JPH0622284B2 - 衛星電波到達確認装置 - Google Patents

衛星電波到達確認装置

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JPH0622284B2
JPH0622284B2 JP62288244A JP28824487A JPH0622284B2 JP H0622284 B2 JPH0622284 B2 JP H0622284B2 JP 62288244 A JP62288244 A JP 62288244A JP 28824487 A JP28824487 A JP 28824487A JP H0622284 B2 JPH0622284 B2 JP H0622284B2
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fixed
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azimuth
lid
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JP62288244A
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浩 横田
隆 古田
不二夫 障子
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は、主として衛星放送の電波を受信できるかどう
かを確認するのに用いる衛星電波到達確認装置に関する
ものである。
[背景技術] 一般に、衛星放送に用いられている電波は、微弱であ
り、しかも直進性が高いものであるから、衛星放送用の
アンテナの施工においては、電波が送信されてくる方向
と、電波に対する障害物の有無とを確認する必要があ
る。これを行なう方法としては、従来より以下の2つの
方法が知られている。
すなわち、第1の方法としては、各地域から放送衛星を
臨む方位角と仰角とを指示した地図を用い、その地図上
で施工地点の方位角と仰角とを求め、方位磁石、水準
器、角度計、巻尺、トランシット等により、地理的な測
定を行なう方法がある。この方法では、方位角や抑角を
求めてアンテナの向きを設定するのはそれほど困難では
ないが、アンテナの指向方向に障害物があるかどうかを
確認するには、トランシット等の大掛かりな装置が必要
であるとともに、計算が必要であり、地理の複雑な場所
では、設置場所の決定にかなりの時間がかかるという問
題が生じる。
第2の方法としては、衛星放送電波を実際に受信しなが
ら、最大感度が得られる場所に設置する方法がある。こ
の場合、もっとも受信状態がよくなるように調整でき、
アンテナの向きは第1の方法と同様にして地図、方位磁
石、角度計を用いて調節することになる。しかしなが
ら、アンテナから衛星を臨む見通し線上に障害物がある
のかどうかは確認できないから、最大感度が得られるよ
うに試行錯誤による作業でアンテナの設置場所を求める
必要があり、結局は施工に時間のかかるものとなってい
る。
[発明の目的] 本発明は上述の点に鑑みて為されたものであって、その
目的とするところは、簡単な装置を用いて衛星からの電
流の到達方向を確認できるようにするとともに、見通し
線上での障害物の有無が確認できるようにした衛星電波
到達確認装置を提供することにある。
[発明の開示] (構成) 本発明に係る衛星電波到達確認装置は、水平面上に配置
されるケース本体およびケース本体に対して上下に開閉
するように蝶着された蓋体からなるケースと、蓋体に対
して定位置に固定された反射鏡と、反射鏡への入射光線
の仰角が蓋体の開閉に伴って変化するように設定した光
路上に離間して配置され蓋体に対して固定された一対の
位置マークと、ケース本体に固定され方位角を示す表記
を有した方位磁石と、上記光路を通り反射鏡に入射する
光線の方位角に対応する方位磁石の表記を指示するよう
にケース本体に固定された指示マークと、ケース本体と
蓋体との一方に固定され仰角を示す表記を有した指示板
と、上記光路を通り反射鏡に入射する光線の仰角に対応
する表記を示すようにケース本体と蓋体との他方に固定
された指針とを具備して成るものであり、反射鏡に投影
されている像を視認することによって両位置マークを通
る視線上での障害物の有無を判別でき、しかも視線の方
向が各地区での放送衛星の方位角および仰角に合致する
か否かを方位磁石の表記と指示マークとの関係および指
示板の表記と指針との関係によって知ることができるの
である。すなわち、指示マークと指針とがそれぞれ放送
衛星の方位角および仰角に一致するようにケース本体の
向きや蓋体の角度を調節し、その状態で反射鏡に投影さ
れている両位置マークを通る視線上に障害物が存在しな
ければ、衛星電波の受信が可能であると推定することが
できるのである。その結果、大掛かりな装置を用いずに
衛星電波の到達方向を知ることができ、かつアンテナの
向きの調節の際に試行錯誤による調節が不要になるので
ある。
(実施例) 第1図に示すように、ケース10は、上面開口した薄箱
状のケース本体11と、ケース本体11の一側縁に蝶着
されケース本体11に対して開閉自在となった薄箱状の
蓋体12とから成る。ケース本体11には方位磁石20
が納装されている。
方位磁石20は、円筒状の磁石ケース21と、磁石ケー
ス21内で回転自在に配設され着磁されている円板状の
磁石円盤22とを有し、磁石円盤12には第2図に示す
ように地図23が記入されている。地図23には、第2
図に示すように、放送衛星を同じ方位角で臨む地域が一
つの線上に並ぶように複数本の等角度線24が記入され
ており、等角度線24の端部は、その方位角に応じて磁
石円盤22の周部に形成された目盛り25に連続してい
る。ここに、方位角は北を基準として設定されている。
ちなみに日本では、西向きに212〜228度の範囲で
全地域をほぼ満足することができる。磁石ケース21に
おいて蓋体12に近い部位の適所には指示マーク26が
設けられている。しかるに、方位角に応じて磁石円盤2
2が回転し、その方位角が指示マーク26により指示さ
れるのである。
ケース本体11の適所には、ケース本体11と蓋体12
との蝶着軸の回りに弧状に湾曲した指示板31が固定さ
れ、蓋体12には指示板31に対応する部位で指針32
が固定されている。したがって、蓋体12を開閉するの
に伴なって指針32が指示板31上で揺動し、蓋体12
の開閉角度に応じた位置を示すのである。指示板31に
は地図33が記入されており、地図33には、第4図に
示すように、放送衛星を同じ仰角で臨む地域が一つの線
上に並ぶように複数本の等角度線34が記入されてい
る。しかるに、仰角を指示板31上で指針32を使って
示すことができるのである。すなわち、指示板31にお
いて地図33が表記されている部分はケース本体11と
蓋体12との螺着軸を中心とした円筒の表面の一部を形
成するように湾曲しており、指針32は略L形に形成さ
れ横片を指示板31に対向させた形で上記螺着軸が回転
中心となるように縦片が蓋体12に固着されているので
ある。ここで、ケース本体11に対して蓋体12を閉じ
た状態では指示板31は最大180度の範囲(ケース本
体11と蓋体12との周壁に指示板31の各端縁がそれ
ぞれ当接する範囲)で仰角を示すことができるが、実用
上はケース本体11の上から視認できる位置に地図33
を表記しておくのは言うまでもなく、その範囲でも90
度以上の範囲を確保することができるから、指針32に
よって仰角を示すことができ、また蓋体12をケース本
体11に対して閉じることができるのである。
ケース本体11と蓋体12との連結部には蓋体12の底
面に対して一定角度を保つように反射鏡40が固定され
ている。この反射鏡40の適所にはV字状の位置マーク
43が記入され、さらに、位置マーク43のV字の中心
線として直線状の方位マーク44が記入されている。ま
た、位置マーク43の周囲には楕円状の範囲マーク42
が記入されている。蓋体12において反射鏡40と対向
する部位にはV字状の位置マーク41が形成されてお
り、反射鏡40の位置マーク43と共動して照準器を形
成している。すなわち、位置マーク41のV字の頂点
と、位置マーク43のV字の頂点とが反射鏡40上で合
致するように、反射鏡40に位置マーク41を映して見
るとき、位置マーク43のV字の頂点付近には反射鏡4
0の表面に対して一定角度をなす一つの直線上に存在す
るものしか映らないから、両位置マーク41,43によ
り照準を合わせることができるのである。ここに、両位
置マーク41,43のV字の頂点を結ぶ直線と、その直
線上を通る光線の反射鏡40による反射光とを含む面内
に、方位マーク44と指示マーク26とが位置するよう
に位置関係が設定される。また、上記反射光が水平面に
対してなす角度と、上記指針32が指示板31上で示す
仰角とが一致するように設定される。これは、一般に造
営物の水平面上に装置を置くことで達成される。すなわ
ち、一般に造営物の水平面は水準器を用いてほぼ正しい
水平に設定されているから、これを利用すればよいので
ある。それができない場合には、水準器を併用してもよ
い。反射鏡40は折り畳み自在に形成されており、蓋体
12をケース本体11に対して閉じることができるよう
になっている。すなわち、蓋体12をケース本体11に
対して閉じることができるためには、反射鏡40は突出
方向の中間部において2分割され互いに枢着されていれ
ばよいのであって、分割された一方は蓋体12に固着さ
れ、他方は分割線を回転中心として蓋体12の内面に対
して突出する位置と蓋体12の内面に沿う位置との間で
回転することによって、反射鏡40が折り畳み自在とな
るのである。また、反射鏡40を平板状とし基部を蓋体
12に対して蝶着してもよい。いずれの場合であっても
蓋体12から反射鏡40が突出した状態では蓋体12の
内面に対して反射鏡40が既定の角度をなすように回動
範囲が規制されているのは言うまでもない。
次に、本発明の原理を第4図に示す原理図に基づいて説
明する。位置マーク41は反射鏡40に対して目とは反
対側に設られている。いま、第4図に示すような位置関
係にあるとして、衛星Aからの電波が到来する方向の光
線が反射鏡で反射してD点に位置する目に入射している
ものとし、その光路上に両位置マーク41,43がある
とする。逆にいうと、反射鏡40の上で両位置マーク4
1,43が合致する光路上に衛星が位置するわけであ
る。したがって、もしこの光路上に障害物が存在しなけ
れば、衛星から送信されてくる電波を確実に受信できる
のであり、障害物があれば、反射鏡40上に映るから、
障害物の有無を容易に知ることができるのである。つま
り、第4図の例では、建物3は上記光路地からはずれて
いるから、その像3′は位置マーク43からずれている
が、木4は上記光路上に位置しているから、その像4′
が位置マーク43付近で反射鏡40に映ることになる。
すなわち、木4が障害物となっていて施工場所を変更す
る必要が生じているのである。ここに、計測場所に対し
て実際の施工場所が若干ずれることや、計測誤差を考慮
して、誤差の許容範囲を設定するために範囲マーク42
が形成されているものである。すなわち、範囲マーク4
2の中に障害物がなければ、多少の誤差は容認されるの
であり、見通し線上に障害物が存在しないようなアンテ
ナの施工作業が容易になるのである。
しかるに、実際に装置を使用する場合には、方位磁石2
0に記入された地図23から施工地点付近を探して、そ
の地点の方位角を指示マーク26に一致させる。また同
時に、指示板31に記入された地図33から施工地点付
近を探して、その地点の仰角に指針が合致するように蓋
体12の開き角度を調節する。この状態で、位置マーク
41側から反射鏡40の位置マーク43を覗き、両位置
マーク41,43が一致した状態で、範囲マーク42内
に障害物が映っていないかどうかを確認すれば設置場所
を決定することができるのである。こうして決定された
設置場所にアンテナを設置し、指示されている方位角、
仰角に合わせてアンテナの向きを調節すればよいのであ
る。
[発明の効果] 本発明は上述のように、水平面上に配置されるケース本
体およびケース本体に対して上下に開閉するように蝶着
された蓋体からなるケースと、蓋体に対して定位置に固
定された反射鏡と、反射鏡への入射光線の仰角が蓋体の
開閉に伴って変化するように設定した光路上に離間して
配置され蓋体に対して固定された一対の位置マークと、
ケース本体に固定され方位角を示す表記を有した方位磁
石と、上記光路を通り反射鏡に入射する光線の方位角に
対応する方位磁石の表記を指示するようにケース本体に
固定された指示マークと、ケース本体と蓋体との一方に
固定され仰角を示す表記を有した指示板と、上記光路を
通り反射鏡に入射する光線の仰角に対応する表記を示す
ようにケース本体と蓋体との他方に固定された指針とを
具備するものであり、反射鏡に投影されている像を視認
することによって両位置マークを通る視線上での障害物
の有無を判別でき、しかも視線の方向が各地区での放送
衛星の方位角および仰角に合致するか否かを方位磁石の
表記と指示マークとの関係および指示板の表記と指針と
の関係によって知ることができるのである。すなわち、
指示マークと指針とがそれぞれ放送衛星の方位角および
仰角に一致するようにケース本体の向きや蓋体の角度を
調節し、その状態で反射鏡に投影されている両位置マー
クを通る視線上に障害物が存在しなければ、衛星電波の
受信が可能であると推定することができるのである。し
たがって、大掛かりな装置を用いずに簡単かつ小型の装
置でありながら衛星電波の到達方向を知ることができ、
かつアンテナの向きの調節の際に試行錯誤による調節が
不要になるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す斜視図、第2図は同上
に用いる方位磁石を示す要部正面図、第3図は同上に用
いる指示板を示す要部正面図、第4図は同上の原理説明
図である。 20は方位磁石、23は地図、26は指示マーク、31
は指示板、32は指針、33は地図、40は反射鏡、4
1,43は位置マークである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水平面上に配置されるケース本体およびケ
    ース本体に対して上下に開閉するように蝶着された蓋体
    からなるケースと、蓋体に対して定位置に固定された反
    射鏡と、反射鏡への入射光線の仰角が蓋体の開閉に伴っ
    て変化するように設定した光路上に離間して配置され蓋
    体に対して固定された一対の位置マークと、ケース本体
    に固定され方位角を示す表記を有した方位磁石と、上記
    光路を通り反射鏡に入射する光線の方位角に対応する方
    位磁石の表記を指示するようにケース本体に固定された
    指示マークと、ケース本体と蓋体との一方に固定され仰
    角を示す表記を有した指示板と、上記光路を通り反射鏡
    に入射する光線の仰角に対応する表記を示すようにケー
    ス本体と蓋体との他方に固定された指針とを具備して成
    ることを特徴とする衛星電波到達方向確認装置。
  2. 【請求項2】方位磁石および指示板の表記は地図であっ
    て、地図上の各地域がその地域から衛星を臨む方位角お
    よび仰角にそれぞれ対応付けられて成ることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の衛星電波到達確認装置。
JP62288244A 1987-11-13 1987-11-13 衛星電波到達確認装置 Expired - Lifetime JPH0622284B2 (ja)

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JPH01129506A JPH01129506A (ja) 1989-05-22
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ID=17727701

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6040007Y2 (ja) * 1978-11-28 1985-12-02 デイエツクスアンテナ株式会社 パラボラアンテナの指定方向選定装置
JPS60134604A (ja) * 1983-12-23 1985-07-17 Mitsubishi Electric Corp アンテナ装置

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JPH01129506A (ja) 1989-05-22

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