    と共に、両者間にモーター軸端に装着した吸気用のフア
    ン(9)を配置することによって構成されている防護マス
    クにおいて、前記顔面被覆マスク(B)の口部に前記送風
    管(10)を連結する吸気筒(10)を形成すると共に、顔面被
    覆マスク内面に該内面と顔面とが所要間隙(11)を有して
    遊離する如く突起物(12)を設けてなることを特徴とする
    作業用防護マスク。
JP1985014758U 1985-02-04 1985-02-04 作業用防護マスク Expired - Lifetime JPH0622354Y2 (ja)

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JPS61130247U JPS61130247U (ja) 1986-08-14
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